JP2007018666A - 光ディスク装置 - Google Patents

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JP2007018666A
JP2007018666A JP2005201844A JP2005201844A JP2007018666A JP 2007018666 A JP2007018666 A JP 2007018666A JP 2005201844 A JP2005201844 A JP 2005201844A JP 2005201844 A JP2005201844 A JP 2005201844A JP 2007018666 A JP2007018666 A JP 2007018666A
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optical disk
disk
disc
optical disc
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Hiroaki Iwatomo
洋昭 岩朝
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】 排出を確認するための光センサの替わりにメカニカルスイッチを用いること
で、光センサの数を減らすと共に、それに付随する電子部品の数を減らし、組み立てに要
する手間及び時間を低減する。
【解決手段】 メインシャーシ1、トラバースユニット2、光ディスク搬送機構3、光
ディスク検出機構4、光ヘッド5、駆動力伝達機構6、光ディスク駆動機構7を有し、光
ディスクの挿入部の近傍に配置される一対の光センサ41と、光ディスクにて押されるデ
ィスクアーム42と、ディスクアーム42の動作にあわせて摺動し、カムスライダ31を
動作させるプッシュロッド43と、光ディスクが挿入されるときに光ディスクの大きさに
合わせて、ディスクアーム42とプッシュロッド43とを係合させるディスクレバー44
と、光ディスクが挿入されていないときにディスクアームで押されるスイッチ45とを有
する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光ディスクにレーザ光を照射し情報を記録したり、読み出したりする光ディ
スク装置に関するものであり、特に異なるサイズの光ディスクを挿入しても、正確に動作
することができる光ディスク装置に関するものである。
従来、光ディスク装置の一種類として、該光ディスク装置の前面に光ディスクを挿入す
るための開口が設けられており、この開口を通じて前記光ディスクを挿入したり、排出し
たりできる、いわゆる、スロットインタイプの光ディスク装置が知られている。
スロットインタイプの光ディスク装置は、筐体の前面パネルに開口が設けられており、
開口に光ディスクを挿入する。光ディスクは開口より所定量挿入されると、筐体内部に配
置される光ディスク搬送機構にて引き込まれ、筐体内に配置されている光ディスク記録再
生ユニット内の光ディスクにデータを記録する又は光ディスクからデータを読み出す位置
(以下、クランプ位置という)に搬入される。
スロットインタイプの光ディスク装置では光ディスク挿入検知センサと、光ディスク排
出検知センサとを備えている。光ディスク挿入検知センサ及び光ディスク排出検知センサ
は光センサであり、発光素子及び受光素子が一定間隔をあけて対向して配置され、発光素
子より出射された光を受光素子で受光するものである。発光素子と受光素子の間に光ディ
スクがない場合、発光素子から出射された光が受光素子にて受光される(センサOFF)
また、発光素子と受光素子の間に光ディスクがある場合、発光素子から出射された光が
光ディスクにて遮られて、受光素子にて受光されない(センサON)。光ディスクを挿入
する場合、光ディスク挿入センサは光ディスクが挿入されるとONになり、光ディスクを
搬送するための光ディスク搬送機構を駆動する。また、光ディスクを排出する場合、光デ
ィスク排出センサは常時ONになっており、光ディスクが排出され端部が光ディスク排出
センサを通過すると光ディスク排出センサはOFFになる。光ディスク排出センサがOF
Fになると、前記光ディスク搬送機構を停止する。(実開平3−130043号公報等参
照)
実開平3−130043号公報
しかしながら、光センサの個数が多くなると、センサ自体の取り付け個数が増えると共
に、そのセンサに電力を供給したり、信号を検出したりするための制御基板、電子部品も
必要であり、コストアップにつながる。また、部品点数が増えることで、部品を配置する
ための場所を確保しなくてはならず設計が制限される。さらに、部品点数が増えると共に
、組み立てに時間と手間がかかり、それだけ、組み立てに手間と時間がかかり、組み立て
のコストが高くなる。
そこで本発明は、排出を確認するための光センサの替わりにメカニカルスイッチを用い
ることで、光センサの数を減らすと共に、それに付随する電子部品の数を減らし、組み立
てに要する手間及び時間を低減することでコストを低減することを目的とする。
また本発明は、光ディスクの排出時に検出する情報を削減することで、光ディスクの排
出に必要な信号の数を減らすことができ、それだけ、駆動のコストを低減することができ
る光ディスク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、光ディスクにレーザ光を照射することで、データ
の記録、読出を行う光ディスク装置であって、メインシャーシと、前記メインシャーシに
昇降可能に支持されるトラバースユニットと、前記メインシャーシに取り付けられ前記光
ディスクを送る送りローラと摺動可能に配置され前記トラバースユニットと係合して該ト
ラバースユニットを昇降させるカムスライダとを備える光ディスク搬送機構と、前記トラ
バースユニットに摺動可能に取り付けられ、前記光ディスクにレーザ光を照射する光ヘッ
ドと、駆動モータと該駆動モータの駆動力を伝達するための複数の歯車を備え、前記トラ
