JP2005343471A - 飛出防止袋 - Google Patents

Abstract

【課題】簡単に内容物の飛び出しを防止できるプラスチックフィルム製の袋を提供する。
【解決手段】内容物収納空間の両面をなすフィルム１の封緘部を切断して開封するプラスチックフィルム製の袋において、前記フィルム１を横方向の折目５に沿って折り曲げ、その折目５の両端に位置する折曲シール部６で重なり合ったフィルム１同士を接着することにより、開封して、折目５に沿ったフィルム１の折り曲げを一時的に伸ばし、開口部から内容物を取り出した後、手を離すと、フィルム１が折曲状態に戻るようにする。
【選択図】図３

Description

この発明は、飴や米菓等を収納するプラスチックフィルム製の袋に関するものである。

一般に、この種の袋として、図４に示すように、内容物収納空間の両面をなすフィルム５１を上端縁に沿ったシール部５２で接着して封緘し、このシール部５２より下方の切断位置５３でフィルム５１を切断して開封するものが使用されている。

このような袋を開封した状態で持ち歩くと、内容物が袋から飛び出す恐れがあるため、上記袋では、切断位置５３の下方に、突条と溝とから成る帯状のファスナ５４を設け、その突条を溝に押し込んで再封緘できるようにしている。

しかしながら、上記のような袋を再封緘するには、ファスナ５４の突条と溝の位置を一致させて、数箇所でファスナ５４をフィルム５１の外側から摘まなければならず、再封緘に手間がかかるほか、突条と溝の位置がずれていると、再封緘できないこともある。

そこで、この発明は、簡単に内容物の飛び出しを防止できるプラスチックフィルム製の袋を提供することを課題とする。

上記課題を解決するため、この発明は、内容物収納空間の両面をなすフィルムの封緘部を切断して開封するプラスチックフィルム製の袋において、前記フィルムを横方向の折目に沿って折り曲げ、その折目の両端に位置する折曲シール部で重なり合ったフィルム同士を接着し、折曲状態を保持するようにしたのである。

このような袋では、開封して、折目に沿ったフィルムの折り曲げを一時的に伸ばし、開口部から内容物を取り出した後、手を離すと、フィルムが折り曲げた状態に戻り、開口部が閉じられるので、再封緘の手間を要することなく、持ち運び時における内容物の飛び出し等を防止することができる。

以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。

図１に示すプラスチックフィルム製の袋は、内容物収納空間の両面をなすフィルム１を下端縁及び両側縁に沿った外周シール部２で接着し、飴等の内容物を収納した後、上端縁に沿った封緘シール部３で接着して封緘され、封緘シール部３から間隔をおいた切断位置４の両端には開封用の切込が形成されている。

そして、これらのフィルム１は、横方向の折目５に沿って折り曲げられ、その折目５の両端に設けた折曲シール部６で重なり合ったフィルム１同士がヒートシールにより接着されて、折曲状態が保持されるようになっている。

上記のような袋を開封する際には、切断位置４において、重なり合ったフィルム１を一端の切込から他端の切込へかけて共に切断し、封緘シール部３を除去して、開封した状態で、図２に示すように、折目５に沿ったフィルム１の折り曲げを一時的に伸ばすと、開口部から内容物を取り出すことができる。

その後、袋から手を離すと、図３に示すように、フィルム１が折曲シール部６での接着により、折り曲げた状態に戻り、開口部が閉じられるので、再封緘の手間を要することなく、持ち運び時における内容物の飛び出し等を防止することができる。

この発明に係る飛出防止袋の実施形態を示す斜視図 同上の開封状態を示す斜視図 同上の開封後の折曲状態を示す斜視図 従来の再封緘機能付袋を示す斜視図

符号の説明

１ フィルム
２ 外周シール部
３ 封緘シール部
４ 切断位置
５ 折目
６ 折曲シール部

Claims (1)

1. 内容物収納空間の両面をなすフィルムの封緘部を切断して開封するプラスチックフィルム製の袋において、前記フィルムを横方向の折目に沿って折り曲げ、その折目の両端に位置する折曲シール部で重なり合ったフィルム同士を接着し、折曲状態を保持するようにしたことを特徴とする飛出防止袋。

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