JP2007051470A - 水切りカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は外壁内通気層を形成する木下地と土台への雨水等の浸入を阻止することができるとともに、木下地内への虫や火炎の侵入も効率よく阻止することができる水切りカバーを得るにある。
【解決手段】 建物の基礎との間に隙間を有するように、該基礎の上部の土台に上端部が固定されたほぼクランク状の内部水切りカバーと、前記基礎の上部躯体に透湿シートを介して取付けられた、外面に外壁が取付けられる外壁内通気層を形成する木下地の基礎上の下部外側部分に上部が取付けられ、クランク状で、下部が前記内部水切りカバーの下部と嵌合あるいは固定された外部水切りカバーとで水切りカバーを構成している。
【選択図】 図2
【解決手段】 建物の基礎との間に隙間を有するように、該基礎の上部の土台に上端部が固定されたほぼクランク状の内部水切りカバーと、前記基礎の上部躯体に透湿シートを介して取付けられた、外面に外壁が取付けられる外壁内通気層を形成する木下地の基礎上の下部外側部分に上部が取付けられ、クランク状で、下部が前記内部水切りカバーの下部と嵌合あるいは固定された外部水切りカバーとで水切りカバーを構成している。
【選択図】 図2
Description
本発明は建物の土台等に雨水等が浸入するのを阻止することができる水切りカバーに関する。
従来、建物の土台等に用いられる水切りカバーはクランク状に曲げ加工され、上部が土台に固定するとともに、下部内壁面に基礎との間の隙間を覆う防水片を取付けている。
このような水切りカバーは、基礎の上部躯体の外壁からの雨水等の土台への浸入を阻止することができるが、該基礎の上部躯体は透湿シート、外壁内通気層を設けるための木下地、外壁とで構成されているため、外壁、木下地の下部の水切りはもちろんのこと、虫や火炎の侵入を阻止することができないという欠点があった。
特開2003−313963
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、外壁内通気層を形成する木下地と土台への雨水等の浸入を阻止することができるとともに、木下地内への虫や火炎の侵入も効率よく阻止することができる水切りカバーを提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は建物の基礎との間に隙間を有するように、該基礎の上部の土台に上端部が固定された、ほぼクランク状の内部水切りカバーと、前記基礎の上部躯体に透湿シートを介して取付けられた、外面に外壁が取付けられる外壁内通気層を形成する木下地の基礎上の下部外側部分に上部が取付けられ、クランク状で、下部が前記内部水切りカバーの下部と嵌合あるいは固定された外部水切りカバーとで水切りカバーを構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)建物の基礎との間に隙間を有するように、該基礎の上部の土台に上端部が固定された、ほぼクランク状の内部水切りカバーと、前記基礎の上部躯体に透湿シートを介して取付けられた、外面に外壁が取付けられる外壁内通気層を形成する木下地の基礎上の下部外側部分に上部が取付けられ、クランク状で、下部が前記内部水切りカバーの下部と嵌合あるいは固定された外部水切りカバーとで構成されているので、外壁内通気層を形成する木下地の下部を外部水切りカバーで覆うことができる。
したがって、木下地への雨水等の浸入を確実に阻止することができる。
したがって、木下地への雨水等の浸入を確実に阻止することができる。
(2)前記(1)によって、内部水切りカバーの下部と外部水切りカバーの下部とが嵌合あるいは固定されているため、木下地内への虫や火炎の侵入を確実に阻止することができるとともに、土台への雨水等の浸入を確実に阻止することができる。
(3)前記(1)によって、構造が簡単であるので、容易に実施することができる。
(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、基礎との間の隙間へ虫や火炎が侵入するのを確実に阻止することができる。
(5)請求項3も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、内部水切りカバーと外部水切りカバーの下部を、あらかじめ嵌合あるいは固定しておいても、土台や木下地への取付けを容易に行なうことができる。
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
図1ないし図8に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は基礎2と土台3との間に隙間4が設けられた建物5の、該隙間4への雨水の浸入を阻止する本発明の水切りカバーで、この水切りカバー1は上部が前記土台3に複数本の針やビス等の固定具6で固定されるクランク状の鉄、ステンレス、合金、アルミ等の金属材製の内部水切りカバー7と、この内部水切りカバー7のほぼ中央部に形成された通気ができ、かつ虫の侵入を阻止できる多数個の通気孔8と、この多数個の通気孔8の下部寄りの部位に形成された外壁内浸入水を、該多数個の通気孔8より外部へ排出して下部への浸入を効率よく阻止する排出溝9と、前記基礎2の上部躯体10に透湿シート11を介して取付けられた外面に外壁12が取付けられる外壁内通気層13を形成する木下地14の基礎2上の下部外側部分に、前記内部水切りカバー7の上部より下部に位置する上部が複数本の針やビス等の固定具6で固定されたクランク状で、下部が前記内部水切りカバー7の下部の嵌合片16と嵌合された鉄、ステンレス、合金、アルミ等の金属材製の外部水切りカバー15と、この外部水切りカバー15の下部の嵌合部22と前記内部水切りカバー7の下部の嵌合片16に嵌合固定された、該部位と前記基礎2との間の隙間17より火炎や虫の侵入を阻止する多数個の通気孔18が形成された鉄、ステンレス、合金、アルミ等の金属材製の侵入阻止片本体19、この侵入阻止片本体19の多数個の通気孔18を、熱を感じて閉じる記憶合金を用いた閉塞板20とからなる侵入阻止片21とで構成されている。
上記構成の水切りカバー1は外壁12に付着した雨水等は外部水切りカバー15によって、内部へ浸入することなく下端部より下部へ落下排出させる。
また、内部水切りカバー7は外壁内通気層13への空気の供給および外壁内浸入水を多数個の通気孔8、排出溝9を介して下部へ落下排出される。
さらに、侵入阻止片本体19の多数個の通気孔18によって、床下および外壁内通気層13への空気の供給および虫の侵入を阻止することができる。
[発明を実施するための異なる形態]
また、内部水切りカバー7は外壁内通気層13への空気の供給および外壁内浸入水を多数個の通気孔8、排出溝9を介して下部へ落下排出される。
さらに、侵入阻止片本体19の多数個の通気孔18によって、床下および外壁内通気層13への空気の供給および虫の侵入を阻止することができる。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図9ないし図18に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図9ないし図11に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、内部水切りカバー7の下端部に嵌合片16を介して侵入阻止片本体19を一体形成した点で、このように内部水切りカバー7と侵入阻止片本体19とを一体形成したものを用いて構成した水切りカバー1Aにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図12ないし図14に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、閉塞板を使用しない侵入阻止片21Aを用いた点で、このような侵入阻止片21Aを用いて構成した水切りカバー1Bにしても、前記本発明を実施するための第2の形態と同様な作用効果が得られる。
図15ないし図17に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための第3の形態と主に異なる点は、ほぼ中央部に通気が可能で、虫の侵入を阻止することができる多数個の通気孔23を形成した外部水切りカバー15Aを用いた点で、このような外部水切りカバー15Aを用いて構成した水切りカバー1Cにしても、外壁内通気層13内への雨水や虫の侵入を確実に阻止できるとともに、通気を行なうことができる。
図18に示す本発明を実施するための第5の形態において、前記本発明を実施するための第4の形態と主に異なる点は、侵入阻止片21Aを使用することなく、基礎2と土台3との間の隙間を覆うように従来の防鼠材24を配置した点で、このように構成した水切りカバー1Dにしても、前記本発明を実施するための第4の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、前記本発明を実施するための各形態では、内部水切りカバー7と外部水切りカバー15、15Aを金属材で形成するものについて説明したが、本発明はこれに限らず、合成樹脂材で形成したものを用いてもよい。
本発明は水切りカバーを製造する産業で利用される。
1、1A、1B、1C、1D:水切りカバー、
2:基礎、 3:土台、
4:隙間、 5:建物、
6:固定具、 7:内部水切りカバー、
8:通気孔、 9:排出溝、
10:躯体、 11:透湿シート、
12:外壁、 13:外壁用通気層、
14:木下地、 15、15A:外部水切りカバー、
16:嵌合片、 17:隙間、
18:通気孔、 19:侵入阻止片本体、
20:閉塞板、 21、21A:侵入阻止片、
22:嵌合部、 23:通気孔、
24:防鼠材。
2:基礎、 3:土台、
4:隙間、 5:建物、
6:固定具、 7:内部水切りカバー、
8:通気孔、 9:排出溝、
10:躯体、 11:透湿シート、
12:外壁、 13:外壁用通気層、
14:木下地、 15、15A:外部水切りカバー、
16:嵌合片、 17:隙間、
18:通気孔、 19:侵入阻止片本体、
20:閉塞板、 21、21A:侵入阻止片、
22:嵌合部、 23:通気孔、
24:防鼠材。
Claims (3)
- 建物の基礎との間に隙間を有するように、該基礎の上部の土台に上端部が固定されたほぼクランク状の内部水切りカバーと、前記基礎の上部躯体に透湿シートを介して取付けられた、外面に外壁が取付けられる外壁内通気層を形成する木下地の基礎上の下部外側部分に上部が取付けられ、クランク状で、下部が前記内部水切りカバーの下部と嵌合あるいは固定された外部水切りカバーとからなることを特徴とする水切りカバー。
- 建物の基礎との間に隙間を有するように、該基礎の上部の土台に上端部が固定されたほぼクランク状の内部水切りカバーと、前記基礎の上部躯体に透湿シートを介して取付けられた、外面に外壁が取付けられる外壁内通気層を形成する木下地の基礎上の下部外側部分に上部が取付けられ、クランク状で、下部が前記内部水切りカバーの下部と嵌合あるいは固定された外部水切りカバーと、前記内部水切りカバーのほぼ中央部に形成された多数個の通気孔と、前記内部水切りカバーの下部に取付けられた、該部位と基礎との間の隙間より火炎や虫の侵入を阻止する侵入阻止片とからなることを特徴とする水切りカバー。
- 内部水切りカバーの上部よりも外部水切りカバーの上部が下部に位置することを特徴とする請求項1、2いずれかに記載の水切りカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005237460A JP2007051470A (ja) | 2005-08-18 | 2005-08-18 | 水切りカバー |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010216195A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-09-30 | Ig Kogyo Kk | 壁構造 |
JP2012041690A (ja) * | 2010-08-17 | 2012-03-01 | Mitsui Home Co Ltd | 防虫構造 |
JP2021017753A (ja) * | 2019-07-22 | 2021-02-15 | 株式会社Bio craft | 通気壁用水切りを用いた通気壁構造、及びその施工法 |
-
2005
- 2005-08-18 JP JP2005237460A patent/JP2007051470A/ja active Pending
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