JP4110073B2 - ディスク装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は、ディスク装置、より詳しく言えば、ディスクの表裏両面について情報信号を書き込み及び/又はディスクに記録された情報信号を読み出すことができるディスク装置、及びその制御方法に関する。
従来、表裏両面について、情報信号の書き込み及び/又はディスクに記録された情報信号の読み出し(以下、適宜、単に情報信号の記録及び/又は再生という。)を行うことができる、所謂、両面再生ディスク装置としては、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。
この先行技術に係るディスク装置では、ディスクの片面から他面に対して繋がるU字状のガイドレールが設けられ、ディスクを支持して回転させるターンテーブルは定置された状態で、光ピックアップが上記ガイドレールに沿って移動することにより、ディスクの両面について情報信号の記録及び/又は再生が行えるようになっている。
特開平7−320276号公報
周知のように、ディスクに対して情報信号の記録及び/又は再生を行う場合、光ピックアップの光軸とディスク面との(つまり、ターンテーブルのディスク支持面との)垂直度を高精度に保つ必要がある。特に、所謂DVD(デジタル・ビデオ・ディスク若しくはデジタル・バーサタイル・ディスク)など、記録密度の高いディスクの場合には、光ピックアップのスポットが非常に小さくなるので、また、非常に高速で回転するので、この垂直度を極めて高精度に維持することが求められる。
ところが、従来の両面再生ディスク装置では、ディスクの片面について記録及び/又は再生した後、当該ディスクの他面について記録及び/又は再生する際には、ターンテーブルは定置されたままで光ピックアップがディスクの他面側に移動する。つまり、光ピックアップとターンテーブルとの位置関係が一定ではなく、ディスクの再生面が代わる毎に両者の相対位置が変化することになり、光ピックアップの光軸とディスク面との垂直度を常はかなり不利になるという難点があった。
この発明は、かかる技術的課題に鑑みてなされたもので、ディスクの両面について記録及び/又は再生を行うに際して、ディスクの記録及び/又は再生面が代わっても、光ピックアップの光軸とディスク面との垂直度が損なわれることを抑制できるディスク装置を提供することを、基本的な目的とする。
このため、本発明に係るディスク装置は、ディスクを回転可能に支持するターンテーブルと、該ターンテーブルで回転させられるディスクに対し情報信号の記録及び/又は再生を行うピックアップと、上記ディスクをターンテーブルに対向した記録/再生位置と装置外部の着脱位置との間で往復動可能に移送するディスク移送機構とを備えたディスク装置であって、上記ターンテーブルとピックアップとを、上記ディスクの片面に対応した第1位置と当該ディスクの他面に対応した第2位置との間で、同時に回転移動させる回転移動機構を備えている
この構成により、ターンテーブルとピックアップとは、上記第1位置と第2位置との間で同時に回転移動するので、ディスクの記録及び/又は再生面が代わってもターンテーブルとピックアップの相対位置は、確実に一定に維持される。
上記の構成において、上記記録/再生位置と上記着脱位置との間に、上記ディスクを待機させる待機位置が設定され、これら各位置は、記録/再生位置,待機位置,着脱位置の順序で、上記ディスクの移送方向に沿って直列に配列されている。
この構成により、上記ディスクの片面についての記録及び/又は再生を終えた後、ターンテーブルとピックアップとを回転移動させる際には、ディスクを記録/再生位置から着脱位置まで引き出すことなく、その途中の待機位置まで移動させ、そこでディスクを待機させた状態で上記の回転移動が行われる。また、上記記録/再生位置,待機位置,着脱位置はディスク移送方向に沿って直列に配列されているので、上記待機位置を設けても、このためにディスク装置の幅方向寸法(ディスク移送方向と直交する方向の寸法)が特に大きくなることはない。
上記ディスク待機位置は、ディスク装置内部に設定されており、待機中のディスクは、装置内部への収納状態に維持される。
また、本発明では、少なくとも上記ターンテーブル及びピックアップを搭載し得る部品ベースが備えられ、該部品ベースは、上記ターンテーブルの中心と上記ピックアップの中心とを通る中心線回りに回転できるように、装置の本体ケースに支持されており、上記回転移動機構は、上記部品ベースを上記中心線回りに回転させることにより、上記ターンテーブルとピックアップとを、上記第1位置と第2位置との間で同時に回転移動させる、ことを特徴としている。
この構成では、部品ベースを回転させることで、ターンテーブルとピックアップとが、容易かつ確実に、同時に回転移動させられる。特に、部品ベースは、ターンテーブルの中心とピックアップの中心とを通る中心線回りに回転するので、この回転によってターンテーブル,ピックアップ,回転中心線の相対位置が変化することはない。
この場合において、上記中心線は上記ディスクの移送方向と同一方向に伸長していることがより好ましい。
かかる構成によれば、部品ベースが回転し、これによりターンテーブルとピックアップが回転移動しても、両者および回転中心線のディスク移送方向に対する相対位置が変化することはない。
また、本発明では、好ましくは、上記部品ベースを上記ターンテーブルの回転軸線の伸長方向に沿って変位させる部品ベース変位機構が更に備えられている。
これにより、部品ベースをターンテーブルの回転軸線の伸長方向(つまり、ターンテーブルのディスク支持面に直交する方向)に沿って変位させた状態で若しくは変位させながら、当該部品ベースを回転させることができる。
この場合において、上記部品ベース変位機構は、ディスクの移送軌跡よりも外側に配設されていることがより好ましい。
この構成では、ディスクを移送するに際して部品ベース変位機構との干渉が確実に回避される。
また、本発明では、上記本体ケースと上記部品ベースの間に、本体ケースに支持された中間シャーシが設けられ、上記回転移動機構は上記部品ベースを上記中間シャーシに対して回転させることがより好ましい。
この構成では、回転移動機構は部品ベースを上記中間シャーシに対して回転させるので、回転移動機構は、中間シャーシと部品ベースとを連係するように設けられる。
この場合において、上記部品ベース変位機構は、上記中間シャーシを介して上記部品ベースを移動させることが好ましい。この場合、部品ベース移動機構は、本体ケースと中間シャーシとを連係するように設けられる。
上記中間シャーシは、より好ましくは、ディスクの移送軌跡よりも外方の両側で上記本体ケースに支持されている。
この構成では、ディスクを移送するに際して上記中間シャーシの支持機構との干渉が確実に回避される。また、中間シャーシは(従って、部品ベースも)、安定して本体ケースに支持される。
また、本発明では、上記ディスクがカートリッジ収納タイプのものであれば、好ましくは、上記中間シャーシに、上記カートリッジを介して上記ディスクを位置決めする位置決め手段が設けられる。
これにより、中間シャーシを利用して、簡単かつ確実に、部品ベースに対する(つまりターンテーブルに対する)ディスクの位置決めが行える。
この場合において、上記中間シャーシは、上記第1位置に対応した第1面と上記第2位置に対応した第2面とを備えており、上記位置決め手段は、上記第1面と上記第2面の両方に設けられていることが、より好ましい。
この構成によれば、ターンテーブル及びピックアップが第1位置,第2位置の何れの位置にある場合でも、中間シャーシを利用して、簡単かつ確実に、部品ベースに対する(つまりターンテーブルに対する)ディスクの位置決めが行える。
更に、本発明では、より好ましくは、上記ターンテーブルに支持されたディスクをターンテーブル側に押圧し得るクランプ機構が更に設けられ、該クランプ機構は上記ターンテーブル及び上記ピックアップと同時に回転移動させられることを特徴としている。
この場合には、ディスクの記録及び/又は再生面が代わってもターンテーブルとピックアップの相対位置が一定に維持されるのみならず、ターンテーブルとクランプ機構の相対位置も一定に維持される。
また、本発明に係るディスク装置の制御方法は、ディスクを回転可能に支持するターンテーブルと、該ターンテーブルで回転させられるディスクに対し情報信号の記録及び/又は再生を行うピックアップと、上記ディスクをターンテーブルに対向した記録/再生位置と装置外部の着脱位置との間で往復動可能に移送するディスク移送機構とを備えたディスク装置の作動を制御する制御方法であって、(a)上記ディスクを上記着脱位置から上記記録/再生位置へ移送する第1移送ステップと、(b)上記ターンテーブルとピックアップとが上記ディスクの片面に対応した第1位置にある状態で、当該ディスクの片面について情報信号の記録及び/又は再生を行う第1記録/再生ステップと、(c)該第1記録/再生ステップ終了後に、上記記録/再生位置と上記着脱位置との間に設定されたディスク待機位置へ、上記ディスクを移送する第2移送ステップと、(d)上記ターンテーブルとピックアップとを、上記第1位置から、上記ディスクの他面に対応した第2位置へ、同時に回転移動させる回転移動ステップと、(e)該回転移動ステップ終了後に、上記ディスクを上記ディスク待機位置から上記記録/再生位置へ移送する第3移送ステップと、(f)上記ターンテーブルとピックアップとが上記第2位置にある状態で、当該ディスクの他面について情報信号の記録及び/又は再生を行う第2記録/再生ステップと、(g)該第2記録/再生ステップ終了後に、上記記録/再生位置から上記ディスク待機位置を通過して上記着脱位置へ、上記ディスクを移送する第4移送ステップと、を備えたことを特徴としたものである。
