JP2007054618A - 磁性アタッチメント、及びそれを用いた保定装置及び矯正装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】永久磁石3と、永久磁石3を収納する耐食性軟磁性材料からなるカップ状ヨーク2と、カップ状ヨーク2の開口側に固着されたシール部材4とを有し、シール部材4は、耐食性軟磁性材料からなる板状ヨーク41と、板状ヨーク41の外周に接合された耐食性非磁性材料からなるシールリング42とからなり、カップ状ヨーク2の開口付近には外周面に対して傾いた逆テーパ部22が設けられており、その側壁の半径方向厚さが一定である磁性アタッチメント1、及び磁性アタッチメント1の側面に設けられた維持リングと、各維持リングに通るワイヤーと、各歯に固定され、各磁性アタッチメント1を吸着させるキーパーと、ワイヤーにおける維持リングの両側部分に固定された固定リングとを有する保定装置及び矯正装置。
【選択図】図1
Description
(1) 永久磁石と、前記永久磁石を収納する耐食性軟磁性材料からなるカップ状ヨークと、前記カップ状ヨークの開口側に固着されたシール部材とを有し、前記シール部材は、耐食性軟磁性材料からなる板状ヨークと、前記板状ヨークの外周に接合された耐食性非磁性材料からなるシールリングとからなり、前記カップ状ヨークの開口付近には外周面に対して所定角度θ(0°<θ≦4.5°)だけ傾いた逆テーパ面を有する逆テーパ部が設けられており、前記逆テーパ部の側壁の半径方向厚さが一定であることを特徴とする磁性アタッチメント。
(2) 永久磁石と、前記永久磁石を収納する円筒部とその開口側に形成された円錐台部を有する耐食性軟磁性材料からなるカップ状ヨークと、前記円錐台部に固着された円板状のシール部材とを有し、前記シール部材は、耐食性軟磁性材料からなる円板状ヨークと、前記円板状ヨークの外周に接合された耐食性非磁性材料からなるシールリングとからなり、前記円筒部の外周面に円周溝を有することを特徴とする磁性アタッチメント。
(3) 永久磁石と、前記永久磁石を収納する円筒部とその開口側に形成された円錐台部を有する耐食性軟磁性材料からなるカップ状ヨークと、前記円錐台部に固着された円板状のシール部材とを有し、前記シール部材は、耐食性軟磁性材料からなる円板状ヨークと、前記円板状ヨークの外周に接合された耐食性非磁性材料からなるシールリングとからなり、前記円錐台部は、前記カップ状ヨークの中心軸を含む任意断面において前記円筒部の外周面に対して所定角度θ(0°<θ≦4.5°)だけ傾いた逆テーパ面を有すると共に、前記円筒部の底部側において内径(D2)と外径(D1)との比率(D2/D1)が0.78〜0.9の範囲にあることを特徴とする磁性アタッチメント。
(4) 上記(3) に記載の磁性アタッチメントにおいて、前記カップ状ヨークの高さHが0.6〜1.3 mmの範囲にあり、前記円筒部の外径D1が2.50〜5.50 mmの範囲にあることを特徴とする磁性アタッチメント。
(5) 上記(1)〜(4) のいずれかに記載の複数個の磁性アタッチメントと、各磁性アタッチメントを連結するワイヤーとを有することを特徴とする保定装置。
(6) 上記(5) に記載の保定装置において、前記ワイヤーは各磁性アタッチメント間にそれぞれ設けられており、各磁性アタッチメントの対向する側面に接続していることを特徴とする保定装置。
(7) 上記(1)〜(4) のいずれかに記載の複数個の磁性アタッチメントと、前記磁性アタッチメントの側面に設けられた維持リングと、前記維持リングを通るワイヤーとを有することを特徴とする保定装置。
(8) 上記(1)〜(4) のいずれかに記載の複数個の磁性アタッチメントと、前記磁性アタッチメントの側面に設けられた維持リングと、前記維持リングを通るワイヤーとを有することを特徴とする矯正装置。
