JP2007058914A - トラバースシャーシへのプリント回路基板の取付け構造 - Google Patents

トラバースシャーシへのプリント回路基板の取付け構造 Download PDF

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高之 村上
Ryuji Hayashi
隆二 林
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Abstract

【課題】 トラバースシャーシに対してプリント回路基板を立てた状態で取り付けるこ
とができる安価な取付け構造を提供する。
【解決手段】 トラバースシャーシ2には、プリント回路基板10における下側の縁部
をスライド可能に挟み込んで、基板10の下方への移動を制限する第1の溝21と、この
第1の溝21に下側の縁部が挟み込まれた基板10における上下方向の両側のうちの一側
の縁部が嵌め込まれて、基板10のスライド移動及び上方への移動を制限する第2の溝2
2と、この第2の溝22に一側の縁部が嵌め込まれた基板10における上下方向の両側の
うちの他側の縁部に隣接して第1の溝21を上下方向に貫通する下穴23と、が形成され
ている。第1の溝21に縁部が挟み込まれつつ第2の溝22に縁部が嵌め込まれた基板1
0は、下穴23にねじ込まれたタッピングビス30により、スライド移動及び上方への移
動が制限されてシャーシ2に取り付けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報記録媒体であるCDやDVD等の光ディスクに対して情報の再生や記録
を行う光ディスク装置に関し、特に、ピックアップユニット、トラバースシャーシ及びデ
ィスクトレイ各々を駆動させるモータの駆動を制御するためのエンコーダの構成要素であ
るプリント回路基板を、トラバースシャーシに対して立てた状態で取り付ける構造に関す
る。
一般に、光ディスク装置は、クランプした光ディスクを回転させ、その光ディスクの記
録面にレーザー光を出射してその記録面上に情報を書き込んだり(記録)、更に光ディス
クの記録面で反射したレーザー光を受光してその記録面上の情報を読み取ったり(再生)
するものであり、大きくは、固定のメインシャーシと、可動のトラバースシャーシとから
外形が構成される(例えば、特許文献1〜3参照)。そのメインシャーシには、ディスク
トレイが正面から内外へ挿脱可能に支持されている。
このような光ディスク装置の具体的な構成について、その一例を図5を参照しながら以
下に説明する。メインシャーシ1は、例えばポリスチレン(PS)等の合成樹脂の成型品
であり、トラバースシャーシ2は、例えばポリフェニレンエーテル(PPE)等の合成樹
脂の成型品である。
トラバースシャーシ2には、光ディスクの記録面に沿う径方向(図5では前後方向)に
往復移動するピックアップユニット3が設けられている。ピックアップユニット3に隣接
する一側部(図5では右側部)には、主としてピックアップユニット3を移動させるため
のモータ4と、このモータ4の主軸ギアに1つが噛合しつつ、互いが噛合して概ね前後方
向に連なる複数の平ギアから成るギア列5と、が設けられている。ギア列5のうちの1つ
の平ギアが、ピックアップユニット3の側部に形成されたラック3aと噛合することによ
り、モータ4の駆動力がピックアップユニット3に伝達され、ピックアップユニット3が
移動する。なお、ピックアップユニット3の移動の案内は、一般には、その移動方向と平
行にトラバースシャーシ2上に支持された一対のガイド軸でなされる。
また、ギア列5のうちの最前部の平ギアは、トラバースシャーシ2に設けられたトレイ
ギア8と噛合している。このトレイギア8は、トラバースシャーシ2の前方でメインシャ
ーシ1側に配されたカムスライダ6のラックと噛合可能になっている。カムスライダ6は
、トラバースシャーシ2の前端部に設けられたシフトレバー7とカム係合し、ディスクト
レイの搬送方向(前後方向)及びトラバースシャーシ2の昇降方向と略直交する方向(左
右方向)に移動できる。そして、カムスライダ6は、そのラックがトレイギア8と噛合す
ることにより、モータ4の駆動力が伝達されて左右方向に移動し、これにより、カム係合
するシフトレバー7が案内されてトラバースシャーシ2が昇降する。
更に、トレイギア8は、ディスクトレイに形成された前後方向に延在するラックと噛合
