JP2007056141A - フェノール樹脂成形材料及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ポリアミド樹脂溶融[住友ベー2]フェノール樹脂(a)、無機充填材(b)、ポリアミド樹脂(c)、及び、フッ素系樹脂(d)を含有し、前記ポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂(a)の含有量は、成形材料全体に対して20〜40重量%であり、前記ポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂(a)のポリアミド樹脂の溶融量は、フェノール樹脂100重量部に対して、10〜30重量部であることが好ましい。
【選択図】 なし
Description
(1)ポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂(a)、無機充填材(b)、ポリアミド樹脂(c)、及び、フッ素系樹脂(d)を含有することを特徴とするフェノール樹脂成形材料。
(2)前記ポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂(a)の含有量は、成形材料全体に対して、20〜40重量%である(1)に記載のフェノール樹脂成形材料。
(3)前記ポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂(a)中のポリアミド樹脂含有量は、フェノール樹脂100重量部に対して5〜25重量部である(1)又は(2)に記載のフェノール樹脂成形材料。
(4)前記無機充填材(b)の含有量は、成形材料全体に対して35〜65重量%である(1)〜(3)のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料。
(5)前記ポリアミド樹脂(c)の含有量は、成形材料全体に対して0.1〜8重量%である(1)〜(4)のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料。
(6)前記ポリアミド樹脂(c)の粒子径は12〜20メッシュがポリアミド樹脂(c)全体に対して、95重量%以上であり、20〜32メッシュがポリアミド樹脂(c)全体に対して、90重量%以上である(1)〜(5)のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料。
(7)前記フッ素系樹脂(d)の含有量は、成形材料全体に対して0.1〜6重量%である(1)〜(6)のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料。
(8)前記フッ素系樹脂(d)の一次粒子の平均粒子径は、5〜25μmである(1)〜(7)のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料。
(9)前記フッ素系樹脂(d)と、前記ポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂(a)との含有比率(d):(a)は、3:97〜15:85である(1)〜(8)のいずれかに記 載のフェノール樹脂成形材料。
(10)前記フッ素系樹脂(d)の熱分解温度は、370℃以上である(1)〜(9)のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料。
(11)前記ポリアミド樹脂(c)と、前記フッ素系樹脂(d)との含有比率(c):(d)は、50:50〜75:25である(1)〜(10)のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料。
(12)前記ポリアミド樹脂(c)と、前記フッ素系樹脂(d)との合計含有量は、成形材料全体に対して0.5〜15重量%である(1)〜(11)のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料。
(13)前記ポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂(a)中のポリアミド樹脂及びポリアミド樹脂(c)の合計含有量と、フッ素系樹脂(d)との含有比率は、10:1〜5:3である(1)〜(12)のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料。
(14)前記ポリアミド樹脂(c)は、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン46、ナイロン11、ナイロン12の中から選ばれる1種以上を含むものである(1)〜(13)のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料。
(15)前記フッ素系樹脂(d)は、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビリデンフルオライドの中から選ばれる1種以上を含むものである(1)〜(14)のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料。
(16)(1)〜(15)のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料の製造方法であって、前記フェノール樹脂とポリアミド樹脂(c)とを予め溶融する工程を有することを特徴とするフェノール樹脂成形材料の製造方法。
また、ポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂(a)の含有量を、成形材料全体に対して、20〜40重量%にすることにより特に作業性にも問題なく材料化できる。
