JP2004212375A - プリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサ及びその製造方法 - Google Patents

プリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサ及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】地磁気と同等の範囲の微弱磁界を検出することが可能なプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサ及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】a)互いに平行に連結された第1及び第2コア部を有する磁性体コアと、b)前記磁性体コアに交流励磁電流を流すように前記第1及び第2コア部にそれぞれ巻かれている励磁コイルと、c)前記磁性体コアから発生した磁束変化を検出するように、前記励磁コイルと同一の平面上に交互に形成され、前記第1及び第2コア部全体を巻いている検出コイルとを含み、前記磁性体コアの交流的な励磁及び差動励磁のために金属膜で形成されたソレノイド型の励磁コイルと、コア内部の磁束変化を検出するために金属膜で形成されたソレノイド型の磁束変化検出用コイルとを同一の層に形成し、前記磁性体コアは磁束の検出される長手方向に形成され、反磁界成分を減少させる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサ及びその製造方法に関し、より詳細には、プリント回路基板(PCB)技術を用い、同一の平面上に平行に設けられた長方形リング(Rectangular−ring)状の磁性体コアを励磁回路パターン及び検出回路パターンでそれぞれ取り囲む分離型構造とするとともに、方位角の正確な算出のためにX軸及びY軸上にそれぞれ微弱磁界感知用センサを設けることにより、地球磁界と同等の範囲の微弱磁界を検出することが可能なプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話及び携帯端末機の普及による様々な付加情報サービスが拡充されているが、このような趨勢に合わせて、位置情報サービスも基本機能として位置付けられているのが実情であり、これからはより詳細で便利なサービスが要求される。また、このような位置情報を知るためには、現在の位置を正確に感知し得るセンサが必要である。
前記位置情報を提供する手段としては、以前から、地磁気を感知して位置を検出する微弱磁界センサ、すなわち磁性体とコイルを用いた、微弱な地磁気を感知する感度の高い磁気センサが利用されている。このような既存の磁気センサは、比較的大きい棒状のコア、又は磁性体リボンで形成された環状コアに、導電体コイルを手で巻いて製作する。また、測定磁界に比例する磁界を得るためには、電磁回路が要求される。
従来の微弱磁界検出素子は、大きい棒状のコア、または磁性体リボンによるリング状のコアにコイルを巻いて具現している。例えば、従来の微弱磁界検出素子である磁気センサの一般的な部品としては、フラックスゲートセンサ(flux gatesensor)が用いられている。このフラックスゲートセンサは、高透磁率の磁性材料をコアとして使用し、磁性体と磁性体の周囲を巻く1次コイルから発生する電圧差を用いて方向を認識することにより、微弱な磁界を感知する。
このような従来のフラックスゲートセンサは、円形の磁性体コアに、銅からなる銅線を一定の方向に巻いて製作する。具体的には、まず、磁性体コアに磁場を発生させるために、銅からなる銅線、すなわち駆動コイル(1次コイル)を一定の方向に磁性体コアに対し一定の間隔及び圧力で巻く。その後、駆動コイルによって磁性体コアから発生する磁界を感知するために、ピックアップコイル(2次コイル)を巻くが、この際にも同様に銅線を用いて一定の間隔及び圧力で巻く。
このように銅線を巻いて製作するフラックスゲートセンサは、駆動コイルとこれを検出するためのピックアップコイルとから構成されているが、磁性体コアへのコイル巻きは公知のワイヤコイル技術(wire coil technology)を用いて行う。
この際、2次コイルは、磁場の感度を正確に分析しなければならないため、X軸及びY軸方向に垂直となるように巻くべきである。
従来のフラックスゲートセンサは、コアへのコイル巻きの際にその位置精度を維持しなければならないが、直径数十μmのワイヤを使用する場合、このような位置精度を維持することが難しいという欠点があり、このような構造により温度、光又は表面物質により容易に影響されるため、その特性値に対する精度が低下するという問題点が発生する。
また、フラックスゲート磁気センサは、コイルを直接磁性体に巻くため、コイルの切れ現象が頻繁に発生するという問題点があり、センサ自体の大きさが大きくなるため、電子製品の小型化及び軽量化の趨勢に合わず、これにより電力消費が大きくなるという問題点がある。
【0003】
このような従来のフラックスゲート磁気センサの欠点を解決するためのものとして、特許文献1及び特許文献2には、所定のパターンを上下導通可能にエッチングしたエポキシ基板の両面に、環状エッチングを行った非晶質板を合わせて積層して非晶質コアを製造し、この非晶質コアの上下面に、それぞれXコイル及びYコイルをエッチングしたエポキシ基板を積層してなる微弱磁界センサが開示されている。ところが、特許文献1では、環状にエッチングを行い、エッチング部分を合わせて積層して非晶質コアを製造しなければならないので、その製造工程が複雑になり、層が多くなってコストが高くかかるという欠点がある。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第5,936,403号明細書
【特許文献2】