この制御方法によれば、ターンテーブルとピックアップとは、上記第1位置と第2位置との間で同時に回転移動するので、ディスクの記録及び/又は再生面が代わっても、ターンテーブルとピックアップの相対位置は、確実に一定に維持される。
更に、本発明に係るディスク装置の制御方法は、ディスクを回転可能に支持するターンテーブルと、該ターンテーブルで回転させられるディスクに対し情報信号の記録及び/又は再生を行うピックアップと、上記ディスクをターンテーブルに対向した記録/再生位置と装置外部の着脱位置との間で往復動可能に移送するディスク移送機構とを備えたディスク装置の制御方法であって、上記ターンテーブルとピックアップとを、上記ディスクの片面に対応した第1位置から当該ディスクの他面に対応した第2位置へ切り換えるに際し、(a)上記記録/再生位置と上記着脱位置との間に設定されたディスク待機位置へ、上記ディスクを移送する第1移送ステップと、(b)上記ターンテーブルとピックアップとを、上記第1位置から第2位置へ同時に回転移動させる回転移動ステップと、(c)上記ディスクを上記ディスク待機位置から上記記録/再生位置へ移送する第2移送ステップと、を順次行うことを特徴としたものである。
この制御方法によれば、ターンテーブルとピックアップとを第1位置から第2位置へ切り換えるに際し、ターンテーブルとピックアップとは、上記第1位置と第2位置との間で同時に回転移動するので、ディスクの記録及び/又は再生面が代わっても、ターンテーブルとピックアップの相対位置は、確実に一定に維持される。
本発明によれば、ディスクの片面について記録及び/又は再生した後、当該ディスクの他面について記録及び/又は再生する際には、回転移動機構により、ターンテーブルとピックアップとを、ディスクの片面に対応した第1位置から当該ディスクの他面に対応した第2位置へ同時に回転移動させることができる。従って、ディスクの記録及び/又は再生面が代わっても、ターンテーブルとピックアップの相対位置は確実に一定に維持される。これにより、ディスクの記録及び/又は再生面が代わった場合でも、ピックアップの光軸とディスク面との垂直度についての精度が損なわれることを効果的に抑制できる。
上記の構成において、記録/再生位置と着脱位置との間にディスクを待機させる待機位置が設けられているので、ディスクの片面についての記録及び/又は再生を終えた後、ターンテーブルとピックアップとを回転移動させる際には、ディスクを記録/再生位置から着脱位置まで引き出すことなく、その途中の待機位置まで移動させ、そこでディスクを待機させた状態で、ターンテーブルとピックアップの回転移動を行うことができる。従って、ディスクを装置外部の着脱位置まで引き出す必要なしに、ターンテーブル及びピックアップの回転移動動作とディスクとの干渉を、容易かつ確実に回避することができる。この場合において、上記記録/再生位置,待機位置,着脱位置はディスク移送方向に沿って直列に配列されることにより、上記待機位置を設けても、このためにディスク装置の幅方向寸法(ディスク移送方向と直交する方向の寸法)が特に大きくなることを回避できる。
また、上記待機位置がディスク装置内部に設定されることにより、待機中のディスクは、少なくともその大部分が装置内部への収納状態に維持され、装置外部に露出することはない。これにより、待機状態にあるディスクに対する保護機能を高め、また、使用中における装置の見映えが損なわれることを回避できる。
また、本発明では、装置の本体ケースに支持され、少なくとも上記ターンテーブル及びピックアップを搭載し得る部品ベースが備えられているので、該部品ベースを上記回転移動機構によって回転させることにより、上記ターンテーブルとピックアップとを、容易かつ確実に、上記第1位置と第2位置との間で同時に回転移動させることができる。
しかも、上記部品ベースは、ターンテーブルの中心とピックアップの中心とを通る中心線回りに回転するので、この回転によってターンテーブル,ピックアップ,回転中心線の相対位置が変化することはない。
この場合において、より好ましくは、上記部品ベースの回転中心線はディスクの移送方向と同一方向に伸長しているので、部品ベースが回転し、これによりターンテーブルとピックアップが回転移動しても、両者および回転中心線のディスク移送方向に対する相対位置が変化することはない。
また、本発明では、好ましくは、部品ベースをターンテーブルの回転軸線の伸長方向に沿って変位させる部品ベース変位機構が更に備えられているので、部品ベースをターンテーブルの回転軸線の伸長方向(つまり、ターンテーブルのディスク支持面に直交する方向)に沿って変位させた状態で若しくは変位させながら、当該部品ベースを回転させることができる。
この場合において、より好ましくは、上記部品ベース変位機構はディスクの移送軌跡よりも外側に配設されているので、ディスクを移送するに際して部品ベース変位機構との干渉は確実に回避できる。
また、本発明では、好ましくは、上記本体ケースと部品ベースの間に、本体ケースに支持された中間シャーシが設けられ、上記回転移動機構は部品ベースを上記中間シャーシに対して回転させるので、回転移動機構は、中間シャーシと部品ベースとを連係するように設ければ良い。従って、中間シャーシと部品ベースと回転移動機構とを一つのユニットとして組み立てることができ、組立性および取り扱い性を向上させることができる。
この場合において、より好ましくは、上記部品ベース変位機構は、上記中間シャーシを介して部品ベースを変位させるので、この中間シャーシを介して、部品ベースの回転移動とターンテーブルの回転軸線方向への変位の両方を行わせることができ、上記回転移動機構と部品ベース変位機構とを設けるに際して、構造の簡素化および省スペース化を図ることができる。また、部品ベース変位機構は、本体ケースと中間シャーシとを連係するように設ければ良く、従って、中間シャーシに部品ベースと回転移動機構とを組み付けて1つのユニットを組み立てた上で、部品ベース変位機構を介して中間シャーシを本体ケースに組み付けることで、両機構を組み付ける際の組付性を向上させることができる。
更に、上記中間シャーシは、より好ましくは、ディスクの移送軌跡よりも外方の両側で上記本体ケースに支持されていることにより、ディスクを移送するに際して上記中間シャーシの支持機構との干渉が確実に回避される。また、中間シャーシは(従って、部品ベースも)両側で、安定して本体ケースに支持される。
また、本発明では、上記ディスクがカートリッジ収納タイプのものである場合には、好ましくは、上記中間シャーシに、カートリッジを介して上記ディスクを位置決めする位置決め手段が設けられていることにより、特別な位置決め機構を別途に設けることなく、中間シャーシを利用して、簡単かつ確実に、部品ベースに対する(つまりターンテーブルに対する)ディスクの位置決めを行うことができる。
この場合において、より好ましくは、上記中間シャーシは、上記第1位置に対応した第1面と上記第2位置に対応した第2面とを備えており、上記位置決め手段が上記第1面と上記第2面の両方に設けられていることにより、ターンテーブル及びピックアップが第1位置,第2位置の何れの位置にある場合でも、特別な位置決め機構を別途に設けることなく、中間シャーシを利用して、簡単かつ確実に、部品ベースに対する(つまりターンテーブルに対する)ディスクの位置決めが行える。
更に、本発明では、ターンテーブルに支持されたディスクをターンテーブル側に押圧し得るクランプ機構が、ターンテーブル及びピックアップと同時に回転移動させられるので、クランプ機構をディスクの片面用と他面用に別個に設ける必要はなく、唯一つのクランプ機構で対応することができる。
しかも、ディスクの記録及び/又は再生面が代わってもターンテーブルとピックアップの相対位置が一定に維持されるのみならず、ターンテーブルとクランプ機構の相対位置も一定に維持され、ターンテーブルに支持されクランプ機構によってターンテーブル側に押圧されたディスクとピックアップの光軸との垂直度をより高精度に維持することができる。すなわち、ディスクの記録及び/又は再生面が代わることによりピックアップの光軸とディスク面との垂直度についての精度が損なわれることを、より効果的に抑制できる。
また、本発明に係るディスク装置の制御方法によれば、ディスクの片面について記録及び/又は再生した後、当該ディスクの他面について記録及び/又は再生する際には、ターンテーブルとピックアップとを、ディスクの片面に対応した第1位置から当該ディスクの他面に対応した第2位置へ同時に回転移動させるので、ディスクの記録及び/又は再生面が代わっても、ターンテーブルとピックアップの相対位置は確実に一定に維持される。これにより、ディスクの記録及び/又は再生面が代わった場合でも、ピックアップの光軸とディスク面との垂直度についての精度が損なわれることを効果的に抑制できる。
