JP2019185550A - 情報処理システムおよびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】データ共有のためのワークスペースに対する機器の接続や切り離しおよび機器どうしの相互接続に要する手間を削減する。【解決手段】記憶媒体上に構築されたデータを共有するための仮想的な共有空間であるワークスペース(チャネル)を複数参加者によるセッションごとに管理するチャネル管理部110と、情報機器に対応付けられ、情報機器の機能に応じた情報処理をワークスペースにおいて実行するBOTを、情報機器が使用されるセッションに対応付けて管理するBOT管理部120と、情報機器と情報機器に対応付けられたBOTとの間のデータ交換を制御する連結管理部130と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理システムおよびプログラムに関する。
従来、ネットワークを介してデジタル・コンテンツを共有することが行われている。例えば、特許文献1には、A/Vコンテンツを提供するソースデバイスからA/Vコンテンツを共有している状態に関する情報を受信するステップと、ソースデバイスに共有されたA/Vコンテンツを伝送せよとの要請を伝送するステップと、要請に応答してソースデバイスから共有されたA/Vコンテンツを受信するステップと、を含むネットワークを通じてA/Vコンテンツを共有する方法が開示されている。
特許文献2には、クライアントから作業開始の通知を受け取り、その通知者かつ無線通信タグの付帯者であるユーザに関連付けられる所在位置、およびそれに関連付けられる他のユーザを検知する検知手段と、複数の関係者のユーザにより共同作業にて共有する共有データを保持する共同作業空間の中から、検知された情報を用いて、通知された共同作業による成果データを保持させる共同作業空間の候補を抽出する抽出手段と、クライアントに候補を提示し、指定された共同作業空間に対し、ユーザを参加者として、成果データを作成する作成手段と、作成された成果データを共有データとして指定された共同作業空間に保持させてデータベースに格納する格納手段と、を含む支援サーバが開示されている。
また、従来、ネットワークを介して、映像や音声等のデータの送信側機器(ソース・デバイス)と受信側機器(シンク・デバイス)とを接続することが行われている。例えば、特許文献3には、会議システム間の接続を管理するセッション、会議中に使用したり会議の記録として生成されるファイル、会議に関連するリソースへのリファレンス情報、会議の参加者によって行なわれるファイル・アクセスなどの履歴情報が管理される共有ワークスペースについて開示されている。
特許第5101801号公報 特許第5343471号公報 特許第4321203号公報
従来、送信側機器(ソース・デバイス)と受信側機器(シンク・デバイス)とを相互接続する際に、機器の認証や接続設定のための作業を行う手間を要していた。また、データ共有のためのワークスペース(記憶媒体上に構築された仮想的な共有空間)に対する機器の接続や切り離しにも手間を要していた。
本発明は、データ共有のためのワークスペースに対する機器の接続や切り離しおよび機器どうしの相互接続に要する手間を削減することを目的とする。
請求項1に係る本発明は、
データを共有するための仮想的な共有空間を複数参加者による活動単位ごとに管理する共有空間管理手段と、
情報機器に対応付けられ、当該情報機器の機能に応じた情報処理を前記共有空間において実行する処理実行体を、当該情報機器が使用される前記活動単位に対応付けて管理する処理実行体管理手段と、
前記情報機器と当該情報機器に対応付けられた前記処理実行体との間のデータ交換を制御するデータ交換制御手段と、
を備えることを特徴とする、情報処理システムである。
請求項2に係る本発明は、
前記処理実行体管理手段により管理される前記処理実行体は、データを前記共有空間に格納する属性と、当該共有空間からデータを読み出す属性のうち、少なくとも一つを有し、
前記処理実行体管理手段は、前記処理実行体の属性を示す属性情報を管理することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項3に係る本発明は、
前記情報機器がデータを取得する機能を有する機器である場合、当該情報機器に対応する前記処理実行体は、当該情報機器が取得したデータを前記共有空間に格納する機能を有することを特徴とする、請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項4に係る本発明は、
前記情報機器がデータを出力する機能を有する機器である場合、当該情報機器に対応する前記処理実行体は、前記共有空間からデータを読み出して当該情報機器へ送信する機能を有することを特徴とする、請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項5に係る本発明は、
データを出力する機能を有する前記情報機器に対応する前記処理実行体は、前記活動単位の活動が終了した後も、前記共有空間からデータを読み出して当該情報機器へ送信し得ることを特徴とする、請求項4に記載の情報処理システムである。
請求項6に係る本発明は、
前記共有空間管理手段は、一時的に有効となり前記処理実行体を特定する第1固有情報に基づき、特定の前記活動単位において前記共有空間に接続可能な処理実行体を認識し、
前記処理実行体管理手段により管理される前記処理実行体は、前記共有空間および前記活動単位を特定する第2固有情報に基づき、当該処理実行体が接続可能な共有空間を認識することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項7に係る本発明は、
前記共有空間管理手段は、前記処理実行体から出力された前記第1固有情報を受け付けて、当該第1固有情報により特定される共有空間に対する当該処理実行体の接続を許可することを特徴とする、請求項6に記載の情報処理システムである。
請求項8に係る本発明は、
前記処理実行体は、前記第2固有情報を取得して接続先の前記共有空間および前記活動単位を認識し、前記共有空間管理手段へ前記第1固有情報を送信することを特徴とする、請求項7に記載の情報処理システムである。
請求項9に係る本発明は、