バースユニット、前記光ディスク駆動機構及び前記光ヘッドに駆動力を伝達する駆動力伝
達機構と、前記光ディスクの挿入及び挿入された光ディスクの大きさを検知する光ディス
ク検出機構とを有し、前記光ディスク検出機構は、前記光ディスクの挿入口の近傍に配置
され、前記光ディスクが挿入されたことを検知する一対の光センサと、前記メインシャー
シに回動可能に取り付けられるとともに搬送される光ディスクに押されるディスクアーム
と、前記カムスライダと連動するプッシュロッドと、前記メインシャーシに摺動可能且つ
回動可能に取り付けられ、前記ディスクアームと前記プッシュロッドとを連結するディス
クレバーと、前記光ディスクが挿入されていないときに前記ディスクアームと接触する位
置に配置されるスイッチとを備えており、前記ディスクレバーは前記12センチメートル
の光ディスクが搬送中の所定の位置にあるときに外側に揺動し前記ディスクレバーと係合
がはずれ、前記ディスクアームと前記プッシュロッドとの連結を一時的に解消するもので
あり、前記光ディスクの大きさにかかわらず、該光ディスクが排出されるときに前記ディ
スクアームが前記スイッチを押したことを検出した後、前記駆動モータを所定時間駆動さ
せた後、停止することで送りローラにて光ディスクを所定長さだけ送り、排出を完了する
ことを特徴とする。
この構成によると、前記光ディスクに不具合があったり、光ディスクの挿入が適切でな
かったり等で、前記光ディスクの大きさ、種類等の初期情報を取得できなかった場合であ
っても、排出検知センサを用いることなく、前記光ディスクの大きさにかかわらず、光デ
ィスクを落とすことなく、使用者が取り出すことができる位置に排出することができる。
前記排出検知センサの替わりに前記ディスクアームの位置を検出するメカニカルスイッ
チをとりつけることで、高価な検知センサを省略することができるとともに、前記排出検
知センサに比べてメカニカルスイッチは回路を簡略化することができる。
これにより、高価な部品を減らすことができるとともに回路を簡略化することができる
ので、部品コスト及び製造コストを低減することができる。
上記目的を達成するために本発明は、光ディスクにレーザ光を照射することで、データ
の記録、読出を行う光ディスク装置であって、メインシャーシと、前記メインシャーシに
昇降可能に支持されるトラバースユニットと、前記メインシャーシに取り付けられ前記メ
インシャーシに摺動可能に配置され前記トラバースユニットと係合して該トラバースユニ
ットを昇降させるカムスライダと、前記光ディスクを送る送りローラとを有する光ディス
ク搬送機構と、前記光ディスクにレーザ光を照射する光ヘッドと、駆動モータと該駆動モ
ータの駆動力を伝達するための複数の歯車を備え、前記トラバースユニット、前記光ディ
スク駆動機構及び前記光ヘッドに駆動力を伝達する駆動力伝達機構と、前記光ディスクの
挿入及び挿入された光ディスクの大きさを検知する光ディスク検出機構とを有し、前記光
ディスク検出機構は、前記メインシャーシに回動可能に取り付けられるとともに搬送され
る光ディスクに押されるディスクアームと、前記カムスライダと連動するプッシュロッド
と、前記メインシャーシに摺動可能且つ回動可能に取り付けられ、前記ディスクアームと
前記プッシュロッドとを連結するディスクレバーと、前記光ディスクが挿入されていない
ときに前記ディスクアームと接触する位置に配置されるスイッチとを備えており、前記光
ディスクが排出されるときに前記ディスクアームが前記スイッチを押したことを検出した
後、光ディスクの大きさにかかわらず送りローラにて所定長さだけ光ディスクを送ること
で排出を完了することを特徴とする。
この構成によると、前記光ディスクに不具合があったり、光ディスクの挿入が適切でな
かったり等で、前記光ディスクの大きさ、種類等の初期情報を取得できなかった場合であ
っても、排出検知センサを用いることなく、前記光ディスクの大きさにかかわらず、光デ
ィスクを落とすことなく、使用者が取り出すことができる位置に排出することができる。
前記排出検知センサの替わりに前記ディスクアームの位置を検出するメカニカルスイッ
チをとりつけることで、高価な検知センサを省略することができるとともに、前記排出検
知センサに比べてメカニカルスイッチは回路を簡略化することができる。
これにより、高価な部品を減らすことができるとともに回路を簡略化することができる
ので、部品コスト及び製造コストを低減することができる。
上記構成において、前記光ディスクの送り長さは前記駆動モータを停止する時間を前記
スイッチが押されたときからの時間経過にて決定してもよい。また時間制御に限定される
ものではなく、前記ディスク搬送機構、前記駆動モータ、前記駆動力伝達機構に回転角度
検出手段を備え、該回転角度検出手段による角度を基にするもの等、送りローラによる光
ディスクの排出長さを一定にすることができるものを広く採用することができる。
本発明によると、排出を確認するための光センサの替わりにメカニカルスイッチを用い
ることで、光センサの数を減らすと共に、それに付随する電子部品の数を減らし、組み立
てに要する手間及び時間を低減することができる。
また本発明によると、光ディスクの排出時に検出する情報を削減することで、光ディス
ク排出の制御を簡略化することができる光ディスク装置を提供することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1にスロットインタイプの光デ
ィスク装置の斜視図を示す。図1に示す光ディスク装置は、筐体Bdと、筐体Bdの前面
に取り付け固定される前面パネルFpと、筐体Bd内部に取り付けられる光ディスク記録
再生ユニットAとを有している。前面パネルFpには開口Opが設けられており、開口O
pに光ディスクDsを挿入する。
図2に本発明にかかるスロットインタイプの光ディスク装置に備えられる光ディスク記
録再生ユニットの概略配置図を、図3に図2に示す光ディスク記録再生ユニットの正面側
から見た概略配置図を示す。図2に示す光ディスク記録再生ユニットAは、メインシャー
