JP2007054137A - 遊技媒体収容容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】積み重ねが容易で、遊技媒体がこぼれ出るのを完全に防止でき、盗難防止機能も果たし得る遊技媒体収容容器を提供する。
【解決手段】遊技媒体収容容器10Aは、上方に開口する有底の容器であって、周縁に鍔部12を有する矩形の開口部11と矩形の底面14とを有し、該容器の開口部周縁の鍔部上面上において、仮想矩形S1の各隅角部g1、g2、g3、g4に、一方の対角にある各隅角部g1、g2に相当する位置には同一の上面嵌合部16a、17aを形成し、他方の対角にある各隅角部g3、g4の位置には上面被嵌合部16b、17bを形成し、該容器の底面上において、仮想矩形S2の各隅角部g5、g6、g7、g8に、一方の対角にある各隅角部g5、g6に相当する位置には同一の底面嵌合部18a、19aを形成し、他方の対角にある各隅角部g7、g8の位置には底面被嵌合部18b、19bを形成したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技者が獲得した遊技球や遊技メダル等の遊技媒体を収容するための遊技媒体収容容器に関する。
パチンコなどの遊技機を備えた遊技場においては、遊技中に遊技球が多く払い出されて遊技機備え付けの受け皿が満杯になると受け皿の遊技球を受け皿の下に配置されている容器に移し替え、その容器が遊技球で満杯になると足元の床上に移動して別の空の容器を受け皿の下に配置し、その容器が満杯になると先に足元の床上に移動した満杯の容器の上に積み重ね、別の空の容器を受け皿の下に配置し、この作業を繰り返しながら遊技が行なわれている。
ところで満杯になった容器の上に満杯になった別の容器を積み重ねる際に下段の容器に収容されている遊技球がこぼれ出ることがあり、また、容器を何段にも積み重ねると不安定になるため積み重ねた容器が崩れる不安感が伴っていた。さらに足元に置いた満杯の容器から遊技球が盗み取られてしまうといった危険性もあった。
そこで、遊技球がこぼれ出るのを防止し、容器を積み重ねやすくするための種々の工夫がなされている。
特許文献1には、下段に位置する容器の開口縁部に凹溝を設け、上段の容器の底面に凹溝を設けて、これらの凹溝同士を嵌合させて縦横互い違いに容器を積み重ねることができる遊技球収容容器が示されている。
また、特許文献2には、容器の底部にスライド可能な継ぎ手板を設け、この継ぎ手板には、これを広げたときに下段の容器の開口縁部に嵌合する凹溝が設けられており、容器を積み重ねる際に、上段の容器の継ぎ手板を広げて、その凹溝を下段の容器の開口縁部に嵌合させて容器を積み重ねることができる遊技球収容容器が示されている。
特開平9−248380 特開2002−355438
しかしながら、特許文献1に示す遊技球収容容器では、容器を互い違いに積み重ねなければならないために余分なスペースが必要となり、小スペースでできるだけ多くの遊技者を収容しようと努力している遊技場の現状に合わない欠点がある。また、盗難防止についての対策は何ら講じられていない。
また、特許文献2に示される遊技球収容容器は、構造が複雑で製造コストが高くつき、また、取り扱いにくく、しかも破損するおそれがあるため、採用しがたいものである。また、盗難防止についての対策は何ら講じられていない。
そこで本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、積み重ねが容易で、かつ、遊技媒体がこぼれ出るのを完全に防止でき、しかも盗難防止機能も果たし得て、遊技者にとって快適に遊技が行える遊技媒体収容容器を開発した。
本発明に係る遊技媒体収容容器は、上方に開口する有底の容器であって、周縁に鍔部を有する矩形の開口部と矩形の底面とを有し、該容器の開口部周縁の鍔部上面上において、前記矩形開口部の中心位置で交差し、かつ、矩形開口部の縦又は横の中心線にて線対称の2本1組の直線が対角線をなす仮想矩形の各隅角部において、一方の対角にある各隅角部に相当する鍔部上面上の位置には同一の上面嵌合部を形成し、他方の対角にある各隅角部に相当する鍔部上面上の位置には前記上面嵌合部に嵌合する上面被嵌合部を形成し、該容器の底面上において、前記矩形底面の中心位置で交差し、かつ、矩形底面の縦又は横の中心線にて線対称の2本1組の直線が対角線をなす仮想矩形の各隅角部において、一方の対角にある各隅角部に相当する底面上の位置には同一の底面嵌合部を形成し、他方の対角にある各隅角部に相当する底面上の位置には前記底面嵌合部に嵌合する底面被嵌合部を形成したことを特徴とするものである。
上記のように構成したことにより、上記構成の容器を2個用意し、それら容器の上面同士を開口部の矩形が合致するように揃えて対面させたときに各容器に形成した上面嵌合部と上面被嵌合部とが嵌合する。したがって、遊技媒体が満杯になった容器を下にし、その上に空の容器を逆さにして開口部の矩形が合致するように積み重ねると、下段の容器の上面嵌合部と上段の容器の上面被嵌合部とが嵌合すると共に、下段の容器の上面被嵌合部と上段の容器の上面嵌合部とが嵌合するので、積み重ね状態が強固に維持されることになる。その際、遊技媒体が満杯になった容器は、逆さまにした上段の容器であたかも蓋されたような状態となるので、遊技媒体がこぼれ出ることがないばかりでなく、遊技媒体の盗難防止の効果が果たされる。
また、それら容器の底面同士を底面の矩形が合致するように揃えて対面させたときに各容器に形成した底面嵌合部と底面被嵌合部とが嵌合する。したがって、逆さまにして底面側を上にした容器の上に、遊技媒体が満杯になった容器を底面の矩形が合致するように積み重ねると、逆さまになっている下段の容器の底面嵌合部と上段の容器の底面被嵌合部とが嵌合すると共に、下段の容器の底面被嵌合部と上段の容器の底面嵌合部とが嵌合するので、積み重ね状態が強固に維持されることになる。