前記共有空間管理手段は、予め定められた条件を満足する場合に、一つの前記活動単位で使用された前記情報機器に対応する前記処理実行体に対し、当該活動単位の活動が終了した後も当該活動単位に対応する前記共有空間への接続を許可することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項10に係る本発明は、
前記共有空間管理手段は、前記活動単位に対応する前記共有空間に接続した前記処理実行体に対して、当該活動単位の活動の終了後における当該共有空間への接続権限を付与し、当該接続権限を有することを前記条件として、当該活動単位の活動が終了した後に当該処理実行体が当該共有空間に接続することを許可することを特徴とする、請求項9に記載の情報処理システムである。
請求項11に係る本発明は、
コンピュータに、
複数参加者による活動単位ごとに管理された共有空間に、情報機器に対応付けられた処理実行体を登録する機能と、
登録された前記処理実行体に、当該処理実行体に対応する前記情報機器の機能に応じて、当該情報機器が取得したデータを前記共有空間に格納する処理、および、当該共有空間からデータを読み出して当該情報機器へ送信する処理のうち、少なくとも一つを実行させる機能と、
を実現させることを特徴とする、プログラムである。
請求項1の発明によれば、情報機器がサーバに接続して直接的に仮想的な共有空間を共有する構成と比較して、処理実行体を介在させることにより、共有空間に対する機器の接続や切り離しおよび機器どうしの相互接続に要する手間を削減することができる。
請求項2の発明によれば、情報機器がサーバに接続して直接的に仮想的な共有空間を共有する構成と比較して、処理実行体により、共有空間に対するデータの出し入れに要する手間を削減することができる。
請求項3の発明によれば、情報機器がサーバに接続して直接的に仮想的な共有空間を共有する構成と比較して、処理実行体の共有空間における振る舞いを通して、現実空間と仮想空間(共有空間)とをつなぎ、直感的な操作により仮想空間にデータを格納することができる。
請求項4の発明によれば、情報機器がサーバに接続して直接的に仮想的な共有空間を共有する構成と比較して、処理実行体の共有空間における振る舞いを通して、現実空間と仮想空間(共有空間)とをつなぎ、直感的な操作により仮想空間からデータを取り出すことができる。
請求項5の発明によれば、情報機器がサーバに接続して直接的に仮想的な共有空間を共有する構成と比較して、活動単位で管理される共有空間に対し、活動終了後でもアクセスし、活動の内容を確認することができる。
請求項6の発明によれば、情報機器がサーバに接続して直接的に仮想的な共有空間を共有する構成と比較して、共有空間に対する処理実行体の接続を、活動に関連して一時的に許可されるものとすることでセキュリティを向上させることができる。
請求項7の発明によれば、有効期限を設定しない接続権限に基づいて共有空間への接続を許可する構成と比較して、共有空間に接続可能な処理実行体および時期を制御することにより、セキュリティを向上させることができる。
請求項8の発明によれば、単に第1固有情報のみに基づいて接続制御を行う構成と比較して、共有空間管理手段側から接続可能な処理実行体を制限することにより、セキュリティを向上させることができる。
請求項9の発明によれば、情報機器がサーバに接続して直接的に仮想的な共有空間を共有する構成と比較して、活動単位で管理される共有空間に対し、活動終了後でもアクセスし、活動の内容を確認することができる。
請求項10の発明によれば、活動終了後に共有空間へのアクセスを許可しない構成と比較して、活動終了後においても、活動単位に対応する共有空間に保持された情報にアクセスすることができる。
請求項11の発明によれば、情報機器がサーバに接続して直接的に仮想的な共有空間を共有する構成と比較して、本発明のプログラムをインストールしたコンピュータにおいて、処理実行体を介在させることにより、共有空間に対する機器の接続や切り離しおよび機器どうしの相互接続に要する手間を削減することができる。
本実施形態による情報処理システムの全体構成を示す図である。 管理サーバの機能構成を示す図である。 チャネル管理テーブルの一例を示す図である。 情報機器の機能構成を示す図である。 端末装置の機能構成を示す図である。 チャネル画面の構成例を示す図である。 情報機器の接続時の管理サーバの動作を示すフローチャートである。 Pull型認証による接続権情報の受け渡しの様子を示す図である。 Push型認証による接続権情報の受け渡しの様子を示す図である。 管理サーバにおけるデータ(コンテンツ)の入力動作を示すフローチャートである。 管理サーバにおけるデータ(コンテンツ)の出力動作を示すフローチャートである。 端末装置による操作の受け付け動作を示すフローチャートである。 端末装置からの操作による情報機器の切断時の管理サーバの動作を示すフローチャートである。 情報機器を物理的にネットワークから切断した場合の管理サーバの動作を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<システム構成>
図1は、本実施形態による情報処理システムの全体構成を示す図である。情報処理システム10は、管理サーバ100と、情報機器200と、端末装置300とを備える。各装置は、ネットワーク400を介して接続されている。なお、図1には、3つの情報機器200と2つの端末装置300とが記載されているが、これらは例示に過ぎず、ネットワーク400に接続される各装置は図示の数に限られない。また、管理サーバ100も複数のサーバマシンによる分散処理にて実現して良い。
管理サーバ100は、ワークスペースを提供し管理するサーバである。ワークスペースとは、データを共有するためのオブジェクトであり、記憶媒体上に構築される仮想的な共有空間である。管理サーバ100は、チャネル単位でワークスペースを管理する。チャネルとは、セッションごとに区別されたワークスペースである。セッションとは、一つのチャネルが割り当てられる対象であり、複数参加者による活動単位である。例えば、会議や講演等が該当する。セッションは、例えば時間と場所とを指定することにより特定される。ただし、セッションを特定する時間は連続したひとまとまりの期間に限定されず、セッションを特定する場所は物理的に一か所である必要はない。すなわち、複数回にわたって行われた講義を一つのセッションとしても良いし、物理的に離れた複数の拠点をネットワークで接続して行われた会議を一つのセッションとしても良い。