シ1、トラバースユニット2、光ディスク搬送機構3、光ディスク検出機構4、光ヘッド
5、駆動力伝達機構6、光ディスク駆動機構7を有している。
なお、以下で方向を示すとき、フロントパネルFpが設けられている方向をフロント側
(図中F)、これに対向する方向をリヤ側(図中R)、フロント側とリヤ側とをつなぐ線
に交差し光ディスクのディスク面に平行な方向をサイド側(図中S)と表現(図示)する
メインシャーシ1は光ディスク搬送機構3と、駆動力伝達機構4に含まれる駆動ギヤ6
4と、光ディスク検出機構7とを備えている。光ディスク搬送機構3は、メインシャーシ
1に摺動可能に取り付けられるカムスライダ31と、光ディスクを送る送りローラ32と
、駆動ギヤ64と歯合する中間歯車33とを備えている。
トラバースユニット2はトラバースシャーシ21、光ヘッド5、駆動力伝達機構6の一
部、レバートリガー22、接触式スイッチ23、光ディスク駆動機構4とを具備している
カムスライダ31はサイド方向に摺動するものであり、トラバースユニット2のトラバ
ースシャーシ21のフロント側の側面に備えられる後述のスライダボス211と係合する
カム孔311と、レバートリガー22に備えられる後述のトリガーボス221と係合する
係合孔312と、プッシュロッド43に備えられる後述のプッシュボス431と係合する
プッシュ溝313と、駆動ギヤ64と歯合するスライダラック314とを備えている。
カム孔311はサイド方向に延びて形成されており、上側カム孔3111、下側カム孔
3112及び上側カム孔3111と下側カム孔3112とを連結する斜行カム孔3113
とを備えている。カムスライダ31がサイド方向に摺動することでトラバースシャーシ2
1のスライダボス211はカム孔311に沿って摺動する。スライダボス211が下側カ
ム孔3111に位置するときはトラバースシャーシ21のフロント側が持ち上げられたク
ランプ位置に配置され、逆に上側カム孔3112に位置するときにはトラバースシャーシ
21のフロント側が下げられた退避位置に配置される。
スライダラック314はカムスライダ31の端部に形成されたラックであり、駆動ギヤ
64と歯合するものであるが、カムスライダ31が最も移動したとき、スライダラック3
14は駆動ギヤ64と歯合しないように形成されている。
送りローラ32は、回転軸321と、回転軸321の回りに配置され、光ディスクと密
着して回転することで光ディスクを送るためのローラ322と、回転軸321の端部に固
定されるローラ歯車323とを有している。中間歯車33は駆動ギヤ64と係合する第1
中間歯車331と、メインシャーシ1のサイド側の側面内側に回動可能に軸視される第2
中間歯車332とを有している。第2中間歯車332は送りローラ32のローラ歯車32
3と歯合している。
第1中間歯車331は同一中心軸上に配置される第1かさ歯車333を備えている。第
2中間歯車332にも同様に同一中心軸に配置される第2かさ歯車334が備えられてお
り、第1かさ歯車333と第2かさ歯車334が歯合している。つまり、駆動ギヤ64の
回転を、メインシャーシ1のサイド側の側面に取り付けられた歯車の回転に変換すること
ができる。
光ディスク検出機構4は、光ディスクの挿入部の近傍に配置される一対の光センサ41
と、光ディスクにて押されるディスクアーム42と、ディスクアーム42の動作にあわせ
て摺動し、カムスライダ31を動作させるプッシュロッド43と、光ディスクが挿入され
るときに光ディスクの大きさに合わせて、ディスクアーム42とプッシュロッド43とを
係合させるディスクレバー44とを備えている。ディスクアーム42、プッシュロッド4
3及びディスクレバー44とは互いに連動することで、直径12センチメートルの光ディ
スクと、直径8センチメートルの光ディスクが挿入されたときに、光ディスクの直径にあ
わせて光ディスク記録再生ユニットを適切に動作させるためのものである。
光センサ41は挿入口の近くに光ディスクの挿入方向の中心線に対して対称に配置され
るものである。対称に配置されることで、光ディスクがずれて挿入されても、光ディスク
の挿入を検出することができる。
光センサ41は発光素子と受光素子とが一定の間隔をあけて、向かい合わせに配置され
るものであり、発光素子より出射される光を受光素子で受光するものである。すなわち、
発光素子と受光素子の間を遮るものがないときは発光素子より出射された光が受光素子で
受光され、遮るものがあるときは発光素子より出射された光は受光素子で受光されない。
つまり光ディスクが挿入されると、発光素子と受光素子の間が光ディスクにて遮られ、光
ディスクの挿入を検知する。
ディスクアーム42はピン420にてメインシャーシ1に回動可能に取り付けられてい
る。ディスクアーム42は光ディスクが挿入されたときに光ディスクのリヤ側が当接し、
挿入方向に往復移動するディスク押し部423と、ディスクレバー44の後述する係合部
441と係合する第1ボス421及び第2ボス422と、ディスク押し部423をフロン
ト側に押すようにディスクアームを付勢する弾性部材424とを有している。第1ボス4
21及び第2ボス422とディスク押し部423とはピン420を挟んで対向する位置に
配置されている。すなわち、第1ボス421及び第2ボス422とディスク押し部423
とは常にピンを挟んで反対方向に移動する。
メインシャーシ1のディスクアーム42に隣接する位置に、スイッチ45(ここでは、
プッシュ式スイッチ)が取り付けられている。ディスクアーム42が最もフロント側に位
置しているとき、換言すると、光ディスクが挿入されていないとき、にディスクアーム4
2にて押されてスイッチ45はONになるように配置されている。
ディスクレバー44はディスクアーム42の第1ボス421及び第2ボス422と係合
する係合部441と、光ディスクの外周に押されるディスク検知ボス442と、プッシュ
ロッド43の後述するスイングガイド432と係合するレバーボス443と、メインシャ
ーシ1に取り付けられている摺動ピン440が貫通する摺動孔444とを備えている。ま