米国特許第6,270,686号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる問題点を解決するためのもので、その目的は、プリント回路基板技術を用いて、地磁気に影響される磁性体コアを長方形リング状の閉磁路(close magnetic loop)により構成することにより、励磁される磁性体コアの磁束漏洩を最小化することが可能なプリント回路基板を用いた微弱磁界感知用センサ及びその製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、励磁コイル(励磁回路)の巻線形状が分離型構造なので、互いに対称となっているコアから発生する駆動信号の結合を相殺することができ、これにより信号をより容易に処理することが可能なプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサ及びその製造方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、高感度の特性を有し、量産性に優れ、製作コストに有利なプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、正確な磁界の検出及び超小型化が可能なプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための手段として、本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサは、a)互いに平行に連結された第1及び第2コア部を有する磁性体コアと、b)前記磁性体コアに交流励磁電流を流すように前記第1及び第2コア部にそれぞれ巻かれている励磁コイルと、c)前記磁性体コアから発生した磁束変化を検出するように、前記励磁コイルと同一の平面上に交互に形成され、前記第1及び第2コア部全体を巻いている検出コイルとを含み、前記磁性体コアの交流的な励磁及び差動励磁のために金属膜で形成されたソレノイド型の励磁コイルと、コア内部の磁束変化を検出するために金属膜で形成されたソレノイド型の磁束変化検出用コイルとを同一の層に形成し、前記磁性体コアは磁束の検出される長手方向に形成され、反磁界成分を減少させることを特徴とする。
【0007】
さらに、本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサは、前記磁性体コアは長方形リング状であることを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサは、前記分離型構造の励磁コイルと前記磁束変化検出用コイルはそれぞれの同一の面に設けられるソレノイドコイルであって、前記磁性体コアを巻いた構造を有することを特徴とする。
【0009】
本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサは、前記励磁コイル及び検出コイルの上部と下部は銅メッキされた貫通孔で連結されることを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサは、励磁コイルと検出コイルの配列ランドは2行であることが好ましい。
また、前記励磁コイルは前記第1及び第2コア部の下部から巻線し始めて互いに対称となるように巻くことを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサは、本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサは、前記磁性体コアの挿入された面と直交する方向に挿入される第3及び第4コア部を有する第2磁性体コアと、前記第2磁性体コアに交流励磁電流を流すように前記第3及び第4コア部にそれぞれ巻かれている第2励磁コイルと、前記第2磁性体コアから発生した磁束変化を検出するように、前記第2励磁コイルと同一の平面上に交互に形成され、前記第3及び第4コア部全体を巻いている第2検出コイルとをさらに含むことを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサは、前記磁性体コア、励磁コイル及び検出コイルガ形成されたプリント回路基板は銅張積層板(CCL)とプリプレグ(prepreg)を含み、前記プリプレグはFR−4エポキシ、BT樹脂、テフロン(登録商標)(フッ素樹脂)及びポリイミドからなる一群より選ばれることを特徴とする。
【0013】
一方、前記目的を達成するための他の手段として、本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサは、a)銅張積層板と、b)前記銅張積層板上の銅箔をエッチングして回路パターン状に形成される励磁コイルと、c)前記励磁コイルと同一の平面上に交互に回路パターン状に形成される検出コイルと、d)前記励磁コイル及び検出コイルの回路パターン同士の間に積層されるX軸磁性体コアと、e)前記励磁コイル及び検出コイルの回路パターン層と前記X軸磁性体コアとを接合させる接合剤とを含み、前記X軸磁性体コアは磁束の検出される長手方向に形成され、反磁界成分を減少させることを特徴とする。
【0014】
上記構成により、前記X軸磁性体コアの挿入される面に直交するように挿入されるY軸磁性体コアをさらに含むことができる。
【0015】
一方、上記目的を達成するための他の手段として、本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサの製造方法は、1)両面に銅箔を有する銅張積層板上に、上部磁性体コアの下部の回路パターンと下部磁性体コアの上部の回路パターンをそれぞれ備えた第1内層を形成する段階と、2)前記磁性体コアのための磁性体リボンをプリプレグの上部及び下部に位置合わせした後、前記磁性体リボンを前記プリプレグと共に前記第1内層に接着させて第2内層を形成する段階と、3)前記第2内層に磁性体コアの上部及び下部回路パターンを形成するために、プリプレグと2次銅箔で2次積層して外層を形成する段階と、4)前記上部及び下部磁性体コアの上部及び下部の励磁回路と検出回路をソレノイド状に連結させるように、レーザードリルを用いて貫通孔を加工する部分の銅箔を除去する段階と、5)前記銅箔の除去された部分をエポキシのみ加工するレーザードリルを用いて前記回路パターンまで加工した後、外部に露出されたプリント回路基板の表面及び前記レーザー加工された貫通孔にメッキを施す段階と、6)前記メッキの後、露光及びエッチングによってそれぞれの磁性体コアの上部及び下部に励磁回路及び検出回路パターンをそれぞれ形成する段階とを含んでなる。
【0016】