情報機器200は、種々の情報を扱う機器である。情報機器200は、その種類に応じて、情報の取得、処理、出力等を行う。また、情報機器200は、その種類に応じて、動画、静止画、音声、テキスト等のデータや、各種のセンサにより取得されるセンサ・データを扱う。さらに、情報機器200は、管理サーバ100により提供されるチャネルと接続してデータ交換を行う機能を有する。情報機器200自体が扱うデータは、デジタル・データであってもアナログ・データであっても良いが、チャネルに対して送受信される際はデジタル・データとなる。
情報機器200には、送信側機器として機能する機器と、受信側機器として機能する機器とがある。送信側機器とは、チャネルに対してデータを送信する機能を有する機器である。例えば、センサ、カメラ、録音機、スキャナ、電子黒板、電子ペン等である。受信側機器とは、チャネルに保持されているデータを読み出す機能を有する機器である。例えば、表示装置、音声出力装置、プリンタ等である。また、送信側機器としての機能と受信側機器としての機能とを共に有する情報機器200もある。例えば、タブレット型端末やスマートフォン等の携帯情報端末、パーソナル・コンピュータ(PC)、スキャナ機能とプリンタ機能とを有する複合機等である。さらに、液晶ディスプレイ等の表示手段を有するカメラ、スピーカやライン出力等の音声出力手段を有する録音機、表示装置と組み合わされた電子黒板等も送信側機器および受信側機器としての機能を併せ持つ情報機器200に該当する。
端末装置300は、ユーザがチャネルの様子を認識したり、チャネルに対する操作を行ったりするために用いられる装置である。端末装置300は、ユーザがチャネル自体に対してアクセスするための機能を有する情報機器200の一種と言える。そこで、以下の説明では、端末装置300を情報機器200と区別する必要がない場合は、情報機器200とのみ記載することがある。また、情報機器200および端末装置300を合わせて「機器」と略記することがある。端末装置300としては、例えば、タブレット型端末やスマートフォン等の携帯情報端末、PC等が用いられる。
ネットワーク400は、管理サーバ100と、情報機器200および端末装置300とを接続する。ネットワーク400は、各装置の間のデータ通信に用いられる通信ネットワークであれば特に限定されず、例えばLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等として良い。データ通信に用いられる通信回線は、有線か無線かを問わず、これらを併用しても良い。また、ゲートウェイ装置やルータ等の中継装置を用い、複数のネットワークや通信回線を介して各装置を接続するように構成しても良い。チャネルに対応するセッションが行われる場所(例えば、会議室等)には、情報機器200および端末装置300がネットワーク400に接続するためのインターフェイスが用意される。具体的には、例えば、LANケーブルやUSB(Universal Serial Bus)やIEEE 1394等によるケーブル接続用のコネクタ、無線LANに接続するためのアクセス・ポイント等である。情報機器200および端末装置300は、セッションが行われる場所に用意されているインターフェイスを介してネットワーク400に接続し、管理サーバ100が提供するチャネルにアクセスする。
<管理サーバの機能構成>
図2は、管理サーバ100の機能構成を示す図である。管理サーバ100は、チャネルを制御する機能構成として、チャネル管理部110と、コンテンツ管理部111と、操作処理部112と、表示制御部113とを備える。また、管理サーバ100は、BOTを制御する機能構成として、BOT管理部120と、属性情報保持部121と、セッション情報管理部122と、手続き管理部123とを備える。また、管理サーバ100は、情報機器200および端末装置300との接続を制御する機能構成として、連結管理部130と、認証部131とを備える。管理サーバ100の各機能は、例えば、CPU(Central Processing Unit)がソフトウェアを読み込んで実行することにより実現される。なお、管理サーバ100は、単体のサーバマシンによる構成に限定されず、いわゆるクラウド・サーバとして、ネットワーク上に設けられた複数のサーバマシンに分散させて管理サーバ100の各機能を実現しても良い。
チャネル管理部110は、セッションごとに生成されたチャネルを管理する。チャネル管理部110は、共有空間管理手段の一例である。チャネル管理部110は、端末装置300からの要求等に応じて生成された、各チャネルの情報を管理する。チャネル管理部110は、例えば、各チャネルの情報を登録したテーブルを用いてチャネルを管理する。
図3は、チャネル管理テーブルの一例を示す図である。チャネル管理部110は、例えば、図3に示すようなチャネル管理テーブルを用いてチャネルを管理しても良い。図3に示すチャネル管理テーブル110aには、チャネルごとに、「対応セッション」、「場所」、「日時」、「参加BOT」、「参加者」、「セッションの状態」の各項目の情報が登録される。「対応セッション」には、対応するセッションの識別情報が登録される。「場所」には、セッションが行われる場所の識別情報が登録される。「日時」には、セッションが行われた日時の情報が登録される。「参加BOT」には、チャネルにアクセスした情報機器200および端末装置300のBOTを特定する情報が登録される。BOTについては後述する。「参加者」には、セッションに参加した人物や組織を特定する情報が登録される。「セッションの状態」には、セッションが実施中か終了したかを示す情報が登録される。
コンテンツ管理部111は、チャネル内で保持されるコンテンツを管理する。コンテンツとは、デジタルデータ化された動画、静止画、音声、文書等のデータファイルである。コンテンツは、管理サーバ100が情報機器200から受信し、チャネルに保持され、コンテンツ管理部111により管理される。また、チャネルに保持されているコンテンツは、情報機器200により読み出され、再生される。
操作処理部112は、端末装置300によって行われるチャネルに対する操作を受け付け、受け付けた操作に応じた処理を実行する。例えば、操作処理部112は、端末装置300で行われた操作に応じて、新たなチャネルの生成や、不要となったチャネルの削除を行う。また、操作処理部112は、端末装置300で行われた操作に応じて、ユーザや情報機器200のチャネルへの参加(接続)に対する許可・拒否、接続の個別解除等の処理を行う。なお、チャネルはセッションに対応付けられることを述べたが、セッションが終了しても、そのセッションに対応するチャネルは必ずしも不要なチャネルとして削除対象になるとは限らない。例えば、終了したセッションがより大きなプロジェクトの一部であるような場合等、セッション終了後にもチャネルに格納されているデータを保存する必要がある場合があるためである。したがって、操作処理部112は、チャネルの削除の指示を受け付けた場合に、該当するチャネルを削除するものとする。