更に、本発明に係るディスク装置の制御方法によれば、ターンテーブルとピックアップとを、ディスクの片面に対応した第1位置から当該ディスクの他面に対応した第2位置へ切り換える際には、ターンテーブルとピックアップとを同時に回転移動させるので、ディスクの記録及び/又は再生面が代わっても、ターンテーブルとピックアップの相対位置は確実に一定に維持される。これにより、ディスクの記録及び/又は再生面が代わった場合でも、ピックアップの光軸とディスク面との垂直度についての精度が損なわれることを効果的に抑制できる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図3は本実施の形態に係る光ディスク装置(以下、ディスク装置あるいは単に装置という。)の内部構造を示す平面説明図で、図1はディスクトレイが装置外部のディスク着脱位置にある状態を、図2はディスクトレイが待機位置にある状態を、図3はディスクトレイが記録/再生位置にある状態を、それぞれ示している。また、図4は、上記ディスク装置の内部構造の要部を拡大して示す平面説明図で、ディスクトレイ及びその駆動機構等は省略した状態で示されている。尚、上記図1〜図4の平面説明図は何れも、ディスク装置の内部構造を明示するために、装置の天井部を取り除いた状態で描かれている。
尚、本実施形態においては、ディスクDが(つまりトレイ31が)装置1内から引き出される側をディスク装置1の前側と称し、この逆にディスクDが挿入される側をディスク装置1の後側(又は奥側)と称する。また、平面視(図1〜図4参照)において装置1の前後方向と直交する方向を左右方向または幅方向と称する。更に、装置1の幅方向および前後方向の両方向と直交する方向(図1〜図4における紙面と直交する方向)を上下方向と称するものとする。
また、本実施形態では、当該装置を水平に設置して使用する、所謂、横置きタイプのディスク装置1を例にとって説明するが、本発明は、装置を垂直に設置して使用する、所謂、縦置きタイプのディスク装置についても適用でき、この場合には、装置の「左右方向」または「幅方向」と「上下方向」の呼称が入れ替わることになる。
本実施形態では、ディスクDは、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(所謂DVD)とされ、表裏両面について情報信号の記録及び/又は再生を行うことができるものであり、また、プラスチック製のカートリッジCに収納された、所謂カートリッジ収納タイプのものである。
本実施形態に係るディスク装置1は、このような表裏両面について情報信号の記録及び/又は再生を行うことができるディスクDに対し、自動的に表裏両面について情報信号の記録及び/又は再生を行う、所謂、両面記録/再生ディスク装置である。従って、ディスクDの片面について情報信号の記録及び/又は再生が行われた後、ディスクDの他面について情報信号の記録及び/又は再生を行う際には、当該ディスクDを装置外部の着脱位置に引き出して、ユーザが手動でディスクDを裏返すなどの手間を掛ける必要はない。
図1〜図4に示すように、上記ディスク装置1は、その主要な構成要素を収容し得る装置本体の基台として、平面視で略矩形状をなす箱状の本体ケース2を備え、該本体ケース2は、その底面部3(装置ベース)を基準となる面部として構成されている。この装置ベース3の左右側部に一対の側壁4が、また、前部および後部(奥部)には前壁6および後壁7が、それぞれ立設されている。上記前壁6には、ディスクトレイ31を出入りさせる開口部6hが形成されている。尚、上記本体ケース2は、例えば鋼板等の金属板により構成されている。この代わりに、合成樹脂を材料に用いて本体ケース2を形成することもできる。
本実施形態では、上述のように、本体ケース2の基台を構成する装置ベース3とは別体で、本体ケース2に対して支持されたトラバースベース10が設けられ、該トラバースベース10上には、少なくともターンテーブル11及び光ピックアップ12が搭載されている。このトラバースベース10が、本願請求項に記載した「部品ベース」に相当している。
尚、周知のように、上記ターンテーブル11はディスクを回転可能に支持するものであり、また、光ピックアップ12はターンテーブル11で回転させられるディスクDに対し情報信号の記録及び/又は再生を行うものである。
上記トラバースベース10上には、ターンテーブル11及び光ピックアップ12以外に、少なくとも、光ピックアップ12の移動動作をガイドする一対のガイドロッド13や光ピックアップ駆動用の電動モータおよびターンテーブル駆動用のスピンドルモータ(共に不図示)などが搭載されている。
尚、上記装置ベース3には回路基板(不図示)が固定され、この回路基板は、種々のセンサ類やスイッチ類から検出信号や出力信号などが入力され、また、これら信号に基づいて各種の電動モータを駆動制御する制御回路を備えている。
上記トラバースベース10の外側には、平面視で略矩形フレーム状部分を有する中間シャーシ20が配設されている。該中間シャーシ20の左右の側部には、左右外方へそれぞれ張り出す一対の張出部21が一体的に形成されている。各張出部21の外側端部には、本体シャーシ2の前後方向へ伸びる所定長さの端壁部21wが一体的に形成され、この端壁部21wの前端部および後端部の近傍には、外方へ突出する一対のピン部材22(支持ピン)が一体的に設けられている。
尚、この中間シャーシ20及び上記トラバースベース10は共に、例えば、合成樹脂材料を用いて形成されている。
一方、本体ケース2の左右の側壁4の内方には、側壁4から所定間隔を隔てて内壁5がそれぞれ設けられている。また、この内壁5と側壁4の間に、スライド板26がそれぞれ前後方向へスライド可能に配置されている。上記スライド板26は左右一対に設けられ、各スライド板26には、後述する前後一対のガイド溝Kが形成されている。尚、具体的には図示しなかったが、例えば左右の側壁4の内面には、スライド板26の前後方向へのスライド動作を案内する案内板が設けられている。かかる案内板を左右の内壁5に設けるようにしても良い。
左右の内壁5には、上下方向に伸長する前後一対の長穴5g(図4参照)が形成されており、後述するように、中間シャーシ20の端壁部21wに設けられた各支持ピン22が、内壁5の長穴5gを挿通してスライド板26のガイド溝Kに係合している。これにより、中間シャーシ20が、左右のスライド板26を介して本体ケース2に支持されている。
また、トラバースベース10の前後の端面には、幅方向(左右方向)における中央部に、前方および後方へそれぞれ突き出す前後一対の突起部10pが設けられている。この前後の突起部10pは、その中心線が一致し1本の軸線Lbを構成するように、その位置および突出方向が設定されている。更に、上記前後の突起部10pは、軸線Lbが、装置ベース3と平行で、且つ、ディスクDの移送方向と同一方向に伸長するように、その位置および突出方向が設定されている。
一方、中間シャーシ20の前側フレーム20f及び後側フレーム20rの内側には、トラバースベース10の突起部10pを回転可能に支承する前後一対の穴部20jが設けられている。そして、上記トラバースベース10は、その突起部10pが中間シャーシ20の穴部20jに嵌合した状態で、当該中間シャーシ20の内側空間部20H内に支持されている。すなわち、トラバースベース10は、中間シャーシ20に対して(換言すれば、本体ケース2に対して)、前後の突起部10pの中心線と一致した軸線Lb回りに(軸線Lbを中心として)回転可能に支持されている。
このように、本体ケース2とトラバースベース10の間に中間シャーシ20が設けられ、この中間シャーシ20は、本体ケース2に支持され、且つ、上記トラバースベース10を軸線Lb回りに回転可能に支持している。
また、トラバースベース10上に搭載されたターンテーブル11と光ピックアップ12は、その中心どうしを結ぶ中心線Lcが、ディスクDの移送方向と同一方向に伸長して、上記軸線Lbに一致する(含まれる)ように位置設定されている。従って、トラバースベース10が軸線Lb回りに(つまり、上記中心線Lc回りに)回転した場合には、ターンテーブル11及び光ピックアップ12も上記中心線Lc回りに回転する。
尚、トラバースベース10の回転軸線Lb及びターンテーブル11と光ピックアップ12の中心どうしを結ぶ中心線Lcの伸長方向は、ディスクDの移送方向と一致しており、しかも、より好ましくは、ディスクDの中心の移送軌跡と一致している。
以上のように、本体ケース2に支持され、少なくともターンテーブル11及び光ピックアップ12を搭載したトラバースベース10が設けられているので、該トラバースベース10を回転させることにより、上記ターンテーブル11と光ピックアップ12とを、容易かつ確実に、同時に回転移動させることができる。