しかも、本発明に係る遊技媒体収容容器を使用すると、満杯の容器だけを積み重ねた場合より2倍の積み重ね量となる。ちなみに遊技者は、遊技の勝敗状況がたとえ劣勢にあっても、その事態を他の遊技者に知られたくない心境にあるのが普通であり、勝敗状況があたかも優勢であるかのごとくに見せ掛けたいのが常である。そして、優勢にあるか否かは容器の積み重ね量で判断されるのが一般的であるため、本発明の容器を使用すれば、現実の出玉獲得状況よりも、はるかに優勢であるように見せ掛けることができるので、他の遊技者から受けるプレッシャーから解放されて、快適に遊技を行うことができる効果がある。
なお、上記の構成に加えて、上面嵌合部及び上面被嵌合部を矩形開口部周縁鍔部の隅角部に形成したり、底面嵌合部及び底面被嵌合部を矩形底面の隅角部に形成した場合には、安定性に優れるので好ましい。
また、上記の構成に加えて、開口部周縁の鍔部上面上に形成した上面嵌合部及び上面被嵌合部の突出高さを同一にしたり、底面上に形成した底面嵌合部及び底面被嵌合部の突出高さを同一にした場合には、平坦なところに該容器を上向けあるいは下向けに置いた場合に、ガタツキが生じず安定的である。
上記した本発明に係る遊技媒体収容容器は、上記のような構成をなすものであるため、積み重ねが容易で、かつ、遊技媒体がこぼれ出るのを完全に防止でき、しかも盗難防止機能も果たし得るものであって、従来の欠点を解消し、従来にない快適な遊技が楽しめる画期的な発想に基づく遊技媒体収容容器である。
以下に、添付の図面に基づき、本発明に係る遊技媒体収容容器(以下、単に「容器」という。)の好適な実施例について詳述する。
図1は実施例1の容器であって、図中(a)は該容器の平面図、(b)は該容器の正面図(正背は同一に表れる)、(c)は該容器の左側面図(右側面図は、左側面図と上下及び左右対称に表れる)、(d)は該容器の底面図であり、図2は該容器を、その開口部側を対向させて積み重ねようとする状態を示す斜視図であり、図3は該容器を、その開口部側を対向させて積み重ねた状態を示す斜視図であり、図4は開口部側同士を積み重ねた状態における嵌合構造を示す平面図であり、図5は該容器を、その底面側を対向させて積み重ねようとする状態を示す斜視図であり、図6は底面同士を積み重ねた状態における嵌合構造を示す底面図であり、図7は該容器を、1段目及び2段目は開口部側同士を対向させ、2段目及び3段目は底面同士を対向させて3段に積み重ねた状態を示す正面図である。
図1において10Aは容器を示す。なお、一つの図に2個以上の容器が表れる場合は、便宜上10A1、10A2、10A3のように枝番号を付すが、全て同一構成の容器である。
本実施例に係る容器10Aは、上方に開口する有底の容器であり、開口部11は矩形であって、その周縁には鍔部12が形成されている。そして、鍔部12の左右側部には容器を把持するための長穴13が形成されている。また、底面14は、開口部11の矩形よりやや小さい相似形の矩形であり、容器の周壁15は上方に向かうにしたがって徐々に広がる傾斜壁にて構成されており、容器が空の場合には、一つの容器の開口部に対して他の容器の底面側をあてがうことにより段積みすることが可能になっている。
該容器10Aの開口部11周縁の鍔部12の上面上には、上面嵌合部16a、17a及び上面被嵌合部16b、17bが形成されている。これら上面嵌合部16a、17a及び上面被嵌合部16b、17bはいずれも湾曲した同一高さの凸条にて形成されており、上面被嵌合部16b、17bは上面嵌合部16a、17aより僅かに内方に形成することにより、上面嵌合部16a、17a及び上面被嵌合部16b、17bが互いに嵌合する形状をなしている。
上面嵌合部16a、17a及び上面被嵌合部16b、17bの配置は、次の要領で該容器10Aの開口部11周縁の鍔部12の上面上に決定される。すなわち、前記矩形開口部11の中心位置P1で交差し、かつ、矩形開口部11の横の中心線C1にて線対称の2本1組の直線L1、L2を描く。なお、矩形開口部11の縦の中心線にて線対称の2本1組の直線を描いても前記直線L1、L2と同一の直線となる。そして、該直線L1、L2が対角線をなす仮想矩形S1を描いて、その各隅角部g1、g2、g3、g4の位置において、一方の対角にある各隅角部g1、g2の位置に同一形状の上面嵌合部16a、17aを形成し、他方の対角にある各隅角部g3、g4の位置に前記上面嵌合部16a、17aに嵌合する上面被嵌合部16b、17bを形成する。このように配置すると、下方に位置する容器10Aの開口部11と上方に位置する容器10Aの開口部11とを各開口部11の矩形が一致するように対向させたときに、上面嵌合部16a、17aと上面被嵌合部16b、17bとの形成位置が必ず合致することになる。また、容器10Aを水平方向に回転させて容器10Aの左右をいれかえても、上面嵌合部16a、17a及び上面被嵌合部16b、17bはそれぞれ180°回転するだけでその位置自体は変化しない。
そして、2個の容器10A1、10A2を用意し、図2〜図4に示すように、各容器10A1、10A2の開口部側を開口部11の矩形が合致するように対向させて積み重ねると、下段容器10A1の上面嵌合部16a、17aと上段容器10A2の上面被嵌合部16b、17bとが具合よく嵌合し、下段容器10A1の上面被嵌合部16b、17bと上段容器10A2の上面嵌合部16a、17aとが具合よく嵌合することになる。したがって、容器10A1、10A2の開口部側を対向させて積み重ねると、上面嵌合部16a、17a及び上面被嵌合部16b、17bがそれぞれ嵌合するため、容器10A1、10A2が互いに水平方向へずれることが防止できるので、積み重ね状態が安定して維持できる。
なお、上面嵌合部16a、17aと上面被嵌合部16b、17bとを突出高さが同一の凸条にて形成しているので、容器10Aの開口部側を下にして平坦なところに置いた場合にガタツキが生じない。