可能になっている。そして、ディスクトレイは、そのラックとトレイギア8とが噛合する
ことにより、モータ4の駆動力が伝達され、前後方向に移動するようになっている。
このような光ディスク装置において、メインシャーシ1の外部へ引き出されたディスク
トレイ上に光ディスクが載置され、モータ4の駆動によりそのディスクトレイがメインシ
ャーシ1の内部へ送り込まれる。ディスクトレイが規定位置まで送り込まれると、ディス
クトレイのラックとトレイギア8との噛合が外れる一方、カムスライダ6のラックとトレ
イギア8とが噛合する。カムスライダ6は、モータ4の駆動により左右方向に移動し、ト
ラバースシャーシ2を上昇させる。トラバースシャーシ2が規定位置まで上昇すると、カ
ムスライダ6のラックとトレイギア8との噛合が外れるとともに、光ディスクがクランプ
される。
ここで、光ディスクのクランプについて具体的に説明しておく。メインシャーシ1の上
側に左右方向にわたってクランパホルダが架設されており、その中央には略円板状のクラ
ンパが回転自在に設けられている。一方、そのクランパと対向するトラバースシャーシ2
上には、スピンドルモータが取り付けられており、このスピンドルモータの主軸の先端部
には、その主軸の回転(スピンドルモータの駆動)に従って回転するターンテーブル9が
固定されている。そして、トラバースシャーシ2が上昇することにより、光ディスクの中
心穴がターンテーブル9に嵌合し、更に、光ディスクがターンテーブル9の上面とクラン
パの下面との間に挟み込まれてクランプされる。
光ディスクがクランプされると、ピックアップユニット3のラック3aとギア列5の平
ギアとが噛合する。そして、モータ4の駆動により、ピックアップユニット3が光ディス
クの径方向へ移動し、そのピックアップユニット3と共に移動する光ピックアップによっ
て、光ディスクに対しての情報の再生や記録が行われる。なお、光ディスクを取り出す際
には上記とは逆の動作が行われる。
ところで、このような光ディスク装置では、ピックアップユニット3の駆動、トラバー
スシャーシ2の駆動及びディスクトレイの駆動が、いずれもモータ4の駆動力によりなさ
れるわけであるが、各々の駆動に際してそのモータ4の駆動を適正に制御するために、エ
ンコーダEが適用されている。
このエンコーダEは、モータ4の主軸の先端部に固定された円板状のスリット板Sと、
このスリット板Sの外周縁部を上下から挟み込むように配置されたフォトインタラプタP
(PI;Photo Interrupter)とより構成される。スリット板Sには、放射状に多数のス
リットが形成されている。フォトインタラプタPは、専用のプリント回路基板(以下、「
PI基板」と記すことがある)10にハンダ付けされて実装されており、このPI基板1
0は、トラバースシャーシ2上に立てた状態で取り付けられている。この取付けは、先ず
、PI基板10を別部品である専用の基板ホルダにビスでねじ止めして固定し、その上で
、その基板ホルダをトラバースシャーシ2上にタッピングビスでねじ止めすることで行う
。ここでのPI基板10は、光ディスク装置全体の動作を制御する制御部に接続されてい
る。
このような構成のもと、モータ4の駆動すなわちその主軸の回転に従ってスリット板S
が回転するわけであるが、その際、フォトインタラプタPの間を通過するスリットが順次
検出され、それに応じたパルス信号がPI基板10から出力される。制御部は、そのパル
ス信号を受けてそのパルス数をカウントし、ピックアップユニット3、トラバースシャー
シ2及びディスクトレイ各々の駆動に適正な駆動信号(例えばモータ4への電圧値に関す
る信号)をモータ4へ与える。なお、図5中の符号SWは、ピックアップユニット3が光
ディスクの内周端位置に達しているか否かを検出する内周端検知スイッチであり、この内
周端検知スイッチSWのオン/オフ出力された時点が、PI基板10からのパルス信号を
カウントする際の基準点として用いられる。
特開2004−253130号公報 特開2003−297065号公報 特開平11−224482号公報
ところで、近年の光ディスク装置には、より一層のコスト低減が求められている。特に
、ピックアップユニット3、トラバースシャーシ2及びディスクトレイ各々を駆動させる
モータ4の駆動を制御するためのエンコーダEに関しては、その構成要素であるPI基板
10を基板ホルダを介することなくトラバースシャーシ2上に取り付けることができれば
