JP2011247699A - 漏電検出機能付き電流センサ - Google Patents

漏電検出機能付き電流センサ Download PDF

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Akemi Shiokawa
明実 塩川
Koichi Yamazoe
宏一 山添
Yusuke Miyamura
雄介 宮村
Hiroki Shinohara
啓記 篠原
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Abstract

【課題】電線を分割することなく往復電線の状態において、漏電電流と往復電線を流れる各相の電流値を、同じセンサ(コア)で検出可能な漏電検出機能付き電流センサを提供する。
【解決手段】所定の間隔を有する複数の一次導体としての電路導体11a、11bと、複数の電路導体11a、11bを周回する磁性体コア12と、磁性体コア12の周回に沿って巻線が巻回されたトロイダル状の第1のコイル23からなる漏電検出コイルと、この磁性体コア12の一部の周回領域r1を周回するトロイダル状の第2のコイル13からなる電流検出コイルとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、漏電検出機能付き電流センサに関する。
一般家庭から、会社などの社会的集合体に至るまで、種々の電気機器が使用されているが、実際に電源表示灯などの表示装置を持たない電気機器では、実際にその電気機器の機能により通電を確認するしかないという状況であった。
電源表示灯などの表示装置を持たない電気機器では、つけ忘れ、消し忘れをおこし易く、また、壁面のコンセントなどに差し込まれていて使用していない電気機器と、これから使用する電気機器とを入れ替えた場合にはどのプラグを抜いてよいか迷うことがある。
このため、簡単に通電状態を検出可能な装置が求められている。
そこで従来から、種々の検出装置が提案されている。
例えば特許文献1では、図28に示すように、フェライトコアまたは鉄心等のE型磁性体106(106a、106b)とコード保護部を含むクリップ107と、スプリング104とを設け、押さえ部分(図示せず)を押してクリップ107を開き、平行コード110を挟みこめる構造を持つ磁気検出器が提案されている。
この装置ではE型磁性体で構成されるコアの上下の組み合わせと平行コードの正確な位置関係すなわち平行コード間を通過する磁力線の測定が行われるようになっている。
すなわち、図29(a)乃至(d)に原理図を示すように、E型磁性体コアの中心のコアに磁力線が通過してコイルに電気信号を得る。そして磁気検出器に発生した信号の電流を回路基板に組み込まれた差動増幅器にて増幅し、フィルタ回路を通し雑音を取り除き、整流され増幅器にて安定して比較できるまで増幅した信号を表示器によって表示するかまたは、あらかじめ設定した値を超えているか比較器によって比較検査して検出信号を表示器に送り表示する。
つまり図28に示すように平行コード110を本体ユニットとクリップ107で挟むと平行コード110に流れる電流によりフレミングの右手の法則によって平行コードの導体の周囲に磁力線124が発生するが、この平行コードの周囲では、磁力線124,124’が打ち消し合う。図29の(c)に示すように平行コードをE型の磁性体106からなるコアで挟んで磁気回路を構成し、該平行コードの絶縁被覆の間を通過する磁力線を、該E型磁性体からなるコアの中心に通過させている。そして、交流専用の場合はコイル126により磁力線の変化を検出する。また、交流または直流の場合は、図29(d)に示すホール素子または磁気抵抗素子127を挟み込んだ磁気検出器により磁力線の変化を検出する。
上記方法では、E型磁性体を用い、このE型磁性体の中心部に発生した電流を検出するものである。従って、平行コードの中心に磁性体を配しなければならないため、往復電線を分割する必要があった。
一方、コードの近傍に磁界センサを配置して非接触で電流検出を行うことのできる方法も提案されている(特許文献2)
この方法では、ケーブルとセンサの距離に制約があり、十分な出力を得にくいうえ、ケーブルとセンサとの距離により、出力が変動し易いという問題があった。
また空芯の磁気回路構成であるため、外部磁界等の影響を受け易く、そのためセンサ周囲をシールド等で覆う方策もあるが、センサへの出力が変動するという問題もある。
特許文献1の検出方法では、平行コードの中心に磁性体を配したE字型磁性体からなるコアを用いるため、往復電線を分割する必要があり、そのままで電力検出を行うことはできないという問題があった。
また、特許文献2の方法では、ケーブルとセンサの距離に制約があり、十分な出力を得にくいうえ、出力が変動しやすくまた、外部磁界等の影響を受けやすい。そこで、外部磁界等の影響を受けにくくするため、センサ周囲をシールド等で覆う方策もあるが、大型化を免れ得ない上その場合にもセンサへの出力が変動するという問題がある。
また電流センサだけでなく、漏電検出も重要な問題であり、種々の漏電検出装置が提案されている。
特開平9−189723号公報 特許第2555264号公報
従来は、零相変流器すなわち電流検出装置で漏電を検出しており、一方、各相の電流値は相毎に電流センサで検出するというように、電流検出と漏電検出を別々のセンサで検出していた。
このため、電流センサと漏電センサの別々のコストがかかるという問題に加え、2つのセンサ(磁性体コア)で構成するため、大型化するという問題があった。
本発明は、前記実情に鑑みてなされたもので、電線を分割することなく往復電線の状態において、漏電電流と往復電線を流れる各相の電流値を、同じセンサ(コア)で検出可能な漏電検出機能付き電流センサを提供することを目的とする。
そこで本発明の漏電検出機能付き電流センサは、所定の間隔を有する複数の電路導体と、複数の電路導体を周回する磁性体コアと、磁性体コアの周回に沿って巻線が巻回されたトロイダル状の第1のコイルからなる漏電検出コイルと、磁性体コアの一部の周回領域を周回するトロイダル状の第2のコイルからなる電流検出コイルとを有する。
また、本発明は、上記漏電検出機能付き電流センサにおいて、電流検出コイルの周回領域が、他の領域よりも磁性体コアの磁気抵抗が低い領域であることを特徴とする。
また、本発明は、上記漏電検出機能付き電流センサにおいて、電流検出コイルは、磁性体コアの周回に沿ってともに同一方向に巻回され、電流により発生したコア内の磁束を加算した出力が発生するように接続された、一対のコイルで構成されたことを特徴とする。
また、本発明は、上記漏電検出機能付き電流センサにおいて、電流検出コイルは、磁性体コアの周回に沿って対称に配置された一対のコイルで構成されることを特徴とする。
また、本発明は、上記漏電検出機能付き電流センサにおいて、磁性体コアは、2本の電路導体の配列方向に沿った両端部の断面積が他の領域よりも大きくなるように構成されたことを特徴とする。
また、本発明は、上記漏電検出機能付き電流センサにおいて、電流検出コイルと漏電検出コイル間に絶縁体を介して巻回されたことを特徴とする。
また、本発明は、上記漏電検出機能付き電流センサにおいて、磁性体コアの外周に絶縁体を介して電流検出コイルまたは漏電検出コイルが巻回されたことを特徴とする。
また、本発明は、上記漏電検出機能付き電流センサにおいて、少なくとも3層の絶縁層を備えた積層基板で構成され、積層基板の中間層に、磁性体コアが挟み込まれて、電流検出コイルおよび漏電検出コイルは、回路パターンおよびスルーホールによって、磁性体コアの周回に引き回されたことを特徴とする。
また、本発明は、上記漏電検出機能付き電流センサにおいて、スルーホールは、コアの内径側と外径側とに沿ってそれぞれ所定の間隔で配列された内側スルーホール群と、外側スルーホール群とで構成され、電流検出コイルおよび漏電検出コイルを構成するスルーホールはそれぞれ、ひとつおきに回路パターンで接続され、回路パターンは、コアの上層側と下層側とで、ねじれの方向に交差するように配置されたことを特徴とする。
また、本発明は、上記漏電検出機能付き電流センサにおいて、内側スルーホール群は千鳥状に配列されたことを特徴とする。
また、本発明は、上記漏電検出機能付き電流センサにおいて、少なくとも4層の絶縁層を備えた積層基板で構成され、電流検出コイルおよび漏電検出コイル、それぞれ異なる層に形成され、一方がコアを中心として内側の2層に、他方が外側の2層に形成されたことを特徴とする。
また、本発明は、上記漏電検出機能付き電流センサを内蔵したブレーカを構成することを特徴とする。
また、本発明は、上記漏電検出機能付き電流センサを内蔵したコンセントを構成することを特徴とする。
本発明の漏電検出機能付き電流センサによれば、同一の磁性体コアを用いて電流検出および漏電検出が可能であるため、電流センサと漏電センサとを個別に設置するのに比べて、低コスト化および小型化が可能となる。
本発明の実施の形態1に係る漏電検出機能付き電流センサを示す図であり、(a)は概要を示す図、(b)は電流検出部の説明図、(c)はこの漏電検出機能付き電流センサの動作を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る漏電検出機能付き電流センサの電流検出部の説明図 本発明の実施の形態3に係る漏電検出機能付き電流センサの電流検出部の説明図 本発明の実施の形態4に係る漏電検出機能付き電流センサの電流検出部の説明図 本発明の実施の形態5に係る漏電検出機能付き電流センサの電流検出部の説明図 本発明の実施の形態6に係る漏電検出機能付き電流センサの電流検出部の説明図 本発明の実施の形態7に係る漏電検出機能付き電流センサの電流検出部の説明図 本発明の実施の形態8に係る漏電検出機能付き電流センサの電流検出部の説明図 本発明の実施の形態9に係る漏電検出機能付き電流センサの電流検出部の説明図 本発明の実施の形態10に係る漏電検出機能付き電流センサの電流検出部の説明図 本発明の実施の形態11に係る漏電検出機能付き電流センサの電流検出部の説明図 本発明の実施の形態12に係る漏電検出機能付き電流センサのコアの断面を示す図 本発明の実施の形態13に係る漏電検出機能付き電流センサのコアの断面を示す図 本発明の実施の形態14に係る漏電検出機能付き電流センサのコア、コイル及び電路導体の斜視図 本発明の実施の形態14に係る漏電検出機能付き電流センサの各基板を分解した状態の分解斜視図 本発明の実施の形態14に係る漏電検出機能付き電流センサのコアを構成する基板の分解斜視図 本発明の実施の形態15に係る漏電検出機能付き電流センサのコアを構成する基板の要部拡大図 本発明の実施の形態16に係る漏電検出機能付き電流センサのコア、コイル及び電路導体の斜視図 本発明の実施の形態16に係る漏電検出機能付き電流センサの各基板を分解した状態の分解斜視図 本発明の実施の形態16に係る漏電検出機能付き電流センサの斜視図 本発明の実施の形態17に係る漏電検出機能付き電流センサを用いた電力計測装置を示す図、(a)および(b)はこの電力計測装置の正面図および側面図 本発明の実施の形態17の電力計測装置の説明図 本発明の実施の形態17の電力計測装置のコンセントへの装着工程を示す図 本発明の実施の形態17の電力計測装置の使用例を示す図である 本発明の実施の形態18に係る漏電検出機能付き電流センサを用いた電力計測装置を示す図、(a)および(b)はこの電力計測装置の正面図および側面図 本発明の実施の形態18の電力計測装置の説明図 本発明の実施の形態19のブレーカを示す図 従来例を示す図 従来例を示す図
本実施の形態では、本発明に係る漏電検出機能付き電流センサの一例として、環状のコアにコイルが巻回されて構成された零相変流器を備える漏電検出装置を備えた電流センサの構成を示す。この漏電検出機能付き電流センサは、電子式ブレーカ等の開閉器等に搭載されて用いられる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る漏電検出機能付き電流センサは、図1(a)にその構成の概要を示すように、往路と復路で同じ電流が流れる2本の電路導体(一次導体)(11a、11b)を備えた平衡電路において、2本の電路導体11a、11bを周回するパーマロイ等の軟磁性材料により構成される環状の磁性体コア12と、この磁性体コア12の周回に沿って巻線が巻回されたトロイダル状の第1のコイル23からなる漏電検出コイルと、磁性体コアの一部の周回領域を周回するトロイダル状の第2のコイル13からなる電流検出コイルとを有する。図1(b)は電流検出機能部を示す説明図であり、漏電検出機能部を構成する漏電検出コイル(第1のコイル23)は省略した。電流検出機能部は、2本の電路導体11a、11bを周回する磁性体コア12と、この磁性体コア12の一部の周回領域を周回するトロイダル状の第2のコイル13からなる電流検出コイルとで構成される。一方漏電検出機能部は、2本の電路導体11a、11bを周回する環状の磁性体コア12と、この磁性体コア12の周回に沿って巻線が巻回されたトロイダル状の第1のコイル23からなる漏電検出コイルとで構成される。また図1(c)はこの漏電検出機能付き電流センサの動作を示すブロック図である。この第2のコイル13からなる電流検出コイルの出力は電流検出部14で検出され、信号処理部24で演算処理がなされる。またこの第1のコイル23からなる漏電検出コイルの出力は漏電検出部15で検出され、信号処理部25で演算処理がなされる。これら信号処理部24,25の出力に基づいて出力部26で出力し必要に応じて表示部204(図21参照)などで表示がなされる。
すなわちこの第2のコイル13の出力電圧を電流検出部14で検出することで2本の電路導体の一方の電流を検出する。
この第2のコイル13の周回領域r1は、2本の電路導体11a、11bの中心を結ぶ線上にあってかつ、一方の電路導体11aの外側に位置するように配置されている。つまり、この周回領域r1は、電路を構成する2本の平衡な電路導体11a、11bのうちの一方である電路導体11aに近接して位置する。
例えば図1において、電路導体11aに、紙面の表側から裏側に向かう電流が流れ、電路導体11bに、紙面の裏側から表側に向かう電流が流れた場合、矢印MA,MBの方向にそれぞれ磁束mが発生する。この磁性体コア12に異なる方向の磁束が発生すると、2本の平衡な電路導体11a、11bのうちの一方である電路導体11aに近接して位置する周回領域r1に設けられた第2のコイル13に、磁界電流が流れ、この第2のコイル13の両端の電圧を電流検出部14で測定する。14Rは負担抵抗である。磁性体コア12に第2のコイル13がトロイダル状に巻回され、電流検出部14の負担抵抗14Rに接続される。負担抵抗14Rの両端の電圧を計測し、電流値を検出する。
一方、第1のコイル23は磁性体コア12の全体にわたって均一に周回されており、数の電路導体11a、11bを貫通させた磁性体コア12と、この磁性体コア12に巻回された漏電検出コイルを構成する第1のコイル23とを具備し、この出力が漏電検出部15に接続されている。漏電検出部15は、この漏電検出コイルに発生する誘起電圧による出力電流のベクトル和を検出する漏電電流検出部と、検出された電流があらかじめ決定された閾値以上であることを判別する漏電電流判別部とを具備し、漏電出力として漏電検出信号を出力する。
ここで漏電検出コイルである第1のコイル23の出力は、漏電検出部15で、あらかじめ決定された閾値よりも大であるか否かの判断がなされ、漏電電流であると判断される。
この構成によれば、2本の電路導体11a、11bの外周に閉磁路の磁性体コア12を設けており、2本の電路導体11a、11b間に磁気回路を形成することなく、電流検出をおこなうことが可能である。従って、コンセントカバーなどに、コイルを周回した磁性体コア12を埋め込み形成しておくだけで極めて容易に電流検出および漏電検出を行うことが可能となる。また、閉磁路の磁性体コア12であるため、外部磁界の影響を受けにくいという特徴を有する。
上記のような構成の場合、断面四角形の磁性体コア12の一部にコイル13を周回し、中心に電路導体を密接して配置した場合と比較して、電路導体に対するコイル13及び磁性体コア12の磁気特性が位置によって異なり、均一とはならないことがある。よって、電路導体の配置位置などにより磁気特性のバランスが崩れることがあるため、誤検出が生じやすくなる。例えば電路導体11a、11bに電流が流れたときは、磁性体コアとの距離が異なり、磁気特性にアンバランスが生じていることがある。このような場合も、電路導体の近傍は、電路導体から発せられる磁束密度が高い部分にあたり、その部分にコイルを巻くことで電流検出の出力を上げることができる。(S/N比の向上)
以上説明してきたように、本発明の漏電検出装置(ZCT:零相変流器)の磁性体コアに漏電検出用コイルが全周に渡りトロイダル状に巻回され、漏電検出部15の負担抵抗15Rに接続される。負担抵抗15Rの両端の電圧を計測し、漏電を検出する。漏電検出用のトロイダルコイルや、負担抵抗15Rは、現行の漏電検出コイルでの仕様におけるターン数、抵抗値で構成される。
また電流検出コイルは、一方の電路導体を構成する電線の近傍(もう一方の電線の遠方)の磁性体コアに部分的にトロイダル状に巻かれる。電流通電により、電流検出コイルには、負担抵抗を介して電流が流れる。この電流により、磁性体コアには、磁束を打ち消す逆磁束を発生しようとするため、漏電検出に影響する。よって、電流検出コイルの負担抵抗15Rは、一般的なCT(Current Transformer)に適用されるような数〜数十Ωの抵抗値ではなく、更に大きな抵抗値を用い、電流検出コイル15Rに流す電流の電流値を下げる必要がある。
また上記実施の形態では、電流検出コイル15Rを構成する第2のコイルの周回領域は、2本の平衡な電路導体の内、一方に近接して位置するようにしているが、周回領域は、2本の電路導体の中心を結ぶ線上にあってかつ、一方の電路導体の外側に位置するようにするのが望ましい。
さらにまた電流検出コイルの周回領域は、他の領域よりも磁性体コアの磁気抵抗が低い領域であるのが望ましい。
また、周回領域は、他の領域よりも磁性体コアの断面積が大きい領域であるようにするのが望ましい。
また、磁性体コアは、2本の平衡な電路導体の内の一方の近傍と、他方の近傍とで曲率半径が異なるように形成されており、周回領域は、曲率半径の小さい領域であるようにするのが望ましい。
また、磁性体コアは、対称形で構成され、2本の平衡な電路導体の内、一方に近接して位置する領域を持つように配置されており、領域が周回領域を構成するようにするのが望ましい。
また、磁性体コアは、周回領域を除く領域に分割領域を有し、分割可能に構成されるようにするのが望ましい。
また、分割領域は、コイル線から最も離れた位置であるようにするのが望ましい。
また、磁性体コアは、2本の平衡な電路導体間において、磁性体コア間の距離が短くなる領域を含むようにするのが望ましい。
また、磁性体コアは、2本の平衡な電路導体の外側を周回する周回部から、2本の平衡な電路導体間に向かって突出する突出部を有し、磁性体コア間の距離が短くなる領域を構成するようにするのが望ましい。
また、磁性体コアは、2本の平衡な電路導体によって形成される磁路に沿った形状を有するのが望ましい。
以下上記構成について実施の形態2乃至7で説明する。以下の実施の形態では漏電検出コイルを構成する第1のコイル23は省略しているが、実施の形態1と同様に磁性体コイル12の全体に周回されているものとする。
(実施の形態2)
本実施の形態では、本発明に係る漏電検出機能付き電流センサの電流センサ構成の一例として、図2に要部説明図を示すように、出力の増大をはかるため、第2のコイル13は、磁性体コア22の磁気抵抗が低いところすなわち、磁性体コア22の第1の電路導体11aの近傍であって直線部分に断面積の大きい領域を形成しこの領域を周回領域r2とするものである。他の構成については実施の形態1と同様である。なお、図2では、漏電検出機能部を構成する第1のコイル23は省略し、電流検出機能部のみを示す。
この構成によれば、図2の左側に位置する、第1の電路導体11aの近傍であって直線部分に断面積の大きい領域を形成しこの領域を周回領域r2とするものである。直線部分や断面積の大きい領域は磁束量が大きくなる。従ってこの構成によれば、磁束量が大きい領域をコイルの周回領域r2とし、この周回領域r2にトロイダル状にコイルを巻回し、この誘起電流を検出することで、電流検出を行う。これにより、出力を上げることができ、S/N比の向上を図ることが可能となる。
このようにして、極めて簡単な構成で、電流検出を行うことができる。この往復電線用電流センサについても、コンセントに装着されたり、電子式ブレーカ等の開閉器等に搭載されて用いられる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、本発明に係る漏電検出機能付き電流センサの電流センサ構成の往復電線用電流センサの一例として、出力を向上するための構成を示す。この漏電検出機能付き電流センサは、図3に要部説明図を示すように、磁性体コアは、2本の電路導体の内の一方の近傍と、他方の近傍とで曲率半径が異なるように形成されており、周回領域r3は、曲率半径の小さい領域をもつ磁性体コア32を形成しており、この領域を周回領域r3として第2のコイル13を巻回している。なお、図3では、漏電検出機能部を構成する第1のコイル23は省略し、電流検出機能部のみを示す。他の構成については実施の形態1と同様である。
曲率半径の小さい側では、電路導体11aで発生する磁束が周回する磁路長は短くなり、磁気抵抗は低減される。よって磁束量が増加することにより、その部分に第2のコイル13を巻回することで、電流検出における出力を上げることができる。
(実施の形態4)
本実施の形態では、本発明に係る漏電検出機能付き電流センサの電流センサ構成の一例として、出力を向上するための構成を示す。この漏電検出機能付き電流センサは、図4に要部説明図を示すように、磁性体コア42は、対称形で構成され、2本の電路導体11a、11bの内、一方の電路導体11aに近接して位置する領域を持つように配置されている。すなわち、この接して位置する領域を周回領域r4として第2のコイル13を巻回している。なお、図4では、漏電検出機能部を構成する第1のコイル23は省略し、電流検出機能部のみを示す。他の構成については実施の形態1と同様である。
この構成により、検出すべき電路導体11aに近接していることで、この電路導体11aからの距離を短くすることで磁束量を多く検出することができるため、出力電圧を向上することができる。
(実施の形態5)
本実施の形態では、本発明に係る漏電検出機能付き電流センサの電流センサ構成の一例として、出力を向上するための構成を示す。この漏電検出機能付き電流センサは、図5に要部説明図を示すように、磁性体コア52は、周回領域r5を除く領域に分割領域16を有し、分割可能に構成されている。なお、図5では、漏電検出機能部を構成する第1のコイル23は省略し、電流検出機能部のみを示す。他の構成については実施の形態1と同様である。
この分割領域16は、第2のコイル13から最も離れた位置である。
この構成により、第2のコイル13の巻回された周回領域r5から最も離れた位置に分割領域16を形成しているため、第2のコイル13の検出電流に最も影響を与えにくい状態となっており、出力検出に影響を与えることなく、検出を行うことが可能となる。
(実施の形態6)
本実施の形態では、本発明に係る漏電検出機能付き電流センサの電流センサ構成の一例として、出力を向上するための構成を示す。この漏電検出機能付き電流センサは、図6に要部説明図を示すように、磁性体コア62は、2本の電路導体11a、11b間において、磁性体コア62間の距離が短くなるようになっている。他の構成については実施の形態1と同様である。
ここでは、磁性体コア62は、2本の電路導体11a、11bの外側を周回する周回部R6から、2本の電路導体11a、11b間に向かって突出する突出部62Tを有し、磁性体コア62間の距離が短くなる領域を構成している。なお、図6では、漏電検出機能部を構成する第1のコイル23は省略し、電流検出機能部のみを示す。
この構成により、磁束の通る経路は、磁性体コア62の左右中央の上下部分にある突出部62Tで磁束mが漏れる。効率的に磁束を流すために、磁束が漏れる部分においての磁性体コア62間の距離を短くすることで、磁束量を増やすことができ、電流検出におけるセンサ出力を上げることができる。
(実施の形態7)
本実施の形態では、本発明に係る本発明に係る漏電検出機能付き電流センサの電流センサ構成の一例として、出力を向上するための構成について説明する。本実施の形態の漏電検出機能付き電流センサは、図7に要部説明図を示すように、磁性体コア72は、四角形状の環状断面を有し、角部がラウンド形状を有している。なお、図7では、漏電検出機能部を構成する第1のコイル23は省略し、電流検出機能部のみを示す。他の構成については実施の形態1と同様である。
この構成により、角部がラウンド形状を有している分だけ磁性体コア72の長さを短くすることができる。従って、磁気抵抗を小さく抑えつつ、電路導体の貫通領域の面積を大きく取ることで、電路導体の貫通施工性を向上することができる。
なお、磁性体コア72は、角部をラウンド形状にするだけでなく、電路導体11a、11bの外側に沿うようにすることで、磁性体コア72そのものの磁気抵抗を抑制しつつ、電路導体11a、11bの貫通領域を十分にとることができるようにしてもよい。たとえば、円形の磁性体コアを用いたり、あるいは楕円形の磁性体コアを用いたりしてもよい。
なお、本発明の往復電線用電流センサは、小型化と組立性向上との両立を図るために、磁性体コアを長辺と短辺を有するトラック状に形成してもよい。ここで、形状としては、トラック状のほか、長円形状、楕円形状など、長辺と短辺とを持つ環状のもので、直交する2方向で寸法が異なるような形状を含むものとする。そして、この非円形の磁性体コアのトラック状の貫通口に電路導体11a、11bを貫通させる構造とし、複数の電路導体を密に近接させず互いに少し離して配置する。
例えば図1(a)および(b)において、電路導体11aに、紙面の表側から裏側に向かう電流が流れ、電路導体11bに、紙面の裏側から表側に向かう電流が流れた場合、矢印MA,MBの方向にそれぞれ磁束が発生する。
上記のような構成の場合、真円の磁性体コアの中心に電路導体を密接して配置した場合と比較して、電路導体に対するコイル及び磁性体コアの磁気特性が位置によって異なり、均一とはならないことがある。よって、電路導体の配置位置などにより磁気特性のバランスが崩れることがあるため、誤検出が生じやすくなる。例えば電路導体11a、11bに電流が流れたときは、磁性体コアとの距離が異なり、磁気特性にアンバランスが生じていることがある。そこで、本実施の形態では、2本の電路導体の中心を結ぶ線上にあってかつ、一方の電路導体の外側に位置する周回領域で電流を測定することで、より高感度の出力を得ることが可能となる。
また、本実施の形態2乃至7の漏電検出機能付き電流センサは、電路導体が2本の場合、3本の場合など、磁性体コア内に貫通させる電路導体の数に関わらず、いずれにも適用可能である。なおここでは漏電検出用コイルを構成する第1のコイル23を省略したが、図1に示した実施の形態1の漏電検出機能付き電流センサとの同様、漏電検出用コイルが磁性体コア全体あるいは対称となるように配設されているものとする。
(実施の形態8)
以下、本発明の実施の形態8として漏電検出機能付き電流センサの検出部の要部構成を示す。本実施の形態では、図8に示すように、漏電検出コイルは、実施例の形態1と同様であるが、電流検出コイルは、貫通する電路導体(11a、11b)のうち1つの体11aだけでなくもう一方の電路導体11bの近傍にも配設され、一対の第2のコイル13a、13bを巻回して構成されている。電流検出コイルを構成するこれら第2のコイル13a、13bは、たがいに同一方向に巻回され、各第2のコイル13a、13bの両端は、同一方向の磁束が発生すると、出力がたし合わされる方向に接続された1対のコイルで構成されている。他の構成については実施の形態1と同様である。
この構成では、磁性体コア12に同一方向の磁束が発生すれば、これらの出力がたし合わされる方向に直列接続されている。従って、電路導体11a、11bに電流が流れ、磁性体コア12には方向の異なる対称の磁束が発生した場合には、第2のコイル13a、13bで磁性体コア内の磁束を低減する方向に力が働き、ノイズをキャンセルし、高出力を得ることができる。
この構成によれば、1対のコイルを連続して巻回することができ、コイルの巻回が容易である。また、コイル同士の接続線の引き回しが容易で、配線長を低減することができる。
(実施の形態9)
以下、本発明の実施の形態9として漏電検出機能付き電流センサの検出部の要部構成を示す。本実施の形態では、漏電検出コイルは、実施例の形態1と同様であるが、実施の形態8と同様、電流検出コイルは、貫通する電路導体(11a、11b)のうち1つの体11aだけでなくもう一方の電路導体11bの近傍にも配設されている。電流通電時、電流検出コイルに流れる電流による漏電検出への影響を減らすために、図9に示すようにもう一方の電路導体の近傍にも、電流検出コイルおよび負担抵抗を配置し、それぞれの電流検出コイル(第2のコイル13a、13b)を互いに対称となるように配設するとともに、流れる電流を同じ仕様にする。たとえばコイルのターン数を同じにするなど、磁界が同様に生成されるようにする。他の構成については実施の形態1と同様である。
この構成により、電流検出コイルにより左右対称の磁気回路が形成され、電流検出コイルによる漏電検出コイルへの影響を軽減することができる。
(実施の形態10)
以下、本発明の実施の形態10として漏電検出機能付き電流センサの検出部の要部構成を示す。本実施の形態では、図10に示すように磁性体コア12内を貫通する電路導体が3本であるときの例を示す。各貫通電線である電路導体11a,11b,11cに対しそれぞれ、電流検出コイルとして第2のコイル13R,13T,13Sを配置している。そして、第2のコイル13R,13T,13Sに対してそれぞれ負担抵抗14R,14T,14Sを配置し、R相電流検出部14DR,T相電流検出部14DT,S相電流検出部14DSで電流を検出する。このようにして平衡状態の電流においては、各電流検出コイルに、各貫通電線である電路導体11a,11b,11cに流れる電流による磁束が発生し、各電線の電流を検出することができる。一方、漏電検出コイルとしての第1のコイル23による出力を漏電検出部15で検出し、漏電検出を行うことができる。
このようにして、貫通電線が3本の時にも、漏電検出および電流検出を一つの磁性体コア12によって実現することができ、専有面積の増大を、招くことなく検出を行うことが可能となる。
特に、コンセントに装着する薄型の測定装置を用いる場合には、電路導体を囲む磁性体コアが1つでよいため、有効である。
(実施の形態11)
以下、本発明の実施の形態11として漏電検出機能付き電流センサの検出部の要部構成を示す。本実施の形態では、図11に示すように電路導体の近傍部分において磁性体コアの断面積を大きくしたものである。本実施の形態では、電路導体11a,11bの方向に幅を増大し、磁性体コア12の断面積を大きくした、拡大部12Dを形成している。
他の構成については図8に示した実施の形態8の漏電検出機能付き電流センサと同様である。
(実施の形態12)
図12は本発明の本発明の実施の形態12に係る漏電検出機能付き電流センサのコアの断面を示す図である。
本実施の形態では、電流検出コイルとしての第2のコイル13a、13bが、漏電検出コイルとしての第1のコイル23上に絶縁性の樹脂層30を介して巻回され、第1のコイル23と、第2のコイル13a,13bとの間に電気的分離を実現するようにしたものである。なおここでは、磁性体コア12は、7枚のフェライト板の積層体で構成されている。
この構成によれば、コイルの巻回が容易となり、下層のコイルの巻き方に影響を受けることなく巻回することができ、長時間にわたり電気的な出力特性を安定にすることができ、量産性の向上を図ることができる。なお、漏電検出コイルを構成する第1のコイル23と電流検出コイルを構成する第2のコイル13a、13bとは、いずれを下層にしてもよい。
(実施の形態13)
図13は本発明の実施の形態13に係る漏電センサのコアの断面を示す図である。
実施の形態12では、漏電検出コイルとしての第1のコイル23は、コアに直接巻回したのに対し、本実施の形態では、磁性体コア12に絶縁性の樹脂層30を介して巻回されている点で異なるが、他は実施の形態11と同様である。
すなわち、磁性体コア12に絶縁性の樹脂層30を介して漏電検出コイルとしての第1のコイル23が巻回され、さらにこの漏電検出コイルとしての第1のコイル23上に絶縁性の樹脂層30を介して電流検出コイルとしての第2のコイル13(13a、13b)が巻回されており、巻きむらの低減を図るようにしている。そしてさらに、磁性体コア12と、電流検出コイルとしての第2のコイル13a、13bと、漏電検出コイルとしての第1のコイル23との間の電気的分離を実現する。なおここでは、磁性体コア12は、5枚のフェライト板の積層体で構成されている。
この構成によれば、電流検出コイルとしての第2のコイル13a、13bの巻きむらがなくなり、安定した密度で巻回され、電流検出コイルの出力特性の安定化をはかることができる。さらに漏電検出コイルを絶縁性の樹脂層30に沿って巻回することでコイルの巻きむらがなくなり、出力の安定化を図ることができる。また、電流検出コイルとしての第2のコイル13および漏電検出コイルとしての第1のコイル23の巻回が容易となり、さらなる量産性の向上を図ることができる。なお、ここでも漏電検出コイルとしての第1のコイル23と漏電検出コイルとしての第2のコイル13とは、いずれを下層にしてもよい。
このように、本実施の形態によれば、実施の形態12よりもさらにコイルの巻回が容易となり、長時間にわたり電気的な出力特性を安定にすることができ、量産性の向上を図ることができる。
(実施の形態14)
以上の実施の形態では、漏電検出機能付き電流センサの概念を中心に説明したが、これを積層基板構造で実現する場合の例について説明する。
図14乃至図16は本発明の実施の形態14に係る漏電検出機能付き電流センサの要部構成を示す図である。
この実施の形態は、図14に示すように、プリント配線基板100には、長円形のトラック状で断面積をほぼ均一に形成したコア112に内蔵され、このコア112の輪に沿ってコア112の外側に巻線が巻回されるようにトロイダル状のコイル113と電流検出コイルを構成する一対のコイル123とが形成されている。この一対のコイル123は互いに反対方向に巻回されており、コア112の貫通口には一次電流が流れる2本の電路導体である電路導体11a、11bが貫通して配置されている。電路導体11a、11bは、長円形状のコア112の貫通口の長手方向に一直線上にならぶように、電路導体11a、11bが対称に配置されている。また、プリント配線基板100には、コイル113両端に接続された漏電検出部を構成する漏電検出用電子部品110と、一対のコイル123両端に接続されたコンデンサなどの位相調整部120と、が実装されている。
図15に示すように、コア112及びコイル113が形成されたプリント配線基板100は、3つの基板100a、100b、100cが積層されてなる積層基板によって構成されている。これらの基板100a、100b、100cには、コア112の外側を囲むようにコイル113の配置に対応して、回路パターン113pとスルーホール113tとが設けられ、これらの回路パターン113p及びスルーホール113tによってコイル113を形成する構造となっている。この際、外側の層の基板100a、100cには、外側になる一方の面に回路パターン113p及びスルーホール113tが形成され、スルーホール113tが他方の面まで貫通して形成されている。また、内側の層の基板100bには、両面に貫通してスルーホール113tが形成されている。ここで図15に示すように、基板100a、100cの間に挟まれる内側の層の基板100bは、基板100aと基板100cとの間に軟磁性材料のコア112を介在させた構造となっている。この基板100bは、例えば、図16に示すように、アルミナセラミック基板の中央部に形成した開口部にフェライトなどのコア112を埋め込み、さらにその内側にスルーホールの形成された内側部を係合させて形成する。このようにして形成された基板100a、100b、100cを順に配置して1枚の板状に形成し、中央部に電路導体貫通用の貫通口140を形成することで作製できる。
上記構成において、プリント配線基板100に形成したコイル113,123は、ひとつおきに交互に配置されている。
このように、回路パターン113pとスルーホール113tとより漏電検出コイルとしてのコイル113と、回路パターン123pとスルーホール123tとより電流検出コイルとを形成した積層基板とし、プリント配線基板に、コア112を内蔵することにより、非円形形状のコアに巻線密度を不均一にしたコイルも形成しやすくなる。この場合、略長円形状のコアの輪に沿って全周にわたり適宜巻線密度を設定したコイルを容易に巻回することができる。また、プリント配線基板100によってコア112、コイル113、一対のコイル123を形成することで、コイルの巻きバラツキを無くすことができ、漏電検出機能付き電流センサにおける零相変流器の検出精度及び組立精度を向上できる。
以上のように、本実施の形態の構成によれば、基板上でコイルを形成するため、製造が容易となる。また両コイルの巻きむらがなくなり、電気的な出力特性が安定し量産性が向上する。
(実施の形態15)
図17は本発明の実施の形態15に係る漏電検出機能付き電流センサの要部構成を示す図である。図17は漏電検出機能付き電流センサのコアおよびコイルを示す上面図である。
本実施の形態では、スルーホールは、コアの内径側と外径側とに沿ってそれぞれ所定の間隔で配列された内側スルーホール群と、外側スルーホール群とで構成され、漏電検出コイルと電流検出コイルを構成するスルーホールはそれぞれ、ひとつおきに回路パターンで接続され、回路パターンは、コアの上層側と下層側とで、ねじれの方向に交差するように配置している。なお、内側スルーホール群は千鳥状に配列される。
この構成によれば、より、効率的に両コイルを配置することができ、コイルの巻き数をさらに増大することができるため、出力が大きくなり、漏電検出コイルの高感度化をはかることができ、電流検出コイルによるコア磁束の打消し効果が大きくなり、ノイズの低減を図り、高精度の電流検出が可能となる。
(実施の形態16)
図18乃至図20は本発明の実施の形態16に係る漏電検出機能付き電流センサの要部構成を示す図である。図18は漏電検出機能付き電流センサのコア、コイル及び電路導体の斜視図、図19はコア及びコイルを構成する各基板を分解した状態の分解斜視図、(図16はコアを構成する基板の分解斜視図)、図20はこの漏電検出装置の斜視図である。
この実施の形態では、5層の絶縁層を備えた積層基板で構成され、漏電検出部および電流検出部は、それぞれ異なる層に形成され、一方がコアを中心として内側の2層に、他方が外側の2層に形成されたものである。
この構成によれば、より多くのコイル巻き数を実現することができ、出力が大きくなり、漏電検出コイルを用いた漏電検出部の高感度化を図ることができる。
すなわち、図18に示すように、プリント配線基板100には、長円形のトラック状で断面積をほぼ均一に形成したコア112に内蔵され、このコア112の輪に沿ってコア112の外側に巻線が巻回されるようにトロイダル状の第2のコイル113(113t、113p)と漏電検出コイルを構成する一対の第1のコイル123(123t、123p)が形成されている。この一対のコイル123は互いに反対方向に巻回されており、コア112の貫通口には2本の一次電流が流れる電路導体11a、11bが貫通して配置されている。電路導体11a、11bは、長円形状のコア112の貫通口の長手方向に一直線上にならぶように、電路導体11a、11bが対称に配置されている。また、プリント配線基板100には、コイル113両端に接続された漏電検出部を構成する電子部品110と、一対のコイル123両端に接続されたコンデンサなどの位相調整部120が実装されている。
図19に示すように、コア112及びコイル113が形成されたプリント配線基板100は、5つの基板100a1、100b1、100c1、100d1、100e1が積層されてなる積層基板によって構成されている。これらの基板100a1、100b1、100c1、100d1、100e1には、コア112の外側を囲むようにコイル113の配置に対応して、回路パターン113pとスルーホール113tとが設けられ、これらの回路パターン113p及びスルーホール113tによってコイル113を形成する構造となっている。この際、外側の層の基板100a1、100e1には、外側になる一方の面に回路パターン113p及びスルーホール113tが形成され、スルーホール113tが他方の面まで貫通して形成されている。また、内側の層の基板100b1、100d1には、両面に貫通してスルーホール113tが形成されている。ここで図20に示すように、基板100a1、100e1の間に挟まれる内側の層の基板100b1、100d1は、外側基板100a1と内側基板100e1との間に軟磁性材料のコア112を介在させた構造となっている。この基板100c1は、例えば、内側基板100c1の中央部に形成した開口部にコア112を埋め込み、内側基板100c1を順に配置して1枚の板状に形成し、内側基板100c1の中央部に電路導体貫通用の貫通口を形成することで作製できる。
上記構成において、プリント配線基板100に形成したコイル113は内側、一対のコイル123a、123cとは、外側に配置されている。
このように、回路パターン113pとスルーホール113tとよりコイル113,123を形成した積層基板とし、プリント配線基板に、コア112を内蔵することにより、非円形形状のコアに巻線密度を不均一にしたコイルも形成しやすくなる。この場合、略長円形状のコアの輪に沿って全周にわたり適宜巻線密度を設定したコイルを容易に巻回することができる。また、プリント配線基板100によってコア112及びコイル113,123を形成することで、漏電検出部と、電流検出部とを形成することができる。この構成によれば、5層構造とすることによりコイルの巻き数を増大させることができ、より高感度化を図ることが可能となる。
(実施の形態17)
図21乃至図24は、本発明の実施の形態17に係る漏電検出機能付き電流センサを用いた薄型の電力計測装置200を示す図である。この電力計測装置200は、コンセント取り付け型であり、コンセントに装着して用いられる。
図21(a)および(b)はこの電力計測装置の正面図および側面図である。図22はこの電力計測装置の説明図、図23はこの電力計測装置のコンセントへの装着工程を示す図、図24は、使用例を示す図である。
この電力計測装置200は、プラグ挿入穴201を備えた樹脂製の外装ケース202内に図示しない漏電検出機能部と電流検出機能部が収納されてなるものである。そしてこの電力計測装置は、図22に示すように、外装ケース202内に収納された磁性体コア12と電流検出用の第2のコイル13と漏電検出用の第1のコイル23とを具備し、実施の形態1乃至16で説明したように、漏電検出と電流検出とを行うものである。
外装ケース202は図21(b)に示すように、厚い部分の厚さt1が4から5mm、薄い部分の厚さt2は2から3mmと、極めて薄型であり、図24に示すように、コンセント300に装着し、挿入されたプラグ400に流れる電流を検出し表示部204に表示できるようになっている。203は計量確認用のLEDであり電気を使うと点滅するようになっている。
この構成により、小型で信頼性の高い漏電検出および電流検出実現される。
なお、出力は表示部204に表示してもよいし、赤外LEDを用いた赤外通信を使用してもよいしあるいは無線通信を使用して、外部で表示するようにしてもよい。また表示だけでなく、電流量を配電盤で集中管理したり、配電盤や、その近傍に装着された、ブレーカで、大電流を遮断するようにしてもよい。
(実施の形態18)
図25は、本発明の実施の形態18に係る、漏電検出機能付き電流センサを用いた薄型の電力計測装置200Sを示す図である。この電力計測装置200Sは、コンセントカバーに取り付けたもので、コンセントカバーとして用いられる。
図25(a)および(b)はこの電力計測装置の正面図および側面図である。図26はこの電力計測装置のコンセントへの装着工程を示す図である。
この電力計測装置200Sは、コンセントカバーを兼ねてコンセントに装着して用いるものである。
他部については実施の形態17の電力計測装置と同様であるためここでは説明を省略する。
(実施の形態19)
図26は、本発明の実施の形態19に係る、漏電検出機能付き電流センサ910を用いたブレーカ900を示す図である。このブレーカ900はケース920内に、電流開閉機構部930(930A,930B)を形成し、漏電検出機能付き電流センサ910の出力に基づき、電流の開閉を行うものである。901は表示部、902は隔壁である。
他部については実施の形態17の電力計測装置で用いられた漏電検出機能付き電流センサと同様であるためここでは説明を省略する。
なお、本発明は、本発明の趣旨ならびに範囲を逸脱することなく、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が様々な変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
11a、11b 電路導体
12 磁性体コア
13 第2のコイル
14 電流検出部
15 漏電検出部
16 分割領域
25 信号処理部
26 出力部
30 樹脂層
r1−r7 周回領域
m 磁束
100 プリント配線基板
100a、100b、100c 基板
100a1、100b1、100c1、100d1、100e1 基板
110 漏電検出用電子部品
112 コア
113 コイル
113p 回路パターン
113t スルーホール
120 位相調整部
123 一対のコイル(電流検出コイル)
123p 回路パターン
123t スルーホール
200,200S 電力計測装置
201 プラグ挿入穴
202 外装ケース
203 LED
204 表示部
300 コンセント
400 プラグ
900 ブレーカ
910 漏電検出機能付き電流センサ

Claims (13)

  1. 所定の間隔を有する複数の電路導体と、
    前記複数の電路導体を周回する磁性体コアと、
    前記磁性体コアの周回に沿って巻線が巻回されたトロイダル状の第1のコイルからなる漏電検出コイルと、
    前記磁性体コアの一部の周回領域を周回するトロイダル状の第2のコイルからなる電流検出コイルとを有する漏電検出機能付き電流センサ。
  2. 請求項1に記載の漏電検出機能付き電流センサであって、
    前記電流検出コイルの周回領域は、他の領域よりも前記磁性体コアの磁気抵抗が低い領域である漏電検出機能付き電流センサ。
  3. 請求項1または2に記載の漏電検出機能付き電流センサであって、
    前記電流検出コイルは、前記磁性体コアの周回に沿ってともに同一方向に巻回され、電流により発生したコア内の磁束を加算した出力が発生するように接続された、一対のコイルで構成された漏電検出機能付き電流センサ。
  4. 請求項1または2に記載の漏電検出機能付き電流センサであって、
    前記電流検出コイルは、前記磁性体コアの周回に沿って対称に配置された一対のコイルで構成される漏電検出機能付き電流センサ。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の漏電検出機能付き電流センサであって、
    前記磁性体コアは、前記2本の電路導体の配列方向に沿った両端部の断面積が他の領域よりも大きくなるように構成された漏電検出機能付き電流センサ。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の漏電検出機能付き電流センサであって、
    前記電流検出コイルと前記漏電検出コイル間に絶縁体を介して巻回された漏電検出機能付き電流センサ。
  7. 請求項6に記載の漏電検出機能付き電流センサであって、
    前記磁性体コアの外周に絶縁体を介して前記電流検出コイルまたは前記漏電検出コイルが巻回された漏電検出機能付き電流センサ。
  8. 請求項6に記載の漏電検出機能付き電流センサであって、
    少なくとも3層の絶縁層を備えた積層基板で構成され、
    前記積層基板の中間層に、磁性体コアが挟み込まれて、
    前記電流検出コイルおよび前記漏電検出コイルは、
    回路パターンおよびスルーホールによって、前記磁性体コアの周回に引き回された漏電検出機能付き電流センサ。
  9. 請求項8に記載の漏電検出機能付き電流センサであって、
    前記スルーホールは、前記コアの内径側と外径側とに沿ってそれぞれ所定の間隔で配列された内側スルーホール群と、外側スルーホール群とで構成され、
    前記電流検出コイルおよび前記漏電検出コイルを構成するスルーホールはそれぞれ、ひとつおきに回路パターンで接続され、
    前記回路パターンは、前記コアの上層側と下層側とで、ねじれの方向に交差するように配置された漏電検出機能付き電流センサ。
  10. 請求項9に記載の漏電検出機能付き電流センサであって、
    前記内側スルーホール群は千鳥状に配列された漏電検出機能付き電流センサ。
  11. 請求項8に記載の漏電検出機能付き電流センサであって、
    少なくとも4層の絶縁層を備えた積層基板で構成され、
    前記電流検出コイルおよび前記漏電検出コイル、それぞれ異なる層に形成され、
    一方が前記コアを中心として内側の2層に、他方が外側の2層に形成された漏電検出機能付き電流センサ。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載の漏電検出機能付き電流センサを内蔵したブレーカ。
  13. 請求項1乃至11のいずれかに記載の漏電検出機能付き電流センサを内蔵したコンセント。
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