また、前記第2内層を形成する段階は、前記第1内層の上部及び下部にプリプレグを載置する段階と、磁性体コア用磁性体リボンを前記プリプレグの上部及び下部に位置合わせして載置する段階と、正確な位置を探すために、銅箔を前記磁性体リボンより大きく加工して予備レイアップさせる段階と、前記磁性体リボンを前記プリプレグと共に高温、高圧を加えて第1内層に接着させる段階と、感光性塗布剤を用いて露光及び現像し、前記磁性体コアをエッチングして磁性体コアの回路パターンを形成する段階とを含んでなることを特徴とする。
【0017】
上述の特徴により、本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサは、基板に形成された磁性体コア、この磁性体コアの交流励磁のために金属膜で形成された励磁コイル(励磁回路)、及び金属膜で形成された磁束変化検出用コイル(検出回路)からなり、前記磁性体コアを検出軸の長手方向に形成し、反磁界成分を減少させ、磁性体コアに分離型構造で巻いた励磁コイル(励磁コイル)と、磁性体コアから発生した磁束の和を得るための磁束変化検出用コイルとを同一の層に形成して、コイルが巻かれているような構造を有し、外部測定磁界が0の場合、磁束変化検出用コイルに誘導波形が現れないようにしたものである。
【0018】
さらに、本発明に係る微弱磁界感知用センサは、磁性体コアから漏洩する磁界成分を最小化するための同一の平面上に、1つからなる長方形リング状の磁性体コアと、その磁性体コアに対して分離型の構造で、磁性体の上部に励磁コイルが位置すると、磁性体の直下に上部の励磁コイルと対応して位置する構造で巻かれる励磁コイルと、励磁コイル同士の間において、磁性体の上部に励磁コイルが位置すると、磁性体の直下に上部の励磁コイルと対応して位置するように巻かれている検出コイルとから構成されている別の構造(設計方式は同じ)を上部又は下部に90°回転させて形成することにより、高感度の特性を実現することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図に基づき、本発明の実施例に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサ及びその製造方法について具体的に説明する。
【0020】
図1は本発明に係るX軸及びY軸にそれぞれ形成された微弱磁界感知用センサ(最外層を除く)を概略的に示す図であって、分離型構造の励磁コイルをもつX軸及びY軸を同時に感知する微弱磁界感知用センサの構成を概略的に示している。
【0021】
図2は本発明に係る図1のE−E’線に沿った断面図であって、全層の断面構造を示す。ここで、前記分離型構造とは、磁性体コアの平行な両コア部にそれぞれ励磁コイルが別々巻かれていることをいう。
図1及び図2を参照すると、本発明の実施例に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサは、X軸磁性体コア1と、前記X軸コアに直交するY軸磁性体コア2と、前記X軸磁性体コア1及びY軸磁性体コア2を取り囲むコイルとからなる。すなわち、本発明の実施例に係る微弱磁界センサは、プリント回路基板の銅張積層板51の上部及び下部にそれぞれX軸磁性体コア1及びY軸磁性体コア2が形成される。一方、図面符号55a及び55bはそれぞれ1次積層プリプレグを示し、図面符号60a及び60bは2次積層プリプレグを示す。
【0022】
ここで、前記コイルは励磁コイル及び検出コイルに区分されて形成される。以下、図3(a)ないし図5(c)を参照して具体的に説明する。
図3(a)及び図3(b)はそれぞれ本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサのX軸及びY軸の磁性体コアの形態を概略的に示す図である。図3(a)において、図面符号3はX軸Aコア部、4はX軸Bコア部をそれぞれ示す。また、図3(b)において、図面符号5はY軸Cコア部、6はY軸Dコア部をそれぞれ示す。同図に示すように、それぞれの磁性体コアは、長方形リング状を有するが、これに限定されるものではなく、互いに連結された平行な2つの部分に検出回路及び励磁回路を形成したことが可能な形であれば良い。
【0023】
図4(a)ないし図4(c)は本発明に係る微弱磁界感知用センサのX軸に対する磁性体コアに形成される励磁回路及び検出回路パターンを概略的に示す図であって、図4(a)はX軸磁性体コアの上部及び下部回路パターン、図4(b)はX軸磁性体コアの上部回路パターン、図4(c)はX軸磁性体コアの下部回路パターンを概略的に示す図である。
【0024】
本発明は、X軸磁性体コア1及びY軸磁性体コア2を含んでなる。X軸磁性体コア1はX軸上部磁性体コア部(Aコア部)3及びX軸下部磁性体コア部(Bコア部)4からなり、前記X軸磁性体コア1に直交するY軸磁性体コア2はY軸上部磁性体コア部(Cコア部)5及びY軸下部磁性体コア部(Dコア部)6からなる。
具体的に、前記X軸上部磁性体コア部3は、Aコア部上部検出回路ランド7、7’及びAコア部上部検出回路パターン8、8’、Aコア部下部検出回路ランド9、9’、Aコア部下部検出回路パターン10、10’、Aコア部上部励磁回路ランド11、11’、Aコア部上部励磁回路パターン12、12’、Aコア部下部励磁回路ランド13、13’、及びAコア部下部励磁回路パターン14、14’からなる。前記B、C及びDコア部4、5、6はそれぞれ前記Aコア部と類似の方式で符号が付される。すなわち、図面符号15〜22はBコア部、図面符号23〜30はCコア部、図面符号31〜38はDコア部に対してそれぞれ前記Aコア部と類似の方式で付される。
一方、図4(a)及び図4(b)の如く、前記磁性体の上部と下部に形成されている回路パターンを貫通孔で連結させることにより、励磁コイルは、2つのA及びB磁性体コア部3、4に分離型構造となるように巻かれている形状にする。
【0025】
この際、交流の励磁電流を印加して発生するコア内部の磁束が、同一の平面上に平行に形成された2つのA及びBコア部3、4に対し互いに逆方向に発生する。
また、図4(b)に示した磁束変化検出コイルは、2つのA及びBコア部3、4の上部と下部に形成されている回路パターンを貫通孔によって連結させることにより、前記A及びBコア部3、4からの磁束変化の和を得るように巻かれている形状に作る。