表示制御部113は、チャネルの様子を表示装置に表示させる。表示制御部113は、例えば、チャネルを表す領域にコンテンツやBOTを表すオブジェクトを配置したチャネル画面を生成して、チャネルの様子を表す。コンテンツの新規保持や削除、BOTの新規参加や切断等に応じて、チャネル画面のコンテンツ・オブジェクトやBOTオブジェクトが追加されたり消去されたりする。
BOT管理部120は、チャネルに参加(接続)した情報機器200および端末装置300に対応するBOTを管理する。BOTとは、チャネル内において、対応する機器の機能に応じた動作や処理を実行するプログラムである。BOTは、処理実行体の一例である。また、BOT管理部120は、処理実行体管理手段の一例である。BOTは、チャネルに参加(接続)可能な機器に対応して予め用意されており、BOT管理部120により管理されている。
属性情報保持部121は、各BOTの属性の情報を保持する。BOTは、対応する情報機器200の機能に応じてソース、シンク、フィルタの何れかの属性を有する。以下、ソースの属性を持つBOTをソースBOT、シンクの属性を持つBOTをシンクBOT、フィルタの属性を持つBOTをフィルタBOTと呼ぶ。ソースBOTとは、チャネルに対してコンテンツを提供するBOTである。すなわち、ソースBOTは、チャネルに対するデータの入力元である。ソースBOTは、管理サーバ100にデータを送信する送信側機器に対応する。シンクBOTとは、チャネルからコンテンツを取得するBOTである。すなわち、シンクBOTは、チャネルに対するデータの出力先である。シンクBOTは、管理サーバ100からデータを読み出す受信側機器に対応する。フィルタBOTとは、ソースの属性とシンクの属性を併せ持ったBOTである。すなわち、フィルタBOTは、チャネルに対するデータの入力元であり出力先である。フィルタBOTは、チャネルに対して送信側機器にも受信側機器にもなる機器に対応する。
セッション情報管理部122は、各BOTについて、そのBOTに対応する情報機器200(および端末装置300)が参加しているセッションを管理する。情報機器200が、あるセッションにおいて使用される場合を考える。このとき、情報機器200がネットワーク400に接続されてチャネルにアクセス可能となると、セッション情報管理部122は、チャネルに対応するセッションの情報を、接続された情報機器200に対応するBOTに関連付けて保存する。これにより、仮想的な共有空間であるチャネルとこのチャネルにおいて動作するBOTとの関係が、現実世界におけるセッションとこのセッションで使用される機器との関係に対応付けられる。
手続き管理部123は、チャネル内におけるBOTの動作である手続きを管理する。具体的には、BOTによりチャネルに対するコンテンツの入出力や編集が行われると、かかる手続きの履歴を取得して管理する。
連結管理部130は、情報機器200(および端末装置300)とこれに対応するBOTとを連結する。すなわち、連結管理部130は、情報機器200から管理サーバ100へ送信されたデータを、この情報機器200に対応するBOTに渡す。また、連結管理部130は、BOTがチャネルから読み出したデータを、このBOTに対応する情報機器200へ送信する。連結管理部130は、データ交換制御手段の一例である。
認証部131は、チャネルにアクセスしようとする情報機器200(および端末装置300)の認証を行う。情報機器200がネットワーク400に接続されてチャネルにアクセスしようとすると、連結管理部130は、まず、認証部131に認証を行わせる。そして、認証が済んだ情報機器200に対してのみ、対応するBOTがチャネル内に用意されて、情報機器200からチャネルへのアクセスが可能となる。
<情報機器の機能構成>
図4は、情報機器200の機能構成を示す図である。情報機器200は、接続制御部210と、入出力インターフェイス220とを備える。また、特に図示しないが、情報機器200の種類に応じて機器自体の機能を備える。例えば、カメラであれば動画の録画や静止画の撮影をする機能、表示装置であれば動画、静止画、文書等を表示する機能、電子黒板や電子ペンであれば筆記されたイメージを電子データに変換する機能、各種センサであればセンサデータを取得する機能等である。
接続制御部210は、管理サーバ100の連結管理部130を介して、情報機器200に対応するBOTと接続し、データの入出力を行う。接続制御部210の機能は、例えばCPU(Central Processing Unit)がソフトウェア(いわゆるエージェント)を読み込んで実行することにより実現される。
入出力インターフェイス220は、ネットワーク400に接続するためのインターフェイスである。入出力インターフェイス220としては、LANケーブルやUSB(Universal Serial Bus)やIEEE 1394等によるケーブル接続用のコネクタ、無線LANに接続するためのアクセス・ポイント等が用いられる。情報機器200は、自装置に設けられた入出力インターフェイス220の種類に応じて、ケーブル接続や無線通信により、ネットワーク400に接続し、チャネルにアクセスする。
<端末装置の機能構成>
図5は、端末装置300の機能構成を示す図である。端末装置300は、表示部310と、操作受け付け部320と、入出力制御部330と、入出力インターフェイス340とを備える。また、情報機器200と同様に、端末装置300においても、図示しない機器自体の機能を有していても良い。
表示部310は、画像を表示する。表示部310は、例えば、液晶ディスプレイ等のディスプレイ装置により実現される。表示部310は、管理サーバ100の表示制御部113により生成されたチャネル画面を表示する表示装置として用いられる。
操作受け付け部320は、ユーザによる入力操作を受け付ける。操作受け付け部320は、例えば、タッチパネル、マウス等のポインティング・デバイス、キーボード等の入力デバイスにより実現される。操作受け付け部320として表示部310の表示画面と一体のタッチパネルを用い、表示部310に表示された画像にタッチして表示を変更させる等の直感的な操作が可能なUI(User Interface)を実現しても良い。操作受け付け部320は、表示部310に表示されたチャネル画面を介してチャネルに対する操作を行うための操作手段として用いられる。