(9) (a) 永久磁石、前記永久磁石を収納する耐食性軟磁性材料からなるカップ状ヨーク及び前記カップ状ヨークの開口側に固着されたシール部材を有し、前記シール部材は耐食性軟磁性材料からなる板状ヨーク及び前記板状ヨークの外周に接合された耐食性非磁性材料からなるシールリングからなる複数個の磁性アタッチメントと、(b) 各歯に固定され、各磁性アタッチメントを吸着させるキーパーと、(c) 前記磁性アタッチメントの一側面に設けられた維持リングと、(d) 前記維持リングを通るワイヤーと、(e) 前記ワイヤーにおける前記維持リングの両側部分に固定された固定リングとを有することを特徴とする保定装置。
(10) 上記(9) に記載の保定装置において、前記維持リングが前記磁性アタッチメントの反対側の側面にも設けられていることを特徴とする保定装置。
(11) 上記(9)又は(10) に記載の保定装置において、前記磁性アタッチメントの横断面形状が長方形であることを特徴とする保定装置。
(12) 上記(9)〜(11) のいずれかに記載の保定装置において、前記磁性アタッチメントの側面にフレームが設けられており、前記フレームは前記磁性アタッチメントの前記キーパーと吸着する側に突出していることを特徴とする保定装置。
(13) 上記(12) に記載の保定装置において、前記磁性アタッチメントの横断面形状が円形であり、かつ前記フレームの側面に平面部が設けられており、前記平面部に前記維持リングが設けられていることを特徴とする保定装置。
(14) 上記(9)〜(13) のいずれかに記載の保定装置において、前記ワイヤーが通過可能なチューブを有する保護カバーを具備し、前記保護カバーにより前記磁性アタッチメント、前記フレーム及び前記固定リングの反キーパー側面が覆われていることを特徴とする保定装置。
(15) (a) 永久磁石、前記永久磁石を収納する耐食性軟磁性材料からなるカップ状ヨーク及び前記カップ状ヨークの開口側に固着されたシール部材を有し、前記シール部材は耐食性軟磁性材料からなる板状ヨーク及び前記板状ヨークの外周に接合された耐食性非磁性材料からなるシールリングからなる複数個の磁性アタッチメントと、(b) 各歯に固定され、各磁性アタッチメントを吸着させるキーパーと、(c) 各磁性アタッチメントの側面に設けられ、前記磁性アタッチメントの前記キーパーと吸着する側に突出しているフレームと、(d) 前記フレームの一側面に設けられた維持リングと、(e) 前記維持リングを通るワイヤーと、(f) 前記ワイヤーが通過可能なチューブを有する保護カバーとを有し、前記保護カバーにより前記維持リングと前記ワイヤーとをほぼ固定しつつ、前記磁性アタッチメント、前記フレーム及び前記固定リングの反キーパー側面が覆われていることを特徴とする保定装置。
(16) (a) 永久磁石、前記永久磁石を収納する耐食性軟磁性材料からなるカップ状ヨーク及び前記カップ状ヨークの開口側に固着されたシール部材を有し、前記シール部材は耐食性軟磁性材料からなる板状ヨーク及び前記板状ヨークの外周に接合された耐食性非磁性材料からなるシールリングからなる複数個の磁性アタッチメントと、(b) 各歯に固定され、各磁性アタッチメントを吸着させるキーパーと、(c) 前記磁性アタッチメントの一側面に設けられた維持リングと、(d) 前記維持リングを通るワイヤーと、(e) 前記ワイヤーにおける前記維持リングの両側部分に固定された固定リングとを有することを特徴とする矯正装置。
(17) 上記(16) に記載の矯正装置において、前記維持リングが前記磁性アタッチメントの反対側の側面にも設けられていることを特徴とする矯正装置。
(18) 上記(16)又は(17) に記載の矯正装置において、前記磁性アタッチメントの横断面形状が長方形であることを特徴とする矯正装置。
(19) 上記(16)〜(18) のいずれかに記載の矯正装置において、前記磁性アタッチメントの側面にフレームが設けられており、前記フレームは前記磁性アタッチメントの前記キーパーと吸着する側に突出していることを特徴とする矯正装置。