しかも、上記トラバースベース10は、ターンテーブル11の中心と光ピックアップ12の中心とを通る中心線Lc回りに回転するので、この回転によってターンテーブル11,ピックアップ12,回転中心線Lcの相対位置が変化することはない。
この場合において、トラバースベース10の回転軸線Lbは(ターンテーブル11及び光ピックアップ12の中心線Lcも)ディスクDの移送方向と同一方向に伸長しているので、トラバースベース10が180度回転し、これによりターンテーブル11と光ピックアップ12が180度回転移動しても、両者および回転中心線Lcのディスク移送方向に対する相対位置が変化することはない。
特に、トラバースベース10の回転軸線Lb及びターンテーブル11及び光ピックアップ12の回転中心線Lcの伸長方向は、より好ましくは、ディスクDの中心の移送軌跡と一致しているので、トラバースベース10が180度回転し、これによりターンテーブル11と光ピックアップ12が180度回転移動しても、両者とディスクDの中心との相対位置が変化することはない。
上記ディスク装置1では、ディスクDを載せて移送するディスクトレイ31が、本体ケース2の左右の内壁5に沿ってその内側を往復移動し、これにより、ディスクDをターンテーブル11に対向した記録/再生位置P2(図3参照)と装置外部のディスク着脱位置P1(図1参照)との間で往復動可能に移送する。従って、前述の左右のスライド板26は、ディスクDの移送軌跡よりも外側に位置することになる。
上記中間シャーシ20の内側空間部20H内の後部には、トラバースベース10の側方に、該トラバースベース10を回転させるためのトラバース回転モータM3が配設されている。このトラバース回転モータM3は、例えば取付ブラケット(不図示)を介して中間シャーシ20の後側フレーム20rに支持されており、その出力軸M3sは、上記中間シャーシ20の後側フレーム20rの後面よりも後方まで突出し、その先端にモータ出力ギヤ61が固定されている。
中間シャーシ20の後面には、モータ出力ギヤ61と噛合する中継ギヤ62及び該中継ギヤと噛合する駆動ギヤ63が配設されている。そして、この駆動ギヤ63の中心部に、トラバースベース10の後側突起部10pが一体的に結合されている。
従って、トラバース回転モータM3を駆動することにより、モータ出力ギヤ61及び中継ギヤ62を順次介して駆動ギヤ63が回転駆動される。これにより、後側突起部10pを介して、トラバースベース10が軸線Lb回りに回転させられるようになっている。
トラバースベース10の後端には、後方へ突出するストッパピン19が固定されており、トラバース回転モータM3が回転駆動されて、ターンテーブル11及び光ピックアップ12が上向きとなる状態(図1〜図4に示される状態)にトラバースベース10が回転する際には、上記ストッパピン19が中間シャーシ20の後側フレーム20rの上面に当接することにより、それ以上の回転動作が規制され、トラバース回転モータM3の駆動が停止される。このとき、トラバースベース10は、中間シャーシ20と平行、つまり、水平姿勢に維持されるようになっている。
これにより、ターンテーブル11と光ピックアップ12とが、ディスクDの片面(この場合、下面)に対応した第1位置に、同時に回転移動させられる。
一方、中間シャーシ20の後側フレーム20rの上面には、上記ストッパピン19が当接する位置と、軸線Lbに関して軸対称となる位置に、所定深さの凹部20cが形成されている。そして、トラバース回転モータM3が上記とは逆向きに回転駆動されて、ターンテーブル11及び光ピックアップ12が下向きとなる状態にトラバースベース10が回転する際には、上記ストッパピン19が後側フレーム20rの上面に形成された上記凹部20c内に嵌り込み、その底部に当接することにより、それ以上の回転動作が規制され、トラバース回転モータM3の駆動が停止される。このとき、トラバースベース10は、やはり中間シャーシ20と平行、つまり、水平姿勢に維持されるようになっている。
これにより、ターンテーブル11と光ピックアップ12とが、ディスクDの他面(この場合、上面)に対応した第2位置に、同時に回転移動させられる。
以上のようにして、ターンテーブル11と光ピックアップ12とを、ディスクDの片面(下面)に対応した第1位置と当該ディスクDの他面(上面)に対応した第2位置との間で、同時に回転移動させることができるようになっている。
尚、上記トラバース回転モータM3,モータ出力ギヤ61,中継ギヤ62,駆動ギヤ63及びトラバースベース10の突起部10pが、本願請求項に記載した「回転移動機構」の主要部を構成している。
このように、本実施形態によれば、ディスクDの片面について記録及び/又は再生した後、当該ディスクDの他面について記録及び/又は再生する際には、回転移動機構により、ターンテーブル11と光ピックアップ12とを、ディスクDの片面に対応した第1位置から当該ディスクDの他面に対応した第2位置へ同時に回転移動させることができる。従って、ディスクDの記録及び/又は再生面が代わっても、ターンテーブル11と光ピックアップ12の相対位置は確実に一定に維持される。これにより、ディスクDの記録及び/又は再生面が代わった場合でも、光ピックアップ12の光軸とディスク面との垂直度についての精度が損なわれることを効果的に抑制できるのである。
また、本実施形態では、前述のように、本体ケース2とトラバースベース10の間に、本体ケース2に支持された中間シャーシ20が設けられており、トラバースベース10は上記中間シャーシ20に対して回転させられるので、回転移動機構は、中間シャーシ20とトラバースベース10とを連係するように設ければ良い。従って、中間シャーシ20とトラバースベース10と回転移動機構とを一つのユニットとして組み立てることができ、組立性および取り扱い性を向上させることができる。
図1〜図3に示されるように、本実施形態では、記録/再生位置P2とディスク着脱位置P1との間に、ディスクDを待機させる(図2参照)ディスク待機位置Pmが設定されている。そして、後で詳しく説明するように、上記ディスクDの片面についての記録及び/又は再生を終えた後、トラバースベース10を(つまり、ターンテーブル11及び光ピックアップ12を)回転移動させる際には、ディスクDを記録/再生位置P2から着脱位置P1まで引き出すことなく、その途中の待機位置Pmまで移動させ、そこでディスクDを待機させた状態でトラバースベース10の回転移動が行えるようになっている。
従って、ディスクDを装置1外部の着脱位置P1まで引き出す必要なしに、トラバースベース10の回転移動動作(つまり、ターンテーブル11及びピックアップ12の回転移動動作)とディスクDとの干渉を、容易かつ確実に回避することができる。
上記各位置は、装置1の奥側から、記録/再生位置P2,待機位置Pm,着脱位置P1の順序で、ディスクDの移送方向に沿って直列に配列されている。
従って、上記待機位置Pmを設けても、このためにディスク装置1の幅方向寸法(ディスク移送方向と直交する方向の寸法)が特に大きくなることはない。
また、本実施形態では、上記待機位置Pmは、装置1の内部に、つまり本体ケース2内の前側部分に、設定されている。
従って、待機中のディスクDは、少なくともその大部分が(本実施形態では、ディスクD全体が)装置1の内部への収納状態に維持され、装置1の外部に露出することはない。これにより、待機状態にあるディスクDに対する保護機能を高め、また、使用中における装置1の見映えが損なわれることを回避できる。
本体ケース2内の前端近傍には、図1から良く分かるように、ディスクトレイ31を駆動するトレイ駆動モータM1及び歯車列G1が配置されている。
図6は、図3のY6−Y6矢印方向からの矢視図で、上記トレイ駆動モータM1及び歯車列G1を拡大して示す説明図であり、また、図7は、図3のY7−Y7矢印方向からの矢視図で、前後方向の連結タイミングギヤ41を拡大して示す説明図である。
図1,図3及び図6から良く分かるように、上記歯車列G1は、プーリギヤ36と中継ギヤ37と連結ギヤ38と出力ギヤ39(前側出力ギヤ)とで構成されている。一方、ディスクトレイ31の右側端部における下部には、前後方向に延びる外側ラック歯32が形成されており、上記出力ギヤ39はこの外側ラック歯32と噛み合うように設定されている。
そして、上記トレイ駆動モータM1が駆動されると、その動力が、モータ出力軸M1sから伝動ベルト35を介してプーリギヤ36に伝達されることにより、各ギヤ36,37,38,39が順次駆動され、トレイ31が前後方向へ駆動されるようになっている。
上記歯車列G1中の連結ギヤ38(前側連結ギヤ)は、出力ギヤ39を回転駆動すると共に、連結タイミングギヤ41を介して後方の連結ギヤ42(後側連結ギヤ)を連動して回転駆動するもので、この後側連結ギヤ42は、上記前側出力ギヤ39と前後一対に配置された出力ギヤ43(後側出力ギヤ)と噛合している。
ディスクトレイ31の右側端部における下部には、外側ラック歯32の内側において平行に延びる内側ラック歯33が形成されており、上記後側出力ギヤ43はこの内側ラック歯33と噛み合うように設定されている。