更に、ポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂(a)の溶融量を、フェノール樹脂100重量部に対して、ポリアミド樹脂10〜30重量部とすることにより特に溶融混錬時の作業性を良好なものとすることができる。
また、本発明は、上記フェノール樹脂成形材料の製造方法であり、予めポリアミド樹脂とフェノール樹脂とを溶融しておくことにより、耐摩耗特性を更に向上させることができる。
まず、本発明の成形材料に用いられるポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂(a)について説明する。
上記ポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂(a)に用いるフェノール樹脂は、特に限定されるものではないが、例えばフェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂、ビスフェノールA型ノボラック樹脂等のノボラック型フェノール樹脂、メチロール型レゾール樹脂、ジメチレンエーテル型レゾール樹脂、桐油、アマニ油、クルミ油等で溶融した油溶融レゾールフェノール樹脂等のレゾール型フェノール樹脂等が挙げられる。
これらの中でもノボラック型フェノール樹脂が好ましい。これにより、上記ポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂(a)を合成する際に作業性が良く、容易に溶融混合することができる。
また、上記ポリアミド樹脂の粒子径は、12〜20メッシュがポリアミド樹脂(c)全体に対して95重量%以上であり、20〜32メッシュがポリアミド樹脂(c)全体に対して90重量%以上であることが好ましい。粒子径を上記範囲とすることで、フェノール樹脂内への溶融分散度合いを更に高めることができる。
上記無機充填材(b)としては、特に限定されないが、例えば、タルク、焼成クレー、未焼成クレー、マイカ等のケイ酸塩、酸化チタン、アルミナ、シリカ、溶融シリカ等の酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ハイドロタルサイト等の炭酸塩、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等の水酸化物、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、亜硫酸カルシウム等の硫酸塩または亜硫酸塩、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム、ホウ酸アルミニウム、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム等のホウ酸塩、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素等の窒化物及びガラス繊維等が挙げられる。この中でもガラス繊維が好ましい。ガラス繊維を用いると、特に得られる成形品の機械的強度を維持できる。
上記無機充填材(b)の含有量は、成形材料全体に対して、35〜65重量%が好ましく、更に好ましくは40〜60重量%である。無機充填材(b)の含有量を上記範囲とすることで、特に材料化の作業性も確保でき、かつ得られる成形品の機械的強度を更に向上させることができる。
上記ポリアミド樹脂(c)としては、特に限定されないが、例えばナイロン6、ナイロン66、ナイロン46、ナイロン11、ナイロン12等が挙げられる。これらを単独または2種類以上組み合わせて使用することができる。この中でも、入手の容易さ、安価の点からナイロン6を用いることが好ましい。
上記ポリアミド樹脂(c)の含有量は、成形材料全体に対して0.1〜8重量%が好ましい。更に好ましくは0.5〜7重量%である。ポリアミド樹脂(c)の含有量を上記範囲とすることで、特に材料化の作業性を良好とすることができる。
上記ポリアミド樹脂(c)は粉末状であることが好ましい。粉末状のポリアミド樹脂(c)を用いることで、特に材料化の作業性を良好とすることができる効果を更に向上させることができる。
また、上記ポリアミド樹脂(c)の一次粒子の粒子径は12〜20メッシュがポリアミド樹脂(c)全体に対して、95重量%以上であり、20〜32メッシュがポリアミド樹脂(c)全体に対して、90重量%以上であることが好ましい。粒子径を上記範囲にすることで、特に上記特性を更に向上させることができる。
上記フッ素系樹脂(d)としては、特に限定されないが、例えばポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビリデンフルオライド等が挙げられる。これらを単独または2種類以上組み合わせて使用することができる。この中でも、入手の容易さ、安価の点からポリテトラフルオロエチレンを用いることが好ましい。
上記フッ素系樹脂(d)の含有量は、成形材料全体に対して0.1〜6重量%が好ましい。更に好ましくは0.5〜5重量%である。フッ素系樹脂(d)の含有量を上記範囲とすることで、特に材料化の作業性を良好なものとすることができる。
ポリアミド樹脂(c)と、フッ素系樹脂(d)との合計含有量を上記範囲とすることで、特に材料強度を維持でき、かつ得られる成形品の耐摩耗性を向上させることができる。
本発明の成形材料には、ポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂(a)、ポリアミド樹脂(c)及びフッ素系樹脂(d)の3成分を併用することを特徴としている。特に、ポリアミド樹脂(c)が、ポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂(a)とフッ素系樹脂(d)との相溶性を向上させる働きをしているため、耐摩耗性が向上するものと推測される。
