JPH09311057A - ロータリーエンコーダ - Google Patents
ロータリーエンコーダInfo
- Publication number
- JPH09311057A JPH09311057A JP8129505A JP12950596A JPH09311057A JP H09311057 A JPH09311057 A JP H09311057A JP 8129505 A JP8129505 A JP 8129505A JP 12950596 A JP12950596 A JP 12950596A JP H09311057 A JPH09311057 A JP H09311057A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- encoder
- rotary
- rotor
- slit plate
- circuit board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Elimination Of Static Electricity (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Optical Transform (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転子の軸に発生した電荷の放電によるロー
タリーエンコーダ回路部の静電気に弱い電子部品を保護
し回路の誤動作を防止する高信頼性のロータリーエンコ
ーダを提供する。 【解決手段】 導電性の回転スリット板２１に対向して
波形整形回路基板２３のアース部上に設けた導電体２２
は電子部品よりも回転スリット板２１に近接するように
配設する。波形整形回路基板２３のアース部に配設した
エンコーダのＦＧリード線９をエンコーダ取付ネジ１０
を介してモータ本体のブラケット１１に接続し、さらに
モータ本体は機器に接地される。したがって回転子の軸
に発生した電荷（軸電圧）を回路基板上のアース部に配
設した導電体に優先的に放電させることができ、静電気
に弱い電子部品を静電破壊から保護し回路の誤動作を防
止した高信頼性のロータリーエンコーダを得ることがで
きる。
タリーエンコーダ回路部の静電気に弱い電子部品を保護
し回路の誤動作を防止する高信頼性のロータリーエンコ
ーダを提供する。 【解決手段】 導電性の回転スリット板２１に対向して
波形整形回路基板２３のアース部上に設けた導電体２２
は電子部品よりも回転スリット板２１に近接するように
配設する。波形整形回路基板２３のアース部に配設した
エンコーダのＦＧリード線９をエンコーダ取付ネジ１０
を介してモータ本体のブラケット１１に接続し、さらに
モータ本体は機器に接地される。したがって回転子の軸
に発生した電荷（軸電圧）を回路基板上のアース部に配
設した導電体に優先的に放電させることができ、静電気
に弱い電子部品を静電破壊から保護し回路の誤動作を防
止した高信頼性のロータリーエンコーダを得ることがで
きる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はＡＣサーボモータな
どに組み込まれるロータリーエンコーダに関するもので
ある。
どに組み込まれるロータリーエンコーダに関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】近年、モータの保守の容易さからＡＣサ
ーボモータの需要が増加しロータリーエンコーダが普及
している。
ーボモータの需要が増加しロータリーエンコーダが普及
している。
【０００３】ロータリーエンコーダはインクリメンタル
エンコーダとアブソリュートエンコーダに大別され、イ
ンクリメンタルエンコーダは、回転方向が判別できるよ
うに互いに９０度位相差を有するＡ相，Ｂ相の信号と１
回転１パルスの基準Ｚ信号とＡＣサーボモータの通電相
切り替えのためのコミュテーション信号Ｕ，Ｖ，Ｗ相を
備えたものが一般的である。
エンコーダとアブソリュートエンコーダに大別され、イ
ンクリメンタルエンコーダは、回転方向が判別できるよ
うに互いに９０度位相差を有するＡ相，Ｂ相の信号と１
回転１パルスの基準Ｚ信号とＡＣサーボモータの通電相
切り替えのためのコミュテーション信号Ｕ，Ｖ，Ｗ相を
備えたものが一般的である。
【０００４】またアブソリュートエンコーダは電源投入
後直ちに１回転内の絶対位置が認識できるエンコーダ
で、インクリメンタルエンコーダを用いた制御システム
において必要とされる電源投入直後に行う機械位置とコ
ントローラとの位置合わせ動作である原点復帰動作が不
要であることから、多関節ロボットをはじめとする大型
のロボット用サーボモータなどに普及している。
後直ちに１回転内の絶対位置が認識できるエンコーダ
で、インクリメンタルエンコーダを用いた制御システム
において必要とされる電源投入直後に行う機械位置とコ
ントローラとの位置合わせ動作である原点復帰動作が不
