JP2007047577A - 投影装置用補助装置および投影システム - Google Patents

投影装置用補助装置および投影システム Download PDF

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Abstract

【課題】投影装置の機能を拡張できる投影装置用補助装置を提供する。
【解決手段】プロジェクタ10は、クレードル30上に載置されると投影輝度を高める一方、単体で使用される場合は投影輝度を抑える。プロジェクタ10は、クレードル30上に載置されるとプロジェクタ10からクレードル30へ音声信号を送信し、クレードル30からステレオ再生させる。プロジェクタ10は、クレードル30上に載置されるとクレードル30の操作部材153から操作される。プロジェクタ10は、クレードル30上に載置されるとクレードル30に装着されたメモリカード210や220に記録されている画像データによる再生像を投影する。プロジェクタ10は、クレードル30上に載置されると自身のバッテリーより先にクレードル30の電源を使用する。
【選択図】図5

Description

本発明は、光学像を投影する投影装置に用いる補助装置および投影システムに関する。
投影機能を備えた小型電子機器が知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載のプロジェクタ付き携帯電話機は、通話者が通話しながら通話者自身の手のひらに情報を投影したり、通話しながら壁面に情報を投影したりする。
特開2000−236375号公報
特許文献1には、投影機能を拡張させる技術について開示されていない。
本発明による投影装置用補助装置は、光学像を投影する投影装置との間で通信を行う通信手段と、通信手段によって投影装置との間で通信を行う場合、通常機能より広範囲で投影装置を動作させる投影補助手段とを備えることを特徴とする。
請求項1に記載の投影装置用補助装置はさらに、音声再生装置、データ読出し装置、操作部材、および電源供給手段を備えてもよい。この場合の投影補助手段は、(1)通信によって投影装置から取得した音声信号を再生するように音声再生装置を制御する、(2)通信によって投影装置から取得した要求信号に応じて記録媒体から読出した画像データを投影装置へ送信するようにデータ読出し装置および通信手段をそれぞれ制御する、(3)操作部材から出力される操作信号に応じてフォーカス調節指示信号を投影装置へ送信するように通信手段を制御する、(4)投影装置へ電源を供給するように電源供給手段を制御する、(5)投影輝度を高める制御信号を投影装置へ送信するように通信手段を制御する、のうち少なくとも1つの制御を行うことができる。
本発明による投影システムは、光学像を投影する投影手段、投影装置用補助装置との間で通信を行う第1通信手段、および第1通信手段によって投影装置用補助装置との間で通信を行う場合、通常機能より広範囲で投影手段を動作させる投影制御手段を有する投影装置と、投影装置との間で通信を行う第2通信手段、および第2通信手段によって投影装置との間で通信を行う場合、通常機能より広範囲で投影装置を動作させる投影補助手段を有する投影装置用補助装置とを備えることを特徴とする。
請求項3に記載の投影システムにおいて、投影制御手段は、通信によって投影装置用補助装置から取得した制御信号に応じて投影輝度を高めるように投影手段を制御することもできる。
請求項3または4に記載の投影システムにおいて、投影制御手段は、投影装置用補助装置から取得する画像データによる再生像を投影手段に投影させる場合、要求信号を第1通信手段から投影装置用補助装置へ送信させ、要求信号に応じて投影装置用補助装置から送信され、第1通信手段で受信した画像データによる再生像を投影手段に投影させることもできる。
請求項3または4に記載の投影システムにおいて、投影制御手段は、投影装置用補助装置との間で通信を行う場合、音声信号を第1通信手段から投影装置用補助装置へ送信させることもできる。
本発明による投影装置用補助装置、投影システムでは、投影装置の機能を拡張できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。本発明による投影システムは、プロジェクタおよびクレードルによって構成される。クレードル上にプロジェクタが載置されると、クレードルおよびプロジェクタはインターフェース接続され、両者の間で通信および電源供給を行う。インターフェースには、少なくとも制御信号ライン(Control I/F)、データ信号ライン(Data I/F)、および電源ラインが含まれる。
≪プロジェクタ≫
図1は、本発明の一実施の形態による小型プロジェクタの三面図である。図1(a)は左側面図、図1(b)は平面図、図1(c)は正面図である。プロジェクタ10は、制御部1と投射部2とを構成するそれぞれの筐体がヒンジ部3によって回動自在に支持されている。ヒンジ部3は、投射部2の長手方向において端部寄りに配設され、ヒンジ部3の回転軸は制御部1および投射部2の対向するそれぞれの面と垂直である。ヒンジ部3には不図示のクリック機構が設けられており、制御部1および投射部2間の相対角θが、たとえば90度の位置、180度の位置、および270度の位置でそれぞれクリック機構がはたらく。なお、ヒンジ部3は上述したクリック位置でなくても、任意の角度で支持可能に構成されている。制御部1には、不図示のストラップなどを装着可能なストラップ取り付け部材15が備えられている。
制御部1の上面には、操作部材103が配設されている。操作部材103はメインスイッチ、光源オン/オフスイッチなどを含み、プロジェクタ10が単体で使用される場合に操作される。投射部2の上面には、フォーカス調節ダイアル13が配設されている。フォーカス調節ダイアル13は、後述する投影光学系のフォーカス調節の際に操作される。
