JP2007061569A - 糸切り装置付きミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】 構成部品数を削減しコストの低減と組付けの容易化、合理化を図ることができるとともに、縫製作業中の生地の取り扱いを容易にして作業性の向上及び縫製ミスの低減を図ることができるようにする。
【解決手段】 水平面内を往復揺動可能な可動メス15と固定メス16及び切断後の糸端部を可動メス15との間で弾性挟持可能な糸挟み板27から構成される糸切り装置18における可動メス駆動機構が、その一端が可動メス15の揺動中心軸19から少し変位した箇所に枢支連結されて筒形ベッド1内に布送り方向に向けて延在された駆動連結リンク26と、筒形ベッド1内の基端部側に固定設置されて前記駆動連結リンク26の他端に枢支連結された可動ロッド部21を有するエアシリンダ20とから構成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えばTシャツの首周りや袖口の縫合やカバーリングなど筒状部位の縫製に適用される糸切り装置付きミシンに関する。詳しくは、筒状部位の縫製に好適な筒形ベッドを有し、この筒形ベッドの自由端部に、筒軸方向に直交させて針落ち孔及び筒軸方向への布送りを行なう布送り歯用の溝を有する針板が固定され、この針板下部にルーパが設けられているとともに、針板の側部には、縫製後に針板とルーパとの間に位置する針糸及びルーパ糸を側方に引き寄せて切断する糸切り装置が備えられている多本針筒形タイプのミシンに関するものである。
この種の多本針筒形タイプのミシンにおける糸切り装置は、先端部が鉤状に湾曲されその湾曲先端内周に糸掛け部を有し、その糸掛け部が針板の針落ち孔を横断するように水平面内を往復駆動揺動される可動メスと、この可動メスの復行揺動時に先端糸掛け部に引掛けられて針落ち孔側方へ移送される針糸及びルーパ糸を可動メスとの間の剪断作用により切断する固定メスと、可動メスに接触して該可動メスの揺動を固定メスとの間で弾性的に挟み案内する可動メス押し板と、切断された糸端部を可動メス先端部との間に弾性挟持可能な糸挟み板とを備えて構成されている。
ところで、上記のような構成要素からなる糸切り装置付きミシンにおいて、可動メスを往復揺動駆動させる可動メス駆動機構として、従来、筒形ベッドの基端側に一体に連なるミシン本体の側部外面に、例えば双方向電磁石(ソレノイド)やエアシリンダ等の駆動器を取付ける一方、前記筒形ベッド内にはその筒軸方向(布送り方向)に沿って直線的に往復移動する可動部材を設け、この可動部材の基端部と前記駆動器の可動部とを筒形ベッド部の一側方へ突出して設けられたリンクを介して連動連係するとともに、前記可動部材の先端部と可動メスとを連動連係してなるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3101486号公報
上記したような構成の可動メス駆動機構を備えた従来の糸切り装置付きミシンにおいては、駆動器及びその駆動器に連係して作動するリンクの一部がミシン本体の側方外部に露出する、あるいは、露出部分をカバーしたとしても、そのカバーがミシン本体の側方外部に突出することになる。そのため、被縫製品である筒状部位を筒形ベッドの自由端部から差し入れて所定の縫製作業を行う際、作動リンクの一部を含む露出部や突出部等が身頃の大きい縫製生地に当接したり、接触したりするために縫製生地を扱いにくくなり、その結果、縫製作業性の効率が上がらない場合があった。また、可動メスと駆動器との連動連係のための構成部品数が多いために、糸切り装置をミシンに後付けする際、それらの組付けに多大な手間を要するという問題があった。
