JP2007057550A - 開封表示シール - Google Patents

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Abstract

【課題】封をする部分に貼付して開封の有無を確実に表示させることができる開封表示シールを提供する。
【解決手段】内側シール1のシール基材3の表面に表示層5を形成する。封をする部分に内側シール1を貼付して、その表示層5にサイン4を記入する。内側シール1を透明又は半透明の外側シール2で覆う。シール基材3の一部と表示層5との間に剥離層6を形成しておく。開封時に外側シール2を剥がすことにより、剥離層6を形成した部位の表示層5のみが外側シール2に付着して取れる。外側シール2を再び貼り直しても、内側シール1に残ったサイン4と、外側シール2に付着したサイン4とが微妙にずれる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば機密書類を入れた封筒を第三者に開封されることを防止するために、開封したことを表示する開封表示シールに関するものである。
一般に、機密書類を入れる封筒などは、第三者に開封されることを防止するため、開封されたことがわかるようにされる。
例えば図10に示すように、紙製の封筒101では、糊付けやテープ止めによって封をして、この部分に印102を記したり押印103したりするようにしている。これにより、開封する際に封をした部分が破損したり、あるいは開封後に再び封をする際に印102や押印103がずれたりして、開封されたことがわかるようになっている。
また、紙製以外の樹脂製の封筒やケースにも使用可能なものとして、例えば特許文献1に開示されているような、封をする部分に貼付する開封防止シールを用いることがある。特許文献1の開封防止シールは、半透明の薄いシールと紙とからなる二層構造で、シールの表面に紙を貼り直しのできないように圧着したものであり、開封する際に紙が剥がれることにより、開封されたことがわかるようになっている。
実用新案登録第3075738号公報(段落番号0004)
ところが、特許文献1の開封防止シールのような既製品は、全く同じシールの入手が容易であるため、第三者が開封後に同じシールを貼付した場合に、開封の有無を確認することができない。
本発明は、開封後の同じシールの貼付を防止して、開封の有無を確実に表示させることができる開封表示シールを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、封をする部分に貼付して開封されたことを表示することを前提として、開封する際の破壊により開封されたことを表示する表示層と、サインなどの印を記入可能な記入層とを備えた開封表示シールを提供するものである。
この構成によれば、開封済みであることを表示層の破壊によって表示することができると共に、記入層にサインなどの印を記入しておくことにより、第三者が同じシールを入手して開封後に貼付することを防止することができる。
開封時に表示層を破壊するための構成として、表示層を透明又は半透明の外側シールで覆い、表示層の一部と残部とで、封をする部分側への付着力が異なるように設定する。これにより、外側シールを剥がす際に、封をする部分側への付着力の強い部位が封をする部分側に残って、封をする部分側への付着力の弱い部位のみが外側シールに付着して取れ、表示層が全体として破壊されるようにする。
そうすれば、外側シールを剥がして開封した後、再び封をして外側シールを貼り付けようとしても、表示層のうち、封をする部分側に残った部位と外側シールに付着した部位とが微妙にずれるので、開封されたことを確認することができる。
この場合において、表示層と記入層とを兼用すれば、剥がした外側シールの再貼付により、封をする部分に残った部位と外側シールに付着した部位との境界で、サインなどの印が不一致になるので、開封されたことをより確認しやすくすることができる。また、記入層とを兼用する表示層を外側シールで覆うので、開封するまで、記入層に記入したサインなどの印を外側シールで保護することができる。
封をする部分に貼付する内側シールと、この内側シールを覆うように貼付する外側シールとを設けてもよい。より具体的には、内側シールをシール基材の表面に表示層を形成した構造とし、表示層の一部と残部とで、シール基材への付着力が異なるように設定する。
