JP2007057294A - フラックスゲート素子および電流センサ - Google Patents

フラックスゲート素子および電流センサ Download PDF

Info

Publication number
JP2007057294A
JP2007057294A JP2005240848A JP2005240848A JP2007057294A JP 2007057294 A JP2007057294 A JP 2007057294A JP 2005240848 A JP2005240848 A JP 2005240848A JP 2005240848 A JP2005240848 A JP 2005240848A JP 2007057294 A JP2007057294 A JP 2007057294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diameter
magnetic core
core body
small
diameter magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005240848A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4840964B2 (ja
Inventor
Kimihiko Yamagishi
君彦 山岸
Hideo Watanabe
英雄 渡辺
Yasufumi Suzuki
康文 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hioki EE Corp filed Critical Hioki EE Corp
Priority to JP2005240848A priority Critical patent/JP4840964B2/ja
Publication of JP2007057294A publication Critical patent/JP2007057294A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4840964B2 publication Critical patent/JP4840964B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
  • Transformers For Measuring Instruments (AREA)

Abstract

【課題】被測定導体の位置の如何にかかわらず安定した特性が得られるばかりでなく、帯磁しても出力にオフセット信号が現れないようにする上で有効なフラックスゲート素子および電流センサの提供。
【解決手段】大径磁気コア体42と、該大径磁気コア体42と同心状に配置される小径磁気コア体46と、これら大径磁気コア体42と小径磁気コア体46との間の長さ方向に介在配置されるフラックスゲート素子11とを少なくとも備え、大径磁気コア体42と小径磁気コア体46とを含む外周に巻回された帰還巻線66を介して電気信号の検出を自在とした。
【選択図】図5

