JP2007055650A - ジッパー付き包装袋及びそれを用いたジッパー付き袋包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】袋開口部を開くときに、ジッパー芯の両端部に噛み合いを外そうとする無理な力が作用するのを未然に防止して、包装袋の破損を防止することができるジッパー付き包装袋及びそれを用いたジッパー袋包装体を提供する。
【解決手段】 ジッパーテープ13,14は第1シール部分21と第2シール部分22とから成る取付けシール部20によって袋包装材fの内面に密封状態にシールされる。ジッパー芯11,12を噛み合わすことで、包装袋1は密封封鎖される。包装材fの袋開口部側等を摘んで包装袋1を開こうとしても、包装袋1の開きは、ジッパー芯11,12の両端部に対応した袋側縁部2aに袋包装材同士をシールするように形成されている端部シール部分23,24で停止されるので、ジッパー芯11,12の両端部15,16に無理な力が作用せず、破損を防止することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ジッパー付き包装袋及びそれを用いたジッパー付き袋包装体に関する。
従来、包装袋は、袋開口部にヒートシール等で封鎖がされることで密封されており、IノッチやVノッチのような易開封手段を利用して袋を引き裂くことなどすることで開封される形式のものがある。開封した袋から、中に収容した製品を取り出すなどした後、袋を再度封鎖可能とし、或いは、開封後も、何度も封鎖と開封とを繰り返すことを可能にするために、袋開口部の近傍にジッパーを設けることが提案されており、実際にも用いられている。
袋の本体部を、積層フィルムの左右の端縁部同士を縦方向にヒートシールして筒状に形成する際、少なくとも一方の側部を積層フィルムの折り返し部で形成し、上部の開口端を上部シール部でヒートシールすると共に、その内側の内面に一方の側部から他方の側部に向けて横方向にチャックテープを熱接着し、上部シール部とチャックテープの間に切り取り線とノッチなどの開封手段を設けて構成されたチャックテープ付き袋が提案されている(特許文献1参照)。チャックテープの熱接着は、折り返し前の積層フィルムに仮接着させ、筒状に形成後、本接着する方法で行われる。また、上部シール部とチャックテープの間にノッチを形成するために、当該部分の袋にスポットシール部を設けることが開示されている。
特開2003−212248号公報(段落[0033]〜[0038]、図1)
図5は、従来のジッパー付き包装袋の要部を示す部分図である。図5に示すように、ジッパー8については、袋を形成している包装材fの内面側にジッパー片をヒートシールで貼着している。また、ジッパー8の端部15,16は、通常、折り返された包装材fから成る袋41の側端部に位置している。ジッパー8の端部15,16は、包装材fを傷めないように、凹凸を噛み合わせた状態で押し潰されている。
従来のジッパー8の袋1への貼着は、ジッパーテープ13の範囲内で袋包装材とジッパーテープ13とをヒートシール部26,27によって取り付けている。ジッパー芯11,12の厚さはジッパーテープ13の厚さ以上であるので、ヒートシール部27ではジッパーテープ13とジッパー芯11,12とに亙って均一なシールを得るのが困難であり、ジッパー8の端部15,16での密封性確保が困難である、という問題がある。また、ジッパー芯11,12の端部15,16は押し潰すことで互いの噛み合いが外れるのを防止しているが、封鎖と開封を繰り返すうちに、端部15,16の噛み合いが外れると、それぞれに動きが自由になったジッパー芯11,12の端部15,16が袋包装材fの端縁部分に損傷を与えやすくなり、最悪の場合、袋41の密封性が維持できなくなる。
そこで、ジッパーの袋包装材内面への取付けについて、袋開口部の開きを完全には開き切ることがない程度に制限することで、押し潰し状態にあるジッパー芯の両端部の噛み合いが外れるのを防止する点で解決すべき課題がある。
この発明の目的は、袋包装材を摘むなどして袋開口部を開くときに、ジッパー芯の両端部に噛み合いを外そうとする無理な力が作用するのを未然に防止して、噛み合いが外れたジッパー芯の端部による包装袋の破損を防止することができるジッパー付き包装袋及びそれを用いたジッパー袋包装体を提供することである。