(20) 上記(19) に記載の矯正装置において、前記磁性アタッチメントの横断面形状が円形であり、かつ前記フレームの側面に平面部が設けられており、前記平面部に前記維持リングが設けられていることを特徴とする矯正装置。
(21) 上記(16)〜(20) のいずれかに記載の矯正装置において、前記ワイヤーが通過可能なチューブを有する保護カバーを具備し、前記保護カバーにより前記磁性アタッチメント、前記フレーム及び前記固定リングの反キーパー側面が覆われていることを特徴とする矯正装置。
(22) 上記(16)〜(21) のいずれかに記載の矯正装置において、前記固定リングは前記ワイヤーから着脱可能であり、矯正の進行に合わせて、前記ワイヤーにおける前記固定リングの位置を変更することを特徴とする矯正装置。
(23) (a) 永久磁石、前記永久磁石を収納する耐食性軟磁性材料からなるカップ状ヨーク及び前記カップ状ヨークの開口側に固着されたシール部材を有し、前記シール部材は耐食性軟磁性材料からなる板状ヨーク及び前記板状ヨークの外周に接合された耐食性非磁性材料からなるシールリングからなる複数個の磁性アタッチメントと、(b) 各歯に固定され、各磁性アタッチメントを吸着させるキーパーと、(c) 各磁性アタッチメントの側面に設けられ、前記磁性アタッチメントの前記キーパーと吸着する側に突出しているフレームと、(d) 前記フレームの一側面に設けられた維持リングと、(e) 前記維持リングを通るワイヤーと、(f) 前記ワイヤーが通過可能なチューブを有する保護カバーとを有し、前記保護カバーにより前記維持リングと前記ワイヤーとをほぼ固定しつつ、前記磁性アタッチメント及び前記フレームの反キーパー側面が覆われていることを特徴とする矯正装置。
本発明の磁性アタッチメントについて図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施例による磁性アタッチメントの断面図である。この磁性アタッチメント1は、円形断面の凹部20を有する軟磁性材料からなるカップ状ヨーク2と、これに収納される永久磁石3と、凹部20の開口部に嵌入されたシール部材4からなる。カップ状ヨーク2は、永久磁石3を収納しうる高さを有する円筒部21と内径側にシール部材4が固着される円錐台部22を有する。シール部材4は、永久磁石3を凹部20内に封止するとともに、磁路となる部材であり、軟磁性材料からなる円形の板状ヨーク41と、その外周に固着され板状ヨーク41とそれと同一厚さの非磁性材料からなるシールリング42で構成されている。円筒部21の外周面に、図1に破線で示す断面V字状の円周溝211を設けることも可能であり、これにより耐引抜力を高めることができる。
図3は、本発明の磁性アタッチメント1を保定用ワイヤーによる連結した保定装置を示す概略図である。この保定装置は、複数個の磁性アタッチメント1と、磁性アタッチメント1を連結するワイヤー8と、各歯84,85の舌側側面に設けられたキーパー9とを有し、磁性アタッチメント1がキーパー9に吸着することにより設置される[図3(a)]。ここで「保定」とは、矯正後の歯84,85が元の位置に戻らないように暫く固定することをいう。キーパー9の反接着面側の面に保定装置の磁性アタッチメント1の平滑面を吸着させて保定を行う[図3(b)]。この保定装置は、磁気吸引力が高く薄型の磁性アタッチメント1を用いているため、キーパー9と保定用ワイヤー8を合わせた高さを低くすることができ、装着者の異物感が抑制される。また磁性アタッチメント1はキーパー9から着脱自在であるため、例えば歯磨きをするときなどに着脱することにより、歯磨きの障害にならない。