図7から良く分かるように、上記連結タイミングギヤ41は、前後方向に延設された動力伝達軸41bの前端および後端に、駆動ギヤ41a及び従動ギヤ41cをそれぞれ結合して構成されている。この連結タイミングギヤ41は、その駆動ギヤ41aが前側連結ギヤ38と噛合し、従動ギヤ41cが後側連結ギヤ42と噛合するように組み付けられる。
そして、上記トレイ駆動モータM1が駆動されると、歯車列G1中の前側連結ギヤ38と噛み合う駆動ギヤ41aが回転駆動され、その動力が伝達軸41bを介して従動ギヤ41cに伝達されて当該従動ギヤ41cが回転駆動される。これにより、後側連結ギヤ42,後側出力ギヤ43が順次回転駆動されるようになっている。
尚、上記トレイ駆動モータM1及び歯車列G1、並びに、連結タイミングギヤ41,後側連結ギヤ42,後側出力ギヤ43等は何れも、具体的には図示しなかったが、本体ケース2の底面部3に固定された取付ベースによって支持されている。また、左右の側壁4及び内壁5の上端部は、本体ケース2の天井部8に結合されている。
トレイ31が、着脱位置P1から装置1内に引き込まれ、待機位置Pmを経て記録/再生位置P2に至る際、或いはその逆の移送動作が行われる際には、その移送ストロークがかなり長くなるが、上記歯車列G1の前側出力ギヤ39がトレイ31の外側ラック歯32と噛合する間は、前側出力ギヤ39によってトレイ31が前後方向へ駆動される。そして、トレイ31が更に前進し、前側出力ギヤ39とトレイ31の外側ラック歯32との噛み合いが外れた時点では、後側出力ギヤ43がトレイ31の内側ラック歯33とが噛合しており、この後側出力ギヤ43によってトレイ31が前後方向へ駆動されるようになっている。
これにより、移送ストロークが長い場合でも、トレイ31を支障無く全ストローク範囲内で駆動することができる。つまり、トレイ31上のディスクDを、着脱位置P1から待機位置Pmを経て記録/再生位置P2まで支障なく移送し、また、逆に、記録/再生位置P2にあるディスクDを、待機位置Pmを経て着脱位置P1まで支障なく移送することができる。
尚、上記ディスクトレイ31とその外側ラック歯32および内側ラック歯33,トレイ駆動モータM1,歯車列G1,連結タイミングギヤ41,後側連結ギヤ42並びに後側出力ギヤ43が、本願請求項に記載した「ディスク移送機構」の主要部を構成している。
図1〜図4に示されるように、例えば左側の内壁5の内側には、前側から順に第1,第2,第3のトレイ検出センサS1,S2,S3が取り付けられている。これらトレイ検出センサS1,S2,S3は、例えば、所謂リミットスイッチで構成されている。
そして、ディスクトレイ31がディスク着脱位置P1にあるときには第1検出センサS1のみがONされ、待機位置Pmにあるときには第1及び第2検出センサS1及びS2が共にONし、また、記録/再生位置P2にあるときには第3検出センサS3のみがONするように、位置設定されている。
上記トレイ検出センサS1,S2,S3は何れも、前述の回路基板(不図示)の制御回路に信号授受可能に接続されており、その検出信号を制御回路に送信するようになっている。尚、この制御回路(不図示)には、かかるトレイ検出センサS1,S2,S3の他、上述のトレイ駆動モータM1,トラバース回転モータM3及び以下に述べるスライダ駆動モータM2、更にはターンテーブル駆動用のスピンドルモータ(不図示)などが信号授受可能に接続されている。
また、本体ケース2内の前後方向における略中央付近には、図1及び図4から良く分かるように、上記スライド板26を駆動するスライダ駆動モータM2及び歯車列G2が配置されている。
図5は、図1のY5−Y5矢印方向からの矢視図で、上記スライダ駆動モータM2及び歯車列G2を拡大して示す説明図である。図1,図4及び図5から良く分かるように、この歯車列G2は、プーリギヤ46と中継ギヤ47と出力ギヤ48とで構成されている。
一方、例えば、左側のスライド板26の下端内面側には、前後方向に延びるラック歯26g(側面ラック歯)が形成されており、上記出力ギヤ48はこの側面ラック歯26gと噛み合うように設定されている。
また、上記スライダ駆動モータM2及び歯車列G2よりも前側には、装置1の幅方向に伸びるスライダ連動軸51が配置されており、該スライダ連結軸51の両端部は、それぞれ内壁5を挿通して各スライド板26の下方まで伸長しており、その両端部には左右一対の連動ギヤ52が固定されている。
左右のスライド板26の下面には、ラック歯26b(底面ラック歯)が形成されており、上記各連動ギヤ52はこの底面ラック歯26bと噛み合うようになっている。
尚、上記スライダ連動軸51は、左右の内壁5に形成した穴部(軸支部)により、その両端部の近傍が回転自在に支持されている。また、上記スライダ駆動モータM2及び歯車列G2は、具体的には図示しなかったが、本体ケース2の底面部3に固定された取付ベースによって支持されている。
そして、スライダ駆動モータM2が駆動されると、その動力が、モータ出力軸M2sから伝動ベルト45を介してプーリギヤ46に伝達されることにより、各ギヤ46,47,48が順次駆動され、出力ギヤ48が内面ラック歯26gを介して左スライド板26を前後方向へ駆動するようになっている。
このようにして左スライド板26が駆動されることにより、その底面ラック歯26bと噛合する左側の連動ギヤ52が回転し、これに伴い、スライダ連動軸51を介して右側の連動ギヤ52が回転駆動される。これにより、右スライド板26も、その底面ラック歯26bを介して前後方向へ駆動される。
以上のように、上記スライダ駆動モータM2及び歯車列G2,左スライド板26の内面ラック歯26g及び左右のスライド板26の底面ラック歯26b,スライダ連動軸51及び連動ギヤ52がスライド板駆動機構を構成しており、このスライド板駆動機構により、左右の各スライド板26が、側壁4と内壁5との間でそれぞれガイドされた状態で、同期して装置1の前後方向にスライド駆動されるようになっている。尚、左スライド板26と右スライド板26とは、基本形状は同様であるが、歯車列G2の出力ギヤ48と噛み合う上記内面ラック歯26gは、左スライド板26にのみ設けられている。つまり、左スライド板26と右スライド板26とは、この点が異なるだけで、その他の構成は同一である。
図8は、図4のY8−Y8矢印方向からの矢視図で、左スライダ板26及び中間シャーシ20を示す説明図である。また、図9はスライド板26を拡大して示す説明図である。
これらの図に示すように、スライド板26には、上下にそれぞれ2段ずつ設けられた水平溝部と、これら水平溝部の間を連結する傾斜溝部とで構成された所定パターンの前後一対のガイド溝Kが形成されており、これら各ガイド溝K内に、中間シャーシ20の支持ピン22が係合している。尚、本体ケース2の内壁5には、前述のように、各支持ピン22に対応した部位に上下方向に延びる長穴5gが形成されており、支持ピン22は、この長穴5gを挿通してガイド溝Kに係合している。
図9に詳しく示すように、各ガイド溝Kは、前側から順に、第1〜第4の水平溝部K1〜K4を備えている。各水平溝部K1〜K4は水平方向(前後方向)に伸長している。
各水平溝部K1〜K4の高さ位置(上下方向位置)は、第2水平溝部K2が最も低く、スライド板26の下端部近傍に設定され、第1水平溝部K1は、第2水平溝部K1よりも所定値だけ高く設定されている。また、第3水平溝部K3は最も高く、スライド板26の上端部近傍に設定され、第4水平溝部K4は、第3水平溝部K3よりも所定値だけ低く設定されている。
そして、第1水平溝部K1の後端と第2水平溝部K2の前端とは第1傾斜溝部K5で接続され、第2水平溝部K2の後端と第3水平溝部K3の前端とは第2傾斜溝部K6で接続され、更に、第3水平溝部K3の後端と第4水平溝部K4の前端とは第3傾斜溝部K7で接続されている。
上記ガイド溝Kに係合する支持ピン22は、内壁5に形成された上下方向の長穴5g(図8参照)を挿通しているので、スライド板26が前後方向へ移動した場合、前後方向へは移動しないが、第1水平溝部K1から第4水平溝部K4までの範囲内でガイド溝Kとの相対位置の変化が可能である。
つまり、スライド板26の前後方向への移動に伴って、上記支持ピン22は長穴5gに沿って上下方向へ変位する。そして、これにより、中間シャーシ20が(従って、トラバースベース10が)上下方向へ変位することになる。換言すれば、トラバースベース10が、ターンテーブル11の回転軸線の伸長方向に沿って変位する。
例えば、図8に示されるように、支持ピン22がガイド溝Kの第2水平溝部K2内に位置した状態から、スライド板26が前動すると、ガイド溝Kも前方へ移動し、支持ピン22は、このガイド溝Kの最も長い傾斜溝部K6の斜面に沿うようにして、内壁5の長穴5gでガイドされながら、上方へ押し上げられる。そして、スライド板26が所定量だけ前動することにより、最も高い第3水平溝部K3内に位置し、これにより、上記中間シャーシ20が上方へ所定量だけ持ち上げられるようになっている。
図8から良く分かるように、本体ケース2の後壁7の内面には、中間シャーシ20の高さ位置(上下方向位置)を検出するために、下側から順に第1,第2,第3及び第4の高さ位置検出センサT1,T2,T3及びT4が取り付けられている。これら高さ位置検出センサT1,T2,T3,T4は、例えば、所謂リミットスイッチで構成されている。