、その基板ホルダ、及びこれとPI基板10とを固定するビスの分だけ部品点数の削減に
つながるため、光ディスク装置のコスト低減を実現できる。
しかし、上記した光ディスク装置においては、PI基板10をトラバースシャーシ2上
に立てた状態で取り付けなければならないことから、基板ホルダを排除した場合、例えば
、トラバースシャーシ2上に板状のリブを形成しておき、このリブにPI基板10を立て
た状態で重ね、タッピングビスでねじ切りながらねじ止めすることになる。この場合、タ
ッピングビスを受け入れる下穴をリブに形成する必要があるため、トラバースシャーシ2
の成型に用いられる金型として、その下穴を個別に成型するピン状の金型が別途必要とな
る。そうすると、トラバースシャーシ2の成型工程が複雑にならざるを得ず、トラバース
シャーシ2の製造コストが著しく上昇し、その結果として、トラバースシャーシ2の調達
コストが悪化してしまう。従って、光ディスク装置のコスト低減が実質阻害される。
そこで本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、トラバースシャーシに対し
てPI基板を立てた状態で取り付けることができる安価な取付け構造を提供することを目
的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明は、メインシャーシと、このメインシャーシに対して
光ディスクを搬送するディスクトレイと、メインシャーシ内に搬送された前記光ディスク
の記録面に対して昇降するトラバースシャーシと、このトラバースシャーシに支持されて
前記光ディスクの記録面に沿う径方向に往復移動する光ピックアップを有するピックアッ
プユニットと、前記トラバースシャーシに設けられて前記ディスクトレイ、前記トラバー
スシャーシ及び前記ピックアップユニットを駆動させるモータと、を備えるとともに、そ
のモータの主軸に固定されて前記モータの駆動に従って回転するスリット板と、このスリ
ット板を上下から挟むフォトインタラプタが搭載されて前記トラバースシャーシ上に立て
た状態で取り付けられるプリント回路基板と、より成るエンコーダを備えた光ディスク装
置におけるトラバースシャーシへのプリント回路基板の取付け構造であって、前記プリン
ト回路基板は、基板ホルダにビスでねじ止めして固定した上で、その基板ホルダをトラバ
ースシャーシにタッピングビスでねじ止めすることで取り付けられるトラバースシャーシ
へのプリント回路基板の取付け構造において、次の点を特徴とする。前記基板ホルダ及び
前記ビスを排除する。前記トラバースシャーシには、前記プリント回路基板における下側
の縁部をスライド可能に挟み込んで、前記プリント回路基板の下方への移動を制限する第
1の溝と、この第1の溝に前記下側の縁部が挟み込まれた前記プリント回路基板における
上下方向の両側のうちの一側の縁部が嵌め込まれて、前記プリント回路基板の一方へのス
ライド移動及び上方への移動を制限する第2の溝と、この第2の溝に前記一側の縁部が嵌
め込まれた前記プリント回路基板における上下方向の両側のうちの他側の縁部に隣接して
前記第1の溝を上下方向に貫通する下穴と、が形成されている。そして、前記第1の溝に
前記下側の縁部が挟み込まれつつ前記第2の溝に前記一側の縁部が嵌め込まれた前記プリ
ント回路基板は、前記下穴にねじ込まれたタッピングビスにより、他方へのスライド移動
及び上方への移動が制限されて前記トラバースシャーシに取り付けられ、前記プリント回
路基板における前記他側の縁部は、上側が切り欠かれていて、この切欠きの下端に、前記
下穴にねじ込まれた前記タッピングビスの頭部の内面が圧接している。
このような構成にすると、従来必要であった基板ホルダ、及びこれとプリント回路基板
とを固定するビスがなくても、プリント回路基板をトラバースシャーシ上に立てた状態で
、強固に取り付けることができる。しかも、トラバースシャーシは、製造コストの上昇を
伴わず、安価に得られる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、メインシャーシと、このメインシャーシ
に対して光ディスクを搬送するディスクトレイと、メインシャーシ内に搬送された前記光
ディスクの記録面に対して昇降するトラバースシャーシと、このトラバースシャーシに支
持されて前記光ディスクの記録面に沿う径方向に往復移動する光ピックアップを有するピ