上記の課題を解決するため、この発明によるジッパー付き包装袋は、互いに噛み合い可能なジッパー芯と、当該ジッパー芯と一体的に形成されており且つ袋包装材の向かい合う内面に取付けシール部によって取り付けられているジッパーテープとを有するジッパーを備えているジッパー付き包装袋において、前記取付けシール部は、前記ジッパー芯に沿って袋開口部側に袋幅に亙って延びて形成されている第1シール部分と、前記ジッパー芯の袋包装内部側で且つ前記ジッパー芯の両端部に対応した位置に形成されている第2シール部分とから成り、前記ジッパーテープの前記袋開口部側及び前記袋包装内部側の近傍で且つ前記ジッパー芯の両端部に対応した袋側縁部には、前記袋包装材同士をシールする端部シール部分が形成されていることから成っている。
このジッパー付き包装袋によれば、ジッパーテープは第1シール部分と第2シール部分とから成る取付けシール部によって袋包装材の内面にシールされて、ジッパーテープと袋包装材の内面との間は気密状態に取り付けられる。そのように袋の内面に取り付けられたジッパーのジッパー芯同士を噛み合わせることによって、袋包装内部は外部に対して密封封鎖される。袋開口部を引き裂いて開封したとき、あるいは再閉鎖の後、再度開封する場合には、袋開口部を広く開けることで、袋の開口部を通して袋内部にアクセス可能となる。この際に、ジッパーよりも袋開口部側の開封された包装材を摘んで、或いはジッパーよりも袋包装内部側の包装材を摘んで、左右に開くことで、噛み合っていたジッパー芯の噛み合いが外れて、ジッパーの部分で袋が開口される。
ジッパー芯の噛み合いの外れは、袋幅方向で見て中央部分から次第に袋端縁に向かって広がっていく。ジッパーテープの袋開口部側及び袋包装内部側の近傍で且つジッパー芯の両端部に対応した袋側縁部には、袋包装材同士をシールする端部シール部分が形成されているので、包装材の袋開口部側及び袋包装内部側のどちら側の部分を摘んで包装袋を開こうとしても、包装袋の開きは、包装材同士をシールしている当該端部シール部分で停止される。したがって、ジッパー芯の噛み合いの外れは、包装袋の開きが端部シール部分で停止されたときに止まり、ジッパー芯の両端部には噛み合いを外そうとする無理な力が作用せず、ジッパー芯の両端部の破損を防止することができる。
このジッパー付き包装袋において、前記端部シール部分は、前記第1シール部分の端部又は前記第2シール部分と連続して形成することができる。端部シール部分を、当該端部シール部分に近接して位置する第1シール部分の端部又は第2シール部分と連続して形成することにより、端部シール部分のためのヒートシーラと、取付けシール部を形成するヒートシーラとを連続的に構成することができ、端部シール部分はジッパー芯の両端部に可及的に近接した位置で包装材の開きを防止することができる。
このジッパー付き包装袋において、前記第1シール部分は、前記端部を除く部分で前記ジッパーテープの幅方向端縁よりも前記ジッパー芯寄りの位置に形成することができる。ジッパーを袋包装材にヒートシールすることで取り付けるときに、第1シール部分の形成位置を上記のように定めることで、ジッパーよりも袋開口端寄りに設けられる切り裂き開封用のスペースにおいて包装材同士が誤ってシールされることを回避することができる。
このジッパー付き包装袋において、前記第2シール部分は、噛み合った状態で潰されている前記ジッパー芯の前記両端部の潰し長さよりも広い寸法の幅に形成することができる。第2シール部分のシールの範囲をこのように定めることによって、包装材を摘んでジッパーを開こうとしても、包装袋の開きは端部シール部分で停止される。即ち、包装袋はジッパー芯の両端部の手前で確実に停止するので、ジッパーの開きもジッパー芯の潰された端部に及ばず、したがってジッパー芯の当該端部に過大な力が作用することがない。
上記のジッパー付き包装袋において、前記第1シール部分の端部と連続して形成されている前記端部シール部分には、引き裂き開始用の易開封手段を形成することができる。易開封手段を形成する際にも包装袋の密封が維持されることが必要である。包装袋の袋側縁部に形成される端部シール部分を利用して、開封ノッチのような易開封手段を形成することにより、未開封状態では包装袋の密封を維持しながらも、未開封の包装袋の開封時には易開封手段を用いることで開封を容易に行うことができる。
このジッパー付き包装袋は、前記包装袋を用いて内部に製品を収容し、前記袋開口部を開封した後に前記ジッパーによって前記包装袋を再開封・再閉鎖可能とされた袋包装体に用いることができる。