そして、中間シャーシ20の支持ピン22がガイド溝Kの最も低い第2水平溝部K2内にあるときには第1検出センサT1のみがONされ、次に低い第1水平溝部K1内にあるときには第2検出センサT2のみがONし、また、2番目に高い第4水平溝部K4内にあるときには第3検出センサT3のみがONする。そして、最も高い第3水平溝部K3内にあるときには第4検出センサT4のみがONするように、位置設定されている。
尚、上記高さ位置検出センサT1,T2,T3,T4は何れも、前述の回路基板(不図示)の制御回路に信号授受可能に接続されており、その検出信号を制御回路に送信するようになっている。
上記図8及び図9は左スライダ板26を例にとって説明したものであったが、右スライド板26についても、上記左スライド板26と同一パターンのガイド溝Kが形成されている。
尚、上記スライド板26のガイド溝K,内壁5の長穴5g,中間シャーシ20の支持ピン22が、本願請求項に記載した「部品ベース変位機構」を構成しており、この変位機構は前述のスライド板駆動機構(スライダ駆動モータM2及び歯車列G2,スライド板26の内面ラック歯26g及び底面ラック歯26b,スライダ連動軸51及び連動ギヤ52)によって駆動される。
かかる変位機構を備えたことにより、トラバースベース10をターンテーブル11の回転軸線の伸長方向(つまり、ターンテーブル11のディスク支持面に直交する方向:上下方向)に沿って変位(この場合、上方への変位)させた状態で若しくは変位させながら、当該トラバースベース10を、第1位置と第2位置の間で180度回転させることができる。
特に、トラバースベース10を上下方向へ変位させながら回転させることにより、当該トラバースベース10の180度の回転に要する上下方向のスペースを小さくすることが可能になり、装置1のコンパクト化に資することができる。
この場合、トラバースベース10を上下方向へ変位させる変位機構の各要素は、何れも、本体ケース2の内壁5を含め、それよりも外方に位置している。つまり、ディスクDの移送軌跡よりも外側に配設されている。従って、ディスクDを移送するに際して上記変位機構との干渉は確実に回避できる。
更に、上記中間シャーシ20は、その支持ピン22が左右のスライド板26のガイド溝Kに係合することにより、本体ケース2に支持されている。つまり、中間シャーシ20は、ディスクDの移送軌跡よりも外方の両側で上記本体ケース2に支持されている。
従って、ディスクDを移送するに際して上記中間シャーシ20の支持機構との干渉が確実に回避される。また、中間シャーシ20は(従って、トラバースベース10も)、幅方向の両側で安定して本体ケース2に支持される。
また、トラバースベース10を上下方向へ変位させる上記変位機構は、中間シャーシ20を介してトラバースベース10を変位させるものである。従って、中間シャーシ20を介して、トラバースベース10の回転移動とターンテーブル11の回転軸線方向(上下方向)への変位の両方を行わせることができ、トラバースベース10の回転移動機構と上下方向への変位機構とを設けるに際して、構造の簡素化および省スペース化を図ることができる。
更に、トラバースベース10の変位機構は、本体ケース2と中間シャーシ20とを連係するように設ければ良く、従って、中間シャーシ20にトラバースベース10と回転移動機構とを組み付けて1つのユニットを組み立てた上で、トラバースベース10の上下方向への変位機構を介して中間シャーシ20を本体ケース2に組み付けることで、両機構を組み付ける際の組付性を向上させることができる。
また更に、トラバースベース10は、中間シャーシ20を介して本体ケース2に安定支持されていることにより、かかる中間シャーシ20を設けずに、トラバースベースを本体ケース2に対して直接に支持させる場合に比して、トラバースベースの幅方向寸法を小さくすることができる。これにより、トラバースベースの回転半径を小さく設定でき、装置1の高さ寸法が過度に大きくなることを抑制できる。
ディスク装置1には、ターンテーブル11に支持されたディスクDを、記録及び/又は再生時にターンテーブル側へ押圧するクランプ機構が設けられているが、トラバースベース10が回転してターンテーブル11が第1位置から第2位置へ180度回転した際には、このクランプ機構も同様に回転する必要がある。尚、クランプ機構を2組用意し、これらをトラバースベース10の上方および下方にそれぞれ配設することも考えられるが、この場合には、ディスク装置の構造が複雑で高さ寸法も大きくなり、また、製作コストも高くなる。
次に、上記ディスク装置1のクランプ機構について説明する。
図10,図11及び図12は、中間シャーシ20及びターンテーブル11並びにクランプ機構70を示す側面説明図である。図10はクランプ機構70によるディスククランプ状態を示し、図11は上記クランプ機構70の非クランプ状態を示し、図12は図11の非クランプ状態でターンテーブル11及びクランプ機構70を180度回転させた状態を示している。
これらの図に示すように、上記クランプ機構70は、ターンテーブル11と協働してディスクDを挟持するクランパ71が先端に組み付けられたクランプ板72を備えており、該クランプ板72の基端側の角部72cは、トラバースベース10に立設された縦壁16の上端部に対して、上下回動自在に係止されている。クランプ板72は好ましくはバネ作用を有する薄板で構成されている。尚、上記縦壁16の上端部には、クランプ板72をクランプ解除の回動方向へ付勢するスプリング73が装着されている。
かかるクランプ機構70の構造および作動は、基本的には従来公知のものと同様である。すなわち、ディスクDをクランパ71とターンテーブル11との間に挟持(クランプ)した状態では、図10に示されるように、クランプ板72の基端部72aがディスクトレイ31の後端部31rで押圧されることにより、クランプ板72は、上記スプリング73の付勢力に抗して、基端側角部72cを中心にクランプ方向(図10における反時計回り方向)へ回動する。そして、好ましくはクランプ板72のバネ特性を利用して、クランパ71がディスクDをターンテーブル11側へ押圧する。
尚、前述のように、本実施形態では、ディスクDは、プラスチック製のカートリッジCに収納された所謂カートリッジ収納タイプのものであり、上記中間シャーシ20の前端側には、上記カートリッジCを介してディスクDを位置決めする位置決め手段として、左右一対の位置決めピン23が突設されている。
クランプ機構70によるディスククランプ時には、この位置決めピン23がカートリッジCに形成された位置決め穴Chに嵌合することにより、ディスクDが中間シャーシ20に対して位置決めされる。
このように、上記中間シャーシ20に、カートリッジCを介してディスクDを位置決めする位置決めピン23が設けられていることにより、特別な位置決め機構を別途に設けることなく、中間シャーシ20を利用して、簡単かつ確実に、ディスクDの中間シャーシ20に対する(従ってトラバースベース10に対する)位置決めが行えるのである。
特に、上記位置決めピン23は、中間シャーシ20の上面と下面の両方に設けられている。つまり、ターンテーブル11の第1位置に対応した第1面(例えば上面)と、ターンテーブルの第2位置に対応した第2面(例えば下面)の両方に、上記位置決めピン23が設けられている。
従って、ターンテーブル11及び光ピックアップ12が第1位置,第2位置の何れの位置にある場合でも、特別な位置決め機構を別途に設けることなく、中間シャーシ20を利用して、簡単かつ確実に、トラバースベース10に対する(つまりターンテーブル11に対する)ディスクDの位置決めが行える。
尚、カートリッジCを(つまりディスクDを)位置決めするための位置決めピンを、ディスクトレイ31に設けるようにしても良い。この場合には、位置決めピンはトレイ31の片側(カートリッジCを載置する側)のみに設ければ足りる。
図10から良く分かるように、ディスククランプ状態では、中間シャーシ20の支持ピン22はスライド板26のガイド溝Kの第1水平溝部K1内に位置している。
この状態からスライド板26が前方へ所定量だけスライドすることにより、図11に示されるように、上記支持ピン22は、第1傾斜溝部K5で案内されながら第2水平溝部K2内に位置するようになる。これにより、中間シャーシ20が(従ってトラバースベース10が)下降する。これに伴って、ターンテーブル11がディスクDから離間し、図11に示す非クランプ状態となる。
このとき、ディスクトレイ31の後端部31rによるクランプ板72の基端部72aに対する係合が解除される。これに伴って、上記スプリング73の付勢力により、クランプ板72が基端側角部72cを中心としてクランプ解除方向へ(図11における時計回り方向へ)回動し、ディスクDのクランプ状態が解除される。また、位置決めピン23もカートリッジCの位置決め穴Chから抜脱され、カートリッジCの(つまり、ディスクDの)位置決め状態も解除される。そして、ディスクトレイ31が、図10及び図11に示された記録/再生位置P1から待機位置Pmまで移動する。