そうすれば、外側シールを剥がすことにより、表示層の一部が内側シールのシール基材に保持されたままで、表示層の残部のみが外側シールに付着して内側シールから取れる。外側シールを剥がした後、さらに内側シールを剥がして開封するので、封筒などに表示層が残らず、封筒などを繰り返し使用しても汚くなることはない。
表示層の一部と残部とで、シール基材への付着力を異ならせるための手段として、シール基材の一部と表示層との間に剥離層を形成し、剥離層を形成した表示層の一部と剥離層の存在しない表示層の残部とで、シール基材への付着力が異なるようにする構成を例示できる。つまり、表示層のシール基材への付着力を外側シールへの付着力よりも強く設定しておき、剥離層を形成した部位の表示層のみが外側シールに付着して取れるようにする。
また、シール基材の一部に、表示層を保持する保持性を高めるプライマー処理を施して、プライマー処理を施した表示層の一部とプライマー処理を施していない残部とで、シール基材への付着力が異なるようにする構成を採用することもできる。つまり、表示層のシール基材への付着力を外側シールへの付着力よりも弱く設定しておき、プライマー処理を施した部位を除く表示層のみが外側シールに付着して取れるようにする。
外側シールよりも内側シールの粘着性を強く設定すれば、あるいは、内側シールの周縁の表面側に剥離層を形成すれば、外側シールを剥がす際、内側シールを封筒などに貼り付いたままにして、外側シールだけが剥がれるようにすることができる。これにより、外側シールと内側シールとが重なったまま一緒に剥がれることを阻止して、これらの開封後の貼り直しを防止することができる。
開封時に汚れてもよい使い捨ての封筒などに使用する場合、封をする部分に表示層を直接付着させるようにしてもよい。具体的には、表示層の一部と残部とで、封をする部分への付着力が異なるように設定しておき、この表示層を保持フィルムにより、封をする部分に転写可能に保持する。この保持フィルムから封をする部分に、記入層と兼用される表示層を転写し、これを外側シールで覆えばよい。開封後は、破壊された表示層の一部が封をする部分に残るので、機密書類を入れた封筒などを開封したものであることを確認することができる。
また、封をする部分に表示層を直接付着させる場合において、記入層と外側シールとを兼用するようにしてもよい。具体的には、外側シールをその表面にサインなどの印を記入可能として、裏面側に表示層を形成し、表示層の一部と残部とで、封をする部分への付着力が異なるように設定する。これにより、表示層を保持する保持フィルムを省略することができる。
表示層の一部と残部とで、封をする部分への付着力を異ならせるための手段として、表示層の裏面の一部に粘着層を形成し、この粘着層が形成された表示層の一部と粘着層の存在しない表示層の残部とで、封をする部分への付着力が異なるようにする構成を例示できる。つまり、表示層の封をする部分への付着力を外側シールへの付着力よりも弱く設定しておき、粘着層を形成した部位を除く表示層のみが外側シールに付着して取れるようにする。
また、表示層の裏面側に、粘着層を介在させて、一部を開口された剥離層を設け、この剥離層が開口された部位の表示層と残部の表示層とで、封をする部分への付着力が異なるようにする構成を採用することもできる。つまり、表示層の封をする部分への付着力を外側シールへの付着力よりも強く設定しておき、剥離層を形成した部位の表示層のみが外側シールに付着して取れるようにする。
また、本発明は、開封時に表示層を破壊するための別の構成を提供する。すなわち、表示層と記入層とを兼用するものとして、表示層をシール基材の表面に形成し、シール基材を、封をする部分から剥がす際の伸びに伴って表示層が破壊される程度の伸縮性を有するものとする。そうすれば、開封時に封筒などから剥がす際に、シール基材が伸びて表示層が破壊されるので、第三者の開封後の貼り直しを防止することができる。
封をする部分に貼付するまでは、シール基材が自由に伸びるので表示層が破壊されやすいが、封をする部分に貼付するまで、表示層を覆う保護フィルムによってシール基材の伸縮を規制することにより表示層を保護することができる。
以上の説明から明らかな通り、本発明によると、サインなどの印を記入しておく記入層を設けるので、第三者が同じシールを入手して開封後に貼付することを防止することができる。
また、表示層を覆うように貼付した外側シールを剥がす際に表示層を破壊することにより、あるいは、シール基材の伸縮性によって表示層を破壊することにより、開封の有無を確実に表示することができる。