Description

本発明は、磁気コアに囲繞される被測定導体から電流などの電気信号を検出する際に好適に用いることができるフラックスゲート素子および電流センサに関する技術である。
通常、電流センサは、被測定導体に流れる電流により磁気コア内に発生する磁束を磁気検出素子を介して検出して電圧値もしくは電流値として測定できるように形成されている。
図17は、下記特許文献1に示されている分割型の電流センサと被測定導体との関係を示す説明図である。
特許第3522840号公報
同図によれば、電流センサ1は、一側コア部2と帰還巻線4を有する他側コア部3とを備え、該他側コア部3の側に設けられた凹陥部5内に磁気検出素子6を配置して形成されている。
この場合、被測定導体Lは、開閉自在に配設されている一側コア部2側を開けることで活線状態のもとで導入することができる。また、電流センサ1側には、導入された被測定導体Lを流れる電流により磁束が発生し、該磁束は磁気検出素子6により検出される。
しかも、その際の検出信号は、増幅回路7とバッファアンプ8とを経た後に帰還巻線4に接続され、被測定導体Lにより発生する磁束を打ち消すように帰還巻線4を流れ、その平衡時における電流をシャント抵抗Rを介して電圧値として出力することができるようになっている。
このため、図17の電流センサ1による場合には、入力電流に比例した出力信号を得ることができるほか、ゼロフラックス動作により直線性に優れた特性を得ることもできる。
しかし、図17の電流センサ1による場合には、磁気検出素子6の位置のバランスが必ずしもよいとはいえず、増幅器動作域の周波数での被測定導体Lの位置の影響が大きくなるという不都合があった。また、被測定導体Lが磁気検出素子6に近いとプラス誤差が、遠いとマイナス誤差が発生する不安定さもあった。
さらに、磁気検出素子6は、他側コア部3のギャップ位置に配置されているため、過電流により他側コア部3側が帯磁してしまった場合にその漏れ磁束を検出してしまい、被測定導体Lに電流が流れていないときにもオフセット信号を出力してしまい、それだけ直流の直線性が悪化してしまう不具合もあった。
本発明は、従来技術の上記課題に鑑み、磁気コア内の被測定導体の位置の如何にかかわらず安定した特性が得られるばかりでなく、帯磁しても出力にオフセット信号が現れないようにする上で有効なフラックスゲート素子および電流センサを提供することに目的がある。
本発明は、上記目的を達成すべくなされたものであり、そのうちの第1の発明(フラックスゲート素子)は、短辺部と長辺部とを略囲枠状に連続させてなる磁性薄片体と、該磁性薄片体よりも大きな面サイズのもとでその両面に各別に覆設される一対の絶縁内層体と、これら絶縁内層体の各外表面に各別に覆設される一側基板体と他側基板体とで構成される励磁ユニットと、前記一側基板体と前記他側基板体との各外表面に各別に覆設される一対の絶縁外層体とを少なくとも備えて一体的に形成され、一側基板体と他側基板体とのそれぞれの前記外表面には、磁性薄片体の一方の前記長辺部と他方の前記長辺部との別に各個独立にそれぞれの長さ方向に交差させ、かつ、隣接相互間を非導通として配列させた多数条のパターン層を双方でジグザグ状となる配置関係で設け、対応関係にある前記絶縁内層体を覆うべく対向配置させた際の一側基板体の前記パターン層と他側基板体の前記パターン層とは、前記長辺部からはみ出る部位にある対面部位相互をめっきスルーホールを介して各別に導通させることで、一方の前記長辺部には1本の巻線と同等な一側励磁部を、他方の前記長辺部には1本の巻線と同等な他側励磁部をそれぞれ形成して前記励磁ユニットとしたことを最も主要な特徴とする。
第1の発明における前記励磁ユニットは、一対の前記絶縁内層体の長さ方向で一定間隔を介在させた複数の領域に各別に形成するとともに、各一側励磁部は相互に直列に、各他側励磁部は相互に直列にそれぞれを接続させたものであってもよい。
また、第2の発明(電流センサ)は、分割された一側大径コア片部と他側大径コア片部とを相互に対向配置させてなる大径磁気コア体と、該大径磁気コア体側と同心状に分割配置された一側小径コア片部と他側小径コア片部とを前記大径磁気コア体の内側に寄り添うように相互を対向配置させてなる小径磁気コア体と、これら大径磁気コア体と小径磁気コア体との間の各分割周方向に各別に介在配置される請求項1に記載のフラックスゲート素子とを少なくとも備え、前記一側大径コア片部と前記一側小径コア片部とを含む外周から前記他側大径コア片部と前記他側小径コア片部とを含む外周へと巻回された帰還巻線を介して電気信号の検出を自在としたことを最も主要な特徴とする。
第2の発明において大径磁気コア体と小径磁気コア体との間の各分割周方向に各別に介在配置される前記フラックスゲート素子は、各励磁ユニットが相互に重なり合うように折曲させた請求項2に記載のフラックスゲート素子を用いることもできる。また、前記フラックスゲート素子は、前記大径磁気コア体と前記小径磁気コア体との対向面における少なくともいずれか一方の側の面に形成された凹陥部内に配置して各分割周方向に各別に介在配置させておくこともできる。
さらに、第3の発明(電流センサ)は、略環状を呈する大径磁気コア体と、該大径磁気コア体と同心状に配置される小径磁気コア体と、これら大径磁気コア体と小径磁気コア体との間に周回配置される請求項1に記載のフラックスゲート素子とを少なくとも備え、前記大径磁気コア体と前記小径磁気コア体とを含む外周に巻回された帰還巻線を介して電気信号の検出を自在としたことを最も主要な特徴とする。
第3の発明において前記大径磁気コア体と前記小径磁気コア体との間に介在配置される前記フラックスゲート素子は、2周以上の連続周回が自在な長さを有する請求項1に記載のフラックスゲート素子を用いることもできる。また、前記フラックスゲート素子は、前記大径磁気コア体と前記小径磁気コア体との対向面における少なくともいずれか一方の側の面に形成された凹陥部内に収容させて周回配置するものであってもよい。
本発明のうち、第1の発明によれば、その全体を薄く形成することができるので、電流センサを構成する大径磁気コア体と小径磁気コア体との間にギャップを小さくして配置することができる。このため、これを組み込むことにより簡単な構造のもとで外部磁界の影響を受けずらい電流センサを得ることができる。
第1の発明における励磁ユニットを一定間隔を介在させた複数の領域に各別に形成した場合には、これを折曲して重ね合わせて配置することにより、磁路長を長く確保することができるのでそれだけ、磁界検出感度を上げることができる。
一方、第2の発明によれば、各フラックスゲート素子の内側に一側小径コア片部または他側小径コア片部が配置されているので、過大磁界やギャップなどの感度変化に対しての悪影響を大幅に低減することができる。また、大径磁気コア体と小径磁気コア体とが過電流により帯磁したとしても、電流センサ自体はその測定時に閉止されており帯磁した磁束が漏れないようすることができるので、出力にオフセット信号が現れることはない。さらに、外部磁界との関係では、各フラックスゲート素子の外側に一側大径コア片部または他側大径コア片部が配置されているので、これらにより好ましいシールド効果を得ることができる。さらにまた、一側大径コア片部および他側大径コア片部は、ゼロフラックス動作の負帰還動作に入るため、高周波大電流の発熱を抑えたり、周波数特性の悪化を改善することができる。しかも、電流センサには、薄いフラックスゲート素子が用いられているので、ギャップをそれだけ小さくして外部磁界の影響を受けずらくすることができる。
第2の発明において各励磁ユニットが相互に重なり合うように折曲させてその磁路長を実質的に長くしたフラックスゲート素子を大径磁気コア体と小径磁気コア体との間の各分割周方向に各別に介在配置するならば、それだけ磁界検出感度の優れた電流センサを得ることができる。
しかも、前記フラックスゲート素子を凹陥部内に配置して各分割周方向に各別に介在配置させた場合には、大径磁気コア体と小径磁気コア体との間にギャップをなくして外部磁界の影響をより受けずらくすることができる。
