JP2002345846A - 矯正ワイヤ用アタッチメント - Google Patents

矯正ワイヤ用アタッチメント

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JP2002345846A
JP2002345846A JP2001162663A JP2001162663A JP2002345846A JP 2002345846 A JP2002345846 A JP 2002345846A JP 2001162663 A JP2001162663 A JP 2001162663A JP 2001162663 A JP2001162663 A JP 2001162663A JP 2002345846 A JP2002345846 A JP 2002345846A
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pedestal
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holding portion
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JP2001162663A
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English (en)
Inventor
Riyuuzou Kanomi
龍三 嘉ノ海
Yoshinobu Motokura
義信 本蔵
Kazuo Arai
一生 荒井
Tomohiko Nagao
知彦 長尾
Isayuki Nakagawa
功幸 中川
Miharu Hata
美治 秦
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Dentsply Sankin KK
Aichi Steel Corp
Original Assignee
Dentsply Sankin KK
Aichi Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 矯正ワイヤを容易に着脱することができ,矯
正ワイヤをスライド可能に保持して矯正力を向上させた
矯正ワイヤ用アタッチメントを提供すること。 【解決手段】 歯列を構成する各歯の表面に接着される
台座部2と,矯正ワイヤ8を保持するワイヤ保持部3と
よりなる。台座部2とワイヤ保持部3の少なくとも一方
には,磁気吸引力を生じさせる永久磁石40を内蔵した
磁石構造体4が配設されている。台座部2とワイヤ保持
部3とは,両者の吸着面20,30を当接させて磁気吸
引力により着脱可能に接合するよう構成されている。ワ
イヤ保持部3は,矯正ワイヤ8をスライド可能に保持す
る挿通穴部35を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,歯科用の歯列矯正用の矯正ワイ
ヤを歯に固定するための矯正ワイヤ用アタッチメントに
関する。
【0002】
【従来技術】歯科治療の分野においては,歯並びの悪い
場合にこれを矯正する歯列矯正治療が広く行われてい
る。具体的な治療方法としては,矯正ワイヤ(アーチワ
イヤともいう)を用いた方法が一般的である。この方法
では,ブラケットを各歯の表面に接着剤等で接着固定
し,このブラケットに1本の矯正ワイヤ(アーチワイヤ
ともいう)を固定する。そして,矯正ワイヤとしては,
所望の歯列形状に沿ったアーチ形状を有する金属ワイヤ
を用いる。これにより,矯正ワイヤの弾性力によって上
記ブラケットを接合した歯に押圧,引き戻し,ねじり等
の力を加え,歯列を正しい位置及び向きに変位させて矯
正を行うことができる。
【0003】従来のブラケット9は,例えば図10に示
すごとく,中央に設けた矯正ワイヤ挿入用の正面溝91
と,周囲に設けた固定用ワイヤ挿入用の側面溝92を有
する。そして,正面溝91を設けた面と反対側の接着面
を歯の表面に接着する。そして,矯正ワイヤ8が口腔内
で体温と同じ温度になる前にこれを正面溝91に収め
る。
【0004】この状態では,まだ矯正ワイヤ8を手で変
形させて溝におくだけなので固定されていない。そのた
め,各歯一本づつ,矯正ワイヤ8を正面溝91に挿入
し,矯正ワイヤ8を押さえつけるように固定用ワイヤ9