以下、本発明に係る開封表示シールの実施の形態について、図面を用いて説明する。第1〜第6の各実施形態における開封表示シールは、いずれも封をする部分に貼付しておくことによりその開封を表示するようにして、機密書類を入れた封筒などの第三者による開封を防止するものであり、開封する際の破壊により開封されたことを表示する表示層と、サインなどの印を記入可能な記入層とを備えている。
[第1実施形態]
図1は本発明の第1実施形態の開封表示シールを示す図であり、(a)は内側シールおよび外側シールの斜視図、(b)は封をする部分に貼付した状態の断面図である。
この開封表示シールは、表示層と記入層とを兼用するものであり、封をする部分に貼付するための内側シール1と、内側シール1を覆うように貼付するための外側シール2とから構成される。
内側シール1は、例えばポリプロピレンやポリエチレンなどの破れにくい樹脂シートからなるシール基材3の表面に、サイン4を記入可能な表示層(記入層)5を形成し、シール基材3と表示層5との間の一部に剥離層6を介在させた構造とされる。剥離層6を介在させた部位では、他の部位よりもシール基材3への表示層5の付着力が弱く、外側シール2を剥がして開封する際に、サイン4を記入した表示層5の一部のみが外側シール2に付着して取れて、表示層5が全体として破壊されるようになっている。
表示層5は、例えば水性ペンによる記入に適したOPPメール63(東洋インキ製造株式会社)を用いて、シール基材3の全面にグラビア印刷してなる。このグラビア印刷によって表示層5を形成する際に、所望の模様7を形成することができる。なお、グラビア印刷の代わりにシルク印刷やラミネート印刷などの他の印刷方法を用いてもよい。
剥離層6は、例えばS1339HP剥離ワニス(東洋インキ製造株式会社)を用いて、シール基材3の一部にグラビア印刷してなる。この剥離層6は、様々な平面形状に形成することができる。なお、内側シール1の形は、丸、星、四角、帯状などどのようなものでもよい。
外側シール2は、例えばポリプロピレンやポリエチレンなどの破れにくい樹脂シートから、内側シール1を完全に覆う大きさに形成され、内側シール1の表示層5を保護する保護テープとして機能する。この外側シール2は、色付き又は無色の透明又は半透明とされ、内側シール1の表示層5に記入したサイン4を確認できるようになっている。
外側シール2の粘着性は、内側シール1の粘着性よりも弱く設定され、外側シール2を剥がして開封する際に、内側シール1が一緒に剥がれることを防止している。なお、外側シール2の形は、丸、星、四角、帯状などどのようなものでもよい。
次に、この開封表示シールを使用する手順を説明する。図2は開封表示シールを使用する手順を示す図である。
まず、図2(a)に示すように、封筒8の封をする部分に内側シール1を貼付し、図2(b)に示すように、内側シール1の表面の表示層5に封緘者のサイン4を記入する。次いで、図2(c)および(d)に示すように、内側シール1を覆うように外側シール2を貼付する。この封筒8は、外側シール2を剥がした後、さらに内側シール1を剥がして開封する。図2(e)に示すように、外側シール2を剥がすことにより、内側シール1のサイン4および模様7の一部が外側シール2に付着する。
開封後に、再び内側シール1を貼付し、これを覆うように外側シール2を貼付しても、内側シール1に残った表示層5と、外側シール2に付着した表示層5とが微妙にずれるので、サイン4や模様7が不一致になり、外側シール2を剥がしたことを表示する。なお、内側シール1のシール基材3および外側シール2を破れにくい素材から形成するので、開封後に封筒8に残すことなく美しく剥がすことができる。
次に、この開封表示シールを製造する手順を説明する。図3は開封表示シールを製造する手順を示す図である。
まず、図3(a)に示すように、例えばポリプロピレンやポリエチレンなどからなる樹脂シート9と、両面に粘着性のある粘着層10と、離型紙11とを重ねることにより、三層構造のシート12を構成する。なお、樹脂シート9に粘着剤を塗布して、これに離型紙11を重ねるようにしてもよい。
三層構造のシート12のうち、一部は内側シール1を形成するための領域12aであり、残りは、外側シール2を形成するための領域12bである。領域12aの粘着層10の粘着性は、領域12bの粘着層10の粘着性よりも強く設定しておく。なお、領域12aの面積は領域12bの面積よりも小さく設定しておく。
