JP2007061055A - ゼリー状卵調理冷凍食品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】製品の水分含量が50%以上であり、液卵の配合量が製品に対して生換算で5〜50%であるゼリー状卵調理冷凍食品の製造方法において、加熱膨潤したカラギナンと、液卵と、デキストリン及び/又は還元デキストリンとを混合して製した液卵混合液を加熱調理してゼリー状とするゼリー状卵調理冷凍食品の製造方法。
【選択図】 無し
Description
つまり、本発明は、
(1) 製品の水分含量が50%以上であり、液卵の配合量が製品に対して生換算で5〜50%であるゼリー状卵調理冷凍食品の製造方法において、加熱膨潤したカラギナンと、液卵と、デキストリン及び/又は還元デキストリンとを混合して製した液卵混合液を加熱調理してゼリー状とするゼリー状卵調理冷凍食品の製造方法、
(2) カラギナンの配合量を、製品に対して乾物換算で0.05%以上とする(1)記載のゼリー状卵調理冷凍食品の製造方法、
(3) デキストリン及び/又は還元デキストリンの合計配合量を、製品に対して1%以上とする(1)又は(2)記載のゼリー状卵調理冷凍食品の製造方法、
である。
下記原料を用意した。
牛乳 50kg
還元デキストリン(液状)※ 20
液卵黄 15
イオタカラギナン 0.5
清水 14.5
――――――――――――――――――――
合計100kg
※還元デキストリン:原料デキストリンのDE値15、固形分70%、商品名「エスイー100」、日研化成(株)製
実施例1において、還元デキストリンの配合量を10kgに減らすとともに、新たにデキストリン(固体状、DE値11、商品名「パインデックス♯2」、松谷化学工業(株)製)7kgを配合し、合計配合量が同じになるように清水の配合量を増やして補正した他は、実施例1と同じ配合と製法でカスタードプリンを製した。製したカスタードプリンの水分含量は71%であり、製品に対する原料の配合量はそれぞれ、液卵の配合量が生換算で15%、カラギナンの配合量が乾物換算で0.5%、デキストリン及び還元デキストリンの合計配合量が14%であった。このカスタードプリンを食したところ、口の中で適度に崩れる大変やわらかくてなめらかな食感を有し好ましいものであった。更に、実施例1と同様に、このカスタードプリンを凍結処理して冷凍カスタードプリンを製し、これを冷凍保存後解凍して食したところ、冷凍保存前と同様に、口の中で適度に崩れる大変やわらかくてなめらかな食感を有し好ましいものであった。
実施例1において、還元デキストリンを配合せず、代わりにデキストリン(実施例2で用いたものと同じ)14kgを配合し、合計配合量が同じになるように清水の配合量を増やして補正した他は、実施例1と同じ配合と製法でカスタードプリンを製した。製したカスタードプリンの水分含量は71%であり、製品に対する原料の配合量はそれぞれ、液卵の配合量が生換算で15%、カラギナンの配合量が乾物換算で0.5%、デキストリンの配合量が14%であった。このカスタードプリンを食したところ、口の中で適度に崩れる大変やわらかくてなめらかな食感を有し好ましいものであった。更に、実施例1と同様に、このカスタードプリンを凍結処理して冷凍カスタードプリンを製し、これを冷凍保存後解凍して食したところ、冷凍保存前と同様に、口の中で適度に崩れる大変やわらかくてなめらかな食感を有し好ましいものであった。
実施例1において、イオタカラギナンの配合量を0.25kgに減らし、新たにカッパカラギナン0.25kgを配合した他は、実施例1と同じ配合と製法でカスタードプリンを製した。実施例1と同じ配合と製法でカスタードプリンを製した。製したカスタードプリンの水分含量は71%であり、製品に対する原料の配合量はそれぞれ、液卵の配合量が生換算で15%、カラギナンの配合量が乾物換算で0.5%、還元デキストリンの配合量が14%であった。このカスタードプリンを食したところ、口の中で適度に崩れる大変やわらかくてなめらかな食感を有し好ましいものであった。更に、実施例1と同様に、このカスタードプリンを凍結処理して冷凍カスタードプリンを製し、これを冷凍保存後解凍して食したところ、冷凍保存前と同様に、口の中で適度に崩れる大変やわらかくてなめらかな食感を有し好ましいものであった。
実施例1において、イオタカラギナンの代わりにカッパカラギナンを用いた他は、実施例1と同じ配合と製法でカスタードプリンを製した。製したカスタードプリンの水分含量は71%であり、製品に対する原料の配合量はそれぞれ、液卵の配合量が生換算で15%、カラギナンの配合量が乾物換算で0.5%、還元デキストリンの配合量が14%であった。このカスタードプリンを食したところ、口の中で適度に崩れる大変やわらかくてなめらかな食感を有し好ましいものであった。更に、実施例1と同様に、このカスタードプリンを凍結処理して冷凍カスタードプリンを製し、これを冷凍保存後解凍して食したところ、冷凍保存前と同様に、口の中で適度に崩れる大変やわらかくてなめらかな食感を有し好ましいものであった。