また図10に示すように、ワイヤー8を各磁性アタッチメント1の両側面に設けても良い。具体的には、フレーム92の両側面にそれぞれ維持リング82a,82bを設け、各維持リング82a,82bにワイヤー8a,8bを通して、それぞれ固定リング83a,83bで固定し、かつチューブ87a,87bを取り付けても良い。
図5〜7、9及び10に示す保定装置は、歯列矯正における矯正装置としても用いることができる。歯列矯正とは、各磁性アタッチメント1に連結したワイヤー8の弾性力によって磁性アタッチメント1が設置されている歯に押圧,引き戻し,ねじり等の力を加え、歯列を正しい位置及び向きに変位させるものである。しかし所望の歯並びに一度で矯正しようとすると、非常に強い力が歯に掛かってしまうため、段階的にワイヤー8を閉めていくことにより、徐々に矯正していく必要がある。
本発明において、磁性アタッチメント1の磁気吸引力、引抜耐力及び耐食性は次の条件で測定するものとする。図13は磁気吸引力を測定する装置の概略を示す図である。この測定装置は、磁性アタッチメント1を固定するチャック193と、チャック193にアダプタ194を介して接続するデジタルフォースゲージ195と、デジタルフォースゲージ195を動かす微動装置196と、微動装置196を支持するスタンド197と、キーパー9(直径D5、厚さ0.8 mmのSUS447J1製円板)を支持するようにスタンド197に固定された支持部材192とを具備する。この装置によれば、チャック193に固定した磁性アタッチメント1と支持部材192に固定したキーパー9とを吸着させた状態で、微動装置196を徐々に上昇させ(矢印方向)、磁性アタッチメント1がキーパー9から離れたときのデジタルフォースゲージ195に表示された数値を読み取る。測定は10個の磁性アタッチメント1について行い、得られた数値の平均値を磁気吸引力とする。
図1に示す構造を有する磁性アタッチメント1であり、カップ状ヨーク2の内外径比(D2/D1)、逆テーパ面の角度(θ)、及びカップ状ヨーク2の高さHがそれぞれ異なる10種類の磁性アタッチメントを、図2に示す手順にしたがって、以下の条件で製造した(それぞれ実施例1(a)〜(j)とする。)。永久磁石3としてNd-Fe-B系異方性焼結磁石[NEOMAX社製、NMX48-CH(残留磁束密度Br=1.35 T)]を用いた。
カップ状ヨーク2及び円板状ヨーク4の材質をSUS444(Bs=1.6 T)に変更した以外は、表1の実施例1(b) と同様の磁性アタッチメント1を作製したところ、実施例1と同様に高い磁気吸引力が得られた。さらに、円板状ヨーク4材の高飽和磁化Bsによる円板状ヨーク4の表面の耐食性の低下を防止するために、図2(d)の熱処理工程後に、アルカリ溶液で脱脂洗浄を行い、磁性アタッチメントの表面に窒化チタンの薄膜(厚さ3μm)を被覆した。成膜は、イオンプレーティング装置でTiターゲットを用い、N2ガスに放電してプラズマを発生させ、真空度2.7×10-2 Pa、250℃、15秒の条件で行った。この磁性アタッチメント1の寸法等と評価結果を同じく表1に示す。表1から分かるように、この磁性アタッチメント1は実施例1のものより磁気吸引力が向上し、かつ引抜耐力も高くなった。
義歯床の凹部内周に円周溝(半径方向深さ0.2 mm)を設けた以外は実施例1(e) と同様の磁性アタッチメント1を作製した。その寸法等と評価結果を同じく表1に示す。表1から分かるように、引抜耐力がさらに向上した。なお義歯床凹部と逆テーパ面221との間の接着剤に巣は発生していないことが確認された。
D2/D1=0.80で、シール部材4の外径D3をカップ状ヨーク2の内径D2に揃え、逆テーパ面221及び円周溝211を形成せず、シール部材4をカップ状ヨーク2の凹部20に圧入し、溶接を行った以外は実施例1(b) と同様の条件で磁性アタッチメント1を作製した。この磁性アタッチメント1の寸法等と評価結果を表1に示す。表1から分かるように、この磁性アタッチメント1の磁気吸引力及び引抜耐力は実施例1のものよりも低く、耐食性も十分でなかった。またカップ状ヨーク2とシールリング42との間にバリが発生し、カップ状ヨーク2の開口近傍の外周の一部は外側に変形し、部分的にテーパが付いた状態であることが確認された。その変形方向は本発明とは逆なので、表1では変形量zはマイナスで表示されている。