また、第3の発明によれば、周回させたフラックスゲート素子の内側に小径磁気コア体が配置されているので、過大磁界やギャップなどの感度変化に対しての悪影響を大幅に低減することができる。また、大径磁気コア体と小径磁気コア体とが過電流になって帯磁したとしても、電流センサ自体は常に完全閉止されて帯磁した磁束が漏れることはないので、出力にオフセット信号が現れることはない。さらに、外部磁界との関係では、フラックスゲート素子の外側に大径磁気コア体が配置されているので、好ましいシールド効果を得ることができる。さらにまた、大径磁気コア体は、ゼロフラックス動作の負帰還動作に入るため、高周波大電流の発熱を抑えたり、周波数特性の悪化を改善することができる。しかも、電流センサには、薄いフラックスゲート素子が用いられているので、ギャップをそれだけ小さくして外部磁界の影響を受けずらくすることができる。
第3の発明においては、フラックスゲート素子を大径磁気コア体と小径磁気コア体との間に2周以上の連続周回を自在にして介在配置させることにより、磁路長を長く確保することができるので、それだけ磁界検出感度の優れた電流センサを得ることができる。
しかも、フラックスゲート素子を凹陥部内に配置した場合には、大径磁気コア体と小径磁気コア体との間にギャップをなくして外部磁界の影響を受けずらくすることができる。
図1は、第1の発明に係るフラックスゲート素子の構造例を示す分解斜視図であり、図2は、上記フラックスゲート素子を構成している励磁ユニットの一例を示すものであり、そのうちの(a)は一側基板体をその外表面(図では上面)側からみた説明図を、(b)は他側基板体をその外表面(図では下面)側からみた説明図をそれぞれ示す。また、図3は、励磁ユニットが備える一側励磁部と他側励磁部とを等価構造的に模式化して示す斜視図である。
これらの図によれば、フラックスゲート素子11は、略囲枠状に連続させてなる磁性薄片体12と、該磁性薄片体12の両面に各別に覆設される一対の絶縁内層体16,16と、これら絶縁内層体16の各外表面16aに各別に覆設される一側基板体25と他側基板体28とで構成される励磁ユニット22と、一側基板体25の外表面25aと他側基板体28の外表面28aとに各別に覆設される一対の絶縁外層体36,36とを少なくとも備えて、フレキシブル基板のような可撓性を有して一体的に形成されている。
このうち、磁性薄片体12は、パーマロイやアモルファスを含む強磁性材料を用いて例えば厚さが20μm程度で、幅が10mmの適宜長さの短辺部12aと、該短辺部12aの長さよりも長い長辺部12bとを矩形囲枠状に連続させることで一体形成されている。
絶縁合成樹脂層などからなる絶縁内層体16は、磁性薄片体12よりも大きな面サイズ(図1中の破線による囲繞領域が磁性薄片体12の位置する部位)のもとで該磁性薄片体12の両面に各別に覆設される。具体的には、磁性薄片体12の外周縁側からの突出部17を有して磁性薄片体12側を全面的に覆うことができる適宜面サイズと適宜の厚さとが付与された矩形形状を呈して形成されている。
励磁ユニット22を構成している一側基板体25と他側基板体28とのそれぞれは、絶縁内層体16と略対面合致する面サイズが付与されて形成されている。
このうち、図1では上方に位置している絶縁内層体16の外表面16a側に配置される一側基板体25は、磁性薄片体12の一方の長辺部14と他方の長辺部14との別に、各個独立にそれぞれの長さ方向と略直交するように交差させ、かつ、図2(a)に示すように隣接相互間を非導通として配列させた多数本の線状のパターン層26を備えている。この場合、各パターン層26は、長辺部14の幅に対しその両方向にてはみ出る長さを有して一側基板体25の外表面25a側に形成されている。
また、図1では下方に位置している絶縁内層体16の外表面16a側に配置される他側基板体28は、磁性薄片体12の一方の長辺部14と他方の長辺部14との別に、各個独立にそれぞれの長さ方向に斜行して交差させ、かつ、図2(b)に示すように隣接相互間を非導通として配列させた多数本の線状のパターン層29を備えている。この場合、各パターン層29は、長辺部14の幅に対しその両方向にてはみ出る長さを有して他側基板体28の外表面28a側に形成されている。
このため、磁性薄片体12を間に挟んで対面合致させた一対の絶縁内層体16,16に対し、一側基板体25と他側基板体28とをそれぞれの外表面16a側に覆設した際には、各パターン層26と各パターン層29とを、その一端側相互と他端側相互とが対向する位置関係でジグザグ状に対面配置することができることになる。
したがって、一側基板体25側の各パターン層26と他側基板体28側の各パターン層29とは、長辺部14を除く部位に位置することになる一端側相互と他端側相互とに絶縁内層体16をも含めた貫通孔を設け、これらの各貫通孔にめっき処理を施してめっきスルーホール32を形成することで、図3に模式的に示されているように一方の長辺部14には1本の巻線を巻回したと同等の一側励磁部23が、他方の長辺部14にも1本の巻線を巻回したと同等の他側励磁部24が形成され、これら一側励磁部23と他側励磁部24とで励磁ユニット22が形成されることになる。図2(a)中の符号33は、接続用パターン層を、36は、各接続用パターン層33と各別に接続されるランド層をそれぞれ示す。
一方、絶縁合成樹脂層などからなる絶縁外層体36は、一側基板体25の外表面25aと他側基板体28の外表面28aとに各別に覆設される。すなわち、絶縁外層体36は、一側基板体25と他側基板体28とのそれぞれに各別に対面合致する面サイズと適宜の厚さとが付与されでそれぞれに覆設されている。
このような構造を備えて形成されるフラックスゲート素子11は、これが配設される後述する磁気センサ41または51との関係で、例えば図6に示すように形成したり、図11に示すようにして形成することもできる。
このうち、図6に示すフラックスゲート素子11は、励磁ユニット22を一対の絶縁内層体16,16の長さ方向での一定間隔をおいた3箇所に形成し、それぞれの一側励磁部23を接続用パターン層33を介して直列接続するとともに、それぞれの他側励磁部24も接続用パターン層33を介して直列接続することで形成されている。このため、この場合のフラックスゲート素子11は、励磁ユニット22を図7に示すように3層に重ね合わせた状態となるように折曲して使用することができることになる。なお、図6中の符号34は、各接続用パターン層33と各別に接続されているランド層を示す。
また、図11に示すフラックスゲート素子11は、1周分に満たない程度から1周分程度、あるいは図12に示すように1周分以上を連続周回させることができる長さが付与されて形成されており、必要によっては3周分以上を連続周回させることができる長さを付与して形成することもできる。
図4は、図1に示すフラックスゲート素子11を組み込んで形成される第2の発明に係る電流センサの構造例を示す分解斜視図であり、図5は、その組立て後の状態を示した説明図である。
すなわち、分割型の電流センサ41は、大径磁気コア体42と、該大径磁気コア体42の内側に配置される小径磁気コア体46と、これら大径磁気コア体42と小径磁気コア体46との間に介在配置されるフラックスゲート素子11とを少なくとも備えて構成されている。
このうち、大径磁気コア体42は、半円状に2分割された一側大径コア片部43と他側大径コア片部44とを略円環状を呈するように対向配置することで構成されている。
小径磁気コア体46は、大径磁気コア体42側と同心状となって2分割された一側小径コア片部47と他側小径コア片部48とを大径磁気コア体42の内側に寄り添うように対向配置することで構成されている。なお、導体位置による感度変化に対しての悪影響を大幅に低減する観点からは、一側小径コア片部47および他側小径コア片部48を厚くして形成しておくのが好ましい。
この場合、フラックスゲート素子11は、大径磁気コア体42と小径磁気コア体46との間の各分割周方向、つまり一側大径コア片部43と一側小径コア片部47との間と、他側大径コア片部44と他側小径コア片部48との間とのそれぞれに各別に介在配置されている。
また、大径磁気コア体42とフラックスゲート素子11と小径磁気コア体46とをこのようにして配置した後は、少なくとも各フラックスゲート素子11が位置している外周に例えば1本のエナメル銅線を巻回するなどして引き出された帰還巻線66を介して電気信号の検出を自在とすることで電流センサ41を構成している。