投影像は、投射部2の正面に位置する開口21から射出される。開口21の配設位置は、投射部2の長手方向においてヒンジ部3と反対側である。
図2は、ヒンジ部3が回動したプロジェクタ10の3態様を例示する図である。図2(a)は、ヒンジ部3を回動軸として相対角θ=90度まで投射部2を回動させた図、図2(b)は、ヒンジ部3を回動軸として相対角θ=180度まで投射部2を回動させた図、図2(c)は、ヒンジ部3を回動軸として相対角θ=270度まで投射部2を回動させた図である。図2(a)〜図2(c)のそれぞれにおいて、光束Bは投射部2から発せられる投影ビームを表す。
プロジェクタ10が平面上に載置される場合、制御部1の上面1aもしくは下面1bを下にして載置される。プロジェクタ10が図2(a)および図2(b)の態様の場合、プロジェクタ10は面1aを下に載置される。プロジェクタ10が図2(c)の態様の場合、プロジェクタ10は面1bを下に載置される。制御部1のサイズは投射部2のサイズより大きいので、回動されている投射部2が載置平面に接しなくてもプロジェクタ10の姿勢が安定する。なお、制御部1および投射部2間の相対角θが0度にされた図1の状態(収納姿勢)のプロジェクタ10は、制御部1の上面1aおよび下面1bのいずれの面を下にしても平面上に載置可能である。また、プロジェクタ10は収納姿勢でも投影可能である。
図3は、プロジェクタ10および後述するクレードル30の回路構成を説明するブロック図である。図3において、プロジェクタ10の制御部1には、CPU101と、メモリ102と、操作部材103と、液晶表示器104と、スピーカー105と、外部インターフェース(I/F)106と、電源回路107と、検出スイッチ110とが備えられ、バッテリー108、およびメモリカード200がそれぞれ装着されている。
投射部2には、投影レンズ121と、液晶パネル122と、LED光源123と、投射制御回路124と、レンズ駆動回路125と、姿勢センサ130とが備えられている。
コントローラであるCPU101は、制御プログラムに基づいて、プロジェクタ10を構成する各部から入力される信号を用いて所定の演算を行うなどして、プロジェクタ10の各部に対する制御信号を送出することにより、プロジェクタ10の投影動作を制御する。なお、制御プログラムはCPU101内の不図示の不揮発性メモリに格納されている。CPU101はさらに、プロジェクタ10が投影する画像のデータに対する台形歪み補正(キーストン補正)を画像処理によって行う。
メモリ102はCPU101の作業用メモリとして使用される。操作部材103は、上述したメインスイッチ、光源オン/オフスイッチなどを含み、各操作スイッチに対応する操作信号をCPU101へ送出する。
メモリカード200は不揮発性メモリによって構成され、制御部1の左側面に配設されるカードスロット14(図1)より着脱可能に構成されている。メモリカード200は、CPU101からの指令により映像・音声データなどのデータの書き込み、保存および読み出しが可能である。
外部インターフェース(I/F)106は、CPU101の指令により後述するクレードル、もしくはクレードルに接続されている外部機器との間でデータを送受信する。送受信するデータは、映像・音声データや、プロジェクタ10に対する制御信号である。外部インターフェース(I/F)106には、電源ラインも含まれている。
スピーカー105は、CPU101から出力された音声信号による音声を再生する。液晶表示器104は、CPU101の指令によりテキストなどの情報を表示する。テキスト情報は、プロジェクタ10の動作状態を示す情報や操作メニューなどである。
バッテリー108は充電可能な二次電池によって構成され、プロジェクタ10内の各部へ電力を供給する。電源回路107はDC/DC変換回路、充電回路、および電圧検出回路を含み、バッテリー108の電圧をプロジェクタ10内の各部で必要な電圧に変換する他、バッテリー108の電圧が低く、残容量が低下している場合に外部インターフェース(I/F)106を介して供給される充電用電流でバッテリー108を充電する。また、電源回路107は、外部インターフェース(I/F)106を介して電源が供給される場合、供給された電源をバッテリー108より優先して使用するように構成される。
開閉角度検出スイッチ110はヒンジ部3の回動角を検出し、制御部1および投射部2間の相対角θが0度(収納姿勢)にされたことを検出するとオフ信号をCPU101へ送出し、上記角度以外ではオン信号を送出する。
投射制御回路124は、CPU101の指令により液晶パネル122、LED光源123およびレンズ駆動回路125をそれぞれ制御する。投射制御回路124は、CPU101から出力されるLED駆動信号に応じてLED光源123に所定の電流を供給する。LED光源123は、供給電流に応じた明るさで液晶パネル122を照明する。
投射制御回路124は、CPU101から送信される画像データに応じて液晶パネル駆動信号を生成し、生成した駆動信号で液晶パネル122を駆動する。具体的には、液晶層に対して画像信号に応じた電圧を画素ごとに印加する。電圧が印加された液晶層は液晶分子の配列が変わり、当該液晶層の光の透過率が変化する。このように、画像信号に応じてLED光源123からの光を変調することにより、液晶パネル122が光像を形成する。
レンズ駆動回路125は、投射制御回路124から出力される制御信号に基づいて、投影レンズ121を光軸に対して直交する方向へ進退移動させる。投影レンズ121は、液晶パネル122から射出される光像をスクリーンなどへ向けて投影する。
