JP2006041466A - 微弱磁界感知用センサを備えた印刷回路基板及びその製作方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】両面に第1励磁回路及び第1検出回路がそれぞれ形成された原板と、前記原板の両面にそれぞれ積層され、多数の軟磁性コアが多層に形成された軟磁性コア積層体と、前記軟磁性コア積層体上にそれぞれ積層され、前記軟磁性コアを巻く形態となるように、前記第1励磁回路及び前記第1検出回路とそれぞれビアホールを介して導通する第2励磁回路及び第2検出回路が形成された外層とを含んでなり、前記原板の一面に形成された多数の軟磁性コア、励磁回路及び検出回路と、前記原板の他面に形成された多数の軟磁性コア、励磁回路及び検出回路とがそれぞれ互いに直交する。
【選択図】図3
Description
特に、携帯電話及び携帯用端末機の位置情報サービスを提供するため、現在の位置を正確に感知することができるセンサが必要である。このような位置情報を提供する手段として、地球磁界を感知して現在の位置を検出する、図1に示すような微弱磁界感知用センサが用いられている。
上述した問題点を解決するために、本出願人が2002年3月9日に出願した特許文献3は、両面に第1ドライビングパターン及び第1ピックアップパターンが形成された第1基板と、前記第1基板の上下両面に積層され、所定の形態にパターン化された磁性体が形成された第1積層体と、前記第1積層体上にそれぞれ積層され、前記磁性体を巻く形態となるように、前記第1ドライビングパターン及び前記第1ピックアップパターンとそれぞれ導通する第2ドライビングパターン及び第2ピックアップパターンが形成された第2積層体とを含んで成り、前記第1基板の上部に形成される磁性体、ドライビングパターン及びピックアップパターンと、前記第1基板の下部に形成される磁性体、ドライビングパターン及びピックアップパターンは互いに直交する印刷回路基板技術を用いる微弱磁界感知用センサを開示している。
また、前記技術的課題を解決するため、本発明による微弱磁界感知用センサを備えた印刷回路基板の製作方法は、(A)一面にx軸方向の第1励磁回路及び第1検出回路が形成され、他面にy軸方向の第1励磁回路及び第1検出回路が形成された原板、及び多数のx軸方向及びy軸方向の軟磁性コアがそれぞれ多層に形成されたx軸方向及びy軸方向の軟磁性コア積層体を提供する段階と、(B)前記原板の一面に、絶縁体、前記x軸方向の軟磁性コア積層体、絶縁体及び銅箔を順次積層し、前記原板の他面に、絶縁体、前記y軸方向の軟磁性コア積層体、絶縁体及び銅箔を順次積層する段階と、(C)前記x軸方向及びy軸方向の軟磁性コアをそれぞれ巻く形態となるように、前記x軸方向とy軸方向の第1励磁回路及び第1検出回路とそれぞれ導通するx軸方向とy軸方向の第2励磁回路及び第2検出回路を前記銅箔にそれぞれ形成する段階とを含んでなることを特徴とする。
本発明による微弱磁界感知用センサを備えた印刷回路基板の製作方法の前記(A)段階は、(A−1)前記原板の一面に、x軸方向の第1励磁回路及び第1検出回路を形成し、前記原板の他面にy軸方向の第1励磁回路及び第1検出回路を形成する過程と、(A−2)二つの絶縁体の両面にそれぞれ軟磁性コアのプレフォームを積層する過程と、(A−3)前記二つの絶縁体の四つの軟磁性コアのプレフォームの表面にエッチングレジストを塗布した後、前記エッチングレジストを露光及び現像して所定のエッチングレジストパターンを形成する過程と、(A−4)前記エッチングレジストパターンを用いて前記軟磁性コアのプレフォームをエッチすることにより、一つの絶縁体に積層された二つの軟磁性コアのプレフォームにx軸方向の軟磁性コアを形成してx軸方向の軟磁性コア積層体を形成し、ほかの一つの絶縁体に積層された二つの軟磁性コアのプレフォームにy軸方向の軟磁性コアを形成してy軸方向の軟磁性コア積層体を形成する過程と、(A−5)前記エッチングレジストを除去する過程を含むことが好ましい。