次いで、図3(b)に示すように、領域12aの樹脂シート9の表面に部分的に剥離ワニスなどを塗布(印刷)して剥離層6を形成する。その後、べた印刷やグラビア印刷により、領域12aの樹脂シート9の全面に、サイン4を記入可能な表示層5を形成する。このとき、表示層5に意匠的な模様7を形成するようにしてもよい。
図3(c)に示すように、領域12aを所定の形に打ち抜いて内側シール1を形成し、領域12bを所定の形に打ち抜いて外側シール2を形成する。なお、内側シール1を形成するための三層構造のシート12と、外側シール2を形成するための三層構造のシート12とを別々に形成してもよい。この場合、ユーザーがプリンター出力して表示層5を形成することにより、オリジナルの開封防止シールを得ることができる。
上記構成によれば、外側シール2を剥がす際に表示層5の一部のみを付着させるので、外側シール2を再び貼り直しても、内側シール1に残った表示層5と、外側シール2に付着した表示層5とが微妙にずれるようになり、第三者による開封後の復元を防止することができる。また、表示層5に独自のサイン4を記入するので、同じシールを入手することによる復元を防止することができる。
開封表示シールを破れにくい樹脂シートから形成し、開封時に完全に剥がすようにしているので、開封後の封筒8などに残らず、繰り返し使用される樹脂製の封筒やケースなどに好適に用いることができる。
なお、この第一実施形態では、シール基材3の一部に剥離層6を形成してその上に表示層5を形成するようにしているが、シール基材3の一部に、表示層5を保持する保持性を高めるプライマー処理を施して、表示層5の一部と残部とで、シール基材3への付着力が異なるようにしてもよい。これにより、外側シール2を剥がす際に、プライマー処理を施した部位の表示層5が内側シール1に残り、残りの部位の表示層5が外側シール2に付着する。
[第2実施形態]
図4は本発明の第2実施形態の開封表示シールを示す図であり、(a)は断面図、(b)は斜視図である。
この開封表示シールは、第1実施形態の開封表示シールとほぼ同じ構成であるが、内側シール1の粘着性と外側シール2の粘着性とを同じ強さに設定し、内側シール1の周縁の表面側に剥離層13を形成している。剥離層13は、内側シール1のシール基材3の周縁の表面側に剥離ワニスなどを塗布し、その上に形成した表示層5が剥がれやすいようにするものである。
この構成により、内側シール1を覆うように貼り付けた外側シール2を剥がす際、内側シール1の周縁の表示層5がとれるので、内側シール1が一緒に剥がれることを防止することができる。
[第3実施形態]
図5は本発明の第3実施形態の開封表示シールを示す図であり、(a)は封緘前の状態を示す斜視図、(b)は封緘後の状態を示す斜視図、(c)は封緘後の状態を示す断面図である。
この開封表示シールは、第1、第2実施形態の開封表示シールとほぼ同じ構成であるが、封筒8やファイルポケットのフタ部8aが透明又は半透明である場合に使用するためのものであり、外側シール2を透明又は半透明の両面粘着シートから形成している。
この開封表示シールは、封筒本体8bの封をする部位に内側シール1を貼付して、これを覆うように外側シール2を貼付し、その上をフタ部8aで覆うように封をするようになっている。フタ部8aおよび外側シール2が透明又は半透明であり、これらを通して表示層(記入層)5のサイン4を確認することができる。
外側シール2の粘着性は、表面側の粘着性を裏面側の粘着性よりも強く設定し、フタ部8aを開ける際、外側シール2がフタ部8aに付着して剥がれるようにする。また、外側シール2の裏面側の粘着性を内側シール1の粘着性よりも小さくするか、あるいは第2実施形態のように、内側シール1の周縁の表面側に剥離層13を形成することにより、内側シール1が一緒に剥がれることを防止する。これにより、フタ部8aを捲ることにより、表示層5のサイン4や模様7が取れて、開封されたことを表示することができる。
なお、複数の内側シール1を設ける場合、一枚の外側シール2で複数の内側シール1を覆うようにしてもよく、内側シール1の数に合わせた枚数の外側シール2を用いるようにしてもよい。
[第4実施形態]
図6は本発明の第4実施形態の開封表示シールを示す図であり、(a)は保持フィルムおよび外側シールの斜視図、(b)は封をする部分への貼付前の断面図、(c)は封をする部分への貼付後の断面図である。
図6(a)および(b)に示すように、この開封表示シールは、封をする部分に表示層(記入層)5を直接付着させるものであり、表示層5を封をする部分に転写可能に保持する保持フィルム14と、封をする部分に転写した表示層5を覆うように貼付する外側シール2とを備えている。