姿勢センサ130は、投射部2の姿勢を検出し、検出信号を投射制御回路124を介してCPU101へ送出する。これによりCPU101は、プロジェクタ10が収納姿勢の状態にあるか、図2(a)〜図2(c)のいずれの状態にされているかを判定する。
(投射像のオフセット)
CPU101は、投影レンズ121を光軸に直交する向きにシフトさせることによって光束Bの射出方向を変え、投射像をオフセットさせる。CPU101は、図2(a)の状態を判定した場合、光束Bの一部が載置平面でけられないように光束Bを面1aの延長面から離れる向きに射出させる。つまり、光束Bの上端が面1aの延長面より下に向くように投影レンズ121をシフトさせる。
CPU101はまた、図2(c)の状態を判定した場合、光束Bの一部が載置平面でけられないように光束Bを面1bの延長面から離れる向きに射出させる。つまり、光束Bの下端が面1bの延長面より上に向くように投影レンズ121をシフトさせる。
CPU101はさらに、図2(b)の状態を判定した場合には、光束Bの下端が面1bの延長面より上を向くように投影レンズ121をシフトさせる。また、収容姿勢の状態(図1)を判定した場合にも、光束Bの下端が面1bの延長面より上を向くように投影レンズ121をシフトさせる。
投射像のオフセットは、投影レンズ121をシフトさせて行う他にも、液晶パネル122、LED光源123を光軸に対して垂直方向にシフトさせて行う構成としてもよい。すなわち、投影レンズ121と液晶パネル122の相対的位置関係を光軸に垂直な方向に変化させることで、投射像のオフセットを実現できる。
(投射像のキーストン補正)
投影レンズ121、液晶パネル122、LED光源123の一部を光軸に対して垂直方向にシフトさせる際には、そのシフト量に応じて投影するデータに対するキーストン補正を行う。投射像に上述したオフセットを与えるだけでは投射像が台形状に変化する。そこで、CPU101は投射像を台形状から長方形状に補正するために画像処理による電気的なキーストン補正を施す。CPU101内には、あらかじめ図2(a)〜図2(c)の各状態で投射像を長方形状に補正するための初期補正値が記憶されている。CPU101は、この初期補正値をもとに、投影する像のデータに対してメモリ102上でキーストン補正処理を施す。なお、図2(a)〜図2(c)の各状態だけでなく、角度θに対応したキーストン補正処理を施してもよい。
(制御部の内部配置)
制御部1における筐体内の構成の要部配置について、図1(a)〜図1(c)を参照して説明する。バッテリー108は制御部1に実装される。メモリカード200は、不図示の主回路基板上に実装されているカードコネクタ(不図示)に装着される。主回路基板にはさらに、外部インターフェース(I/F)106を構成するコネクタ106Aが設けられている。なお、図1(c)の正面図では、投射部2内に配設されている構成の図示を省略し、制御部1内の構成の要部配置のみを図示している。
(投射部の内部配置)
投射部2における筐体内の構成の要部配置について、図1(b)を参照して説明する。投射部2には、投影レンズ121を含む投影光学系12と、液晶パネル122を実装する基板122Aと、集光光学系54と、LED光源123を実装する基板123Aと、基板123A上のLED光源123で発生した熱を放熱する放熱部材53とが配設されている。投影光学系12は、液晶パネル122を透過し、投射部2内を右方向へ進む光束を下方へ折り曲げた後、光束Bとして射出する。
投影光学系12は、フォーカス調節ダイアル13が回転操作されると、回転操作量に応じて光軸方向(図1(b)において左右方向)に進退移動するように構成されている。この進退移動により、投影像のフォーカス調節が行われる。
放熱部材53は、熱伝導性が高い材料によって形成される。また、放熱部材53は投射部2内においてヒンジ部3と一体化され、放熱部材53からヒンジ部3へも熱を伝導するように構成される。放熱部材53は、その表面に形成されている放熱フィン(不図示)から放熱する他に、投射部2の筐体へも放熱するように構成されている。具体的には、収納姿勢の状態で制御部1と対向する投射部2の筐体面の内側において、放熱部材53と上記筐体面との間に熱伝導性が高い充填材60を充填したり、高熱伝導性シートを挟んだりする。
(プロジェクタのメイン処理)
上述したプロジェクタ10のCPU101によって行われるメイン処理の流れについて、図4のフローチャートを参照して説明する。図4による処理は、操作部材103を構成するメインスイッチがオン操作されると起動する。図4のステップS1において、CPU101は、クレードル30から制御信号が送信されているか否かを判定する。CPU101は、外部インターフェース(I/F)106によって制御信号が受信された場合にステップS1を肯定判定してステップS2へ進み、制御信号が受信されていない場合にはステップS1を否定判定し、ステップS5へ進む。
ステップS2へ進むCPU101は、プロジェクタ10がクレードル30上の所定位置に載置されたとみなす。ステップS2において、CPU101は、スピーカー105による再生の代わりにクレードル30(ステレオスピーカー)から再生するように切替えてステップS3へ進む。具体的には、スピーカー105への音声信号の送信を停止し、クレードル30へ音声信号を送信するように切り替える。
ステップS3において、CPU101は投射制御回路124へ指令を送り、LED光源123への供給電流を通常レベルより所定電流だけアップさせてステップS4へ進む。これにより、プロジェクタ10による投影像の輝度を通常時(プロジェクタ10が単体で使用される場合の投影輝度)より高くするように設定される。