本発明による微弱磁界感知用センサを備えた印刷回路基板の製作方法の前記(A)段階は、(A−6)前記x軸方向と前記y軸方向の軟磁性コア積層体の一面にそれぞれ絶縁体及び難磁性コアのプレフォームを積層する過程と、(A−7)前記(A−6)過程の前記軟磁性コアのプレフォームの表面にエッチングレジストを塗布した後、前記エッチングレジストを露光及び現像して所定のエッチングレジストパターンを形成する過程と、(A−8)前記(A−7)過程の前記エッチングレジストパターンを用いて前記軟磁性コアのプレフォームをエッチングすることにより、前記x軸方向の軟磁性コア積層体に積層された軟磁性コアのプレフォームにx軸方向の軟磁性コアを形成し、前記y軸方向の軟磁性コア積層体に積層された軟磁性コアのプレフォームにy軸方向の軟磁性コアを形成する過程と、(A−9)前記(A−8)過程のエッチングレジストを除去する過程と、(A−10)前記(A−6)過程ないし前記(A−9)過程を繰り返して、形成しようとする層数に相当するx軸方向及びy軸方向の軟磁性コアを形成する過程とをさらに含むことが好ましい。
また、本発明による微弱磁界感知用センサを備えた印刷回路基板及びその製作方法は、励磁回路及び検出回路の巻数を減少させても優れた感度を提供するので、超小型化及び高集積化の微弱磁界感知用センサを提供する効果もある。
また、本発明による微弱磁界感知用センサを備えた印刷回路基板及びその製作方法は、超小型化した微弱磁界感知用センサを提供するので、小型化、軽量化、高集積化及び多機能化の電子製品に対応し得る効果もある。
まず、x軸方向の微弱磁界感知用センサを考察すると、一対の軟磁性コア11、12を介在して、その上下両面にx軸方向の第1及び第2励磁回路20、30とx軸方向の第1と第2検出回路40、50が形成される。
ここで、x軸方向の第2励磁回路30とx軸方向の第2検出回路50は、同一平面上に多数の直線状に一定間隔を置いて互いに交互に形成される。前記x軸方向の第2励磁回路30は、y軸方向に分離されたx軸方向の2列に形成される。これに反して、前記x軸方向の第2検出回路50はx軸方向の1列に形成され、一側の検出回路パターンが他側の対応する隣接検出回路パターンと一方向にそれぞれ連結されるように形成される。
同様に、x軸方向の第1励磁回路20とx軸方向の第1検出回路40も、同一平面上に多数の直線状に一定間隔を置いて互いに交互に形成される。前記x軸方向の第1励磁回路20は、x軸方向に分離されたy軸方向の2列に形成される。これに反して、前記x軸方向の第1検出回路40はx軸方向の1列に形成され、一側の検出回路パターンが他側の対応する隣接検出回路パターンと一方向にそれぞれ連結されるように形成される。
ここで、x軸方向の第1及び第2検出回路40、50と、x軸方向の第1及び第2励磁回路20、30は所定数で交互に形成することもできるが、互いに一つずつ交互に形成することが好ましい。
前記x軸方向の第1及び第2励磁回路20、30は、ビアホールを介して互いにジグザグに連結されて1本のラインを形成する。
同様に、x軸方向の第1及び第2検出回路40、50は、ビアホールを介して互いにジグザグに連結されて1本のラインを形成する。ところが、yz平面で切った断面の形状が“0”字状となるように、x軸方向の第1及び第2検出回路40、50は、一対のx軸方向の軟磁性コア11、12の両方を取り囲む形に形成される。
つぎに、本発明によるy軸方向の微弱磁界感知用センサは前述したx軸方向の微弱磁界感知用センサに対して直角に配向されることを除き、細部構成及び製作過程はx軸方向の微弱磁界感知用センサと同一である。
図4aに示すように、絶縁樹脂層111に銅箔層112、112’が被覆された銅張積層板としての原板110を準備する。
このような原板110として用いられた銅張積層板の種類には、その用途に応じて、ガラス/エポキシ銅張積層板、耐熱樹脂銅張積層板、紙/フェノール銅張積層板、高周波用銅張積層板、フレキシブル銅張積層板、複合銅張積層板などいろいろがある。ところが、両面印刷回路基板及び多層印刷回路基板の製造には、主に用いられる絶縁樹脂層111に銅箔層112、112’が被覆されたガラス/エポキシ銅張積層板を使用することが好ましい。
ここで、ドライフィルム200a、200a’はカバーフィルム(cover film)、フォトレジストフィルム(photo-resist film)及びマイラーフィルム(Mylar film)の3層から構成されるが、実質的にレジストの役割を果たす層はフォトレジストフィルムである。
