JP3895558B2 - 光記録再生機器用エラー信号の検出方法及び装置 - Google Patents

光記録再生機器用エラー信号の検出方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3895558B2
JP3895558B2 JP2001126508A JP2001126508A JP3895558B2 JP 3895558 B2 JP3895558 B2 JP 3895558B2 JP 2001126508 A JP2001126508 A JP 2001126508A JP 2001126508 A JP2001126508 A JP 2001126508A JP 3895558 B2 JP3895558 B2 JP 3895558B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
detection
diagonal direction
error signal
signals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001126508A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001357555A (ja
Inventor
炳寅 馬
炳浩 崔
鐘三 鄭
仁植 朴
台鎔 都
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Publication of JP2001357555A publication Critical patent/JP2001357555A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3895558B2 publication Critical patent/JP3895558B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/13Optical detectors therefor
    • G11B7/131Arrangement of detectors in a multiple array
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/095Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble
    • G11B7/0956Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble to compensate for tilt, skew, warp or inclination of the disc, i.e. maintain the optical axis at right angles to the disc

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光記録再生機器用エラー信号の検出方法及び装置に係り、より詳細には記録媒体の情報信号記録/再生のためのメーンビームを使用して対物レンズと記録媒体との相対的な傾斜エラー信号を検出できるようになった光記録再生機器用エラー信号の検出方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に光ピックアップはターンテーブルに搭載されて回転しているディスクのような記録媒体の半径方向に移動しながら情報信号を記録/再生するが、ディスク自体の曲がりまたはディスク装着エラーにより回転するディスクが傾いた場合にこのような記録/再生信号に劣化が発生する。
特に、記録密度を増加させるためにより短い波長の光を出射する光源及びより大きい開口数を有する対物レンズを採用した光ピックアップの場合、光学的な収差はλ/(NA)3比例するために、ディスクの傾斜によりコマ収差が大きく発生して記録/再生信号に劣化がもっと激しくなる。
【0003】
したがって、DVD(Digital Versatile Disk)及び/または次世代DVD、いわゆるHD−DVD(High−definition DVD)のような高密度記録媒体用光記録再生機器にディスクと対物レンズとの相対的な傾斜を検出してその傾斜に係る記録/再生信号を補正する装置が必須である。
【0004】
一方、記録/再生のためにディスクから光スポットに結ばれた後に反射される光は図1に示したように、ディスク10トラック上に形成されたビット (P)のようなマークにより0次及び±1次で回折される。したがって、光ピックアップの情報信号検出用光検出器9に受光される光は、実質的に半径方向に沿って0次回折光と±1次回折光が重畳したものである。ここで、図1は狭トラックよりなった高密度ディスク、例えば、ROMタイプディスクの一部分を示すものであって、0次回折光と±1次回折光はお互い重畳するが、+1次回折光と−1次回折光はお互い重畳しない場合を示すものである。
【0005】
本出願人は図1に示したようにディスク10に照射された光がそれに記録されたマークにより反射/回折される点を考慮し、対物レンズシフトが発生したり対物レンズとディスクとの距離がオンフォーカス位置から外れた場合にも正確な傾斜エラー程度を検出できる光記録再生機器用エラー信号の検出装置を提案したことがある。
【0006】
図2は、本出願人が大韓民国出願(出願番号2000−12051号、出願日2000年3月10日)に対して優先権主張出願したもの(各国家別に出願番号及び出願日の表記:日本出願12−280634(2000年9月14日)、台湾出願89119016(2000年9月15日)、米国出願09/663,839(2000年9月15日)、ヨーロッパまたは中国出願00136638.6(2000年9月16日))に提案された光記録再生機器用エラー信号の検出装置の一例を示すものであって、ディスク(図1の10)のような記録媒体で反射/回折された光を受光する光検出器20及び前記光検出器20の検出信号を演算してエラー信号を検出する信号処理部30を具備する。
【0007】
前記光検出器20は、2行4列の2×4行列配置を成して各々独立的に光電変換する8枚の分割板A1、A2、B1、B2、C1、C2、D1、D2よりなる。この時、前記分割板A1、A2、B1、B2、C1、C2、D1、D2の行方向分割境界線と列方向分割境界線は前記記録媒体の半径方向及びトラックの接線方向に大体並び、外側分割板A1、B1、C1、D1及びその内側分割板A2、B2、C2、D2の配列順序は各々時計回り方向に従う。
【0008】
前記信号処理部30は、第1行に位置した外側分割板A1、D1の検出信号a1、d1の位相を比較する第1位相比較器31、第2行に位置した外側分割板B1、C1の検出信号b1、c1の位相を比較する第2位相比較器33及び前記第1及び第2位相比較器31、33から出力される位相比較信号を合算する加算器39よりなる。
前記のような構成を有する信号処理部30からはトラッキングサーボが動作する間に傾斜エラー信号が出力される。したがって、前記信号処理部30から出力される傾斜エラー信号を用いて記録媒体と対物レンズとの相対的な傾斜を補正できる。
【0009】
しかし、前記のように光検出器20の一部分割板の検出信号だけを使用して傾斜エラー信号を検出すれば、信号対雑音比 (S/N:Signal to Noise ratio)が低くて、その検出信号が外部ノイズに大きく影響される短所がある。すなわち、各分割板から出力される検出信号は相対的に小さなアナログ信号であるので、各分割板の検出信号はS/N比が低くて、位相比較器に入力される瞬間、外部ノイズによって遺失される可能性が大きい短所がある。
【0010】
さらに、前記のような構造の光記録再生機器用エラー信号の検出装置は光スポットがディスクに記録された情報信号列の中心から外れて照射されるデトラック現象に対して比較的大きく反応して、デトラックが発生した場合にその出力信号に傾斜エラーに基づいた信号成分だけでなくデトラックに基づいた信号成分が相当量混在する短所がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記のような点を勘案して案出されたものであって、S/N比が高くて外部ノイズに影響をあまり受けなく、デトラックに対して影響をあまり受けないようになった光記録再生機器用エラー信号の検出方法及び装置を提供することにその目的がある。
【0012】
前記目的を達成するための本発明に係る光記録再生機器用エラー信号の検出方法は、(1)記録媒体で反射/回折され対物レンズを経由した光ビームを、その境界線が前記記録媒体の半径方向及びトラック接線方向に並ぶように、2×4行列の形態で半径方向に対して4つの外側光領域及びその内側に位置した4つの内側光領域に区分して各々独立的に検出する段階と、(2)第1対角線方向に位置した少なくとも一つの外側光領域及び第2対角線方向に位置した少なくとも一つの内側光領域の検出信号を合算して少なくとも一つの第1和信号を求める段階と、(3)前記第1対角線方向に位置した少なくとも一つの内側光領域及び第2対角線方向に位置した少なくとも一つの外側光領域の検出信号を合算して少なくとも一つの第2和信号を求める段階と、(4)前記第1及び第2和信号間の位相を互いに比較して少なくとも一つの位相比較信号を求める段階とを含んで、その位相比較信号から傾斜エラー信号を得られるようになったことを特徴とする。