ステップS5へ進むCPU101は、プロジェクタ10が単体で使用されるとみなす。ステップS5において、CPU101は、スピーカー105による再生に切替えてステップS6へ進む。具体的には、音声信号の送信先をクレードル30からスピーカー105へ切り替える。
ステップS6において、CPU101は投射制御回路124へ指令を送り、LED光源123への供給電流を通常レベルに設定してステップS4へ進む。これにより、プロジェクタ10による投影像の輝度を通常時の輝度にするように設定される。
ステップS4において、CPU101は投影が指示されたか否かを判定する。CPU101は、操作部材103を構成する光源オン/オフスイッチからオン操作信号が入力される、もしくはクレードル30からのオン指示が外部インターフェース(I/F)106を介して入力された場合、ステップS4を肯定判定してステップS7へ進み、オン操作信号およびオン指示のいずれも入力されない場合にはステップS4を否定判定し、ステップS16へ進む。
ステップS7において、CPU101は投射制御回路124へ指令を送り、再生画像の投影を開始させてステップS8へ進む。
ステップS8において、CPU101は、記録日時が最も新しい画像データをメモリカード200から読出し、読出した画像データを再生用の画像データとする。CPU101が再生用画像データを投射制御回路124へ送信することにより、再生用画像データによる再生画像が投影される。なお、CPU101は、投影中の画像のデータファイルに対応付けられて音声データが記憶されている場合、当該音声データによる音声を再生させる。なお、再生スピーカーは、ステップS2もしくはステップS5において切替えられているスピーカーである。
ステップS9において、CPU101は、コマ送り/コマ戻し操作が行われたか否かを判定する。CPU101は、操作部材103からコマ送りもしくはコマ戻しを指示する操作信号が入力されるとステップS9を肯定判定してステップS8へ戻り、操作信号に対応する画像データをメモリカード200から読出し、読出した画像データを再生用の画像データとする。一方、CPU101は、操作部材103からコマ送りおよびコマ戻しを指示する操作信号がいずれも入力されない場合には、ステップS9を否定判定してステップS10へ進む。
ステップS10において、CPU101は、ソース切替え操作が行われたか否かを判定する。CPU101は、操作部材103からソース切替えを指示する操作信号が入力されるとステップS10を肯定判定してステップS14へ進み、ソース切替えを指示する操作信号が入力されない場合にはステップS10を否定判定してステップS11へ進む。
ステップS11において、CPU101は、投影終了が指示されたか否かを判定する。CPU101は、操作部材103を構成する光源オン/オフスイッチからオフ操作信号が入力される、もしくはクレードル30からのオフ指示が外部インターフェース(I/F)106を介して入力された場合、ステップS11を肯定判定してステップS13へ進み、オフ操作信号およびオフ指示のいずれも入力されない場合にはステップS11を否定判定し、ステップS12へ進む。
ステップS13において、CPU101は投射制御回路124へ指令を送り、再生画像の投影を終了させてステップS16へ進む。ステップS12において、CPU101は、再生用画像データが記録画像か否かを判定する。CPU101は、再生用画像データがメモリカード200に記録されている記録画像である場合にステップS12を肯定判定してステップS9へ戻り、再生用画像データが外部インターフェース(I/F)106から入力された画像である場合にはステップS12を否定判定し、ステップS10へ戻る。
ステップS14において、CPU101は、投影する画像データ(再生用の画像データ)を切替えてステップS15へ進む。具体的には、ソース切替え操作が行われるごとに、メモリカード200から読み出した画像データと、外部インターフェース(I/F)106から入力される画像データとを切替えてステップS15へ進む。外部インターフェース(I/F)106から入力される画像データに切替える場合のCPU101は、投影ソース要求信号を外部インターフェース(I/F)106からクレードル30へ送信させる。
ステップS15において、CPU101は、切替え後の再生用画像データが記録画像か否かを判定する。CPU101は、再生用画像データがメモリカード200に記録されている記録画像に切替えられた場合にステップS15を肯定判定してステップS8へ戻り、画像データをメモリカード200から読出し、読出した画像データを再生用の画像データとする。一方、CPU101は、再生用画像データが外部インターフェース(I/F)106から入力される画像データに切替えられた場合には、ステップS15を否定判定してステップS10へ戻る。この場合はコマ送り/戻し操作の判定は不要である。
ステップS16において、CPU101は、メインスイッチがオフされたか否かを判定する。操作部材103を構成するメインスイッチがオフ操作されるとステップS16を肯定判定してステップS17へ進み、メインスイッチがオフ操作されない場合にはステップS16を否定判定し、ステップS1へ戻る。ステップS17において、CPU101は、所定の電源オフ処理を行って図4による処理を終了する。
≪クレードル≫
図5は、クレードル30の上にプロジェクタ10が載置された状態のクレードル30およびプロジェクタ10を示す三面図である。図5(a)は左側面図、図5(b)は平面図、図5(c)は正面図である。