た、ディスクレバー44はメインシャーシ1に取り付けられた弾性部材(ここではコイル
ばね445)にてプッシュロッド43と重なる位置に移動するように付勢されている。デ
ィスクレバー44は直径12センチメートルの光ディスクが所定の位置にあるときにはサ
イド方向にスィングする。直径8センチメートルの光ディスクが挿入されたときにはスィ
ングしない。
プッシュロッド43はフロント側−リヤ側に往復摺動可能に取り付けられており、フロ
ント側の端部に設けられカムスライダ31に形成されるプッシュ溝313と係合するプッ
シュボス431と、ディスクレバー44のレバーボス443が円弧状に摺動するスイング
ガイド432とを有している。プッシュロッド43はプッシュボス431がプッシュ溝3
13を押すことでカムスライダ31を摺動させるものである。
トラバースシャーシ21はサイド側の両側面のリヤ側に近い部分に、回転ボス210が
形成されている。サイド側の両側面に設けられた回転ボス210は、同一中心軸上に形成
されており、回動ボス210がメインシャーシ1と係合することで、トラバースシャーシ
21はメインシャーシ1に対し、回動可能に取り付けられる。また、トラバースシャーシ
21のフロント側の側面にはカムスライダ31のカム孔311と係合するスライダボス2
11が形成されている。さらに、光ヘッド5が摺動するときのガイドとなるシャフト21
3及びガイドリブ214を備えている。
トラバースシャーシ21は回転ボス210を軸として回動することで、光ディスクが挿
入されるときに邪魔にならないように光ディスクの記録面側に隠れた待機位置と、光ディ
スクを他の部材と干渉しないように挟着(クランプ)するクランプ位置とを往復動する。
待機位置とクランプ位置の切替のタイミングは後述するように、直径8センチメートルの
光ディスクと、直径12センチメートルの光ディスクとでは異なる。
レバートリガー22はカムスライダ31と同様にサイド方向に摺動する。トリガーボス
221と、光ヘッド5の後述するサブラック532に形成されているラックボス533と
係合するトリガーガイド222が形成されている。サブラック532が摺動することで、
ラックボス533がトリガーガイド222を押してレバートリガー22を摺動させる。ト
リガーガイド222はサイド方向に延びる部分を備えている。
光ヘッド5は光ディスクにレーザ光を照射し情報を記録する又は読み出すものである。
光ヘッド5はレーザ光を出射するレーザ光源、レーザ光を集光し光ディスクの記録面にレ
ーザスポットを形成する対物レンズ、光ディスクの記録面で反射されたレーザ光を受光す
る受光素子(いずれも不図示)等の光学部品が載置されるスライドベース51を備えてい
る。トラバースシャーシ21にシャフト213が備えられており、スライドベース51は
シャフト213に往復動可能に取り付けられている。
スライドベース51のシャフト3123との係合部と反対側には、トラバースシャーシ
21に形成されているガイドリブ214に係合し、光ヘッド5の光ディスクに対するサイ
ド方向の傾きを調整するための傾き調整部材52が取り付けられている。傾き調整部材5
2はガイドリブ214に係合するとともに、ガイドリブ214にそって摺動することがで
き、光ヘッド5がその傾きを保った状態で摺動するように光ヘッド5を支持する。
スライドベース51には駆動力伝達機構6(後述のピニオンギヤ613)と歯合し、駆
動モータ60よりの駆動力を伝達するラック53が設けられている。このラック53は下
部に光ヘッド5を移動させるため駆動力が伝達されるメインラック(図示省略)が配設さ
れ、メインラックの上部にバックラッシュを取り除くためのサブラック532が配設され
ている。図示を省略したばねを用いてサブラック532を付勢し、メインラックのギヤ歯
とサブラック532のギヤ歯で、ピニオンギヤ613のギヤ歯を挟んでバックラッシュが
発生しないようにしている。
つまり、光ヘッド5のラック53は、メインラック及びサブラック532が重なり合っ
たダブルラックとなっている。ラック53においてサブラック532のギヤ歯はメインラ
ックのギヤ歯よりも長く、リヤ側に延びるように配置される。すなわち、ピニオンギヤ6
13とメインラック及びサブラック532の両方が歯合している状態、ピニオンギヤ61
3とサブラック532のみが歯合している状態とになるように構成されている。
また、サブラック532にはラックボス533が形成されており、光ヘッド5が最もフ
ロント側にきたときに、レバートリガー22に形成されているトリガーガイド222と係
合し、レバートリガー22を動作させる。
なお、メインラックのフロント側の先端には、トラバーシャーシ21に取り付けられた
接触式スイッチ23を押し付ける(ONにする)ための突起部(図示省略)が形成されて
いる。すなわち、光ヘッド5が光ディスクの最内周に移動すると、突起部が接触式スイッ
チ23と接触して、接触式スイッチ23がONになる。
駆動力伝達機構6は駆動モータ60と、第1歯車61と、第2歯車62と、伝達ギヤ6
3と、駆動ギヤ64とを具備している。このうち駆動ギヤ64はメインシャーシ1に取り
付けられており、残りの駆動モータ60及び歯車群はトラバースシャーシ21に取り付け
られている。
駆動モータ60の駆動軸にはウォームギヤが備えられており、第1歯車61と歯合して
いる。第1歯車61は第1大型歯車611と、第1小型歯車612と、ピニオンギヤ61
3とが同一回転軸に軸方向に並んで、回動可能に支持されている。第1大型歯車611は
駆動モータ60のウォームギヤと歯合しており、駆動モータ60の駆動軸に発生する駆動
力は第1大型歯車611に伝達される。ピニオンギヤ613は光ヘッド5のラック53と
歯合しており、光ヘッド5を駆動する。第1小型歯車612は第2歯車62と歯合してい
る。第2歯車62は伝達ギヤ63と歯合している。伝達ギヤ63は駆動ギヤ64と歯合し
ている。
以上のように各歯車を配置することで、駆動モータ60の駆動軸に発生する駆動力を駆
動ギヤ64、光ヘッド5のラック53に伝達することができる。駆動ギヤ64は一部にギ