【0013】
本発明の特徴によれば、前記(2)段階では、第1対角線方向に位置した一外側光領域と第2対角線方向に位置した一内側光領域の検出信号、第1対角線方向に位置した他の外側光領域と第2対角線方向に位置した他の内側光領域の検出信号を各々合算して一対の第1和信号を求め、前記(3)段階では、第2対角線方向に位置した一外側光領域と第1対角線方向に位置した一内側光領域の検出信号、第2対角線方向に位置した他の外側光領域と第1対角線方向に位置した他の内側光領域の検出信号を各々合算して一対の第2和信号を求め、前記(4)段階では、一対の第1和信号間の位相、一対の第2和信号間の位相を各々互いに比較して一対の位相比較信号を求め、前記一対の位相比較信号を合算する段階をさらに含むことが望ましい。
【0014】
本発明の他の特徴によれば、前記(2)段階では第1対角線方向に位置した一対の外側光領域及び第2対角線方向に位置した一対の内側光領域の検出信号を合算して第1和信号を求め、前記(3)段階では第1対角線方向に位置した一対の内側光領域及び第2対角線方向に位置した一対の外側光領域の検出信号を合算して第2和信号を求め、前記(4)段階では前記第1及び第2和信号間の位相比較信号を求めることが望ましい。
【0015】
前記目的を達成するための本発明に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置は、記録媒体で反射/回折され、対物レンズを経由した光を受光する光検出器と、前記光検出器の検出信号を演算してエラー信号を検出する信号処理部とを具備し、前記光検出器は、その行及び列が前記記録媒体の半径方向及びトラック接線方向に対応する方向と並んだ2×4行列の形態で半径方向に対応する方向に対して4枚の外側分割板及びその内側に位置した4枚の側分割板を含み、前記信号処理部は、一対角線方向に位置した少なくとも一つの外側分割板の検出信号と他の対角線方向に位置した少なくとも一つの内側分割板の検出信号の和信号と、これに対応するように他の対角線方向に位置した少なくとも一つの外側分割板の検出信号と一対角線方向に位置した少なくとも一つの内側分割板の検出信号の和信号との位相を互いに比較して少なくとも一つの位相比較信号を求め、その位相比較信号から傾斜エラー信号を得られるように備えられたことを特徴とする。
【0016】
本発明の一特徴によれば、前記信号処理部は、第1対角線方向に位置した一外側分割板の検出信号と第2対角線方向に位置した一内側分割板の検出信号の和信号と、前記一外側分割板と同じ行の第2対角線方向に位置した一外側分割板の検出信号と第1対角線方向に位置した一内側分割板の検出信号の和信号とを入力されて入力信号間の位相を互いに比較してその位相比較信号を出力する第1位相比較器と、第1対角線方向に位置した他の外側分割板の検出信号と第2対角線方向に位置した他の内側分割板の検出信号の和信号と、前記第1対角線方向に位置した他の外側分割板と同じ行に第2対角線方向に位置した一外側分割板の検出信号と第1対角線方向に位置した他の内側分割板の検出信号の和信号とを入力されて、入力信号間の位相を互いに比較してその位相比較信号を出力する第2位相比較器と、前記第1及び第2位相比較器から出力された位相比較信号を合算する加算器とを含む。
【0017】
本発明の他の特徴によれば、前記信号処理部は、第1対角線方向に位置した一対の外側分割板、第2対角線方向に位置した一対の内側分割板の検出信号を合算した第1和信号と、前記第1対角線方向に位置した一対の内側分割板、前記第2対角線方向に位置した一対の外側分割板の検出信号を合算した第2和信号とを入力されて、前記第1及び第2和信号間の位相を互いに比較してその位相比較信号を出力する位相比較器を含む。
【0018】
本発明のまた他の特徴によれば、第1対角線方向に位置した内、外側分割板の検出信号の和信号と第2角線方向に位置した内、外側分割板の検出信号の和信号との位相を互いに比較してトラッキングエラー信号を検出するトラッキングエラー検出部と、前記信号処理部及びトラッキングエラー検出部からの信号を差動する差動器とをさらに具備して、デトラックに係る成分が除去された傾斜エラー信号を検出するようになっている。
【0019】
ここで、トラック中心から検出される傾斜エラー信号は、一定の基準レベルに対して、+1度のラジアルチルト及び−1度のラジアルチルト状態で検出された傾斜エラー信号の大きさを各々v1、v2とする時、(v1−v2)/(v1+v2)の絶対値の最大値は0.2以下であることが望ましい。
【0020】
また、信号処理部から出力される傾斜エラー信号は、一定の基準レベルに対して、+1度のラジアルチルト及び−1度のラジアルチルト状態で検出された傾斜エラー信号の大きさを各々v1、v2とする時、前記v1またはv2の絶対値最小値はオフトラック時の位相比較方式で検出されたトラッキングエラー信号の大きさの約50%であることが望ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面を参照して本発明の望ましい実施形態に対して詳細に説明する。
図3及び図4を参照すれば、記録媒体10で反射/回折され、対物レンズ7及び光路変換手段5を経由した光ビームBは本発明に係る光検出ユニット35で8つの光領域A1、A2、B1、B2、C1、C2、D1、D2に分割されて検出され、信号処理部50、250または300は前記光検出ユニット35側から入力される信号から傾斜エラー信号を検出する。
【0022】
図4は、記録媒体10で反射/回折されて光ビームBが本発明に係る光検出ユニット35から8つの光領域A1、A2、B1、B2、C1、C2、D1、D2に分割される形態を概略的に示すものであって、本発明によれば、記録媒体10側から入射される光ビームBは2×4行列形態で4個の外側光領域A1、B1、C1、D1及びその半径方向の内側に位置した4個の内側光領域A2、B2、C2、D2に区分されて、各領域の光が光検出ユニット35から各々独立的に検出される。ここで、前記8つの光領域A1、A2、B1、B2、C1、C2、D1、D2を区分する境界線は記録媒体10の半径方向及びトラック接線方向と並んでいる。
【0023】
前記のように光ビームBを8つの光領域A1、A2、B1、B2、C1、C2、D1、D2に区分して各々独立的に検出するための光検出ユニット35としては、後述するような本発明に係る8分割光検出器(図5の40、図20の140または図21の240)を採用できる。
代案として、前記光検出ユニット35は光分離素子(図示せず)及びこれに対応に備えられた光検出器(図示せず)より構成される場合もある。前記光分離素子としては、2×4行列形態よりなった8個の回折領域を有する回折素子、例えば、ホログラム素子を具備できる。この時、各回折領域はその領域に入射される光を+1次または−1次に回折透過させて光ビームBを前記のように8つの光領域に分けるが、その回折パターン方向及びピッチ間隔は光検出器の構造と関連して設計される。
【0024】
本発明に係る信号処理部50、250または300では、図5ないし図7、図12ないし図15を参照して後述するように、一対角線方向に位置した少なくとも一つの外側光領域及び他の対角線方向に位置した少なくとも一つの内側光領域の検出信号を合算する方式で少なくとも一対の和信号を求め、その和信号間の位相比較信号から傾斜エラー信号を検出する。
以下、光検出ユニット35として光検出器40、140または240を採用した本発明に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置の実施形態を説明する。
【0025】
図5を参照すれば、本発明の一実施形態に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置は、ディスク (図1の10)のような記録媒体で反射/回折された光を受光する光検出器40及び前記光検出器40の検出信号を演算してエラー信号を検出する信号処理部50を含んで構成される。ここで、前記光検出器40は記録媒体で反射されて入射される光を受光し、その検出信号は対物レンズと記録媒体との相対的な傾斜エラー信号、トラッキングエラー信号、記録媒体の再生信号などを検出するのに使われる。すなわち、前記光検出器40は図3に示したような光ピックアップに情報信号検出用として使われる光検出器である。
【0026】