入出力制御部330は、チャネルに対する操作を受け付け、受け付けた操作に基づくコマンドの出力やデータの入出力を行う。入出力制御部330から出力されたコマンドやデータは、管理サーバ100の連結管理部130を介して端末装置300に対応するBOTへ送られ、さらにBOTから操作処理部112へ送られる。また、入出力制御部330は、管理サーバ100の表示制御部113からBOTおよび連結管理部130を介して受信したチャネル画面を表示部310に表示させる。入出力制御部330の機能は、例えばCPUがソフトウェア(ブラウザ等のいわゆるユーザエージェント)を読み込んで実行することにより実現される。
入出力インターフェイス340は、ネットワーク400に接続するためのインターフェイスである。入出力インターフェイス340としては、LANケーブルやUSB(Universal Serial Bus)やIEEE 1394等によるケーブル接続用のコネクタ、無線LANに接続するためのアクセス・ポイント等が用いられる。端末装置300は、自装置に設けられた入出力インターフェイス340の種類に応じて、ケーブル接続や無線通信により、ネットワーク400に接続し、チャネルにアクセスする。
<チャネル画面の例>
図6は、チャネル画面の構成例を示す図である。上述したように、チャネル画面500は、管理サーバ100の表示制御部113により生成され、端末装置300に送られ、入出力制御部330の制御により表示部310に表示される。図6に示すチャネル画面500には、コンテンツ・オブジェクト510と、BOTオブジェクト520とが表示されている。コンテンツ・オブジェクト510とは、チャネルに保持され管理されているコンテンツ(ファイル)をチャネル画面上で視覚化したオブジェクト(例えば、アイコン)である。BOTオブジェクト520とは、チャネルに参加しているBOTをチャネル画面上で視覚化したオブジェクト(例えば、アイコン)である。BOTオブジェクト520は、BOTの属性(ソース、シンク、フィルタの別)に応じて異なる表示態様で表示しても良いし、特に属性による区別を表さなくても良い。
チャネル画面500を用いたチャネルへのデータの入力操作は、例えば次のようにして行われる。まず、チャネル画面500上で、ソースBOTまたはフィルタBOTのBOTオブジェクト520を選択し、データを送信するための操作を行う。この操作に応じて、選択されたBOTオブジェクト520のBOTに対応する情報機器200からコンテンツのデータが送信され、チャネルに保持される。コンテンツがチャネルに保持されると、表示制御部113は、チャネル画面500を更新し、新しく保持したコンテンツに対応するコンテンツ・オブジェクト510を表示する。
また、チャネル画面500を用いたチャネルからのデータ読み出し操作は、例えば次のようにして行われる。まず、読み出そうとするコンテンツと、コンテンツを取得する情報機器200とを選択する。そして、選択したコンテンツのコンテンツ・オブジェクト510を、選択した情報機器200に対応するBOTオブジェクト520へ、チャネル画面500上で移動させる操作を行う(いわゆるドラッグ&ドロップ)。ここで、コンテンツを取得することができる情報機器200は受信側機器なので、コンテンツ・オブジェクト510をドロップするBOTオブジェクト520は、シンクBOTまたはフィルタBOTのBOTオブジェクト520である。この操作に応じて、選択されたコンテンツ(ファイル)がBOTにより読み出されて情報機器200へ送信される。情報機器200は、コンテンツのデータを受信すると、自装置の機能によりコンテンツを再生し得る。
<管理サーバの動作>
次に、管理サーバ100のチャネルに関する動作について、具体的な場面を特定して説明する。以下では、(1)情報機器200の接続時の動作、(2)データ(コンテンツ)の入力動作、(3)データ(コンテンツ)の出力動作、(4)端末装置300による操作の受け付け動作、(5)情報機器200の切断時の動作、について説明する。
図7は、情報機器200の接続時の管理サーバ100の動作を示すフローチャートである。情報機器200を接続する際、ユーザは、まず、接続しようとする情報機器200の入出力インターフェイス220を、管理サーバ100に接続するためのネットワーク400のインターフェイスに、物理的に接続する。そして、情報機器200の接続制御部210は、認証情報と共にチャネルへの接続要求を送信する。管理サーバ100の連結管理部130が接続要求を受信すると、認証部131が、接続要求と共に送られた認証情報を用いて認証処理を行う(S701、S702)。認証処理の結果、接続が認められない場合は(S703でNo)、処理を終了する。
認証処理の結果、接続が認められると(S703でYes)、BOT管理部130が、接続要求を行った情報機器200に対応するBOTを特定し(S704)、セッション情報管理部122が、特定されたBOTに、参加しようとするチャネルに対応するセッションの情報を登録する(S705)。これにより、情報機器200の接続制御部210とBOT管理部120に管理されるBOTとの間で通信が確立される(S706)。そして、情報機器200からチャネルに対してデータの送受信等の操作が行われると、手続き管理部123により、BOTを介して操作の内容がチャネルに反映される。
ここで、認証部131による認証の方法について、さらに説明する。本実施形態では、一例として、チャネルへの接続に接続権情報を用いた認証を行う。すなわち、接続要求と共に情報機器200から送信される接続権情報により、情報機器200がチャネルに対する接続権を有することを証明する。接続権情報としては、例えばワンタイムURLを用いても良い。ワンタイムURLとは、リクエストが有効な期間や回数に制限を設けたURLである。ワンタイムURLは、例えば、URLにセッションIDや時刻等の一時的な情報を付加することにより生成される。本実施形態における接続権情報を用いた認証には、Pull型とPush型の2種類がある。
Pull型認証では、情報機器200の接続権情報を管理サーバ100のチャネル管理部110が取りこむことにより認証を行う。接続権情報には、情報機器200を特定する情報(例えばURL)が含まれる。したがって、管理サーバ100のチャネル管理部110は、この接続権情報に基づき、情報機器200に対応し、チャネルに接続されるBOTを特定する。すなわち、情報機器200の接続権情報は、第1固有情報の一例である。