5を上記側面溝92に巻回して巻き締めする。この作業
を,歯列を構成するすべての歯に対して行う。また,上
記固定用ワイヤの代わりにゴムを用いることもある。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の矯
正ワイヤ固定用のブラケットには,次のような問題があ
る。すなわち,従来のブラケット9を利用して矯正ワイ
ヤ8を固定する場合には,口腔内という小さいスペース
において,各ブラケット9に対して上記固定用ワイヤ9
5を巻回する作業を行う必要がある。そのため,操作が
しづらく手間もかかる。また,患者には,大きな負担が
かかる。特に,固定用ワイヤによる巻き締めやゴムでの
弾性結合時に更に負担がかかる。
【0006】また,この従来のブラケット9を用いて矯
正ワイヤ8を固定した場合には,矯正ワイヤ8が長手方
向にスライドすることが不可能である。このため,矯正
ワイヤ8の矯正力によって歯列が変化してきた際に,矯
正ワイヤ8の固定位置が最適な位置でなくなる場合があ
る。そのため,矯正の進行に応じて,矯正ワイヤ8の固
定のやり直しを行うことも必要があった。
【0007】また,一旦矯正ワイヤ8を装着した後,上
記の理由の他に,通常,矯正治療では治療の進行具合に
応じて弾性力の異なるワイヤーに付け替え,治療が終了
するまでに数回程度ワイヤーを交換しなければならず,
そうした理由で矯正ワイヤ8を取り外さなければならな
い際には,上記ブラケット9に巻回した固定用ワイヤ9
5をすべて取り除かなければならない。そのため,矯正
ワイヤ8を取り外す際にも長時間を要す。これらの長時
間の作業は,術者,患者双方への大きな負担になってい
る。
【0008】また,例えば特開平8−150155号公
報に示されているように,凹凸の少ないブラケットとロ
ックピンを用い,外観形状を改善すると共に機械的に上
記矯正ワイヤの固定方法を簡易化した技術がある。この
方法では,ロックピンの取付,取り外しが容易ではな
く,更なる改善が望まれていた。
【0009】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので,矯正ワイヤを容易に着脱することができ,
かつ矯正ワイヤをスライド可能に保持して矯正力を向上
させた矯正ワイヤ用アタッチメントを提供しようとする
ものである。
【0010】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,歯列矯正用の矯
正ワイヤを歯に固定するための矯正ワイヤ用アタッチメ
ントであって,歯列を構成する各歯の表面に接着される
台座部と,上記矯正ワイヤを保持するワイヤ保持部とよ
りなり,上記台座部と上記ワイヤ保持部の少なくとも一
方には,磁気吸引力を生じさせる永久磁石を内蔵した磁
石構造体が配設されており,上記台座部と上記ワイヤ保
持部とは,両者の吸着面を当接させて上記磁気吸引力に
より着脱可能に接合するよう構成されており,上記ワイ
ヤ保持部は,上記矯正ワイヤをスライド可能に保持する
挿通穴部を有していることを特徴とする矯正ワイヤ用ア
タッチメントにある。
【0011】本発明の矯正ワイヤ用アタッチメントは,
上記台座部と上記ワイヤ保持部という2つの部材を組み
合わせて構成されている。また,両者は,少なくとも一
方に配設された上記磁石構造体が発揮する磁気吸引力に
より着脱可能に接合できるよう構成されている。また,
上記矯正ワイヤは,上記台座部から分離可能な上記ワイ
ヤ保持部に保持するようになっている。そのため,この
矯正ワイヤ用アタッチメントを用いれば,矯正ワイヤの
着脱を非常に容易に行うことができる。
【0012】すなわち,上記台座部を矯正すべき歯列の
各歯の表面に接着し,これらの台座部に対して上記矯正
ワイヤを保持させたワイヤ保持部を当接させるだけで,
上記磁気吸引力により両者が接合され,矯正ワイヤの装
着ができる。また,矯正ワイヤを取り外す必要がある場
合には,上記磁気吸引力に抗して台座部から上記ワイヤ
保持部を剥がすだけで容易に矯正ワイヤの取り外しを行
うことができる。
【0013】また,矯正ワイヤのワイヤ保持部への組付
けは,上記挿通穴部へ矯正ワイヤを通すことにより行
う。そのため,この作業は,矯正ワイヤ装着者の口内で
なく,外部で行うことができる。それ故,矯正ワイヤ装