前記光検出器40は、その行方向分割境界及び列方向分割境界が前記記録媒体の半径方向及びトラック接線方向に概略並び、2×2行列形態で反時計回り方向に配列された第1ないし第4受光領域40a(A1、A2)、40b(B1、B2)、40c(C1、C2)、40d(D1、D2)を具備する。また、第1及び第4受光領域40a、40dは第1行に位置し、第2及び第3受光領域40b、40cは第2行に位置する。そして、各受光領域40a、40b、40c、40dは前記記録媒体の半径方向に内側分割板A2、B2、C2、D2及びその外側分割板A1、B1、C1、D1に2分割されている。ここで、図5は、各受光領域40a、40b、40c、40dの内側及び外側分割板(A2、A1)(B2、B1)(C2、C1)(D2、D1)が一定幅を有する例を示したものである。
【0027】
したがって、前記光検出器40は、2行4列の2×4行列形態をなして各々独立的に光電変換する8枚の分割板A1、A2、B1、B2、C1、C2、D1、D2よりなり、外側分割板A1、B1、C1、D1及びその内側分割板A2、B2、C2、D2の配列順序は各々反時計回り方向に沿う。
本実施形態及び後述する本発明の他の実施形態に係るエラー信号の検出装置は、例えば、HD−DVD ROMのようなROMタイプ記録媒体(図1の10)に照射された光が反射されると同時に、それに記録されたピット(HD−DVD RAMのようなRAMタイプ記録媒体ではマーク)により半径方向に沿って0次及び±1次回折光に回折されて光検出器40、140または240に受光される光中で0次回折光と+1次回折光、0次回折光と−1次回折光はその一部領域が重畳し、±1次回折光はお互い重畳しないようになった場合に適した場合を例として説明する。
【0028】
すなわち、前記内側分割板A2、B2、C2、D2は0次回折光と+1次回折光が重畳した部分及び0次回折光と−1次回折光が重畳した部分を全く受光しないか、または一部だけを受光する。したがって、前記内側分割板A2、B2、C2、D2は半径方向に幅が狭くて接線方向に長い形態を有する。
また、前記内側分割板A2、B2、C2、D2のその半径方向に沿う全体幅は、記録媒体のトラックピッチ、ピット長さ、光ピックアップの対物レンズの開口数、光源の出射光波長を考慮して前記0次回折光の概略10%ないし80%を受光する範囲内で適した大きさで備えられる。
【0029】
したがって、前記のような構造を有する光検出器40の内側分割板A2、B2、C2、D2から各々検出される信号a2、b2、c2、d2には0次回折光の特質が十分に生きており、その外側分割板A1、B1、C1、D1から各々検出される信号a1、b1、c1、d1には0次と±1次回折光の重畳した部分の特質が十分に生きている。
一方、前記光検出器40の分割板から検出された信号間の位相特性を調べれば、次の通りである。
【0030】
第1対角線方向にある外側分割板A1、C1の検出信号a1、c1はほとんど同じ位相特性を有し、第2対角線方向にある外側分割板B1、D1の検出信号b1、d1はほとんど同じ位相特性を有する。そして、接線方向に沿って位置した外側分割板A1、B1の検出信号a1、b1は対物レンズと記録媒体との相対的な傾斜に対してお互い反対の位相特性を有する。接線方向に沿って位置した外側分割板C1、D1の検出信号c1、d1は対物レンズと記録媒体との相対的な傾斜に対してお互い反対の位相特性を有する。
【0031】
同じく、第1対角線方向にある内側分割板A2、C2の検出信号a2、c2はほとんど同じ位相特性を有し、第2対角線方向にある内側分割板B2、D2の検出信号b2、d2はほとんど同じ位相特性を有する。そして接線方向に沿って位置した内側分割板の検出信号a2と検出信号b2、検出信号c2と検出信号d2は各々対物レンズと記録媒体との相対的な傾斜に対してお互い反対の位相特性を有する。
また、検出信号a1の位相が検出信号b1またはd1の位相より先立つ場合、検出信号a2の位相は検出信号b2またはd2の位相より遅れる。
【0032】
したがって、本発明によれば、信号処理部50は一対角線方向に位置した少なくとも一つの外側分割板の検出信号と他の対角線方向に位置した少なくとも一つの内側分割板の検出信号の和信号と、これに応じて一対角線方向に位置した少なくとも一つの内側分割板の検出信号と他の対角線方向に位置した少なくとも一つの外側分割板の検出信号の和信号との位相を互いに比較する方式で少なくとも一つの位相比較信号を求め、その位相比較信号を用いて傾斜エラー信号を検出する。
【0033】
例えば、前記信号処理部50は図5に示したように、第1行に位置した第1及び第4受光領域40a、40dの検出信号が入力され、その位相比較信号が出力される第1位相比較器51と、第2行に位置した第2及び第3受光領域40b、40cの検出信号が入力され、その位相比較信号が出力される第2位相比較器53と、前記第1及び第2位相比較器51、53からの位相比較信号を合算する加算器59とを含んで構成される。
【0034】
この時、前記第1位相比較器51の+入力端には第1対角線方向に位置した第1受光領域40aの外側分割板A1の検出信号a1及び第2対角線方向に位置した第4受光領域40dの内側分割板D2の検出信号d2の和信号(a1+d2)が入力され、−入力端には第1及び第4受光領域40a、40dの内側及び外側分割板A2、D1の検出信号a2、d1の和信号(d1+a2)が入力される。
【0035】
前記第2位相比較器53の+入力端には、第2対角線方向に位置した第2受光領域40bの内側分割板B2の検出信号b2及び第1対角線方向に位置した第3受光領域40cの外側分割板C1の検出信号c1の和信号(b2+c1)が入力され、−入力端には前記第2及び第3受光領域40b、40cの外側及び内側分割板B1、C2の検出信号b1、c2の和信号(b1+c2)が入力される。
【0036】
一方、本発明の一実施形態に係る信号処理部50は、図6に示したように、前記内側分割板A2、B2、C2、D2の検出信号a2、b2、c2、d2を各々所定ゲインで増幅させるゲイン調整器54をさらに具備することがより望ましい。この時、前記検出信号a2、b2、c2、d2は各々増幅された後、他の信号と合せられるので、内側分割板A2、B2、C2、D2に受光される光量が外側分割板A1、B1、C1、D1に受光される光量に比べて少なくなるように内、外側分割板が分割された場合にも、その検出信号の大きさを大体類似して調整できて、後述するようにノイズ成分消去がより効率的になってS/N比が高い傾斜エラー信号を検出できる。
【0037】
また、図5の信号処理部50は対角線方向に位置した内側分割板の検出信号の位相特性がお互い類似で、同じく対角線方向に位置した外側分割板の検出信号の位相特性がお互い類似な特性を用いて図7に示したように変形される場合もある。
すなわち、前記第1位相比較器51の+入力端には第4受光領域40dの内側分割板D2の検出信号d2の代りに第2受光領域40bの内側分割板B2の検出信号b2が入力され、その−入力端には第1受光領域40aの内側分割板A2の検出信号a2の代りに第3受光領域40cの内側分割板C2の検出信号c2が入力される。
【0038】
同じく、第2位相比較器53の+入力端には第2受光領域40bの内側分割板B2の検出信号b2の代りに第4受光領域40dの内側分割板D2の検出信号d2が入力され、その−入力端には第3受光領域40cの内側分割板C2の検出信号c2の代りに第1受光領域40aの内側分割板A2の検出信号a2が入力される。
前記第1及び第2位相比較器51、53に図7のように検出信号が入力される場合にも、第1及び第2位相比較器51、53から出力される位相比較信号は図5の場合と実質的に類似である。ここで、図7の場合にも、図6に示したようなゲイン調整器54がさらに備わりうる。
【0039】
図3ないし図7を参照して説明した本発明に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置は次のように傾斜エラー信号を検出する。
図3ないし図7を参照すれば、まず、記録媒体10で反射/回折され、対物レンズ7及び光路変換手段5を経由して光検出ユニット35、望ましくは、光検出器40に入射される光ビームBは光検出器40の分割板A1、A2、B1、B2、C1、C2、D1、D2の構造により2×4行列形態で8つの光領域A1、A2、B1、B2、C1、C2、D1、D2に区分され、前記光検出器40の各分割板は対応する各領域の光を独立的に検出する。
【0040】
前記光検出器40の検出信号中で第1対角線方向に位置した外側分割板A1の検出信号a1と第2対角線方向に位置した内側分割板D2またはB2の検出信号d2またはb2との和信号と、第2対角線方向に位置した外側分割板D1の検出信号d1と第1対角線方向に位置した内側分割板A2またはC2の検出信号a2またはc2との和信号を各々求め、その和信号を第1位相比較器51に入力する。
【0041】
同じく、前記光検出器40の検出信号中で第1対角線方向に位置した外側分割板C1の検出信号c1と第2対角線方向に位置した内側分割板B2またはD2の検出信号b2またはd2との和信号と、第2対角線方向に位置した外側分割板B1の検出信号b1と第1対角線方向に位置した内側分割板C2またはA2の検出信号c2またはa2との和信号を各々求め、その和信号を第2位相比較器53に入力する。
【0042】