図8は、Pull型認証による接続権情報の受け渡しの様子を示す図である。まず、接続しようとする情報機器200(以下、新規情報機器200a)の接続権情報を管理サーバ100に提示する。接続権情報の提示は、例えば、新規情報機器200aが出力可能な形式で接続権情報を出力することにより行われる。具体的には、新規情報機器200aがディスプレイ装置やプロジェクタ装置のような表示装置である場合は、表示機能を用いて一次元コードや二次元コード等のコード画像を表示することが考えられる。また、プリンタや複合機で用紙にコード画像を形成して出力しても良いし、無線通信やケーブル接続によるデータ通信により接続権情報のコードデータを出力しても良い。図8に示す例では、管理サーバ100は、新規情報機器200aにより提示された接続権情報を読み取る機能を有し、既にチャネルに参加している他の情報機器200(以下、読み取り情報機器200b)により、提示された接続権情報のコード画像610を読み取る。
読み取り情報機器200bの読み取り機能は、新規情報機器200aによる接続権情報の提示形式に応じて決まる。例えば、コード画像の表示が行われた場合は、読み取り情報機器200bとしてのカメラによりコード画像が撮影される。コード画像が用紙に形成されて出力された場合は、カメラにより撮影したり、スキャナや複合機で読み取ったりすることにより取得される。また、データ通信により接続権情報が提供される場合は、無線通信やケーブル接続によるピア・トゥ・ピア接続や、管理サーバ100を介在しないLAN接続により、読み取り情報機器200bが新規情報機器200aの接続権情報のコードデータを受信する。以上のようにして読み取られた接続権情報は、読み取り情報機器200bに対応するBOTから認証部131へ送られる。これ以後、この接続権情報と共に送られた接続要求は、認証部131による認証が得られる。
Push型認証では、管理サーバ100からチャネルの固有情報を提供し、このチャネルの固有情報を用いて情報機器200が自装置の接続権情報をチャネル管理部110に送信する。そして、チャネル管理部110が受信した接続権情報を取り込むことにより認証を行う。チャネルの固有情報には、チャネルを特定する情報が含まれる。したがって、情報機器200の接続制御部210は、この固有情報により接続しようとするチャネルを認識する。したがって、チャネルの固有情報は、第2固有情報の一例である。
図9は、Push型認証によるチャネルの固有情報の受け渡しの様子を示す図である。まず、管理サーバ100のチャネル管理部110が、情報機器200が接続しようとするチャネルの固有情報を提示する。固有情報の提示は、例えば、既にチャネルに参加している情報機器200(以下、既接続情報機器200c)の出力機能を用いて行う。ここで、既接続情報機器200cとしては、新たに接続しようとする情報機器200(以下、新規情報機器200d)が有する読み取り機能に応じた出力機能を有する情報機器200が選択される。例えば、新規情報機器200dがカメラである場合は、コード画像を表示可能な表示装置やコード画像を用紙に形成して出力可能なプリンタ等が既接続情報機器200cとして選択される。新規情報機器200dが無線通信やケーブル接続によるデータ通信機能を有する場合は、新規情報機器200dと接続可能な形式で通信可能な通信機能を有する情報機器200が既接続情報機器200cとして選択される。図9に示す例では、管理サーバ100は、既接続情報機器200cである表示装置に固有情報のコード画像620を表示し、新規情報機器200dであるカメラで撮影している。
以上のようにして、新規情報機器200dがチャネルの固有情報を取得すると、新規情報機器200dは、取得した固有情報を用いてチャネルを指定し、管理サーバ100へ自装置の接続権情報を送信する。管理サーバ100のチャネル管理部110は、受信した固有情報により新規情報機器200dのBOTが参加するチャネルを特定し、固有情報と共に受信した接続権情報を認証部131へ送る。これ以後、この接続権情報と共に送られた接続要求は、認証部131による認証が得られる。
上記の動作例では、情報機器200の接続権情報を認証部131が保持し、これらの接続権情報と共に情報機器200から送信された接続要求を認証して、情報機器200によるチャネルへのアクセスを許可した。ここで、接続権情報を認証部131が受け付ける際に、セッションの参加者による承認を得るようにしても良い。例えば、読み取り情報機器200bで接続権情報を取得したり新規情報機器200dから接続権情報を受信したりした際に、チャネル画面にて各端末装置300に、新規に接続しようとする情報機器200があることと、その情報機器200を示す情報とを報知する。そして、端末装置300から情報機器200の接続を承認する通知を受け付けた場合に、認証部131において接続権情報を保存し、以後の接続を許可するようにしても良い。ここで、承認は、全ての端末装置300から得ることを要件としても良いし、一つまたは一定個数の端末装置300あるいは特定の端末装置300から得ることを要件としても良い。
図10は、管理サーバ100におけるデータ(コンテンツ)の入力動作を示すフローチャートである。情報機器200からチャネルへデータを送信して保持させる場合、まず、情報機器200の接続制御部210が管理サーバ100へデータを送信する。例えば、ユーザが端末装置300を用い、チャネル画面上で情報機器200に対応するBOTオブジェクトを操作し、データを保存する指示を行う。これにより、操作されたBOTから対応する情報機器200へ、データの送信が指示される(S1001)。管理サーバ100では、連結管理部130を介して情報機器200からのデータを受信すると、情報機器200に対応するBOTが、受信したデータを取得する(S1002、S1003)。BOTは、受信したデータをチャネル内にコンテンツ(ファイル)として格納する(S1004)。これに伴い、表示制御部113は、チャネル画面を更新し、チャネルに格納されたコンテンツのコンテンツ・オブジェクトを表示する(S1005)。手続き管理部123は、以上のBOTの動作履歴を保存する。また、コンテンツ管理部111は、新規に格納されたコンテンツをチャネルに対応付けて管理する(S1006)。