ックアップユニットと、前記トラバースシャーシに設けられて前記ディスクトレイ、前記
トラバースシャーシ及び前記ピックアップユニットを駆動させるモータと、を備えるとと
もに、そのモータの主軸に固定されて前記モータの駆動に従って回転するスリット板と、
このスリット板を上下から挟むフォトインタラプタが搭載されて前記トラバースシャーシ
上に立てた状態で取り付けられるプリント回路基板と、より成るエンコーダを備えた光デ
ィスク装置におけるトラバースシャーシへのプリント回路基板の取付け構造であって、次
の点を特徴とする。前記トラバースシャーシには、前記プリント回路基板における下側の
縁部をスライド可能に挟み込んで、前記プリント回路基板の下方への移動を制限する第1
の溝と、この第1の溝に前記下側の縁部が挟み込まれた前記プリント回路基板における上
下方向の両側のうちの一側の縁部が嵌め込まれて、前記プリント回路基板の一方へのスラ
イド移動及び上方への移動を制限する第2の溝と、この第2の溝に前記一側の縁部が嵌め
込まれた前記プリント回路基板における上下方向の両側のうちの他側の縁部に隣接して前
記第1の溝を上下方向に貫通する下穴と、が形成されている。そして、前記第1の溝に前
記下側の縁部が挟み込まれつつ前記第2の溝に前記一側の縁部が嵌め込まれた前記プリン
ト回路基板は、前記下穴にねじ込まれたタッピングビスにより、他方へのスライド移動及
び上方への移動が制限されて前記トラバースシャーシに取り付けられる。
このような構成にすると、プリント回路基板をトラバースシャーシ上に立てた状態で、
強固に取り付けることができる。しかも、トラバースシャーシは、製造コストの上昇を伴
わず、安価に得られる。
ここで、実用性を踏まえると、前記プリント回路基板における前記他側の縁部は、上側
が切り欠かれていて、この切欠きの下端に、前記下穴にねじ込まれた前記タッピングビス
の頭部の内面が圧接していることが好ましい。
本発明の光ディスク装置におけるトラバースシャーシへのプリント回路基板の取付け構
造によれば、従来必要であった基板ホルダ、及びこれとプリント回路基板とを固定するビ
スが完全に不要となるため、その分だけ部品点数の削減につながる。しかも、トラバース
シャーシは、安価に得られる。その結果、光ディスク装置のコスト低減を十分に実現でき
る。
以下に、本発明の光ディスク装置におけるトラバースシャーシへのPI基板の取付け構
造の一実施形態について、図面を参照しながら詳述する。図1は、本発明の一実施形態で
ある光ディスク装置におけるトラバースシャーシへのPI基板の取付け構造を示す分解斜
視図である。図2〜図4は、図1の取付け構造における取付け過程での一状態を示す斜視
図であって、図2はPI基板の取付け中の状態を示し、図3はタッピングビスによるねじ
止め直前の状態を示し、図4は取付け完了状態を示している。なお、これらの図中、エン
コーダEについては、その構成要素のうち、フォトインタラプタPが実装されたPI基板
10を図示し、スリット板Sの図示は省略している。
本実施形態では、トラバースシャーシ2上には、左右方向に延在するとともにその端か
ら上方に突出する概ねL字形の突起20が形成されている。この突起20の左右方向に延
在する部分には、PI基板10の厚さとほぼ同じ(厳密には僅かに大きい)幅の第1の溝
21が、左右方向に沿って形成されている。この第1の溝21は、立てた状態のPI基板
10における下側の縁部を受け入れて、左右方向にスライド可能にその縁部を前後から挟
み込み、前後を含むPI基板10の下方への移動を制限する役割を果たす。
その突起20の上方に突出する部分には、PI基板10の厚さとほぼ同じ(厳密にはや
や大きい)幅の第2の溝22が、第1の溝21の延長線上で上下方向に沿って形成されて
いる。この第2の溝22は、第1の溝21に下側の縁部が挟み込まれたPI基板10にお
ける上下方向の両側(ここでは左右側)のうちの一側(ここでは左側)の縁部が嵌め込ま
れて、その縁部を前後から挟み込むとともにPI基板10における上側の端面を押さえ込
み、前後を含むPI基板10の左方へのスライド移動及び上方への移動を制限する役割を
果たす。
更に、第1の溝21には、後述するタッピングビス30を受け入れる下穴23が、上下
方向にトラバースシャーシ2を貫通して形成されている。この下穴23は、第1の溝21
に下側の縁部が挟み込まれつつ第2の溝22に左側の縁部が嵌め込まれたPI基板10に
おける右側の縁部に隣接した位置に、形成されている。
