以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける会議システムの全体概要を示す図である。図1を参照して、会議システム1は、複合機(以下、「MFP」という)100と、携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dと、無線局5と、を含む。MFP100と、無線局5とは、ネットワーク3に接続される。このため、MFP100および無線局5各々は、ネットワーク3を介して互いに通信可能である。
携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dは、電子ペーパー、またはスマートホン等のPDA(Personal Digital Assistants)である。ここでは、携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dを、PDAとする場合を例に説明する。携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dは、無線LAN通信機能を備えている。
また、携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dそれぞれは、表面に液晶携帯情報装置(LCD)と、タッチパネルとを備えている。携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dそれぞれを操作するユーザーは、LCDに表示された画像を閲覧するとともに、ペン201、201A,201B,201C,201Dを用いてタッチパネルに手書きの文字または図形を入力することができる。
無線局5は、ネットワーク3の中継装置であり、無線LAN通信機能を備えた携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dと通信して、携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dをネットワーク3に接続する。このため、携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dは、ネットワーク3に接続された、MFP100とデータの送受信が可能である。
ネットワーク3は、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、接続形態は有線または無線を問わない。またネットワーク3は、LANに限らず、ワイドエリアネットワーク(WAN)、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Networks)を用いたネットワーク等であってもよい。さらに、ネットワーク3は、インターネットに接続されている。このため、MFP100、携帯情報装置200,200A,200B,200C,200D各々は、インターネットに接続されたサーバー等のコンピューターと通信が可能である。
なお、図ではネットワーク3に、画像処理装置として1台のMFP(Multi Function Peripheral)100が接続される例を示しているが、MFPの数はこれに限定されるものではなく、1台以上であればよい。また、MFP100に代えて、例えば、コンピューター、ファクシミリ、プリンタ等であってもよい。また、ネットワーク3に、5台の携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dが接続される例を示しているが、台数を限定するものではなく、2台以上であればよい。
本実施の形態における会議システム1においては、会議に参加するユーザーそれぞれが、携帯情報装置200,200A,200B,200Cを携帯し、資料を閲覧する場合を例に説明する。携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dそれぞれが、MFP100と通信し、データを送受信する。データを送受信するプロトコルは、特に限定されることはなく、任意のプロトコルを用いることが可能である。
なお、ここでは1つの会議室で会議する場合を例に説明するが、物理的に離れた複数の空間に参加者が存在してもよい。この場合には、別の会議室に参加するユーザーは、携帯情報装置を携帯し、その携帯情報装置に表示される画像を閲覧することにより、参加者全員が同じ画像を閲覧することができる。なお、参加者の音声および画像は、複数の会議室それぞれに、カメラ、ディスプレイ装置、マイクロホンおよびスピーカーを設定し、複数の会議室間で、カメラで撮影した映像およびマイクロホンで集音した音声を送受信し、受信された映像をディスプレイに表示し、受信された音声をスピーカーから出力するようにすればよい。
図2は、MFPのハードウエア構成の概要を示すブロック図である。図2を参照して、MFP100は、メイン回路110と、原稿を読み取る原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送する自動原稿搬送装置120と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データに基づいて用紙等に画像を形成する画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給する給紙部150と、ユーザーインターフェースとしての操作パネル160とを含む。
メイン回路110は、CPU111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM(Read Only Memory)113と、RAM(Random Access Memory)114と、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)115と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)116と、ファクシミリ部117と、CD−ROM(Compact Disc−ROM)119Aが装着される外部記憶装置119と、を含む。CPU111は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150および操作パネル160と接続され、MFP100の全体を制御する。
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。また、RAM114は、原稿読取部130から連続的に送られてくる読取データ(画像データ)を一時的に記憶する。
操作パネル160は、MFP100の上面に設けられる。図3は、操作パネルの一例を示す平面図である。図3を参照して、操作パネル160は、表示部161と操作部163とを含む。表示部161は、液晶表示装置(LCD)、有機ELD(Electro−Luminescence Display)等の表示装置であり、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部163は、複数のキーを備え、キーに対応するユーザーの操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付ける。操作部163は、表示部161の表示面中の位置を検出するタッチパネル165をさらに含む。タッチパネル165は、表示部161の上面または下面に設けられ、ユーザーにより指示された位置の座標をCPU111に出力する。
図2に戻って、通信I/F部112は、MFP100をネットワーク3に接続するためのインターフェースである。CPU111は、通信I/F部112を介してネットワーク3に接続された無線局5を介して、当該無線局5と無線接続された携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dとの間で通信し、データを送受信する。また、通信I/F部112は、ネットワーク3を介してインターネットに接続されたコンピューターと通信が可能である。
ファクシミリ部117は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、ファクシミリデータを送受信する。ファクシミリ部117は、原稿読取部130により読み取られた画像データまたはHDD116に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。また、ファクシミリ部117は、受信されたファクシミリデータをHDD116に記憶するか、画像形成部140にファクシミリデータの画像を用紙に形成させる。
外部記憶装置119は、CD−ROM119Aが装着される。CPU111は、外部記憶装置119を介してCD−ROM119Aにアクセス可能である。CPU111は、外部記憶装置119に装着されたCD−ROM119Aに記録されたプログラムをRAM114にロードして実行することができる。なお、CPU111が実行するプログラムは、CD−ROM119Aに記録されたプログラムに限られず、HDD116に記憶されたプログラムをRAM114にロードして実行するようにしてもよい。この場合、ネットワークに接続された他のコンピューターが、MFP100のHDD116に記憶されたプログラムを書き換える、または、新たなプログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、ネットワークに接続された他のコンピューターからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをHDD116に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dのハードウエア構成は同じなので、ここでは携帯情報装置200を例に説明する。
図4は、携帯情報装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。図4を参照して、携帯情報装置200は、携帯情報装置200の全体を制御する中央演算装置(CPU)211と、CPU211が実行するプログラム等を記憶するROM213と、CPU211の作業領域として用いられるRAM215と、データを不揮発的に記憶可能なEEPROM217と、画像を表示する液晶携帯情報装置(LCD)219と、無線LANインターフェース(I/F)221と、ユーザーの操作を受け付ける操作部223と、外部I/F225と、を含む。
ROM213は、CPU211が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM214は、CPU211がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。EEPROM217は、プログラムまたはデータ等を不揮発的に記憶する。