この発明は、上記のように構成されており、ジッパーテープの袋開口部側及び袋包装内部側の近傍で且つジッパー芯の両端部に対応した袋側縁部には、袋包装材同士をシールする端部シール部分が形成されているので、包装材の袋開口部側及び袋包装内部側のどちらの側の部分を摘んで包装袋を開こうとしても、包装袋の開きは、包装材同士をシールしている当該端部シール部分で停止される。したがって、ジッパー芯の噛み合いの外れは、包装袋の開きが端部シール部分で停止されたときに止まり、ジッパー芯の両端部には噛み合いを外そうとする無理な力が作用せず、ジッパー芯の両端部の破損を防止することができ、その結果、ジッパー付き包装袋及びそれを用いた袋包装体において、ジッパー芯による包装袋の損傷を防止することができる。
以下、添付した図面に基づいて、この発明によるジッパー付き袋包装体の実施例を説明する。図1はこの発明によるジッパー付き袋包装体の一実施例を示す正面図、図2は図1に示すジッパー付き袋包装体の断面図、図3は図1に示すジッパー付き袋包装体を開封した状態を示す斜視図である。
図1に示すジッパー付き袋包装体P1は、平袋として製作されたジッパー付き包装袋(以下、単に「袋」と言う)1内に製品Aを収容した包装体である。袋1は、筒状に成形されている胴部2と、胴部2の下側端部でヒートシールされて袋底を形成している地エンドシール部3と、胴部2の上側端部でヒートシールされて袋上端を形成している天エンドシール部4とを有する平袋として密封形成されている。包装材は、エンドシール部3,4がヒートシールされていることからも判るように、その内面側には、熱を加えることによる自己接着性が与えられている。胴部2は、ウェブ状の包装材を縦シールにて筒状に形成した筒状包装材から作られるが、当初から筒状に形成されている包装材を用いてもよい。また、平坦な袋包装材を用いることもでき、袋包装体P1を個別に製造する場合には一枚の包装材について、又は連続的に製造する場合にはウェブ状の包装材(後で、個別に切断される)について断面円筒形に曲成し、合わせた両側縁部分をヒートシールして背貼りシール部5を形成することで筒状に形成される。
開封した袋包装体P1の開口部を繰り返して閉鎖可能にするために、天エンドシール部4の袋中央寄りの位置に、若干の引き裂き開封用スペース6を置いて、再開封・再閉鎖可能なジッパー8が設けられている。ジッパー8は、図2に示す断面図に最も良く示すように、二つのジッパー片、即ち、凸型のジッパー片9と凹型のジッパー片10とから成っている。図2(a)は、袋1の中央での縦断面図、図2(b)は袋1の袋側縁部2aでの縦断面図である。ジッパー片9,10は一方が雄型であり他方が雄型である互いに噛み合い可能な凸型のジッパー芯11及び凹型のジッパー芯12と、ジッパー芯11,12と一体的に形成されており且つ袋包装材の向かい合う内面に、後述する取付けシール部によって取り付けられているジッパーテープ13,14とを有する。ジッパー片9,10は、雄雌の噛み合いを除いて同じ形状・構造に形成されている。ジッパー片9,10のジッパーテープ13,14は一定の幅Hを持ち、ジッパーテープ13,14のそれぞれ幅方向の中央領域にジッパー芯11,12が一体的に形成されている。ジッパー芯11,12は、その両端部15,16が噛み合わされた状態でジッパーテープ13,14と面一に沿う方向に扁平状態に潰されており、ジッパー8を開くときにも、通常の使用状態では、両端部15,16で開きが止められ、両端部15,16では開くことがない。
凸型のジッパー片9と凹型のジッパー片10とは、それぞれのジッパーテープ13,14が、ジッパー芯11,12が形成される側と反対側において、袋包装材の内面側にヒートシールにて貼着されている。ジッパー8の袋包装材は、予め、凸型ジッパー芯11と凹型ジッパー芯12とを嵌合させた状態で、一部を包装材に接着剤やヒートシールにて仮止めされて、包装材に位置決めされる。包装袋1の製造時に、位置決めされているジッパー8をジッパーシールにてシールすることで貼着される。
ジッパー8を包装袋1に貼り付ける取付けシール部について説明する。なお、包装袋1の裏面側でも同様の取付け構造であるので、正面側で代表して説明する。ジッパーテープ13を袋包装材に取り付ける取付けシール部20は、ジッパー芯11に沿って袋開口部側に袋幅W1に亙って延びて形成されている第1シール部分21と、ジッパー芯11の袋包装内部側で且つジッパー芯11の両端部15,16に対応した袋側縁部に形成されている第2シール部分22,22とから成っている。