ここでの突起20を含む第1の溝21、第2の溝22及び下穴23の形成は、トラバー
スシャーシ2の成型と同時に行われる。第1の溝21の形成は、成型に用いられる上下の
金型のうちの上型の彫刻部形状に、凸部を造型すれば足りる。また、第2の溝22の形成
は、上型と対になる下型の彫刻部形状に、凸部を造型すれば足りる。第2の溝22の延長
線上に形成された貫通穴24は、その下型に造型した凸部を導くために形成されたもので
ある(図1参照)。また、下穴23の形成は、上型又は下型の彫刻部形状に、ピン状の凸
部を造型すれば足りる。従って、このようなトラバースシャーシ2は、成型工程を複雑に
せずとも得ることができるため、製造コストの上昇を伴わず、安価に得られる。
また、本実施形態では、PI基板10における右側の縁部は、上側が切り欠かれて切欠
き11が形成されている。
このような構成のトラバースシャーシ2に対するPI基板10の取付けは、次のように
して行われる。図2に示すように、PI基板10を立てた状態でその下側の縁部を第1の
溝21に挿入し、そのPI基板10を第2の溝22に向けてスライドさせていく。次に、
図3に示すように、そのままPI基板10の左側の縁部を第2の溝22に嵌め込む。そし
て、上方から、タッピングビス30を、PI基板10の右側の端面に沿わせながら、その
先端を下穴23にあてがい、ねじ込んでいく。タッピングビス30をそのままねじ込んで
いくと、図4に示すように、そのタッピングビス30の頭部の内面が、PI基板10にお
ける切欠き11の下端に圧接し、これでトラバースシャーシ2へのPI基板10の取付け
が完了する。
この状態では、PI基板10は、第1の溝21によって下方への移動が制限され、第2
の溝22によって左方及び上方への移動が制限され、タッピングビス30によって、右方
及び上方への移動が制限される。つまり、トラバースシャーシ2上に立てた状態で、強固
に取り付けられる。
このような構成にすると、従来必要であった基板ホルダ、及びこれとPI基板10とを
固定するビスが完全に不要となるため、その分だけ部品点数の削減につながる。しかも、
トラバースシャーシ2は、製造コストの上昇を伴わず、安価に得られる。その結果、光デ
ィスク装置のコスト低減を十分に実現できる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々
の変更が可能である。例えば、PI基板10に切欠き11を形成せずに、長いタッピング
ビス30を準備し、その頭部の内面をPI基板10の上側の端面に直接圧接させるように
ても構わない。
本発明は、光ディスクに対して情報の再生や記録を行うための光ディスク装置に有用で
ある。
本発明の一実施形態である光ディスク装置におけるトラバースシャーシへのプリント回路基板の取付け構造を示す分解斜視図である。 図1の取付け構造における取付け過程での一状態を示す斜視図であって、プリント回路基板の取付け中の状態を示す図である。 図1の取付け構造における取付け過程での一状態を示す斜視図であって、タッピングビスによるねじ止め直前の状態を示す図である。 図1の取付け構造における取付け過程での一状態を示す斜視図であって、取付け完了状態を示す図である。 本発明にも共通する一般的な光ディスク装置の構成を示す平面図である。
符号の説明
1 メインシャーシ
2 トラバースシャーシ
3 ピックアップユニット
4 モータ
5 ギア列
6 カムスライダ
7 シフトレバー
8 トレイギア
9 ターンテーブル
10 プリント回路基板
11 切欠き
20 突起
21 第1の溝
22 第2の溝
23 下穴
30 タッピングビス
S スリット板
P フォトインタラプタ
E エンコーダ

Claims (3)

  1. メインシャーシと、
    このメインシャーシに対して光ディスクを搬送するディスクトレイと、
    メインシャーシ内に搬送された前記光ディスクの記録面に対して昇降するトラバースシ
    ャーシと、
    このトラバースシャーシに支持されて前記光ディスクの記録面に沿う径方向に往復移動
    する光ピックアップを有するピックアップユニットと、
    前記トラバースシャーシに設けられて前記ディスクトレイ、前記トラバースシャーシ及
    び前記ピックアップユニットを駆動させるモータと、を備えるとともに、
    そのモータの主軸に固定されて前記モータの駆動に従って回転するスリット板と、