LCD219は、携帯情報装置200の上面に設けられ、CPU211に制御されて、画像を表示する。操作部223は、複数のキーと、LCD219の上面に設けられたタッチパネルを含む。タッチパネルは、LCD219の表示面中でユーザーにより指示された位置を検出する。タッチパネルは、LCD219の上面または下面に設けられ、ユーザーにより指示された位置の座標をCPU211に出力する。タッチパネルは、マルチタッチスクリーンパネルであり、同時に複数の位置がユーザーにより指示される場合、ユーザーにより指示された複数の位置にそれぞれ対応する複数の座標をCPU211に出力する。タッチパネルは、LCD219の表示面と同じまたはそれ以上のサイズであるのが好ましい。LCD219とタッチパネルとを組み合わせることにより、種々の操作を受け付けることが可能である。タッチパネルは、例えば、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式を用いることができ、その方式は限定されない。
無線LANI/F221は、無線局5と通信し、携帯情報装置200をネットワーク3に接続するためのインターフェースである。携帯情報装置200は、無線LANI/F221を介して、MFP100と通信することができ、データの送受信が可能である。
外部I/F225は、外部の装置と通信するためのインターフェースである。外部I/F225は、接続された外部の装置とシリアル通信する。外部I/F225にCD−ROMドライバが接続される場合、CPU211は、外部I/F225を介してCD−ROM225Aにアクセス可能である。このため、CPU211は、CD−ROM225Aに記録されたプログラムをRAM215にロードして実行することが可能である。
なお、CPU211が実行するプログラムは、CD−ROM225Aに記録されたプログラムに限られず、EEPROM217に記憶されたプログラムをRAM215にロードして実行するようにしても良い。この場合、ネットワーク3に接続された他のコンピューターが、携帯情報装置200のEEPROM217に記憶されたプログラムを書き換える、または、新たなプログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、携帯情報装置200が、ネットワーク3またはインターネットに接続された他のコンピューターからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをEEPROM217に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU211が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
図5は、MFPが備えるCPUが有する機能の一例を示す図である。図5に示す機能は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、EEPROM115、HDD116またはCD−ROM119Aに記憶されたスレッド管理プログラムを実行することにより、CPU111に形成される機能である。
図5を参照して、CPU111は、会議に参加するユーザーを認証する認証部51と、参加者情報を配信する参加者情報配信部53と、データを取得するデータ取得部55と、データを配信するデータ配信部57と、スレッド生成要求受信部59と、グループ情報生成部61と、スレッド情報生成部63と、作成元情報追加部65と、スレッド情報を配信するスレッド情報配信部69と、更新スレッド情報を受信する更新スレッド情報受信部67と、を含む。
認証部51は、携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dそれぞれを操作するユーザーを認証する。認証の方法は、種々の方法を用いることができる。例えば、認証部51は、通信I/F部112が、携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dのいずれかからログイン要求を受信すると、ログイン要求を受け付ける。ここでは、携帯情報装置200からログイン要求を受信する場合を例に説明する。認証部51は、携帯情報装置200からログイン要求を受信する場合、携帯情報装置200に認証情報を要求し、携帯情報装置200から受信される認証情報を用いて認証する。具体的には、認証情報の入力を求めるログイン画面を携帯情報装置200に送信する。認証情報は、ここでは、ユーザーを識別するためのユーザー識別情報とパスワードとの組とする。携帯情報装置200は、ログイン画面をLCD219に表示し、携帯情報装置200を操作するユーザーが操作部223に入力する認証情報を受け付け、認証情報を返信するので、認証部51は、通信I/F部112が携帯情報装置200から受信する認証情報を取得する。
本実施の形態においては、会議に参加するユーザーの認証情報を含む参加者リストを予めEEPROM115に記憶している。認証部51は、携帯情報装置200から受信する認証情報と同じ認証情報が、参加者リストに含まれているか否かを判断する。認証部51は、携帯情報装置200から受信する認証情報と同じ認証情報が、参加者リストに含まれているならば、携帯情報装置200を操作するユーザーを認証するが、そうでなければ認証しない。認証部51は、携帯情報装置200を操作するユーザーを認証する場合、携帯情報装置200を操作するユーザーを識別するためのユーザー識別情報と、携帯情報装置200を識別するための装置識別情報との組を含む参加者レコードを生成し、EEPROM115に記憶するとともに、携帯情報装置200を操作するユーザーのユーザー識別情報を、参加者情報配信部53に出力する。装置識別情報は、ここでは、ネットワーク3において装置に割り当てられたネットワークアドレスを用いている。ネットワークアドレスは、IP(Internet Protocol)アドレスを用いることができる。
認証部51は、携帯情報装置200を操作するユーザーを認証した場合に、EEPROM115に参加者レコードを記憶するが、携帯情報装置200からログアウト指示を受信する場合、または、通信I/F部112が携帯情報装置200と通信できなくなる場合、その参加者レコードをEEPROMから消去する。すなわち、EEPROM115には、認証されたユーザーがログインしている間、そのユーザーのユーザー識別情報を含む参加者レコードが記憶される。換言すれば、EEPROM115に記憶される参加者レコードは、会議に参加しているユーザーのユーザー識別情報を含む参加者レコードのみであって、会議に参加していないユーザーのユーザー識別情報を含む参加者レコードはEEPROM115に記憶されない。認証部51は、ユーザーを認証するごとに、認証されたユーザーのユーザー識別情報を、参加者情報配信部53およびデータ配信部57に出力する。
参加者情報配信部53は、認証部51から認証されたユーザーのユーザー識別情報が入力されることに応じて、参加者情報を配信する。配信先は、携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dのうち、会議に参加しているユーザーが操作する装置である。参加者情報配信部53は、EEPROM115に記憶されている参加者レコードを読み出し、参加者情報を生成し、配信先を決定する。具体的には、参加者情報配信部53は、EEPROM115に記憶されているすべての参加者レコードそれぞれに設定されているユーザー識別情報のすべてを参加者情報に決定する。さらに、参加者情報配信部53は、EEPROM115に記憶されているすべての参加者レコードそれぞれに設定されている装置識別情報で特定される装置のすべてを、送信先に決定する。参加者情報配信部53は、通信I/F部112を介して、決定された参加者情報を、携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dのうち送信先に決定された装置それぞれに送信する。
データ取得部55は、処理対象となるデータを取得する。処理対象となるデータは、ユーザーにより定められ、例えば、会議で用いられる資料のデータである。処理対象となるデータは、原稿読取部130が原稿を読み取って出力するデータであってもよいし、HDD116またはCD−ROM119Aに記憶されたデータであってもよいし、通信I/F部112が携帯情報装置200,200A,200B、200C,200D、または別のコンピューターから受信するデータであってもよい。例えば、あるユーザーが、操作パネル160を操作して、処理対象とするデータを原稿を原稿読取部130に読み取らせたデータを指定する場合、データ取得部55は、原稿読取部130が原稿を読み取って出力するデータを、処理体操となるデータとして取得する。データ取得部55は、取得されたデータをデータ配信部57に出力する。
データ配信部57は、データ取得部55からデータが入力され、認証部51からユーザー識別情報が入力される。データ配信部57は、認証部51からユーザー識別情報が入力されることに応じて、データ取得部55から入力されるデータを、携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dのうち認証されたユーザーが操作する装置に通信I/F部112を介して送信する。認証部51から入力されるユーザー識別情報は、認証部51により認証されたユーザーのユーザー識別情報である。また、認証部51は、ユーザーを認証するごとに、認証されたユーザーのユーザー識別情報を出力するので、会議に参加するユーザーが、例えば、携帯情報装置200を操作する場合、そのユーザーは一度だけMFP100にログインすれば、データを閲覧することができる。
以下の説明では、携帯情報装置200,200A、200B,200C、200Dそれぞれを操作するユーザーのすべてが認証部51によって認証された場合を例に説明する。また、説明を容易にするため携帯情報装置200,200A、200B,200C、200Dそれぞれを操作するユーザーのユーザー識別情報を、「ユーザーA」、「ユーザーB」、「ユーザーC」、「ユーザーD」、「ユーザーE」とする。
スレッド生成要求受信部59は、携帯情報装置200,200A、200B,200C、200Dのいずれかからスレッド生成要求を受信する。通信I/F部112が、携帯情報装置200,200A、200B,200C、200Dのいずれかからスレッド生成要求を受信したか否かを判断する。ここでは、通信I/F部112が、携帯情報装置200からスレッド生成要求を受信した場合を例に説明する。スレッド生成要求受信部59は、スレッド生成要求を受信すると、スレッド生成要求と、スレッド生成要求を送信してきた装置、ここでは携帯情報装置200を識別するための装置識別情報と、をグループ情報生成部61に出力するとともに、スレッド生成要求を送信してきた携帯情報装置200の装置識別情報を作成元情報追加部65に出力する。