本発明は上述の実情に鑑みてなされたもので、構成部品数を削減しコストの低減と組付けの容易化、合理化を図ることができるとともに、縫製作業中の生地の取り扱いを容易にして作業性の向上を図ることができる糸切り装置付きミシンを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る糸切り装置付きミシンは、筒形ベッドの自由端部に、その筒軸方向に対して直交させて針落ち孔及びこの針落ち孔前後に配置されて筒軸方向への布送りを行なう布送り歯用の溝を有する針板が固定され、この針板下部の筒形ベッド内に前記布送り方向と交差する方向に往復揺動運動するルーパが設けられているとともに、先端部側が鉤状に湾曲してその湾曲先端内周に糸掛け部を有し、かつ、前記針板の裏面側に設けた軸を中心にして前記先端糸掛け部が針落ち孔を横断するように前記ルーパの往復揺動運動経路と前記針板との間の水平面内を往復駆動揺動される可動メスと、この可動メスを前記針板裏面側の軸を中心にして往復駆動揺動させる可動メス駆動機構と、この可動メス駆動機構による可動メスの復行揺動時にその先端糸掛け部に引掛けられて針落ち孔の側方に移送される針糸及びルーパ糸を可動メスとの間の剪断作用により切断する固定メスと、前記可動メスに接触し該可動メスの揺動を固定メスとの間で弾性的に挟み案内する可動メス押し板と、切断された糸端部を可動メスの先端部との間で弾性挟持可能な糸挟み板とが備えられている糸切り装置付きミシンにおいて、前記可動メス駆動機構が、前記可動メスの往復揺動中心軸と先端糸掛け部との間の中間部分に一端が枢支連結され他端部が前記筒形ベッド内を布送り方向に向けて延在された駆動連結リンクと、この駆動連結リンクの他端に枢支連結され布送り方向に直線的に往復移動する可動ロッド部を有し、前記筒形ベッド内に固定設置された流体圧シリンダとから構成されていることを特徴としている。
上記のごとき特徴構成を有する本発明によれば、可動メス駆動機構を構成する駆動連結リンク、可動ロッド部及び流体圧シリンダの全てが筒形ベッド内に収納配置されているので、特許文献1に示されている従来例のように、筒形ベッドの基端部に近いミシン本体の側方外部への露出部あるいは突出部が全く無くなり、筒形ベッドの基端部側に十分に広いスペースを確保することができる。したがって、身頃の大きい縫製生地の筒状部位を筒形ベッドの自由端部から差し入れて所定の縫製作業を行う際、その大きい身頃をなんら邪魔されることなく、自由に回したり、移動させたりするなど縫製生地の取り扱いを容易にして縫製作業性の向上を図ることができる。しかも、前述のように、可動メス駆動機構の構成部品数が非常に少なく、その構成を簡素化してコストの節減を図ることができるだけでなく、糸切り装置をミシンに後付けする際の組付け手間を軽減できるという効果を奏する。
特に、本発明に係る糸切り装置付きミシンにおいて、請求項2に記載のように、前記可動メス駆動機構を構成する流体圧シリンダを、筒形ベッドの下部ベッド部と該下部ベッド部の上部を覆う上カバー部との間に挟在固定される内カバー上に固定設置し、かつ、この内カバー上に前記駆動連結リンクを配置する構成を採用することにより、流体圧シリンダ及び駆動連結リンクを筒形ベッド内部という狭いスペース内に一々組み入れながら固定したり、連係連結したりするといった面倒かつ複雑な組付け作業が不要で、筒形ベッド内に組み込む前の内カバーにそれら構成部品を広いスペースのもとで先付けした上で、その内カバーを下部ベッド部と上カバー部との間に挟在固定することによって、流体圧シリンダ及び駆動連結リンクを筒形ベッド内の所定位置に組付けることが可能であり、可動メス駆動機構の組付け作業の一層の容易化、合理化を図ることができる。