この場合における電気信号の検出は、図8(a),(b),(c)に示す方法により行われる。このうち、図8(a)に示す方法によれば、図5からも明らかなように、活線状態にある被測定導体(図示せず)により一方のフラックスゲート素子11と他方のフラックスゲート素子11とのそれぞれが励磁され、これらを同期検波した後、加算回路、増幅回路およびバッファアンプ65を経て帰還巻線66に流し、その平衡時における電流をシャント抵抗Rを介して電圧値として出力させることで得られるようになっている。また、図8(b)に示す方法によれば、活線状態にある被測定導体(図示せず)により一方のフラックスゲート素子11と他方のフラックスゲート素子11とのそれぞれが励磁され、これらを加算回路を経て同期検波した後、増幅回路およびバッファアンプ65を経て帰還巻線66に流し、その平衡時における電流をシャント抵抗Rを介して電圧値として出力させることで得られるようになっている。さらに、図8(c)に示す方法によれば、一方のフラックスゲート素子11と他方のフラックスゲート素子11とを直列に接続して検出し、これを2fHzのバンドパスフィルタを介在させてノイズ成分となるfHz成分を除去した上で同期検波した後、ローパスフィルタを通して最終ノイズを除去し、増幅回路およびバッファアンプ65を経て帰還巻線66に流し、その平衡時における電流をシャント抵抗Rを介して電圧値として出力させることで得られるようになっている。
図9は、第2の発明に係る電流センサの他例についての大径磁気コア体42とフラックスゲート素子11と小径磁気コア体46との配置関係を示す説明図である。
この他例においては、大径磁気コア体42と小径磁気コア体46との構成は上記一例と同じであるものの、例えば図6に示すフラックスゲート素子11を図7に示すように折曲して各励磁ユニット22を重ね合わせた状態で配置されることになる。
一方、図10は、図1に示すフラックスゲート素子11を組み込んで形成される第3の発明に係る電流センサの構造例を示す分解斜視図であり、図11は、その組立て後の状態を示した説明図である。
すなわち、貫通型の電流センサ51は、略円環状を呈する大径磁気コア体51と、該大径磁気コア体51と同心状に配置される小径磁気コア体53と、これら大径磁気コア体51と小径磁気コア体53との間に1周にて周回配置されるフラックスゲート素子11とを少なくとも備えて構成されている。
また、大径磁気コア体52とフラックスゲート素子11と小径磁気コア体53とをこのようにして配置した後は、その外周に例えば1本のエナメル銅線を巻回するなどして引き出された帰還巻線67を介して電気信号の検出を自在とすることで電流センサ51を構成している。
この場合における電気信号の検出は、活線状態とした被測定導体(図示せず)によりフラックスゲート素子11が励磁され、これを同期検波した後に増幅回路およびバッファアンプ65を経て帰還巻線67に流し、その平衡時における電流をシャント抵抗Rを介して電圧値として出力することで得られるようになっている。
図14は、第3の発明に係る電流センサの他例についての大径磁気コア体52とフラックスゲート素子11と小径磁気コア体53との配置関係を示す説明図である。
この他例においては、大径磁気コア体52と小径磁気コア体53との構成は上記一例と同じであるものの、例えば図12に示す長さのフラックスゲート素子11を図13に示すように2周分を連続周回させた上で、大径磁気コア体52と小径磁気コア体53との間に介在配置させてある。なお、この場合におけるフラックスゲート素子11は、3周分以上を連続周回させて配置させておくこともできる。
図15は、第2の発明および第3の発明においての大径磁気コア体42または52と、小径磁気コア体46または53との間に介在配置されるフラックスゲート素子11の配置構造を模式的に示す拡大断面図である。
この場合、図5に示す分割型の電流センサ41にあっては、フラックスゲート素子11を、図5に示す電流センサ41における一側大径コア片部43と一側小径コア片部47との間、および他側大径コア片部44と他側小径コア片部48との間のそれぞれに介在配置する。このようにフラックスゲート素子11を介在配置させた後は、図5に示す電流センサ41における一側大径コア片部43と一側小径コア片部47との一側面および他側大径コア片部44と他側小径コア片部48とにおける一側面を、板状の磁性材55で例えば図15(a)に示すように片面シールドとして覆ったり、一側大径コア片部43と一側小径コア片部47との両側面および他側大径コア片部44と他側小径コア片部48とにおける両側面を、図15(b)に示すように両面シールドとして覆うのが好ましい。
また、フラックスゲート素子11は、一側大径コア片部43と一側小径コア片部47との対向面の双方に、および他側大径コア片部44と他側小径コア片部48との対向面の双方にそれぞれ設けられている凹陥部61,62を介して図16(a)に示すように介在配置させることができる。さらに、フラックスゲート素子11は、いずれか一方の側の面にのみ、例えば他側小径コア片部48の側にのみ設けられている凹陥部63を介して図16(b)に示すように介在配置させることもできる。
このような配置パターンは、図11に示す貫通型の電流センサ51においても同様に行うことができる。すなわち、フラックスゲート素子11は、大径磁気コア体52と小径磁気コア体53との間に介在配置させた上で、これら大径磁気コア体52と小径磁気コア体53との一側面を板状の磁性材55で例えば図15(a)に示すように片面シールドとして覆ったり、図15(b)に示すように両面シールドとして覆うのが好ましい。また、フラックスゲート素子11は、大径磁気コア体52と小径磁気コア体53との対向面の双方に設けられている凹陥部61,62を介して図16(a)に示すように介在配置させることができる。さらに、フラックスゲート素子11は、いずれか一方の側の面にのみ、例えば小径磁気コア体53の側にのみ設けられている凹陥部63を介して図16(b)に示すように介在配置させることもできる。
次に、上記構成からなる本発明のうち、第1の発明に係るフラックスゲート素子の作用・効果を図1〜図3に示す例に基づいて説明すれば、フラックスゲート素子11の全体は、磁性薄片体12と、該磁性薄片体12の両面に各別に覆設される一対の絶縁内層体16,16と、これら絶縁内層体16の各外表面16aに各別に覆設される一側基板体25と他側基板体28とで構成される励磁ユニット22と、一側基板体25の外表面25aと他側基板体16の外表面28aとに各別に覆設される一対の絶縁外層体36,36とを少なくとも備え、非常に薄い薄片状となって一体的に形成されている。
このため、フラックスゲート素子11は、例えば図15(a)に示すように介在配置させる場合であっても、電流センサ41または51を構成する大径磁気コア体42または52と小径磁気コア体46または53との間にギャップtを小さくして配置することができることになる。このため、フラックスゲート素子11は、これを組み込むことにより簡単な構造のもとで外部磁界の影響を受けずらい電流センサ41または51を得ることが可能となる。
また、フラックスゲート素子11は、励磁ユニット22を図6に示すように一定間隔を介在させた複数の領域(図示例では3カ所)に各別に形成することもできる。このようにして形成する場合には、図7に示すように折曲して重ね合わせて上で、図9に示すように大径磁気コア体42と小径磁気コア体46との間に各別に配置することにより、磁路長を長く確保することができる。したがって、これを組み込んだ電流センサ41の磁界検出感度を上げることができる。
さらに、フラックスゲート素子11は、図12に示すようにその長さを所望する長さとなるように長くして形成することもでき、このように長く形成する場合には、図13に示すように例えば2周分を連続周回させることができるので、大径磁気コア体52と小径磁気コア体53との間に図14に示すようにして介在配置させてその全体磁路長を長く確保することができる。したがって、これを組み込んだ電流センサ51の磁界検出感度を上げることができる。
一方、第1の発明に係るフラックスゲート素子11を組み込んでなる第2の発明に係る電流センサの作用・効果を図4および図5に示す例に基づいて説明すれば、開閉可能な電流センサ41は、大径磁気コア体42と、該大径磁気コア体42の内側に配置される小径磁気コア体46と、これら大径磁気コア体42と小径磁気コア体46との間に介在配置されるフラックスゲート素子11とを含んで構成されている。