ヤ歯が形成されていない間欠部が形成されており、駆動ギヤ64の回転角度及び伝達ギヤ
63の高さ(トラバースシャーシ21の高さ)によって、歯合する場合と歯合しない場合
とを生じさせるように設計されている。
光ディスク駆動機構7は、光ディスクを回転させるためのスピンドルモータ(不図示)
と、スピンドルモータの出力軸に取り付けられ、光ディスクを支持するターンテーブル7
1とを有している。ターンテーブル71はトラバースシャーシ21の移動とともに移動し
、光ディスクの中央部に設けられる貫通部を貫通するとともに透明部を押し、図示を省略
したクランプと光ディスクを挟着し、光ディスクを安定して回転させる。
次に各部の動作について説明する。光ディスクが開口Opより挿入されると、光センサ
41によって光ディスクが挿入されたことが検知される。光センサ41にて光ディスクの
挿入を検知すると、駆動モータ60が駆動する。駆動モータ60の駆動軸に取り付けられ
たウォームが第1大型歯車611を回転させ、第1小型歯車612、第2歯車62を介し
て伝達ギヤ63が回転する。
光ディスクが挿入されるときは伝達ギヤ63と駆動ギヤ64は歯合しているので、駆動
ギヤ64は回転する。駆動ギヤ64の回転が第1中間歯車331及び第2中間歯車332
を介して伝達しローラ歯車323を回動させ、送りローラ32を回転させる。送りローラ
32のローラ322が光ディスクと接触することで、光ディスクを光ディスク記録再生ユ
ニットAの内部に引き込む。
<直径8センチメートルの光ディスク(図4参照)>
挿入された光ディスクが直径8センチメートルのディスクの場合、光ディスクDs8が
挿入されるときに光ディスクDs8の外周部がディスクレバー44のディスク検知ボス4
42と当接せず、そのまま、引き込まれる。光ディスクDs8が所定量引き込まれると、
ディスクアーム42のディスク押し部423と当接し、そのままディスク押し部42をリ
ヤ側へと押す。このとき、ディスクアーム42がピン420にて摺動可能に支持されてい
ると共に、第1ボス421とディスクレバー44の係合部441とが係合しているので、
ディスクレバー44はフロント側に押される。
ディスクレバー44はレバーボス443でプッシュロッド43のスイングガイド432
と係合しており、ディスクレバー44がフロント側に移動すると、レバーボス443がス
イングガイド432を押してプッシュロッド43がフロント側に移動する。プッシュロッ
ド43のフロント側端部に備えられるプッシュボス331が、カムスライダ31のプッシ
ュ溝313と係合しており、プッシュロッド43のフロント側への移動によってカムスラ
イダ31を駆動する。
カムスライダ31はプッシュロッド43の移動によってサイド方向に移動する。これに
よって、カムスライダ31に備えられているスライダラック314が駆動ギヤ64と歯合
し、駆動ギヤ64の駆動力がカムスライダ31に伝達される。このとき、プッシュロッド
43のプッシュボス431はプッシュ溝313のサイド方向に延びる部分と係合しプッシ
ュロッド43がリヤ側に移動しないようにロックする。
また、カムスライダ31がサイド方向に移動するときに、トラバースシャーシ21のス
ライダボス211がカム孔311の下側カム孔3111から斜行カム孔3113を経て上
側カム孔3112へと摺動し、トラバースシャーシ21がクランプ位置にせりあがる。ま
た、カムスライダ31の係合孔312と係合するトリガーボス221が押されてレバート
リガー22も摺動する。レバートリガー22が摺動することで、光ヘッド5のサブラック
532に形成されているラックボス533がトリガーガイド222から離れ、光ヘッド5
がリヤ方向に移動すると共に、第1歯車61のピニオンギヤ613とラック53とが歯合
する。
トラバースシャーシ21がクランプ位置に移動すると光ディスク駆動機構7のターンテ
ーブル71は光ディスクDs8を押し、図示を省略したクランパと光ディスクDs8を挟
着する。さらに、このとき、伝達ギヤ63が移動し、駆動ギヤ64の間欠部が形成されて
いる部分に配置される。このことにより、伝達ギヤ63の駆動力が駆動ギヤ64に伝達さ
れなくなり、第1中間歯車331、第2中間歯車332及び送りローラ32が停止する。
光ヘッド5のラック53とピニオンギヤ613とが歯合することで、駆動モータ60の
駆動力が光ヘッド5に伝達され、光ヘッド5を光ディスクDs8の径方向に摺動させる。
光ディスクDs8の再生又は記録に必要な初期動作を行う。
光ディスクを排出するときはこれと逆の動作で、光ヘッド5を最もフロント側に移動さ
せ、接触式スイッチ23と突起部が接触し光ディスクDs8が光ディスクDs8を排出す
るための退避位置に移動したことを検出する。このとき、ラック53のメインラックはピ
ニオンギヤ613との歯合が外れるが、サブラック532はピニオンギヤ613と歯合し
ており、さらにフロント側に送られる。サブラック532に形成されているラックボス5
33がレバートリガー22のトリガーガイド222と係合し、レバートリガー22を移動
させる。
レバートリガー22のトリガーボス221がカムスライダ31の係合孔312を押し、
カムスライダ31が挿入のときと反対方向にわずかに移動する。カムスライダ31の移動
とともに、カムスライダ31のスライダラック314と駆動ギヤ64が歯合するとともに
回動する。駆動ギヤ64がわずかに回動すると、駆動ギヤ63と伝達ギヤ63とが歯合し
、伝達ギヤ63の駆動力が駆動ギヤ64に伝達される。
駆動ギヤ64から第1中間歯車331及び第2中間歯車332に駆動力が伝達され、送
りローラ32が回動しはじめる。このとき光ディスクDs8はターンテーブル71に支持
されてクランプ位置にあるので、送りローラ32のローラ322とは接触していない。カ
ムスライダ31のスライダラック314は駆動ギヤ64と歯合しており、駆動ギヤ64の
駆動力がスライダラック314に伝達され、カムスライダ31は光ディスクDs8を挿入
したときと逆方向に移動する。
カムスライダ31が移動すると、トラバースシャーシ21のスライダボス211がカム