ジッパーテープ13は、取付けシール部20の第1シール部分21によって袋包装材の内面に全幅W1でヒートシールされているので、ジッパーテープ13と袋包装材の内面との間は、袋1の内外を通じる方向に封じられて、気密状態に取り付けられる。第1シール部分21は、両端部21aを除く袋幅W1の殆どの範囲に亙って、ジッパーテープ13の幅方向一方の端縁である上端縁13a(ジッパーテープ14については上端縁14a)から内寄りの位置に形成されている。第1シール部分21の位置をこのように定めることにより、ジッパーシールによって第1シール部分21を形成するときに、開封用スペース6の部分で袋包装材の内面同士をシールすることを防止することができる。一方、第2シール部分22は、噛み合った状態で潰されているジッパー芯11の両端部15,16の潰し長さW2よりも広い寸法の幅W3に形成されている。
ジッパーテープ13の袋開口部側の近傍で且つジッパー芯11の両端部15,16に対応した開封用スペース6の袋側縁部6a,6aには、袋包装材同士をシールする第1端部シール部分23,23が形成されており、また、ジッパーテープ13の袋包装内部側の近傍で且つジッパー芯11の両端部15,16に対応した胴部2の袋側縁部2a,2aには、袋包装材同士をシールする第2端部シール部分24,24が形成されている。この実施例においては、第1端部シール部分23,23はそれに近接して位置する第1シール部分21の端部21a,21aと連続して形成されており、第2端部シール部分24,24はそれに近接して位置する第2シール部分22,22と連続して形成されている。このようなシール構造とすることにより、第1端部シール部分23,23及び第2端部シール部分24,24を形成するときのヒートシーラについては、第1シール部分21又は第2シール部分22,22と連続した簡素な構造を採用することができる。
少なくとも一方の第1端部シール部分23には、包装袋1を切り裂いて袋包装体P1を開封するのに用いられる開封ノッチ25が形成されている。即ち、第1端部シール部分23は、開封ノッチ25を形成するための包装材の内面同士をシールしたスポットシール部として利用される。開封ノッチ25の周囲には、第1端部シール部分23のシール部分が残るので、開封ノッチ25を形成しても袋1又は袋包装体Pの密封が損なわれない。開封ノッチ6から包装袋1を引き裂くことによって、袋包装体P1を開封し、ジッパー8を開くことで、製品Aにアクセスすることができる。
開封ノッチ25から引き裂きを開始して、開封用スペース6を引き裂くために、包装材としては、少なくとも引き裂き方向(包装袋1の横方向)に延伸した包装フィルムを用いることができる。開封ノッチ25は、図示の例では外側からV形に切り込まれた、所謂、Vノッチであるが、その他にも、Iノッチやその他、引き裂き方向を誘導する形状とすることができる。また、開封ノッチ25の延長上の包装材には、引き裂きを天エンドシール部4よりも内側で切り裂いて案内する弱化線25aを形成しておくことで、引き裂き線が意図しない方向に進むことがなく真っ直ぐな開封ラインとなるように誘導することが好ましい。弱化線25aに代えて、ユーザに引き裂き方向を案内する指示線を印刷等で示しておくこともできる。
次に、袋1の開口部の再閉鎖・再開口について説明する。凸型ジッパー芯11と凹型ジッパー芯12とを嵌合又は嵌合を外すことで、袋1の開口部が再閉鎖・再開口可能となる。ジッパー芯11,12が噛み合うことによって、袋1の内部は外部に対して密封封鎖される。袋1を開封用スペース6にて引き裂いて開封したとき、あるいはジッパー8を再閉鎖の後、ジッパー8を再度開封する場合には、袋1の袋開口部を広く開けることで、袋1の内部にアクセス可能となる。
ジッパー8よりも袋開口部側の開封された包装材を摘んで、或いはジッパー8よりも袋包装内部側の包装材を摘んで、左右に開くことで、噛み合っていたジッパー芯11,12の噛み合いが外れて、ジッパー8の部分で袋が開口される。ジッパー芯11,12の噛み合いの外れは、袋幅方向で見て中央部分から次第に袋端縁に向かって広がっていく。包装材の袋開口部側及び袋包装内部側のどちら側の部分を摘んで袋1を開こうとしても、袋1の開きは、図3に袋1の開口状態を示す斜視図に示すように、包装材同士をシールしている第1及び第2の端部シール部分23,24で停止される。したがって、ジッパー芯11,12の噛み合いの外れは、両端部15,16に至る前に、袋1の開きが第1及び第2の端部シール部分23,24で停止されたときに止まる。ジッパー芯11,12の両端部15,16には噛み合いを外そうとする無理な力が作用せず、ジッパー芯11,12の両端部15,16の破損を防止することができる。