図5(b)において、クレードル30の上面の面積はプロジェクタ10の上面の面積より広く構成される。したがって、クレードル30上の所定位置にプロジェクタ10を重ねて載置すると、クレードル30の上面の一部の領域が露出する。この領域には、クレードル30の操作部材153およびフォーカス調節ダイアル32が配設されている。操作部材153は、メインスイッチ、光源オン/オフスイッチ、投影ソース切替えスイッチなどを含み、クレードル30からプロジェクタ10に対する操作が行えるように構成されている。
図3において、クレードル30には、CPU151と、メモリ152と、操作部材153と、ハードディスクドライブ(HDD)154と、電源回路156と、検出スイッチ158と、ファン159と、プロジェクタインターフェース(I/F)160と、ステレオスピーカーシステム161と、外部インターフェース(I/F)155とが備えられ、バッテリー157、およびメモリカード210および220がそれぞれ装着されている。
コントローラであるCPU151は、制御プログラムに基づいて、クレードル30を構成する各部から入力される信号を用いて所定の演算を行うなどして、クレードル30の各部に対する制御信号を送出することにより、クレードル30の動作を制御する。なお、制御プログラムはCPU151内の不図示の不揮発性メモリに格納されている。
メモリ152はCPU151の作業用メモリとして使用される。操作部材153は、上述した各操作スイッチに対応する操作信号をCPU151へ送出する。
メモリカード210および220は、それぞれが不揮発性メモリによって構成された異なるタイプの記録媒体である。メモリカード210は、クレードル30の左側面に配設されるカードスロット34(図5(a))より着脱可能に構成され、メモリカード220はカードスロット35(図5)より着脱可能に構成される。メモリカード210および220は、CPU151からの指令によってそれぞれ個別に映像・音声データなどのデータの書き込み、保存および読み出しが可能である。
ハードディスクドライブ(HDD)154は、メモリカードに比べて大容量の記録装置である。ハードディスクドライブ(HDD)154は、CPU151からの指令により映像・音声データなどのデータの書き込み、保存および読み出しが可能である。ハードディスクドライブ(HDD)154は、プロジェクタ10が投影した画像データそのものをコピーして保存したり、プロジェクタ10が投影した画像データの履歴情報を保存したりすることも可能に構成される。
外部インターフェース(I/F)155は、CPU151の指令によりパーソナルコンピュータ(PC)などの外部機器との間でデータを送受信する。送受信するデータは、映像・音声データや、プロジェクタ10に対する制御信号である。ステレオスピーカーシステム161は、CPU151から出力される音声信号をステレオ再生する。ステレオスピーカー161(左161L、右161R)は増幅回路を含み、各スピーカーの口径はプロジェクタ10側のスピーカー105に比べて大きく構成され、より高品位の再生が行える。
バッテリー157は充電可能な二次電池によって構成され、クレードル30内の各部へ電力を供給する。電源回路156はDC/DC変換回路、充電回路、および電圧検出回路を含み、バッテリー157の電圧をクレードル30内の各部で必要な電圧に変換する他、バッテリー157の電圧が低く、残容量が低下している場合には不図示の商用電源を介して供給される電流でバッテリー157を充電する。
電源回路156はさらに、クレードル30上に載置されているプロジェクタ10側へも電源供給を行うように構成されている。バッテリー157の容量は、プロジェクタ10側のバッテリー108の容量より大きく構成されており、クレードル30に商用電源が接続されていない場合でも、バッテリー157の電力でクレードル30およびプロジェクタ10を十分駆動できる。
検出スイッチ158はクレードル30上の所定位置にプロジェクタ10が載置された場合にオンされ、検出信号をCPU151へ送出する。プロジェクタ10が所定位置に載置されていない場合にはオフされ、検出信号は送出しない。
プロジェクタインターフェース(I/F)160は、CPU151の指令によりプロジェクタ10との間でデータを送受信する。送受信するデータは、映像・音声データや、プロジェクタ10に対する制御信号である。プロジェクタインターフェース(I/F)160には、電源ラインも含まれている。
(クレードルの内部配置)
クレードル30における筐体内の構成の要部配置について、図5(a)〜図5(c)を参照して説明する。バッテリー157は、筐体の略中央部に実装される。メモリカード210は、不図示の主回路基板上に実装されている第1カードコネクタ(不図示)に装着され、メモリカード220は、上記主回路基板上に実装されている第2カードコネクタ(不図示)に装着される。メモリカード210および220は、両方を実装してもよいし、いずれか一方のみを実装してもかまわない。
主回路基板にはさらに、プロジェクタインターフェース(I/F)160を構成するコネクタ160Aと、外部インターフェース(I/F)155を構成するコネクタ(不図示)が設けられている。プロジェクタ10がクレードル30上の所定位置に載置されると、クレードル30側のコネクタ160A(凸コネクタ)とプロジェクタ10側のコネクタ106A(凹コネクタ)とが嵌合する。なお、図5では、プロジェクタ10内に配設されている構成の図示を省略し、クレードル30内の構成の要部配置のみを図示している。
フォーカス調節ダイアル32は、載置状態のプロジェクタ10の下に隠れない位置に配設される。ダイアル31は、載置状態のプロジェクタ10のフォーカス調節ダイアル13の直下に位置するように配設される。図5(a)〜図5(c)に示されるように、フォーカス調節ダイアル32およびダイアル31は共通の回転軸Axで接続されている。フォーカス調節ダイアル32の直径は、ダイアル31の直径より大きい。ダイアル31は、外周に歯(不図示)が形成された平歯車によって構成されている。一方、プロジェクタ10側のフォーカス調節ダイアル13も、外周に歯(不図示)が形成された平歯車によって構成される。ダイアル31およびフォーカス調節ダイアル13の直径は略等しく構成される。