この場合、大径磁気コア体42は、2分割された一側大径コア片部43と他側大径コア片部44とを対向配置し、小径磁気コア体46は、同様に2分割された一側小径コア片部47と他側小径コア片部48とを大径磁気コア体42の内側に寄り添うように対向配置されている。
しかも、フラックスゲート素子11は、一側大径コア片部43と一側小径コア片部47との間と、他側大径コア片部44と他側小径コア片部48との間とに各別に介在配置されている。
このように、電流センサ41は、各フラックスゲート素子11の内側に一側小径コア片部47または他側小径コア片部48を配置して形成されているので、これら小径コア片部47および他側小径コア片部48により過大磁界やギャップなどの感度変化に対しての悪影響を大幅に低減することができる。
また、帯磁の問題については、大径磁気コア体42と小径磁気コア体46とが過電流により帯磁したとしても、電流センサ41自体はその測定時に閉止されており帯磁した磁束が漏れないようすることができるので、出力にオフセット信号が現れることはない。
さらに、外部磁界に対しては、各フラックスゲート素子11の外側に一側大径コア片部43または他側大径コア片部44が配置されているので、これら一側大径コア片部43および他側大径コア片部44により好ましいシールド効果を得ることができる。
さらにまた、一側大径コア片部43および他側大径コア片部44は、ゼロフラックス動作の負帰還動作に入るため、高周波大電流の発熱を抑えたり、周波数特性の悪化を改善することができる。
しかも、電流センサ41は、フレキシブル基板のようにその厚さが極めて薄く形成されているフラックスゲート素子11を大径磁気コア体42側と小径磁気コア体46側との間に図15(a)に示すように介在配置させてあるので、大径磁気コア体42側と小径磁気コア体46側との間のギャップtをそれだけ小さくすることができる。
また、図6に示すように3カ所に励磁ユニット22を備え、これを図7に示すように折曲して重ね合わせた上で、図9に示すように大径磁気コア体42と小径磁気コア体46との間にフラックスゲート素子11として各別に配置して電流センサ41を形成している場合には、それだけ磁路長を長く確保して磁界検出感度を上げることができる。
第1の発明に係るフラックスゲート素子11を組み込んでなる第3の発明に係る電流センサの作用・効果を図10および図11に示す例に基づいて説明すれば、貫通型の電流センサ51は、円環状の大径磁気コア体52と、該大径磁気コア体42の内側に配置される円環状の小径磁気コア体53と、これら大径磁気コア体52と小径磁気コア体53との間に介在配置されるフラックスゲート素子11とを含んで構成されている。
この場合、フラックスゲート素子11は、大径磁気コア体52と小径磁気コア体53との間に、その周方向に向けて1周させることで介在配置されている。
このように、電流センサ51は、1周させたフラックスゲート素子11の内側に小径磁気コア体53を配置して形成されているので、過大磁界やギャップなどの感度変化に対しての悪影響を大幅に低減することができる。
また、帯磁の問題については、大径磁気コア体52と小径磁気コア体53とが過電流にになって帯磁したとしても、電流センサ51自体は常に完全閉止されて帯磁した磁束が漏れることはないので、出力にオフセット信号が現れることはない。
さらに、外部磁界に対しては、フラックスゲート素子11の外側に大径磁気コア体52が配置されているので、該大径磁気コア体52により好ましいシールド効果を得ることができる。
さらにまた、大径磁気コア体52は、ゼロフラックス動作の負帰還動作に入るため、高周波大電流の発熱を抑えたり、周波数特性の悪化を改善することができる。
しかも、電流センサ51は、その厚さが極めて薄く形成されているフラックスゲート素子11を大径磁気コア体52と小径磁気コア体53との間に介在配置させてあるので、大径磁気コア体52と小径磁気コア体53との間のギャップtを図15(a)に示すように小さくすることができる。
また、図12に示すように十分に長く形成されたフラックスゲート素子11を図13に示すように2周となるように周回させた上で、図14に示すように大径磁気コア体52と小径磁気コア体53との間に配置して電流センサ51を形成している場合には、それだけ磁路長を長く確保して磁界検出感度を上げることができる。
さらに、第2の発明に係る磁気センサ41および第3の発明に係る磁気センサ51おいて、図16(a)に示す凹陥部61,62や図16(b)に示す凹陥部63が形成されている場合には、ギャップをより小さくしてフラックスゲート素子11を介在配置させることができるので、外部磁界の影響をより受けずらい構造を付与して磁気センサ41または51を形成することができる。
なお、第1の発明に係るフラックスゲート素子11は、印刷回路基板製造技術により形成されるものである。その一例をサブトラクティブ法による場合につき説明すれば、絶縁基板に銅箔を貼り、必要部位に耐エッチング性インクをスクリーン印刷法で塗布した後、導体パターン部分のみを露光して現像を行い、露光した部分にのみ耐エッチング性被膜を残した上でエッチングを行い、最後にエッチングレジストを剥離・除去して導体パターン(本発明ではパターン層25,29、接続パターン層33およびランド層34)を露出させることで行われる。
また、めっきスルーホール32は、対向位置にある個々のパターン層25,29相互を貫通させた通孔を設け、該通孔に例えば無電解銅めっき処理を施すなどして形成することができる。
第1の発明に係るフラックスゲート素子の構造例を示す分解斜視図。 図1においてフラックスゲート素子を構成している励磁ユニットの一例を示すものであり、そのうちの(a)は一側基板体をその外表面側からみた説明図を、(b)は他側基板体をその外表面側からみた説明図をそれぞれ示す。 励磁ユニットが備える一側励磁部と他側励磁部とを等価構造的に模式化して示す斜視図。 図1のフラックスゲート素子を組み込んで形成される第2の発明に係る電流センサの構造例を示す分解斜視図。 図4の電流センサの組立て後の状態を示す説明図。 第1の発明に係るフラックスゲート素子の他例を示す説明図。 図6に示すフラックスゲート素子を折曲した状態で示す説明図。 図5に示す電流センサを用いた電気信号の検出手法を(a)〜(c)として場合分けして示す説明図。 第1の発明に係るフラックスゲート素子の他例を組み込んだ電流センサを示す説明図。 図1のフラックスゲート素子を組み込んで形成される第3の発明に係る電流センサの構造例を示す分解斜視図。 図10の電流センサの組立て後の状態を示す説明図。 図1に示すフラックスゲート素子の変形例を示す説明図。 図12に示すフラックスゲート素子を2周回させた状態で示す説明図。 図12に示すフラックスゲート素子を2周回させて組み込んだ電流センサを示す説明図。 第2の発明および第3の発明においての大径磁気コア体と小径磁気コア体との間に介在配置されるフラックスゲート素子の配置例を(a),(b)として場合分けして示す要部拡大断面図。 第2の発明および第3の発明においての大径磁気コア体と小径磁気コア体との間に介在配置されるフラックスゲート素子の配置他例を(a),(b)としてパターン別に示す要部拡大断面図。 特許文献1に示されている分割型の電流センサと被測定導体との関係を示す説明図。
符号の説明
11 フラックスゲート素子
12 磁性薄片体
12a 外周縁
12b 内周縁
13 短辺部
14 長辺部
16 絶縁内層体
16a 外表面
17 突出部
22 励磁ユニット
23 一側励磁部
24 他側励磁部
25 一側基板体
25a 外表面
26 パターン層
28 他側基板体
29 パターン層
32 めっきスルーホール
33 接続用パターン層
34 ランド層
36 絶縁外層体
41 電流センサ
42 大径磁気コア体
43 一側大径コア片部
44 他側大径コア片部
46 小径磁気コア体
47 一側小径コア片部
48 他側小径コア片部
51 電流センサ
52 大径磁気コア体
53 小径磁気コア体
55 磁性材
61,62,63 凹陥部
65 バッファアンプ
66,67 帰還巻線
t ギャップ
R シャント抵抗