下記原料を用意した。
液全卵 25kg
還元デキストリン(液状)※ 15
イオタカラギナン 1
コンブエキス 0.5
食塩 0.5
清水 58
――――――――――――――――――――
合計100kg
※還元デキストリン:実施例1で用いたものと同じ
実施例1において、カラギナンを予め加熱膨潤させず、乾物状態で液卵と混合した他は、実施例1と同じ配合と製法でカスタードプリンを製した。すなわち、実施例1の配合原料である、牛乳50kg、還元デキストリン(液状)20kg、液卵黄15kg、イオタカラギナン0.5kg及び清水14.5kgを混合タンクで混合して液卵混合液を製し、この液卵混合液を用いて、実施例1と同様に加熱調理してカスタードプリンを製した。製したカスタードプリンの水分含量は71%であり、製品に対する原料の配合量はそれぞれ、液卵の配合量が生換算で15%、カラギナンの配合量が乾物換算で0.5%、還元デキストリンの配合量が14%であった。このカスタードプリンを食したところ、口の中で適度に崩れるやわらかくてなめらかな食感を有していた。更に、実施例1と同様に、このカスタードプリンを凍結して冷凍カスタードプリンを製し、これを冷凍保存後解凍して食したところ、硬くて口の中で崩れ難い上に、なめらかさのないざらついた食感であり好ましくないものであった。
実施例1において、還元デキストリンを配合せず、その減少分を清水の配合量を増やして補正した他は、実施例1と同じ配合と製法でカスタードプリンを製した。製したカスタードプリンの水分含量は85%であり、製品に対する原料の配合量はそれぞれ、液卵の配合量が生換算で15%、カラギナンの配合量が乾物換算で0.5%であった。このカスタードプリンを食したところ、口の中で適度に崩れるやわらかくてなめらかな食感を有していた。更に、実施例1と同様に、このカスタードプリンを凍結して冷凍カスタードプリンを製し、これを冷凍保存後解凍して食したところ、硬くて口の中で崩れ難い上に、スポンジ状のざらついた食感を有し、更に大量の離水が生じていて水っぽいものであり好ましくないものであった。
Claims (3)
- 製品の水分含量が50%以上であり、液卵の配合量が製品に対して生換算で5〜50%であるゼリー状卵調理冷凍食品の製造方法において、加熱膨潤したカラギナンと、液卵と、デキストリン及び/又は還元デキストリンとを混合して製した液卵混合液を加熱調理してゼリー状とすることを特徴とするゼリー状卵調理冷凍食品の製造方法。
- カラギナンの配合量を、製品に対して乾物換算で0.05%以上とする請求項1記載のゼリー状卵調理冷凍食品の製造方法。
- デキストリン及び/又は還元デキストリンの合計配合量を、製品に対して1%以上とする請求項1又は2記載のゼリー状卵調理冷凍食品の製造方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1967882A1 (en) | 2007-03-09 | 2008-09-10 | Nikon Corporation | Zoom lens of the telephoto type and having four lens groups |
EP1967883A1 (en) | 2007-03-09 | 2008-09-10 | Nikon Corporation | Zoom lens of the telephoto type and having four lens groups |
CN102835685A (zh) * | 2012-09-06 | 2012-12-26 | 北京德青源农业科技股份有限公司 | 一种冷冻蛋挞专用蛋液及其制备方法 |
JP2013013359A (ja) * | 2011-07-04 | 2013-01-24 | En Otsuka Pharmaceutical Co Ltd | 冷凍卵加工食品 |
JP2016538454A (ja) * | 2013-11-08 | 2016-12-08 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 燃料ノズル用の液体燃料カートリッジ |
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2005
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