以上のように容器10Aの開口部側周縁の上面部を構成したことによって、遊技媒体が満杯になった容器10Aを下にし、その上に空の容器10Aを逆さにして積み重ねると、前述したように上下の各容器10Aの積み重ね状態が強固に維持されると共に、遊技媒体が満杯になった容器10Aは、逆さまにした上段の容器10Aであたかも蓋されたような状態となるので、遊技媒体がこぼれ出ることがなく、遊技媒体の盗難防止の効果が果たされる。
また、該容器10Aの底面14上には、底面嵌合部18a、19a及び底面被嵌合部18b、19bが形成されている。これら底面嵌合部18a、19a及び底面被嵌合部18b、19bはいずれも湾曲した同一高さの凸条にて形成されており、底面嵌合部18a、19aは底面被嵌合部18b、19bより僅かに内方に形成することにより、底面嵌合部18a、19a及び底面被嵌合部18b、19bが互いに嵌合する形状をなしている。
底面嵌合部18a、19a及び底面被嵌合部18b、19bの配置は、次の要領で該容器10Aの底面14上に決定される。すなわち、前記矩形底面14の中心位置P2で交差し、かつ、矩形底面14の横の中心線C2にて線対称の2本1組の直線L3、L4を描く。なお、矩形底面14の縦の中心線にて線対称の2本1組の直線を描いても前記直線L3、L4と同一の直線となる。そして、該直線L3、L4が対角線をなす仮想矩形S2を描いて、その各隅角部g5、g6、g7、g8の位置において、一方の対角にある各隅角部g5、g6の位置に同一形状の底面嵌合部18a、19aを形成し、他方の対角にある各隅角部g7、g8の位置に前記底面嵌合部18a、19aに嵌合する底面被嵌合部18b、19bを形成する。このように配置すると、下方に位置する容器10Aの底面14と上方に位置する容器10Aの底面14とを各底面14の矩形が一致するように対向させたときに、底面嵌合部18a、19aと底面被嵌合部18b、19bとの形成位置が必ず合致することになる。また、容器10Aを水平方向に回転させてその左右をいれかえても、底面嵌合部18a、19a及び底面被嵌合部18b、19bはそれぞれ180°回転するだけでその位置自体は変化しない。
そして、2個の容器10A1、10A2を用意し、図5及び図6に示すように、各容器10A1、10A2の底面側を底面14の矩形が合致するように対向させて積み重ねると、下段容器10A1の底面嵌合部18a、19aと上段容器10A2の底面被嵌合部18b、19bとが具合よく嵌合し、下段容器10A1の底面被嵌合部18b、19bと上段容器10A2の底面嵌合部18a、19aとが具合よく嵌合することになる。したがって、容器10A1、10A2の底面側を対向させて積み重ねると、底面嵌合部18a、19a及び底面被嵌合部18b、19bがそれぞれ嵌合するため、容器10A1、10A2が互いに水平方向へずれることが防止できるので、積み重ね状態が安定して維持できる。
なお、底面嵌合部18a、19aと底面被嵌合部18b、19bとを突出高さが同一の凸条にて形成しているので、容器10Aの底面側を下にして平坦なところに置いた場合にガタツキが生じない。
以上のように容器10Aの開口部側周縁の上面部を構成したことによって、逆さまにした容器10Aの上に、遊技媒体が満杯になった容器10Aを積み重ねると、逆さまになっている下段の容器10Aの底面嵌合部18a、19aと上段10Aの容器の底面被嵌合部18b、19bとが嵌合すると共に、下段の容器10Aの底面被嵌合部18b、19bと上段の容器10Aの底面嵌合部18a、19aとが嵌合するので、積み重ね状態が強固に維持されることになる。
以上詳述した容器10Aを、図7に示すように、1段目の容器10A1の上に2段目の容器10A2を開口部側同士を対向させて積み重ね、前記2段目の容器10A2の上に3段目の容器10A3を積み重ねる。そうすると、上面嵌合部16a、17a及び上面被嵌合部16b、17bが嵌合することにより、1段目の容器10A1と2段目の容器10A2との積み重ね状態が安定して維持でき、底面嵌合部18a、19a及び底面被嵌合部18b、19bが嵌合することにより、2段目の容器10A2と3段目の容器10A3との積み重ね状態が安定して維持できる。したがって、積み重ねた容器10A全体が安定して積み重ねることができるので、積み重ねた容器10Aが崩れるおそれがない。さらに、4段、5段と積み上げていくことが可能である。
その結果、満杯の容器だけを積み重ねた場合より2倍の積み重ね量となるため、現実の出玉獲得状況よりも、はるかに優勢であるように見せ掛けることができるので、他の遊技者から受けるプレッシャーから解放されて、快適に遊技を行うことができる効果がある。
なお、本実施例においては、安定性をより一層向上させるために、上面嵌合部16a、17a及び上面被嵌合部16b、17bを矩形開口部11の周縁鍔部12の隅角部の位置に形成し、底面嵌合部18a、19a及び底面被嵌合部18b、19bを矩形底面14の隅角部の位置に形成しているが、それに限られるものではなく、矩形開口部11の周縁鍔部12における前記仮想矩形S1の長辺部あるいは短辺部に相当する鍔部上面上の位置に上面嵌合部及び上面被嵌合部を形成してもよく、また、矩形底面14における前記仮想矩形S2の長辺部あるいは短辺部に相当する底面上の位置に底面嵌合部及び底面被嵌合部を形成するようにしてもよい。
さらに、本実施例における上面嵌合部16a、17a及び上面被嵌合部16b、17bあるいは底面嵌合部18a、19a及び底面被嵌合部18b、19bは、湾曲した凸条をなすものであるが、これに限られるものではなく、上面嵌合部及び上面被嵌合部同士が嵌合し、また、底面嵌合部及び底面被嵌合部同士が嵌合する形状であれば、どのような形状でも適用できる。以下に述べる実施例2〜4は、上面嵌合部及び上面被嵌合部あるいは底面嵌合部及び底面被嵌合部の変更例である。