スレッド生成要求についての詳細は後述するが、送信先情報と、コンテンツとを含む。送信先情報は、参加者情報に含まれる複数のユーザー識別情報のうちから携帯情報装置200を操作するユーザーAにより送信先に指定されたユーザーのユーザー識別情報を含む。ここでは、送信先情報にユーザー識別情報「ユーザーB」が含まれている場合を例に説明する。コンテンツは、ユーザーAにより入力された描画または/および文字の画像であり、送信先であるユーザーBに通知する情報である。
グループ情報生成部61は、スレッド生成要求受信部59からスレッド要求と、スレッド生成要求を送信してきた携帯情報装置200の装置識別情報が入力される。グループ情報生成部61は、スレッド生成要求に含まれる送信先情報と、装置識別情報とに基づいて、グループ情報を生成する。グループ情報は、1つのスレッドに対して1つが対応し、参加者情報に含まれる複数のユーザー識別情報のうち2以上を含む。グループ情報生成部61は、スレッド生成要求受信部59から入力される装置識別情報に基づいて、スレッド生成要求を送信してきた携帯情報装置200を操作するユーザーを特定する。具体的には、グループ情報生成部61は、スレッド生成要求受信部59から入力される装置識別情報と同じ装置識別情報を含む参加者レコードをEEPROM115から読出し、読み出した参加者レコードに含まれるユーザー識別情報(ここでは「ユーザーA」)を取得する。そして、グループ情報生成部61は、送信先情報に含まれるユーザー識別情報、ここでは「ユーザーB」と、参加者レコードによって携帯情報装置200の装置識別情報に関連付けられたユーザー識別情報、ここでは「ユーザーA」との組を、グループ情報として生成する。グループ情報生成部61は、生成されたグループ情報と、スレッド生成要求に含まれるコンテンツとをスレッド情報生成部63に出力する。
スレッド情報生成部63は、グループ情報生成部61から入力されるグループ情報と、コンテンツとを含むスレッド情報を生成し、生成したスレッド情報を作成元情報追加部65に出力する。
作成元情報追加部65は、スレッド生成要求受信部59からスレッド生成要求を送信してきた携帯情報装置200の装置識別情報が入力され、スレッド情報生成部63からスレッド情報が入力される。作成元情報追加部65は、スレッド生成要求受信部59から入力される装置識別情報に基づいて、スレッド生成要求を送信してきた携帯情報装置200を操作するユーザーを特定する。具体的には、作成元情報追加部65は、スレッド生成要求受信部59から入力される装置識別情報と同じ装置識別情報を含む参加者レコードをEEPROM115から読出し、読み出した参加者レコードに含まれるユーザー識別情報(ここでは「ユーザーA」)を取得する。そして、作成元情報追加部65は、取得されたユーザー識別情報「ユーザーA」を作成元情報に決定する。作成元情報追加部65は、スレッド情報生成部63から入力されるスレッド情報と、作成元情報とをスレッド情報配信部69に出力する。
スレッド情報配信部69は、スレッド情報と作成元情報と、を送信する。スレッド情報配信部69は、スレッド情報に含まれるグループ情報に基づいて、携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dのうちから送信先の装置を特定する。具体的には、スレッド情報に含まれるグループ情報に含まれるユーザー識別情報を含む参加者レコードをEEPROM115から読出し、読み出された参加者レコードに含まれる装置識別情報を取得することにより、送信先の装置を決定する。ここでは、グループ情報に、ユーザー識別情報「ユーザーA」および「ユーザーB」を含むので、ユーザーAが操作する携帯情報装置200と、ユーザーBが操作する携帯情報装置200Aとが、送信先の装置に決定される。スレッド情報配信部69は、スレッド情報と作成元情報とを、通信I/F部112を介して、送信先に決定された携帯情報装置200,200Aそれぞれに送信する。なお、送信先として決定された携帯情報装置200は、作成元情報のユーザー識別情報「ユーザーA」が操作する装置なので、スレッド情報配信部69は、スレッド情報と作成元情報とを、グループ情報に含まれるユーザー識別情報のうち作成元情報のユーザー識別情報以外のユーザー識別情報が操作する装置を送信先に決定するようにしてもよい。このため、スレッド生成要求を送信してきた携帯情報装置200には、スレッド情報と送信元情報が送信されないようにすることができる。
更新スレッド情報受信部67は、通信I/F部112を制御して、更新スレッド情報を受信する。後述するように、スレッド情報と作成元情報とを受信する携帯情報装置200Aが、更新スレッド情報を返信する場合がある。更新スレッド情報の詳細は、後述するが、グループ情報とコンテンツと、を含む。更新スレッド情報受信部67は、更新スレッドと、更新スレッドを送信してきた装置、ここでは、携帯情報装置200Aの装置識別情報を、作成元情報追加部65に出力する。
作成元情報追加部65は、更新スレッド情報受信部67から更新スレッド情報を送信してきた携帯情報装置200Aの装置識別情報が入力される場合、装置識別情報に基づいて、更新スレッド情報を送信してきた携帯情報装置200Aを操作するユーザーを特定する。具体的には、作成元情報追加部65は、更新スレッド情報受信部67から入力される装置識別情報と同じ装置識別情報を含む参加者レコードをEEPROM115から読出し、読み出した参加者レコードに含まれるユーザー識別情報(ここでは「ユーザーB」)を取得する。そして、作成元情報追加部65は、取得されたユーザー識別情報「ユーザーB」を作成元情報に決定する。作成元情報追加部65は、更新スレッド情報受信部67から入力される更新スレッド情報を新たなスレッド情報とし、新たなスレッド情報と作成元情報とをスレッド情報配信部69に出力する。
携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dそれぞれが備えるCPU211が有する機能は、同じである。ここでは、携帯情報装置200が備えるCPU211が有する機能について説明する。
図6は、携帯情報装置が備えるCPUが有する機能の一例を示す図である。図6に示す機能は、携帯情報装置200が備えるCPU211が、EEPROM217に記憶された閲覧プログラムを実行することにより、CPU211に形成される機能である。
上述したように、MFP100は、携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dのいずれかにスレッド情報を配信するので、携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dのうち2以上の間でスレッド情報が送受信される。ここでは、スレッド情報を送受信する処理を説明するために、携帯情報装置200が備えるCPU211の機能について説明するとともに、必要に応じて、携帯情報装置200Aが備えるCPUAの機能について説明する。この場合、携帯情報装置200Aが備えるCPUに符号211Aを付し、CPU211Aが備える機能には、携帯情報装置200が備えるCPU211が有する機能と同じ機能には、CPU211が有する機能に付した符号と同じ符号に添え字「A」を追加した符号として示す。
図6を参照して、携帯情報装置200が備えるCPU211は、ユーザー認証部250と、MFP100からデータを受信するデータ受信部251と、MFP100から参加者情報を受信する参加者情報受信部253と、LCD219を制御する表示制御部255と、送信先決定部257と、コンテンツ決定部259と、生成要求送信部261と、描画検出部263と、編集情報検出部265と、スレッド情報受信部267と、コンテンツ更新部269と、グループ情報更新部271と、追加指示受付部273と、スレッド更新部275と、更新スレッド送信部277と、を含む。
ユーザー認証部250は、携帯情報装置200を操作するユーザーの認証情報を受け付け、MFP100に認証を依頼する。具体的には、操作部223にMFP100へのログインの要求を指示する操作が入力されると、無線LANI/F221を制御して、MFP100にログイン要求を送信する。MFP100は、ログイン要求を受信すると、認証情報の入力を求めるログイン画面を返信するので、ユーザー認証部250は、無線LANI/F221がMFP100から受信するログイン画面を、LCD219に表示する。そして、ユーザーがログイン画面に従って、操作部223に入力する認証情報を受け付け、無線LANI/F221を制御して、MFP100に認証情報を送信する。認証情報は、ここでは、ユーザー識別情報とパスワードとの組である。MFP100は、認証情報を受信すると、認証結果を返信するので、ユーザー認証部250は、無線LANI/F221がMFP100から受信する認証結果を取得する。認証結果は、ログインを許可することを示す場合と、ログインを許可しないことを示す場合とがある。ユーザー認証部250は、ログインを許可することを示す認証結果を受信する場合、データ受信部251に、受信指示を出力する。ユーザー認証部250は、ログインを許可しないことを示す認証結果を受信する場合、LCD219にエラーメッセージを表示し、ログインに失敗したことを、ユーザーに通知する。エラーメッセージは、例えば「ユーザー識別情報またはパスワードが誤っています。認証されませんでした。」等である。
データ受信部251は、無線LANI/F221を制御して、MFP100が送信するデータを受信する。データ受信部251は、ユーザー認証部250から受信指示が入力された後に、MFP100から受信されるデータを、表示制御部255に出力する。
参加者情報受信部253は、無線LANI/F221を制御して、MFP100が送信する参加者情報を受信する。参加者情報受信部253は、MFP100から受信される参加者情報を、表示制御部255、送信先決定部257および追加指示受付部273に出力する。
表示制御部255は、表示の対象となる画像を複数のレイヤーごとに管理し、LCD219に複数のレイヤーの画像を重畳して表示する。表示制御部255は、データ表示部281と、参加者表示部283と、関連付表示部285と、コンテンツ表示部287と、編集情報表示部289と、を含む。データ表示部281と、参加者表示部283と、関連付表示部285と、コンテンツ表示部287と、編集情報表示部289とは、複数のレイヤーのうち対応するレイヤーの画像を生成し、LCD219に表示する。コンテンツ表示部287は、複数のレイヤーの画像を生成する場合があり、この場合には、複数のレイヤーごとに画像を、LCD219に表示する。