Claims (8)

  1. 短辺部と長辺部とを略囲枠状に連続させてなる磁性薄片体と、該磁性薄片体よりも大きな面サイズのもとでその両面に各別に覆設される一対の絶縁内層体と、これら絶縁内層体の各外表面に各別に覆設される一側基板体と他側基板体とで構成される励磁ユニットと、前記一側基板体と前記他側基板体との各外表面に各別に覆設される一対の絶縁外層体とを少なくとも備えて一体的に形成され、
    一側基板体と他側基板体とのそれぞれの前記外表面には、磁性薄片体の一方の前記長辺部と他方の前記長辺部との別に各個独立にそれぞれの長さ方向に交差させ、かつ、隣接相互間を非導通として配列させた多数条のパターン層を双方でジグザグ状となる配置関係で設け、
    対応関係にある前記絶縁内層体を覆うべく対向配置させた際の一側基板体の前記パターン層と他側基板体の前記パターン層とは、前記長辺部からはみ出る部位にある対面部位相互をめっきスルーホールを介して各別に導通させることで、一方の前記長辺部には1本の巻線と同等な一側励磁部を、他方の前記長辺部には1本の巻線と同等な他側励磁部をそれぞれ形成して前記励磁ユニットとしたことを特徴とするフラックスゲート素子。
  2. 前記励磁ユニットは、一対の前記絶縁内層体の長さ方向で一定間隔を介在させた複数の領域に各別に形成するとともに、各一側励磁部は相互に直列に、各他側励磁部は相互に直列にそれぞれを接続させてなる請求項1に記載のフラックスゲート素子。
  3. 分割された一側大径コア片部と他側大径コア片部とを相互に対向配置させてなる大径磁気コア体と、
    該大径磁気コア体側と同心状に分割配置された一側小径コア片部と他側小径コア片部とを前記大径磁気コア体の内側に寄り添うように相互を対向配置させてなる小径磁気コア体と、
    これら大径磁気コア体と小径磁気コア体との間の各分割周方向に各別に介在配置される請求項1に記載のフラックスゲート素子とを少なくとも備え、
    前記一側大径コア片部と前記一側小径コア片部とを含む外周から前記他側大径コア片部と前記他側小径コア片部とを含む外周へと巻回された帰還巻線を介して電気信号の検出を自在としたことを特徴とする電流センサ。
  4. 大径磁気コア体と小径磁気コア体との間の各分割周方向に各別に介在配置される前記フラックスゲート素子は、各励磁ユニットが相互に重なり合うように折曲させた請求項2に記載のフラックスゲート素子である請求項3に記載の電流センサ。
  5. 前記フラックスゲート素子は、前記大径磁気コア体と前記小径磁気コア体との対向面における少なくともいずれか一方の側の面に形成された凹陥部内に配置して各分割周方向に各別に介在配置させた請求項3または4に記載の電流センサ。
  6. 略環状を呈する大径磁気コア体と、該大径磁気コア体と同心状に配置される小径磁気コア体と、
    これら大径磁気コア体と小径磁気コア体との間に周回配置される請求項1に記載のフラックスゲート素子とを少なくとも備え、
    前記大径磁気コア体と前記小径磁気コア体とを含む外周に巻回された帰還巻線を介して電気信号の検出を自在としたことを特徴とする電流センサ。
  7. 前記大径磁気コア体と前記小径磁気コア体との間に介在配置される前記フラックスゲート素子は、2周以上の連続周回が自在な長さを有する請求項1に記載のフラックスゲート素子である請求項6に記載の電流センサ。
  8. 前記フラックスゲート素子は、前記大径磁気コア体と前記小径磁気コア体との対向面における少なくともいずれか一方の側の面に形成された凹陥部内に収容させて周回配置した請求項6または7に記載の電流センサ。
JP2005240848A 2005-08-23 2005-08-23 フラックスゲート素子および電流センサ Expired - Fee Related JP4840964B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005240848A JP4840964B2 (ja) 2005-08-23 2005-08-23 フラックスゲート素子および電流センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005240848A JP4840964B2 (ja) 2005-08-23 2005-08-23 フラックスゲート素子および電流センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007057294A true JP2007057294A (ja) 2007-03-08
JP4840964B2 JP4840964B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=37920927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005240848A Expired - Fee Related JP4840964B2 (ja) 2005-08-23 2005-08-23 フラックスゲート素子および電流センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4840964B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333443A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Hioki Ee Corp 貫通型電流センサ
JP2009002818A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Hioki Ee Corp 電流センサ
JP2011510318A (ja) * 2008-01-25 2011-03-31 リエゾン、エレクトロニク−メカニク、エルウエム、ソシエテ、アノニム 電流センサー
EP2151692A3 (de) * 2008-08-06 2012-04-18 REO Inductive Components AG Kompensationsstromwandler
JP2012247191A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Hioki Ee Corp 電流検出装置
JP2013539538A (ja) * 2010-08-24 2013-10-24 レム アンテレクチュアル プロペルティ エスアー トロイダルフラックスゲート電流変換器
WO2014038027A1 (ja) * 2012-09-06 2014-03-13 株式会社日立製作所 電流プローブ、電流測定システム及び電流測定方法
JP2014109445A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 National Institute Of Advanced Industrial & Technology フレキシブル電力センサー
JP2016048224A (ja) * 2014-08-28 2016-04-07 国立研究開発法人産業技術総合研究所 フレキシブル電流センサ及びその製造方法
JP2018064067A (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 横河電機株式会社 励磁コア、センサヘッド及び電流センサ
JP2018163022A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 キヤノン電子株式会社 電流変換器
JP2018165621A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 横河電機株式会社 励磁コア、センサヘッド及び電流センサ
JP2019078714A (ja) * 2017-10-27 2019-05-23 協立電機株式会社 フラックスゲートセンサ
CN111656473A (zh) * 2018-01-30 2020-09-11 西门子股份公司 电流互感器
CN113341211A (zh) * 2021-05-18 2021-09-03 西安交通大学 一种磁通门电流传感器及其测量方法
JP2022094190A (ja) * 2020-12-14 2022-06-24 横河電機株式会社 分割型センサヘッド及び分割型電流センサ