また、本発明に係る糸切り装置付きミシンにおいて、可動メスの湾曲先端部内周の糸掛け部としては、針糸とルーパ糸の両方を一つの糸掛け部に引っ掛けるように形成してもよいが、特に、請求項3に記載のように、可動メスの湾曲先端部内周の糸掛け部を、針糸を引っ掛ける針糸用糸掛け部とルーパ糸を引っ掛けるルーパ糸用糸掛け部とに分けて形成することが好ましい。この場合は、針糸とルーパ糸を別々に捕捉し時間差をおいて個別に切断することによって、過大な切断負荷が一挙に可動メス及び固定メスに作用することに伴う刃縁の損耗(刃こぼれ)や変形を極力抑制でき、頻繁なメス交換を要することなく、糸切断性能を長期間に亘り良好に保持することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面にもとづいて説明する。
図1は本発明に係る糸切り装置付き三本針筒形タイプのミシン全体の概略斜視図、図2は糸切り装置の構成部品の分解斜視図、図3は同ミシンの一部を横断し、要部である糸切り装置付近を中心にした平面図、図4(A)は図3のX−X線での拡大縦断面図、(B)は図4(A)のB部拡大図である。この三本針筒形タイプのミシンMは、ミシンベッド部(ミシン本体)2の下方部から前方に向けて、ミシン主軸、針駆動機構や押え駆動機構(これらは周知であるため、詳細な構造及びその説明は省略する)を内蔵するミシンアーム部3とともに筒形ベッド1が延設されている。
この筒形ベッド1は、図2に示すように、上向きに開口する下部ベッド部1Aと該下部ベッド部1Aの上部開口を覆う上カバー部1Bとに分割して形成されており、これら下部ベッド部1Aと上カバー部1Bとの間に後述する板状の内カバー30が挟在固定可能に設けられている。この筒形ベッド1の下部ベッド部1Aの自由端部上には、針板スペーサ31及びねじ4を介して針板5が固定されているとともに、この針板5下部には、図4に示すように、布送り方向(縫製進行方向)aと交差(直交)するb−c方向に往復揺動運動するルーパ6及びルーパ駆動機構(これは周知であるため、詳細な構造及びその説明は省略する)が内装され、かつ、これらルーパ6及びルーパ駆動機構の周囲を包囲するベッド部カバー7が筒形ベッド部1の自由端部にその先端側から着脱可能な状態に設けられている。
前記ミシンアーム部3の先端部には、上下に往復駆動移動される針棒8及び上下に昇降可能な押え棒9が下方へ突出状態に支持されており、針棒8の下端部には針止め10を介して三本の針11が布送り方向aに対して直交する方向に並列して取付けられているとともに、押え棒9の下端部には針板5に被縫製品を押し付ける押え金12が取付けられている。また、前記針板5は、その左右両側辺5a,5aが布送り方向aに平行に形成されており、この針板5には、筒形ベッド部2の筒軸方向に直交させて三つの針落ち孔13が形成されているとともに、これら針落ち孔13の前後及び左右両側には筒軸方向への布送りを行なう布送り歯(これらは周知のため、省略する)用の溝14が形成され、かつ、針板5の裏面には後述する可動メス15、固定メス16、可動メス押し板17及び糸挟み板27などを主要構成要素とする糸切り装置18が装着されている。
図3及び図5〜図7は前記糸切り装置18の具体的な構造を示し、可動メス15は先端部側が鉤状に湾曲しその湾曲先端内周に、一本のルーパ糸LTを引っ掛けるフック状のルーパ糸用糸掛け部15aと三本の針糸NTを引っ掛けるフック状の針糸用糸掛け部15bとが分割形成されているとともに、可動メス15の基端部15cは前記針板5の裏面にねじ軸19を介して止着され、そのねじ軸19を中心にして前記二つのフック状糸掛け部15a,15bが三つの針落ち孔13を横断するように前記ルーパ6の往復揺動運動経路と針板5との間の水平面内を矢印d−e方向に往復揺動可能で、図5〜図7の実線に示す退入位置にまで復行揺動されたとき、針板5の布送り方向aに平行な一側辺5aよりも外側方へ突出しない外周縁15dと、図5〜図7の仮想線に示す進出位置にまで往行揺動されたとき、針板5の布送り歯用溝14の外側に位置する内周縁15eとを有する略勾玉形状に構成されている。