要であることから、多関節ロボットをはじめとする大型
のロボット用サーボモータなどに普及している。
【０００５】以下に従来のインクリメンタルエンコーダ
の構成について説明する。図２において、１はコミュテ
ーション信号Ｕ，Ｖ，Ｗ相などをスリットパターンで備
えたガラス製の回転スリット板で接着剤を介してボス２
を固着することで回転体を構成しており、回転子の軸３
に取着してある。４は電子部品を備えた波形整形回路基
板、５は受光素子、６は発光素子、７は固定スリット板
で、受光素子５を備えている。８は波形整形回路基板４
などを取り付けるエンコーダフレーム、９はエンコーダ
のＦＧ（フレームグランド）リード線、１０はエンコー
ダ取付ネジでエンコーダフレーム８をモータブラケット
１１に固定している。
の構成について説明する。図２において、１はコミュテ
ーション信号Ｕ，Ｖ，Ｗ相などをスリットパターンで備
えたガラス製の回転スリット板で接着剤を介してボス２
を固着することで回転体を構成しており、回転子の軸３
に取着してある。４は電子部品を備えた波形整形回路基
板、５は受光素子、６は発光素子、７は固定スリット板
で、受光素子５を備えている。８は波形整形回路基板４
などを取り付けるエンコーダフレーム、９はエンコーダ
のＦＧ（フレームグランド）リード線、１０はエンコー
ダ取付ネジでエンコーダフレーム８をモータブラケット
１１に固定している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】近年ＡＣサーボモータ
をＩＧＢＴなどのパワートランジスタでＰＷＭ駆動する
ことが増えており、固定子巻線に対し絶縁された回転子
には従来に比べより電荷が発生しやすくなってきてい
る。
をＩＧＢＴなどのパワートランジスタでＰＷＭ駆動する
ことが増えており、固定子巻線に対し絶縁された回転子
には従来に比べより電荷が発生しやすくなってきてい
る。
【０００７】上記従来のエンコーダの構造において、薄
型化やコストダウンを実現させるために導電性の回転ス
リット板１とボス２とからなる回転体を用いてＰＷＭ駆
動すると、回転子の軸３と、この軸３に取り付けた回転
スリット板１とが一つの帯電体となる。
型化やコストダウンを実現させるために導電性の回転ス
リット板１とボス２とからなる回転体を用いてＰＷＭ駆
動すると、回転子の軸３と、この軸３に取り付けた回転
スリット板１とが一つの帯電体となる。
【０００８】したがって、電荷（軸電圧）は回転スリッ
ト板１を電極として波形整形回路基板４上の電子部品の
電極に放電し、静電気に弱い電子部品が静電破壊された
り誤動作してロータリーエンコーダの出力信号が正しく
出力されないという問題点を有していた。
ト板１を電極として波形整形回路基板４上の電子部品の
電極に放電し、静電気に弱い電子部品が静電破壊された
り誤動作してロータリーエンコーダの出力信号が正しく
出力されないという問題点を有していた。
【０００９】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、導電性の回転体を用いたロータリーエンコーダ回路
部の静電気耐量を高め、信頼性の向上を実現するロータ
リーエンコーダを提供することを目的とする。
で、導電性の回転体を用いたロータリーエンコーダ回路
部の静電気耐量を高め、信頼性の向上を実現するロータ
リーエンコーダを提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のロータリーエンコーダは、導電性の回転体も
しくは回転子の軸に対し、波形整形回路などの回路基板
上に配設した電子部品よりも近接させた導電体をアース
部に配設したものである。
に本発明のロータリーエンコーダは、導電性の回転体も
しくは回転子の軸に対し、波形整形回路などの回路基板
上に配設した電子部品よりも近接させた導電体をアース
部に配設したものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明は、コミュテーション信号
などをスリットパターンで備えた回転スリット板および
この回転スリット板に取り付けられ回転子の軸に固定す
るためのボスからなる回転体と、エンコーダフレームに
取り付けた波形整形回路基板などからなる回路部とを有
し、導電性の前記回転体もしくは回転子の軸に対して前
記回路部に搭載した電子部品より近接させた導電体をア
ース部に設けたロータリーエンコーダであり、導電性の
回転体もしくは回転子の軸に対して回路部に搭載した電
子部品より近接させた導電体を回路基板のアース部に設
けたので、回転体および回転子の軸に帯電した電荷（軸
電圧）は、一番近いこの導電体に優先的に放電されるの
で、波形整形回路などを構成する電子部品を静電破壊か
ら保護し、回路の誤動作を防止することができる。
などをスリットパターンで備えた回転スリット板および
この回転スリット板に取り付けられ回転子の軸に固定す
るためのボスからなる回転体と、エンコーダフレームに