図11は、管理サーバ100におけるデータ(コンテンツ)の出力動作を示すフローチャートである。チャネルからデータを読み出す場合、まず、チャネル内のコンテンツを指定し、BOTに読み込ませる(S1101)。例えば、ユーザが端末装置300を用い、チャネル画面上で読み出し対象のコンテンツのコンテンツ・オブジェクトを操作し、データを読み出す情報機器200に対応するBOTにデータを読み込ませる指示を行う。具体的には、例えば、チャネル画面上で、対象のコンテンツ・オブジェクトを選択し、BOTオブジェクトにドラッグ&ドロップする。また、BOTの機能をメニュー表示等で呼び出し、読み出し対象のコンテンツを指定して出力指示を行っても良い。BOTは、指示にしたがってチャネルに保持されているコンテンツ(ファイル)を読み込み、読み込んだデータを、連結管理部130を介して、BOTに対応する情報機器200へ送信する(S1102)。手続き管理部123は、以上のBOTの動作履歴を保存する。情報機器200は、BOTから送信されたデータを接続制御部210により受信すると、受信したデータを情報機器200の処理機能により処理する。例えば、情報機器200は、受信データに基づいて画像、音声、文書等を再生し出力する。
図12は、端末装置300による操作の受け付け動作を示すフローチャートである。端末装置300は、他の情報機器200と同様に管理サーバ100に接続し、チャネルにアクセス可能となると、端末装置300に対応するBOTがチャネルに参加する(S1201)。これに応じて、表示制御部113が、端末装置300に対応するBOTオブジェクトをチャネル画面に表示する(S1202)。端末装置300は、通常、送信側機器および受信側機器の機能を併せ持つので、端末装置300に対応するBOTはフィルタBOTである。端末装置300に対応するBOTオブジェクトは、他の情報機器200に対応するBOTオブジェクトと同様に表示しても良いし、視覚的に、他の情報機器200のBOTオブジェクトと端末装置300のBOTオブジェクトとを、視覚的に区別できるように表示しても良い。
ユーザが端末装置300の操作受け付け部320でコンテンツ・オブジェクトおよびBOTオブジェクトに対する操作を行うと、入出力制御部330は、操作に応じた命令を管理サーバ100へ送信する。管理サーバ100では、連結管理部130が命令を受信し、端末装置300に対応するBOTへ送る(S1203)。BOTは、受信した命令を操作処理部112へ送る(S1204)。操作処理部112は、受信した命令に基づいて、チャネルにおいてユーザの操作に対応する処理を行う(S1205)。そして、表示制御部113が、チャネル画面を更新し、操作処理部112により行われた処理を反映させる(S1206)。
次に、情報機器200がチャネルから切断される際の動作について説明する。情報機器200がチャネルから切断される場面としては、端末装置300からの操作により切断する場合と、情報機器200を物理的にネットワーク400から切断する場合とが考えられる。以下、順に説明する。
図13は、端末装置300からの操作による情報機器200の切断時の管理サーバ100の動作を示すフローチャートである。この場合、まず、ユーザが端末装置300を操作し、チャネル画面上で切断しようとする情報機器200のBOTオブジェクトを指定し、切断指示を入力する。管理サーバ100では、連結管理部130、端末装置300のBOTを経て操作処理部112が切断指示を受け付け(S1301)、チャネル管理部110およびBOT管理部120に処理を渡す。チャネル管理部110は、切断対象の情報機器200のBOTをチャネル管理テーブル(図3参照)の「参加BOT」から削除する(S1302)。また、BOT管理部120は、セッション情報管理部122に、BOTに対応する情報機器200(切断対象の情報機器200)が該当するセッションから切断されたという情報を管理させる(S1303)。これにより、これ以降、切断対象の情報機器200は、該当セッションに対応するチャネルにはアクセスできなくなる。また、情報機器200がチャネルから切断されると、表示制御部113が、切断された情報機器200のBOTコンテンツをチャネル画面から消去する(S1304)。なお、上記の動作では、切断された情報機器200はチャネルにアクセスできないとしたが、接続されていた際にチャネルに保持されていたコンテンツの再生は可能としても良い。チャネル管理テーブルに参加BOTがチャネルに参加していた時期を示す情報が管理されていれば、この情報に基づいて、該当時期にチャネルに保持されていたコンテンツの読み出しを許可する制御を行うことができる。
図14は、情報機器200を物理的にネットワーク400から切断した場合の管理サーバ100の動作を示すフローチャートである。情報機器200がネットワーク400から物理的に切断されると、連結管理部130がこれを検知する(S1401)。そして、表示制御部113が、チャネル画面にて各端末装置300に、情報機器200が切断されたことを報知する(S1402)。この後、いずれかの端末装置300から情報機器200の切断を承認する通知を受け付けると(S1403)、チャネル管理部110によるチャネル管理テーブル(図3参照)の「参加BOT」からの削除(S1404)、セッション情報管理部122による切断情報の管理(S1405)、表示制御部113によるチャネル画面からのBOTコンテンツの消去(S1406)が行われる。S1404〜S1406の動作は、図13におけるS1302〜S1304の動作と同様である。
<チャネルの再生>
次に、端末装置300の操作によるチャネルの再生について説明する。事前に、端末装置300には、チャネルに保持されているコンテンツ、チャネルに参加しているBOT、セッション等を特定する情報や、チャネルから読み出して取得したコンテンツ自体等の関連するチャネルを特定可能な情報が保持されているものとする。端末装置300において、これらのチャネルを特定可能な情報の何れかをキーとして、管理サーバ100に対し、チャネルの検索要求を行う。管理サーバ100では、かかる検索要求を受信すると、チャネル管理部110およびBOT管理部120が、取得したキーに基づいてチャネルを検索する。チャネル管理部110は、各チャネルの情報(図3参照)を管理しており、BOT管理部120は、セッション情報管理部122によりBOTに対応する情報機器200が参加していたセッションの情報を管理しているため、上記のキーからチャネル(セッション)を特定することができる。そして、表示制御部113が、検索されたチャネルのチャネル画面を生成し、端末装置300の表示部310に表示させる。ここで、検索されたチャネル(キーにヒットしたチャネル)が複数あるときは、チャネルの選択画面を生成して端末装置300の表示部310に表示させ、ユーザによる選択を受け付けるようにしても良い。このようにして、チャネル画面が表示されると、表示されたチャネル画面からチャネルに保持されているコンテンツに対してアクセスすることが可能となる。なお、チャネルの検索および再生は、チャネルが削除されていなければ、既に終了したセッションに対応付けられたチャネルに対しても行って良い。