また、糸切り装置18における固定メス16は、前記可動メス15が図5〜図7の仮想線に示す進出位置から同図の実線に示す退入位置にまで復行揺動するとき、つまり、矢印eからd方向に向けて揺動するとき、その先端のフック状糸掛け部15a,15bに引掛つけられて針落ち孔13の側方へ移送される一本のルーパ糸LT及び三本の針糸NTを可動メス押し板17を介して固定メス16側に押し付けられた可動メス15との間の剪断作用により切断するものであり、また、前記糸挟み板27は可動メス15の下面に弾性的に押圧接触されて該可動メス15の揺動を前記固定メス16との間で弾性的に挟み案内し、かつ、切断後の糸端部を可動メス15の先端部分との間で弾性挟持するものである。
上記のような機能を有する固定メス16は、その刃縁16aが、可動メス15との弾性接触点が可動メス15の往復駆動揺動に応じて糸掛け部15a,15b付近の先端部分とその基端部15c寄り部分との間で移り変わりつつ、可動メス15の揺動をその全往復駆動揺動範囲に亘って固定メス16と可動メス押し板17との間で挟み案内するように、布送り方向aの後方側ほど布送り歯用の溝14から漸次離れる傾斜方向に沿って斜め直線状に形成されているとともに、その斜め直線状の刃縁16aから布送り方向aの前方側に向けて布送り方向aと平行な取付板部16bが一体に形成され、この取付板部16bにおいて固定メス16がねじ部材28を介して針板5の裏面に固定されている。
また、前記糸挟み板27は、可動メス15の全往復駆動揺動範囲に亘って該可動メス15の揺動を前記固定メス16との間で挟み案内するように、固定メス16の刃縁16aより僅かに引退した位置に前記傾斜方向に沿って斜め直線状に長い糸端挟み部27aを有するとともに、その斜め直線状の糸端挟み部27aから布送り方向aの前方側に向けて布送り方向aと平行な取付板部27bが一体に形成され、この取付板部27bにおいてねじ部材32を介して固定メス16の裏面に固定されている。
一方、前記筒形べッド1の基端寄り位置に対応する前記内カバー30の上面には、シリンダ取付ブロック34が溶接等によって固定されており、この取付ブロック34上にエアシリンダ(流体圧シリンダの一例)20が、内カバー30下面側からねじ込まれるねじ33を介して固定設置可能に構成されている。前記エアシリンダ20の可動ロッド部21の先端には、前記内カバー30上に配置され筒形ベッド1内を布送り方向(縫製進行方向)aに向けて延在された駆動連結リンク26の他端部がストッパーカラー22、ナット23、取付ブロック24及び支軸25を介して枢支連結されているとともに、この駆動連結リンク26の先端部は、前記可動メス15の基端部15c近くに突出させたピン28に相対回転自在に嵌合連結されている。
以上の可動ロッド部21付きエアシリンダ20及び駆動連結リンク26により可動メス駆動機構が構成され、この可動メス駆動機構は、前記内カバー30を筒形ベッド1内に組み込む前に該内カバー30上に取付けられ、この内カバー30を前記筒形ベッド1の下部ベッド部1Aと上カバー部1Bとの間に挟在固定させることにより、筒形ベッド1から側方へ露出あるいは突出することなく、該筒形ベッド1の内部に組付けられている。