この図11に示した非クランプ状態でディスクトレイ31が待機位置まで移動した後、スライド板26が前方へ更にスライドすることにより、図12に示されるように、上記支持ピン22は、第2傾斜溝部K6で案内されながら第3水平溝部K3内に位置するようになる。これにより、中間シャーシ20が(従ってトラバースベース10が)最も高い位置まで上昇する。
前述のように、ディスクトレイ31の前後方向位置はトレイ検出センサS1,S2,S3によって検出され、その検出信号が装置1の制御回路(不図示)に入力されているので、この検出信号に基づいてスライダ駆動モータM2を駆動制御することにより、ディスクトレイ31の移動動作に応じて、好適なタイミングでスライド板26をスライドさせ、中間シャーシ20を昇降させることができる。
本実施形態では、より好ましくは、この中間シャーシ20の昇降動作中に、トラバースベース10が(従ってターンテーブル11及び光ピックアップ12が)中間シャーシ20に対して180度回転させられる。
前述のように、中間シャーシ20の上下方向位置は高さ位置検出センサT1,T2,T3,T4によって検出され(図8参照)、その検出信号が装置1の制御回路(不図示)に入力されているので、この検出信号に基づいてトラバース回転モータM3を駆動制御することにより、トラバースベース10を、中間シャーシ20の昇降動作,昇降位置に応じて、好適なタイミングで回転させることができる。
すなわち、中間シャーシ20の上昇動作中にトラバースベース10を回転させる場合について説明すれば、図11に示されるように、中間シャーシ20の支持ピン22がスライド板26のガイド溝Kの最も低い第2水平溝部K2内にある状態(クランプ解除状態で、高さ位置検出センサT1のみON)で、ディスクトレイ31が待機位置Pm方向へ移動させられると共に、スライド板26が前方へスライドし始めることにより、上記支持ピン22が第2傾斜溝部K6に案内されて上昇し始める(検出センサT1:OFF)。そして、支持ピン22が、第1水平溝部K1に対応する高さに至ると検出センサT2がONし、この検出信号に基づいてトラバース回転モータM3が回転を開始し、トラバースベース10の回転動作が開始される。
そして、トラバースベース10の後端に固定された前述のストッパピン19が、トラバースベース10の回転方向に応じて、中間シャーシ20の後側フレーム20rの上面に当接するか、或いは、後側フレーム20rの上面に形成された所定深さの凹部20c内に嵌り込んでその底部に当接することにより、それ以上の回転動作が規制され、トラバース回転モータM3の駆動が停止される。これにより、トラバースベース10が、中間シャーシ20に対して180度回転移動するようになっている(図12参照)。
このように、中間シャーシ20を昇降動作させながらトラバースベース10を回転させることにより、中間シャーシ20の昇降ストロークを利用してトラバースベース10を回転させることができる。従って、中間シャーシ20を昇降させ、且つ、トラバースベース10を回転できる構成を得るに際して、装置1の高さ寸法が過度に大きくなることを抑制できる。
以上の説明は、中間シャーシ20の昇降動作中にトラバースベース10を回転させるようにしたものであったが、この代わりに、中間シャーシ20の上昇位置または下降位置でトラバースベース10を回転させるようにしても良い。尚、この場合には、中間シャーシ20の昇降動作中にトラバースベース10を回転させる場合に比して、装置1の高さ寸法は一般に大きくなる。
中間シャーシ20が上昇した後に、その上昇位置でトラバースベース10を回転させる場合には、中間シャーシ20の支持ピン22がスライド板26のガイド溝Kの第2傾斜溝部K6に案内されて上昇し、最も高い第3水平溝部K3に至ると検出センサT3がONする。この検出信号に基づいてトラバース回転モータM3が回転を開始し、この位置でトラバースベース10の180度の回転動作が行われる。
その後、このトラバースベース10を再び180度反転させる場合には、この上昇位置で反転動作を行わせれば良い。この場合には、中間シャーシ20の上昇位置の上方に、トラバースベース10を回転させるに足るスペースを要することになる。
尚、このようなトラバースベース10の180度の回転および反転を、中間シャーシ20の下降位置(最も低い第2水平溝部K2に対応する位置)に設けるようにすることもできる。
クランプ機構70は、トラバースベース10に固定された縦壁16に対して一体的に係止されているので、図12に示すように、トラバースベース10が180度回転移動させられた際には同時に回転する。
つまり、クランプ機構70が、ターンテーブル11及びピックアップ12と同時に回転移動させられるので、ディスクDの記録及び/又は再生面が代わっても、ターンテーブル11とピックアップ12の相対位置が一定に維持されるのみならず、ターンテーブル11とクランプ機構70の相対位置も一定に維持される。従って、ターンテーブル11に支持されクランプ機構70によってターンテーブル11側に押圧されたディスクDとピックアップ12の光軸との垂直度をより高精度に維持することができる。すなわち、ディスクDの記録及び/又は再生面が代わることによりピックアップ12の光軸とディスク面との垂直度についての精度が損なわれることを、より有効に回避できるのである。
以上のように構成されたディスク装置1の作動の概略について説明する。
まず、ディスクトレイ31にディスクDを装着する際には、ディスク装置1の操作部(不図示)に設けられたスイッチをユーザが操作することにより、トレイ駆動モータM1が駆動されてトレイ31がディスク着脱位置P1まで引き出され(図1参照;トレイ検出センサS1のみON)、この位置P1で、ディスクカセットCがトレイ31上に載置される。そして、ユーザのスイッチ操作でモータM1を駆動してトレイ31を記録/再生位置P2まで引き込ませる(図3参照;トレイ検出センサS2及びS3がON)。この時点までは、クランプ機構70は非クランプ状態(図11参照)にある。
トレイ31が記録/再生位置P2まで引き込まれると、スライダ駆動モータM2が駆動され、中間シャーシ20がターンテーブル11の回転軸線の伸長方向に変位する。これにより、クランプ機構70がクランプ状態となり、ディスクDがターンテーブル11に対してクランプされる。
そして、この記録/再生位置で、ディスクDの片面について、記録または再生が行われる。このとき、ターンテーブル11及び光ピックアップ12はディスク片面に対応した位置(第1位置:図10参照)に位置している。
装置1の作動モードスイッチ(不図示)が、ディスクDの両面について自動的に連続して記録/再生する両面記録/再生モードに設定されている場合には、ディスクDの片面についての記録または再生が終了すると、スライダ駆動モータM2が駆動されてディスクDのクランプ状態が解除され、次に、トレイ駆動モータM1が駆動され、ディスクDを保持したトレイ31が待機位置Pmまで移動させられる(図2参照;トレイ検出センサS1及びS2がON)。
そして、スライダ駆動モータM2が駆動されてスライド板26が駆動され、これにより中間シャーシ20が変位する(この場合、上昇する)。このように中間シャーシ20を上方へ変位させながら若しくは変位させた状態で、トラバース回転モータM3が駆動され、当該トラバースベース10が、第1位置から第2位置へ180度回転させられる。
これにより、ターンテーブル11及び光ピックアップ12は、ディスクDの他面に対応した位置(第2位置:図12参照)に位置することになる。
この後、トレイ駆動モータM1が駆動されることで、トレイ31が待機位置Pmから記録/再生位置P2へ移動させられる(図3参照;トレイ検出センサS2及びS3がON)。また、スライダ駆動モータM2が駆動されることで、ディスクDがターンテーブル11に対して再びクランプされる。そして、ディスクDの他面について、記録または再生が行われるようになっている。
このようにして、ディスクDの両面について、記録及び/又は再生を自動的に連続して行うことができるのである。
また、装置1の作動モードスイッチ(不図示)が上記両面記録/再生モードに設定されていない場合でも、現時点での記録/再生対象のディスク面の裏面側について記録/再生する反転記録/再生スイッチ(不図示)をON操作することにより、ディスクDを装置外部へ引き出す必要なしに、当該ディスクDの裏面側についての記録/再生を行うことができる。
この場合には、上記反転記録/再生スイッチ(不図示)をON操作することにより、スライダ駆動モータM2が駆動されてディスクDのクランプ状態が解除され、次に、トレイ駆動モータM1が駆動され、ディスクDを保持したトレイ31が待機位置Pmまで移動させられる(図2参照;トレイ検出センサS1及びS2がON)。
そして、スライド板26の駆動により、中間シャーシ20を上方へ変位させながら若しくは変位させた状態で、当該トラバースベース10が第1位置から第2位置へ180度回転させられる。
これにより、ターンテーブル11及び光ピックアップ12は、ディスクDの他面に対応した位置(第2位置:図12参照)に位置することになる。
この後、トレイ31が待機位置Pmから記録/再生位置P2へ移動させられ(図3参照;トレイ検出センサS2及びS3がON)、また、ディスクDがターンテーブル11に対して再びクランプされる。そして、ディスクDの他面について、記録または再生が行われるようになっている。