データ表示部281は、データ受信部251から入力されるデータを、LCD219に表示する。これにより、携帯情報装置200を操作するユーザーは、データの画像を閲覧することができる。例えば、データ受信部251から入力されるデータが会議の配布資料に該当する場合、会議の配布資料をLCD219で閲覧することができる。なお、データが複数ページからなる場合、データ表示部281は、携帯情報装置200を操作するユーザーが操作部223に入力するページ指示を受け付け、受け付けられたページ指示により特定されるページの画像を表示部219に表示する。このため、携帯情報装置200を操作するユーザーは、例えば、会議の進行に合わせて該当ページの画像を閲覧することができる。
参加者表示部283は、参加者情報受信部253から入力される参加者情報を、LCD219に表示する。参加者表示部283は、参加者情報受信部253から参加者情報が入力されるごとに、LCD219に表示された参加者情報を更新する。参加者情報は、MFP100にログインしているユーザー、換言すれば、会議に参加しているユーザーのユーザー識別情報を含む。このため、携帯情報装置200を操作するユーザーは、LCD219に表示された参加者情報に基づいて、その時点で会議に参加しているユーザーを確認することができる。参加者表示部283は、LCD219に表示されたユーザー識別情報それぞれのLCD219の表示面中の位置を示す位置情報を関連付表示部285に出力する。
関連付表示部285、コンテンツ表示部287および編集情報表示部289については、後述する。
描画検出部263は、操作部223が備えるタッチパネルから入力される位置情報に基づいて、描画を検出する。具体的には、位置情報で示される位置の画素の画素値を「1」とし、他の画素の画素値を「0」とする手書き画像を生成する。タッチパネルから複数の位置情報が入力される場合は、複数の位置情報それぞれで示される位置の画素の画素値を「1」とする。描画検出部263は、生成された手書き画像を、描画とし、描画を編集情報検出部265に出力する。
編集情報検出部265は、描画検出部263から描画が入力されると、描画を編集情報として検出する。また、編集情報検出部265は、携帯情報装置200を操作するユーザーが操作部223の備えるキーを用いて、文字を入力すれば、入力されたる文字を編集情報として検出する。操作部223が備えるキーは、LCD219に表示されたキーボードを含む。編集情報検出部265は、タッチパネルにより検出された位置に基づいてキーボードのいずれのキーがタッチされたかを検出し、入力された文字を決定する。編集情報検出部265は、編集情報を、編集情報表示部289、コンテンツ決定部259およびコンテンツ更新部269に出力する。
編集情報検出部265は、編集情報検出部265から編集情報が入力されると、編集情報をLCD219に表示する。LCD219には、データ表示部281にデータの画像が表示されているので、編集情報表示部289は、データの画像に重畳して編集情報を表示する。具体的には、編集情報表示部289は、編集情報の画像を含むレイヤーを生成し、データ表示部281が表示したレイヤーの画像に、編集情報表示部289が生成したレイヤーの画像を、重畳して表示する。編集情報検出部265が、描画検出部263から入力される描画を編集情報として検出する場合、ユーザーが手書きで入力した文字または図形が、編集情報としてLCD219に表示される。このため、ユーザーは、手書きで入力した文字または図形を確認することができる。また、編集情報検出部265が、操作部223が備えるキーまたはマウスを用いて入力された文字または図形の画像を編集情報として検出する場合、ユーザーが操作部223に入力した文字または図形の画像が編集情報としてLCD219に表示される。このため、ユーザーは、操作部223が備えるキーまたはマウスを用いて入力した文字または図形を確認することができる。
コンテンツ決定部259は、編集情報検出部265から編集情報が入力され、編集情報の少なくとも一部をコンテンツとして決定する。コンテンツは、携帯情報装置200を操作するユーザーが、他のユーザーに通知する情報である。コンテンツ決定部259は、コンテンツ指定受付部293を含む。コンテンツ指定受付部293は、編集情報検出部265から入力される編集情報のうちからコンテンツを指定する操作を受け付ける。コンテンツを指定する操作は、携帯情報装置200を操作するユーザーが、編集情報の少なくとも一部を、コンテンツとして指定する操作である。コンテンツ指定受付部293は、編集情報検出部265から入力される編集情報が、描画検出263により検出された描画であって、当該描画が所定領域を囲む図形を示すか否かを判断する。コンテンツ指定受付部293は、編集情報が所定領域を囲む図形の場合、それまでに編集情報検出部265から入力された編集情報のうち所定領域に含まれる部分をコンテンツに決定する。コンテンツ決定部259は、コンテンツ指定受付部293によって決定されたコンテンツを、生成要求送信部261に出力する。
送信先決定部257は、参加者情報受信部253から参加者情報が入力され、参加者情報に含まれる複数のユーザー識別情報のうちから1以上のユーザー識別情報を送信先情報に決定する。送信先決定部257は、送信先指定受付部291を含む。
送信先指定受付部291は、参加者表示部283によってLCD219に表示された参加者情報のうちから1以上のユーザー識別情報を送信先に指定する操作を受け付ける。参加者情報のうちから1以上のユーザー識別情報を送信先に指定する操作は、携帯情報装置200を操作するユーザーが、後述するコンテンツを送信する送信先のユーザーを指定する操作である。
送信先指定受付部291は、操作部223が備えるタッチパネルから入力される位置情報に基づいて、LCD219に表示された参加者情報に含まれる1以上のユーザー識別情報のいずれが指示されたかを検出する。送信先決定部257は、送信先指定受付部291により受け付けられた操作によって、指示されたユーザー識別情報のすべてを送信先情報に決定する。送信先決定部257は、送信先情報を生成要求送信部261に出力する。
生成要求送信部261は、送信先決定部257から送信先情報が入力され、コンテンツ決定部259からコンテンツが入力される。生成要求送信部261は、コンテンツと送信先情報とを含むスレッド生成要求を、無線LANI/F221を介して、MFP100に送信する。
スレッド情報受信部267は、無線LANI/F221を制御し、MFP100が送信するスレッド情報と作成元情報と、を受信する。スレッド情報は、グループ情報と、コンテンツとを含む。スレッド情報受信部267は、スレッド情報を受信することに応じて、スレッド情報に含まれるコンテンツを、コンテンツ表示部287およびコンテンツ更新部269に出力し、スレッド情報に含まれるグループ情報をグループ情報更新部271に出力し、スレッド情報とともに受信される作成元情報を関連付表示部285に出力する。
コンテンツ表示部287は、スレッド情報受信部267からコンテンツが入力されると、コンテンツの画像を含むレイヤーを生成し、コンテンツの画像をLCD219に表示するとともに、コンテンツの画像のLCD219の表示面中の位置を示す位置情報を関連付表示部285に出力する。LCD219に、データ表示部281によってデータの画像が表示されている場合、データの画像に重畳してコンテンツの画像を表示する。換言すれば、データ表示部281により表示されるデータの画像を含むレイヤーよりも、コンテンツの画像を含むレイヤーを優先して表示する。これにより、コンテンツの画像が、データの画像よりも優先して表示されるので、携帯情報装置200を操作するユーザーAは、コンテンツの画像がデータの画像と重なる場合であってもコンテンツを確認することができる。
関連付表示部285は、参加者表示部283から参加者情報に含まれる複数のユーザー識別情報それぞれの位置を示す位置情報が入力され、コンテンツ表示部287からコンテンツの画像の位置を示す位置情報が入力され、スレッド情報受信部267から作成元情報が入力される。関連付表示部285は、参加者表示部283により表示された複数のユーザー識別情報のうちから作成元情報と同じユーザー識別情報を、コンテンツの画像と関連付ける。例えば、参加者表示部283により表示された複数のユーザー識別情報のうち作成元情報と同じユーザー識別情報を、コンテンツの画像とを結ぶ線をLCD219に表示する。作成元情報と同じユーザー識別情報の位置情報と、コンテンツの画像の位置情報から線の始点と終点とを決定し、始点と終点とを結ぶ線をLCD219に表示する。また、参加者表示部283により表示された複数のユーザー識別情報のうち作成元情報と同じユーザー識別情報と、コンテンツの画像とを、同じ色で表示してもよいし、背景部分を同じ色で表示してもよいし、それらをそれぞれ囲む同じ色の線をLCD219に表示するようにしてもよい。これにより、携帯情報装置200を操作するユーザーAは、LCD219に表示されたコンテンツを送信してきたユーザーを知ることができる。
コンテンツ更新部269は、スレッド情報受信部267からコンテンツが入力され、編集情報検出部265から編集情報が入力される。コンテンツ更新部269は、スレッド情報受信部267からコンテンツが入力された後に、編集情報検出部265から入力される編集情報を、コンテンツに追加することによって、コンテンツを更新する。コンテンツ更新部269は、更新されたコンテンツを、スレッド更新部275に出力する。
コンテンツ更新部269は、スレッド情報受信部267からコンテンツが入力された後、編集情報検出部265から編集情報が入力される場合、コンテンツ決定部259によって編集情報が新たなコンテンツに決定される場合、コンテンツ決定部259によって新たなコンテンツに決定された編集情報を、コンテンツに追加しない。コンテンツ決定部259によって編集情報が新たなコンテンツに決定される場合は、別のスレッドが生成されるからである。
より具体的に説明すると、コンテンツ更新部269は、スレッド情報受信部267から第1のコンテンツが入力された後、編集情報検出部265から編集情報が入力される場合において、コンテンツ決定部259によって編集情報が第2のコンテンツに決定される場合、コンテンツ決定部259によって第2のコンテンツに決定された編集情報を、第1のコンテンツに追加しないが、コンテンツ決定部259によって第2のコンテンツに決定されない編集情報を、第1のコンテンツに追加することによって第1のコンテンツを更新する。コンテンツ表示部287は、第1のコンテンツの画像と、第2のコンテンツの画像とを、異なるレイヤーの画像として管理する。