ドライフィルム200a、200a’の露光及び現像工程は、所定のパターンが印刷されたアートワークフィルムをドライフィルム200a、200a’上に密着させた後、紫外線を照射する。この際、アートワークフィルムのパターンが印刷された黒い部分は紫外線が透過せず、印刷されていない部分は紫外線が透過して、アートワークフィルムの下のドライフィルム200a、200a’を硬化させる。このようにドライフィルム200a、200a’の硬化した銅張積層板を現像液に浸漬すると、硬化していないドライフィルム200a、200a’部分が現像液によって除去され、硬化したドライフィルム200a、200a’部分のみが残ってエッチングレジストパターンを形成する。ここで、現像液としては、炭酸ナトリウムNa2CO3又は炭酸カリウムK2CO3の水溶液などを使用する。
図4b及び図4cの過程において、エッチングレジストとしてドライフィルム200a、200a’を使用したが、液体状態の感光材をエッチングレジストとして用いることもできる。この場合、紫外線に感光される液体状態の感光材を原板110に塗布した後、乾燥させる。次に、所定のパターンが形成されたアートワークフィルムを介して感光材を露光及び現像することにより、感光材に、第1励磁回路化ターン及び第1検出回路パターンを含むエッチングレジストパターンを形成する。その後、所定のパターンが形成された感光材をエッチングレジストとして用いて上下銅箔層112、112’をエッチングすることにより、原板110の上部銅箔層112にx軸方向の第1励磁回路20及び第1検出回路40を形成し、原板110の下部銅箔層112’にy軸方向の第1励磁回路20’及び第1検出回路40’を形成する。その次に、感光材を除去する。ここで、液体状態の感光材をコートする方式としては、ディップコーティング(dip coating)方式、ロールコーティング(roll coating)方式、電着(electro-deposition)方式などがある。
ここで、絶縁体130の厚さが大きいと、最終印刷回路基板が大きくなるため、絶縁体130の厚さは30〜100μmのものが好ましい。
図4b及び図4cの過程と同様に、図4e及び図4fの過程においても、液体状態の感光材をエッチングレジストとして使用してx方向の第1及び第2軟磁性コア11、12を形成することができる。
図4dの絶縁体130と同様に、絶縁体130’の厚さが大きいと、最終印刷回路基板が大きくなるため、絶縁体130’の厚さは30〜100μmのものが好ましい。
その後、x軸方向の軟磁性コアと同様に、三つ以上の軟磁性コアを形成することもできる。
図4b及び図4cの過程と同様に、図4h及び図4iの過程においても、液体状態の感光材をエッチングレジストとして使用してy軸方向の第1及び第2軟磁性コア11’、12’を形成することができる。
ここで、上下部の第1及び第2絶縁体120、120’、140、140’はプレプレッグを使用することが好ましい。また、最終印刷回路基板の大きさのため、絶縁体120、120’、140、140’の厚さは30〜100μmのものが好ましい。
また、上下部銅箔150、150’は厚さ12〜35μmのものを使用することができるが、厚さ12μmの銅箔150、150’を使用することが好ましい。
ここで、エッチングされた銅箔150、150’の厚さは3〜7μmのものが好ましく、エッチング方式は、湿式方式(例えば、エッチング液によるエッチング)又は乾式方式(例えば、プラズマによるエッチング)が用いられる。
ここで、上部及び下部ビアホールBを形成する過程は、レーザドリルで上下絶縁体120、120’、130、130’、140、140’を加工して形成することが好ましい。レーザドリルとしては、二酸化炭素レーザドリルを使用することが好ましい。仮に、銅箔150、150’まで加工可能なYAG(Yttrium Aluminum Garnet)レーザでビアホールBを加工する場合、図4lの銅箔150、150’にウィンドウAを形成する工程を行わず、ビアホールBを加工することもできる。
一実施例において、ビアホールBを形成した後、ビアホールの形成時に発生する熱により絶縁体120、120’、130、130’、140、140’などが溶けてビアホールBの側壁から発生するスミアー(smear)を除去するデスミアー(desmear)工程を行うことが好ましい。
ほかの実施例において、上部銅箔150と下部銅箔150’を連結する通孔を形成する場合、レーザドリルでなく、CNCドリル(Computer Numerical Control drill)のような機械的ドリルを使用することができる。