こうすると、励磁交流電流による電磁誘導のために発生する磁束変化検出コイルにおける第1又は第2誘起電圧は、2つのコア部内部の磁界が逆方向なので互いに相殺される。ところが、コア軸方向から外部磁界Hextが印加されると、2つのコア部に対し同一の方向に加わるため、励磁磁界をHexcとすると、2つのコア部内部の磁界はそれぞれ(Hext+Hexc)及び(Hext−Hexc)となる。このような磁性体コア部3、4の磁界、磁束密度及び誘起電圧については図7を参照して後述する。
【0026】
図4(a)ないし図4(c)を参照すると、本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサは、2つのA及びB磁性体コア部3、4に分離型構造のソレノイド状に巻いた励磁コイルと、2つのA及びB磁性体コア部3、4から発生する磁束変化の和を得るようにソレノイド状に巻いた磁束変化検出コイルとからなり、この際、前記磁束変化検出コイルは前記励磁コイル同士の間に配列して形成する。本発明の実施例では2つの励磁コイルに対して一つの磁束変化検出コイルを形成したが、これに局限されるのではない。
【0027】
このように、プリント回路基板上に前記励磁コイルと磁束変化検出コイルが巻かれている形状にする。また、2つのA及びB磁性体コア部3、4を用いて、外部磁界Hextがないとき、誘起波形が互いに相殺されるようにする。本発明は、励磁コイルによって発生した磁束の流れがA及びB磁性体コア部3、4で閉磁路を成すようにした巻線構造を有する。前記A及びB磁性体コア部3、4を中心としてその上部と下部に回路が形成されており、この際、A及びB磁性体コア部にそれぞれ形成される回路は互いに対称となっている構造を有する。
このような回路パターンを構成するように前記磁性体コアの上部と下部の回路を連結させるためには貫通孔を使用しなければならないが、この際、プリント回路基板技術の適用の際に位置精度のためにホールランドが必要になる。
【0028】
このようなランドは磁性体コア上に巻かれる回路の数と同一の数だけ配列される。従って、ランド間の距離が遠くなると、コア上に巻かれる回路間の距離が遠いから、センサの感度が落ちる。
従って、本発明では、一定の面積内に最大限多数のランドを配列して高感度特性を実現する。ところが、励磁コイル及び検出コイルはソレノイド状に巻かれており、前記A及びB磁性体コア部3、4上に形成されている回路パターンは互いに対称となる構造を有する。
図1に示したランドの配列は実質的にジグザグ状を有し、12行からなっており、上、中、下の各4行に分離されている。前記ランドはそれぞれの上部4行のうち外部2行は励磁回路の上部及び下部連結用ホールランドであり、隣接した2行は検出回路連結用ホールランドとして使用される。この際、下部4行も上部と対称的に同様に使用される。また、中間4行は全て励磁回路の上部及び下部回路パターン連結用として、上部及び下部にそれぞれ2行ずつ使用される。
【0029】
図4(b)及び図4(c)を参照して、それぞれの励磁コイルの巻線方式を説明すると、次の通りである。この際、説明の便宜上、左側下端のBコア部を例として説明する。
図4(b)と図4(c)の如くランドが配列された状態で、下部励磁回路第1ランドL1を始まりとして励磁回路パターンが構成される。下部励磁回路の第1ランドL1から下部励磁回路の第2ランドL2まで回路パターンで連結され、前記下部励磁回路の第2ランドL2は磁性体上部励磁回路の第3ランドL3に連結され、さらに上部励磁回路の第4ランドL4まで連結される。前記上部励磁回路の第4ランドL4は下部励磁回路の第5ランドL5に貫通孔で連結され、さらに回路パターンで下部励磁回路の第6ランドL6に連結される。前記下部励磁回路の第6ランドL6は上部励磁回路第7ランドL7に連結され、さらに回路パターンで上部励磁回路の第8ランドL8まで連結される。こうして磁性体上に回路が2巻線数(turn)だけ巻かれる。この際、反対側のコアは同一の構造で磁束が反対方向に生成されるように巻かれる。
【0030】
一方、前記検出回路が磁性体コアに巻かれる形態は次の通りである。まず、Aコア部上部の開始部39から始まって回路パターンを経由して上部検出回路の第1ランドR1から下部検出回路の第2ランドR2に貫通孔で連結され、回路パターンを経由して下部検出回路の第3ランドR3に連結され、さらに貫通孔を介して上部検出回路の第4ランドR4に連結される。次に、前記上部検出回路の第4ランドR4は上部検出回路の第5ランドR5に連結され、貫通孔を介して下部検出回路の第6ランドR6に連結され、さらに回路パターンを経由して上部検出回路の第7ランドR7に連結される。このような方法でA及びB磁性体コア部3、4全体を巻く形状に回路パターンの終末部40まで連結される。この際、上部と下部で表現されているランド及び回路はその位置が、例えば上部が下部、下部が上部に変わっても構わない。
【0031】
この際、プリント回路基板のサイズ減少、ジグザグ状に巻く形状、及びAコア部とBコア部3、4に巻かれる回路の対称のために、前記磁性体コアに巻かれる励磁コイルと検出コイルの配列されるランドは3行以上も可能であるが、2行が最も好ましい。前記配列されるランドが3行以上の場合、Y軸方向への長さが増加し、ランドとランドとの間に回路が通りながら全体的に上下対称となるジグザグ状に巻くことが難しいこともあるからである。
【0032】
図5(a)〜図5(c)は本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサのY軸に対する磁性体コアに形成される励磁回路と検出回路パターンを概略的に示す図である。図5(a)はY軸磁性体コアの上部及び下部回路パターン、図5(b)はY軸磁性体コアの上部回路パターン、及び図5(c)はY軸磁性体コアの下部回路パターンを概略的に示す図である。すなわち、図5はY軸感知用センサの概略図、図4(a)〜図4(c)と同一の構造で反時計方向に90°回転した状態を示す。
また、前記磁束変化検出コイルは、2つのコア部の上部と下部に形成されている回路を貫通孔を介して連結することにより、コアから発生する磁束変化の和を得るように巻かれている形状にする。また、励磁コイル及び検出コイルを配列する方法は、図4(a)〜図4(c)のX軸磁性体コアを形成する場合に対し、90°直交するように配列されることを除けば同一の方式を取る。このように90°直交した方向に微弱磁界感知用センサを配列する理由は、より正確な方位角に対して微弱磁界を検出するためである。