追加指示受付部273は、参加者情報受信部253から参加者情報が入力され、参加者情報に含まれる複数のユーザー識別情報のうちから1以上のユーザー識別情報を送信先情報に追加する指示を受け付ける。追加指示受付部273は、参加者表示部283によってLCD219に表示された参加者情報のうちから1以上のユーザー識別情報を指定する操作を受け付ける。参加者情報のうちから1以上のユーザー識別情報を指定する操作は、携帯情報装置200を操作するユーザーAが、後述するコンテンツを送信する送信先のユーザーとして追加する操作である。追加指示受付部273は、操作部223が備えるタッチパネルの位置に基づいて、LCD219に表示された参加者情報に含まれる1以上のユーザー識別情報のいずれが指示されたかを検出する。追加指示受付部273は、指示されたユーザー識別情報をグループ情報更新部271に出力する。
グループ情報更新部271は、スレッド情報受信部267からグループ情報が入力され、追加指示受付部273からユーザー識別情報が入力される。グループ情報更新部271は、グループ情報に、追加指示受付部273から入力されるユーザー識別情報を追加することによって、グループ情報を更新する。グループ情報更新部271は、更新されたグループ情報を、スレッド更新部275に出力する。
スレッド更新部275は、スレッド情報受信部267により受信されたスレッドを更新した更新スレッドを生成する。具体的には、コンテンツ更新部269から入力されるコンテンツと、グループ情報更新部271から入力されるグループ情報とを含む更新スレッドを生成する。スレッド更新部275は、生成された更新スレッドを、更新スレッド送信部277に出力する。
更新スレッド送信部277は、スレッド更新部275から更新スレッドが入力されることに応じて、更新スレッドを、無線LANI/F221を介して、MFP100に送信する。
図7は、閲覧処理の流れの一例を示すフローチャートである。閲覧処理は、携帯情報装置200が備えるCPU211が、EEPROM217に記憶された閲覧プログラムを実行することにより、CPU211により実行される処理である。図7を参照して、CPU211は、ログイン要求を受け付けたか否かを判断する(ステップS01)。操作部223にMFP100へのログインの要求を指示する操作が入力されると、ログイン要求を受け付ける。ログイン要求を受け付けるまで待機状態となり(ステップS01でNO)、ログイン要求を受け付けたならば(ステップS01でYES)、無線LANI/F221を制御して、MFP100にログイン要求を送信し、処理をステップS02に進める。MFP100は、ログイン要求を受信すると、認証情報の入力を求めるログイン画面を返信するので、無線LANI/F221がMFP100から受信するログイン画面を、LCD219に表示する。
次のステップS02においては、認証情報を受け付ける。ユーザーがログイン画面に従って、操作部223に入力する認証情報を受け付ける。そして、無線LANI/F221を制御して、MFP100に認証情報を送信する(ステップS03)。認証情報は、ここでは、ユーザー識別情報とパスワードとの組としている。MFP100は、認証情報を受信すると、認証結果を返信するので、次のステップS04においては、無線LANI/F221がMFP100から受信する認証結果に基づいて認証に成功したか否かを判断する。認証結果は、ログインを許可することを示す場合と、ログインを許可しないことを示す場合とがある。認証結果が、ログインを許可することを示すならば処理をステップS05に進めるが、そうでなく認証結果がログインを許可しないことを示すならば処理をステップS31に進める。ステップS33においてはエラー処理を実行し、処理を終了する。エラー処理は、ログインに失敗したことを、ユーザーに通知する処理であり、例えば、LCD219に「ユーザー識別情報またはパスワードが誤っています。認証されませんでした。」等のエラーメッセージを表示する処理である。
ステップS05においては、参加者情報を受信したか否かを判断する。無線LANI/F221が、MFP100から参加者情報を受信するまで待機情報となり、参加者情報を受信したならば処理をステップS06に進める。ステップS06においては、受信された参加者情報を、LCD219に表示する。参加者情報は、会議に参加しているユーザーのユーザー識別情報を含む。このため、携帯情報装置200を操作するユーザーは、LCD219に表示された参加者情報に基づいて、その時点で会議に参加しているユーザーを確認することができる。
ステップS07においては、データを受信したか否かを判断する。無線LANI/F221が、MFP100からデータを受信するまで待機情報となり、データを受信したならば処理をステップS08に進める。ステップS08においては、受信されたデータの画像を、LCD219に表示する。これにより、携帯情報装置200を操作するユーザーは、データの画像を閲覧することができる。例えば、MFP100から受信されるデータが会議の配布資料に該当する場合、会議の配布資料をLCD219で閲覧することができる。
次のステップS09においては、描画を検出したか否かを判断する。操作部223が備えるタッチパネルから入力される位置情報に基づいて、描画を検出する。描画を検出したならば処理をステップS11に進め、そうでなければ処理をステップS10に進める。ステップS10においては、文字が入力されたか否かを判断する。操作部223が備えるキーが指示される場合、文字が入力されたと判断する。文字が入力されたならば処理をステップS11に進めるが、そうでなければ処理をステップS12に進める。ステップS11においては、ステップS09において検出された描画、またはステップS10において入力された文字を編集情報に設定し、処理をステップS12に進める。
ステップS12においては、領域が指定されたか否かを判断する。ステップS11において設定された編集情報が、ステップS09において検出された描画であって、当該描画が所定領域を囲む図形を示すならば、所定領域が指定されたと判断する。領域が指定されたならば処理をステップS13に進めるが、そうでなければ処理をステップS18に進める。
ステップS13においては、コンテンツを決定し、処理をステップS14に進める。ステップS11において設定された編集情報のうち、ステップS12において指定された領域に含まれる部分をコンテンツに決定する。ステップS14においては、送信先が指定されたか否かを判断する。ステップS06において、LCD219に表示された参加者情報のうちから1以上のユーザー識別情報が指示されたならば、送信先が指定されたと判断する。操作部223が備えるタッチパネルにより出力される位置情報に基づいて、LCD219に表示された参加者情報に含まれる1以上のユーザー識別情報のいずれが指示されたかを検出する。次のステップS15においては、ステップS14において指示されたユーザー識別情報を送信先情報に設定し、処理をステップS16に進める。ステップS16においては、送信先の指定が終了したか否かを判断する。操作部223が備える所定のキーが指示されたならば送信先の指定が終了したと判断する。送信先の指定が終了したならば処理をステップS17に進めるが、そうでなければ処理をステップS14に戻す。
ステップS17においては、無線LANI/F221を介してMFP100にスレッド生成要求を送信し、処理をステップS18に進める。スレッド生成要求は、ステップS14において設定された送信先情報と、ステップS13において決定されたコンテンツとを含む。
ステップS18においては、スレッド情報を受信したか否かを判断する。無線LANI/F221がMFP100からスレッド情報を受信したならば処理をステップS19に進めるが、そうでなければ処理をステップS33に進める。ステップS19においては、受信されたスレッド情報に含まれるコンテンツを、LCD219に表示し、処理をステップS20に進める。ステップS20においては、作成元ユーザーを特定する。スレッド情報とともに受信される作成元情報で特定されるユーザーを作成元ユーザーに特定する。そして、作成元ユーザーとコンテンツとを関連付けて表示する(ステップS21)。ステップS06においてLCD219に表示された参加者情報に含まれる複数のユーザー識別情報のうち、作成元ユーザーのユーザ識別情報と同じユーザー識別情報を、ステップS18においてLCD219に表示されたコンテンツの画像と関連付けて表示する。例えば、作成元情報と同じユーザー識別情報と、コンテンツの画像とを結ぶ線をLCD219に表示する。これにより、携帯情報装置200を操作するユーザーは、LCD219に表示されたコンテンツを送信してきたユーザーを知ることができる。
ステップS22〜ステップS25の処理は、ステップS09〜ステップS12の処理とそれぞれ同じである。したがって、ここでは説明を繰り返さない。ステップS25において、領域が指定されたと判断される場合、処理をステップS13に戻すが、そうでなければ処理をステップS26に進める。処理がステップS13に戻る場合、ステップS24において指定された領域に含まれる編集情報を、ステップS13において新たなコンテンツに設定し、その新たなコンテンツを含む新たなスレッド生成要求をMFP100に送信する(ステップS17)。
処理がステップS26に進む場合、ステップS24において設定された編集情報を用いて、コンテンツを更新する。具体的には、ステップS19において受信されたスレッド情報に含まれるコンテンツに、編集情報を追加することによって、コンテンツを更新する。ステップS27においては、ステップS13と同様に、送信先の指定を受け付けたならば処理をステップS28に進めるが、そうでなければ処理をステップS29に進める。ステップS28においては、ステップS27において指定された送信先のユーザー識別情報を用いて、グループ情報を更新する。具体的には、ステップS18において受信されたスレッド情報に含まれるグループ情報に、ステップS27において指示されたユーザー識別情報を追加することによって、グループ情報を更新する。
ステップS29においては、送信先の指定が終了したか否かを判断する。送信先の指定が終了したならば処理をステップS30に進めるが、そうでなければ処理をステップS27に戻す。
ステップS30においては、スレッド情報を更新する。ステップS18において受信されたスレッド情報を、ステップS26において更新されたコンテンツと、ステップS28において更新されたグループ情報を含むスレッド情報に更新する。更新されたスレッド情報を、更新スレッド情報という。次のステップS31においては、無線LANI/F221を介してMFP100に、更新スレッド情報を送信し、処理をステップS32に進める。
ステップS32においては、終了指示を受け付けたか否かを判断する。操作部223が備える予め定められたキーが指示されたならば終了指示を受け付ける。終了指示を受け付けたならば処理を終了し、そうでなければ処理をステップS09に戻す。