取り付けた波形整形回路基板などからなる回路部とを有
し、導電性の前記回転体もしくは回転子の軸に対して前
記回路部に搭載した電子部品より近接させた導電体をア
ース部に設けたロータリーエンコーダであり、導電性の
回転体もしくは回転子の軸に対して回路部に搭載した電
子部品より近接させた導電体を回路基板のアース部に設
けたので、回転体および回転子の軸に帯電した電荷（軸
電圧）は、一番近いこの導電体に優先的に放電されるの
で、波形整形回路などを構成する電子部品を静電破壊か
ら保護し、回路の誤動作を防止することができる。
【００１２】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【００１３】なお、従来と同じ部品には同じ符号を付与
して説明する。図１において、２１はコミュテーション
信号Ｕ，Ｖ，Ｗ相などをスリットパターンで備えたステ
ンレス製の回転スリット板、２は真鍮製のボスで、回転
スリット板２１と接着剤で固着されてエンコーダの回転
体を構成しており、回転子の軸３に固着されている。
して説明する。図１において、２１はコミュテーション
信号Ｕ，Ｖ，Ｗ相などをスリットパターンで備えたステ
ンレス製の回転スリット板、２は真鍮製のボスで、回転
スリット板２１と接着剤で固着されてエンコーダの回転
体を構成しており、回転子の軸３に固着されている。
【００１４】２２は波形整形回路基板２３のアース部に
設けた導電体で、回転スリット板２１の外周付近に対向
して他の電子部品よりも同回転スリット板２１に近接す
るように配設している。
設けた導電体で、回転スリット板２１の外周付近に対向
して他の電子部品よりも同回転スリット板２１に近接す
るように配設している。
【００１５】波形整形回路基板２３のアース部に配設し
たエンコーダのＦＧリード線９はエンコーダ取付ネジ１
０を介してモータ本体のブラケット１１に接続され、さ
らにモータ本体は機器により接地される。
たエンコーダのＦＧリード線９はエンコーダ取付ネジ１
０を介してモータ本体のブラケット１１に接続され、さ
らにモータ本体は機器により接地される。
【００１６】波形整形回路基板２３上に設けた導電体２
２を、金属端子のような表面実装部品とすれば他の電子
部品と一緒に実装することができる。
２を、金属端子のような表面実装部品とすれば他の電子
部品と一緒に実装することができる。
【００１７】また、ＦＧリード線９のむきしろをそのま
ま利用して導電体とすることも可能である。
ま利用して導電体とすることも可能である。
【００１８】そして、回転子に帯電した電荷は、導電性
の回転スリット板２１に一番近い導電体２２に優先的に
放電するので、静電気に弱い電子部品を静電破壊から保
護し、回路の誤動作を防止することができる。
の回転スリット板２１に一番近い導電体２２に優先的に
放電するので、静電気に弱い電子部品を静電破壊から保
護し、回路の誤動作を防止することができる。
【００１９】また、回転スリット板２１と導電体２２と
は非接触なので、機械損失を発生させることもない。
は非接触なので、機械損失を発生させることもない。
【００２０】
【発明の効果】以上のように本発明は、導電性の回転体
もしくは回転子の軸に帯電した電荷（軸電圧）を波形整
形回路などの回路基板上のアース部に配設した導電体に
優先的に放電させることができるので、静電気に弱い電
子部品を静電破壊から保護し回路の誤動作を防止した高
信頼性のロータリーエンコーダを得ることができる。
もしくは回転子の軸に帯電した電荷（軸電圧）を波形整
形回路などの回路基板上のアース部に配設した導電体に
優先的に放電させることができるので、静電気に弱い電
子部品を静電破壊から保護し回路の誤動作を防止した高
信頼性のロータリーエンコーダを得ることができる。
【図１】本発明の一実施例におけるエンコーダの断面図
【図２】従来のロータリーエンコーダの断面図
２ ボス ３ 回転子の軸 ８ エンコーダフレーム ２１ 回転スリット板 ２２ 導電体 ２３ 波形整形回路基板
Claims (1)
- 【請求項１】コミュテーション信号などをスリットパタ
ーンで備えた回転スリット板およびこの回転スリット板
に取り付けられ回転子の軸に固定するためのボスからな
る回転体と、エンコーダフレームに取り付けた波形整形
回路基板などからなる回路部とを有し、導電性の前記回
転体もしくは回転子の軸に対して前記回路部に搭載した
電子部品より近接させた導電体をアース部に設けたロー
タリーエンコーダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8129505A JPH09311057A (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | ロータリーエンコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8129505A JPH09311057A (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | ロータリーエンコーダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09311057A true JPH09311057A (ja) | 1997-12-02 |
Family
ID=15011154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8129505A Pending JPH09311057A (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | ロータリーエンコーダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09311057A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7222543B2 (en) | 2004-11-23 | 2007-05-29 | Dr. Johannes Heidenhain Gmbh | Modular encoder, method of producing a modular encoder, and system for measuring angular movement |
| JP2007298364A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Denso Corp | 回転角度検出装置 |
| CN100367635C (zh) * | 2003-02-10 | 2008-02-06 | 发那科株式会社 | 带有编码器的电动机 |
| JP2009025151A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Denso Corp | 回転角度検出装置 |
| US7703110B2 (en) * | 2005-08-22 | 2010-04-20 | Funai Electric Co., Ltd. | Structure for attaching printed circuit board on traverse chassis |
| DE102014225228A1 (de) * | 2014-12-09 | 2016-06-09 | Robert Bosch Gmbh | Elektrische Maschine mit einer Potentialausgleichsvorrichtung |
| JP2017091841A (ja) * | 2015-11-11 | 2017-05-25 | オンキヨー株式会社 | 操作装置、及び、音楽再生装置 |
-
1996
- 1996-05-24 JP JP8129505A patent/JPH09311057A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100367635C (zh) * | 2003-02-10 | 2008-02-06 | 发那科株式会社 | 带有编码器的电动机 |
| US7222543B2 (en) | 2004-11-23 | 2007-05-29 | Dr. Johannes Heidenhain Gmbh | Modular encoder, method of producing a modular encoder, and system for measuring angular movement |
| US7703110B2 (en) * | 2005-08-22 | 2010-04-20 | Funai Electric Co., Ltd. | Structure for attaching printed circuit board on traverse chassis |
| JP2007298364A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Denso Corp | 回転角度検出装置 |
| JP2009025151A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Denso Corp | 回転角度検出装置 |
| DE102014225228A1 (de) * | 2014-12-09 | 2016-06-09 | Robert Bosch Gmbh | Elektrische Maschine mit einer Potentialausgleichsvorrichtung |
| JP2017091841A (ja) * | 2015-11-11 | 2017-05-25 | オンキヨー株式会社 | 操作装置、及び、音楽再生装置 |
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