次に、上記のように構成された糸切り装置18を備えた三本針筒形タイプのミシンMによる縫製及び糸切り作用について説明する。
筒形ベッド部1にその自由端部側から挿入された被縫製品の筒状部位は布送り歯を介して所定の布送り方向aに送られながら、例えばカバーリング等の縫製が行われる。そして、所定の縫製が終了した時点で、糸切り装置18の可動メス15は、固定メス16と可動メス押し板17との間で挟み案内されて振らつき等のない状態で一定の水平面に沿ってスムーズかつ安定よく揺動しその先端のフック状糸掛け部15a,15bが針板5における三つの針落ち孔13を横断して図5〜図7の仮想線に示す進出位置に往行駆動揺動され、続いて、この進出位置から図5〜図7の実線に示す退入位置にまで復行駆動揺動される。この復行駆動揺動時に、針落ち孔13を上下方向に通過している三本の針糸NTは糸掛け部15bに引っ掛けられるとともに、ルーパ6に係止されている一本のルーパ糸LTは糸掛け部15aに引掛けられて針落ち孔13及び送り歯用の溝14の一側方へ移送されて可動メス15と固定メス16との間の剪断作用により切断され、かつ、その切断された糸端部は可動メス15の先端部分と糸挟み板27の糸端挟み部27aとの間に弾性挟持される。
上記のような糸切断作用及び切断後の糸端部の挟持作用を繰り返してTシャツの首周りや袖口の縫合やカバーリングなど筒状部位に対する所定の縫製作業が行われるミシンMにおいて、可動メス駆動機構を構成する駆動連結リンク26、エアシリンダ20及び該エアシリンダ20の可動ロッド部21と前記駆動連結リンク26とを連動連係するところのストッパーカラー22、ナット23、取付ブロック24、支軸25等の連係構成部品の全てが筒形ベッド1内に収納配置されて、特許文献1に示されている従来例のように、筒形ベッド1の基端部に近いミシンベッド部2の側方外部への露出部あるいは突出カバー部が全く無いので、筒形ベッド1の基端部側方に十分に広いスペースが確保されることになる。したがって、身頃の大きい縫製生地の筒状部位を筒形ベッド1の自由端部から差し入れて所定の縫製作業を行う際、縫製作業者が大きい身頃を自由に振り回したり、移動させたりするなど縫製生地を容易に取り扱うことが可能で、縫製作業性の向上を図ることができるとともに、縫製ミスの発生も可及的に低減することができる。
更に、前述のように、可動メス駆動機構の構成部品数が非常に少ないために、その可動メス駆動機構の構成を簡素化してコストの節減を図ることが可能であるだけでなく、糸切り装置をミシンMに後付けする際、筒形ベッド1内に組み込む前の内カバー30にそれら構成部品、具体的には、エアシリンダ20、駆動連結リンク26及び両者間の連係構成部品等を広いスペースのもとで先付け先組みし、かつ、前記駆動連結リンクの先端部を可動メス15基端部15c近くに突出させたピン28に嵌合させるように、内カバー30を筒形ベッド1の下部ベッド部1Aと上カバー部1Bとの間に挟在固定することによって、それらエアシリンダ20や駆動連結リンク26を筒形ベッド1内の所定位置に所定どおり組付けることが可能であり、可動メス駆動機構の組付け作業を容易かつ合理的に行うことができる。
また、可動メス15の湾曲先端部内周に、一本のルーパ糸LTを引っ掛けるフック状のルーパ糸用糸掛け部15aと三本の針糸NTを引っ掛けるフック状の針糸用糸掛け部15bとが互いに分けて形成されているので、針糸NTとルーパ糸LTとが別々に捕捉され時間差をおいて個別に切断されることになるため、可動メス15及び固定メス16に過大な切断負荷が一挙に作用することがなく、過大な切断負荷が一挙に作用することに伴う刃縁の損耗(刃こぼれ)や変形を極力抑制することが可能となり、これによって、頻繁なメス交換を要することなく、糸切断性能を長期間に亘り良好に保持することができる。