D2/D1=0.80で、シール部材4の外径D3をカップ状ヨーク2の内径D2に揃え、カップ状ヨーク2の開口近傍の外周に研削で逆テーパ面221(θ=5.0°)を形成し、逆テーパ高さH2=1.17 mmとし、円周溝211は形成せず、シール部材4をカップ状ヨーク2の凹部20に圧入し、溶接を行った以外は実施例1(b) と同様の条件で、吸着面積が4.2 mm2の磁性アタッチメント1を作製した。この磁性アタッチメント1の寸法等と評価結果を表1に示す。表1から分かるように、この磁性アタッチメント1は磁気吸引力及び引抜耐力ともに実施例1のものよりも低下し、また耐食性も不十分であった。さらにカップ状ヨーク2とシールリング42との間にバリが発生し、義歯床凹部と逆テーパ面221との間の接着剤に巣が発生した。
D2/D1=0.74で、シール部材4の外径D3をカップ状ヨーク2の内径D2に揃え、カップ状ヨーク2の開口近傍の外周に研削で逆テーパ面221(θ=2.0°)を形成し、逆テーパ高さH2=1.17 mmとし、円周溝211は形成せず、シール部材4をカップ状ヨーク2の凹部20に圧入し、溶接を行った以外は実施例1(b) と同様の条件で吸着面積が6.7 mm2の磁性アタッチメント1を作製した。この磁性アタッチメント1の寸法等と評価結果を同じく表1に示す。表1から分かるように、この磁性アタッチメント1の磁気吸引力は実施例1のものよりも大幅に低下し、耐食性も不十分で、またカップ状ヨークとシールリングとの間にバリが発生した。
D2/D1=0.74で、シール部材4の外径D3をカップ状ヨーク2の内径D2に揃え、カップ状ヨーク2の開口近傍の外周に研削で逆テーパ面221(θ=2.0°)を形成し、逆テーパ高さH2=1.17 mmとし、円周溝211は形成せず、シール部材4をカップ状ヨーク2の凹部20に圧入し、溶接を行った以外は実施例1(k) と同様の条件で磁性アタッチメント1を作製した。この磁性アタッチメント1の寸法等と評価結果を同じく表1に示す。表1から分かるように、この磁性アタッチメント1の磁気吸引力が実施例1のものよりも低下し、シール部材4はカップ状ヨーク2から浮き上がった状態で傾き、全周溶接が完全に行われていなかった。
カップ状ヨーク2の外径がD1=2.50 mmで、カップ状ヨーク2の内外径比D2/D1=0.80,0.85及び0.90とした以外は実施例1(e) と同様の条件で3種類の磁性アタッチメント1を作製した(実施例4(k)〜(m))。これらの寸法等と結果を同じく表1に示す。表1から分かるように、いずれの磁性アタッチメント1も2.6 N以上の磁気吸引力を示し、また引抜耐力も高い値を示した。しかし、カップ状ヨーク2の内外径比D2/D1=0.92とした以外は上記と同様の条件で磁性アタッチメント1を作製したところ、カップ状ヨーク2の機械的強度が低下することが確認された。
カップ状ヨーク2の外径がD1=2.50 mmで、シール部材4の外径D3をカップ状ヨーク2の内径D2と同じにし、カップ状ヨーク2の開口近傍の外周に研削で逆テーパ面221(θ=2.0°)を形成し、逆テーパ高さH2=1.17 mmとし、円周溝211は形成せず、シール部材4をカップ状ヨーク2の凹部20に圧入し、溶接を行った以外は実施例4(k) と同様の条件で磁性アタッチメント1を作製した。この磁性アタッチメント1の寸法等と評価結果を同じく表1に示す。表1から分かるように、この磁性アタッチメント1の磁気吸引力は実施例4のものよりも低下し、耐食性も不十分で、カップ状ヨークとシールリングとの間にバリが発生した。