図8は、スレッド管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。スレッド管理処理は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、EEPROM115、HDD116またはCD−ROM119Aに記憶されたスレッド管理プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。図8を参照して、CPU111は、ログイン要求を受信したか否かを判断する(ステップS51)。通信I/F部112が、携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dのいずれかからログイン要求を受信したか否かを判断する。ログイン要求を受信したならば処理をステップS52に進めるが、ログイン要求を受信しなければ処理をステップS57に進める。ここでは、携帯情報装置200からログイン要求を受信する場合を例に説明する。携帯情報装置200からログイン要求を受信する場合、認証情報の入力を求めるログイン画面を携帯情報装置200に送信する。
ログイン画面を受信する携帯情報装置200は、認証情報を返信するので、ステップS52においては、通信I/F部112が携帯情報装置200から認証情報を受信するまで待機状態となり(ステップS52でNO)、認証情報を受信したならば(ステップS52でYES)、処理をステップS53に進める。
ステップS53において、ステップS52において受信された認証情報に基づいて認証する。具体的には、EEPROM115に予め記憶された参加者リストを参照して、ステップS52において受信された認証情報と同じ認証情報が、参加者リストに含まれているか否かを判断する。受信された認証情報が参加者リストに含まれていれば、認証成功を示す認証結果を携帯情報装置200に送信する。一方、受信された認証情報が参加者リストに含まれていなければ、処理をステップS68に進める。ステップS68において、認証失敗を示す認証結果を携帯情報装置200に送信し、処理をステップS57に進める。
ステップS54においては、参加者レコードを生成し、EEPROM115に参加者レコードを記憶する。参加者レコードは、ステップS52において受信された認証情報に含まれるユーザー識別情報と、ステップS51において受信されたログイン要求を送信してきた携帯情報装置200の装置識別情報との組を含む。装置識別情報は、IPアドレスとしている。
次のステップS55においては、参加者情報を配信する。参加者情報は、EEPROM115に記憶されているすべての参加者レコードそれぞれに設定されているユーザー識別情報のすべてを含む。配信先は、携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dのうち、EEPROM115に記憶されているすべての参加者レコードそれぞれに設定されている装置識別情報で特定される装置のすべてである。これにより、ステップS51において受信されたログイン要求を送信してきた携帯情報装置200を含み、それ以前にログインに成功した装置のすべてに、現在会議に参加しているすべてのユーザーのユーザー識別情報を含む参加者情報が配信される。このため、会議の参加者は、他の参加者のユーザー識別情報を知ることができる。
次に、ステップS51において受信されたログイン要求を送信してきた携帯情報装置200にデータを送信する(ステップS56)。送信の対象となるデータは、会議の発表者などの予め定められたユーザーにより定められ、例えば、会議で用いられる資料のデータである。
次のステップS57においては、通信I/F部112が、携帯情報装置200,200A、200B,200C、200Dのいずれかからスレッド生成要求を受信したか否かを判断する。携帯情報装置200,200A、200B,200C、200Dのいずれかであって、ステップS53において認証に成功したユーザーが操作する装置のいずれかからスレッド生成要求を受信したならば、処理をステップS58に進めるが、そうでなければ処理をステップS62に進める。ここでは、通信I/F部112が、携帯情報装置200からスレッド生成要求を受信した場合を例に説明する。
ステップS58においては、作成元情報を生成する。ステップS57において受信されたスレッド生成要求を送信してきた装置、ここでは携帯情報装置200を操作するユーザーのユーザー識別情報を作成元情報に設定する。具体的には、ステップS57において受信されたスレッド生成要求を送信してきた携帯情報装置200の装置識別情報と同じ装置識別情報を含む参加者レコードをEEPROM115から読出し、読み出した参加者レコードに含まれるユーザー識別情報を、作成元情報に設定する。ここでは、携帯情報装置200を操作するユーザーのユーザー識別情報を「ユーザーA」とする。
次のステップS59においては、グループ情報を生成する。スレッド生成要求に含まれる送信先情報と、ステップS58において生成された送信元情報に基づきグループ情報を生成する。グループ情報は、送信先情報に含まれるユーザー識別情報と、送信元情報に設定されているユーザー識別情報とを含む。そして、スレッド情報を生成する(ステップS60)。ステップS59において生成されたグループ情報と、ステップS57において受信されたスレッド生成要求に含まれるコンテンツとを含むスレッド情報を生成する。
次のステップS61においては、スレッド情報と作成元情報とを配信し、処理をステップS62に進める。ステップS60において生成されたスレッド情報に含まれるグループ情報に含まれるユーザー識別情報を含む参加者レコードをEEPROM115から読出し、読み出された参加者レコードに含まれる装置識別情報を取得することにより、送信先の装置を決定する。ここでは、携帯情報装置200,200Aが送信先の装置に決定された場合を例に説明する。そして、スレッド情報と作成元情報とを、通信I/F部112を介して、送信先に決定された携帯情報装置200,200Aそれぞれに送信する。なお、送信先として決定された携帯情報装置200は、作成元情報のユーザー識別情報「ユーザーA」が操作する装置なので、スレッド情報配信部69は、スレッド情報と作成元情報とを、グループ情報に含まれるユーザー識別情報のうち作成元情報のユーザー識別情報以外のユーザー識別情報が操作する装置を送信先に決定するようにしてもよい。このため、スレッド生成要求を送信してきた携帯情報装置200には、スレッド情報と送信元情報が送信されないようにすることができる。
ステップS62においては、通信I/F部112が、携帯情報装置200,200A、200B,200C、200Dのいずれかから更新スレッド情報を受信したか否かを判断する。携帯情報装置200,200A、200B,200C、200Dのいずれかであって、ステップS61においてスレッド情報を送信した装置のいずれかから更新スレッド情報を受信したならば、処理をステップS63に進めるが、そうでなければ処理をステップS65に進める。ここでは、通信I/F部112が、携帯情報装置200Aから更新スレッド情報を受信した場合を例に説明する。
ステップS63においては、作成元情報を生成する。ステップS62において受信された更新スレッド情報を送信してきた装置、ここでは携帯情報装置200Aを操作するユーザーのユーザー識別情報を作成元情報に設定する。具体的には、ステップS62において受信された更新スレッド情報を送信してきた携帯情報装置200Aの装置識別情報と同じ装置識別情報を含む参加者レコードをEEPROM115から読出し、読み出した参加者レコードに含まれるユーザー識別情報を、作成元情報に設定する。ここでは、携帯情報装置200Aを操作するユーザーのユーザー識別情報を「ユーザーB」とする。
次のステップS64においては、更新スレッド情報と作成元情報とを配信し、処理をステップS65に進める。ステップS62において受信された更新スレッド情報に含まれるグループ情報に含まれるユーザー識別情報を含む参加者レコードをEEPROM115から読出し、読み出された参加者レコードに含まれる装置識別情報を取得することにより、送信先の装置を決定する。ここでは、携帯情報装置200,200Aが送信先の装置に決定された場合を例に説明する。そして、ステップS62において受信された更新スレッド情報とステップS63において生成された作成元情報とを、通信I/F部112を介して、送信先に決定された携帯情報装置200,200Aそれぞれに送信する。なお、送信先として決定された携帯情報装置200Aは、作成元情報のユーザー識別情報「ユーザーB」が操作する装置なので、更新スレッド情報と作成元情報とを、グループ情報に含まれるユーザー識別情報のうち作成元情報のユーザー識別情報以外のユーザー識別情報が操作する装置を送信先に決定するようにしてもよい。このため、更新スレッド情報を送信してきた携帯情報装置200Aには、更新スレッド情報と送信元情報とが送信されないようにすることができる。
ステップS65においては、ログアウトする装置が存在するか否かを判断する。携帯情報装置200,200A、200B,200C、200Dのいずれかであって、ステップS53において認証に成功したユーザーが操作する装置から、ログアウト指示を通信I/F部112が受信したならば、ログアウト指示を送信してきた装置をログアウトする装置とする。ログアウトする装置が存在するならば処理をステップS66に進めるが、そうでなければ処理をステップS51に戻す。
ステップS65においては、ログアウトする装置の装置識別情報を含む参加者レコードをEEPROM115から消去する。次のステップS67においては、参加者が存在するか否かを判断する。EEPROM115に1つでも参加者レコードが記憶されていれば参加者が存在すると判断するが、1つも記憶されていなければ参加者が存在しないと判断する。参加者が存在するならば処理をステップS51に戻すが、参加者が存在しなければ処理を終了する。
次に、スレッド情報の交換について、表示画面を用いて具体的に説明する。ここでは、携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dを、ユーザー識別情報「ユーザーA」、「ユーザーB」、「ユーザーC」、「ユーザーD」、「ユーザーE」のユーザーがそれぞれ操作する場合を例に説明する。さらに、ユーザー識別情報「ユーザーA」のユーザーが、スレッドを生成し、そのスレッドを、ユーザー識別情報「ユーザーB」のユーザー、さらに、ユーザー識別情報「ユーザーC」のユーザーとの間で交換する場合を例に説明する。
図9は、ユーザーAが操作する携帯情報装置に表示される第1の表示画面の編集情報入力時における一例を示す図である。第1の表示画面は、ユーザー識別情報「ユーザーA」が操作する携帯情報装置200に、編集情報を入力する時点で表示される画面である。図9を参照して、第1の表示画面300は、データを表示する領域301と、参加者情報を表示する領域303と、を含む。領域301は、MFP100から受信されるデータが表示される。ここでは、データを会議資料としている。領域303には、MFP100から受信される参加者情報が表示される。ここでは、ユーザー識別情報「ユーザーA」、「ユーザーB」、「ユーザーC」、「ユーザーD」、「ユーザーE」が参加者情報として表示されており、5人が会議に参加していることが示される。また、ユーザー識別情報「ユーザーA」が反転表示されており、携帯情報装置200を操作するユーザーのユーザー識別情報が「ユーザーA」であることが示される。なお、図では反転表示をハッチングデ示している。