尚、前述のように、ディスク装置1の制御回路(不図示)には、操作部の各種スイッチからの入力信号やトレイ検出センサS1〜S3及び中間シャーシ20の高さ位置検出センサT1〜T4からの検出信号が入力され、また、この制御回路には、上述のトレイ駆動モータM1,トラバース回転モータM3及び以下に述べるスライダ駆動モータM2、更にはターンテーブル駆動用のスピンドルモータ(不図示)などが信号授受可能に接続されている。そして、各センサからの検出信号や各モータからのモータ作動信号等に応じて、ディスクトレイ31の前進/後退,スライド板26の前後方向へのスライド動作,トラバースベース10の回転動作,ターンテーブルの回転動作などが、好適に制御されるようになっている。
以上の実施態様は、いわゆる横置きタイプのディスク装置1についてのものであったが、本発明は、かかる場合に限定されるものではなく、いわゆる縦置きタイプのものについても、有効に適用することができる。
このように、本発明は、以上の実施態様に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更あるいは設計上の改良などが可能であることは言うまでもない。
本発明の実施形態に係る光ディスク装置の内部構造を示す平面説明図で、ディスクトレイが装置外部のディスク着脱位置にある状態を示す説明図である。 上記光ディスク装置の内部構造を示す平面説明図で、ディスクトレイが待機位置にある状態を示す説明図である。 上記光ディスク装置の内部構造を示す平面説明図で、ディスクトレイが記録/再生位置にある状態を示す説明図。 上記光ディスク装置の内部構造の要部を拡大して示す平面説明図である。 図1のY5−Y5矢印方向からの矢視図で、スライダ駆動モータ及び歯車列を拡大して示す説明図である。 図3のY6−Y6矢印方向からの矢視図で、トレイ駆動モータ及び歯車列を拡大して示す説明図である。 図3のY7−Y7矢印方向からの矢視図で、前後方向の連結タイミングギヤを拡大して示す説明図である。 図4のY8−Y8矢印方向からの矢視図で、スライダ板及び中間シャーシを示す説明図である。 上記スライド板を拡大して示す説明図である。 ディスククランプ状態における中間シャーシ及びターンテーブル並びにクランプ機構を示す側面説明図である。 非クランプ状態における中間シャーシ及びターンテーブル並びにクランプ機構を示す側面説明図である。 180度回転状態における中間シャーシ及びターンテーブル並びにクランプ機構を示す側面説明図である。
符号の説明
1 ディスク装置
2 本体ケース
3 装置ベース
5g (内壁の)長穴
10 トラバースベース
11 ターンテーブル
12 光ピックアップ
20 中間シャーシ
22 支持ピン
23 位置決めピン
26 スライド板
31 ディスクトレイ
70 クランプ機構
71 クランパ
72 クランプ板
C カートリッジ
Ch 位置決め穴
D ディスク
K ガイド溝
Lb 軸線
Lc 中心線
M1 トレイ駆動モータ
M2 スライダ駆動モータ
M3 トラバース回転モータ
P1 着脱位置
P2 記録/再生位置
Pm ディスク待機位置

Claims (12)

  1. ディスクを回転可能に支持するターンテーブルと、該ターンテーブルで回転させられるディスクに対し情報信号の記録及び/又は再生を行うピックアップと、上記ディスクをターンテーブルに対向した記録/再生位置と装置外部の着脱位置との間で往復動可能に移送するディスク移送機構とを備えたディスク装置であって、
    上記ターンテーブルとピックアップとを、上記ディスクの片面に対応した第1位置と当該ディスクの他面に対応した第2位置との間で、同時に回転移動させる回転移動機構を備え
    上記記録/再生位置と上記着脱位置との間に、上記ディスクを待機させる待機位置がディスク装置内部に設定され、
    これら各位置は、記録/再生位置,待機位置,着脱位置の順序で、上記ディスクの移送方向に沿って直列に配列されており、
    少なくとも上記ターンテーブル及びピックアップを搭載し得る部品ベースが備えられ、
    該部品ベースは、上記ターンテーブルの中心と上記ピックアップの中心とを通る中心線回りに回転できるように、装置の本体ケースに支持されており、
    上記回転移動機構は、上記部品ベースを上記中心線回りに回転させることにより、上記ターンテーブルとピックアップとを、上記第1位置と第2位置との間で同時に回転移動させる、
    ことを特徴とするディスク装置。
  2. 上記中心線は上記ディスクの移送方向と同一方向に伸長していることを特徴とする請求項記載のディスク装置。
  3. 上記部品ベースを上記ターンテーブルの回転軸線の伸長方向に沿って変位させる部品ベース変位機構を更に備えたことを特徴とする請求項又はに記載のディスク装置。
  4. 上記部品ベース変位機構は、ディスクの移送軌跡よりも外側に配設されていることを特徴とする請求項記載のディスク装置。
  5. 上記本体ケースと上記部品ベースの間に、本体ケースに支持された中間シャーシが設けられ、
    上記回転移動機構は上記部品ベースを上記中間シャーシに対して回転させる、
    ことを特徴とする請求項の何れか一に記載のディスク装置。
  6. 上記部品ベース変位機構は、上記中間シャーシを介して上記部品ベースを変位させることを特徴とする請求項記載のディスク装置。
  7. 上記中間シャーシは、ディスクの移送軌跡よりも外方の両側で上記本体ケースに支持されていることを特徴とする請求項又はに記載のディスク装置。
  8. 上記ディスクはカートリッジ収納タイプのものであり、上記中間シャーシには、上記カートリッジを介して上記ディスクを位置決めする位置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項の何れか一に記載のディスク装置。
  9. 上記中間シャーシは、上記第1位置に対応した第1面と上記第2位置に対応した第2面とを備えており、上記位置決め手段は、上記第1面と上記第2面の両方に設けられていることを特徴とする請求項記載のディスク装置。
  10. 上記ターンテーブルに支持されたディスクをターンテーブル側に押圧し得るクランプ機構が更に設けられ、該クランプ機構は上記ターンテーブル及び上記ピックアップと同時に回転移動させられることを特徴とする請求項1〜の何れか一に記載のディスク装置。
  11. ディスクを回転可能に支持するターンテーブルと、該ターンテーブルで回転させられるディスクに対し情報信号の記録及び/又は再生を行うピックアップと、上記ディスクをターンテーブルに対向した記録/再生位置と装置外部の着脱位置との間で往復動可能に移送するディスク移送機構とを備えたディスク装置の制御方法であって、
    上記ディスクを上記着脱位置から上記記録/再生位置へ移送する第1移送ステップと、
    上記ターンテーブルとピックアップとが上記ディスクの片面に対応した第1位置にある状態で、当該ディスクの片面について情報信号の記録及び/又は再生を行う第1記録/再生ステップと、
    該第1記録/再生ステップ終了後に、上記記録/再生位置と上記着脱位置との間に設定されたディスク待機位置へ、上記ディスクを移送する第2移送ステップと、
    上記ターンテーブルとピックアップとを、上記第1位置から、上記ディスクの他面に対応した第2位置へ、同時に回転移動させる回転移動ステップと、
    該回転移動ステップ終了後に、上記ディスクを上記ディスク待機位置から上記記録/再生位置へ移送する第3移送ステップと、
    上記ターンテーブルとピックアップとが上記第2位置にある状態で、当該ディスクの他面について情報信号の記録及び/又は再生を行う第2記録/再生ステップと、
    該第2記録/再生ステップ終了後に、上記記録/再生位置から上記ディスク待機位置を通過して上記着脱位置へ、上記ディスクを移送する第4移送ステップと、
    を備えたことを特徴とするディスク装置の制御方法。
  12. ディスクを回転可能に支持するターンテーブルと、該ターンテーブルで回転させられるディスクに対し情報信号の記録及び/又は再生を行うピックアップと、上記ディスクをターンテーブルに対向した記録/再生位置と装置外部の着脱位置との間で往復動可能に移送するディスク移送機構とを備えたディスク装置の制御方法であって、
    上記ターンテーブルとピックアップとを、上記ディスクの片面に対応した第1位置から当該ディスクの他面に対応した第2位置へ切り換えるに際し、
    上記記録/再生位置と上記着脱位置との間に設定されたディスク待機位置へ、上記ディスクを移送する第1移送ステップと、
    上記ターンテーブルとピックアップとを、上記第1位置から第2位置へ同時に回転移動させる回転移動ステップと、
    上記ディスクを上記ディスク待機位置から上記記録/再生位置へ移送する第2移送ステップと、
    を順次行うことを特徴とするディスク装置の制御方法。
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