なお、上記実施の形態では、三本針筒形タイプのミシンMに適用したものについて詳述したが、二本針筒形タイプや四本針筒形タイプ、さらに一本針筒形タイプのミシンに適用してもよい。
また、上記実施の形態では、可動メス15の湾曲先端部内周に、ルーパ糸用糸掛け部15aと針糸用糸掛け部15bとを別個に形成したもので説明したが、一つのフック状糸掛け部に針糸及びルーパ糸を引っ掛けるように構成してもよい。
本発明に係る糸切り装置付き三本針筒形タイプのミシン全体の概略斜視図である。 同上ミシンにおける糸切り装置の構成部品の分解斜視図である。 同上ミシンの一部を横断し、要部である糸切り装置付近を中心にした平面図図である。 (A)は3のX−X線での拡大縦断面図、(B)はB部の拡大図である。 同上糸切り装置を含む要部の拡大平面図である。 同上糸切り装置を含む要部の拡大底面図である。 同上糸切り装置のみの拡大平面図である。
符号の説明
1 筒形ベッド
1A 下部ベッド部
1B 上カバー部
5 針板
6 ルーパ
13 針落ち孔
14 布送り歯用の溝
15 可動メス
15a,15b フック状糸掛け部
16 固定メス
17 可動メス押し板
18 糸切り装置
19 ねじ軸
20 エアシリンダ(流体圧シリンダ)
21 可動ロッド部
26 駆動連結リンク
27 糸挟み板
30 内カバー
a 布送り方向(縫製進行方向)
M 三本針筒形タイプのミシン
LT ルーパ糸
NT 針糸

Claims (3)

  1. 筒形ベッドの自由端部に、その筒軸方向に直交させて針落ち孔及びこの針落ち孔前後に配置されて筒軸方向への布送りを行なう布送り歯用の溝を有する針板が固定され、この針板下部の筒形ベッド内に前記布送り方向と交差する方向に往復揺動運動するルーパが設けられているとともに、先端部側が鉤状に湾曲してその湾曲先端部内周に糸掛け部を有し、かつ、前記針板の裏面側に設けた軸を中心にして前記先端糸掛け部が針落ち孔を横断するように前記ルーパの往復揺動運動経路と前記針板との間の水平面内を往復揺動可能な可動メスと、この可動メスを前記針板裏面側の軸を中心にして往復駆動揺動させる可動メス駆動機構と、この可動メス駆動機構による可動メスの復行駆動揺動時にその先端糸掛け部に引っ掛けられて針落ち孔の側方に移送される針糸及びルーパ糸を可動メスとの間の剪断作用により切断する固定メスと、前記可動メスに接触し該可動メスの揺動を固定メスとの間で弾性的に挟み案内する可動メス押し板と、切断された糸端部を可動メスの先端部との間で弾性挟持可能な糸挟み板とが備えられている糸切り装置付きミシンにおいて、
    前記可動メス駆動機構が、前記可動メスの往復揺動中心軸と先端糸掛け部との間の中間部分に一端が枢支連結され他端部が筒形ベッド内を布送り方向側に向けて延在された駆動連結リンクと、この駆動連結リンクの他端に枢支連結され布送り方向に直線的に往復移動する可動ロッド部を有し、前記筒形ベッド内に固定設置された流体圧シリンダとから構成されていることを特徴とする糸切り装置付きミシン。
  2. 前記可動メス駆動機構を構成する流体圧シリンダが、筒形ベッドの下部ベッド部と該下部ベッド部の上部を覆う上カバー部との間に挟在固定される内カバー上に固定設置され、かつ、この内カバー上に前記駆動連結リンクが配置されている請求項1に記載の糸切り装置付きミシン。
  3. 前記可動メスの湾曲先端部内周の糸掛け部が、針糸を引っ掛ける針糸用糸掛け部とルーパ糸を引っ掛けるルーパ糸用糸掛け部とに分けて形成されている請求項1または2に記載の糸切り装置付きミシン。
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