領域301は、編集情報305、305Aを含む。編集情報305は、「仕様は最新?」の文字列を含む。編集情報305Aは手書きの描画を示している。
図10は、第1の表示画面のスレッド生成時における一例を示す図である。図10に示す第1の表示画面300Aは、図9に示した第1の表示画面300に、編集情報305B、305Cが追加された画面である。編集情報305Bは、編集情報305を囲む描画である。また、編集情報305Cは、編集情報305Bと、領域303に含まれるユーザー識別情報「ユーザーB」とを結ぶ描画である。携帯情報装置200は、編集情報305Bの描画が入力される時点で、それまれに入力された編集情報305および編集情報305Bを、コンテンツに決定する。さらに、編集情報305Cの描画が入力される時点で、ユーザー識別情報「ユーザーB」を送信先に指定する操作を受け付ける。これにより、携帯情報装置200は、編集情報305および編集情報305Bをコンテンツとし、ユーザー識別情報「ユーザーB」を送信先情報とするスレッド生成要求を、MFP100に送信する。
スレッド生成要求を受信するMFP100は、編集情報305および編集情報305Bをコンテンツとし、グループ情報をユーザー識別情報「ユーザーB」、「ユーザーA」とするスレッド情報を生成し、ユーザー識別情報「ユーザーB」の作成元情報とし、スレッド情報と作成元情報とを携帯情報装置200Aに送信する。
<送信先指定の変形例>
図11は、第1の表示画面のスレッド生成時における変形例の一例を示す図である。図11に示す、スレッド生成時における変形例の第1の表示画面330は、図9に示した編集情報入力時における第1の表示画面300に、編集情報305B、302を追加した画面である。編集情報305Bは、編集情報305を囲む描画である。また、編集情報302は、領域303に含まれるユーザー識別情報「ユーザーA」およびユーザー識別情報「ユーザーB」を囲む描画である。携帯情報装置200は、編集情報305Bの描画が入力される時点で、それまれに入力された編集情報305および編集情報305Bを、コンテンツに決定する。さらに、編集情報302の描画が入力される時点で、ユーザー識別情報「ユーザーA」およびユーザー識別情報「ユーザーB」のうち、携帯情報装置200を操作するユーザーのユーザー識別情報「ユーザーA」を除くユーザー識別情報「ユーザーB」を送信先に指定する操作を受け付ける。これにより、携帯情報装置200は、編集情報305および編集情報305Bをコンテンツとし、ユーザー識別情報「ユーザーB」を送信先情報とするスレッド生成要求を、MFP100に送信する。
スレッド生成要求を受信するMFP100は、編集情報305および編集情報305Bをコンテンツとし、グループ情報をユーザー識別情報「ユーザーB」、「ユーザーA」とするスレッド情報を生成し、スレッド情報と、ユーザー識別情報「ユーザーB」の作成元情報と、を携帯情報装置200Aに送信する。
図12は、ユーザーBが操作する携帯情報装置に表示される第2の表示画面の編集情報入力時における一例を示す図である。第2の表示画面は、ユーザー識別情報「ユーザーB」が操作する携帯情報装置200Aが、MFP100から受信したスレッド情報および作成元情報に基づいて表示する画面であり、編集情報を入力する時点に表示される画面である。なお、図中の点線は、説明のために付したもので、実際には存在しない。図12を参照して、第2の表示画面310は、データを表示する領域311と、参加者情報を表示する領域313と、を含む。領域311は、MFP100から受信されるデータが表示される。第1の表示画面301に表示される画像と同じ、データの画像が表示される。領域313には、MFP100から受信される参加者情報が表示され、第1の表示画面303に表示される参加者情報と同じ画像である。但し、ユーザー識別情報「ユーザーB」が反転表示されており、携帯情報装置200Aを操作するユーザーのユーザー識別情報が「ユーザーB」であることが示される。なお、図では反転表示をハッチングで示している。
領域311は、コンテンツ317,317Aを含む。コンテンツ317,317Aは、図10に示した第1の表示画面301において、表示された編集情報305,305Bと同じであり、MFP100から受信されるスレッド情報に含まれる。
さらに、領域311は、編集情報315と、関連付画像319を含む。編集情報315は、携帯情報装置200Aを操作するユーザーが、携帯情報装置に入力した文字列であり、ここでは、「古いです。最新はユーザーCさんが持っています。」としている。
関連付画像319は、コンテンツ317Aと、ユーザー識別情報「ユーザーA」とを結ぶ線分である。この関連付画像によって、コンテンツ317,317Aの送信元が、ユーザー識別情報「ユーザーA」のユーザーであることが示される。
携帯情報装置200Aは、編集情報315が入力された後に、例えば、予め定められた返信キーが指示される等して返信の指示を受け付けると、それまれに入力された編集情報305を、コンテンツ317,317Aに追加することによりコンテンツを更新し、更新後のコンテンツと、グループ情報を含む更新スレッド情報を、MFP100に送信する。
携帯情報装置200Aから更新スレッド情報を受信するMFP100は、更新スレッド情報を新たなスレッド情報とし、新たなスレッド情報と、ユーザー識別情報「ユーザーB」の作成元情報と、を携帯情報装置200に送信する。
図13は、スレッドにユーザーを追加する場合における第1の表示画面の一例を示す図である。図13に示す、スレッドにユーザーを追加する場合における第1の表示画面300Bは、ユーザー識別情報「ユーザーA」が操作する携帯情報装置200が、MFP100から受信されるスレッド情報および作成元情報に基づいて表示する画面であり、スレッドに新たなユーザーを追加するために編集情報を入力する場合に表示される画面である。図13を参照して、第1の表示画面300Bは、図10に示した第1の表示画面300Aと異なる点は、編集情報305,305B、305Cが削除された点、編集情報305D,305Eが追加された点、コンテンツ307,307Aが追加された点、関連付画像309が追加された点である。
まず、携帯情報装置200は、MFP100からスレッド情報を受信した時点で、図10に示した第1表示画面300Aを表示しているが、その第1表示画面300Aから編集情報305,305B,305Cを消去し、コンテンツ307,307Aおよび関連付画像309を表示する。コンテンツ307は、図12に示した第2表示画面310において、表示されたコンテンツ317,317Aに編集情報315を追加した画像である。関連付画像309は、コンテンツ307と、ユーザー識別情報「ユーザーB」とを結ぶ線分であり、コンテンツ307,307Aの送信元が、ユーザー識別情報「ユーザーB」のユーザーであることが示される。
その後、編集情報305Dが入力される。編集情報305Dは、ユーザーAにより入力され、「ユーザーCさん最新の仕様教えてください。」の文字列である。その後、編集情報305Eが入力される。編集情報305Eは、コンテンツ307Aと、領域303に含まれるユーザー識別情報「ユーザーC」とを結ぶ描画である。携帯情報装置200は、編集情報305Eの描画が入力される時点で、それまれに入力された編集情報305Dを、コンテンツ307,307Aに追加することによりコンテンツを更新するとともに、グループ情報にユーザー識別情報「ユーザーC」を追加することによりグループ情報を更新する。そして、更新後のコンテンツと、更新後のグループ情報とを含む更新スレッド情報を、MFP100に送信する。
携帯情報装置200から更新スレッド情報を受信するMFP100は、更新スレッド情報を新たなスレッド情報とし、スレッド情報と、ユーザー識別情報「ユーザーA」の作成元情報と、を携帯情報装置200Bおよび携帯情報装置200Cに送信する。携帯情報装置200Cにおいては、MFP100からスレッド情報を受信すると、図13に示したコンテンツ307,307Aに、編集情報305Dを追加したコンテンツが表示される。
<送信先指定の変形例>
図14は、スレッドにユーザーを追加する変形例における第1の表示画面の一例を示す第2の図である。図14に示す、スレッドにユーザーを追加する変形例における第1の表示画面340は、ユーザー識別情報「ユーザーA」が操作する携帯情報装置200が、MFP100から受信されるスレッド情報および作成元情報に基づいて表示する画面であり、スレッドに新たなユーザーを追加するために編集情報を入力する場合に表示される画面である。図14を参照して、第1の表示画面340は、図11に示した第1の表示画面330と異なる点は、編集情報305,305Bが削除された点、編集情報305D,302Aが追加された点、コンテンツ307,307Aが追加された点である。
まず、携帯情報装置200は、MFP100からスレッド情報を受信した時点で、図11に示した第1表示画面330を表示しているが、その第1表示画面330から編集情報305,305Bを消去し、コンテンツ307,307Aを表示する。コンテンツ307,307Aは、図12に示した第2表示画面310において、表示されたコンテンツ317,317Aに編集情報315を追加した画像である。
その後、編集情報305Dが入力される。編集情報305Dは、ユーザーAにより入力され、「ユーザーCさん最新の仕様教えてください。」の文字列である。その後、編集情報302Aが入力される。編集情報302Aは、領域303に含まれるユーザー識別情報「ユーザーA」、「ユーザーB」および「ユーザーC」を囲む描画である。携帯情報装置200は、編集情報302Aの描画が入力される時点で、それまれに入力された編集情報305Dを、コンテンツ307,307Aに追加することによりコンテンツを更新するとともに、グループ情報にユーザー識別情報「ユーザーC」を追加することによりグループ情報を更新する。そして、更新後のコンテンツと、更新後のグループ情報とを含む更新スレッド情報を、MFP100に送信する。
携帯情報装置200から更新スレッド情報を受信するMFP100は、更新スレッド情報を新たなスレッド情報とし、スレッド情報と、ユーザー識別情報「ユーザーA」の作成元情報と、を携帯情報装置200Bおよび携帯情報装置200Cに送信する。携帯情報装置200Cにおいては、MFP100からスレッド情報を受信すると、図14に示したコンテンツ307,307Aに、編集情報305Dを追加したコンテンツが表示される。