ここで、ビアホールBの側壁が絶縁体120、120’、130、130’、140、140’であるため、ビアホールBの形成の直後に電解銅鍍金を行うことができない。
したがって、形成されたビアホールBの電気的連結及び電解銅鍍金を行うため、無電解銅鍍金を行う。無電解銅鍍金は絶縁体120、120’、130、130’、140、140’に対する鍍金であるので、電気を呈するイオンによる反応を期待することができない。このような無電解銅鍍金は析出反応によりなされ、析出反応は触媒により促進される。鍍金液から銅が析出されるためには、鍍金しようとする材料の表面に触媒が付着しなければならない。これは、無電解銅鍍金が多くの前処理を必要とすることを示す。
脱脂過程において、上下部銅箔150、150’の表面に存在する酸化物又は異物、特に油脂分などを酸又はアルカリ界面活性剤の含まれた薬品で除去した後、界面活性剤をすっかり水洗する。
ソフト腐食過程において、上下部銅箔150、150’の表面に微細な粗さ(例えば、およそ1〜2μm)を与えて、鍍金段階で銅粒子が均一に密着するようにし、脱脂過程で処理されなかった汚染物を除去する。
予備触媒処理過程において、低濃度の触媒薬品に印刷回路基板を浸漬することにより、触媒処理段階で使用される薬品が汚染されるかあるいは濃度が変わることを防止する。さらに、同一成分の薬品槽に印刷回路基板を予め浸漬するので、触媒処理がより活性化する効果がある。このような予備触媒処理過程には、1〜3%に希釈された触媒薬品を使用することが好ましい。
無電解銅鍍金過程において、鍍金液は、CuSO4、HCHO、NaOH及びそのほかの安定剤からなることが好ましい。鍍金反応を持続させるためには、化学反応が均衡をとらなければならなく、このため、鍍金液の組成を制御することが重要である。組成を維持するためには、不足した成分の適切な供給、機械撹拌、鍍金液の純化システムをよく運営しなければならない。反応の結果として発生する副産物のための濾過装置が必要であり、これを活用することにより鍍金液の使用時間を延長することができる。
酸化防止処理過程において、無電解銅鍍金後に残存するアルカリ成分により鍍金膜が酸化することを防止するため、酸化防止膜を全面にコートする。
しかし、前述した無電解銅鍍金工程は、一般に電解銅鍍金に比べて物理的特性が劣るので、薄く形成する。
前述したように形成された銅鍍金層160、160’の厚さは15〜18μmのものが好ましい。
図4b及び図4cの過程と同様に、図4o及び図4pの過程においても、液体状態の感光材をエッチングレジストとして使用して、x軸方向の第2励磁回路30、x軸方向の第2検出回路50、y軸方向の第2励磁回路30’、及びy軸方向の第2検出回路50’を形成することができる。
ここで、銅箔150、150’及び銅鍍金層160、160’に第2励磁回路30、30’及び第2検出回路50、50’が形成された印刷回路基板に指紋、脂、埃などが付いている場合、後続工程で形成されるソルダレジスト400、400’と印刷回路基板が全く密着しない問題が発生し得る。したがって、ソルダレジスト400、400’を塗布するに先立ち、ソルダレジスト400、400’と印刷回路基板との密着力を向上させるため、基板表面を洗浄し、基板表面に粗さを付与する前処理を行うことが好ましい。
ソルダレジスト400、400’を塗布する方式としては、スクリーン印刷方式、ローラコーティング方式、カーテンコーティング方式、スプレーコーティング方式などを用いることができる。
前述した方法により製作された本発明の微弱磁界センサの感度Sは次の数学式1で示すようである。
S=α×N×A×μ×f
前記式で、αは、軟磁性コアのB(磁束密度)−H(内部磁界)曲線において、平衡状態と減少部分の勾配に関連する係数、Nは軟磁性コアに巻かれた励磁回路又は検出回路の巻数、Aは軟磁性コアの断面積、μは軟磁性コアの透磁率、fは軟磁性コアを励磁させる周波数である。
図5aに示すように、従来の微弱磁界感知用センサは、磁性体1をドライビングパターン3及びピックアップパターン5が12回巻く形態に形成した。