第1及び第2位相比較器51、53では各々入力された和信号間の位相を比較し、加算器59は第1及び第2位相比較器51、53から出力された位相比較信号を合算して傾斜エラー信号を出力する。
前記のような本発明の一実施形態に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置は、例えば、検出信号d1より位相が先立つ検出信号a1と検出信号a2より位相が遅れる検出信号d2をまず合算した後、この和信号(a1+d2)を位相比較器51に入力するので、お互い反対の位相特性を有する前記検出信号a1、d2を合せながらそれに含まれたノイズ成分がお互い消去されて、図8(a)及び図8(b)と図9(a)及び図9(b)に示したグラフの相互比較により分かるように、本出願人により提案されたことがある図2のエラー信号の検出装置に比べてノイズが顕著に減少した傾斜エラー信号を検出できる。特に、図6の信号処理部構造では、お互い反対の位相特性を有する外側及び内側分割板の検出信号が合せられる時、内側分割板の検出信号が増幅した信号であるので、二つの信号に含まれたノイズ成分の大きさが類似になって効率的にノイズ成分を消去できる。
【0043】
ここで、図8(a)ないし図9(b)に示した信号は、光源の波長400nm、対物レンズの開口数0.65、記録媒体のトラックピッチ0.37μm、最小ビット長さ0.25μmの場合についてのものである。
図8(a)及び図8(b)は、図2のエラー信号の検出装置から出力される信号を示すものであって、図8(a)は対物レンズと記録媒体との相対的な傾斜が発生していない場合であり、図8(b)は傾斜が発生した場合である。図9(a)及び図9(b)は、図5のエラー信号の検出装置から出力される信号を示すものであって、図9(a)は傾斜が発生していない場合であり、図9(b)は傾斜が発生した場合である。
【0044】
傾斜が発生していない場合の図8(a)及び図9(a)の信号グラフを互いに比較すれば、図8(a)の信号にはノイズが相当量含まれる反面、図9(a)の信号にはノイズがほとんど含まれない。同じく、傾斜が発生した場合の図8(b)及び図9(b)の信号グラフを互いに比較すれば、図8(b)の信号にはノイズが相当量含まれる反面、図9(b)の信号にはノイズがほとんど含まれない。
【0045】
一方、図10(a)及び図10(b)は、各々光スポットがトラック中心で追従するようにトラッキングサーボが動作してトラッキングエラー信号 (TE)値がほとんど揺れずに一定値を維持する場合、本出願人により提案されたことがある図2のエラー信号の検出装置から出力される傾斜エラー信号S'と、本発明の一実施形態に係る図5のエラー信号の検出装置から出力される傾斜エラー信号Sを各々示すグラフである。図10(a)の信号S'にはノイズ成分がたくさん含まれる反面、図10(b)の信号Sにはノイズ成分が大きく減少していることが分かる。
【0046】
したがって、以上のような信号グラフの比較で分かるように、本発明の一実施形態に係るエラー信号の検出装置は図2のエラー信号の検出装置に比べてノイズ特性が大幅改善された傾斜エラー信号を検出できるので、本発明に係るエラー信号の検出装置を用いればS/N比が高い傾斜エラー信号を検出でき、その検出信号は外部ノイズに影響をほとんど受けなくなる。
【0047】
のみならず、前記のような本発明の一実施形態によれば図11に示したように、図2の構造を有するエラー信号の検出装置に比べてデトラック現象に対して相対的にあまり影響されない傾斜エラー信号を検出できる。
また、本発明の一実施形態によれば、記録媒体のピット深度が相異なる場合にも対物レンズのラジアル方向へのシフトに対してオフセットの発生が抑制された傾斜エラー信号を検出できる。
【0048】
図11は傾斜が発生していない場合、本発明の一実施形態に係るエラー信号の検出装置から検出される傾斜エラー信号S及び図2のエラー信号の検出装置から検出される傾斜エラー信号S'にデトラックがおよぶ影響を比較するために、トラッキングエラー信号TEの値と共に示したグラフである。図11を参照すれば、デトラック量がゼロの場合、S、S'、TE値は各々ゼロになる。光スポットがトラック中心からトラックピッチの10%程度を外れて照射されてデトラック量が−10%程度になる場合、前記S'は相対的に大きい値を有し、デトラックに係る影響を大きく受けることが分かる。Sは前記S'と同じくデトラックに影響されるが、前記S'に比べてデトラックの影響をあまり受けなく、TE値に比べても小さな値を有する。
【0049】
以上のように、本発明の一実施形態に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置は、S/N比が高くて外部ノイズに影響をあまり受けないだけでなく、デトラックの影響をあまり受けない傾斜エラー信号を検出できる。また、本発明の一実施形態に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置は、8枚の分割板の検出信号を全て用いると同時に二つの位相比較器を採用するのでゲインが大きい傾斜エラー信号を検出できる。
【0050】
図12は、本発明の他の実施形態に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置を概略的に示すものであって、信号処理部250が光検出器40の検出信号を入力されて相比較信号を出力する一つの位相比較器255を具備してなった点に特徴がある。ここで、図5と同じ参照符号は同じ部材を示すのでその詳細な説明は省略する。
【0051】
前記位相比較器255の+入力端には、第1対角線方向に位置した外側分割板A1、C1の検出信号a1、c1と第2対角線方向に位置した内側分割板B2、D2の検出信号b2、d2との和信号(a1+b2+c1+d2)が入力される。これに応じて前記位相比較器255の−入力端には、第1対角線方向に位置した内側分割板A2、C2の検出信号a2、c2と第2対角線方向に位置した外側分割板B1、D1の検出信号b1、d1との和信号(a2+b1+c2+d1)が入力される。
【0052】
前記のように、信号処理部250が一つの位相比較器255を具備してなった場合、図5のように二つの位相比較器51、53を具備する構造に比べてゲインが減るが、その回路構成が簡単な利点がある。
また、図5のように例えば、位相特性がお互い反対の一対角線方向にある外側分割板の検出信号と、他の対角線方向にある内側分割板の検出信号がお互い合算されながら、そのノイズ成分が消去されるのでS/N比が高い傾斜エラー信号を検出できる。
【0053】
この時、図6を参照して説明した場合と同じように本実施形態に係る信号処理部250が図13に示したように、その内側分割板A2、B2、C2、D2の検出信号a2、b2、c2、d2が各々所定ゲインで増幅された後、他の信号と合せるゲイン調整器254をさらに具備すれば、S/N比がより高い傾斜エラー信号を検出できる。
一方、信号処理部250が図12に示したように一つの位相比較器255を具備してなった場合、記録媒体に記録されたピット信号の深度が記録媒体ごとに相異すれば、光ピックアップの対物レンズがラジアル方向に一定量シフトされる時にその信号処理部250の出力にオフセットが発生する
【0054】
したがって、前記信号処理部250は、記録媒体ごとにピット信号の深度が相異なる場合にもオフセット発生が抑制された傾斜エラー信号を検出できるように、図14に示したように、例えば、位相比較器255の+入力端に入力される和信号 (a1+b2+c1+d2)を遅延させる遅延器251をさらに具備することが望ましい。ここで、図13の信号処理部構造にも同じく図14の遅延器251がさらに備わりうる。
【0055】
図14を参照して説明した本発明に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置では、和信号(a1+b2+c1+d2またはa1+c1+k(b2+d2))及び和信号 (a2+b1+c2+d1またはb1+d1+k(a2+c2))を各々求め、前記和信号中で一つを遅延器251で遅延させた後、和信号中で他の一つと遅延器251を経由した信号を位相比較器255に入力させ、前記位相比較器255はその入力された信号間の位相を比較して出力するので、記録媒体ごとにピット深度が相異なる場合にも対物レンズのラジアル方向へのシフトに対してオフセット発生が抑制された傾斜エラー信号を検出できる。
【0056】
図15は、本発明のまた他の実施形態に係る光記録再生機器用エラー信号検出装置を概略的に示す図面であって、信号処理部300が光検出器40の検出信号からデトラックに係る影響が除去された傾斜エラー信号を検出するように備えられた点にその特徴がある。ここで、図5と同じ参照符号は同じ部材を示すのでその詳細な説明は省略する。
【0057】
本実施形態において、前記信号処理部300は傾斜エラー成分を含む信号を検出する傾斜エラー検出部350と、トラッキングエラー信号を検出するトラッキングエラー検出部330と、前記傾斜エラー検出部350及びトラッキングエラー検出部330からの信号を差動する差動器370とを含んで構成される。