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62174277A (ja) * 1986-01-28 1987-07-31 Kansai Paint Co Ltd 複層膜形成用カチオン電着塗料組成物
JPH0815321A (ja) * 1994-06-30 1996-01-19 Hioki Ee Corp 電流センサ
JPH11281678A (ja) * 1998-03-30 1999-10-15 Shimadzu Corp 電流センサ
JP2000230969A (ja) * 1999-02-09 2000-08-22 Natl Inst Of Radiological Sciences 磁気マッピングセンサ及びその製造方法
JP2001099654A (ja) * 1999-10-04 2001-04-13 Alps Electric Co Ltd フラックスゲートセンサ及びその製造方法
JP2001264360A (ja) * 2000-03-16 2001-09-26 Sumitomo Special Metals Co Ltd 直流電流検出器
JP2003270310A (ja) * 2002-03-09 2003-09-25 Samsung Electro Mech Co Ltd 印刷回路基板製造技術により製造した弱磁界感知用センサー及びその製造方法
JP2004111831A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Mitsubishi Electric Corp 空芯コイル
JP2004138558A (ja) * 2002-10-18 2004-05-13 Sony Corp 磁気方位測定装置
JP2004212375A (ja) * 2002-12-31 2004-07-29 Samsung Electro Mech Co Ltd プリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサ及びその製造方法
JP2004257904A (ja) * 2003-02-26 2004-09-16 Tektronix Japan Ltd 電流プローブ
JP2004257905A (ja) * 2003-02-26 2004-09-16 Tektronix Japan Ltd 電流プローブ