図8は実施例2の容器であって、図中(a)は該容器の平面図、(b)は該容器の正面図(正背は同一に表れる)、(c)は該容器の左側面図(右側面図は、左側面図と上下及び左右対称に表れる)、(d)は該容器の底面図であり、図9は該容器を、その開口部側を対向させて積み重ねようとする状態を示す斜視図であり、図10は開口部側同士を積み重ねた状態における嵌合構造を示す平面図であり、図11は該容器を、その底面側を対向させて積み重ねようとする状態を示す斜視図であり、図12は底面同士を積み重ねた状態における嵌合構造を示す底面図であり、図13は該容器を、1段目及び2段目は開口部側同士を対向させ、2段目及び3段目は底面同士を対向させて3段に積み重ねた状態を示す正面図である。
図8において20Aは容器を示す。なお、一つの図に2個以上の容器が表れる場合は、便宜上20A1、20A2、20A3のように枝番号を付すが、全て同一構成の容器である。
本実施例に係る容器20Aは、上方に開口する有底の容器であり、開口部21は矩形であって、その周縁には鍔部22が形成されている。そして、鍔部22の左右側部には容器を把持するための長穴23が形成されている。また、底面24は、開口部21の矩形よりやや小さい相似形の矩形であり、容器の周壁25は上方に向かうにしたがって徐々に広がる傾斜壁にて構成されており、容器が空の場合には、一つの容器の開口部に対して他の容器の底面側をあてがうことにより段積みすることが可能になっている。
該容器20Aの開口部21周縁の鍔部22の上面上には、上面嵌合部26a、27a及び上面被嵌合部26b、27bが形成されている。上面嵌合部26a、27aは、間隙を有する2本の平行な凸条より形成され、上面被嵌合部26b、27bは前記の間隙に嵌合する1本の凸条より形成されており、互いに嵌合する形状になっている。なお、これらの凸条は、いずれも同一高さで形成されている。
上面嵌合部26a、27a及び上面被嵌合部26b、27bの配置は、実施例1で述べたのと同様の要領で決定され、下方に位置する容器20Aの開口部21と上方に位置する容器20Aの開口部21とを各開口部21の矩形が一致するように対向させたときに、上面嵌合部26a、27aと上面被嵌合部26b、27bとの形成位置が合致し、容器20Aを水平方向に回転させて容器20Aの左右をいれかえても、上面嵌合部26a、27a及び上面被嵌合部26b、27bはそれぞれ180°回転するだけでその位置自体は変化しない。
そして、2個の容器20A1、20A2を用意し、図9及び図10に示すように、各容器20A1、20A2の開口部側を開口部21の矩形が合致するように対向させて積み重ねると、下段容器20A1の上面嵌合部26a、27aと上段容器20A2の上面被嵌合部26b、27bとが具合よく嵌合し、下段容器20A1の上面被嵌合部26b、27bと上段容器20A2の上面嵌合部26a、27aとが具合よく嵌合することになる。したがって、容器20A1、20A2の開口部側を対向させて積み重ねると、上面嵌合部26a、27a及び上面被嵌合部26b、27bがそれぞれ嵌合するため、容器20A1、20A2が互いに水平方向へずれることが防止できるので、積み重ね状態が安定して維持できる。
なお、上面嵌合部26a、27aと上面被嵌合部26b、27bとを突出高さが同一の凸条にて形成しているので、容器20Aの開口部側を下にして平坦なところに置いた場合にガタツキが生じない。
以上のように容器20Aの開口部側周縁の上面部を構成したことによって、遊技媒体が満杯になった容器20Aを下にし、その上に空の容器20Aを逆さにして積み重ねると、前述したように上下の各容器20Aの積み重ね状態が強固に維持されると共に、遊技媒体が満杯になった容器20Aは、逆さまにした上段の容器20Aであたかも蓋されたような状態となるので、遊技媒体がこぼれ出ることがなく、遊技媒体の盗難防止の効果が果たされる。
また、該容器20Aの底面24上には、底面嵌合部28a、29a及び底面被嵌合部28b、29bが形成されている。底面嵌合部28a、29aは、間隙を有するを2本の平行な凸条より形成され、底面被嵌合部28b、29bは前記の間隙に嵌合する1本の凸条より形成されており、互いに嵌合する形状になっている。なお、これらの凸条は、いずれも同一高さで形成されている。
底面嵌合部28a、29a及び底面被嵌合部28b、29bの配置は、実施例1で述べた要領で決定され、下方に位置する容器20Aの底面24と上方に位置する容器20Aの底面24とを各底面24の矩形が一致するように対向させたときに、底面嵌合部28a、29aと底面被嵌合部28b、29bとの形成位置が合致し、容器20Aを水平方向に回転させてその左右をいれかえても、底面嵌合部28a、29a及び底面被嵌合部28b、29bはそれぞれ180°回転するだけでその位置自体は変化しない。
そして、2個の容器20A1、20A2を用意し、図11及び図12に示すように、各容器20A1、20A2の底面側を底面24の矩形が合致するように対向させて積み重ねると、下段容器20A1の底面嵌合部28a、29aと上段容器20A2の底面被嵌合部28b、29bとが具合よく嵌合し、下段容器20A1の底面被嵌合部28b、29bと上段容器20A2の底面嵌合部28a、29aとが具合よく嵌合することになる。したがって、容器20A1、20A2の底面側を対向させて積み重ねると、底面嵌合部28a、29a及び底面被嵌合部28b、29bがそれぞれ嵌合するため、容器20A1、20A2が互いに水平方向へずれることが防止できるので、積み重ね状態が安定して維持できる。
なお、底面嵌合部28a、29aと底面被嵌合部28b、29bとを突出高さが同一の凸条にて形成しているので、容器20Aの底面側を下にして平坦なところに置いた場合にガタツキが生じない。
以上のように容器20Aの開口部側周縁の上面部を構成したことによって、逆さまにした容器20Aの上に、遊技媒体が満杯になった容器20Aを積み重ねると、逆さまになっている下段の容器20Aの底面嵌合部28a、29aと上段20Aの容器の底面被嵌合部28b、29bとが嵌合すると共に、下段の容器20Aの底面被嵌合部28b、29bと上段の容器20Aの底面嵌合部28a、29aとが嵌合するので、積み重ね状態が強固に維持されることになる。