また、チャネル管理部110は、セッションの終了前または終了後に、情報機器200のBOTに対し、終了したセッションに対応するチャネルへアクセスするための接続権限を付与しても良い。このようにすれば、接続権限を付与されたBOTに対応する情報機器200は、セッションの終了後においても、セッションに対応するチャネルへアクセスすることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態には限定されない。例えば、上記の実施形態では、情報機器200がチャネルにアクセスするために、情報機器200の接続権情報を用いることとしたが、情報機器200の認証は、パスワード認証等、既存の他の認証方法により行っても良い。その他、本発明の技術思想の範囲から逸脱しない様々な変更や構成の代替は、本発明に含まれる。
10…情報処理システム、100…管理サーバ、110…チャネル管理部、111…コンテンツ管理部、112…操作処理部、113…表示制御部、120…BOT管理部、121…属性情報保持部、122…セッション情報管理部、123…手続き管理部、130…連結管理部、131…認証部、200…情報機器、210…接続制御部、220…入出力インターフェイス、300…端末装置、310…表示部、320…操作受け付け部、330…入出力制御部、340…入出力インターフェイス、500…チャネル画面、510…コンテンツ・オブジェクト、520…BOTオブジェクト

Claims (11)

  1. データを共有するための仮想的な共有空間を複数参加者による活動単位ごとに管理する共有空間管理手段と、
    情報機器に対応付けられ、当該情報機器の機能に応じた情報処理を前記共有空間において実行する処理実行体を、当該情報機器が使用される前記活動単位に対応付けて管理する処理実行体管理手段と、
    前記情報機器と当該情報機器に対応付けられた前記処理実行体との間のデータ交換を制御するデータ交換制御手段と、
    を備えることを特徴とする、情報処理システム。
  2. 前記処理実行体管理手段により管理される前記処理実行体は、データを前記共有空間に格納する属性と、当該共有空間からデータを読み出す属性のうち、少なくとも一つを有し、
    前記処理実行体管理手段は、前記処理実行体の属性を示す属性情報を管理することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記情報機器がデータを取得する機能を有する機器である場合、当該情報機器に対応する前記処理実行体は、当該情報機器が取得したデータを前記共有空間に格納する機能を有することを特徴とする、請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記情報機器がデータを出力する機能を有する機器である場合、当該情報機器に対応する前記処理実行体は、前記共有空間からデータを読み出して当該情報機器へ送信する機能を有することを特徴とする、請求項2に記載の情報処理システム。
  5. データを出力する機能を有する前記情報機器に対応する前記処理実行体は、前記活動単位の活動が終了した後も、前記共有空間からデータを読み出して当該情報機器へ送信し得ることを特徴とする、請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記共有空間管理手段は、一時的に有効となり前記処理実行体を特定する第1固有情報に基づき、特定の前記活動単位において前記共有空間に接続可能な処理実行体を認識し、
    前記処理実行体管理手段により管理される前記処理実行体は、前記共有空間および前記活動単位を特定する第2固有情報に基づき、当該処理実行体が接続可能な共有空間を認識することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システム。
  7. 前記共有空間管理手段は、前記処理実行体から出力された前記第1固有情報を受け付けて、当該第1固有情報により特定される共有空間に対する当該処理実行体の接続を許可することを特徴とする、請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 前記処理実行体は、前記第2固有情報を取得して接続先の前記共有空間および前記活動単位を認識し、前記共有空間管理手段へ前記第1固有情報を送信することを特徴とする、請求項7に記載の情報処理システム。
  9. 前記共有空間管理手段は、予め定められた条件を満足する場合に、一つの前記活動単位で使用された前記情報機器に対応する前記処理実行体に対し、当該活動単位の活動が終了した後も当該活動単位に対応する前記共有空間への接続を許可することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システム。
  10. 前記共有空間管理手段は、前記活動単位に対応する前記共有空間に接続した前記処理実行体に対して、当該活動単位の活動の終了後における当該共有空間への接続権限を付与し、当該接続権限を有することを前記条件として、当該活動単位の活動が終了した後に当該処理実行体が当該共有空間に接続することを許可することを特徴とする、請求項9に記載の情報処理システム。
  11. コンピュータに、
    複数参加者による活動単位ごとに管理された共有空間に、情報機器に対応付けられた処理実行体を登録する機能と、
    登録された前記処理実行体に、当該処理実行体に対応する前記情報機器の機能に応じて、当該情報機器が取得したデータを前記共有空間に格納する処理、および、当該共有空間からデータを読み出して当該情報機器へ送信する処理のうち、少なくとも一つを実行させる機能と、
    を実現させることを特徴とする、プログラム。
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