    このスリット板を上下から挟むフォトインタラプタが搭載されて前記トラバースシャー
    シ上に立てた状態で取り付けられるプリント回路基板と、より成るエンコーダを備えた光
    ディスク装置におけるトラバースシャーシへのプリント回路基板の取付け構造であって、
    前記プリント回路基板は、基板ホルダにビスでねじ止めして固定した上で、その基板ホ
    ルダをトラバースシャーシにタッピングビスでねじ止めすることで取り付けられるトラバ
    ースシャーシへのプリント回路基板の取付け構造において、
    前記基板ホルダ及び前記ビスを排除し、
    前記トラバースシャーシには、
    前記プリント回路基板における下側の縁部をスライド可能に挟み込んで、前記プリント
    回路基板の下方への移動を制限する第1の溝と、
    この第1の溝に前記下側の縁部が挟み込まれた前記プリント回路基板における上下方向
    の両側のうちの一側の縁部が嵌め込まれて、前記プリント回路基板の一方へのスライド移
    動及び上方への移動を制限する第2の溝と、
    この第2の溝に前記一側の縁部が嵌め込まれた前記プリント回路基板における上下方向
    の両側のうちの他側の縁部に隣接して前記第1の溝を上下方向に貫通する下穴と、が形成
    されており、
    前記第1の溝に前記下側の縁部が挟み込まれつつ前記第2の溝に前記一側の縁部が嵌め
    込まれた前記プリント回路基板は、前記下穴にねじ込まれたタッピングビスにより、他方
    へのスライド移動及び上方への移動が制限されて前記トラバースシャーシに取り付けられ

    前記プリント回路基板における前記他側の縁部は、上側が切り欠かれていて、この切欠
    きの下端に、前記下穴にねじ込まれた前記タッピングビスの頭部の内面が圧接しているこ
    とを特徴とするトラバースシャーシへのプリント回路基板の取付け構造。
  2. メインシャーシと、
    このメインシャーシに対して光ディスクを搬送するディスクトレイと、
    メインシャーシ内に搬送された前記光ディスクの記録面に対して昇降するトラバースシ
    ャーシと、
    このトラバースシャーシに支持されて前記光ディスクの記録面に沿う径方向に往復移動
    する光ピックアップを有するピックアップユニットと、
    前記トラバースシャーシに設けられて前記ディスクトレイ、前記トラバースシャーシ及
    び前記ピックアップユニットを駆動させるモータと、を備えるとともに、
    そのモータの主軸に固定されて前記モータの駆動に従って回転するスリット板と、
    このスリット板を上下から挟むフォトインタラプタが搭載されて前記トラバースシャー
    シ上に立てた状態で取り付けられるプリント回路基板と、より成るエンコーダを備えた光
    ディスク装置におけるトラバースシャーシへのプリント回路基板の取付け構造であって、
    前記トラバースシャーシには、
    前記プリント回路基板における下側の縁部をスライド可能に挟み込んで、前記プリント
    回路基板の下方への移動を制限する第1の溝と、
    この第1の溝に前記下側の縁部が挟み込まれた前記プリント回路基板における上下方向
    の両側のうちの一側の縁部が嵌め込まれて、前記プリント回路基板の一方へのスライド移
    動及び上方への移動を制限する第2の溝と、
    この第2の溝に前記一側の縁部が嵌め込まれた前記プリント回路基板における上下方向
    の両側のうちの他側の縁部に隣接して前記第1の溝を上下方向に貫通する下穴と、が形成
    されており、
    前記第1の溝に前記下側の縁部が挟み込まれつつ前記第2の溝に前記一側の縁部が嵌め
    込まれた前記プリント回路基板は、前記下穴にねじ込まれたタッピングビスにより、他方
    へのスライド移動及び上方への移動が制限されて前記トラバースシャーシに取り付けられ
    ることを特徴とするトラバースシャーシへのプリント回路基板の取付け構造。
  3. 前記プリント回路基板における前記他側の縁部は、上側が切り欠かれていて、この切欠
    きの下端に、前記下穴にねじ込まれた前記タッピングビスの頭部の内面が圧接しているこ
    とを特徴とする請求項2に記載のトラバースシャーシへのプリント回路基板の取付け構造
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