前記傾斜エラー検出部350は、図5ないし図7、図12ないし図14に示した信号処理部50、250構造中でいずれか一つの構造よりなっている。デトラックが発生する場合、この傾斜エラー検出部350からは図11を参照して説明したように、デトラックに係る信号成分が所定量含まれた傾斜エラー信号が出力される。
【0058】
前記トラッキングエラー検出部330は位相差検出法、すなわち、位相比較方式によりトラックキングエラー信号を検出するように一つの位相比較器(図示せず)を具備して、一対角線方向に位置した第1及び第3受光領域40a、40cの検出信号(a1、a2)(c1、c2)の和信号(a1+a2+c1+c2)と、他の対角線方向に位置した第2及び第4受光領域40b、40dの検出信号(b1、b2)(d1、d2)の和信号(b1+b2+d1+d2)の位相を互いに比較して、位相比較方式によりトラッキングエラー信号を検出する。ここで、トラッキングエラー検出部330は、記録媒体のタイプによって適切な他の方式によりトラッキングエラー信号を検出するように備えられる場合もある。
【0059】
一方、本実施形態に係る信号処理部300は、例えば、前記傾斜エラー検出部350の出力端と差動器370の入力端との間に入力信号を所定ゲインで増幅させて出力するゲイン調整器360をさらに具備することが望ましい。前記ゲイン調整器360は、傾斜エラー検出部350から出力される信号とトラッキングエラー検出部330から出力される信号に含まれたデトラック量が図11を参照して説明したように差があるので、前記傾斜及びトラッキングエラー検出部350、330から出力されて差動器370に入力される信号がデトラックに対して同じ信号量を有するように前記傾斜エラー検出部350から入力された傾斜エラー信号を補正する。
【0060】
したがって、前記差動器370で、前記傾斜エラー検出部350とトラッキングエラー検出部330から入力された信号を差動すれば、デトラックに係る信号成分が消去されて、差動器370からは傾斜エラー成分の信号だけ出力されてより正確な傾斜エラー信号を検出できる。
図15に示したような信号処理部300の構造によりデトラックに係る信号成分が消去された傾斜エラー信号を検出できる原理は次の通りである。
【0061】
すなわち、傾斜エラー検出部350から出力される傾斜エラー信号及びトラッキングエラー検出部330から出力されるトラッキングエラー信号には、図16(a)及び図16(b)に示したように、その信号値が概略線形的に変わる区間が存在する。ここで、傾斜エラー信号及びトラッキングエラー信号が概略線形的に変わる区間はトラックピッチに対して大体±30%以上である。
【0062】
図16(a)及び図16(b)はオフトラック状態の時、前記の傾斜エラー信号S及びトラッキングエラー信号TEを示すグラフであって、図16(a)はラジアル傾斜がない場合であり、図16(b)はラジアル傾斜がある場合を示すものである。
ラジアル傾斜がない場合、図16(a)で分かるように、傾斜エラー信号S及びトラッキングエラー信号TEはほとんど同じ特性を示し、そのピーク位置もお互い一致する。ラジアル傾斜がある場合、図16(b)に示したように、傾斜エラー信号S及びトラッキングエラー信号TEは二つの信号間の間隔が図16(a)に比べてさらに離れ、そのピーク位置もお互い一致しない。
【0063】
しかし、傾斜エラー信号S及びトラッキングエラー信号TE値が線形的に変わる区間が存在するので、その線形区間で前記二つの信号を差動すれば、デトラックに係る信号成分が消去されて、デトラック発生の有無に関係なく傾斜エラー成分だけを有する傾斜エラー信号を検出できる。
以上のような図5ないし図7、図12ないし図15に示したような本発明の実施形態に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置は、トラッキングサーボが正常的に動作して、光スポットがトラック中心を追従するようになった場合、傾斜エラー信号を検出するのに適した構造よりなった装置である。
【0064】
もちろん、図16(a)で分かるように、ラジアル傾斜がない場合、本発明に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置から出力される傾斜エラー信号は、位相比較方式、すなわち、位相差法により求めたトラッキングエラー信号とほとんど同じ特性を示し、前記傾斜エラー信号は光スポットがトラック中心から外れた程度を知らせるデトラック信号として使われうる。この時、傾斜エラー信号がトラッキングエラー信号に比べてノイズ成分が小さく、トラッキングエラー信号に比べて対物レンズシフトに対して鈍感なので、傾斜エラー信号をデトラック信号として使用することは充分な利点がある。
【0065】
一方、前記のような本発明の実施形態に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置で、その信号処理部50、250または300の出力端に図17(a)に示したようなローパスフィルター400をさらに具備したり、図17(b)に示したように前記信号処理部50、250または300から出力される信号のエンベロープまたは前記信号の中心値の変化を検出する検出器450をさらに具備できる。
【0066】
図17(a)に示したように、信号処理部50、250または300の出力端にローパスフィルター400を具備する場合、相対的に高周波成分のトラッキングエラー信号成分が前記ローパスフィルター400を通過しながら遮断されるので、本発明に係るエラー信号の検出装置はトラッキングサーボ動作の有無と関係なく対物レンズと記録媒体の相対的な傾斜エラー程度を検出できる。この時、ローパスフィルター400の遮断周波数は傾斜エラー信号を用いる用途によって変わる。例えば、傾斜エラー信号を傾斜に係る再生信号品質の劣化を補償するのに使用するためには、傾斜範囲±1度、ディスク回転数43Hz、傾斜補正後の残留エラー±0.6度の場合、傾斜エラー補正のための補償器の補償帯域は約200−300Hzになり、この時、ローパスフィルター400の遮断周波数は前記補償帯域の5−10倍の1kHz−3kHzになりうる。
【0067】
一方、図17(b)に示したように、信号処理部50、250または300の出力端にエンベロープまたは信号中心分検出器450を具備する場合、トラッキングサーボの未動作時にも傾斜エラー信号を検出できる。
すなわち、トラッキングサーボが動作せずトラッキングエラーがある場合、信号処理部50、250または300からは相対的に低周波の傾斜エラー成分の信号に相対的に高周波のトラッキングエラー成分の信号が載せられた形態の信号が出力される。したがって、前記検出器450としてエンベロープ検出器を具備する場合、前記エンベロープ検出器からは信号処理部50、250または300から出力される信号のエンベロープ、すなわち、相対的に低周波の傾斜エラー信号が検出される。
【0068】
また、前記検出器450として信号中心値検出器を具備する場合、前記検出器450からはトラッキングエラー成分の中心分を検出して出力させる。この時、前記トラッキングエラー成分の中心値変化は傾斜エラー信号成分に該当するので、実質的にエンベロープ信号と同一である。
以上のような本発明の実施形態に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置から出力される傾斜エラー信号は、光スポットがトラック中心に沿って進行する時、図18に示したようなピットを有するROMタイプの記録媒体に対して検出したものである。この時、対物レンズと記録媒体との相対的なラジアル傾斜によって光検出器40に結ばれる光のプロファイル(ベースボールパターン)は図19のように変わる。ここで、図19は、ラジアル傾斜が0度、+0.5度、−0.5度の場合に対して光スポットがトラック中心に沿って一定間隔で移動しながら光検出器40に結ばれる光のプロファイルを示すものである。
【0069】
以上のような本発明の実施形態に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置で、トラック中心から検出される傾斜エラー信号は、一定の基準レベルに対して+1度のラジアル傾斜及び−1度のラジアル傾斜状態で検出された傾斜エラー信号の大きさを各々v1、v2とする時、(v1−v2)/(v1+v2)の絶対値の最大値は約0.2以下になる。
【0070】
また、以上のような本発明の実施形態に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置から出力される傾斜エラー信号は、一定の基準レベルに対して+1度のラジアル傾斜及び−1度のラジアル傾斜状態で検出された傾斜エラー信号の大きさを各々v3、v4とする時、前記v3またはv4の絶対値の最小値はオフトラック時の位相比較方式で検出されたトラッキングエラー信号の大きさの約50%になる。
【0071】