本発明の製造方法は、上記フェノール樹脂とポリアミド樹脂(c)とを、予め溶融する工程を有することを特徴とする。こうすることで、ポリアミド樹脂のフェノール樹脂への溶融分散度が高いポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂が合成でき、得られる成形品の摩耗特性の向上幅をより大きくすることができる。上記予め溶融する工程は特に限定されないが、その一例を挙げると、まず四つ口フラスコへフェノール樹脂とポリアミド樹脂とを投入し、150〜170℃で加熱混合する。次にフェノール樹脂とポリアミド樹脂が溶解し始めたら、攪拌速度を170〜200rpmまで上げて均一な混合物とする。系内が均一な混合物になったら系内温度を更に180〜200℃まで上げて混合物の粘度を下げる。また、この時に、系内の水分を除去する。水分の除去後、混合物を系外へ溶出させる。混合物を冷却し粉砕し終了とする。
(1)ノボラック樹脂とポリアミド樹脂とを5l四つ口フラスコへ所定量投入し、160℃で加熱混した。次にノボラック樹脂100重量部と、ポリアミド樹脂20重量部との混合物が溶解し始めた後、攪拌速度を170〜180rpmに上げて混合物を均一にした後、系内温度を195℃まで上げた。次にフラスコ系内の水分を除去し、フラスコ系外へ混合物を溶出させた。その後、混合物を冷却させ粉砕してポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂Aを得た。
(2)同様にして、ノボラック樹脂100重量部と、ポリアミド樹脂10重量部を用いてポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂Bを得た。
(3)同様にして、ノボラック樹脂100重量部と、ポリアミド樹脂30重量部を用いてポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂Cを得た。
<実施例1>
成形材料全体に対して、ポリアミド樹脂溶融ノボラック型フェノール樹脂A30重量%、ヘキサメチレンテトラミン9重量%、ガラス繊維50重量%、ポリアミド樹脂5重量%、フッ素系樹脂A3重量%、硬化触媒として酸化マグネシウム1重量%、離型材としてステアリン酸カルシウム1重量%、着色剤としてカーボンブラック1重量%、を配合し、85〜90℃の加熱ロールで5分間混練してシート状にした後、粉砕装置により粉砕して成形材料を得た。
ポリアミド樹脂溶融ノボラック型フェノール樹脂Aを25重量%に減量、ガラス繊維を55重量%に増量した以外は、実施例1と同様にして成形材料を得た。
ポリアミド樹脂溶融ノボラック型フェノール樹脂Aを35重量%に増量、ガラス繊維を45重量%に減量した以外は、実施例1と同様にして成形材料を得た。
フッ素系樹脂Aに代わってフッ素系樹脂Bを用いた以外は、実施例1と同様にして成形材料を得た。
フッ素系樹脂Aに代わってフッ素系樹脂Cを用いた以外は、実施例1と同様にして成形材料を得た。
ガラス繊維を52重量%に増量、フッ素系樹脂Aを1重量%に減量した以外は、実施例1と同様にして成形材料を得た。
ガラス繊維を46重量%に減量、フッ素系樹脂Aを7重量%に増量した以外は、実施例1と同様にして成形材料を得た。
ポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂Aの代わりにポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂Bを用いた以外は、実施例1と同様にして成形材料を得た。
ポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂Aの代わりにポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂Cを用いた以外は、実施例1と同様にして成形材料を得た。
成形材料全体に対して、ポリアミド樹脂未溶融のノボラック型フェノール樹脂30重量%、ヘキサメチレンテトラミン9重量%、ガラス繊維50重量%、ポリアミド樹脂5重量%、フッ素系樹脂A3重量%、硬化触媒として酸化マグネシウム1重量%、離型材としてステアリン酸カルシウム1重量%、着色剤としてカーボンブラック1重量%、を配合し、85〜90℃の加熱ロールで5分間混練してシート状にした後、粉砕装置により粉砕して成形材料を得た。
ノボラック型フェノール樹脂の代わりにポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂Aを用い、ガラス繊維を53重量%に増量、フッ素系樹脂Aを用いなかった以外は、比較例1と同様にして成形材料を得た。
ガラス繊維を55重量%に増量、ポリアミド樹脂を用いず、フッ素系樹脂Aを3重量%配合した以外は、比較例2と同様にして成形材料を得た。
実施例及び比較例の配合について、表1に示す。
(1)ノボラック型フェノール樹脂:住友ベークライト社製 A−1077P
(2)ヘキサメチレンテトラミン:三菱瓦斯化学社製 ヘキサミン
(3)ガラス繊維:日本板硝子社製 チョップドストランド(平均繊維径11μm、平均繊維長3mm)
(4)ポリアミド樹脂:宇部興産社製 ナイロン6
(5)フッ素系樹脂:
フッ素系樹脂A 喜多村社製 ポリテトラフルオロエチレン KT−600M(最大粒子径74μm、熱分解温度450℃);
フッ素系樹脂B 喜多村社製 ポリテトラフルオロエチレン KT−300M(最大粒子径148μm、熱分解温度450℃);
フッ素系樹脂C 喜多村社製 ポリテトラフルオロエチレン KTL−20N(最大粒子径88μm、熱分解温度250℃)
(6)硬化触媒:酸化マグネシウム
(7)離型剤:ステアリン酸カルシウム
(8)着色剤:カーボンブラック
実施例及び比較例で得られた成形材料及びその成形品について、下記の評価を行った。結果を表2に示す。