プロジェクタ10がクレードル30上の所定位置に載置されると、ダイアル31およびフォーカス調節ダイアル13が係合する。これにより、フォーカス調節ダイアル32が回転操作されると、回転運動が回転軸Axおよびダイアル31を介してフォーカス調節ダイアル13へ伝達される結果、プロジェクタ10による投影像のフォーカスが調節される。クレードル30側のフォーカス調節ダイアル32の直径がプロジェクタ10側のフォーカス調節ダイアル13の直径より大きいため、プロジェクタ10においてフォーカス調節ダイアル13を回転操作する場合に比べて、フォーカス調節ダイアル32を回転操作する方が素早くフォーカス調節できる。
クレードル30の上面にはプロジェクタ10からの熱を放熱する放熱部材33が設けられている。放熱部材33はフィン状に形成され、収納姿勢にされているプロジェクタ10の制御部1および投射部2間の空隙に挿入される。上述したように、投射部2内で発生した熱は充填材60を介して投射部2の筐体へ伝導されているので、投射部2の熱は放熱部材33を介してクレードル30側の筐体へさらに伝導される。
冷却ファン159は、載置状態のプロジェクタ10のヒンジ部3の下であって、クレードル30の筐体上面に近接するように配設される。ファン159による送風の向きは図5(c)において上向きとし、クレードル30の筐体上部には不図示の通気孔が設けられている。また、プロジェクタ10の制御部1および投射部2の筐体についても、ファン159に対応する位置に不図示の通気孔が設けられる。これにより、クレードル30のファン159によってプロジェクタ10の放熱効果が高められている。
ハードディスクドライブ(HDD)154は、たとえば、クレードル30の筐体内でファン159の下部に配設される。ステレオスピーカー161Lおよび161Rは、筐体正面の裏側にそれぞれ配設される。
(クレードルのメイン処理)
上述したクレードル30のCPU151によって行われるメイン処理の流れについて、図6のフローチャートを参照して説明する。図6による処理は、操作部材153を構成するメインスイッチがオン操作されると起動する。図6のステップS51において、CPU151は、検出スイッチ158がオンされているか否かを判定する。CPU151は、検出スイッチ158から検出信号が入力されている場合(検出スイッチオン)にステップS51を肯定判定してステップS52へ進み、検出スイッチ158から検出信号が入力されていない場合(検出スイッチオフ)にはステップS51を否定判定し、ステップS59へ進む。
ステップS52において、CPU151は、プロジェクタインターフェース(I/F)160からプロジェクタ10へ制御信号を送信させてステップS53へ進む。ステップS53において、CPU151は、プロジェクタ10から投影ソースを要求されたか否かを判定する。CPU151は、プロジェクタインターフェース(I/F)160によって投影ソース要求信号が受信されている場合にステップS53を肯定判定してステップS54へ進み、投影ソース要求信号が受信されていない場合にはステップS53を否定判定し、ステップS59へ進む。
ステップS59へ進む場合のCPU151は、プロジェクタ10から音声信号が送信される場合、プロジェクタインターフェース(I/F)160によって受信される音声データによる音声をステレオスピーカー161からステレオ再生させる。プロジェクタ10から音声信号が送信されるのは、プロジェクタ10内に装着されているメモリカード200に記録されている画像データによる再生画像をプロジェクタ10が投影する場合である。
ステップS54において、CPU151は、記録日時が最も新しい画像データをメモリカード210から読出し、読出した画像データをプロジェクタ10へ送信する画像データとする。CPU151が画像データをプロジェクタ10へ送信することにより、この画像データによる再生画像がプロジェクタ10によって投影される。なお、CPU151は、投影中の画像のデータファイルに対応付けられて音声データが記憶されている場合、当該音声データによる音声をステレオスピーカー161からステレオ再生させる。
ステップS55において、CPU151は、コマ送り/コマ戻し操作が行われたか否かを判定する。CPU151は、操作部材153からコマ送りもしくはコマ戻しを指示する操作信号が入力されるとステップS55を肯定判定してステップS54へ戻り、操作信号に対応する画像データをメモリカード210から読出し、読出した画像データをプロジェクタ10へ送信する画像データとする。一方、CPU151は、操作部材153からコマ送りおよびコマ戻しを指示する操作信号がいずれも入力されない場合には、ステップS55を否定判定してステップS56へ進む。
ステップS56において、CPU151は、ソース切替え操作が行われたか否かを判定する。CPU151は、操作部材153からソース切替えを指示する操作信号が入力されるとステップS56を肯定判定してステップS61へ進み、ソース切替えを指示する操作信号が入力されない場合にはステップS56を否定判定してステップS57へ進む。
ステップS57において、CPU151は、投影ソースの要求が終了したか否かを判定する。CPU151は、プロジェクタインターフェース(I/F)160を介して投影ソースを要求する信号が入力されなくなった場合、ステップS57を肯定判定してステップS59へ進み、投影ソースの要求が継続されている場合にはステップS57を否定判定してステップS58へ進む。