保持フィルム14は、例えばポリプロピレンやポリエチレンなどの破れにくい樹脂シートからなり、その裏面に粘着層を介在させて表示層5を形成することにより、表示層5をその記入面側から保持するようになっている。この保持フィルム14は、不透明なものであってもよいが、透明又は半透明にして表示層5の記入面が見えるようにするのがよい。
保持フィルム14と表示層5との間に介在する粘着層は微弱なものとされ、保持フィルム14の表面を指でこすりつけるなどして、表示層5を封をする部分に転写できるようになっている。表示層5は、第1〜第3実施形態のものと同じものを使用でき、意匠印刷を施したり、その一部又は全部をオリジナルパターンのホログラム箔で構成してセキュリティ性を高めたりすることができる。
粘着剤の塗布や粘着シートを配置することにより、表示層5の裏面の一部に粘着層15を形成し、粘着層15を形成した部位の表示層5と粘着層15の存在しない部位の表示層5とで、封をする部分への表示部5の付着力が異なるようにする。なお、表示層5の裏面の一部に形成する粘着層15とは、表示層5の裏面の全面に粘着層を形成し、一部と残部とでその粘着性に差をつけたものを含む概念である。
図6(c)に示すように、封をする部分に転写した表示層5を覆うように外側シール2を貼付することにより、開封時に外側シール2を剥がす際に、粘着層15の存在しない部位の表示層5のみが外側シール2に付着して取れるようになっている。ここで、粘着層15の粘着性は外側シール2の粘着性よりも強く設定しておく。その他の構成は、第1〜第3実施形態の開封表示シールとほぼ同じである。
上記構成によれば、開封後の封筒などに表示層5の一部が残るので、開封された封筒などが機密書類などを入れて開封表示シールを貼付していたものであることを確認することができる。
なお、表示層5の裏面の一部に粘着層15を形成する代わりに、表示層5の裏面の全面に粘着層を配置し、この粘着層の裏面側に、一部を開口された剥離層16を設けてもよい。図7に示すように、剥離層16は、部分的に打ち抜き処理したフィルムなどであり、この剥離層16が開口された部位の表示層5のみが封をする部分に付着し、残部の表示層5は剥離層16を介して封をする部分側に付着する。
[第5実施形態]
図8は本発明の第5実施形態の開封表示シールを示す図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
この開封表示シールは、第4実施形態の開封表示シールとほぼ同じ構成であるが、表示層と記入層とを兼用する代わりに、記入層と外側シールとを兼用している。また、保持フィルム14で表示層5を保持する代わりに、外側シール2で表示層5を保持して、封をする部分に外側シール2をそのまま貼付するようにしている。
外側シール2は、例えばインクを染みこませるようにしたり、あるいは表面の粗度を粗くしたりして、その表面にサインなどの印を記入可能とされ、裏面側に表示層5が形成されている。その他の構成は、第4実施形態の開封表示シールとほぼ同じである。
[第6実施形態]
図9は本発明の第6実施形態の開封表示シールの斜視図である。この開封表示シールは、シール基材17と、シール基材17を封筒などに貼付するための粘着層18と、シール基材17の表面にサイン4を記入可能に形成された表示層5と、シール基材17の伸縮を規制して表示層5を保護する保護フィルム19とからなる。
シール基材17は、伸びやすく破れにくい素材からなり、開封時に剥がす際の伸びに伴って表示層5が破壊される程度の伸縮性を有するものとされる。表示層5は、第1〜第5実施形態の表示層5と同じものを使用することができ、シール基材17の表面にシルク印刷やグラビア印刷などを施すことにより形成される。
保護フィルム19は、伸びにくい素材からなり、封をする部分にシール基材17を貼付するまで、シール基材17に保持される表示層5を覆って保護する。保護フィルム19は、表示層5の端の部分に付着してシール基材17の伸縮を規制する。なお、保護フィルム19を剥がした後の再付着性はない。
次に、この開封表示シールを使用する手順を説明する。まず、封をする部分に開封表示シールを貼付し、保護フィルム19を剥がして表示層5にサイン4を記入する。開封時に、シール基材17を剥がすことにより、シール基材17が伸びて、その表面に形成した表示層5がぼろぼろに破壊され、開封されたことを表示する。なお、シール基材17は、伸びやすいが破れにくいので、封筒などに残ることなく美しく剥がすことができる。