孔311に沿って移動し、トラバースシャーシ21がクランプ位置から待機位置に戻る。
このとき、カムスライダ31のプッシュ溝313とプッシュロッド43のプッシュボス4
31との係合がはずれ、プッシュロッド43はリヤ側に戻る。また、カムスライダ31の
移動とともにレバートリガー22も摺動するので、光ヘッド5のサブラック532のラッ
クボス533がトリガーガイド222のサイド方向に延びる部分に保持されてリヤ側に移
動しないようにロックされる。
さらに、トラバースシャーシ21が待機位置に移動したことで、伝達ギヤ63が駆動ギ
ヤ64とが間欠部のない位置で歯合するようになる。トラバースシャーシ21が待機位置
に移動すると、光ディスクDs8が送りローラ32のローラ322と接触し光ディスクD
s8が送りローラ32にて排出される。すると、ディスクアーム42に備えられたディス
ク押し部423が光ディスクDs8の移動に伴ってフロント側に移動する。
光ディスクDs8が一定量排出されると、ディスクアーム42のディスク押し部423
が光ディスクDs8から離れる。このとき、ディスクアーム42はスイッチ45と接触し
スイッチ45をONにする。スイッチ45がONになったのを確認し、光ディスクDs8
を所定の長さ排出して駆動モータ60を停止する。
<直径12センチメートルの光ディスク(図5参照)>
挿入された光ディスクが直径12センチメートルのディスクの場合、光ディスクDs1
2が挿入されるときに光ディスクDs12の外周部がディスクレバー44のディスク検知
ボス442と接触する。ディスク検知ボス442が光ディスクDs12の側周部に押され
、ディスクレバー44は摺動ピン440を中心に回動する。このとき、レバーボス443
はプッシュロッド43のスイングガイド432に沿って摺動し、係合部441とディスク
アーム42の第1ボス421との係合が外れる。
この状態で、光ディスクDs12が所定量引き込まれると、光ディスクDs12のリヤ
側周側部がディスクアーム42のディスク押し部423と当接し、そのままディスク押し
部423をリヤ側へと押す。このとき、ディスクアーム42の第1ボス421とディスク
レバー44の係合部441との係合が外れているので、ディスクアーム42はピン420
回りに回動するが、ディスクレバー44はフロント側に摺動せず、プッシュロッド43を
フロント側に押さない。
光ディスクDs12がさらに引き込まれると、ディスクアーム42がピン420を中心
に回動する。このとき、ディスクレバー44はコイルばね445にてもとの位置に戻るよ
うに付勢されており、光ディスクDs12が引き込まれるとともに、光ディスクDs12
の側周部をディスク検知ボス442が回り込むように摺動し、もとの位置に戻る。このと
き、ディスクアーム42の第2ボス422とディスクレバー44の係合部441が係合す
る。ディスクアーム42の第2ボス422とディスクレバー44の係合部441が係合す
ることで、ディスクアーム42の回動によってディスクレバー44はフロント側に押され
る。
ディスクレバー44はレバーボス443でプッシュロッド43のスイングガイド432
と係合しており、ディスクレバー44がフロント側に移動すると、レバーボス443がス
イングガイド432を押してプッシュロッド43がフロント側に移動する。プッシュロッ
ド43のフロント側端部に備えられるプッシュボス431が、カムスライダ31のプッシ
ュ溝313と係合しており、プッシュロッド43のフロント側への移動によってカムスラ
イダ31を駆動する。
カムスライダ31はプッシュロッド43の移動によってサイド方向に移動する。これに
よって、カムスライダ31に備えられているスライダラック314が駆動ギヤ64と歯合
し、駆動ギヤ64の駆動力がカムスライダ31に伝達される。このとき、プッシュロッド
43のプッシュボス431はプッシュ溝313のサイド方向に延びる部分と係合しプッシ
ュロッド43がリヤ側に移動しないようにロックする。
また、カムスライダ31がサイド方向に移動するときに、トラバースシャーシ21のス
ライダボス211がカム孔311と摺動し、トラバースシャーシ21がクランプ位置に競
りあがる。また、カムスライダ31の係合孔312と係合するトリガーボス221が押さ
れてレバートリガー^22も摺動する。レバートリガー^22が摺動することで、光ヘッ
ド5のサブラック532に形成されているラックボス533がトリガーガイド222から
離れ、光ヘッド5がリヤ方向に移動すると共に、第1歯車61のピニオンギヤ613とラ
ック53とが歯合する。
トラバースシャーシ21がクランプ位置に移動すると光ディスク駆動機構7のターンテ
ーブル71は光ディスクDs12を押し、図示を省略したクランパと光ディスクDs12
を挟着する。さらに、このとき、伝達ギヤ63が移動し、駆動ギヤ64の間欠部が形成さ
れている部分に配置される。このことにより、伝達ギヤ63の駆動力が駆動ギヤ64に伝
達されなくなり、第1中間歯車331、第2中間歯車332及び送りローラ32が停止す
る。
光ヘッド5のラック53とピニオンギヤ613とが歯合することで、駆動モータ60の
駆動力が光ヘッド5に伝達され、光ヘッド5を光ディスクDs12の径方向に摺動させる
。光ディスクDs12の再生又は記録に必要な初期動作を行う。
光ディスクを排出するときはこれと逆の動作で、光ヘッド5を最もフロント側に移動さ
せ、接触式スイッチ23と突起部が接触し光ヘッド5が光ディスクDs12を排出するた
めの退避位置に移動したことを検出する。このとき、ラック53のメインラックはピニオ
ンギヤ613との歯合が外れるが、サブラック532はピニオンギヤ613と歯合してお
り、さらにフロント側に送られる。サブラック532に形成されているラックボス533
がレバートリガー22のトリガーガイド222と係合し、レバートリガー22を移動させ
る。
レバートリガー22のトリガーボス221が係合孔312を押し、カムスライダ31が
挿入のときと反対方向にわずかに移動する。カムスライダ31の移動とともに、カムスラ