実施例及び比較例で得られた成形材料を用いて、トランスファー成形により特性を測定するための試験片を作製した。成形条件は、金型温度175℃、硬化時間3分間とした。成形後各特性の評価を実施した。曲げ強さをJIS K 6911に準拠して測定した。
実施例及び比較例で得られた成形材料を、トランスファー成形(金型温度175℃、硬化時間3分)して摺動特性評価用試験材を成形した。摺動特性は、滑り摩耗試験(鈴木式摩耗試験機)により、相手材として「S−45C」を用いて、試験材の摩耗量及び相手材の摩耗量を測定した。
以下の判断基準により、ロール作業性を評価した。
○:若干シートの厚みに不均一な部分が見られるが、実用上問題なし
◎:シートの厚みが均一
特に、実施例1〜3は、各配合物の含有量を最適な範囲としたことから、摩耗特性において他の実施例よりも更に優れたものとなった。また、実施例1〜6は粒子径が小さく熱分解温度が高いフッ素系樹脂且つ、ポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂のポリアミドの含有量が最適であったため、ロール作業性が優れたものとなった。
Claims (16)
- ポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂(a)、無機充填材(b)、ポリアミド樹脂(c)、及び、フッ素系樹脂(d)を含有することを特徴とするフェノール樹脂成形材料。
- 前記ポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂(a)の含有量は、成形材料全体に対して、20〜40重量%である請求項1に記載のフェノール樹脂成形材料。
- 前記ポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂(a)中のポリアミド樹脂含有量は、フェノール樹脂100重量部に対して5〜25重量部である請求項1又は2に記載のフェノール樹脂成形材料。
- 前記無機充填材(b)の含有量は、成形材料全体に対して35〜65重量%である請求項1〜3のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料。
- 前記ポリアミド樹脂(c)の含有量は、成形材料全体に対して0.1〜8重量%である請求項1〜4のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料。
- 前記ポリアミド樹脂(c)の粒子径は12〜20メッシュが前記ポリアミド樹脂(c)全体に対して95重量%以上であり、20〜32メッシュが前記ポリアミド樹脂(c)全体に対して90重量%以上である請求項1〜5のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料。
- 前記フッ素系樹脂(d)の含有量は、成形材料全体に対して0.1〜6重量%である請求項1〜6のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料。
- 前記フッ素系樹脂(d)の一次粒子の平均粒子径は、5〜25μmである請求項1〜7のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料。
- 前記フッ素系樹脂(d)と、前記ポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂(a)との含有比率(d):(a)は、3:97〜15:85である請求項1〜8のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料。
- 前記フッ素系樹脂(d)の熱分解温度は、370℃以上である請求項1〜9のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料。
- 前記ポリアミド樹脂(c)と、前記フッ素系樹脂(d)との含有比率(c):(d)は、50:50〜75:25である請求項1〜10のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料。
- 前記ポリアミド樹脂(c)と、前記フッ素系樹脂(d)との合計含有量は、成形材料全体に対して0.5〜15重量%である請求項1〜11のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料。
- 前記ポリアミド樹脂溶融フェノール樹脂(a)中のポリアミド樹脂及びポリアミド樹脂(c)の合計含有量と、フッ素系樹脂(d)との含有比率は、10:1〜5:3である請求項1〜12のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料。
- 前記ポリアミド樹脂(c)は、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン46、ナイロン11、ナイロン12の中から選ばれる1種以上を含むものである請求項1〜13のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料。
- 前記フッ素系樹脂(d)は、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビリデンフルオライドの中から選ばれる1種以上を含むものである請求項1から14のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料。
- 請求項1〜15のいずれかに記載のフェノール樹脂成形材料の製造方法であって、フェノール樹脂とポリアミド樹脂(c)とを予め溶融する工程を有することを特徴とするフェノール樹脂成形材料の製造方法。
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