本発明の第1実施形態の開封表示シールを示す図 第1実施形態の開封表示シールを使用する手順を示す図 第1実施形態の開封表示シールを製造する手順を示す図 本発明の第2実施形態の開封表示シールを示す図 本発明の第3実施形態の開封表示シールを示す図 本発明の第4実施形態の開封表示シールを示す図 一部を開口された剥離層の斜視図 本発明の第5実施形態の開封表示シールを示す図 本発明の第6実施形態の開封表示シールの斜視図 従来の封筒の開封防止手段を示す図
符号の説明
1 内側シール
2 外側シール
3 シール基材
4 サイン
5 表示層(記入層)
6 剥離層
13 剥離層
14 保持フィルム
15 粘着層
16 剥離層
17 シール基材
19 保護フィルム

Claims (14)

  1. 封をする部分に貼付して開封されたことを表示するための開封表示シールであって、
    開封する際の破壊により開封されたことを表示する表示層と、サインなどの印を記入可能な記入層とを備えたことを特徴とする開封表示シール。
  2. 前記表示層は、透明又は半透明の外側シールに覆われ、その一部と残部とで、封をする部分側への付着力が異なるように設定され、前記外側シールを剥がす際に、前記付着力の強い部位が封をする部分側に残って、前記付着力の弱い部位のみが外側シールに付着して取れることにより、表示層全体として破壊されることを特徴とする請求項1に記載の開封表示シール。
  3. 前記表示層と前記記入層とが兼用されたことを特徴とする請求項2に記載の開封表示シール。
  4. 封をする部分に貼付される内側シールと、該内側シールを覆うように貼付される前記外側シールとが設けられ、
    前記内側シールは、シール基材の表面に表示層を形成してなり、
    前記表示層は、その一部と残部とで、前記シール基材への付着力が異なるように設定されたことを特徴とする請求項3に記載の開封表示シール。
  5. 前記シール基材の一部と表示層との間に剥離層が形成され、該剥離層が形成された表示層の一部と剥離層の存在しない表示層の残部とで、前記シール基材への付着力が異なるようにされたことを特徴とする請求項4に記載の開封表示シール。
  6. 前記シール基材の一部に、表示層を保持する保持性を高めるプライマー処理が施され、プライマー処理が施された表示層の一部とプライマー処理が施されていない残部とで、前記シール基材への付着力が異なるようにされたことを特徴とする請求項4に記載の開封表示シール。
  7. 前記外側シールよりも内側シールの粘着性が強く設定されたことを特徴とする請求項4、5又は6に記載の開封表示シール。
  8. 前記内側シールの周縁の表面側に剥離層が形成されたことを特徴とする請求項4、5又は6に記載の開封表示シール。
  9. 前記表示層を封をする部分に転写可能に保持する保持フィルムが設けられ、
    前記表示層は、その一部と残部とで、封をする部分への付着力が異なるように設定されたことを特徴とする請求項3に記載の開封表示シール。
  10. 前記記入層と前記外側シールとが兼用され、
    前記外側シールは、その表面にサインなどの印を記入可能とされ、裏面側に前記表示層が形成され、
    前記表示層は、その一部と残部とで、封をする部分への付着力が異なるように設定されたことを特徴とする請求項2に記載の開封表示シール。
  11. 前記表示層の裏面の一部に粘着層が形成され、該粘着層が形成された表示層の一部と粘着層の存在しない表示層の残部とで、封をする部分への付着力が異なるようにされたことを特徴とする請求項9又は10に記載の開封表示シール。
  12. 前記表示層の裏面側に、粘着層を介在させて、一部を開口された剥離層が設けられ、該剥離層が開口された部位の表示層と残部の表示層とで、封をする部分への付着力が異なるようにされたことを特徴とする請求項9又は10に記載の開封表示シール。
  13. 前記表示層と前記記入層とが兼用され、
    前記表示層は、シール基材の表面に形成され、
    前記シール基材は、封をする部分から剥がす際の伸びに伴って前記表示層が破壊される程度の伸縮性を有するものとされたことを特徴とする請求項1に記載の開封表示シール。
  14. 前記シール基材は、封をする部分に貼付するまで、表示層を覆う保護フィルムによって伸縮を規制されたことを特徴とする請求項13に記載の開封表示シール。
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