この時、前記基準レベル、すなわち、傾斜エラー信号の基準値は記録媒体から再生した情報信号の大きさが最大値の時、記録媒体から再生した情報信号のジッタが最小値の時、記録媒体から再生した情報信号をデコーディングするブロックから出力されるデコーディングエラー信号が最小値の時、記録媒体から再生した情報信号をデコーディングするブロックから特定信号パターンの検出 (例えば、sector sync検出)時、特定信号パターンが一番良好に出力される時の信号中でいずれか一つまたはその組合から決まる。
【0072】
以上、説明したような本発明の実施形態に係るエラー信号の検出装置で、位相比較器は入力信号の周波数帯域によって選択的に遮断したり増幅させる過程、二値化、二値化された信号の位相を比較、位相比較された信号を積分する過程を通じて入力信号の位相を互いに比較して出力するように備えられうる。
以上、説明したような本発明の実施形態に係るエラー信号の検出装置はラジアル傾斜エラー信号を検出でき、HD−DVD ROMのようなROMタイプディスクのための光記録再生機器だけでなく、HD−DVD RAMのようなRAMタイプディスクのための光記録再生機器にも採用されうることはもちろんである。
【0073】
以上のような本発明の実施形態に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置で、各受光領域の内、外側分割板が一定幅を有する長方形状の8分割板を有する光検出器40は例示に過ぎなく、多様な分割形態を有する光検出器40が採用されうることはもちろんである。
例えば、図20に示したように、各受光領域40a、40b、40c、40dの内、外側分割板が接線方向で互いに接する各辺が曲線であるように備えられた光検出器140を採用することも可能である。ここで、図20は内、外側分割板の幅が曲線的に可変される例を示したものであって、線形的に可変される構造も可能であることはもちろんである。
【0074】
また、図21に示したように、第1ないし第4受光領域40a、40b、40c、40dが接線方向及び/または半径方向にお互い所定間隔(d)離隔されるように備えられた光検出器240を採用することも可能である。図20の光検出器140の場合にも、第1ないし第4受光領域40a、40b、40c、40dが接線方向及び/または半径方向にお互い所定間隔離隔されるように備えられうることはもちろんである。
【0075】
【発明の効果】
前記のような本発明によれば、S/N比が高くて外部ノイズに影響をあまり受けなく、デトラックに対して影響をあまり受けない傾斜エラー信号を検出できる。また、トラッキングエラー信号を用いれば、デトラックに基づいた信号成分が除去されたより正確な傾斜エラー信号を検出できる。
【0076】
したがって、短波長光源及び高開口数を有する対物レンズを使用する高密度光記録再生機器に本発明に係るエラー信号の検出装置を採用して、記録媒体と対物レンズとの相対的な傾斜を制御すれば、記録媒体と対物レンズとの相対的な傾斜により大きく発生するコマ収差に基づいた記録/再生信号の劣化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一般のROMタイプの高密度記録媒体で反射/回折される光を示す斜視図。
【図2】 本出願人により提案されたことがある光記録再生機器用エラー信号の検出装置の一例を示す図面。
【図3】 本発明に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置を採用した光ピックアップの一実施形態を示す図面。
【図4】 記録媒体で反射/回折されて光ビームが図3の光検出ユニットで8つの光領域に分割される形態を概略的に示す図面。
【図5】 本発明の一実施形態に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置を概略的に示す構成図である。
【図6】 本発明の一実施形態に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置を概略的に示す構成図である。
【図7】 本発明の一実施形態に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置を概略的に示す構成図である。
【図8】 図8(a)及び図8(b)は、図2のエラー信号の検出装置から出力される信号を示すグラフである。
【図9】 図9(a)及び図9(b)は、図5のエラー信号の検出装置から出力される信号を示すグラフである。
【図10】 図10(a)及び図10(b)は、各々トラッキングエラー信号値(TE)が一定の時、図2のエラー信号の検出装置から出力される信号と図5のエラー信号の検出装置から出力される信号を示すグラフである。
【図11】 図2のエラー信号の検出装置から出力される信号と図5のエラー信号の検出装置から出力される信号がデトラックにより影響される程度を比較するためのグラフである。
【図12】 本発明の他の実施形態に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置を概略的に示す構成図である。
【図13】 本発明の他の実施形態に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置を概略的に示す構成図である。
【図14】 本発明の他の実施形態に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置を概略的に示す構成図である。
【図15】 本発明のさらに他の実施形態に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置を概略的に示す構成図である。
【図16】 図16(a)及び図16(b)は、オフトラック状態の時、図15の傾斜エラー検出部から出力される傾斜エラー信号及びトラッキングエラー検出部から出力されるトラッキングエラー信号を示すグラフである。
【図17】 図17(a)及び図17(b)は、各々本発明に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置の信号処理部の他の実施形態を概略的に示す構成図である。
【図18】 本発明に係る光記録再生機器用エラー信号の検出装置から傾斜エラー信号を検出するために使用したピットを有する記録媒体の一部分を概略的に示す平面図である。
【図19】 図18の記録媒体と対物レンズとの相対的なラジアル傾斜によって光検出器に結ばれる光のプロファイルを概略的に示す図面である。
【図20】 本発明に係る光検出器の他の実施形態を示す概略的な平面図である。
【図21】 本発明に係る光検出器の他の実施形態を示す概略的な平面図である。
【符号の説明】
5…光路変換手段
7…対物レンズ
10…媒体
35…光検出ユニット
50、250、300…信号処理部

Claims (20)

  1. (1)記録媒体で反射/回折され対物レンズを経由した光ビームを、その境界線が前記記録媒体の半径方向及びトラック接線方向に並ぶように、2×4行列の形態で半径方向に対して4つの外側光領域及びその内側に位置した4つの内側光領域に区分して各々独立的に検出する段階と、
    (2)第1対角線方向に位置した少なくとも一つの外側光領域及び第2対角線方向に位置した少なくとも一つの内側光領域の検出信号を合算して少なくとも一つの第1和信号を求める段階と、
    (3)前記第1対角線方向に位置した少なくとも一つの内側光領域及び第2対角線方向に位置した少なくとも一つの外側光領域の検出信号を合算して少なくとも一つの第2和信号を求める段階と、
    (4)前記第1及び第2和信号間の位相を互いに比較して少なくとも一つの位相比較信号を求める段階とを含んで、その位相比較信号から傾斜エラー信号を得られるようになったことを特徴とする光記録再生機器用エラー信号の検出方法。
  2. 前記(2)段階では、第1対角線方向に位置した一外側光領域と第2対角線方向に位置した一内側光領域の検出信号、前記一外測光領域と同じ半径方向に延びる列に属し第2対角線方向に位置した一外側光領域と、前記一内側光領域と同じ半径方向に延びる列に属し第1対角線方向に位置した一内側光領域の検出信号を各々合算して一対の第1和信号を求め、
    前記(3)段階では、第1対角線方向に位置した他の外側光領域と第2対角線方向に位置した他の内側光領域の検出信号、第2対角線方向に位置した他の外側光領域と第1対角線方向に位置した他の内側光領域の検出信号を各々合算して一対の第2和信号を求め、
    前記(4)段階では、前記一対の第1和信号間の位相、前記一対の第2和信号間の位相を各々互いに比較して一対の位相比較信号を求め、前記一対の位相比較信号を合算する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の光記録再生機器用エラー信号の検出方法。
  3. 前記(2)段階では第1対角線方向に位置した一対の外側光領域及び第2対角線方向に位置した一対の内側光領域の検出信号を合算して第1和信号を求め、