着者の負担を従来よりも大幅に低減することができる。
そして,矯正ワイヤを保持したワイヤ保持部を上記台座
部に当接させるだけで上記のごとく矯正ワイヤをセット
することができる。
【0014】また,上記挿通穴部は,上記矯正ワイヤを
スライド可能な状態で保持するよう構成されている。そ
のため,矯正ワイヤを装着する際の作業が容易であるだ
けでなく,矯正ワイヤによる矯正効果を高めることがで
きる。即ち,矯正ワイヤによる矯正が進んで歯列が移動
してくると,自ずと矯正ワイヤの固定位置の最適位置が
変化してくる。この場合においても,本発明では,上記
矯正ワイヤが自由にスライドすることによって自動的に
最適な状態に移ることができる。それ故,矯正が進んで
きても常に適切な矯正力を歯に付与することができ,更
に矯正効果を高めることができる。
【0015】このように,本発明によれば,矯正ワイヤ
を容易に着脱することができ,かつ矯正ワイヤをスライ
ド可能に保持して矯正力を向上させた矯正ワイヤ用アタ
ッチメントを提供することができる。
【0016】次に,請求項2の発明のように,上記ワイ
ヤ保持部における上記挿通穴部は,上記ワイヤ保持部に
配設されたパイプにより構成されていることが好まし
い。この場合には,上記パイプの中空部を上記挿通穴部
に利用することができ,非常に簡単な構造にすることが
できる。
【0017】また,請求項3の発明のように,上記ワイ
ヤ保持部における上記挿通穴部は,矩形断面を有するこ
ともできる。この場合には,上記矯正ワイヤを矩形ある
いは多角形断面とすることにより,矯正ワイヤのねじれ
を上記挿通穴部により防止することができ,歯列の矯正
効果を高めることができる。なお,上記挿通穴部の形状
を円形とすることも勿論できる。
【0018】また,請求項4の発明のように,上記台座
部又は上記ワイヤ保持部の一方は,上記吸着面を囲うよ
うに配設された非磁性体よりなる非磁性ガイドリング部
を有し,該非磁性ガイドリング部と上記吸着面とによっ
て凹部を形成するよう構成されており,他方は上記凹部
に嵌め合い可能な形状を呈していることが好ましい。こ
の場合における上記凹部に嵌め合い可能な形状として
は,全体が上記凹部の内径より小さく凹部に収納される
形状,あるいは,上記凹部に嵌め合い可能な凸部を有す
る形状などがある。この場合には,上記凹部との嵌め合
いによって,台座部とワイヤ保持部との接合位置が常に
略同一となると共に両者の横ズレを防止することができ
る。それ故,安定的な矯正ワイヤ装着状態を得ることが
できる。さらに,上記非磁性ガイドリング部が非磁性体
よりなるので,非磁性ガイドリング部が他の部分に吸着
することがないので,上記両者の嵌め合い作業を非常に
容易に行うことができる。
【0019】また,請求項5の発明のように,上記台座
部と上記ワイヤ保持部との接合状態において両者の回転
ズレを防止する回転防止機構が設けられていることが好
ましい。この場合には,矯正ワイヤの配置角度を固定す
ることができ,それぞれの歯列矯正に最適な矯正ワイヤ
の配置を容易に行うことができる。
【0020】また,請求項6の発明のように,上記回転
防止機構は,上記台座部又は上記ワイヤ保持部の一方に
設けた突部と,他方に設けた上記突部と係合可能な窪み
部とにより構成することができる。この場合には,上記
回転防止機構の構造を簡単にすることができる。
【0021】また請求項7の発明のように,上記回転防
止機構は,上記台座部に設けられた少なくとも2つのフ
ック部と,上記ワイヤ保持部に設けられた上記フック部
の一部と係合可能な窪み部とよりなり,かつ,上記フッ
ク部は,上記台座部と上記ワイヤ保持部とを当接させた
状態で,別途準備した締結部材を係止可能に設けられて
いる構造を取ることもできる。
【0022】この場合には,上記台座部とワイヤ保持部
とを当接させた状態において,上記フック部と窪み部と
の係合が両者の回転防止を図ると共に,上記フック部を
用いることにより,別途準備した締結部材によって上記
台座部とワイヤ保持部とをいわゆる縛り付けすることが
できる。
【0023】すなわち,例えばワイヤーあるいは紐状の
繊維などの締結部材を準備し,これを上記ワイヤ保持部
の周囲を回して両端をそれぞれ上記フック部に係止す
る。これにより,ワイヤ保持部は,上記締結部材によっ