図15は、新たなスレッド生成時における第1の表示画面の一例を示す図である。図15に示す、新たなスレッド生成時における第1の表示画面300Cは、ユーザー識別情報「ユーザーA」が操作する携帯情報装置200が、MFP100から受信されるスレッド情報および作成元情報に基づいて表示する画面であり、、新たなスレッドを生成するために編集情報を入力する場合に表示される画面である。図15を参照して、第1の表示画面300Cは、図13に示した第1の表示画面300Bと異なる点は、編集情報305D、305Eが削除された点、編集情報305F,305G,305Hが追加された点である。
まず、携帯情報装置200は、MFP100からスレッド情報を受信した時点で、図10に示した第1表示画面300Aを表示しているが、その第1表示画面300Aから編集情報305,305B,305Cを消去し、コンテンツ307,307Aおよび関連付画像309を表示する。コンテンツ307は、図12に示した第2表示画面310において、表示されたコンテンツ317,317Aに編集情報315を追加した画像である。関連付画像309は、コンテンツ307と、ユーザー識別情報「ユーザーB」とを結ぶ線分であり、コンテンツ307,307Aの送信元が、ユーザー識別情報「ユーザーB」のユーザーであることが示される。
その後、編集情報305Fが入力される。編集情報305Fは、ユーザーAにより入力され、「ユーザーCさん最新の仕様教えてください。」の文字列である。その後、編集情報305G、305Hが入力される。編集情報305Gは、編集情報305Fを囲む手書きの描画である。編集情報305Hは、編集情報305Gと、領域303に含まれるユーザー識別情報「ユーザーC」とを結ぶ描画である。携帯情報装置200は、編集情報305Hの描画が入力される時点で、それまれに入力された編集情報305Fおよび編集情報305Gを、コンテンツに決定する。さらに、編集情報305Hの描画が入力される時点で、ユーザー識別情報「ユーザーC」を送信先に指定する操作を受け付ける。これにより、携帯情報装置200は、編集情報305Fおよび編集情報305Gをコンテンツとし、ユーザー識別情報「ユーザーC」を送信先情報とするスレッド生成要求を、MFP100に送信する。
スレッド生成要求を受信するMFP100は、編集情報305Fおよび編集情報305Gをコンテンツとし、グループ情報をユーザー識別情報「ユーザーA」、「ユーザーC」とするスレッド情報を生成し、ユーザー識別情報「ユーザーA」を作成元情報とし、スレッド情報と作成元情報とを、ユーザー識別情報「ユーザーC」のユーザーが操作する携帯情報装置200Bに送信する。
図16は、ユーザーCが操作する携帯情報装置に表示される第3の表示画面の一例を示す図である。第3の表示画面は、ユーザー識別情報「ユーザーC」が操作する携帯情報装置200Bが、MFP100から受信したスレッド情報および作成元情報に基づいて表示する画面である。図16を参照して、第3の表示画面320は、データを表示する領域321と、参加者情報を表示する領域323と、を含む。領域321は、MFP100から受信されるデータが表示される。第1の表示画面301、第2の表示画面311に表示される画像と同じ、データの画像が表示される。領域323には、MFP100から受信される参加者情報が表示され、第1の表示画面300の領域303および第2の表示画面310の領域313に表示される参加者情報と同じ画像である。但し、ユーザー識別情報「ユーザーC」が反転表示される点が異なり、携帯情報装置200Bを操作するユーザーのユーザー識別情報が「ユーザーC」であることが示される。なお、図では反転表示をハッチングで示している。
領域321は、コンテンツ327,327Aを含む。コンテンツ327,327Aは、図15に示した第1の表示画面300Cにおいて、表示された編集情報30F,305Gと同じであり、MFP100から受信されるスレッド情報に含まれる。
さらに、領域321は、関連付画像329を含む。関連付画像329は、コンテンツ327Aと、ユーザー識別情報「ユーザーA」とを結ぶ線分である。この関連付画像によって、コンテンツ327,327Aの送信元が、ユーザー識別情報「ユーザーA」のユーザーであることが示される。
以上説明したように、本実施の形態における会議システム1は、複数の携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dそれぞれにおいて、ユーザーにより入力された編集情報の少なくとも一部をコンテンツに決定し、複数の参加者それぞれの複数のユーザー識別情報のうち1以上を送信先情報に決定し、スレッド生成要求をMFP100に送信する。スレッド生成要求を受信するMFP100は、スレッド生成要求に基づいてスレッド情報を生成し、複数の携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dのうちスレッド情報に含まれる送信先情報で特定される装置にスレッド情報を送信する。そして、複数の携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dのうちスレッド情報を受信する装置においては、MFP100から受信されたデータの画像に重畳して、スレッド情報に含まれるコンテンツを表示する。このため、データの画像が表示されている最中にユーザーが入力した編集情報の少なくとも一部のコンテンツが、参加者のうちから指定した任意の他のユーザーが操作する携帯情報装置において、データの画像に重畳して表示されるので、データの画像を閲覧しながら任意のユーザーに情報を伝達することができるとともに、データの画像を閲覧しつつ任意のユーザーからの情報を閲覧することができる。
また、複数の携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dそれぞれは、ユーザーにより入力される描画を編集情報として検出する。このため、ユーザーは、編集情報を手書きで入力することができる。
また、複数の携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dそれぞれは、検出される描画が所定領域を囲む図形の場合、編集情報のうち所定領域に含まれる部分をコンテンツに決定する。このため、ユーザーは、編集情報のうちからコンテンツを手書きで指定することができるので、コンテンツを指定する操作が容易となる。
また、複数の携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dそれぞれは、コンテンツが表示されている状態で、ユーザーにより編集情報が入力されると、コンテンツに編集情報を追加することによりコンテンツを更新され、更新後のコンテンツを含むスレッド情報をMFP100に送信する。このため、過去のコンテンツと、新たにユーザーにより入力された編集情報とを含む新たなコンテンツが送信されるので、過去に情報交換した履歴とともに、新たな情報を交換することができる。
また、複数の携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dそれぞれは、コンテンツが表示されている状態で、スレッド情報に含まれるグループ情報に含まれていないユーザー識別情報の指定が受け付けられると、グループ情報に、指定されたユーザー識別情報を追加することによりグループ情報を更新し、MFP100においては、更新後のグループ情報に従って、スレッド情報を送信する。このため、情報を交換するユーザーを容易に追加することができる。
また、MFP100は、複数の携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dのいずれかからスレッド生成要求を受信する場合、スレッド生成要求を送信してきた携帯情報装置を操作するユーザーを識別するためのユーザー識別情報を作成元情報としてスレッド情報に追加し、複数の携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dそれぞれにおいて、コンテンツと作成元情報とを関連付けて表示する。このため、コンテンツを送信してきたユーザーを通知することができる。
また、MFP100は、複数の携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dのいずれかからスレッド情報を受信する場合、スレッド情報を送信してきた携帯情報装置を操作するユーザーを識別するためのユーザー識別情報を作成元情報としてスレッド情報に追加し、複数の携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dそれぞれにおいて、コンテンツと作成元情報とを関連付けて表示する。このため、コンテンツを送信してきたユーザーを通知することができる。
また、複数の携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dそれぞれは、複数の参加者それぞれのユーザー識別情報を表示し、コンテンツを送信してきた作成元情報で特定されるユーザー識別情報の表示態様を、他のユーザー識別情報と異なる表示態様で表示するので、コンテンツを送信してきたユーザーを表示態様の違いで知らせることができる。
また、複数の携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dそれぞれは、コンテンツが表示されている状態で、編集情報の少なくとも一部を指定する操作が受け付けられる場合、編集情報のうち指定された部分を新たなコンテンツに決定し、新たなコンテンツが決定された後に、1以上のユーザー識別情報を指定する操作を受け付ける場合、1以上のユーザー識別情報を新たな送信先情報に決定し、新たなコンテンツと新たな送信先情報とを含む新たなスレッド生成要求をMFP100に送信する。そして、MFP100から複数種類のスレッド情報を受信する場合、複数種類のスレッド情報ごとにコンテンツをデータの画像に重畳して表示する。このため、複数種類のスレッド情報を生成することができ、複数種類のスレッド情報が生成される場合は、複数種類のスレッド情報ごとにコンテンツが表示されるので、データの画像を表示しつつ、異なるユーザーと異なる情報を交換することができる。
なお、上述した実施の形態においては、会議システム1について説明したが、図7に示した閲覧処理を携帯情報装置200,200A,200B,200C,200Dそれぞれに実行させ、図8に示したスレッド管理処理をMFP100に実行させ連絡方法、また、その連絡方法を携帯情報装置200,200A,200B,200C,200DそれぞれのCPU211に実行させ、MFP100が備えるCPU1111に実行させ連絡プログラムとして、発明を捉えることができるのはいうまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。