    前記(3)段階では第1対角線方向に位置した一対の内側光領域及び第2対角線方向に位置した一対の外側光領域の検出信号を合算して第2和信号を求め、
    前記(4)段階では前記第1及び第2和信号間の位相比較信号を求めることを特徴とする請求項1に記載の光記録再生機器用エラー信号の検出方法。
  4. 前記(4)段階は、前記第1または第2和信号を遅延させる段階をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の光記録再生機器用エラー信号の検出方法。
  5. 内側光領域の検出信号を各々所定ゲインで増幅させた後、外側光領域の検出信号と合算させる段階をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし請求項4のうちいずれか一つに記載の光記録再生機器用エラー信号の検出方法。
  6. (5)第1対角線方向に位置した内側及び外側光領域の検出信号の第3和信号と第2対角線方向に位置した内側及び外側光領域の検出信号の第4和信号との位相を互いに比較してトラッキングエラー信号を検出する段階と、
    (6)前記(4)段階で出力される傾斜エラー信号と前記(5)段階で出力されるトラッキングエラー信号を差動する段階とをさらに含んで、デトラックに係る成分が除去された傾斜エラー信号を検出することを特徴とする請求項1ないし請求項4のうちいずれか一つに記載の光記録再生機器用エラー信号の検出方法。
  7. 前記(6)段階は、前記(4)段階で出力される傾斜エラー信号と前記(5)段階で出力されるトラッキングエラー信号中で少なくとも一つを所定ゲインで増幅する段階をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の光記録再生機器用エラー信号の検出方法。
  8. 記録媒体で反射/回折され、対物レンズを経由した光を受光する光検出器と、前記光検出器の検出信号を演算してエラー信号を検出する信号処理部とを具備し、
    前記光検出器は、
    その行及び列が前記記録媒体の半径方向及びトラック接線方向に対応する方向と並んだ2×4行列の形態で半径方向に対応する方向に対して4枚の外側分割板及びその内側に位置した4枚の内側分割板を含み、
    前記信号処理部は、
    一対角線方向に位置した少なくとも一つの外側分割板の検出信号と他の対角線方向に位置した少なくとも一つの内側分割板の検出信号の和信号と、これに対応するように他の対角線方向に位置した少なくとも一つの外側分割板の検出信号と一対角線方向に位置した少なくとも一つの内側分割板の検出信号の和信号との位相を互いに比較して少なくとも一つの位相比較信号を求め、その位相比較信号から傾斜エラー信号を得られるように備えられたことを特徴とする光記録再生機器用エラー信号の検出装置。
  9. 前記信号処理部は、
    第1対角線方向に位置した一外側分割板の検出信号と第2対角線方向に位置した一内側分割板の検出信号の和信号と、前記一外測分割板と同じ半径方向に延びる列に属し第2対角線方向に位置した一外側分割板の検出信号と前記一内側分割板と同じ半径方向に延びる列に属し第1対角線方向に位置した一内側分割板の検出信号の和信号とを入力されて入力信号間の位相を互いに比較してその位相比較信号を出力する第1位相比較器と、
    第1対角線方向に位置した他の外側分割板の検出信号と第2対角線方向に位置した他の内側分割板の検出信号の和信号と、前記第2対角線方向に位置した他の外側分割板の検出信号と第1対角線方向に位置した他の内側分割板の検出信号の和信号とを入力されて、入力信号間の位相を互いに比較してその位相比較信号を出力する第2位相比較器と、
    前記第1及び第2位相比較器から出力された位相比較信号を合算する加算器とを含むことを特徴とする請求項8に記載の光記録再生機器用エラー信号の検出装置。
  10. 前記信号処理部は、
    第1対角線方向に位置した一対の外側分割板、第2対角線方向に位置した一対の内側分割板の検出信号を合算した第1和信号と、前記第1対角線方向に位置した一対の内側分割板、前記第2対角線方向に位置した一対の外側分割板の検出信号を合算した第2和信号とを入力されて、前記第1及び第2和信号間の位相を互いに比較してその位相比較信号を出力する位相比較器を含むことを特徴とする請求項8に記載の光記録再生機器用エラー信号の検出装置。
  11. 前記信号処理部は、
    前記位相比較器の第1または第2和信号が入力される入力端側に遅延器をさらに具備することを特徴とする請求項10に記載の光記録再生機器用エラー信号の検出装置。
  12. 前記信号処理部は、
    内側分割板の検出信号を各々所定ゲインで増幅させて他の信号と合せるゲイン調整器をさらに具備することを特徴とする請求項8ないし請求項11のうちいずれか一つに記載の光記録再生機器用エラー信号の検出装置。
  13. 前記信号処理部の出力端に入力信号をローパスフィルタリングして出力させるローパスフィルターをさらに具備して、トラッキングサーボ動作の有無と関係なく対物レンズと記録媒体との相対的な傾斜エラー程度を検出できるようになったことを特徴とする請求項8ないし請求項11のうちいずれか一つに記載の光記録再生機器用エラー信号の検出装置。
  14. 前記信号処理部の出力端に対物レンズと記録媒体の相対的な傾斜に係る前記信号処理部から出力される信号のエンベロープまたは前記信号処理部から出力される信号の中心値変化を検出する検出器をさらに具備して、トラッキングサーボの未動作時にも傾斜エラー信号を検出できるようになったことを特徴とする請求項8ないし請求項11のうちいずれか一つに記載の光記録再生機器用エラー信号の検出装置。
  15. 第1対角線方向に位置した内、外側分割板の検出信号の和信号と第2対角線方向に位置した内、外側分割板の検出信号の和信号との位相を互いに比較してトラッキングエラー信号を検出するトラッキングエラー検出部と、
    前記信号処理部及びトラッキングエラー検出部からの信号を差動する差動器とをさらに具備して、デトラックに係る成分が除去された傾斜エラー信号を検出するようになったことを特徴とする請求項8ないし請求項11のうちいずれか一つに記載の光記録再生機器用エラー信号の検出装置。
  16. 前記トラッキングエラー検出部及び信号処理部中で少なくとも一つの出力端と前記差動器の入力端との間に入力信号を所定ゲインで増幅するゲイン調整器をさらに具備することを特徴とする請求項15に記載の光記録再生機器用エラー信号の検出装置。
  17. 前記内側分割板及びその外側分割板の各々が前記記録媒体のトラック接線方向で互いに接する各辺は、直線であるか、または、曲線であることを特徴とする請求項8に記載の光記録再生機器用エラー信号の検出装置。
  18. 前記光検出器の内側分割板の半径方向に沿った幅は、前記内側分割板が記録媒体で反射/回折されて入射される0次回折光の約10%ないし80%を受光するのに適するように決定されることを特徴とする請求項8ないし請求項17のうちいずれか一つに記載の光記録再生機器用エラー信号の検出装置。
  19. 各内側分割板及びその外側分割板よりなった4つの受光領域は、半径方向及び/または接線方向にお互い所定間隔離隔されたことを特徴とする請求項8ないし請求項17のうちいずれか一つに記載の光記録再生機器用エラー信号の検出装置。
  20. トラック中心から検出される傾斜エラー信号は、
    一定の基準レベルに対して、+1度のラジアルチルト及び−1度のラジアルチルト状態で検出された傾斜エラー信号の大きさを各々v1、v2とする時、
    (v1−v2)/(v1+v2)の絶対値の最大値は0.2以下であることを特徴とする請求項8ないし請求項11のうちいずれか一つに記載の光記録再生機器用エラー信号の検出装置。
JP2001126508A 2000-04-28 2001-04-24 光記録再生機器用エラー信号の検出方法及び装置 Expired - Fee Related JP3895558B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR200022804 2000-04-28
KR1020000022804A KR100739661B1 (ko) 2000-04-28 2000-04-28 광기록재생기기용 에러신호 검출방법 및 장치

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001357555A JP2001357555A (ja) 2001-12-26
JP3895558B2 true JP3895558B2 (ja) 2007-03-22

Family

ID=36590856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001126508A Expired - Fee Related JP3895558B2 (ja) 2000-04-28 2001-04-24 光記録再生機器用エラー信号の検出方法及び装置

Country Status (7)