【0033】
すなわち、一つのプリント回路基板上にX軸及びY軸の磁性体コアを形成し、それぞれに対して励磁回路及び検出回路パターンを形成する。
より詳細には、磁性体コアから漏洩される磁界成分を最小化するための同一の平面上に、一つの長方形リング(Rectangular−ring)状の磁性体コア構成と、その磁性体コアに対して分離型の構造で、磁性体上部に励磁コイルが位置する構成と、磁性体の直下に上部の励磁コイルと対応して位置する構造で巻かれる励磁コイルと、励磁コイルの間に設けられ、磁性体の上部に励磁コイルが位置する構成と、磁性体の直下に上部の励磁コイルと対応して位置するように巻かれている検出コイルとから構成されている別の構造(設計は同じ)を上部又は下部に90°回転させて形成し、高感度の特性を実現することができる。
【0034】
一方、図10(a)ないし図10(f)は本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサのX軸又はY軸における動作を説明する動作タイミング図である。
図10(a)は第1磁性体コアにおける磁界の波形図、図10(b)は第2磁性体コアにおける磁界の波形図、図10(c)は第1磁性体コアにおける磁束密度の波形図、図10(d)は第2磁性体コアにおける磁束密度の波形図、図10(e)はX軸又はY軸の磁束変化検出回路において誘起される第1誘起電圧及び第2誘起電圧をそれぞれ示す図、図10(f)は第1誘起電圧+第2誘起電圧を示す。ここで、前記第1及び第2磁性体コアはそれぞれ前述したようなA及びBコア部、又はC及びDコア部である。
【0035】
図10(a)ないし図10(f)を参照すると、図10(a)のX軸長方形リング状のA及びBコア部に2つのコイル、すなわち磁束変化検出コイルと励磁コイルを巻いた構造がPCB基板に構成される。
すると、励磁交流電流による電磁誘導のために発生する、磁束変化検出コイルにおける第1又は第2誘起電圧は、2つのコア部内部の磁界が逆方向なので相殺される。前記誘起電圧は磁束変化に応じて励磁コイルから誘起されて発生する電圧である。
【0036】
ところが、コアの軸方向から外部磁界(Hext)が印加されると、2つのコア部に対して同一の方向に印加されるため、励磁磁界をHexcとすると、2つのコア部内部の磁界はそれぞれ(Hext+Hexc)及び(Hext−Hexc)となる。この際、図7c及び図7dはこのような磁界における磁束密度を示す。
この際、図7eに示すように、磁束変化検出コイルに電圧が誘起される。そして、信号処理回路によってその大きさを測定することにより、外部磁界(Hext)の大きさが分る。
【0037】
一方、図11は本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサの1次積層レイアップの形態を例示する図であって、製造工程にある製品のサイズ(workpiece size)に対してプリント回路基板に製作される具体例のレイアップを示すもので、実際工程において、完製品は多数の微弱磁界感知用プリント回路基板ユニットを含むストリップ状に製作されることが一般的である。
【0038】
図11を参照すると、7つの磁性体リボン48の予備レイアップ過程が示されており、この際、一つの磁性体リボンが、複数のユニットを含むストリップ状に製造するために使用される。従って、このような磁性体リボン48のサイズはストリップのサイズを考慮して決定する。ここで、図面符号45は加工された上部銅箔、46は加工された下部銅箔を示し、47は(プリプレグ+第1内層+プリプレグ)が積層されたものを示す。
ところが、このようにストリップ状に製造する場合は、後続の磁性体のパターン化過程で、プリプレグ上に磁性体リボンを、多数のユニット製作ができるように同時加工することが可能な位置に配列する必要がある。従って、前記図11の一例では、予備レイアップのために、最上部に磁性体リボンを配列するための一種の枠として加工された銅箔45、46を配列して予備レイアップを進行させる。
【0039】
このように銅箔45、46を加工するための方法には2つがある。すなわち、1)金型を用いて上方から押して所望の大きさだけ部分除去する方法、2)一般的な基板の加工方法の中でもルータ工程を用いて、回転する加工体で、所望の大きさだけ部分除去する方法がある。
この際、前記加工される銅箔45、46のサイズは磁性体リボン48より大きくなければならないが、加工公差、及び前記銅箔45、46上に磁性体リボン48が覆われる問題を考慮し、いずれかの1軸に対して約0.1〜0.2mm程度大きく加工することが好ましい。
【0040】
また、一つのストリップ内で実際製品が占める領域を考慮すると、磁性体リボン48の大きさはある程度余裕があるため、ストリップの幅に合わせて使用することができる。一方で、磁性体リボン48の長さは、ストリップが磁性体リボン内に1つ以上入ることもあるため、初期プリント回路基板の設計時に決定すればよい。
【0041】
図12は本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサのX軸に対する磁性体の上部及び下部に位置した回路パターンの断面図である。
図12はX軸感知のための磁性体とその上、下部に位置した回路の断面構造を示すが、前記の回路連結順序を成すためには図12のように励磁コイルと検出コイルが構成されなければならない。ここで、図面符号71は磁性体コア、72a及び72bは励磁コイル、73a及び73bは検出コイルをそれぞれ示す。すなわち、磁性体の左側に巻かれる励磁コイルは、下部励磁回路第1ランドL1から始まる回路が磁性体の下部に位置すると、上部の励磁回路が同一の位置にある場合には上方からみて一つに見える。
このように構成された励磁回路の間に検出回路が位置するが、検出回路も同様に、上部及び下部において相互対応の位置に構成されなければならない。
【0042】
また、前記の構造とは異なり、一つのバーコアに励磁コイルと磁束変化検出コイルのみを配置することだけでも磁界検出は可能であるが、この場合、外部磁界が無くても検出コイルには励磁コイルによる大きな誘起電圧波形が生ずるため、増幅及びフィルタリング等の検出コイル出力に対する信号処理が煩わしくなる。