ステップS58において、CPU151は、プロジェクタ10へ送信している画像データが記録画像か否かを判定する。CPU151は、送信中の画像データがメモリカード210、メモリカード220、およびハードディスクドライブ(HDD)154のいずれかに記録されている記録画像である場合、ステップS58を肯定判定してステップS55へ戻る。CPU151は、送信中の画像データが外部インターフェース(I/F)155から入力された画像である場合にはステップS58を否定判定し、ステップS56へ戻る。
ステップS61において、CPU151は、プロジェクタ10へ送信する画像データを切替えてステップS62へ進む。具体的には、ソース切替え操作が行われるごとに、メモリカード210から読み出した画像データと、メモリカード220から読み出した画像データと、ハードディスクドライブ(HDD)154から読み出した画像データと、外部インターフェース(I/F)155から入力される画像データとを順次切替えてステップS62へ進む。なお、クレードル30にメモリカードが装着されていない場合は、該当する記録媒体からの画像データ読出しをスキップする。
ステップS62において、CPU151は、プロジェクタ10へ送信する画像データが記録画像か否かを判定する。CPU151は、送信する画像データがメモリカード210、メモリカード220、およびハードディスクドライブ(HDD)154のいずれかに記録されている記録画像である場合にステップS62を肯定判定してステップS54へ戻り、該当する記録媒体から画像データを読出し、読出した画像データをプロジェクタ10へ送信する画像データとする。一方、CPU151は、送信する画像データが外部インターフェース(I/F)155から入力される画像データに切替えられた場合には、ステップS62を否定判定してステップS56へ戻る。この場合はコマ送り/戻し操作の判定は不要である。
ステップS59において、CPU151は、メインスイッチがオフされたか否かを判定する。CPU151は、操作部材153を構成するメインスイッチがオフ操作されるとステップS59を肯定判定してステップS60へ進み、メインスイッチがオフ操作されない場合にはステップS59を否定判定し、ステップS51へ戻る。ステップS60において、CPU151は、所定の電源オフ処理を行って図6による処理を終了する。
以上説明した実施形態の投影システムによれば、次の作用効果が得られる。
(1)クレードル30上にプロジェクタ10が載置された場合、プロジェクタ10による投影輝度を高める(ステップS3)ようにしたので、プロジェクタ10が単体で使用される通常時に比べて高品位の投影像が得られる。一方、プロジェクタ10が単体で使用される通常時はクレードル30に載置される場合と比べて投影輝度を抑えたので、プロジェクタ10内のバッテリー108の電力消費を抑えることができる。
(2)クレードル30上にプロジェクタ10が載置された場合、プロジェクタ10からクレードル30へ音声信号を送信し(ステップS2)、クレードル30からステレオ再生させるようにしたので、プロジェクタ10が単体で使用される通常時(スピーカー105による再生)に比べて高音量で高品位の再生音が得られる。
(3)クレードル30上にプロジェクタ10が載置された場合、クレードル30の操作部材153からプロジェクタ10に対する操作が行えるようにしたので、使用者にとって扱いやすい。また、クレードル30に大きなフォーカス調節ダイアル32を設け、プロジェクタ10においてフォーカス調節ダイアル13を回転操作する通常時に比べて素早くフォーカス調節できるようにしたので、使用者にとって操作が楽になる。
(4)クレードル30に異なるタイプのメモリカード210、220を装着できるように構成し、クレードル30上にプロジェクタ10が載置された場合、メモリカード210や220に記録されている画像データによる再生像をプロジェクタ10から投影するようにした。これにより、プロジェクタ10に備えるカードスロットの数を抑えてプロジェクタ10を小型に構成できる上に、プロジェクタ10の機能では通常読出すことができない(プロジェクタ10のカードスロットと異なる)タイプのメモリカードに記録されている画像データの像をプロジェクタ10で投影させることが可能になる。
(5)クレードル30上にプロジェクタ10が載置された場合、クレードル30からプロジェクタ10へ電源を供給し、プロジェクタ10内のバッテリー108より先にクレードル30の電源を使用するようにしたので、バッテリー108を温存しておくことができる。これにより、プロジェクタ10が通常は使用できない外部電源を使用することができ、プロジェクタ10がクレードル30から外された場合には、温存したバッテリー108によって長時間の使用が可能になる。
(6)クレードル30上にプロジェクタ10が載置された場合、プロジェクタ10の投射部2で発生した熱をクレードル30に伝え、クレードル30からも放熱するようにしたので、プロジェクタ10が単体で使用される通常時に比べて放熱効果を高めることができる。
以上の投影システムにおいて、上記(1)〜(6)の全てを行う代わりに、少なくとも1つを行うようにしてもよい。
(変形例1)
上述した説明では、クレードル30上にプロジェクタ10が載置された場合、必ずプロジェクタ10による投影輝度を高める(ステップS3)ようにした。この代わりに、プロジェクタ10がクレードル30側のバッテリー157の残容量に応じて投影輝度を高めるか否かを決定するように構成してよい。この場合のクレードル30の電源回路156は、バッテリー157の電圧が所定電圧以上の場合にプロジェクタ10へ電源を供給し、所定電圧を下回るとプロジェクタ10に対する電源の供給を停止する。プロジェクタ10のCPU101は、クレードル30から電源供給されている場合は投影輝度を高め、クレードル30から電源が供給されない場合には投影輝度を高めないように投射部2を制御する。これにより、クレードル30内のバッテリー157の電力消費を抑えることができる。
(変形例2)
クレードル30内に、バッテリー157と別の予備バッテリーをさらに搭載可能に構成してもよい。この場合のCPU151は、プロジェクタインターフェース(I/F)160からプロジェクタ10へ予備バッテリーがあることを示す信号を送信する。プロジェクタ10のCPU101は、クレードル30から予備バッテリーがあることを示す信号を受信した場合は投影輝度を高め、予備バッテリーがあることを示す信号をクレードル30から受信しない場合には投影輝度を高めないように投射部2を制御する。これにより、クレードル30側の電源事情に応じて電力消費を制御することができる。
上記の説明では、プロジェクタ10のフォーカス調節について、クレードル30側の操作部材(フォーカス調節ダイアル32)の操作量とプロジェクタ10側の操作部材(フォーカス調節ダイアル13)の操作量とを機械式に連動させるようにしたが、両者の操作量を電気信号によって電気的に連動させるように構成してもよい。
投影装置用補助装置をクレードル30によって構成する例を説明したが、クレードルの代わりに、プロジェクタ10に付加するタイプの拡張装置として構成してもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係に何ら限定されるものではない。
一実施の形態による小型プロジェクタの三面図であり、(a)は左側面図、(b)は平面図、(c)は正面図である。 (a)は相対角θ=90度まで回動させた図、(b)は相対角θ=180度まで回動させた図、(c)は相対角θ=270度まで回動させた図である。 プロジェクタおよびクレードルの回路構成を説明するブロック図である。 プロジェクタのCPUによって行われるメイン処理の流れを説明するフローチャートである。 プロジェクタが載置されたクレードルを示す三面図であり、(a)は左側面図、(b)は平面図、(c)は正面図である。 クレードルのCPUによって行われるメイン処理の流れを説明するフローチャートである。
符号の説明
1…制御部
2…投射部
3…ヒンジ部
10…プロジェクタ
12…投影光学系
30…クレードル
53…放熱部材
60…充填部材
101、151…CPU
105…スピーカー
106…外部インターフェース
107、156…電源回路
108、157…バッテリー
124…投射制御回路
160…プロジェクタインターフェース
161…ステレオスピーカー
200、210、220…メモリカード
B…光束

Claims (6)

  1. 光学像を投影する投影装置との間で通信を行う通信手段と、
    前記通信手段によって前記投影装置との間で通信を行う場合、通常機能より広範囲で前記投影装置を動作させる投影補助手段とを備えることを特徴とする投影装置用補助装置。
  2. 請求項1に記載の投影装置用補助装置において、
    音声再生装置、データ読出し装置、操作部材、および電源供給手段をさらに備え、
    前記投影補助手段は、(1)前記通信によって前記投影装置から取得した音声信号を再生するように前記音声再生装置を制御する、(2)前記通信によって前記投影装置から取得した要求信号に応じて記録媒体から読出した画像データを前記投影装置へ送信するように前記データ読出し装置および前記通信手段をそれぞれ制御する、(3)前記操作部材から出力される操作信号に応じてフォーカス調節指示信号を前記投影装置へ送信するように前記通信手段を制御する、(4)前記投影装置へ電源を供給するように前記電源供給手段を制御する、(5)投影輝度を高める制御信号を前記投影装置へ送信するように前記通信手段を制御する、のうち少なくとも1つの制御を行うことを特徴とする投影装置用補助装置。
  3. 光学像を投影する投影手段、投影装置用補助装置との間で通信を行う第1通信手段、および前記第1通信手段によって前記投影装置用補助装置との間で通信を行う場合、通常機能より広範囲で前記投影手段を動作させる投影制御手段を有する投影装置と、
    前記投影装置との間で通信を行う第2通信手段、および前記第2通信手段によって前記投影装置との間で通信を行う場合、通常機能より広範囲で前記投影装置を動作させる投影補助手段を有する投影装置用補助装置とを備えることを特徴とする投影システム。
  4. 請求項3に記載の投影システムにおいて、
    前記投影制御手段は、前記通信によって前記投影装置用補助装置から取得した制御信号に応じて投影輝度を高めるように前記投影手段を制御することを特徴とする投影システム。
  5. 請求項3または4に記載の投影システムにおいて、
    前記投影制御手段は、前記投影装置用補助装置から取得する画像データによる再生像を前記投影手段に投影させる場合、要求信号を前記第1通信手段から前記投影装置用補助装置へ送信させ、前記要求信号に応じて前記投影装置用補助装置から送信され、前記第1通信手段で受信した画像データによる再生像を前記投影手段に投影させることを特徴とする投影システム。
  6. 請求項3または4に記載の投影システムにおいて、
    前記投影制御手段は、前記投影装置用補助装置との間で通信を行う場合、音声信号を前記第1通信手段から前記投影装置用補助装置へ送信させることを特徴とする投影システム。
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