これに反し、本発明による微弱磁界感知用センサは、6回の励磁回路30a及び検出回路50aを第1層に集積するため、二つの軟磁性コア12aの外部に形成されたビアホールのランドが4行に配列される。これは、励磁回路30a及び検出回路50aの巻数が減少すると、軟磁性コア12aからビアホールのランド部分まで連結される励磁回路30a及び検出回路50aを垂直方向から斜線方向に形成し得るので、ビアホールのランド部の空間を増やして2行の配列に形成することができるためである。したがって、本発明による微弱磁界感知用センサの大きさはビアホールのランドの位置によって決定される。
一例として、従来の微弱磁界感知用センサを備えた印刷回路基板の大きさは5.3mm×5.3mm=28.09mm2であるに対し、本発明による微弱磁界感知用センサを備えた印刷回路基板の大きさは4.0mm×4.0mm=16.0mm2(およそ57%の大きさ)で同一感度を得ることができることが分かった。
図5bの微弱磁界感知用センサを備えた印刷回路基板と図6の微弱磁界感知用センサを備えた印刷回路基板を比較すると、図5bの微弱磁界感知用センサは二対の四角形の軟磁性コア12aを使用するに対し、図6の微弱磁界感知用センサは一対の四角リング状の軟磁性コア12bを使用することに違いがある。
前記実施例においては、二対の四角形の軟磁性コア、又は一対の四角リング状の軟磁性コアを使用したが、これらと同等又は類似形態の軟磁性コアを目的又は用途に応じて使用することができる。
これまで本発明を説明したが、これは本発明の一実施例に過ぎなく、当業者であれば、特許請求の範囲により決められる本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で多様な変形及び修正が可能であることが分かる。
11’ y軸方向の第1軟磁性コア
12、12a、12b x軸方向の第2軟磁性コア
12’ y軸方向の第2軟磁性コア
20 x軸方向の第1励磁回路
20’ y軸方向の第1励磁回路
30、30a、30b x軸方向の第2励磁回路
30’ y軸方向の第2励磁回路
40 x軸方向の第1検出回路
40’ y軸方向の第1検出回路
50、50a、50b x軸方向の第2検出回路
50’ y軸方向の第2検出回路
110 原板
111 絶縁樹脂層
112、112’ 銅箔層
120、120’、130、130’、140、140’ 絶縁体
150、150’ 銅箔
160、160’ 銅鍍金層
200a、200a’、200b、200b’、200c、200c’、200d、200d’ ドライフィルム
311、311’、312、312’ 軟磁性体
400、400’ ソルダレジスト
A ビアホールのウィンドウ
B ビアホール
Claims (10)
- 両面に第1励磁回路及び第1検出回路がそれぞれ形成された原板と、
前記原板の両面にそれぞれ積層され、多数の軟磁性コアが多層に形成された軟磁性コア積層体と、
前記軟磁性コア積層体上にそれぞれ積層され、前記軟磁性コアを巻く形態となるように、前記第1励磁回路及び前記第1検出回路とそれぞれビアホールを介して導通する第2励磁回路及び第2検出回路が形成された外層とを含んでなり、
前記原板の一面に形成された多数の軟磁性コア、励磁回路及び検出回路と、前記原板の他面に形成された多数の軟磁性コア、励磁回路及び検出回路とがそれぞれ互いに交差することを特徴とする微弱磁界感知用センサを備えた印刷回路基板。 - 前記磁性体コアが、アモルファス金属(amorphous metal)、パーマロイ(permalloy)及びスーパーマロイ(supermalloy)からなる群から選択されることを特徴とする請求項1記載の微弱磁界感知用センサを備えた印刷回路基板。
- 前記第1励磁回路と前記第1検出回路、かつ前記第2励磁回路と前記第2検出回路はそれぞれ一つずつ交互に形成されることを特徴とする請求項1記載の微弱磁界感知用センサを備えた印刷回路基板。
- 前記多数の軟磁性コアは2の倍数本のバー(bar)形状を形成し、
前記励磁回路及び前記検出回路は前記多数の軟磁性コアに直交することを特徴とする請求項1記載の微弱磁界感知用センサを備えた印刷回路基板。 - 前記多数の軟磁性コアは四角リング状であり、
前記原板の一面に形成された前記励磁回路及び前記検出回路は前記多数の軟磁性コアの1辺に直交し、