この実施例では、第1の端部シール部分23,23及び第2の端部シール部分24,24は、当該端部シール部分に近接して位置する第1シール部分21の端部21a,21a又は第2シール部分22,22と連続して形成されているので、ジッパー芯11,12の両端部15,16に可及的に近接した位置で包装材の開きを防止し、ジッパー芯11,12の潰された両端部15,16の無理な開きを防止することができる。また、第1及び第2端部シール部分の形成ためのヒートシーラについては、取付けシール部20(第1シール部分21及び第2シール部分22)を形成するヒートシーラとを連続的に構成することで、ヒートシーラの構造や、取付けシール部及び端部シール部分の形成の工程を簡素化することができる。
更に、第2シール部分22,22のシール幅W3は、ジッパー芯11,12の噛み合った状態で潰されている両端部15,16の潰し幅W2よりも長い寸法とされている。したがって、袋1の包装内側の包装材を摘んで袋1を開こうとしても、袋1の開きは、幅W3で形成されている第2端部シール部分24,24で停止される。即ち、袋1は、ジッパー芯11,12の両端部15,16の手前で確実に停止する。
図4には、この発明によるジッパー付き包装袋の別の実施例が示されている。この実施例では、取付けシール部30の第1シール部分31と第1端部シール部分33,33とが連続しておらず、また取付けシール部30の第2シール部分32と第2端部シール部分34,34とが連続していない。この構造では、ジッパー8の包装材への取付けと、ジッパー8の開きを制限する端部シール部分32,33の形成とは、別に行うことができる。
この発明によるジッパー付き袋包装体の一実施例を示す正面図である。 図1に示すジッパー付き袋包装体の断面図である。 図1に示すジッパー付き袋包装体を開封した状態を示す斜視図である。 この発明によるジッパー付き包装袋の別の実施例を示す正面図である。 図5は、従来のジッパー付き包装袋の要部を示す部分図である。
符号の説明
1 ジッパー付き包装袋 2 胴部
3 地エンドシール部 4 天エンドシール部
5 背貼りシール部 6 開封用スペース
8 ジッパー8
9 凸型ジッパー片 10 凹型ジッパー片
11 凸型ジッパー芯 12 凹型ジッパー芯
13,14 ジッパーテープ 13a,14a 上端縁
15,16 両端部
20 取付けシール部
21 第1シール部分 21a,21a 両端部
22 第2シール部分
23 第1端部シール部分 24 第2端部シール部分
25 開封ノッチ 25a 弱化線
30 取付けシール部
31 第1シール部分 32 第2シール部分
33 第1端部シール部分 34 第2端部シール部分
W1 袋幅 W2 潰し長さ
W3 第2シール部分22,32の幅
P1 ジッパー付き袋包装体

Claims (6)

  1. 互いに噛み合い可能なジッパー芯と、当該ジッパー芯と一体的に形成されており且つ袋包装材の向かい合う内面に取付けシール部によって取り付けられているジッパーテープとを有するジッパーを備えているジッパー付き包装袋において、
    前記取付けシール部は、前記ジッパー芯に沿って袋開口部側に袋幅に亙って延びて形成されている第1シール部分と、前記ジッパー芯の袋包装内部側で且つ前記ジッパー芯の両端部に対応した位置に形成されている第2シール部分とから成り、
    前記ジッパーテープの前記袋開口部側及び前記袋包装内部側の近傍で且つ前記ジッパー芯の両端部に対応した袋側縁部には、前記袋包装材同士をシールする端部シール部分が形成されていることから成るジッパー付き包装袋。
  2. 前記端部シール部分は、前記第1シール部分の端部又は前記第2シール部分と連続して形成されていることから成る請求項1に記載のジッパー付き包装袋。
  3. 前記第1シール部分は、前記端部を除く部分で前記ジッパーテープの幅方向端縁よりも前記ジッパー芯寄りの位置に形成されていることから成る請求項2に記載のジッパー付き包装袋。
  4. 前記第2シール部分は、噛み合った状態で潰されている前記ジッパー芯の前記両端部の潰し長さよりも広い寸法の幅に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のジッパー付き包装袋。
  5. 前記第1シール部分の端部と連続して形成されている前記端部シール部分には、引き裂き開始用の易開封手段が形成されていることから成る請求項1〜4のいずれか1項に記載のジッパー付き包装袋。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の前記包装袋を用いて内部に製品を収容し、前記袋開口部を開封した後に前記ジッパーによって前記包装袋を再開封・再閉鎖可能とされたジッパー付き袋包装体。
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