従って、一つの長方形リング状のコアを使用することが信号処理において有利になる。
【0043】
以下、図6(a)〜図9(m)に基づいて、本発明の実施例に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサの製造方法について説明する。図6(a)〜図9(m)は図1のE−E’に沿った断面図であって、それぞれプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサの製造工程断面図である。
まず、図6(a)〜図6(c)は微弱磁界感知用センサの第1内層を製造する工程を示す。すなわち、両面に銅箔52a、52bを有する銅張積層板51(CCL)を形成し(図6(a)参照)、その後前記銅箔52a、52bの上部にそれぞれ感光性塗布剤53a、53bを塗布し、これを露光及び現像する(図6(b)参照)。次に、X軸磁性体コアの下部に形成される励磁コイル及び検出コイルの回路パターン54bと、Y軸磁性体コアの上部に形成される励磁コイル及び検出コイルの回路パターン54aをそれぞれ形成し、前記磁性体コアを積層するための表面処理を行う(図6(c)参照)。このように具現された形態を、以下「第1内層」と称する。
【0044】
図6(d)〜図7(g)は微弱磁界感知用センサの第2内層を製造する工程を示す。前述したように形成された第1内層にBステージの熱硬化性樹脂(以下、「プリプレグ」という)55a、55bを載置し、前記磁性体コアのための磁性体リボン57a、57bを前記プリプレグ55a、55bの上部及び下部に正確に位置合わせして載置する。この際、正確な位置を探すために、銅箔56a、56bを前記磁性体より大きく加工して使用するが、これを予備レイアップ(lay−up)という(図6(d)参照)。
ここで、前記プリプレグ55a、55bは半硬化状態の熱硬化性エポキシ樹脂としてプリント回路基板業界で知られているものである。また、前記銅箔56a、56bは通常12μm、18μm又は35μmのものが使用可能であるが、本発明の実施例では前記磁性体57a、57bの厚さと類似の18μmの銅箔56a、56bを使用した。この際、使用されるプリプレグ55a、55bの厚さは0.03mm〜0.1mmである。
【0045】
その後、このように載置した磁性体リボン57a、57bを前記プリプレグ55a、55bと共に、前記第1内層に高温、高圧を加えて接着させる(図7(e)参照)。
次に、さらに感光性塗布剤58a、58bを用いて露光及び現像し(図7(f)参照)、前記磁性体コア57a、57bをエッチングして、最終的に磁性体コア59a、59bの回路パターンを形成した後、積層するための表面処理を行う(図7(g)参照)。前記表面処理は積層のために研磨及び平坦化工程を行うことを言う。このように具現された形態を以下「第2内層」と称する。
【0046】
図8(h)〜図9(m)は微弱磁界感知用センサの外層を形成する工程を示す。まず、前述した第2内層に磁性体コア59a、59bの上部及び下部回路パターンを具現するために、プリプレグ60a、60bと2次銅箔61a、61bを用いて2次積層(高温、高圧)を行う。ここで、前記プリプレグ60a、60bは1次積層時と同一に使用し、2次銅箔61a、61bは1次銅箔56a、56bより薄い仕様を適用する。本発明では12μmの銅箔61a、61bを使用した。このように具現された積層体を外層と称する(図8(h)参照)。
【0047】
その後、このような外層が形成された後、後続のメッキを考慮し、前記2次銅箔61a、61bの厚さを均一なエッチングによって12μmから3〜5μmに減少させ、銅箔62a、62bに作る(図8(i)参照)。次に、前記X軸及びY軸磁性体コア59a、59bの上部及び下部の励磁回路と検出回路をソレノイド状に連結させるようにレーザードリルにより銅箔62a、62bを除去して貫通孔(BVH)63を加工する。
次に、銅箔が除去された部分を、エポキシのみ加工するレーザードリルによって、前記第1内層の両側に形成されている回路パターンまで加工した後、メッキのために表面処理を行う(図8(j)参照)。
【0048】
その後、現在工程上で、外部に露出されたプリント回路基板の表面及び前記レーザー加工された貫通孔63に、厚さ15μm〜18μmの銅メッキ層64a、64bを形成する(図9(k)参照)。
このようなメッキの後、感光性フィルムを用いる露光、現像及びエッチングによって、それぞれの磁性体コア59a、59bの上部及び下部に励磁及び検出回路パターン65a、65bをそれぞれ形成する(図9(l)参照)。
次に、前記外層の回路パターン65a、65bが形成された後には、信号処理連結部位に金メッキのためにソルダレジスト(S/R)66a、66bを塗布し、金メッキされる部位のみ露光、現像によって露出する。すなわち、S/R塗布の後、露出されている部位に金メッキを行うことにより、本発明に係る微弱磁界感知用センサが完成される(図9(m)参照)。
その後、所望の大きさに作るために、微弱磁界感知用センサの外形を加工する。
すなわち、図6(a)〜図9(m)に示すように、磁性体コア59a、59bが上部及び下部に分けられて互いに垂直に位置しており、これら磁性体コアの両面に励磁コイルと検出コイルが形成されており、電気的な通電のためにパッドが最外郭に形成される。
【0049】
本発明では、このように形成された磁界検出素子においてそれぞれの磁性体コア59a、59bをプリント回路基板に積層し、その上に励磁コイルと磁束変化検出コイルを積層する構造が重要である。2つに形成された長方形リング状のコアを用いて差動に駆動することにより、閉磁路を形成することができ、また外部磁界がない場合、励磁コイルによって発生するコア内部の磁束変化からの誘起波形を相殺させる巻線構造を具現する。
従って、本発明の実施例に係る微弱磁界感知用センサは、磁性体コアから漏洩される磁界成分を最小化するために、閉磁路を形成した、互いに直交する長方形リング状の磁性体コアで構成される。また、その磁性体コアに分離型構造で巻いた差動励磁コイル、及び磁性体コアから発生した磁束の和を得るための磁束変化検出用コイルをソレノイド状に巻いた構造を有し、外部測定磁界が0の場合、磁束変化検出用コイルに誘導波形が現われないようにしたものである。
【0050】