イダ31のスライダラック314と歯合している駆動ギヤ64が回動する。駆動ギヤ64
がわずかに回動すると、駆動ギヤ64と伝達ギヤ63が歯合し、伝達ギヤ63の駆動力が
駆動ギヤ64に伝達される。
駆動ギヤ64から第1中間歯車331及び第2中間歯車332に駆動力が伝達されるの
で、送りローラ32が回動しはじめる。このとき光ディスクDs12はターンテーブル7
1に支持されてクランプ位置にあるので、送りローラ32のローラ322とは接触してい
ない。カムスライダ31のスライダラック314は駆動ギヤ64と歯合しており、駆動ギ
ヤ64の駆動力がスライダラック314に伝達され、カムスライダ31は光ディスクDs
12を挿入したときと逆方向に移動する。
カムスライダ31が移動すると、トラバースシャーシ21のスライダボス211がカム
孔311に沿って移動し、トラバースシャーシ21がクランプ位置から待機位置に戻る。
このとき、カムスライダ31のプッシュ溝313とプッシュロッド43のプッシュボス4
31との係合がはずれ、プッシュロッド43はリヤ側に戻る。また、カムスライダ31の
移動とともにレバートリガー22も摺動するので、光ヘッド5のサブラック532のラッ
クボス533がトリガーガイド222のサイド方向に延びる部分に保持されてリヤ側に移
動しないようにロックされる。
さらに、トラバースシャーシ21が待機位置に移動したことで、伝達ギヤ64が駆動ギ
ヤ64と、間欠部のない位置で歯合するようになる。トラバースシャーシ21が待機位置
に移動すると、光ディスク5が送りローラ32のローラ322と接触し光ディスクDs1
2が送りローラ32にて排出される。このとき、ディスクアーム42に備えられたディス
ク押し部423が光ディスクDs12の移動に伴ってフロント側に移動し、ディスクアー
ム42もピン420を中心に回動する。
光ディスクDs12が排出されるときに、ディスクレバー44のディスク検知ボス44
2は光ディスクDs12の側周部に押されて外側にスイングする。これにより、ディスク
レバー44の係合部441がディスクアーム42の第2ボス422から離れる。光ディス
クDs12がさらに排出されると、ディスクレバー44のディスク検知ボス442が光デ
ィスクDs12の周側部に沿って移動する。ディスクレバー44は摺動ピン440回りに
回動しもとの位置に戻る。このとき、ディスクアーム42の第1ボス421とディスクレ
バー44の係合部441とが係合し、ディスクアーム42の回動によってディスクアーム
42はリヤ側に引っ張られる。ディスクレバー44のレバーボス443とプッシュロッド
43のスイングガイド432で係合しているプッシュロッド43も連動して、リヤ側に引
っ張られる。
さらに光ディスクDs12が排出されると、ディスクアーム42のディスク押し部42
3が光ディスクDs12から離れる。このとき、ディスクアーム42はスイッチ45と接
触しスイッチ45をONにする。スイッチ45がONになったのを確認し、光ディスクD
s12を所定の長さ排出して駆動モータ60を停止する。
図6に光ディスクが排出されるときのタイミングチャートを示す。光ディスクが一定量
排出されると、ディスクアーム42のディスク押し部423が光ディスクから離れる。こ
のとき、ディスクアーム42はスイッチ45と接触しスイッチ45をONにする(P1)
。図6に示すようにスイッチ45がONになったのを確認し、それから光ディスクを所定
の長さ(ここでは53mm)排出して駆動モータ60を停止する(P2)。
スイッチ45がONになってからの所定の長さは直径8センチメートルの光ディスクD
s8を排出するときと直径12センチメートルの光ディスクDs12を排出するときとで
同じ長さになるように制御している。すなわち、直径8センチメートルの光ディスクDs
8を排出するときは、光ディスクDs8が挿入/排出する開口Opから脱落しない長さで
ある。また、直径12センチメートルの光ディスクDs12を排出するときは、光ディス
クDs12の中心部に形成されるセンターホールの一部が開口Opから露出する長さであ
る。
スイッチ45がONになってから光ディスクが排出されるまでの駆動モータ60の可動
量はここでは時間制御される。光ディスクの移動量は送りローラ32のローラ322の回
転量(回転角度)によって決定されるものであり、光ディスク搬送機構4を構成する各歯
車の歯数は変化しないのでギヤ比は一定でなので、駆動モータ60の駆動量(回転角度)
によって送りローラ32の回転量(回転角度)が決定する。それゆえ、駆動モータ60を
駆動力、回転数を一定になるように制御している場合、駆動時間を調整することで、光デ
ィスクの排出量を一定にできる。すなわち、スイッチ45がONになった時点から一定時
間tが経過した後に駆動モータ60を停止する。
また、駆動モータ60の駆動軸にロータリーエンコーダ等の回転数(回転角度)を検出
する装置を備えておき、ロータリーエンコーダからの駆動軸の回転数(回転角度)をもと
に、光ディスクの排出量を決定してもよい。回転数(回転角度)を検出する装置を備える
ことで、より正確に送りローラ32の回転数(回転角度)を制御することができる。
光ディスクが光ディスク記録/再生ユニットAに挿入され、光ヘッド5にて挿入された
光ディスクのディスク情報を読み込んだ時点で、光ディスク記録/再生ユニットAが光デ
ィスクの大きさ(直径8cm又は12cm)を認識する。光ディスクの挿入が不完全で、
光ディスクのディスク情報を入手できなかった場合、電源投入とともに予め挿入されてい
た光ディスクを排出する場合、など光ディスクの大きさを認識できない場合であっても、
本発明の光ディスク装置では、ディスクアーム42がスイッチ45を押したときから光デ
ィスクを一定距離だけ排出することで対応しているので、光ディスクを落としたり、光デ
ィスクの記録面だけ排出されず(センターホールが見えない)使用者が記録面を汚さずに
ディスクを取れない等の不具合が発生しにくい。
本実施例では光ディスク装置に用いられる光ディスク記録/再生ユニットは光ディスク
を横向きに挿入するものを例に説明しているが、それに限定されるものではなく光ディス