カップ状ヨーク2の内外径比D2/D1=0.80、カップ状ヨーク高さH=1.0 mmとした以外は実施例4と同様の条件で6個の磁性アタッチメント1を作製した(磁気吸引力=8.4 N)。これらの磁性アタッチメント1と、矩形状の断面を有する高さH4=0.3 mmのSUS316L製ワイヤー8とを用いて図3に示す保定装置を作製した。直径2.50 mmのSUS447J1(Bs=1.28 T)製丸棒を厚さ0.5 mm(=H3)にスライスし、6個のキーパー9を作製した。キーパー9と磁性アタッチメント1とワイヤー8とを合わせた高さ(=H+H3+H4)は1.8 mmとした。これらを用いて6ヶ月間保定を行ったところ、使用中の異物感は十分に抑制された。保定が完了してから1ヶ月経過した時点で、矯正歯の逆戻り(リラップス)は無いことが確認された。従って、薄型の磁性アタッチメント1が十分な磁気吸引力を発揮し、保定が良好であることが分かった。
図3においてワイヤー8に代えて、図4に示す5本の短いSUS316L製ワイヤー81を用い、レーザー溶接で磁性アタッチメント1の対向する側面にワイヤー81を連結した以外は実施例5と同様の条件で保定装置を作製した。キーパー9と磁性アタッチメント1とを合わせた高さ(=H+H3)は1.5 mmとした。これらを用いて6ヶ月間保定を行ったところ、使用中の異物感は十分に抑制された。保定が完了してから1ヶ月経過した時点で、矯正歯の逆戻り(リラップス)は無いことが確認された。従って、薄型の磁性アタッチメント1が十分な磁気吸引力を発揮し、保定が良好であることが分かった。
永久磁石3としてNd-Fe-B系異方性焼結磁石{NEOMAX社製、NMX48-CH(残留磁束密度Br=1.35 T)}を用いた図5に示す構造を有する保定装置を製造した。具体的には、維持リング82の横幅W1を2.0 mmとし、固定リング83の横幅を2.0 mmとし、磁性アタッチメント1の大きさを4.4 mm×3.3 mmとし、キーパー9の大きさを4.2 mm×3.1 mmとし、固定リング83同士の幅W2と維持リング82の横幅W1との差W2―W1が0〜1.0 mmの範囲で、6個の保定装置を製造した。それぞれの保定装置における脱着性、及び1ヶ月保定したときの矯正した歯の戻り具合を測定した。得られた結果を表2に示す。
2・・・カップ状ヨーク
20・・・凹部
21・・・円筒部
211・・・円周溝
22・・・円錐台部
221・・・逆テーパ面
3・・・永久磁石
4・・・シール部材
40・・・平滑面(研磨後の表面)
41・・・円板状ヨーク
42・・・シールリング
43a・・・第1の全周溶接部
43b・・・第2の全周溶接部
8,81,81a,81b・・・ワイヤー
82,82a,82b・・・維持リング
83,83a,83b・・・固定リング
86・・・保護カバー
87,87a,87b・・・チューブ
9・・・キーパー
91・・・接着剤
92,93a,93b,93c,93d,94・・・フレーム
Claims (23)
- 永久磁石と、前記永久磁石を収納する耐食性軟磁性材料からなるカップ状ヨークと、前記カップ状ヨークの開口側に固着されたシール部材とを有し、前記シール部材は、耐食性軟磁性材料からなる板状ヨークと、前記板状ヨークの外周に接合された耐食性非磁性材料からなるシールリングとからなり、前記カップ状ヨークの開口付近には外周面に対して所定角度θ(0°<θ≦4.5°)だけ傾いた逆テーパ面を有する逆テーパ部が設けられており、前記逆テーパ部の側壁の半径方向厚さが一定であることを特徴とする磁性アタッチメント。
- 永久磁石と、前記永久磁石を収納する円筒部とその開口側に形成された円錐台部を有する耐食性軟磁性材料からなるカップ状ヨークと、前記円錐台部に固着された円板状のシール部材とを有し、前記シール部材は、耐食性軟磁性材料からなる円板状ヨークと、前記円板状ヨークの外周に接合された耐食性非磁性材料からなるシールリングとからなり、前記円筒部の外周面に円周溝を有することを特徴とする磁性アタッチメント。