前記原板の他面に形成された前記励磁回路及び前記検出回路は前記多数の軟磁性コアの前記1辺に平行なことを特徴とする請求項1記載の微弱磁界感知用センサを備えた印刷回路基板。 - (A)一面にx軸方向の第1励磁回路及び第1検出回路が形成され、他面にy軸方向の第1励磁回路及び第1検出回路が形成された原板、及び多数のx軸方向及びy軸方向の軟磁性コアがそれぞれ多層に形成されたx軸方向及びy軸方向の軟磁性コア積層体を提供する段階と、
(B)前記原板の一面に、絶縁体、前記x軸方向の軟磁性コア積層体、絶縁体及び銅箔を順次積層し、前記原板の他面に、絶縁体、前記y軸方向の軟磁性コア積層体、絶縁体及び銅箔を順次積層する段階と、
(C)前記x軸方向及びy軸方向の軟磁性コアをそれぞれ巻く形態となるように、前記x軸方向とy軸方向の第1励磁回路及び第1検出回路とそれぞれ導通するx軸方向とy軸方向の第2励磁回路及び第2検出回路を前記銅箔にそれぞれ形成する段階とを含んでなることを特徴とする微弱磁界感知用センサを備えた印刷回路基板の製作方法。 - 前記(A)段階は、
(A−1)前記原板の一面に、x軸方向の第1励磁回路及び第1検出回路を形成し、前記原板の他面にy軸方向の第1励磁回路及び第1検出回路を形成する過程と、
(A−2)二つの絶縁体の両面にそれぞれ軟磁性コアのプレフォームを積層する過程と、
(A−3)前記二つの絶縁体の四つの軟磁性コアのプレフォームの表面にエッチングレジストを塗布した後、前記エッチングレジストを露光及び現像して所定のエッチングレジストパターンを形成する過程と、
(A−4)前記エッチングレジストパターンを用いて前記軟磁性コアのプレフォームをエッチすることにより、一つの絶縁体に積層された二つの軟磁性コアのプレフォームにx軸方向の軟磁性コアを形成してx軸方向の軟磁性コア積層体を形成し、ほかの一つの絶縁体に積層された二つの軟磁性コアのプレフォームにy軸方向の軟磁性コアを形成してy軸方向の軟磁性コア積層体を形成する過程と、
(A−5)前記エッチングレジストを除去する過程を含むことを特徴とする請求項6に記載の微弱磁界感知用センサを備えた印刷回路基板の製作方法。 - (A−6)前記x軸方向と前記y軸方向の軟磁性コア積層体の一面にそれぞれ絶縁体及び難磁性コアのプレフォームを積層する過程と、
(A−7)前記(A−6)過程の前記軟磁性コアのプレフォームの表面にエッチングレジストを塗布した後、前記エッチングレジストを露光及び現像して所定のエッチングレジストパターンを形成する過程と、
(A−8)前記(A−7)過程の前記エッチングレジストパターンを用いて前記軟磁性コアのプレフォームをエッチングすることにより、前記x軸方向の軟磁性コア積層体に積層された軟磁性コアのプレフォームにx軸方向の軟磁性コアを形成し、前記y軸方向の軟磁性コア積層体に積層された軟磁性コアのプレフォームにy軸方向の軟磁性コアを形成する過程と、
(A−9)前記(A−8)過程のエッチングレジストを除去する過程と、
(A−10)前記(A−6)過程ないし前記(A−9)過程を繰り返して、形成しようとする層数に相当するx軸方向及びy軸方向の軟磁性コアを形成する過程とをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の微弱磁界感知用センサを備えた印刷回路基板の製作方法。 - 前記(C)段階は、
(C−1)前記x軸方向及びy軸方向の第1励磁回路及び第1検出回路と導通するようにビアホールを形成する過程と、
(C−2)前記ビアホールの側壁、及び前記原板の両面に積層された銅箔の表面に銅鍍金層を形成する過程と、
(C−3)前記銅鍍金層の表面にエッチングレジストを塗布した後、前記エッチングレジストを露光及び現像して所定のエッチングレジストパターンを形成する過程と、
(C−4)前記エッチングレジストパターンを用いて前記銅箔及び銅鍍金層をエッチングすることにより、前記レジストパターンに対応するx軸方向及びy軸方向の第2励磁回路及び第2検出回路を形成する過程と、
(C−5)前記エッチングレジストを除去する過程とを含むことを特徴とする請求項6に記載の微弱磁界感知用センサを備えた印刷回路基板の製作方法。 - 前記(C−1)過程に先立ち、
(C−6)前記原板の両面に積層された銅箔を均一に部分エッチングする過程をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の微弱磁界感知用センサを備えた印刷回路基板の製作方法。
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