以上詳述した容器20Aを、図13に示すように、1段目の容器20A1の上に2段目の容器20A2を開口部側同士を対向させて積み重ね、前記2段目の容器20A2の上に3段目の容器20A3を積み重ねる。そうすると、上面嵌合部26a、27a及び上面被嵌合部26b、27bが嵌合することにより、1段目の容器20A1と2段目の容器20A2との積み重ね状態が安定して維持でき、底面嵌合部28a、29a及び底面被嵌合部28b、29bが嵌合することにより、2段目の容器20A2と3段目の容器20A3との積み重ね状態が安定して維持できる。したがって、積み重ねた容器20A全体が安定して積み重ねることができるので、積み重ねた容器20Aが崩れるおそれがない。さらに、4段、5段と積み上げていくことが可能である。
その結果、満杯の容器だけを積み重ねた場合より2倍の積み重ね量となるため、現実の出玉獲得状況よりも、はるかに優勢であるように見せ掛けることができるので、他の遊技者から受けるプレッシャーが解放されて、快適に遊技を行うことができる効果がある。
なお、本実施例においては、安定性をより一層向上させるために、上面嵌合部26a、27a及び上面被嵌合部26b、27bを矩形開口部21の周縁鍔部22の隅角部の位置に形成し、底面嵌合部28a、29a及び底面被嵌合部28b、29bを矩形底面24の隅角部の位置に形成しているが、これに限られるものではないことは実施例1で述べたとおりである。
図14は実施例3の容器であって、図中(a)は平面図、(b)は該容器の正面図(正背は同一に表れる)、(c)は該容器の左側面図(右側面図は、左側面図と上下及び左右対称に表れる)、(d)は該容器の底面図であり、図15は該容器を、その開口部側を対向させて積み重ねようとする状態を示す斜視図であり、図16は開口部側同士を積み重ねた状態における嵌合構造を示す平面図であり、図17は該容器を、その底面側を対向させて積み重ねようとする状態を示す斜視図であり、図18は底面同士を積み重ねた状態における嵌合構造を示す底面図であり、図19は該容器を、1段目及び2段目は開口部側同士を対向させ、2段目及び3段目は底面同士を対向させて3段に積み重ねた状態を示す正面図である。
図14において30Aは容器を示す。なお、一つの図に2個以上の容器が表れる場合は、便宜上30A1、30A2、30A3のように枝番号を付すが、全て同一構成の容器である。
本実施例に係る容器30Aは、上方に開口する有底の容器であり、開口部31は矩形であって、その周縁には鍔部32が形成されている。そして、鍔部32の左右側部には容器を把持するための長穴33が形成されている。また、底面34は、開口部31の矩形よりやや小さい相似形の矩形であり、容器の周壁35は上方に向かうにしたがって徐々に広がる傾斜壁にて構成されており、容器が空の場合には、一つの容器の開口部に対して他の容器の底面側をあてがうことにより段積みすることが可能になっている。
該容器30Aの開口部31周縁の鍔部32の上面上には、上面嵌合部36a、37a及び上面被嵌合部36b、37bが形成されている。上面嵌合部36a、37aは、間隙を有する2個の突起より形成され、上面被嵌合部36b、37bは前記の間隙に嵌合する1本の凸条より形成されており、互いに嵌合する形状になっている。なお、これらの突起及び凸条は、いずれも同一高さで形成されている。
上面嵌合部36a、37a及び上面被嵌合部36b、37bの配置は、実施例1で述べたのと同様の要領で決定され、下方に位置する容器30Aの開口部31と上方に位置する容器30Aの開口部31とを各開口部31の矩形が一致するように対向させたときに、上面嵌合部36a、37aと上面被嵌合部36b、37bとの形成位置が合致し、容器30Aを水平方向に回転させて容器30Aの左右をいれかえても、上面嵌合部36a、37a及び上面被嵌合部36b、37bはそれぞれ180°回転するだけでその位置自体は変化しない。
そして、2個の容器30A1、30A2を用意し、図15及び図16に示すように、各容器30A1、30A2の開口部側を開口部31の矩形が合致するように対向させて積み重ねると、下段容器30A1の上面嵌合部36a、37aと上段容器30A2の上面被嵌合部36b、37bとが具合よく嵌合し、下段容器30A1の上面被嵌合部36b、37bと上段容器20A2の上面嵌合部36a、37aとが具合よく嵌合することになる。したがって、容器30A1、30A2の開口部側を対向させて積み重ねると、上面嵌合部36a、37a及び上面被嵌合部36b、37bがそれぞれ嵌合するため、容器30A1、30A2が互いに水平方向へずれることが防止できるので、積み重ね状態が安定して維持できる。
なお、上面嵌合部36a、37aと上面被嵌合部36b、37bとを突出高さが同一の突起及び凸条にて形成しているので、容器30Aの開口部側を下にして平坦なところに置いた場合にガタツキが生じない。
以上のように容器30Aの開口部側周縁の上面部を構成したことによって、遊技媒体が満杯になった容器30Aを下にし、その上に空の容器30Aを逆さにして積み重ねると、前述したように上下の各容器30Aの積み重ね状態が強固に維持されると共に、遊技媒体が満杯になった容器30Aは、逆さまにした上段の容器30Aであたかも蓋されたような状態となるので、遊技媒体がこぼれ出ることがなく、遊技媒体の盗難防止の効果が果たされる。
また、該容器30Aの底面34上には、底面嵌合部38a、39a及び底面被嵌合部38b、39bが形成されている。底面嵌合部38a、39aは、間隙を有する2個の突起より形成され、底面被嵌合部38b、39bは前記の間隙に嵌合する1本の凸条より形成されており、互いに嵌合する形状になっている。なお、これらの突起及び凸条は、いずれも同一高さで形成されている。