- 永久磁石と、前記永久磁石を収納する円筒部とその開口側に形成された円錐台部を有する耐食性軟磁性材料からなるカップ状ヨークと、前記円錐台部に固着された円板状のシール部材とを有し、前記シール部材は、耐食性軟磁性材料からなる円板状ヨークと、前記円板状ヨークの外周に接合された耐食性非磁性材料からなるシールリングとからなり、前記円錐台部は、前記カップ状ヨークの中心軸を含む任意断面において前記円筒部の外周面に対して所定角度θ(0°<θ≦4.5°)だけ傾いた逆テーパ面を有すると共に、前記円筒部の底部側において内径(D2)と外径(D1)との比率(D2/D1)が0.78〜0.9の範囲にあることを特徴とする磁性アタッチメント。
- 請求項3に記載の磁性アタッチメントにおいて、前記カップ状ヨークの高さHが0.6〜1.3 mmの範囲にあり、前記円筒部の外径D1が2.50〜5.50 mmの範囲にあることを特徴とする磁性アタッチメント。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の複数個の磁性アタッチメントと、各磁性アタッチメントを連結するワイヤーとを有することを特徴とする保定装置。
- 請求項5に記載の保定装置において、前記ワイヤーは各磁性アタッチメント間にそれぞれ設けられており、各磁性アタッチメントの対向する側面に接続していることを特徴とする保定装置。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の複数個の磁性アタッチメントと、前記磁性アタッチメントの側面に設けられた維持リングと、前記維持リングを通るワイヤーとを有することを特徴とする保定装置。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の複数個の磁性アタッチメントと、前記磁性アタッチメントの側面に設けられた維持リングと、前記維持リングを通るワイヤーとを有することを特徴とする矯正装置。
- (a) 永久磁石、前記永久磁石を収納する耐食性軟磁性材料からなるカップ状ヨーク及び前記カップ状ヨークの開口側に固着されたシール部材を有し、前記シール部材は耐食性軟磁性材料からなる板状ヨーク及び前記板状ヨークの外周に接合された耐食性非磁性材料からなるシールリングからなる複数個の磁性アタッチメントと、(b) 各歯に固定され、各磁性アタッチメントを吸着させるキーパーと、(c) 前記磁性アタッチメントの一側面に設けられた維持リングと、(d) 前記維持リングを通るワイヤーと、(e) 前記ワイヤーにおける前記維持リングの両側部分に固定された固定リングとを有することを特徴とする保定装置。
- 請求項9に記載の保定装置において、前記維持リングが前記磁性アタッチメントの反対側の側面にも設けられていることを特徴とする保定装置。
- 請求項9又は10に記載の保定装置において、前記磁性アタッチメントの横断面形状が長方形であることを特徴とする保定装置。
- 請求項9〜11のいずれかに記載の保定装置において、前記磁性アタッチメントの側面にフレームが設けられており、前記フレームは前記磁性アタッチメントの前記キーパーと吸着する側に突出していることを特徴とする保定装置。
- 請求項12に記載の保定装置において、前記磁性アタッチメントの横断面形状が円形であり、かつ前記フレームの側面に平面部が設けられており、前記平面部に前記維持リングが設けられていることを特徴とする保定装置。
- 請求項9〜13のいずれかに記載の保定装置において、前記ワイヤーが通過可能なチューブを有する保護カバーを具備し、前記保護カバーにより前記磁性アタッチメント、前記フレーム及び前記固定リングの反キーパー側面が覆われていることを特徴とする保定装置。