て台座部に縛り付けられた状態となり,磁気吸引力以上
の接合力を容易に得ることができる。これは,例えば本
発明の矯正ワイヤ用アタッチメントを犬歯,あるいは叢
生がきびしい歯などの大きい矯正力が要求される歯に適
用する場合に特に有効である。
【0024】また,請求項8の発明のように,上記磁石
構造体は,上記ワイヤ保持部に配設されていると共に,
その側周面には非磁性体よりなる非磁性ガイドリング部
を有してなり,該非磁性ガイドリング部と上記吸着面と
によって凹部を形成するよう構成されており,一方,上
記台座部は,上記凹部と嵌め合い可能な凸部を有してい
ることが好ましい。この場合には,磁石構造体をワイヤ
保持部に配設するので,台座部の構造を非常にシンプル
にすることができる。また,上記凹部と凸部の嵌め合い
によって,上記台座部とワイヤ保持部との接合位置が常
に略同一となると共に両者の横ズレを防止することがで
きる。それ故,安定的な矯正ワイヤ装着状態を得ること
ができる。さらに,上記非磁性ガイドリング部が非磁性
体よりなるので,非磁性ガイドリング部が他の部分に吸
着することがないので,上記両者の嵌め合い作業を非常
に容易に行うことができる。
【0025】また,請求項9の発明のように,上記台座
部の上記凸部の側周面と上記非磁性ガイドリング部の内
側側周面の少なくとも一部には互いに対面可能なテーパ
部を有することが好ましい。これにより,上記台座部と
上記ワイヤ保持部との着脱性をさらに向上させることが
できる。
【0026】また,請求項10の発明のように,上記磁
石構造体は,底部と側壁部とにより磁石挿入部を形成し
てなるヨークと,該ヨークの上記磁石挿入部に挿入され
た上記永久磁石と,該永久磁石に被せられ上記吸着面の
少なくとも一部を構成する軟磁性シールド板と,該軟磁
性シールド板と上記ヨークとの間に介設された非磁性体
よりなる非磁性シールリング部とよりなる構造とするこ
とができる。この場合には,上記非磁性シールリング部
の周囲に磁気の閉回路を容易に形成することができ,磁
気吸引力を高めることができる。
【0027】また,請求項11の発明のように,上記台
座部の上記歯への接着面は,略円弧状を呈していると共
に面粗し処理を施してあることが好ましい。この場合に
は,台座部と歯面との接着力を高めることができる。な
お,面粗しする方法には,サンドブラストと,エッチン
グ,ディンプル加工,メッシュ加工等がある。
【0028】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる矯正ワイヤ用アタッチメン
トにつき,図1,図2を用いて説明する。本例の矯正ワ
イヤ用アタッチメント1は,図2(b)に示すごとく,
歯列矯正用の矯正ワイヤ8を歯7に固定するための矯正
ワイヤ用アタッチメントである。
【0029】この矯正ワイヤ用アタッチメント1は,図
1に示すごとく,歯列を構成する各歯7(図2)の表面
に接着される台座部2と,矯正ワイヤ8を保持するワイ
ヤ保持部3とよりなる。ワイヤ保持部3には,磁気吸引
力を生じさせる永久磁石40を内蔵した磁石構造体4が
配設されている。そして,台座部2とワイヤ保持部3と
は,両者の吸着面20,30を当接させて磁気吸引力に
より着脱可能に接合するよう構成されている。また,ワ
イヤ保持部3は,矯正ワイヤ8を挿通して保持する挿通
穴部35を有している。
【0030】以下,これを詳説する。本例では,上記の
ごとく,磁石構造体4をワイヤ保持部3に設け,一方,
台座部2は軟磁性材料より作製し,両者が磁気吸引力に
より接合できるように構成した。上記ワイヤ保持部3に
配設した磁石構造体4は,底部411と側壁部412と
により磁石挿入部410を形成してなるヨーク41を有
する。ヨーク41の磁石挿入部410には永久磁石40
を挿入してある。永久磁石40には,吸着面49の一部
を構成する軟磁性シールド板42が被せられ,軟磁性シ
ールド板42とヨーク41との間には非磁性体よりなる
非磁性シールリング部43が介設されている。
【0031】また,上記磁石構造体4の側周面には非磁
性体よりなる非磁性ガイドリング部5が配設されてい
る。そして,非磁性ガイドリング部5と吸着面49とに
よって凹部36を形成するよう構成されている。また,
ワイヤ保持部3は,吸着面49と反対側の正面38に断
面が矩形のパイプ30を有している。このパイプ30が
上記挿通穴部35を形成している。
【0032】上記台座部2は,凹部36と嵌め合い可能
な凸部26を有している。そして,台座部2の凸部26
の側周面と,ワイヤ保持部3における非磁性ガイドリン
グ部5の内側側周面には互いに対面可能なテーパ部37
6,56を設けた。また,台座部2の歯7への接着面2
7は,略円弧状を呈していると共に面粗し処理を施し
た。
【0033】このような構成の矯正ワイヤ用アタッチメ
ント1を用いて,矯正ワイヤ8を取り付けるに当たって
は,まず図2(a)に示すごとく,矯正すべき歯列を構
成するすべての歯7に,接着剤によって台座部2を接着
する。一方,ワイヤ保持部3の挿通穴部35には,矯正
ワイヤ8を通す。この作業は,矯正ワイヤ装着者の口内
ではなく外部で行う。ワイヤ保持部3は,矯正すべき歯
列の歯の数と同じ個数を用いる。なお,本例では矯正ワ
イヤ8として矯正すべき歯列の理想形状を有する略U字
状の形状を有する形状記憶合金よりなるワイヤを用い
た。
【0034】台座部2を接合した歯列の各歯7のうち,
臼歯についてはワイヤ保持部3を予め磁気吸引力により
接合しておく。そして,残りのワイヤ保持部3の挿痛穴
部35に矯正ワイヤ8を通した後,臼歯に接合したワイ
ヤ保持部3に上記矯正ワイヤ8の両端部を通す。なお,
臼歯については,通常行われているように,単に矯正ワ
イヤを通すだけのパイプ部をもつ台座を利用してもよ
い。
【0035】そして,図2(b)に示すごとく,歯列の
各歯7に接合された残りの台座部2に対して,ワイヤ保
持部3を当接させ,磁気吸引力により両者を接合する。
これにより,矯正ワイヤ8の取付が完了する。
【0036】このように,本例の矯正ワイヤ用アタッチ
メント1は,台座部2とワイヤ保持部3という2つの部
材を組み合わせて構成され,両者が磁気吸引力により着
脱可能に接合できるよう構成されている。そのため,こ
の矯正ワイヤ用アタッチメント1を用いれば,矯正ワイ
ヤ8の着脱を非常に容易に行うことができる。
【0037】すなわち,上記のごとく,矯正ワイヤ8を
セットする際には,台座部2を矯正すべき歯列の各歯7
の表面に接着し,これらの台座部2に対して矯正ワイヤ
8を保持させたワイヤ保持部3を当接させるだけでよ
い。また,矯正ワイヤ8を取り外す必要がある場合に
は,磁気吸引力に抗して台座部2からワイヤ保持部3を
剥がすだけで容易に矯正ワイヤの取り外しを行うことが
できる。そして,矯正ワイヤ8のワイヤ保持部3への組
付けは,上記のごとく矯正ワイヤ装着者の口内でなく,
外部で行うことができるので,矯正ワイヤ装着者の負担
を従来よりも大幅に低減することができる。
【0038】また,本例のワイヤ保持部3における挿通
穴部35は,上記矯正ワイヤ8の外径よりも大きい内径
を有するパイプ30により構成し,矯正ワイヤ8をスラ
イド可能な状態で保持するようしてある。そのため,矯
正ワイヤ8を装着する際の作業が容易であるだけでな
く,矯正ワイヤ8による矯正効果を高めることができ
る。
【0039】即ち,図3に矯正すべき対象の歯列の一部
を示すと,通常は,同図における符号8(a)の位置に
矯正ワイヤ8が位置し,歯列の乱れに応じて凹凸状に曲
がっている。この状態から,矯正ワイヤ8による矯正が
進んで歯列が移動しくると,矯正ワイヤ8も徐々に,符
号8(b)の位置に移動し,凹凸が小さくなる。これに
より,隣接する矯正ワイヤ用アタッチメント1の距離が
変化するので,その間に存在すべき矯正ワイヤ8の長さ
も変化する。
【0040】ここで,本例では,上記のごとく矯正ワイ
ヤ8がワイヤ保持部3にスライド可能に保持されてい
る。そのため,矯正ワイヤ8が自由にスライドすること
によって自動的に最適な状態に移ることができる。いわ
ば,矯正ワイヤ8が最適な状態に自己調整することがで
きる。それ故,矯正が進んできても常に適切な矯正力を
歯7に付与することができ,効果的な矯正を行うことが
できる。そしてこれにより,従来のような矯正のやり直
しを少なくすることもできる。
【0041】実施形態例2 本例は,図4に示すごとく,実施形態例1と異なる構造
の台座部2およびワイヤ保持部3を採用した例である。
本例の台座部2は,図4に示すごとく,軟磁性体よりな
る底部22とこれを囲う非磁性体よりなる非磁性ガイド
リング部5とより構成した。そして,台座部2の歯7へ
の接着面27は,略円弧状とすると共に面粗し処理を施
した。
【0042】ワイヤ保持部3は,磁石ケース48に永久
磁石40を収納した磁石構造体4に円形の挿通穴部35
を有する丸いパイプ30を配設して構成した。そして,
台座部2は,吸着面29を囲うように配設された上記非
磁性ガイドリング部5によって凹部28を形成するよう
構成されており,ワイヤ保持部3は上記凹部28に嵌め
合い可能な形状を有している。
【0043】本例の場合には,矯正ワイヤとして,断面
円形のワイヤを用いる。なお,矩形断面のワイヤを用い
る場合には,上記パイプ30を角パイプに変更して挿通
穴部35を矩形にすることができる。本例の場合にも,
実施形態例1と同様に,矯正ワイヤを容易に着脱するこ
とができる。
【0044】実施形態例3 本例は,図5に示すごとく,磁石構造体4を台座部2と
ワイヤ保持部3の両方に配設した例である。すなわち,
本例の台座部2は,図5に示すごとく,磁石ケース48
に永久磁石40を収納した磁石構造体4と,これを側面
から覆う非磁性体よりなる非磁性ガイドリング部5によ
って構成した。また,ワイヤ保持部3は,磁石ケース4
8に永久磁石40を収納した磁石構造体4に矩形の挿通
穴部35を有する角パイプ30を配設して構成した。な
おこの角パイプを丸パイプに変えることも当然可能であ
る。そして,台座部2は,吸着面20を囲うように配設
された非磁性ガイドリング部5によって凹部28を形成
するよう構成されており,ワイヤ保持部3は上記凹部2
8に嵌め合い可能な形状を有している。
【0045】本例の場合には,2つの磁石構造体4を用
いるので,磁気吸引力が容易に得られ,1つの磁石構造
体を用いる場合よりも磁石構造体自体を小型化すること
ができる。それ故,台座部2とワイヤ保持部3の両者を
小型化することができる。その他は,実施形態例1,2
と同様の作用効果が得られる。
【0046】実施形態例4 本例は,実施形態例3における矯正ワイヤ用アタッチメ
ントに対して,回転防止機構6を設けた例である。即
ち,図6に示すごとく,台座部2の非磁性ガイドリング
部5には窪み部62を設けた。一方ワイヤ保持部3にお
いては,パイプ30を磁石構造体4の外径よりも突出さ
せてその両端部を突部61とした。そして突部61と窪
み部62を係合させることにより回転を防止する機構と
した。その他は実施形態例5と同様である。
【0047】この場合には,矯正ワイヤ8の配置角度を
固定することができる。そのため,例えば矯正ワイヤ8
の配置角度によって矯正すべき歯の傾きを修正するなど
の高度な矯正作用をも得ることができる。その他は実施
形態例1〜3と同様の作用効果が得られる。
【0048】実施形態例5 本例は,実施形態例1における矯正ワイヤ用アタッチメ
ント1に,台座部2とワイヤ保持部3との接合状態にお
いて両者の回転ズレを防止する回転防止機構6を設けた
例である。具体的には,図7に示すごとく,台座部2に
設けた突部61とワイヤ保持部3の非磁性ガイドリング
部5に設けた窪み部62とにより上記回転防止機構6を
構成した。この場合には,矯正ワイヤ8の配置角度を固
定することができ,それぞれの歯列矯正に最適な矯正ワ
イヤの配置を容易に行うことができる。
【0049】実施形態例6 本例では,上記実施形態例4及び実施形態例5において
示した回転防止機構6を有する矯正ワイヤ用アタッチメ
ント1を用いて矯正ワイヤ8をセットした一例を示す。
図8に示すごとく,歯列のうち,その列方向において傾
きがある歯75を矯正する場合に,上記回転防止機構6
が非常に有効である。
【0050】即ち,同図に示すごとく,傾いた歯75に
対しては,その傾きを修正する方向に,矯正ワイヤ8の
回復力が働くように,斜めに矯正ワイヤ用アタッチメン
ト1を配置する。そして,矯正ワイヤ8を湾曲させる。
これにより,傾いた歯75には,その傾きが小さくなる
方向に矯正力が付与される。そしてこのときにも,矯正
ワイヤ8とパイプ30とのスライドによって,常に最適
な矯正力が得られる。このように,回転防止機構6を有
する矯正ワイヤ用アタッチメント1を用いれば,このよ
うな特殊な矯正作用をも得ることができる。
【0051】実施形態例7 本例では,図10(a)(b)(c)に示すごとく,実
施形態例5に示した回転防止機構6の構造を変更し,突
部61をフック部66に変更し,これを収納しうる幅の
窪み部67を非磁性ガイドリング部5に設けて回転防止
機構6を構成した。
【0052】この場合には,上記フック部67に締結部
材としての固定用ワイヤー69を係止すると共にワイヤ
保持部3の周囲を回し,締め付ける。これにより,ワイ
ヤ保持部3は,上記締結部材69によって台座部2に縛
り付けられた状態となり,磁気吸引力以上の接合力を容
易に得ることができる。これは,矯正ワイヤ用アタッチ
メント1を,犬歯あるいは叢生がきつい歯などに適用す
る場合に特に有効である。その他は実施形態例1,5と
同様の作用効果が得られる。
【0053】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,矯正ワ
イヤを容易に着脱することができ,かつ矯正ワイヤをス
ライド可能に保持して矯正力を向上させた矯正ワイヤ用
アタッチメントを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における矯正ワイヤ用アタッチメ
ントの,(a)平面図,(b)側面から見た一部切り欠
き断面を示す説明図。
【図2】実施形態例1における,(a)台座部を歯に接
着した状態,(b)矯正ワイヤを保持したワイヤ保持部
を台座部に接合した状態,をそれぞれ示す説明図。
【図3】実施形態例1における,矯正ワイヤの矯正力に
よる歯及び矯正ワイヤの移動状態を示す説明図。
【図4】実施形態例2における矯正ワイヤ用アタッチメ
ントの,(a)平面図,(b)側面から見た一部切り欠
き断面を示す説明図。
【図5】実施形態例3における矯正ワイヤ用アタッチメ
ントの,(a)平面図,(b)側面から見た一部切り欠
き断面を示す説明図。
【図6】実施形態例4における矯正ワイヤ用アタッチメ
ントの,(a)平面図,(b)(c)側面から見た一部
切り欠き断面を示す説明図。
【図7】実施形態例5における矯正ワイヤ用アタッチメ
ントを側面から見た説明図。
【図8】実施形態例6における,矯正ワイヤ用アタッチ
メントの使用例を示す説明図。
【図9】実施形態例7における矯正ワイヤ用アタッチメ
ントの,(a)平面図,(b)側面から見た一部切り欠
き断面図,(c)ワイヤ保持部の側面図。
【図10】従来例における矯正ワイヤ用ブラケットを示
す説明図。
【符号の説明】
1...矯正ワイヤ用アタッチメント, 2...台座部, 3...ワイヤ保持部, 30...パイプ, 35...挿入穴部, 4...磁石構造体, 40...永久磁石, 5...非磁性ガイドリング部,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒井 一生 愛知県東海市荒尾町ワノ割1番地 愛知製 鋼株式会社内 (72)発明者 長尾 知彦 愛知県東海市荒尾町ワノ割1番地 愛知製 鋼株式会社内 (72)発明者 中川 功幸 東京都文京区湯島3丁目14番9号 三金工 業株式会社内 (72)発明者 秦 美治 東京都文京区湯島3丁目14番9号 三金工 業株式会社内 Fターム(参考) 4C052 AA06 JJ03 JJ09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯列矯正用の矯正ワイヤを歯に固定する
    ための矯正ワイヤ用アタッチメントであって,歯列を構
    成する各歯の表面に接着される台座部と,上記矯正ワイ
    ヤを保持するワイヤ保持部とよりなり,上記台座部と上
    記ワイヤ保持部の少なくとも一方には,磁気吸引力を生
    じさせる永久磁石を内蔵した磁石構造体が配設されてお
    り,上記台座部と上記ワイヤ保持部とは,両者の吸着面
    を当接させて上記磁気吸引力により着脱可能に接合する
    よう構成されており,上記ワイヤ保持部は,上記矯正ワ
    イヤをスライド可能に保持する挿通穴部を有しているこ
    とを特徴とする矯正ワイヤ用アタッチメント。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記ワイヤ保持部に
    おける上記挿通穴部は,上記ワイヤ保持部に配設された
    パイプにより構成されていることを特徴とする矯正ワイ
    ヤ用アタッチメント。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記ワイヤ保