底面嵌合部38a、39a及び底面被嵌合部38b、39bの配置は、実施例1で述べた要領で決定され、下方に位置する容器30Aの底面34と上方に位置する容器30Aの底面34とを各底面34の矩形が一致するように対向させたときに、底面嵌合部38a、39aと底面被嵌合部38b、39bとの形成位置が合致し、容器30Aを水平方向に回転させてその左右をいれかえても、底面嵌合部38a、39a及び底面被嵌合部38b、39bはそれぞれ180°回転するだけでその位置自体は変化しない。
そして、2個の容器30A1、30A2を用意し、図17及び図18に示すように、各容器30A1、30A2の底面側を底面34の矩形が合致するように対向させて積み重ねると、下段容器30A1の底面嵌合部38a、39aと上段容器30A2の底面被嵌合部38b、39bとが具合よく嵌合し、下段容器30A1の底面被嵌合部38b、39bと上段容器30A2の底面嵌合部38a、39aとが具合よく嵌合することになる。したがって、容器30A1、30A2の底面側を対向させて積み重ねると、底面嵌合部38a、39a及び底面被嵌合部38b、39bがそれぞれ嵌合するため、容器30A1、30A2が互いに水平方向へずれることが防止できるので、積み重ね状態が安定して維持できる。
なお、底面嵌合部38a、39aと底面被嵌合部38b、39bとを突出高さが同一の突起及び凸条にて形成しているので、容器30Aの底面側を下にして平坦なところに置いた場合にガタツキが生じない。
以上のように容器30Aの開口部側周縁の上面部を構成したことによって、逆さまにした容器30Aの上に、遊技媒体が満杯になった容器30Aを積み重ねると、逆さまになっている下段の容器30Aの底面嵌合部38a、39aと上段30Aの容器の底面被嵌合部38b、39bとが嵌合すると共に、下段の容器30Aの底面被嵌合部38b、39bと上段の容器30Aの底面嵌合部38a、39aとが嵌合するので、積み重ね状態が強固に維持されることになる。
以上詳述した容器30Aを、図19に示すように、1段目の容器30A1の上に2段目の容器30A2を開口部側同士を対向させて積み重ね、前記2段目の容器30A2の上に3段目の容器30A3を積み重ねる。そうすると、上面嵌合部36a、37a及び上面被嵌合部36b、37bが嵌合することにより、1段目の容器30A1と2段目の容器30A2との積み重ね状態が安定して維持でき、底面嵌合部38a、39a及び底面被嵌合部38b、39bが嵌合することにより、2段目の容器30A2と3段目の容器30A3との積み重ね状態が安定して維持できる。したがって、積み重ねた容器20A全体が安定して積み重ねることができるので、積み重ねた容器30Aが崩れるおそれがない。さらに、4段、5段と積み上げていくことが可能である。
その結果、満杯の容器だけを積み重ねた場合より2倍の積み重ね量となるため、現実の出玉獲得状況よりも、はるかに優勢であるように見せ掛けることができるので、他の遊技者から受けるプレッシャーが解放されて、快適に遊技を行うことができる効果がある。
なお、本実施例においては、安定性をより一層向上させるために、上面嵌合部36a、37a及び上面被嵌合部36b、37bを矩形開口部31の周縁鍔部32の隅角部の位置に形成し、底面嵌合部38a、39a及び底面被嵌合部38b、39bを矩形底面34の隅角部の位置に形成しているが、これに限られるものではないことは実施例1で述べたとおりである。
図20は実施例4の容器であって、図中(a)は平面図、(b)は該容器の正面図(正背は同一に表れる)、(c)は該容器の左側面図(右側面図は、左側面図と上下及び左右対称に表れる)、(d)は該容器の底面図であり、図21は該容器を、その開口部側を対向させて積み重ねようとする状態を示す斜視図であり、図22は開口部側同士を積み重ねた状態における嵌合構造を示す平面図であり、図23は該容器を、その底面側を対向させて積み重ねようとする状態を示す斜視図であり、図24は底面同士を積み重ねた状態における嵌合構造を示す底面図であり、図25は該容器を、1段目及び2段目は開口部側同士を対向させ、2段目及び3段目は底面同士を対向させて3段に積み重ねた状態を示す正面図である。
図20において40Aは容器を示す。なお、一つの図に2個以上の容器が表れる場合は、便宜上40A1、40A2、40A3のように枝番号を付すが、全て同一構成の容器である。
本実施例に係る容器40Aは、上方に開口する有底の容器であり、開口部41は矩形であって、その周縁には鍔部42が形成されている。そして、鍔部42の左右側部には容器を把持するための長穴43が形成されている。また、底面44は、開口部41の矩形よりやや小さい相似形の矩形であり、容器の周壁45は上方に向かうにしたがって徐々に広がる傾斜壁にて構成されており、容器が空の場合には、一つの容器の開口部に対して他の容器の底面側をあてがうことにより段積みすることが可能になっている。
該容器40Aの開口部41周縁の鍔部42の上面上には、上面嵌合部46a、47a及び上面被嵌合部46b、47bが形成されている。上面嵌合部46a、47aは、穴を有する円筒より形成され、上面被嵌合部46b、47bは前記の円筒の穴に嵌合する突起より形成されており、互いに嵌合する形状になっている。なお、これらの円筒及び突起は、いずれも同一高さで形成されている。
上面嵌合部46a、47a及び上面被嵌合部46b、47bの配置は、実施例1で述べたのと同様の要領で決定され、下方に位置する容器40Aの開口部41と上方に位置する容器40Aの開口部41とを各開口部41の矩形が一致するように対向させたときに、上面嵌合部46a、47aと上面被嵌合部46b、47bとの形成位置が合致し、容器40Aを水平方向に回転させて容器40Aの左右をいれかえても、上面嵌合部46a、47a及び上面被嵌合部46b、47bはそれぞれ180°回転するだけでその位置自体は変化しない。
そして、2個の容器40A1、40A2を用意し、図21及び図22に示すように、各容器40A1、40A2の開口部側を開口部41の矩形が合致するように対向させて積み重ねると、下段容器40A1の上面嵌合部46a、47aと上段容器40A2の上面被嵌合部46b、47bとが具合よく嵌合し、下段容器40A1の上面被嵌合部46b、47bと上段容器40A2の上面嵌合部46a、47aとが具合よく嵌合することになる。したがって、容器40A1、40A2の開口部側を対向させて積み重ねると、上面嵌合部46a、47a及び上面被嵌合部46b、47bがそれぞれ嵌合するため、容器40A1、40A2が互いに水平方向へずれることが防止できるので、積み重ね状態が安定して維持できる。
なお、上面嵌合部46a、47aと上面被嵌合部46b、47bとを突出高さが同一の円筒及び突起にて形成しているので、容器40Aの開口部側を下にして平坦なところに置いた場合にガタツキが生じない。
以上のように容器40Aの開口部側周縁の上面部を構成したことによって、遊技媒体が満杯になった容器40Aを下にし、その上に空の容器40Aを逆さにして積み重ねると、前述したように上下の各容器40Aの積み重ね状態が強固に維持されると共に、遊技媒体が満杯になった容器40Aは、逆さまにした上段の容器40Aであたかも蓋されたような状態となるので、遊技媒体がこぼれ出ることがなく、遊技媒体の盗難防止の効果が果たされる。
また、該容器40Aの底面44上には、底面嵌合部48a、49a及び底面被嵌合部48b、49bが形成されている。底面嵌合部48a、49aは、穴を有する円筒より形成され、底面被嵌合部48b、49bは前記の穴に嵌合する突起より形成されており、互いに嵌合する形状になっている。なお、これらの円筒及び突起は、いずれも同一高さで形成されている。
底面嵌合部48a、49a及び底面被嵌合部48b、49bの配置は、実施例1で述べた要領で決定され、下方に位置する容器40Aの底面44と上方に位置する容器40Aの底面44とを各底面44の矩形が一致するように対向させたときに、底面嵌合部48a、49aと底面被嵌合部48b、49bとの形成位置が合致し、容器40Aを水平方向に回転させてその左右をいれかえても、底面嵌合部48a、49a及び底面被嵌合部48b、49bはそれぞれ180°回転するだけでその位置自体は変化しない。
そして、2個の容器40A1、40A2を用意し、図23及び図24に示すように、各容器40A1、40A2の底面側を底面44の矩形が合致するように対向させて積み重ねると、下段容器40A1の底面嵌合部48a、49aと上段容器40A2の底面被嵌合部48b、49bとが具合よく嵌合し、下段容器40A1の底面被嵌合部48b、49bと上段容器40A2の底面嵌合部48a、49aとが具合よく嵌合することになる。したがって、容器40A1、40A2の底面側を対向させて積み重ねると、底面嵌合部48a、49a及び底面被嵌合部48b、49bがそれぞれ嵌合するため、容器40A1、40A2が互いに水平方向へずれることが防止できるので、積み重ね状態が安定して維持できる。
なお、底面嵌合部48a、49aと底面被嵌合部48b、49bとを突出高さが同一の円筒及び突起にて形成しているので、容器40Aの底面側を下にして平坦なところに置いた場合にガタツキが生じない。
以上のように容器40Aの開口部側周縁の上面部を構成したことによって、逆さまにした容器40Aの上に、遊技媒体が満杯になった容器40Aを積み重ねると、逆さまになっている下段の容器30Aの底面嵌合部48a、49aと上段40Aの容器の底面被嵌合部48b、49bとが嵌合すると共に、下段の容器40Aの底面被嵌合部48b、49bと上段の容器40Aの底面嵌合部48a、49aとが嵌合するので、積み重ね状態が強固に維持されることになる。
以上詳述した容器40Aを、図25に示すように、1段目の容器40A1の上に2段目の容器40A2を開口部側同士を対向させて積み重ね、前記2段目の容器40A2の上に3段目の容器40A3を積み重ねる。そうすると、上面嵌合部46a、47a及び上面被嵌合部46b、47bが嵌合することにより、1段目の容器40A1と2段目の容器40A2との積み重ね状態が安定して維持でき、底面嵌合部48a、49a及び底面被嵌合部48b、49bが嵌合することにより、2段目の容器40A2と3段目の容器40A3との積み重ね状態が安定して維持できる。したがって、積み重ねた容器40A全体が安定して積み重ねることができるので、積み重ねた容器40Aが崩れるおそれがない。さらに、4段、5段と積み上げていくことが可能である。
その結果、満杯の容器だけを積み重ねた場合より2倍の積み重ね量となるため、現実の出玉獲得状況よりも、はるかに優勢であるように見せ掛けることができるので、他の遊技者から受けるプレッシャーが解放されて、快適に遊技を行うことができる効果がある。
なお、本実施例においては、安定性をより一層向上させるために、上面嵌合部46a、47a及び上面被嵌合部46b、47bを矩形開口部41の周縁鍔部42の隅角部の位置に形成し、底面嵌合部48a、49a及び底面被嵌合部48b、49bを矩形底面44の隅角部の位置に形成しているが、これに限られるものではないことは実施例1で述べたとおりである。
本発明の実施例1の容器であって、図中(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は底面図である。 該容器を、その開口部側を対向させて積み重ねようとする状態を示す斜視図である。 該容器を、その開口部側を対向させて積み重ねた状態を示す斜視図である。 該容器の開口部側同士を積み重ねた状態における嵌合構造を示す平面図である。 該容器を、その底面側を対向させて積み重ねようとする状態を示す斜視図である。 該容器の底面同士を積み重ねた状態における嵌合構造を示す底面図である。 該容器を、1段目及び2段目は開口部側同士を対向させ、2段目及び3段目は底面同士を対向させて3段に積み重ねた状態を示す正面図である。 本発明の実施例2の容器であって、図中(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は底面図である。 該容器を、その開口部側を対向させて積み重ねようとする状態を示す斜視図である。 該容器の開口部側同士を積み重ねた状態における嵌合構造を示す平面図である。 該容器を、その底面側を対向させて積み重ねようとする状態を示す斜視図である。 該容器の底面同士を積み重ねた状態における嵌合構造を示す底面図である。 該容器を、1段目及び2段目は開口部側同士を対向させ、2段目及び3段目は底面同士を対向させて3段に積み重ねた状態を示す正面図である。 本発明の実施例3の容器であって、図中(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は底面図である。 該容器を、その開口部側を対向させて積み重ねようとする状態を示す斜視図である。 該容器の開口部側同士を積み重ねた状態における嵌合構造を示す平面図である。 該容器を、その底面側を対向させて積み重ねようとする状態を示す斜視図である。 該容器の底面同士を積み重ねた状態における嵌合構造を示す底面図である。 該容器を、1段目及び2段目は開口部側同士を対向させ、2段目及び3段目は底面同士を対向させて3段に積み重ねた状態を示す正面図である。 本発明の実施例3の容器であって、図中(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は底面図である。 該容器を、その開口部側を対向させて積み重ねようとする状態を示す斜視図である。 該容器の開口部側同士を積み重ねた状態における嵌合構造を示す平面図である。 該容器を、その底面側を対向させて積み重ねようとする状態を示す斜視図である。 該容器の底面同士を積み重ねた状態における嵌合構造を示す底面図である。 該容器を、1段目及び2段目は開口部側同士を対向させ、2段目及び3段目は底面同士を対向させて3段に積み重ねた状態を示す正面図である。
符号の説明
10A(10A1、10A2、10A3)・・・容器
11・・・容器の開口部
12・・・開口部周縁の鍔部
13・・・把持用長穴
14・・・底面
15・・・容器の周壁
16a、17a・・・上面嵌合部
16b、17b・・・上面被嵌合部
P1・・・矩形開口部の中心位置
P1・・・矩形開口部の横の中心線
L1、L2・・・線対称の2本1組の直線(仮想矩形S1の対角線)
S1・・・仮想矩形
g1、g2、g3、g4・・・開口部周縁の鍔部における仮想矩形の隅角部
18a、19a・・・底面嵌合部
18b、19b・・・底面被嵌合部
P2・・・矩形底面の中心位置
P2・・・矩形底面の横の中心線
L3、L4・・・線対称の2本1組の直線(仮想矩形S2の対角線)
S2・・・仮想矩形
g5、g6、g7、g8・・・底面における仮想矩形の隅角部
20A(20A1、20A2、20A3)・・・容器
21・・・容器の開口部
22・・・開口部周縁の鍔部
23・・・把持用長穴
24・・・底面
25・・・容器の周壁
26a、27a・・・上面嵌合部
26b、27b・・・上面被嵌合部
28a、29a・・・底面嵌合部
28b、29b・・・底面被嵌合部
30A(30A1、30A2、30A3)・・・容器
31・・・容器の開口部
32・・・開口部周縁の鍔部
33・・・把持用長穴
34・・・底面
35・・・容器の周壁
36a、37a・・・上面嵌合部
36b、37b・・・上面被嵌合部
38a、39a・・・底面嵌合部
38b、39b・・・底面被嵌合部
40A(40A1、40A2、40A3)・・・容器
41・・・容器の開口部
42・・・開口部周縁の鍔部
43・・・把持用長穴
44・・・底面
45・・・容器の周壁
46a、47a・・・上面嵌合部
46b、47b・・・上面被嵌合部
48a、49a・・・底面嵌合部
48b、49b・・・底面被嵌合部

Claims (5)

  1. 上方に開口する有底の容器であって、周縁に鍔部を有する矩形の開口部と矩形の底面とを有し、
    該容器の開口部周縁の鍔部上面上において、前記矩形開口部の中心位置で交差し、かつ、矩形開口部の縦又は横の中心線にて線対称の2本1組の直線が対角線をなす仮想矩形の各隅角部において、一方の対角にある各隅角部に相当する鍔部上面上の位置には同一の上面嵌合部を形成し、他方の対角にある各隅角部に相当する鍔部上面上の位置には前記上面嵌合部に嵌合する上面被嵌合部を形成し、
    該容器の底面上において、前記矩形底面の中心位置で交差し、かつ、矩形底面の縦又は横の中心線にて線対称の2本1組の直線が対角線をなす仮想矩形の各隅角部において、一方の対角にある各隅角部に相当する底面上の位置には同一の底面嵌合部を形成し、他方の対角にある各隅角部に相当する底面上の位置には前記底面嵌合部に嵌合する底面被嵌合部を形成し、
    たことを特徴とする遊技媒体収容容器。
  2. 上面嵌合部及び上面被嵌合部を矩形開口部周縁鍔部の隅角部に形成したことを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体収容容器。
  3. 底面嵌合部及び底面被嵌合部を矩形底面の隅角部に形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技媒体収容容器。
  4. 開口部周縁の鍔部上面上に形成した上面嵌合部及び上面被嵌合部の突出高さが同一であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技媒体収容容器。
  5. 底面上に形成した底面嵌合部及び底面被嵌合部の突出高さが同一であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技媒体収容容器。
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