- (a) 永久磁石、前記永久磁石を収納する耐食性軟磁性材料からなるカップ状ヨーク及び前記カップ状ヨークの開口側に固着されたシール部材を有し、前記シール部材は耐食性軟磁性材料からなる板状ヨーク及び前記板状ヨークの外周に接合された耐食性非磁性材料からなるシールリングからなる複数個の磁性アタッチメントと、(b) 各歯に固定され、各磁性アタッチメントを吸着させるキーパーと、(c) 各磁性アタッチメントの側面に設けられ、前記磁性アタッチメントの前記キーパーと吸着する側に突出しているフレームと、(d) 前記フレームの一側面に設けられた維持リングと、(e) 前記維持リングを通るワイヤーと、(f) 前記ワイヤーが通過可能なチューブを有する保護カバーとを有し、前記保護カバーにより前記維持リングと前記ワイヤーとをほぼ固定しつつ、前記磁性アタッチメント、前記フレーム及び前記固定リングの反キーパー側面が覆われていることを特徴とする保定装置。
- (a) 永久磁石、前記永久磁石を収納する耐食性軟磁性材料からなるカップ状ヨーク及び前記カップ状ヨークの開口側に固着されたシール部材を有し、前記シール部材は耐食性軟磁性材料からなる板状ヨーク及び前記板状ヨークの外周に接合された耐食性非磁性材料からなるシールリングからなる複数個の磁性アタッチメントと、(b) 各歯に固定され、各磁性アタッチメントを吸着させるキーパーと、(c) 前記磁性アタッチメントの一側面に設けられた維持リングと、(d) 前記維持リングを通るワイヤーと、(e) 前記ワイヤーにおける前記維持リングの両側部分に固定された固定リングとを有することを特徴とする矯正装置。
- 請求項16に記載の矯正装置において、前記維持リングが前記磁性アタッチメントの反対側の側面にも設けられていることを特徴とする矯正装置。
- 請求項16又は17に記載の矯正装置において、前記磁性アタッチメントの横断面形状が長方形であることを特徴とする矯正装置。
- 請求項16〜18のいずれかに記載の矯正装置において、前記磁性アタッチメントの側面にフレームが設けられており、前記フレームは前記磁性アタッチメントの前記キーパーと吸着する側に突出していることを特徴とする矯正装置。
- 請求項19に記載の矯正装置において、前記磁性アタッチメントの横断面形状が円形であり、かつ前記フレームの側面に平面部が設けられており、前記平面部に前記維持リングが設けられていることを特徴とする矯正装置。
- 請求項16〜20のいずれかに記載の矯正装置において、前記ワイヤーが通過可能なチューブを有する保護カバーを具備し、前記保護カバーにより前記磁性アタッチメント、前記フレーム及び前記固定リングの反キーパー側面が覆われていることを特徴とする矯正装置。
- 請求項16〜21のいずれかに記載の矯正装置において、前記固定リングは前記ワイヤーから着脱可能であり、矯正の進行に合わせて、前記ワイヤーにおける前記固定リングの位置を変更することを特徴とする矯正装置。
- (a) 永久磁石、前記永久磁石を収納する耐食性軟磁性材料からなるカップ状ヨーク及び前記カップ状ヨークの開口側に固着されたシール部材を有し、前記シール部材は耐食性軟磁性材料からなる板状ヨーク及び前記板状ヨークの外周に接合された耐食性非磁性材料からなるシールリングからなる複数個の磁性アタッチメントと、(b) 各歯に固定され、各磁性アタッチメントを吸着させるキーパーと、(c) 各磁性アタッチメントの側面に設けられ、前記磁性アタッチメントの前記キーパーと吸着する側に突出しているフレームと、(d) 前記フレームの一側面に設けられた維持リングと、(e) 前記維持リングを通るワイヤーと、(f) 前記ワイヤーが通過可能なチューブを有する保護カバーとを有し、前記保護カバーにより前記維持リングと前記ワイヤーとをほぼ固定しつつ、前記磁性アタッチメント及び前記フレームの反キーパー側面が覆われていることを特徴とする矯正装置。
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