クを立てて横向きに挿入するもの、光ディスクを立てて縦向きに挿入する光ディスク装置
にも同様に用いることができる。
本発明は、DVD、CD等の光ディスクを記録媒体とする光ディスク装置において適用
することができる。
スロットインタイプの光ディスク装置の斜視図である。 本発明にかかるスロットインタイプの光ディスク装置に備えられる光ディスク記録再生ユニットの概略配置図である。 図2に示す光ディスク記録再生ユニットの正面側から見た概略配置図である。 8センチメートルの光ディスクを挿入するときの光ディスク記録再生ユニットの概略配置図である。 12センチメートルの光ディスクを挿入するときの光ディスク記録再生ユニットの概略配置図である。 光ディスクを排出するときのタイミングチャートである。
符号の説明
1 メインシャーシ
2 トラバースユニット
21 トラバースシャーシ
22 レバートリガー
3 光ディスク搬送機構
31 カムスライダ
32 送りローラ
33 中間歯車
4 光ディスク検出機構
41 光センサ
42 ディスクアーム
43 プッシュロッド
44 ディスクレバー
45 スイッチ
5 光ヘッド
51 スライドベース
6 駆動力伝達機構
7 光ディスク駆動機構

Claims (3)

  1. 光ディスクにレーザ光を照射することで、データの記録、読出を行う光ディスク装置で
    あって、
    メインシャーシと、
    前記メインシャーシに昇降可能に支持されるトラバースユニットと、
    前記メインシャーシに取り付けられ前記光ディスクを送る送りローラと摺動可能に配置
    され前記トラバースユニットと係合して該トラバースユニットを昇降させるカムスライダ
    とを備える光ディスク搬送機構と、
    前記トラバースユニットに摺動可能に取り付けられ、前記光ディスクにレーザ光を照射
    する光ヘッドと、
    駆動モータと該駆動モータの駆動力を伝達するための複数の歯車を備え、前記トラバー
    スユニット、前記光ディスク駆動機構及び前記光ヘッドに駆動力を伝達する駆動力伝達機
    構と、
    前記光ディスクの挿入及び挿入された光ディスクの大きさを検知する光ディスク検出機
    構とを有し、
    前記光ディスク検出機構は、前記光ディスクの挿入口の近傍に配置され、前記光ディス
    クが挿入されたことを検知する一対の光センサと、前記メインシャーシに回動可能に取り
    付けられるとともに搬送される光ディスクに押されるディスクアームと、前記カムスライ
    ダと連動するプッシュロッドと、前記メインシャーシに摺動可能且つ回動可能に取り付け
    られ、前記ディスクアームと前記プッシュロッドとを連結するディスクレバーと、前記光
    ディスクが挿入されていないときに前記ディスクアームと接触する位置に配置されるスイ
    ッチとを備えており、
    前記ディスクレバーは前記12センチメートルの光ディスクが搬送中の所定の位置にあ
    るときに外側に揺動し前記ディスクレバーと係合がはずれ、前記ディスクアームと前記プ
    ッシュロッドとの連結を一時的に解消するものであり、
    前記光ディスクの大きさにかかわらず、該光ディスクが排出されるときに前記ディスク
    アームが前記スイッチを押したことを検出した後、前記駆動モータを所定時間駆動させた
    後、停止することで送りローラにて光ディスクを所定長さだけ送り、排出を完了すること
    を特徴とする光ディスク装置。
  2. 光ディスクにレーザ光を照射することで、データの記録、読出を行う光ディスク装置で
    あって、
    メインシャーシと、
    前記メインシャーシに昇降可能に支持されるトラバースユニットと、
    前記メインシャーシに取り付けられ前記メインシャーシに摺動可能に配置され前記トラ
    バースユニットと係合して該トラバースユニットを昇降させるカムスライダと、前記光デ
    ィスクを送る送りローラとを有する光ディスク搬送機構と、
    前記光ディスクにレーザ光を照射する光ヘッドと、
    駆動モータと該駆動モータの駆動力を伝達するための複数の歯車を備え、前記トラバー
    スユニット、前記光ディスク駆動機構及び前記光ヘッドに駆動力を伝達する駆動力伝達機
    構と、
    前記光ディスクの挿入及び挿入された光ディスクの大きさを検知する光ディスク検出機
    構とを有し、
    前記光ディスク検出機構は、前記メインシャーシに回動可能に取り付けられるとともに
    搬送される光ディスクに押されるディスクアームと、前記カムスライダと連動するプッシ
    ュロッドと、前記メインシャーシに摺動可能且つ回動可能に取り付けられ、前記ディスク
    アームと前記プッシュロッドとを連結するディスクレバーと、前記光ディスクが挿入され
    ていないときに前記ディスクアームと接触する位置に配置されるスイッチとを備えており

    前記光ディスクが排出されるときに前記ディスクアームが前記スイッチを押したことを
    検出した後、光ディスクの大きさにかかわらず送りローラにて所定長さだけ光ディスクを
    送ることで排出を完了することを特徴とする光ディスク装置。
  3. 前記光ディスクの送り長さは前記駆動モータを停止する時間を前記スイッチが押された
    ときからの時間経過によって決定することを特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014044782A (ja) * 2012-08-28 2014-03-13 Funai Electric Co Ltd 光ディスク装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014044782A (ja) * 2012-08-28 2014-03-13 Funai Electric Co Ltd 光ディスク装置

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