また、本発明の実施例に係る磁界検出素子は、互いに直交する長方形リング状の磁性体コアを検出軸の長手方向に形成して反磁界成分を減少させ、前記磁性体コアに分離型構造で巻いた差動型励磁コイルと、励磁コイル同士の間に巻いた、磁性体コアから発生した磁束の和を得るための磁束変化検出用コイルとからなる構造を有し、外部測定磁界が0の場合、磁束変化検出用コイルに誘導波形が現れないようにした巻線構造になっている。
従って、本発明に係る微弱磁界感知用センサは、超小型にも拘らず、高感度の特性を有しており、非常に微弱な磁界を検出することができる。例えば、本発明に係る微弱磁界感知用センサは、地球磁気検出による航法(navigation)システム、地震予測用地磁気変動モニター、生体磁気計測センサ及び金属材料の欠陥検出のためのセンサとして使用され、また磁気エンコーダ、無接点ポテンションメーター、電流センサ、トルクセンサ、変位センサなど広範囲な活用が可能である。
【0051】
以上、本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサ及びその製造方法について説明したが、本発明はこれに局限されるものではなく、様々な変更及び修正が可能であることを、当業者なら理解するであろう。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るプリント回路技術を用いた微弱磁界感知用センサは、基板に形成された磁性体コア、この磁性体コアの交流励磁のために金属膜で形成された励磁コイル、及び金属膜で形成された磁束変化検出用コイルから構成されるもので、感度が高いため正確な磁界を検出することができる。特に、PCB基板に製作することが可能であるという利点を用いて、磁性体コイル、励磁コイル及び磁束変化検出用コイルを積層してなる磁界検出素子を提供することにより、他のセンサ及び回路と一体型に集積可能なので、超小型にも拘わらず高感度であり、また低いコストで量産することが可能な磁界検出素子を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る、X軸及びY軸にそれぞれ形成された微弱磁界感知用センサ(最外層を除く)を概略的に示す図である。
【図2】図1のE−E’線に沿った断面図である。
【図3】本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサのX軸磁性体コアおよびY軸磁性体コアの形態を概略的に示す平面図である。
【図4】本発明に係る微弱磁界感知用センサのX軸に対する磁性体コアに形成される励磁回路及び検出回路パターンを概略的に示す図である。
【図5】本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサのY軸に対する磁性体コアに形成される励磁回路と検出回路パターンを概略的に示す図である。
【図6】本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサの製造工程を示す図である。
【図7】本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサの製造工程を示す図である。
【図8】本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサの製造工程を示す図である。
【図9】本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサの製造工程を示す図である。
【図10】本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサのX軸又はY軸における動作を説明する動作タイミング図である。
【図11】本発明に係るプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサの1次積層レイアップの形態を例示する図である。
【図12】本発明に係るプリント回路技術を用いた微弱磁界感知用センサのX軸に対する磁性体の上部及び下部に位置した回路パターンの断面図である。
【符号の説明】
1 X軸磁性体コア
2 Y軸磁性体コア
3 X軸上部磁性体コア部(Aコア部)
4 X軸下部磁性体コア部(Bコア部)
5 Y軸上部磁性体コア部(Cコア部)
6 Y軸下部磁性体コア部(Dコア部)
7 Aコア部上部検出回路ランド
8 Aコア部上部検出回路パターン
9 Aコア部下部検出回路ランド
10 Aコア部下部検出回路パターン
11 Aコア部上部励磁回路ランド
12 Aコア部上部励磁回路パターン
13 Aコア部下部励磁回路ランド
14 Aコア部下部励磁回路パターン
15 Bコア部上部検出回路ランド
16 Bコア部上部検出回路パターン
17 Bコア部下部検出回路ランド
18 Bコア部下部検出回路パターン
19 Bコア部上部励磁回路ランド
20 Bコア部上部励磁回路パターン
21 Bコア部下部励磁回路ランド
22 Bコア部下部励磁回路パターン
23 Cコア部上部検出回路ランド
24 Cコア部上部検出回路パターン
25 Cコア部下部検出回路ランド
26 Cコア部下部検出回路パターン
27 Cコア部上部励磁回路ランド
28 Cコア部上部励磁回路パターン
29 Cコア部下部励磁回路ランド
30 Cコア部下部励磁回路パターン
31 Dコア部上部検出回路ランド
32 Dコア部上部検出回路パターン
33 Dコア部下部検出回路ランド
34 Dコア部下部検出回路パターン
35 Dコア部上部励磁回路ランド
36 Dコア部上部励磁回路パターン
37 Dコア部下部励磁回路ランド
38 Dコア部下部励磁回路パターン
39 検出回路開始部
40 検出回路終末部
45 加工された上部銅箔
46 加工された下部銅箔
47 プリプレグ+第1内層+プリプレグ
48 磁性体リボン
51 銅張積層板(CCL)
55a、55b 1次積層プリプレグ
59a、59b 磁性体コア
60a、60b 2次積層プリプレグ

Claims (12)

  1. a)互いに平行に連結された第1及び第2コア部を有する磁性体コアと、
    b)前記磁性体コアに交流励磁電流を流すように前記第1及び第2コア部にそれぞれ巻かれている励磁コイルと、
    c)前記磁性体コアから発生した磁束変化を検出するように、前記励磁コイルと同一の平面上に交互に形成され、前記第1及び第2コア部全体を巻いている検出コイルとを含み、
    前記磁性体コアの交流的な励磁及び差動励磁のために金属膜で形成されたソレノイド型の励磁コイルと、コア内部の磁束変化を検出するために金属膜で形成されたソレノイド型の磁束変化検出用コイルとを同一の層に形成し、
    前記磁性体コアは磁束の検出される長手方向に形成され、反磁界成分を減少させることを特徴とするプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサ。
  2. 前記磁性体コアは長方形リング状であることを特徴とする請求項1記載のプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサ。
  3. 前記分離型構造の励磁コイルと前記磁束変化検出用コイルはそれぞれの同一の面に設けられるソレノイドコイルであって、前記磁性体コアを巻いた構造を有することを特徴とする請求項1記載のプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサ。
  4. 前記励磁コイル及び検出コイルの上部と下部は銅メッキされた貫通孔で連結されることを特徴とする請求項1記載のプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサ。
  5. 励磁コイルと検出コイルの配列ランドは2行であることを特徴とする請求項1記載のプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサ。
  6. 前記励磁コイルは前記第1及び第2コア部の下部から巻線し始めて互いに対称となるように巻くことを特徴とする請求項1記載のプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサ。
  7. 前記磁性体コアの挿入された面と直交する方向に挿入される第3及び第4コア部を有する第2磁性体コアと、
    前記第2磁性体コアに交流励磁電流を流すように前記第3及び第4コア部にそれぞれ巻かれている第2励磁コイルと、
    前記第2磁性体コアから発生した磁束変化を検出するように、前記第2励磁コイルと同一の平面上に交互に形成され、前記第3及び第4コア部全体を巻いている第2検出コイルとをさらに含むことを特徴とする請求項1記載のプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサ。
  8. 前記磁性体コア、励磁コイル及び検出コイルが形成されたプリント回路基板は銅張積層板(CCL)とプリプレグを含み、前記プリプレグはFR−4エポキシ、BT樹脂、テフロン(登録商標)(フッ素樹脂)及びポリイミドからなる一群より選ばれることを特徴とする請求項1記載のプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサ。
  9. a)銅張積層板と、
    b)前記銅張積層板上の銅箔をエッチングして回路パターン状に形成される励磁コイルと、
    c)前記励磁コイルと同一の平面上に交互に回路パターン状に形成される検出コイルと、
    d)前記励磁コイル及び検出コイルの回路パターン層同士の間に積層されたX軸磁性体コアと、
    e)前記励磁コイル及び検出コイルの回路パターン層と前記X軸磁性体コアとを接合させる接合剤とを含み、
    前記X軸磁性体コアは磁束が検出される長手方向に形成され、反磁界成分を減少させることを特徴とするプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサ。
  10. 前記X軸磁性体コアの挿入される面に直交するように挿入されるY軸磁性体コアをさらに含むことを特徴とする請求項9記載のプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサ。
  11. プリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサの製造方法において、
    1)両面に銅箔を有する銅張積層板上に、上部磁性体コアの下部の回路パターンと下部磁性体コアの上部の回路パターンをそれぞれ備えた第1内層を形成する段階と、
    2)前記磁性体コアのための磁性体リボンをプリプレグの上部及び下部に位置合わせした後、前記磁性体リボンを前記プリプレグと共に前記第1内層に接着させて第2内層を形成する段階と、
    3)前記第2内層に磁性体コアの上部及び下部回路パターンを形成するために、プリプレグと2次銅箔で2次積層して外層を形成する段階と、
    4)前記上部及び下部磁性体コアの上部及び下部の励磁回路と検出回路をソレノイド状に連結させるように、レーザードリルを用いて、貫通孔を加工する部分の銅箔を除去する段階と、
    5)前記銅箔の除去された部分をエポキシのみ加工するレーザードリルを用いて前記回路パターンまで加工した後、外部に露出されたプリント回路基板の表面及び前記レーザー加工された貫通孔にメッキを施す段階と、
    6)前記メッキの後、露光及びエッチングによってそれぞれの磁性体コアの上部及び下部に励磁回路及び検出回路パターンをそれぞれ形成する段階とを含んでなることを特徴とするプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサの製造方法。
  12. 前記第2内層を形成する段階は、
    前記第1内層の上部及び下部にプリプレグを載置する段階と、
    磁性体コア用磁性体リボンを前記プリプレグの上部及び下部に位置合わせして載置する段階と、
    正確な位置を探すために、銅箔を前記磁性体リボンより大きく加工して予備レイアップさせる段階と、
    前記磁性体リボンを前記プリプレグと共に前記第1内層に高温、高圧を加えて接着させる段階と、
    感光性塗布剤を用いて露光及び現像し、前記磁性体コアをエッチングして磁性体コアの回路パターンを形成する段階とを含んでなることを特徴とする請求項11記載のプリント回路基板技術を用いた微弱磁界感知用センサの製造方法。
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