Country Link
US (2) US6885621B2 (ja)
EP (1) EP1154416B1 (ja)
JP (1) JP3895558B2 (ja)
KR (1) KR100739661B1 (ja)
CN (1) CN1151499C (ja)
DE (1) DE60115140T2 (ja)
TW (1) TW518584B (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100396544B1 (ko) * 2000-11-17 2003-09-02 삼성전자주식회사 광기록재생기기용 에러신호 검출장치
JP3858761B2 (ja) 2002-05-23 2006-12-20 日本電気株式会社 光ヘッド装置及び光学式情報記録再生装置
KR100888590B1 (ko) * 2002-07-11 2009-03-16 삼성전자주식회사 래디얼 틸트 검출 방법 및 그 장치
KR100629500B1 (ko) * 2002-07-31 2006-09-28 삼성전자주식회사 트랙킹 에러신호 생성장치
JP2004185678A (ja) * 2002-11-29 2004-07-02 Toshiba Corp ディスク装置及びディスク処理方法
JP2004213878A (ja) * 2002-12-30 2004-07-29 Samsung Electronics Co Ltd 光ディスクシステムのアクチュエータ及びその駆動信号提供装置
TWI228253B (en) * 2003-08-13 2005-02-21 Mediatek Inc Method for real time calibrating tilt control value of a pickup
JP4505384B2 (ja) * 2004-08-31 2010-07-21 パナソニック株式会社 光学ヘッド、光ディスク装置及び集積回路
US20060099459A1 (en) * 2004-11-10 2006-05-11 Tdk Corporation Information recording medium
US7385911B2 (en) * 2004-11-10 2008-06-10 Tdk Corporation Optical recording medium having multiple layers of different thermal conductivities
JP2007080466A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Toshiba Corp 光ヘッド装置及び光ディスク装置
KR101251645B1 (ko) * 2006-04-18 2013-04-05 엘지전자 주식회사 기록 재생 장치 및 그 방법
JP2007207381A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Canon Inc 光学的情報記録再生装置
WO2008132784A1 (ja) * 2007-04-13 2008-11-06 Panasonic Corporation チルト制御方法、集積回路、および光ディスク装置
US7933181B1 (en) 2007-04-27 2011-04-26 Marvell International Ltd. Method and system for radial and tangential tilt calibration of optical storage systems
US8079948B2 (en) * 2007-08-29 2011-12-20 NuCardia, Inc. Article comprising an impeller
JP5494265B2 (ja) * 2010-06-14 2014-05-14 ソニー株式会社 光ピックアップ制御回路および光ディスクドライブ装置
JP6820547B2 (ja) * 2016-03-09 2021-01-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 記録再生装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0758559B2 (ja) * 1988-09-02 1995-06-21 シャープ株式会社 光ピックアップ装置
JP3161891B2 (ja) * 1993-11-16 2001-04-25 松下電器産業株式会社 ディスクチルト検出装置およびディスクチルト補正装置
JP3211002B2 (ja) * 1997-04-24 2001-09-25 富士通株式会社 光記録媒体、チルト検出器、光ディスク装置、チルト検出方法及びチルト補正方法
JP3443668B2 (ja) * 1998-04-30 2003-09-08 富士通株式会社 収差補正方法及び収差補正装置
KR100363154B1 (ko) * 1998-08-13 2003-03-19 삼성전자 주식회사 광픽업의액츄에이터및그에따른구동코일권선방법
JP4578656B2 (ja) * 1999-09-16 2010-11-10 三星電子株式会社 光記録再生機器用エラー信号検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR100739661B1 (ko) 2007-07-13
CN1151499C (zh) 2004-05-26
US6885621B2 (en) 2005-04-26
TW518584B (en) 2003-01-21
EP1154416A2 (en) 2001-11-14
DE60115140D1 (de) 2005-12-29
DE60115140T2 (de) 2006-07-06
CN1327232A (zh) 2001-12-19
US20020006091A1 (en) 2002-01-17
EP1154416B1 (en) 2005-11-23
US20050152240A1 (en) 2005-07-14
JP2001357555A (ja) 2001-12-26
KR20010098118A (ko) 2001-11-08
EP1154416A3 (en) 2004-01-07
US7170836B2 (en) 2007-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4578656B2 (ja) 光記録再生機器用エラー信号検出装置
JP3895558B2 (ja) 光記録再生機器用エラー信号の検出方法及び装置
JP4023012B2 (ja) 光ディスク傾き検出方法、光学ピックアップ装置および光ディスク装置
JP4645410B2 (ja) 光ピックアップ及び光ディスク装置
JP3998895B2 (ja) 光ピックアップ装置及びチルト量検出方法
KR100601632B1 (ko) 광기록재생기기용 에러신호 검출장치
KR100396544B1 (ko) 광기록재생기기용 에러신호 검출장치
JP5442964B2 (ja) 光記憶メディアからデータを読み出すかまたは同メディアにデータを書き込むための3つのビームを供給するピックアップを備える装置、および対応する光記憶メディア
JP4663723B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP2008542974A (ja) 3スポットのラジアルトラッキングによる光学システム
JP4048690B2 (ja) 光ディスク傾き検出方法、光学ピックアップ装置および光ディスク装置
KR100618989B1 (ko) 광기록재생기기용 에러신호 검출장치
JP4188929B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP2003099951A (ja) 光ディスク装置
JP4666664B2 (ja) 光ピックアップ装置および光記録媒体情報再生装置
JP2005293636A (ja) 光ディスク再生装置及びその信号検出方法
JPH09161322A (ja) 光ディスク及び光ディスク記録再生装置
JP2008140526A (ja) 光ピックアップ装置
JP2003123295A (ja) 光ディスク記録再生装置
JP2009158042A (ja) 光ピックアップ装置及び光検出器

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060411

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060711

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060719

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees