JP2007049347A - プローブ情報通信システムおよび車載装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プローブ情報を送信する際に通信料金を抑制できるようにする。
【解決手段】 車載装置2の通信器7は商店街Gの住人により管理されたネットワークNを通じて商店街管理センタ装置4、プローブセンタPにプローブ情報を送信する。このため、商店通信装置3から通信網Lを通じたプローブセンタPまでの通信料金は商店街G側で支払われることになり、プローブ情報提供者はプローブ情報の送信料金を安価にすることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両から通信により情報を取得できるように構成されたプローブ情報通信システムおよびこのシステムを構成する車載装置に関する。
近年、車両には外部と通信可能な通信装置が搭載されるようになってきており、例えば車両側に搭載された撮像装置により任意の場所の画像情報を容易に取得できるようになってきている(例えば、特許文献1参照)。このようなシステムでは、情報センタに依頼撮像位置の位置情報を登録しておき、その位置情報をインターネットを介してダウンロードし、現在位置が撮像依頼ポイントの位置と一致した場合に撮像を行うようにしている。また、このシステムでは、依頼者に画像データが送信されると、依頼者と撮像者との間で決済を行うようにしている。具体的には、金銭、あるいはそれに相当するものが依頼者から撮像者に与えられる。
特開2003−198905号公報
この特許文献1に開示されている技術によれば、任意の場所の画像データを取得することができるものの、提供者が商店街管理センタ装置に情報を送信するときに生じる通信料金は、一般的に例えば携帯電話網のパケット通信などの公衆通信網が使用されるため情報収集の費用がかさむという問題が生じる。したがって、実験的に実施することは可能ではあるものの依頼者や提供者が利用し難く実用的な課題が残る。また、依頼者と撮像者とが個々に決済を行うシステムでは様々なトラブルが予想され気軽に使用できるシステムとはならない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、通信料金を低減することができるプローブ情報通信システムおよび車載装置を提供することにある。
請求項1記載の発明によれば、次のように作用する。車載装置の通信手段が、車両側で検出されたプローブ情報を局所通信可能な空中伝播信号により送信すると、商店に対応して設置された商店通信装置はこのプローブ情報を受信し、商店側で管理されたネットワークを通じて商店街管理センタ装置に送信する。商店街管理センタ装置は、このプローブ情報を受信し、プローブ情報が送信された車載装置に対して店舗ポイントを発行する。
すなわち、車載装置の通信手段が局所通信可能な空中伝播信号によりプローブ情報を送信し、当該プローブ情報が商店側で管理されたネットワークを通じて商店街管理センタ装置に送信されることになるため、プローブ情報を提供する提供者は例えば公衆通信網を使用する従来システムに比較して通信料金を安価にすることができる。しかも、プローブ情報が商店側を通じて商店街管理センタ装置に対して送信されると、商店街管理センタ装置から車載装置に対して店舗ポイントが与えられるため、提供者は店舗ポイントを受けることができる。
請求項2記載の発明によれば、商店に設置された店舗ポイント制御装置は、商店街管理センタ装置から発行された店舗ポイントを、プローブ情報の提供者の所持する店舗ポイント記憶媒体に記憶させる。店舗ポイント制御装置は商店に設置されているため、プローブ情報の提供者は店舗ポイントを受けるため商店に入店する必要がある。この場合、商店はプローブ情報の提供者を来店させることができ、集客効果が向上する。
請求項3記載の発明のように、無線LAN(Local Area Network)、狭域無線通信(DSRC(Dedicated Short Range Communication))、近距離無線通信(ブルートゥース規格に準拠した無線通信)、光通信(IrDA規格に準拠した赤外線通信等)の何れかの通信方式を局所的な空中伝播信号による通信として適用することが望ましい。この場合、料金を極力発生させることなくプローブ情報通信システムを構築できる。
請求項4記載の発明によれば、車載装置は、局所的な空中伝播信号の利用可能な通信チャネルを検索し当該検索された利用可能な通信チャネルを検出したとき当該通信チャネルに対して優先的に切替えて通信するため、たとえ例えば初期設定において局所的な空中伝播信号を使用することなく通信している場合であっても当該通信中に局所的な空中伝播信号による通信チャネルが検索されれば当該通信チャネルに切替え当該通信チャネルにおいて通信することができるため、プローブ情報通信システムを使い勝手の良いものとすることができる。
請求項5記載の発明によれば、車載装置は表示手段を備え、商店街管理センタ装置は車載装置が商店通信装置に対し通信接続するための通信料金を表わす通信料金マップを車載装置に送信し、車載装置は、送信された通信料金マップを表示手段に対して表示するため、プローブ情報の提供者は通信料金の安価な商店通信装置を表示された通信料金マップから知ることができ、提供者に対するサービスを向上できる。
請求項6記載の発明によれば、通信料金マップは、店舗ポイント提供の有無が判別可能に構成されているため、プローブ情報の提供者は各商店が店舗ポイントの提供の有無を判別することができると共に、商店がプローブ情報の提供者に対して与えられる店舗ポイントを予め通知することができ、提供者はこの各商店から付与される店舗ポイントを把握し複数の商店通信装置の中から所望の商店通信装置を選択してプローブ情報を送信することができる。
請求項7記載の発明によれば、商店通信装置は、商店から付与される店舗ポイントの有無を示すデータを車載装置に対して送信するため、プローブ情報の提供者は店舗ポイントの有無を車載装置から知ることができる。
請求項8記載の発明によれば、車載装置の判定手段は、車両が走行しているか否かを判定し、車両が走行していることが判定されると店舗ポイントを取得するため、たとえ走行中に運転者が車載装置の操作をすることができなくても自動的に店舗ポイントを取得でき利便性が向上する。
請求項9記載の発明によれば、車載装置が通信手段によりプローブ情報を商店街管理センタ装置に対して通信するときに通信中断したときには、商店街管理センタ装置はプローブ情報を車載装置に対して再送信要求するため、たとえ一旦プローブ情報の送信処理が中断してもプローブ情報が再送信されるようになる。
また、本発明において「通信網」とは、一般的な有線通信網および無線通信網もしくはこれらの組み合わせを示しており、これは汎用通信網、専用線通信網をも含んでいる。
以下、本発明の一実施形態について、図1ないし図5を参照しながら説明する。
図1は、プローブ情報通信システムの一例を示している。
この図1において、プローブ情報通信システム1は、車両Cに搭載された車載装置2と複数の商店Sが集合する商店街Gに近い路上に設置された商店通信装置3と、商店街管理センタ装置4と、商店S毎に設置された店舗ポイント制御装置5とを備えて構成されている。
一般に商店Sにおいては集客するため、サービス券を配布したり買い物券を発行し、再度客が来店するように経営努力を行っている。しかし、この経営努力は、商店を利用する人が対象である。そこで、集客数を大幅に向上するためには新聞やテレビ、ラジオ等を利用した大規模な宣伝が必要となる。しかし、宣伝費を多く必要とするという問題を生じる。
他方、車両C側で検知した交通情報、天候、路面情報等のプローブ情報をプローブセンタPに送信し、プローブセンタPからそのデータを利用者に提供するシステムが検討されている。このようなシステムでは、情報を提供する提供者がプローブセンタPに対して情報を送信し、プローブセンタPがプローブ情報の提供者から得た情報を元に解析した情報を利用者に対して提供する。
プローブセンタPは、提供者から情報を購入することにより情報を収集し、その情報を加工して利用者に販売する。このため、プローブ情報の提供者がプローブセンタPに情報を送信するための通信料金はプローブセンタP側の負担となることが多い。また、プローブセンタPは、プローブ情報の提供者に対して対価を支払う必要がある。プローブセンタPは、情報を利用者に提供するときに情報を販売することになるが、できる限り多くの利用者に情報を販売することが利益向上につながる。また、所謂マスコミュニケーションに対して情報を販売することもできる。
つまり、このようなシステムにおいて、プローブセンタPは、情報の件数を少なくしながら正確な情報を収集したり、プローブ情報の提供者がプローブセンタPに情報を送信するときに生じる通信料金を少なくしたり、情報をできる限り多くの利用者に販売する、という点を意識して事業に取り組む必要がある。プローブセンタPではこのような趣旨で事業を行うことができれば高い利益を得ることができる。本実施形態においては、特にプローブ情報の提供者(車載装置2)がプローブセンタPに情報を送信するときに生じる通信料金を極力抑えることができる実施形態を示す。
車載装置2は、制御装置6とこの制御装置6に接続された通信器7とを備えている。制御装置6は、GPS通信機やジャイロスコープ(何れも図示せず)を備え高度の位置特定機能(ナビゲーション機能)を実現するように構成され、表示器6a(表示手段に相当)等を備えている。この制御装置6は、表示器6aに対して車両Cの現在位置を車両Cの周辺の地図情報および道路情報と共に表示するようになっている。尚、制御装置6の表示器6aには、その表面にタッチパネル(図示せず)が搭載されている。
この制御装置6には、例えばICカードや磁気カード等のカードKの挿入口6bが設けられており、カードKが挿入され所定の操作が行われたことを条件として制御装置6はボーナスポイント(店舗ポイントに相当)や必要に応じて課金情報を記録するようになっている。ボーナスポイントや課金情報の詳細については後述する。
制御装置6は車両Cが走行しているか否かを判定し車両Cが走行していると判定している間は、操作者がタッチパネルを操作しても所定の操作のみしか受付けないようになっており、車両Cが走行していないと判定している間は、タッチパネルの操作を受付けるようになっている。
通信器7には、一般的に普及している携帯電話機等に搭載されたパケット通信機能(データ通信機能)が搭載されている。この通信器7には、他にも、所定の無線通信規格(IEEE802.1x等)に準拠した無線LAN(Local Area Network)通信機能や、狭域無線通信(DSRC(Dedicated Short Range Communication))機能や、ブルートゥース通信規格に準拠した近距離無線通信機能や、赤外線通信等による光通信機能のうちの少なくとも何れか1つの通信機能を搭載されている。
パケット通信用通信装置8は、プローブセンタPにより管理され、例えば携帯電話機に搭載されたパケット通信機能を備え、当該パケット通信機能により車載装置2の通信器7との間で無線通信可能となっている。このパケット通信用通信装置8は、アクセスポイントとして機能し、パケット通信網Tを通じてプローブセンタPとの間でネットワーク接続されている。プローブセンタPは商店街管理センタ装置4との間でデータ通信接続可能に構成されている。
商店通信装置3は、例えば商店街G(もしくは商店S)毎に対応して当該商店街Gの近接場所に位置した路上に設置されている。この商店通信装置3は、所定の無線通信規格(IEEE802.1x等)に準拠した無線LAN通信や、狭域無線通信や、ブルートゥース通信規格に準拠した近距離無線通信や、赤外線通信等による光通信に対応した局所的に通信可能な空中伝播信号によるネットワークNを構成する装置である。商店通信装置3は、車載装置2の通信器5との間でネットワークNを通じて局所的な空中伝播信号により通信接続可能に構成されている。
商店街G(商店S)の住人は、商店通信装置3による外部に開放したネットワークNを管理し、ネットワークNを開放する際に必要な通信網Lの使用料金を負担している。商店街Gの住人は、商店通信装置3によるネットワークNを車載装置2の通信器7に対して、必要に応じてその使用料金を設定し有料もしくは無料でネットワークNを外部に開放提供している。尚、本実施形態においては、車載装置2側から商店街管理センタ装置4に通信接続するための利用料金は、パケット通信用通信装置8を利用するよりも商店通信装置3を利用したほうが安価に設定される。
店舗ポイント制御装置5は商店S内に設置されており、例えばICカードや磁気カード等のカードKに対して書込/読出可能に構成されており、当該カードKに対して店舗ポイントを記録/更新可能に構成されている。
プローブ情報の提供者となるプローブ会員には、何れの商店街Gからプローブ情報を送信すると安価な通信網を使用できるかを示す通信料金マップMが供されている。
図2は、通信料金マップの一例を示している。この通信料金マップMは、商店街管理センタ装置4から車載装置2に対して予めデータとして送信されており、プローブ情報の提供者に与えられている通信料金マップと同様のデータを示している。この通信料金マップNは、車載装置2が商店通信装置3に通信接続するための通信料金を表すデータを示している。例えば車載装置2が商店街Xにおいて通信するときには回線使用料が50円、商店街Yにおいて通信するときには回線使用料が100円だけ課金されるように設定されている。
また商店街Xには、商店X1、X2、X3が所属しており、これらの商店X1、X2、X3に対応するボーナスポイントがそれぞれ100ポイント、50ポイント(ボーナスポイント有)、0ポイント(ボーナスポイント無)であることが設定されている。さらに、商店街Yには商店Y1が所属しており、ボーナスポイントが200ポイントであることが設定されている。
この通信料金マップMは、プローブ情報の提供者に対して提供されているため、プローブ情報の提供者は、この通信料金マップMを把握し通信料金やボーナスポイントの有無を把握し、所望の商店街Gを選択して通信を行うことができる。
上記構成の作用について、図3ないし図5をも参照しながら説明する。
プローブ情報の提供者は通信料金マップMを理解し、自身の都合の良い通信エリア(例えば、通信料金が低く且つボーナスポイントの多く得られる通信エリア)に移動し、商店通信装置3を通じてプローブ情報をプローブセンタPに対して送信する。
図3は、プローブ情報通信システムの動作をシーケンス図により示している。この図3に示すように、まず車載装置2は、商店通信装置3との間で通信可能であるか否かを判定し(ステップS1)、通信可能であることを条件として商店通信装置3に対してプローブ情報の送信処理を行う(ステップS2)。尚、車載装置2は、基本的に商店街管理センタ装置4から送信されるコマンドに応じた動作を行うようになっている。商店街管理センタ装置4のコマンドには収集されるデータの即時性、および緊急度が設定されている。
ステップS1において車載装置2が商店通信装置3との間で通信可能ではないと判定したときには(ステップS1:NO)、車載装置2側において即時性が必要か否かを判定し(ステップS3)、即時性が必要であればプローブセンタPのパケット通信用通信装置8との間で通信確立しプローブ情報の送信処理を行う(ステップS3)。即時性が必要か否かは、ユーザが設定可能になっている。即時性が必要と設定されている場合には、パケット通信用通信装置8との間で通信処理を行う。これは本実施形態の特徴部分ではないため、図3にはその通信処理を図示していない。
ステップS2において、車載装置2がプローブ情報を商店通信装置3に対して送信すると、商店通信装置3はこのプローブ情報を受信する。商店通信装置3は、このプローブ情報を受信すると、このプローブ情報を商店街管理センタ装置4に対して通信網Lを通じて送信する(ステップS4)。
商店街管理センタ装置4が、このプローブ情報を受信すると、このプローブ情報に含まれるプローブ会員ID、商店街利用頻度データ等を確認する(ステップS5)。商店街管理センタ装置4は、プローブ情報の提供者からのアクセスを検知し、プローブ情報の提供者のID情報を検索し、システムの利用履歴をチェックする。商店街管理センタ装置4は、初めてアクセスがなされたと検知したときには、車載装置2に対して初めてアクセスがなされたことを通知する。車載装置2は、制御装置6の表示器6aを通じて「初めまして、○○様」と表示制御し、商店街Gの詳細マップや店舗案内のメニューを表示させる。
他方、商店街管理センタ装置4は、このプローブ会員ID、商店街利用頻度データ等を確認した後、プローブ情報をプローブセンタPに対して送信する(ステップS6)。プローブセンタPは、プローブ情報を受信すると当該プローブセンタPのデータベースにプローブ情報を記憶する。
プローブセンタPは、プローブ情報を受信すると、この対価として商店ポイントを商店街管理センタ装置4に対して発行し商店街G(もしくは商店S)に対して与える(ステップS7)。この商店ポイントは、プローブ情報が送信された商店街G(もしくは商店S)に対して発行されるポイントである。商店街Gは例えば商店ポイントを現金等に還元することができる。尚、この商店ポイントは、ブローブ情報の提供者に対して与えられるポイントではないが、必要に応じて、商店街G側からプローブ情報の提供者に対してボーナスポイントやその他の商品や現金等として還元するようにしても良い。
この後、商店街管理センタ装置4は、車載装置2に対して商店街情報をプローブセンタPもしくは商店通信装置3を通じて送信する(ステップS8)。この商店街情報は、プローブ情報が送信された車載装置2に対して送信され、商店通信装置3に対応した商店街G内の商店Sで販売されている商品の紹介情報や各種イベントセール情報等を示している。
車載装置2は、制御装置6の表示器に対してこの商店街情報を表示する。図4は、この表示画面の一例を示している。この図3に示すように、車載装置2は、商店街情報を受信するとこの商店街情報を制御装置6の表示器の画面に表示する。
このとき制御装置6は、図4に示すように、「プローブデータ通信処理中、○○(対応する商店街Gの中の商店Sの店名)でセール開催中、この商店街にはボーナスポイント発行店があります。詳しくはマークをクリックしてください。」という旨を示す情報と共に、マークQを表示器6aに対して表示する。このように、商店街Gや商店Sはプローブ情報の提供者(運転者等)に対して宣伝活動を行うことができる。
車両Cが受信したプローブ情報を商店通信装置3を通じてプローブセンタPに対して送信するには長時間必要とするため、車載装置2がボーナスポイントを受信するときには商店通信装置3との間で通信中となることが多い。プローブ情報の提供者は、プローブ情報(画像などの多大な容量のデータ)の送信時間中には、現在位置している商店街Gの情報を閲覧することができる。このとき、商店街管理センタ装置4は、通信料金マップMを参照してボーナスポイントを発行する商店Sの情報をプローブ情報の提供者(運転者)に対して送信することができる。
尚、制御装置6は、車両Cが走行中であることを検出したときにはマークNをノンイネーブルにして表示器6aに対して表示制御し、「走行中はクリックできません」という旨の表示制御を行う。これにより、マークNをクリックするときには運転者に対して車両Cを停止させなければならないという警告を伝達することができる。尚、ワンプッシュサービスを適用し、一回のみ操作を受付けるように構成しても良い。
なお、車載装置2が車両Cの走行状態を判定し、車両Cが走行していることが判定されると自動的にボーナスポイントを取得するようにしても良い。この場合、たとえ走行中に運転者が車載装置2の操作を行うことができなくても自動的にボーナスポイントを取得できると共に危険を極力回避することができる。
図4に戻って、車両Cの走行中の場合、プローブ情報の提供者はこの画面表示を確認し車両Cを停止させた後マークNをクリックする。すると車載装置2は、マークNがクリック操作されたときの操作信号を検出する。
車載装置2は、このクリック操作信号を受付けると、その場所の近隣の商店街G(もしくは商店S)から提供されるボーナスポイントを挿入口6aに挿入されたカードKに記憶させる。尚、プローブ情報の提供者は、ボーナスポイント記録用のカードKを所持しており当該カードKにはボーナスポイントが記録更新される。
このボーナスポイントは、商店街G(もしくは商店S)を利用する毎にプローブ情報提供者に対して付与されるポイントであり、このボーナスポイントを商店街G(もしくは商店S)内で例えば商店S内の買い物の代金の代わりとして使用することができる。
ボーナスポイントが記録更新されたとき、車載装置2が、もし仮にプローブ情報を70%送信中であると判定した場合には、「○○商店街Gのボーナスポイント獲得!、データ送信は70%完了しました。」というメッセージを制御装置6の表示器6aに対して表示する(図5参照)。
尚、このボーナスポイントは、カードKが店舗ポイント制御装置5のポーナスポイント記録口5aに挿入されると、商店街Gや商店Sの利用ポイントとして別途記録更新されるようにもなっている。
商店街G(商店S)が提供する無線によるネットワークNは、通信確立可能な通信距離が数十m〜数百m程度であるため、特に車両Cが走行中の場合にはボーナスポイントを獲得した商店街Gが構築するネットワークNを通じた通信が中断することもある。この場合には、図5に表示例を示すように、「残りのデータ送信は、次のエリアで実施します」というメッセージを制御装置6の表示器に対して表示する。
このとき、商店街管理センタ装置4は、通信リンクが切断されたことを検出し、プローブ情報を車載装置2に対して再送信要求する。車載装置2は、この再送信要求を受け付けると、他の商店通信装置3と通信可能なネットワークNを探索し、他の商店街Gが管理する他の商店通信装置3との間で通信確立し、その後通信確立した商店通信装置3を通じてプローブ情報を送信する。尚、商店街管理センタ装置4と車載装置2との間は、パケット通信用通信装置8を介して通信するようにしても良い。このような通信処理を繰り返すことで車載装置2は商店通信装置3を通じて商店街管理センタ装置4およびプローブセンタPに対してプローブ情報を全て送信することができる。これにより、たとえ一旦プローブ情報の送信処理が中断してもプローブ情報が再送信されるようになる。
このような本実施形態によれば、車載装置2の通信器7は商店街Gの住人により管理されたネットワークNを通じて商店街管理センタ装置4、プローブセンタPにプローブ情報を送信するため、商店通信装置3から通信網Lを通じたプローブセンタPまでの通信料金は商店街G側で支払われることになり、プローブ情報提供者はプローブ情報の送信料金を安価にすることができる。
しかも、プローブ情報提供者は商店街Gから商店街情報が送信されるため、商店街Gの情報を手軽に取得できる。逆に商店街Gは、当該商店街G内の商店Sの宣伝を行うことができる。さらに、プローブセンタPはプローブ情報を安価に取得することができる。
店舗ポイント制御装置5は、カードKがボーナスポイント記録口5aに挿入されると、ボーナスポイントを記録更新するため、商店Sは店舗ポイント制御装置5を利用したサービスを提供することができる。このボーナスポイントは、車載装置2の制御装置6からプローブ情報を送信したときにも更新されるため利便性を向上できる。
無線LAN通信、狭域無線通信、近距離無線通信、光通信の何れかの通信方式によりネットワークNが構築されているため、安価に構成することができる。特に無線LAN通信により構成すると、ネットワークNをより安価に構築できる。
車載装置2は、商店街管理センタ装置4から送信された通信料金マップMを制御装置6の表示器6aに対して表示するため、プローブ情報の提供者は通信料金の安価な商店通信装置3を通信料金マップから知ることができ、提供者に対するサービスを向上できる。
この通信料金マップMは、ボーナスポイント提供の有無が判別可能になっているため、プローブ情報の提供者は、このボーナスポイントの有無を一指標として何れの商店街Gの商店通信装置3と通信するかを選択することができる。
商店通信装置3は、商店Sから付与される店舗ポイントの有無を示すデータを車載装置2に対して送信するため、プローブ情報の提供者は店舗ポイントの有無を車載装置2から知ることができる。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形もしくは拡張が可能である。
プローブ情報の提供者が、複数の商店街Gに対応した複数の商店通信装置3の中から一つの商店街Gの商店通信装置3を選択して車載装置2が通信処理を開始するように構成したが、これに限定されるものではなく、車載装置2が利用可能なネットワークNの通信チャネルを探索し優先的に切替えて通信するように構成しても良い。これは、たとえパケット通信用通信装置8を利用して通信を行っていたとしても自動的に切替えられれば、プローブ情報の提供者は通信料金を安価にできるためである。
商店街G毎に商店通信装置3が設置されている実施形態を示したが、これに限定されるものではなく、商店S毎に商店通信装置3が設置されていても良い。
プローブ情報提供者がボーナスポイントを得るときにマークQが押下されたことを検出することで、車載装置2が当該車載装置2に搭載されたカードKにボーナスポイントを記録させるようにしたが、これに限定されるものではなく、店舗ポイント制御装置5のボーナスポイント記録口5aにカードKを差し込まない限りプローブ情報提供の対価としてのボーナスポイントを発行しないようにしても良い。この場合、商店Sはプローブ情報提供者を来店させることができるため、集客効果を向上できる。
本発明の一実施形態を示す概略的なブロック構成図 商店街に対応した通信使用料とボーナスポイントを表す通信料金マップの一例を示す図 処理の流れを示すシーケンス図 表示態様の一例を示す図(その1) 表示態様の一例を示す図(その2)
符号の説明
図面中、1はプローブ情報通信システム、2は車載装置、3は商店通信装置、4は商店街管理センタ装置、5は店舗ポイント制御装置、6は制御装置、7は通信器(通信手段)、8はパケット通信用通信装置、Lは通信網、Sは商店、Gは商店街、Cは車両、Pはプローブセンタを示す。

Claims (10)

  1. 車両側で検出されたプローブ情報を局所的な空中伝播信号により送信可能に構成された通信手段を備えた車載装置と、
    商店に対応して設置され前記車載装置の通信手段から前記局所的な空中伝播信号により送信される前記プローブ情報を受信可能に構成されると共に当該受信したプローブ情報を前記商店側で管理される通信網を通じて送信可能に構成された商店通信装置と、
    前記商店通信装置により前記通信網を通じてプローブ情報が送信されると、当該プローブ情報を送信した車載装置に対して前記商店側から付与される店舗ポイントを発行する商店街管理センタ装置とを備えたことを特徴とするプローブ情報通信システム。
  2. 前記商店に設置され、前記商店街管理センタ装置から発行された店舗ポイントを、プローブ情報の提供者の所持する店舗ポイント記憶媒体に記憶させる店舗ポイント制御装置を備えたことを特徴とする請求項1記載のプローブ情報通信システム。
  3. 前記局所的な空中伝播信号による通信は、無線LAN通信、狭域無線通信、近距離無線通信、光通信のいずれかの通信であることを特徴とする請求項1または2記載のプローブ情報通信システム。
  4. 前記車載装置は、前記局所的な空中伝播信号の利用可能な通信チャネルを検索し当該検索された利用可能な通信チャネルを検出したとき当該通信チャネルに対して優先的に切替えて通信することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のプローブ情報通信システム。
  5. 前記車載装置は表示手段を備え、
    前記商店街管理センタ装置は前記車載装置が前記商店通信装置に対し通信接続するための通信料金を表わす通信料金マップを前記車載装置に送信し、
    前記車載装置は、前記送信された通信料金マップを前記表示手段に対して表示することを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載のプローブ情報通信システム。
  6. 前記通信料金マップは、店舗ポイント提供の有無が判別可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載のプローブ情報通信システム。
  7. 前記商店通信装置は、前記商店から付与される店舗ポイントの有無を示すデータを前記車載装置に対して送信するように構成されていることを特徴とする請求項5または6記載のプローブ情報通信システム。
  8. 前記車載装置は、
    車両が走行しているか否かを判定する判定手段を備え、
    前記判定手段により車両が走行していることが判定されたことを条件として店舗ポイントを取得することを特徴とする請求項7記載のプローブ情報通信システム。
  9. 前記車載装置が前記通信手段によりプローブ情報を前記商店街管理センタ装置に対して通信するときに通信中断したときには、前記商店街管理センタ装置は前記プローブ情報を前記車載装置に対し再送信要求することを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載のプローブ情報通信システム。
  10. 車両側で検出されたプローブ情報を商店に対応して路上に設置された商店通信装置に対して局所的な空中伝播信号により送信する通信手段と、
    前記商店通信装置からプローブ情報が通信網を通じて商店街管理センタ装置に送信され店舗ポイントが発行されると当該発行された店舗ポイントを車両に搭載された店舗ポイント記憶媒体に記憶制御する制御手段とを備えたことを特徴とする車載装置。

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