    持部における上記挿通穴部は,矩形断面を有することを
    特徴とする矯正ワイヤ用アタッチメント。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において,
    上記台座部又は上記ワイヤ保持部の一方は,上記吸着面
    を囲うように配設された非磁性体よりなる非磁性ガイド
    リング部を有し,該非磁性ガイドリング部と上記吸着面
    とによって凹部を形成するよう構成されており,他方は
    上記凹部に嵌め合い可能な形状を呈していることを特徴
    とする矯正ワイヤ用アタッチメント。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において,
    上記台座部と上記ワイヤ保持部との接合状態において両
    者の回転ズレを防止する回転防止機構が設けられている
    ことを特徴とする矯正ワイヤ用アタッチメント。
  6. 【請求項6】 請求項5において,上記回転防止機構
    は,上記台座部又は上記ワイヤ保持部の一方に設けた突
    部と,他方に設けた上記突部と係合可能な窪み部とより
    なることを特徴とする矯正ワイヤ用アタッチメント。
  7. 【請求項7】 請求項6において,上記回転防止機構
    は,上記台座部に設けられた少なくとも2つのフック部
    と,上記ワイヤ保持部に設けられた上記フック部の一部
    と係合可能な窪み部とよりなり,かつ,上記フック部
    は,上記台座部と上記ワイヤ保持部とを当接させた状態
    で,別途準備した締結部材を係止可能に設けられている
    ことを特徴とする矯正ワイヤ用アタッチメント。
  8. 【請求項8】 請求項1において,上記磁石構造体は,
    上記ワイヤ保持部に配設されていると共に,その側周面
    には非磁性体よりなる非磁性ガイドリング部を有してな
    り,該非磁性ガイドリング部と上記吸着面とによって凹
    部を形成するよう構成されており,一方,上記台座部
    は,上記凹部と嵌め合い可能な凸部を有していることを
    特徴とする矯正ワイヤ用アタッチメント。
  9. 【請求項9】 請求項8において,上記台座部の上記凸
    部の側周面と上記非磁性ガイドリング部の内側側周面の
    少なくとも一部には互いに対面可能なテーパ部を有する
    ことを特徴とする矯正ワイヤ用アタッチメント。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項におい
    て,上記磁石構造体は,底部と側壁部とにより磁石挿入
    部を形成してなるヨークと,該ヨークの上記磁石挿入部
    に挿入された上記永久磁石と,該永久磁石に被せられ上
    記吸着面の少なくとも一部を構成する軟磁性シールド板
    と,該軟磁性シールド板と上記ヨークとの間に介設され
    た非磁性体よりなる非磁性シールリング部とよりなるこ
    とを特徴とする矯正ワイヤ用アタッチメント。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項におい
    て,上記台座部の上記歯への接着面は,略円弧状を呈し
    ていると共に面粗し処理を施してあることを特徴とする
    矯正ワイヤ用アタッチメント。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007054618A (ja) * 2005-07-26 2007-03-08 Neomax Co Ltd 磁性アタッチメント、及びそれを用いた保定装置及び矯正装置
WO2013057181A1 (de) * 2011-10-21 2013-04-25 Heliocos Gmbh Kieferorthopädisches regulierungssystem und verfahren zu dessen anordnung
WO2017110831A1 (ja) * 2015-12-20 2017-06-29 貞宏 林 歯列矯正用ブラケット

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