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62174277A (ja) * 1986-01-28 1987-07-31 Kansai Paint Co Ltd 複層膜形成用カチオン電着塗料組成物
JPH0815321A (ja) * 1994-06-30 1996-01-19 Hioki Ee Corp 電流センサ
JPH11281678A (ja) * 1998-03-30 1999-10-15 Shimadzu Corp 電流センサ
JP2000230969A (ja) * 1999-02-09 2000-08-22 Natl Inst Of Radiological Sciences 磁気マッピングセンサ及びその製造方法
JP2001099654A (ja) * 1999-10-04 2001-04-13 Alps Electric Co Ltd フラックスゲートセンサ及びその製造方法
JP2001264360A (ja) * 2000-03-16 2001-09-26 Sumitomo Special Metals Co Ltd 直流電流検出器
JP2003270310A (ja) * 2002-03-09 2003-09-25 Samsung Electro Mech Co Ltd 印刷回路基板製造技術により製造した弱磁界感知用センサー及びその製造方法
JP2004111831A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Mitsubishi Electric Corp 空芯コイル
JP2004138558A (ja) * 2002-10-18 2004-05-13 Sony Corp 磁気方位測定装置
JP2004212375A (ja) * 2002-12-31 2004-07-29 Samsung Electro Mech Co Ltd プリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサ及びその製造方法
JP2004257904A (ja) * 2003-02-26 2004-09-16 Tektronix Japan Ltd 電流プローブ
JP2004257905A (ja) * 2003-02-26 2004-09-16 Tektronix Japan Ltd 電流プローブ

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333443A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Hioki Ee Corp 貫通型電流センサ
JP2009002818A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Hioki Ee Corp 電流センサ
JP2011510318A (ja) * 2008-01-25 2011-03-31 リエゾン、エレクトロニク−メカニク、エルウエム、ソシエテ、アノニム 電流センサー
JP2012073277A (ja) * 2008-01-25 2012-04-12 Liaisons Electroniques Mech Lem Sa 電流センサー
JP2012098305A (ja) * 2008-01-25 2012-05-24 Liaisons Electroniques Mech Lem Sa 電流センサー
EP2151692A3 (de) * 2008-08-06 2012-04-18 REO Inductive Components AG Kompensationsstromwandler
JP2013539538A (ja) * 2010-08-24 2013-10-24 レム アンテレクチュアル プロペルティ エスアー トロイダルフラックスゲート電流変換器
JP2012247191A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Hioki Ee Corp 電流検出装置
WO2014038027A1 (ja) * 2012-09-06 2014-03-13 株式会社日立製作所 電流プローブ、電流測定システム及び電流測定方法
JP2014109445A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 National Institute Of Advanced Industrial & Technology フレキシブル電力センサー
JP2016048224A (ja) * 2014-08-28 2016-04-07 国立研究開発法人産業技術総合研究所 フレキシブル電流センサ及びその製造方法
JP2018064067A (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 横河電機株式会社 励磁コア、センサヘッド及び電流センサ
US10345341B2 (en) 2016-10-14 2019-07-09 Yokogawa Electric Corporation Excitation core, sensor head, and current sensor
JP2018163022A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 キヤノン電子株式会社 電流変換器
JP2018165621A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 横河電機株式会社 励磁コア、センサヘッド及び電流センサ
US10782321B2 (en) 2017-03-28 2020-09-22 Yokogawa Electric Corporation Excitation core, sensor head, and current sensor
JP2019078714A (ja) * 2017-10-27 2019-05-23 協立電機株式会社 フラックスゲートセンサ
CN111656473A (zh) * 2018-01-30 2020-09-11 西门子股份公司 电流互感器
CN111656473B (zh) * 2018-01-30 2023-11-17 西门子能源全球有限公司 电流互感器
JP2022094190A (ja) * 2020-12-14 2022-06-24 横河電機株式会社 分割型センサヘッド及び分割型電流センサ
JP7281442B2 (ja) 2020-12-14 2023-05-25 横河電機株式会社 分割型センサヘッド及び分割型電流センサ
CN113341211A (zh) * 2021-05-18 2021-09-03 西安交通大学 一种磁通门电流传感器及其测量方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4840964B2 (ja) 2011-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4840964B2 (ja) フラックスゲート素子および電流センサ
JP4965402B2 (ja) 電流センサ
US9291649B2 (en) On the enhancements of planar based RF sensor technology
JP2007155427A (ja) 交流電流検出用コイル
JP2011243773A (ja) 零相変流器
JP2007057494A (ja) 交流電流検出用コイル
US11442120B2 (en) Magnetic sensor with compensation coil for cancelling magnetic flux applied to a magneto-sensitive element
CN110235003B (zh) 平衡式电流传感器
JP2007113965A (ja) 電流センサ
JP2011247699A (ja) 漏電検出機能付き電流センサ
JP4813979B2 (ja) 貫通型電流センサ
KR19990064069A (ko) Ac전류 감지기
JP5756910B2 (ja) プリント基板、電流センサ及び分電盤
KR20030073959A (ko) 인쇄회로기판에 집적된 자계검출소자 및 그 제조방법
JP2004014925A (ja) 空芯コイル
US10319506B2 (en) Coil component
JP2007095846A (ja) 交流電流検出用コイル
JP4621543B2 (ja) フラックスゲートセンサ素子およびこれを用いた貫通型電流センサ
JP3110115B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
EP0930508A1 (en) Magnetic impedance effect device
CN206161700U (zh) 开口式罗氏线圈
KR102649010B1 (ko) Rf 미소 자계 검출 센서 및 그 제조 방법
US6771066B2 (en) Printed circuit fluxgate sensor for magnetic gradient detection device
JP2004111831A (ja) 空芯コイル
WO2021112457A1 (en) Current-measuring assembly

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100922

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101122

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110907

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4840964

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees