JPH05164089A

JPH05164089A - 軸流ファンモータ

Info

Publication number: JPH05164089A
Application number: JP32550091A
Authority: JP
Inventors: Seiichi Tsukitani; 精一築谷
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1991-12-10
Filing date: 1991-12-10
Publication date: 1993-06-29

Abstract

(57)【要約】【目的】付加機能の数量の制限を増加させ同時に電子
機器への取り付けの煩雑さを解決し、少ない電線の接続
で電子機器への取り付けを可能とすることのできる軸流
ファンモータを提供することを目的とする。【構成】軸流ファンモータのケーシング１の電子機器
への取付孔２の近傍に負電極端子７を設け、軸流ファン
モータの電線数を少なく、あるいはなくすることさえ可
能となる取扱が容易で付加機能の数量が多い軸流ファン
モータを得ることができる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は電子機器の冷却等に使用
される軸流ファンモータに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、電子機器に使用される軸流ファン
モータの多機能化が進み、軸流ファンモータの回転数出
力機能や感温速度制御機能といった付加機能を持った製
品が発売されるようになってきた。

【０００３】以下に従来の軸流ファンモータについて図
３を参照しながら説明する。図に示すように、軸流ファ
ンモータのケーシング３１には軸流ファンモータを電子
機器に取り付けるための取り付け孔３２が設けられ、軸
流ファンモータのモータ部３３にはモータを構成する機
構部品とモータ駆動制御をする電子回路が内蔵されてい
る。そして、ケーシング３１とモータ部３３は複数個の
スポーク３４で接続保持され、ケーシング３１とモータ
部３３の隙間にはファン３５が設けられ風の通り道を構
成している。また、モータ部３３への電源供給および付
加機能信号伝達のための複数個の電線３６をスポーク３
４の内の一つを通りモータ部３３に接続されている。

【０００４】以上のように構成された軸流ファンモータ
について、以下その動作について説明する。まず電線３
６の一端に、電子機器に接続されて軸流ファンモータを
動作させるために電力を供給する。また、回転数出力機
能や感温速度機能を持つ軸流ファンモータの場合には電
線３６はその信号を電子機器と軸流ファンモータ間で伝
達していた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、軸流ファンモータの持つ付加機能の量に
より電線３６の数が異なるが、軸流ファンモータの電線
３６が通るスポーク３４は同一寸法であるので追加でき
る付加機能の量には限界がある。また、付加機能の多い
軸流ファンモータの場合軸流ファンモータから出る電線
３６の数量が多くなるので電子機器への接続が複雑とな
り接続のミス等を引き起こし軸流ファンモータや電子機
器自体を破壊してしまう危険性が増すという問題があっ
た。

【０００６】本発明は上記課題を解決するもので、小さ
なスポーク寸法であっても大量の付加機能を追加するこ
とができる軸流ファンモータを提供することを目的とす
る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の軸流ファンモー
タは上記目的を達成するために、電子機器に設置するた
めにケーシングに設けられた取り付け孔と、その取り付
け孔近傍に設けられた少なくとも一極以上の電極端子を
備えた構成とする。

【０００８】

【作用】本発明は上記した構成によって、あらかじめ電
源電線を各スポークに分散して通してケーシングに設置
しておけるので、付加機能を有する軸流ファンモータで
あっても従来に較べ一本のスポークに通す電線の数量を
少なくすることができ付加機能の量を多くできる。ま
た、軸流ファンモータからでる電線が少なくてすむので
電子機器への接続を容易にできることとなる。

【０００９】

【実施例】

（実施例１）以下、本発明の第１実施例について図１を
参照しながら説明する。図に示すように、軸流ファンモ
ータのケーシング１に電子機器に取り付ける取付孔２を
設け、複数本のスポーク３により、ケーシング１にフア
ン４を駆動するモータ部５を接続保持している。そし
て、前記モータ部５にはモータを構成する構成部品と、
モータを駆動制御する電子回路（図示せず）を内蔵し、
軸流ファンモータを駆動する給電電線の内の負電極電線
６の端部には負電極端子７が接続され、前記取付孔２の
近傍に配設されている。また、モータ部５には正電極電
線および付加機能を伝達するための信号電線８が接続さ
れている。

【００１０】上記構成における軸流ファンモータを電子
機器に接続する場合には、ケーシング１に設けられた取
付孔２に電子機器への取付ビスを通して機器のシャーシ
（図示せず）に取り付ける。このとき負電極端子７は電
子機器のシャーシに接することになる。そして、電子機
器のシャーシは一般に電子機器の接地に用いられている
ので、軸流ファンモータの負側のための給電電源と電位
的に等しく、これにより軸流ファンモータの負側給電電
線の電子機器の電源部への接続が完了する。また、その
他の電線は従来と同様に電線接続部へ接続する。

【００１１】このように本発明の第１実施例の軸流ファ
ンモータによれば、軸流ファンモータの電子機器への取
付孔２の近傍に給電電線の内の負電極電線６に接続され
た負電極端子７を設けているので、電子機器への取り付
け接続が容易にでき、電子機器への電線の接続が少なく
て済むので、ミス接続による軸流ファンモータや電子機
器自体の破壊の危険性を小さくすることができることと
なる。

【００１２】（実施例２）以下、本発明の第２実施例に
ついて図２を参照しながら説明する。なお、第１実施例
と同一部分には同一符号を付けて詳細な説明は省略す
る。図に示すように、軸流ファンモータを駆動する給電
電線の内の正電極電線１１の端部に正電極端子１２をケ
ーシング１の背面側に設ける構成とする。

【００１３】上記構成の軸流ファンモータを電子機器に
取り付ける場合には、負電極端子７が電子機器のシャー
シ側に接するようにしてビスでシャーシに取り付ける。
これにより、軸流ファンモータの負電極端子７と電子機
器のシャーシが同一電位になり、シャーシを通じて軸流
ファンモータへの負電圧給電が行われる。そして、電子
機器の軸流ファンモータへの正電圧給電線（図示せず）
を軸流ファンモータの正電極端子１２に接した状態で非
導電性のビスで電子機器のシャーシに取り付ける。

【００１４】このように本発明の第２実施例の軸流ファ
ンモータによれば、軸流ファンモータのケーシング１に
負電極端子７と正電極端子１２を設けているので、電気
的接続が容易で電子機器への取り付けが容易で、電線部
のない軸流ファンモータを実現できる。なお、第２実施
例においては負電極端子７と正電極端子１２を軸流ファ
ンモータの給電端子としたが、これらを付加機能の信号
端子として給電用電線を軸流ファンモータから引き出し
ても良い。また、付加機能の信号端子を別に設けても良
いことはいうまでもない。

【００１５】

【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば電子機器に設置するためにケーシングに設け
られた取付孔の近傍に少なくとも一極以上の電極端子を
設け、ケーシングを取り付けたときに電子機器と電気的
接続が可能に設けているので、多くの付加機能の追加が
可能で、電子機器への取り付けが容易な軸流ファンモー
タを提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例の軸流ファンモータの正面
図

【図２】（ａ）同第２実施例の軸流ファンモータの正面
図（ｂ）同第２実施例の軸流ファンモータの背面図

【図３】従来の軸流ファンモータの正面図

【符号の説明】

１ケーシング２取付孔７負電極端子１２正電極端子

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｈ０１Ｌ 23/467

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】電子機器に設置するためにケーシングに設
けられた取付孔と、その取付孔近傍に設けられた少なく
とも一極以上の電極端子とを備え、前記取付孔を介して
ケーシングを取り付けたときに前記電子機器と電気的に
接続が可能となる構成とした軸流ファンモータ。