JP4867243B2 - プロジェクタ付き携帯電話機 - Google Patents

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Description

本発明は、光学像を投影するプロジェクタ付き電子機器に関する。
携帯電話機などの小型機器に投影機能を備えた電子機器が知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載のプロジェクタ付き携帯電話機は、通話者が通話しながら通話者自身の手のひらに情報を投影したり、通話しながら壁面に情報を投影したりする。
特開2000−236375号公報
特許文献1には、通話中に投影させることを除き、投影動作と電子機器の他機能の動作との連係制御について開示されていない。
請求項1に記載の発明によるプロジェクタ付き携帯電話機は、光学像を投影する投影手段と、外部装置との間で通信を行う通信手段と、前記外部装置から前記通信手段に着信があると、前記投影手段に着信報知を示す投影を開始させる投影制御手段とを備え、マナーモードに設定されている場合、前記投影制御手段は前記投影手段に着信報知を示す投影を禁止することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のプロジェクタ付き携帯電話機において、前記投影制御手段は、前記投影開始から所定時間後に前記着信報知を示す投影を終了させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のプロジェクタ付き携帯電話機において、前記投影制御手段は、前記投影手段が投影中の場合、投影像に着信報知を示す情報を重ねて投影するように前記投影手段を制御することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のプロジェクタ付き携帯電話機において、前記投影制御手段は、前記着信があった際に、前記投影手段が投影中でない場合は、前記投影手段の光源を点灯させて着信報知を示す投影を開始させることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のプロジェクタ付き携帯電話機において、前記投影制御手段は、メール内容投影の設定がされている場合に、メールの着信があれば着信したメールの内容の投影を行わせることを特徴とする。
本発明によれば、投影動作と他の機能とを連携し、使い勝手のよいプロジェクタ付き携帯電話機、プロジェクタ付きカメラを提供できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。本発明による投影システムは、プロジェクタ付き携帯電話機およびクレードルによって構成される。クレードル上にプロジェクタ付き携帯電話機が載置されると、クレードルおよびプロジェクタ付き携帯電話機はインターフェース接続され、両者の間で通信および電源供給を行う。インターフェースには、少なくとも制御信号ライン(Control I/F)、データ信号ライン(Data I/F)、および電源ラインが含まれている。
≪プロジェクタ付き携帯電話機≫
図1は、一実施の形態によるプロジェクタ付き携帯電話機10の外観図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。図1において、プロジェクタ付き携帯電話機10の筺体は操作部1および表示部2によって構成され、操作部1と表示部2は回動可能なヒンジ部3によって支持される。すなわち、プロジェクタ付き携帯電話機10は、ヒンジ部3を回動中心にして折り畳み可能に構成される。ヒンジ部3には不図示のクリック機構が設けられており、操作部1および表示部2間の相対角(折り畳み角)θが、たとえば0度、80度、90度、および150度の位置でそれぞれクリック機構がはたらく。折り畳み状態はθ=0度である。なお、ヒンジ部3は上述したクリック位置でなくても、任意の角度で保持可能に構成されている。
操作部1には、使用者による操作入力を受け付ける操作キーが配設されている。操作キーには、メインスイッチ14の他、カメラ機能やメール送受信機能、インターネットへの接続機能などを備えた一般の携帯電話機と同様の操作キーが含まれる。たとえば、通話の開始および終了を指示する操作キー15、電話番号や文字等を入力する操作キー、画面操作用のカーソルキー16、カメラ撮影モードやメール送受信モード、インターネットへの接続モードなど各種の動作モードへ切替えるための操作キーが含まれる。
操作部1にはさらに、上述した操作キーに加えて、後述するプロジェクタモジュール6を用いて光学像を投影する動作モード(プロジェクタモード)へ切替えるための操作キー11が配設されている。投影操作キー11が押下操作されると、プロジェクタ付き携帯電話機はプロジェクタモードへ移行し、プロジェクタモジュール6による光学像をスクリーンや壁面などに向けて投影する。
表示部2には、正面側に液晶表示器4が配設され、背面側にプロジェクタモジュール6とカメラモジュール7が配設される。背面側にはさらに、スライド式のレンズカバー8が設けられている。図1(c)はレンズカバー8の開状態を示し、レンズカバー8が図1(c)において下方向にスライドか操作されると、レンズカバー8はプロジェクタモジュール6およびカメラモジュール7の両レンズを覆うように閉鎖する。
図2は、図1のプロジェクタ付き携帯電話機10の回路構成を説明するブロック図である。図2において、プロジェクタ付き携帯電話機10の操作部1側には、CPU101と、メモリ102と、マイク105と、外部インターフェース(I/F)106と、電源回路107と、通信制御部108と、アンテナ109と、操作部材110と、スピーカー111と、開閉角度センサ112とが備えられ、バッテリー103およびメモリカード104がそれぞれ装着されている。
表示部2側には、液晶表示器4と、プロジェクタモジュール6と、カメラモジュール7と、スピーカー201とが備えられている。プロジェクタモジュール6およびカメラモジュール7は、図1(c)に示すように、投影光学系の開口と撮影光学系の開口とがそれぞれ同じ面に並べて配設され、両光学系の光軸は平行である。
CPU101は、制御プログラムに基づいて、プロジェクタ付き携帯電話機10を構成する各部から入力される信号を用いて所定の演算を行うなどして、プロジェクタ付き携帯電話機10の各部に対する制御信号を送出することにより、電話機動作、カメラ動作、プロジェクタ動作をそれぞれ制御する。なお、制御プログラムはCPU101内の不図示の不揮発性メモリに格納されている。CPU101はさらに、プロジェクタモジュール6が投影する画像のデータに対する台形歪み補正(キーストン補正)を画像処理によって行う。
メモリ102はCPU101の作業用エリアとして使用される。メモリカード104は不揮発性メモリによって構成され、CPU101の指令により、たとえば、カメラモジュール7より出力される画像データや、外部インターフェイス106を介して外部から入力される映像・音声データなどのデータの書き込み、保存および読み出しが可能である。
マイク105は、集音した音声を電気信号に変換してCPU101へ送出する。音声信号は、録音時にはメモリカード104に記録され、通話時には通信制御部108へ送られる。外部インターフェイス(I/F)106は、CPU101の指令により後述するクレードル、もしくはクレードルに接続されている外部機器との間でデータを送受信する。送受信するデータは、映像・音声データや、プロジェクタ付き携帯電話機10に対する制御信号である。外部インターフェース106には、電源ラインも含まれている。
なお、外部インターフェイス(I/F)106は、プロジェクタモジュール6が投影中はデータの送受信を中断し、プロジェクタモジュール6の投影が終了すると送受信を再開するようにCPU101によって制御される。
スピーカー111は、CPU101から出力された音声信号による音声を再生する。操作部材110は、上述した操作キーなどを含み、各操作キーに対応する操作信号をCPU101へ送出する。
通信制御部108は無線送受信回路を含み、CPU101の指令により不図示の基地局を介して他の電話機などとの間で通信を行う。通信制御部108は、電話音声の他にもメールなどのテキストデータ、カメラモジュール7で撮影された画像データ、プロジェクタモジュール6で投影するための画像データなどを送受信可能に構成されている。アンテナ109は、通信制御部108の送受信アンテナである。
バッテリー103は充電可能な二次電池によって構成され、プロジェクタ付き携帯電話機10内の各部へ電力を供給する。電源回路107はDC/DC変換回路、充電回路、および電圧検出回路を含み、バッテリー103の電圧をプロジェクタ付き携帯電話機10内の各部で必要な電圧に変換する他、バッテリー103の電圧が低く、残容量が低下している場合に外部インターフェース106を介して供給される充電用電流でバッテリー103を充電する。
なお、電源回路107は、プロジェクタモジュール6が投影中はバッテリー103の充電を中断し、プロジェクタモジュール6の投影が終了すると充電を再開するようにCPU101によって制御される。
開閉角度センサ112はヒンジ部3の回動角、すなわちプロジェクタ付き携帯電話機10の折り畳み角θを検出して、検出信号をCPU101へ送出する。液晶表示器4は、CPU101の指令により画像やテキストなどの情報を表示する。スピーカー201は、通話時にCPU101から出力された音声信号による音声を再生する。
(カメラモジュール)
カメラモジュール7は、撮影レンズ(撮影光学系)71と、イメージセンサ72と、レンズ駆動回路73と、撮影制御回路74とを含む。イメージセンサ72としては、CCDやCMOS撮像素子などが用いられる。撮影制御回路74は、CPU101からの指令によりイメージセンサ72およびレンズ駆動回路73を駆動制御するとともに、イメージセンサ72から出力される撮像信号(蓄積電荷信号)に対して所定の画像処理を行う。画像処理は、ホワイトバランス処理やガンマ処理などである。
撮影レンズ71は、イメージセンサ72の撮像面上に被写体像を結像させる。撮影制御回路74は、撮影開始指示に応じてイメージセンサ72に撮像を開始させ、撮像終了後にイメージセンサ72から蓄積電荷信号を読出し、上記画像処理を施した上で画像データとしてCPU101や通信制御部108へ送出する。
レンズ駆動回路73は、撮影制御回路74から出力されるフォーカス調節信号に基づいて、撮影レンズ71を構成するフォーカスレンズ(不図示)を光軸方向に進退駆動する。また、レンズ駆動回路73は、撮影制御回路74から出力されるズーム調節信号に基づいて、撮影レンズ71を構成するズームレンズ(不図示)を光軸方向(テレ側もしくはワイド側)へ進退駆動する。フォーカス調節量およびズーム調節量は、CPU101から撮影制御回路74へ指示される。
(カメラのフォーカス調節)
カメラモジュール7は、撮影レンズ71を構成するフォーカスレンズを光軸方向にシフトすることにより、撮影レンズ71のフォーカス調節を行う。オートフォーカス調節を行う場合のCPU101は、イメージセンサ72で撮像された画像信号のうち、フォーカス検出エリア(たとえば撮影画面中央)に対応する画像信号についての高周波数成分の積算値(いわゆる焦点評価値)を最大にするように、フォーカス調節信号を撮影制御回路74へ送る。焦点評価値を最大にするフォーカスレンズの位置は、イメージセンサ72によって撮像される被写体像のエッジのボケをなくし、画像のコントラストを最大にする合焦位置である。
(カメラのズーム調節)
カメラモジュール7は、撮影レンズ71を構成するズームレンズを光軸方向にシフトすることにより、撮影レンズ71の光学ズーム調節を行う。CPU101は、操作部材110からのズーム操作信号に応じてズーム調節信号を撮影制御回路74へ送る。
(プロジェクタモジュール)
プロジェクタモジュール6は、投影レンズ(投影光学系)61と、液晶パネル62と、LED光源63と、投射制御回路64と、レンズ駆動回路65とを含む。投射制御回路64は、CPU101から出力される投影指令に応じてLED光源63に駆動電流を供給する。LED光源63は、供給された電流に応じた明るさで液晶パネル62を照明する。
投射制御回路64はさらに、CPU101から送出される画像データに応じて液晶パネル駆動信号を生成し、生成した駆動信号で液晶パネル62を駆動する。具体的には、液晶層に対して画像信号に応じた電圧を画素ごとに印加する。電圧が印加された液晶層は液晶分子の配列が変わり、当該液晶層の光の透過率が変化する。このように、画像信号に応じてLED光源63からの光を変調することにより、液晶パネル62が光像を生成する。
投影レンズ61は、液晶パネル62から射出される光像をスクリーンなどへ向けて投影する。レンズ駆動回路65は、投射制御回路64から出力されるオフセット調節信号に基づいて、投影レンズ61を光軸に対して直交する方向へ進退駆動する。また、レンズ駆動回路65は、投射制御回路64から出力されるフォーカス調節信号に基づいて、投影レンズ61を構成するフォーカスレンズ(不図示)を光軸方向へ進退駆動する。レンズ駆動回路65はさらに、投射制御回路64から出力されるズーム調節信号に基づいて、投影レンズ61を構成するズームレンズ(不図示)を光軸方向へ進退駆動する。オフセット調節量、フォーカス調節量およびズーム調節量は、CPU101から投射制御回路64へ指示される。
プロジェクタモジュール6は、投影中に通話操作が行われると投影を中断し、通話が終了すると投影を再開するようにCPU101によって制御される。さらに、プロジェクタモジュール6は、カメラモジュール7による撮影時に投影を終了するようにCPU101によって制御される。
(投射像のオフセット)
投影レンズ61が光軸と直交する向きにシフトされることにより、プロジェクタモジュール6から射出される光束の射出方向が変化し、投射像がオフセットされる。投射像のオフセットは、投影レンズ61をシフトさせて行う他にも、液晶パネル62、LED光源63を光軸に対して垂直方向にシフトさせて行う構成としてもよい。すなわち、投影レンズ61と液晶パネル62の相対的位置関係を光軸に垂直な方向に変化させることで、投射像のオフセットを実現できる。
(投射像のキーストン補正)
投影レンズ61、液晶パネル62、LED光源63の一部を光軸に対して垂直方向にシフトさせる際には、そのシフト量に応じて投影するデータに対するキーストン補正を行う。投射像に上記オフセットを与えるだけでは投射像が台形状に変化するので、CPU101は、投射像を台形状から長方形状に補正するために画像処理による電気的なキーストン補正を施す。CPU101内のメモリには、あらかじめ投射像を方形状に補正するための初期補正値が記憶されている。CPU101は、オフセット調節量に対応する初期補正値を読み出し、読み出した初期補正値を元に投影する像のデータに対するキーストン補正処理をメモリ102上で施し、キーストン補正処理後の画像データを投射制御回路64へ送出する。
(投射像のフォーカス調節)
投影レンズ61を構成するフォーカスレンズを光軸方向にシフトすることにより、プロジェクタモジュール6は投射像のフォーカス調節を行う。CPU101は、操作部材110からの操作信号に応じてフォーカス調節信号を投射制御回路64へ送る。
(投射像のズーム調節)
投影レンズ61を構成するズームレンズを光軸方向にシフトすることにより、プロジェクタモジュール6は投射像のズーム調節を行う。CPU101は、操作部材110からの操作信号に応じてズーム調節信号を投射制御回路64へ送る。
(投影ソース:source)
プロジェクタモジュール6は、CPU101の指令により下記ソース1.〜ソース3.のいずれかによるコンテンツを投影および再生する。CPU101は、操作部材110からソース切替え操作信号が入力されるごとに、ソース1.〜ソース3.の投影画像をソース1.→2.→3.→1.…の順にサイクリックに切替えるように、各画像に対応する画像データをプロジェクタモジュール6へ送出する。ただし、プロジェクタ付き携帯電話機10にメモリカード104が装着されていない場合にはソース1.がスキップされる。また、外部インターフェイス(I/F)106に外部機器が接続されていない場合にはソース3.がスキップされる。
ソース1.メモリカード104から読出したデータによる再生画像
ソース2.通信制御部108で受信されたデータによる再生画像
ソース3.外部インターフェイス(I/F)106から入力されたデータによる再生画像
CPU101は、上記ソース1.に対応する画像を投影する場合、記録日時が最も新しい(記録されている画像データの中で最後に撮影されたもの)画像データをメモリカード104から順に読出し、読出した画像データをプロジェクタモジュール6へ送出する。また、上記コンテンツのデータとしてテキストデータが選択された場合(たとえば、アドレス情報やメール情報など)は、テキスト画面を投影するためのデータをプロジェクタモジュール6へ送出する。
≪クレードル≫
図3は、クレードル20およびプロジェクタ付き携帯電話機10を説明する斜視図である。図3において、クレードル20の機器載置部22にプロジェクタ付き携帯電話機10が折り畳み状態で載置される。機器載置部22は、プロジェクタ付き携帯電話機10を載置した状態において、プロジェクタ付き携帯電話機10を鉛直方向から10度傾けて支持するとともに、プロジェクタモジュール6の投影光学系の開口、カメラモジュール7の撮影光学系の開口を塞がないように構成されている。これにより、プロジェクタモジュール6の投射光軸は水平方向より10度上向きになる。また、プロジェクタモジュール6からの投影光束にけられが生じない。
レンズカバー8が開状態のプロジェクタ付き携帯電話機10は、プロジェクタモジュール6およびカメラモジュール7のそれぞれがクレードル20上に載置状態のままで投影および撮影可能に構成されている。
クレードル20には操作部材21が配設されている。操作部材21は、メインスイッチ、光源オン/オフスイッチ、投影ソース切替えスイッチ、画面操作用のカーソルキーなどを含み、クレードル20からプロジェクタ付き携帯電話機10に対する操作が行えるように構成されている。
図4は、クレードル20の回路構成を説明するブロック図である。図4において、クレードル20には、CPU201と、メモリ202と、操作部材21と、ハードディスクドライブ(HDD)204と、電源回路206と、検出スイッチ208と、プロジェクタインターフェース(I/F)210と、ステレオスピーカーシステム209と、外部インターフェース(I/F)205とが備えられ、バッテリー207、およびメモリカード211および212がそれぞれ装着されている。
コントローラであるCPU201は、制御プログラムに基づいて、クレードル20を構成する各部から入力される信号を用いて所定の演算を行うなどして、クレードル20の各部に対する制御信号を送出することにより、クレードル20の動作を制御する。なお、制御プログラムはCPU201内の不図示の不揮発性メモリに格納されている。
メモリ202はCPU201の作業用メモリとして使用される。操作部材21は、上述した各操作スイッチに対応する操作信号をCPU201へ送出する。
メモリカード211および212は、それぞれが不揮発性メモリによって構成された異なるタイプの記録媒体である。メモリカード211および212は、CPU201からの指令によってそれぞれ個別に映像・音声データなどのデータの書き込み、保存および読み出しが可能である。
ハードディスクドライブ(HDD)204は、メモリカードに比べて大容量の記録装置である。ハードディスクドライブ(HDD)204は、CPU201からの指令により映像・音声データなどのデータの書き込み、保存および読み出しが可能である。ハードディスクドライブ(HDD)204は、プロジェクタ付き携帯電話機10が投影した画像データをコピーして保存したり、プロジェクタ付き携帯電話機10が投影した画像データの履歴情報を保存したりすることも可能に構成される。
外部インターフェース(I/F)205は、CPU201の指令によりパーソナルコンピュータ(PC)などの外部機器との間でデータを送受信する。送受信するデータは、プロジェクタ付き携帯電話機10から送信されるデータ、クレードル20内に保存されているデータ、外部機器から送信されるデータ、およびプロジェクタ付き携帯電話機10に対する制御信号などである。ステレオスピーカーシステム209は、CPU201から出力される音声信号をステレオ再生する。ステレオスピーカー209(左209L、右209R)は増幅回路を含み、各スピーカーの口径はプロジェクタ付き携帯電話機10側のスピーカー111に比べて大きく構成され、より高品位の再生が行える。
バッテリー207は充電可能な二次電池によって構成され、クレードル20内の各部へ電力を供給する。電源回路206はDC/DC変換回路、充電回路、および電圧検出回路を含み、バッテリー207の電圧をクレードル20内の各部で必要な電圧に変換する他、バッテリー207の電圧が低く、残容量が低下している場合には商用電源からAC/DCアダプタ23を介して供給される電流でバッテリー207を充電する。
電源回路206はさらに、クレードル20上に載置されているプロジェクタ付き携帯電話機10側へも電源供給を行うように構成されている。バッテリー207の容量は、プロジェクタ付き携帯電話機10側のバッテリー103の容量より大きく構成されており、クレードル20に商用電源が接続されていない場合でも、バッテリー207の電力でクレードル20およびプロジェクタ付き携帯電話機10を駆動できる。
検出スイッチ208はクレードル20上の機器載置部22にプロジェクタ付き携帯電話機10が載置された場合にオンされ、検出信号をCPU201へ送出する。プロジェクタ付き携帯電話機10が機器載置部22に載置されていない場合にはオフされ、検出信号は送出しない。
プロジェクタインターフェース(I/F)210は、CPU201の指令によりプロジェクタ付き携帯電話機10(外部インターフェイス(I/F)106)との間でデータを送受信する。プロジェクタ付き携帯電話機10から送信されるデータは、映像・音声データ、アドレスデータ、メールデータなどである。プロジェクタ10へ送信するデータはプロジェクタ付き携帯電話機10に対する制御信号である。プロジェクタインターフェース(I/F)210には、電源ラインも含まれている。
(プロジェクタ付き携帯電話機のプロジェクタ処理)
上述したプロジェクタ付き携帯電話機10のCPU101によって行われるプロジェクタ処理の流れについて、図5および図6のフローチャートを参照して説明する。図5による処理は、プロジェクタ付き携帯電話機10にバッテリー103が装填されると起動する。図5のステップS1において、CPU101は、メインスイッチ14がオン操作されたか否かを判定する。CPU101は、操作部材110を構成するメインスイッチ14が1秒以上長押し操作されるとステップS1を肯定判定し、所定の電源オン処理を施してステップS2へ進む。押下操作が1秒に満たない場合にはステップS1を否定判定し、当該判定処理を繰り返す。
ステップS2において、CPU101はプロジェクタモジュール6のイニシャルチェックを行う。具体的には、CPU101が投射制御回路64へ指令を送り、液晶パネル62の全画素を非透過状態にした上でLED光源63へ所定電流を供給させてセルフチェックを行い、ステップS3へ進む。液晶パネル62の全画素を非透過状態にし、LED光源63へ供給する電流を低く抑えることにより、チェック時の発光によって使用者に不快感を与えることがない。
ステップS3において、CPU101は異常がないか否かを判定する。CPU101は、投射制御回路64によって診断された電流値が所定範囲内であれば正常と判定してステップS4へ進み、電流値が所定範囲から外れている場合には異常と判定してステップS7へ進む。
ステップS7において、CPU101はアラーム表示を行って図6のステップS22へ進む。アラーム表示の例は、開閉角度センサ112によって折り畳み角θ=0度が検出されている場合(折り畳み状態)、不図示のLEDランプ(電話機の報知用ランプ)を点滅させることによって行う。また、開閉角度センサ112によって折り畳み角θ≠0度が検出されている場合には、液晶表示器4に「プロジェクタが異常です。」というメッセージを表示させることによって行う。
ステップS4において、CPU101は、クレードル20から制御信号が送信されているか否かを判定する。CPU101は、外部インターフェース(I/F)106によって制御信号が受信された場合にステップS4を肯定判定してステップS5へ進み、制御信号が受信されていない場合にはステップS4を否定判定し、ステップS8へ進む。
ステップS5へ進むCPU101は、プロジェクタ付き携帯電話機10がクレードル20上の機器載置部22に載置されたとみなす。ステップS5において、CPU101は、スピーカー111による再生に代えてクレードル20(ステレオスピーカー209)から再生するように切替えてステップS6へ進む。具体的には、音声信号の送信先をスピーカー111からクレードル20へ切り替える。
ステップS6において、CPU101は投射制御回路64へ送信する際の投影データを180度回転させて、上下逆さにするようにしてステップS10へ進む。
ステップS8へ進むCPU101は、プロジェクタ付き携帯電話機10が単体で使用されるとみなす。ステップS8において、CPU101は、スピーカー111による再生に切替えてステップS9へ進む。具体的には、音声信号の送信先をクレードル20からスピーカー111へ切り替える。
ステップS9において、CPU101は、開閉角度センサ112によって検出される折り畳み角θが0度、80度、150度のいずれでもない場合、投射制御回路64へ送信する際の投影データを180度回転させて、上下逆さにするようにしてステップS10へ進む。検出される折り畳み角θが0度、80度、および150度のいずれかである場合には、投影データを回転させないで投射制御回路64へ送信する。
ステップS10において、CPU101は投影が指示されたか否かを判定する。CPU101は、操作部材110を構成する光源オン/オフスイッチ(投影操作キー)11からオン操作(押下操作)信号が入力される、レンズカバー8の開操作を示す信号が入力される、もしくはクレードル20からのオン指示が外部インターフェース(I/F)106を介して入力される、のいずれかの場合に、ステップS10を肯定判定してステップS11へ進む。CPU101は、少なくともレンズカバー8の開操作を示す信号が入力されない(閉操作を示す信号が入力されている)場合には、ステップS10を否定判定して図6のステップS22へ進む。
ステップS11において、CPU101は、たとえば3秒間遅延させてから投射制御回路64へ指令を送り、現在の時刻を示す画像の投影を所定時間(たとえば、10秒間)行わせてステップS12へ進む。このとき、LED光源63に供給する電流を所定値まで徐々に高めるように制御することにより、投影像を徐々に明るくする。また、プロジェクタ付き携帯電話機10がクレードル20に載置されておらず、液晶表示器4に表示を行っている場合には液晶表示器4の表示をオフさせる。
ステップS12において、CPU101は再び投影が指示されたか否かを判定する。CPU101は、現在の時刻を示す画像を投影中に操作部材110を構成する光源オン/オフスイッチ11からオン操作(押下操作)信号が入力される、もしくはクレードル20からのオン指示が外部インターフェース(I/F)106を介して入力される、のいずれかの場合に、ステップS12を肯定判定してステップS13へ進む。上記各信号およびオン指示のいずれも入力されない場合には、ステップS12を否定判定して図6のステップS22へ進む。
ステップS13において、CPU101は投射制御回路64へ指令を送り、現在の時刻を示す画像に代えて再生画像の投影を開始させる。ステップS14において、CPU101は、記録日時が最も新しい画像データをメモリカード104から読出し、読出した画像データを再生用の画像データとして図6のステップS15へ進む。CPU101が再生用画像データを投射制御回路64へ送信することにより、再生用画像データによる再生画像が投影される。なお、CPU101は、投影中の画像のデータファイルに対応付けられて音声データが記憶されている場合、当該音声データによる音声を再生させる。なお、再生スピーカーは、ステップS5もしくはステップS8において切替えられているスピーカーである。
図6のステップS15において、CPU101は、コマ送り/コマ戻し操作が行われたか否かを判定する。CPU101は、コマ送りもしくはコマ戻しを指示する操作信号が操作部材110もしくは外部インターフェース(I/F)106(クレードル20)から入力されるとステップS15を肯定判定して図5のステップS14へ戻り、操作信号に対応する画像データをメモリカード104から読出し、読出した画像データを再生用の画像データとする。一方、CPU101は、コマ送りおよびコマ戻しを指示する操作信号がいずれも入力されない場合には、ステップS15を否定判定してステップS16へ進む。
CPU101は、拡大表示(電子ズーム)していない状態で画面操作用のカーソルキー16から出力される操作信号を、コマ送り/コマ戻し操作信号として扱う。また、拡大表示(電子ズーム)している状態でカーソルキー16から出力される操作信号を、スクロール操作信号として扱う。
ステップS16において、CPU101は、ソース切替え操作が行われたか否かを判定する。CPU101は、ソース切替えを指示する操作信号が操作部材110もしくは外部インターフェース(I/F)106(クレードル20)から入力されるとステップS16を肯定判定してステップS19へ進み、ソース切替えを指示する操作信号が入力されない場合にはステップS16を否定判定してステップS17へ進む。
ステップS17において、CPU101は、投影終了が指示されたか否かを判定する。CPU101は、操作部材110を構成する光源オン/オフスイッチ11からオフ操作(押下操作)信号が入力される、レンズカバー8の閉操作を示す信号が入力される、もしくはクレードル20からのオフ指示が外部インターフェース(I/F)106を介して入力される、のいずれかの場合に、ステップS17を肯定判定してステップS21へ進む。上記各信号およびオフ指示のいずれも入力されない場合には、ステップS17を否定判定してステップS18へ進む。
ステップS21において、CPU101は投射制御回路64へ指令を送り、再生画像の投影を終了させてステップS22へ進む。ステップS22に進むCPU101は、ステップS11で液晶表示器4の表示をオフさせている場合、液晶表示器4の表示をオンに戻してステップS23へ進む。ステップS11で液晶表示器4の表示をオフさせていない場合には、そのままステップS23へ進む。
ステップS18において、CPU101は、再生用画像データが記録画像か否かを判定する。CPU101は、再生用画像データがソース1.に対応する場合にステップS18を肯定判定してステップS15へ戻り、再生用画像データがソース2.およびソース3.のいずれかに対応する場合にはステップS18を否定判定し、ステップS16へ戻る。
ステップS19において、CPU101は、投影する画像データ(再生用の画像データ)を切替えてステップS20へ進む。具体的には、ソース切替え操作が行われるごとに、メモリカード104から読み出したデータ(ソース1.)と、通信制御部108で受信されたデータ(ソース2.)と、外部インターフェース(I/F)106から入力されるデータ(ソース3.)とをサイクリックに切替えてステップS20へ進む。CPU101はさらに、ソース1.が選択されている状態でデータ選択操作が行われると、メモリカード104から読出すデータを画像→アドレス→メール→画像…の順にサイクリックに切替える。アドレスデータはアドレス帳を構成するデータであり、メールデータはメールボックス内のメールを構成するデータである。
ここで、投影する画像データを外部インターフェース(I/F)106から入力されるデータ(ソース3.)に切替える場合のCPU101は、投影ソース要求信号を外部インターフェース(I/F)106からクレードル20へ送信させる。
ステップS20において、CPU101は、切替え後の再生用データが記録画像か否かを判定する。CPU101は、再生用画像データがソース1.に対応する場合にステップS20を肯定判定して図5のステップS14へ戻り、データをメモリカード104から読出し、読出したデータを再生用の画像データとする。一方、CPU101は、再生用画像データがソース2.およびソース3.のいずれかに対応する場合には、ステップS20を否定判定してステップS16へ戻る。この場合はコマ送り/戻し操作の判定は不要である。
ステップS23において、CPU101は、メインスイッチ14がオフされたか否かを判定する。操作部材110を構成するメインスイッチ14がオフ操作(1秒以上の長押し操作)されるとステップS23を肯定判定してステップS24へ進み、メインスイッチ14がオフ操作されない場合にはステップS23を否定判定し、図5のステップS4へ戻る。ステップS24において、CPU101は、所定の電源オフ処理を行って図6による処理を終了する。
なお、図5および図6による処理の途中であっても、電源回路107で検出されるバッテリー103の電圧が投影に必要な所定の判定閾値を下回ると、CPU101がプロジェクタモジュール6による投影を禁止するように構成されている。禁止状態では、投影中の投影を終了させ、投影指示があっても投影を開始しない。
また、図5および図6による処理の途中でも、終了指示も操作信号もないまま投影時間が所定時間継続すると、CPU101がオートパワーオフさせるように構成されている。具体的には、CPU101がステップS21,ステップS22およびステップS24の処理を強制的に行って図5および図6による処理を終了する。この場合の所定時間は、後述する「メニュー画面」において「連続投影時間」として設定される。
(クレードルのメイン処理)
上述したクレードル20のCPU201によって行われるメイン処理の流れについて、図7のフローチャートを参照して説明する。図7による処理は、操作部材21を構成するメインスイッチがオン操作されると起動する。図7のステップS51において、CPU201は、検出スイッチ208がオンされているか否かを判定する。CPU201は、検出スイッチ208から検出信号が入力されている場合(検出スイッチオン)にステップS51を肯定判定してステップS52へ進み、検出スイッチ208から検出信号が入力されていない場合(検出スイッチオフ)にはステップS51を否定判定し、ステップS59へ進む。
ステップS52において、CPU201は、プロジェクタインターフェース(I/F)210からプロジェクタ付き携帯電話機10へ制御信号を送信させてステップS53へ進む。ステップS53において、CPU201は、プロジェクタ付き携帯電話機10から投影ソースを要求されたか否かを判定する。CPU201は、プロジェクタ付き携帯電話機インターフェース(I/F)210によって投影ソース要求信号が受信されている場合にステップS53を肯定判定してステップS54へ進み、投影ソース要求信号が受信されていない場合にはステップS53を否定判定し、ステップS59へ進む。
ステップS59へ進む場合のCPU201は、プロジェクタ付き携帯電話機10から音声信号が送信されると、プロジェクタ付き携帯電話機インターフェース(I/F)210によって受信される音声データによる音声をステレオスピーカー209からステレオ再生させる。
ステップS54において、CPU201は、記録日時が最も新しい画像データをメモリカード211から読出し、読出した画像データをプロジェクタ付き携帯電話機10へ送信する画像データとする。CPU201が画像データをプロジェクタ付き携帯電話機10へ送信することにより、この画像データによる再生画像がプロジェクタ付き携帯電話機10によって投影される。なお、CPU201は、投影中の画像のデータファイルに対応付けられて音声データが記憶されている場合、当該音声データによる音声をステレオスピーカー209からステレオ再生させる。
ステップS55において、CPU201は、コマ送り/コマ戻し操作が行われたか否かを判定する。CPU201は、操作部材21からコマ送りもしくはコマ戻しを指示する操作信号が入力されるとステップS55を肯定判定してステップS54へ戻り、操作信号に対応する画像データをメモリカード211から読出し、読出した画像データをプロジェクタ付き携帯電話機10へ送信する画像データとする。一方、CPU201は、操作部材21からコマ送りおよびコマ戻しを指示する操作信号がいずれも入力されない場合には、ステップS55を否定判定してステップS56へ進む。
ステップS56において、CPU201は、ソース切替え操作が行われたか否かを判定する。CPU201は、操作部材21からソース切替えを指示する操作信号が入力されるとステップS56を肯定判定してステップS61へ進み、ソース切替えを指示する操作信号が入力されない場合にはステップS56を否定判定してステップS57へ進む。
ステップS57において、CPU201は、投影ソースの要求が終了したか否かを判定する。CPU201は、プロジェクタ付き携帯電話機インターフェース(I/F)210を介して投影ソースを要求する信号が入力されなくなった場合、ステップS57を肯定判定してステップS59へ進み、投影ソースの要求が継続されている場合にはステップS57を否定判定してステップS58へ進む。
ステップS58において、CPU201は、プロジェクタ付き携帯電話機10へ送信している画像データが記録画像か否かを判定する。CPU201は、送信中の画像データがメモリカード211、メモリカード212、およびハードディスクドライブ(HDD)204のいずれかに記録されている記録画像である場合、ステップS58を肯定判定してステップS55へ戻る。CPU201は、送信中の画像データが外部インターフェース(I/F)205から入力された画像である場合にはステップS58を否定判定し、ステップS56へ戻る。
ステップS61において、CPU201は、プロジェクタ付き携帯電話機10へ送信する画像データを切替えてステップS62へ進む。具体的には、ソース切替え操作が行われるごとに、メモリカード211から読み出した画像データと、メモリカード212から読み出した画像データと、ハードディスクドライブ(HDD)204から読み出した画像データと、外部インターフェース(I/F)205から入力される画像データとを順次切替えてステップS62へ進む。なお、クレードル20にメモリカードが装着されていない場合は、該当する記録媒体からの画像データ読出しをスキップする。
ステップS62において、CPU201は、プロジェクタ付き携帯電話機10へ送信する画像データが記録画像か否かを判定する。CPU201は、送信する画像データがメモリカード211、メモリカード212、およびハードディスクドライブ(HDD)204のいずれかに記録されている記録画像である場合にステップS62を肯定判定してステップS54へ戻り、該当する記録媒体から画像データを読出し、読出した画像データをプロジェクタ付き携帯電話機10へ送信する画像データとする。一方、CPU201は、送信する画像データが外部インターフェース(I/F)205から入力される画像データに切替えられた場合には、ステップS62を否定判定してステップS56へ戻る。この場合はコマ送り/戻し操作の判定は不要である。
ステップS59において、CPU201は、メインスイッチがオフされたか否かを判定する。CPU201は、操作部材21を構成するメインスイッチがオフ操作されるとステップS59を肯定判定してステップS60へ進み、メインスイッチがオフ操作されない場合にはステップS59を否定判定し、ステップS51へ戻る。ステップS60において、CPU201は、所定の電源オフ処理を行って図7による処理を終了する。
(プロジェクタ付き携帯電話機のメニュー設定)
本実施形態のプロジェクタ付き携帯電話機10は、プロジェクタモジュール6による投影像で電話やメールの着信を報知する。この報知を行うためにプロジェクタ付き携帯電話機10に対して行われる設定内容について説明する。
プロジェクタ付き携帯電話機10は、操作部材110を構成する操作キー12が押下操作されると液晶表示器4に「メニュー画面」を表示する。メニュー画面にはインターネット接続メニュー(画面A.とする)、プロジェクタ調節メニュー(画面B.とする)、着信設定メニュー(画面C.とする)などが含まれ、通常は操作キー12の押下操作に応じてインターネット接続メニュー(画面A.)が最初に表示される。
この状態で画面操作用のカーソルキー16が右方向に操作されると、プロジェクタ付き携帯電話機10は、液晶表示器4に表示するメニュー画面を画面A.→画面B.→画面C.、…、→画面A.の順にサイクリックに切り替える。また、カーソルキー16が左方向に操作されると、プロジェクタ付き携帯電話機10は、液晶表示器4に表示するメニュー画面を画面A.→、…、→画面C.→画面B.→画面A.の順にサイクリックに切り替える。メニュー画面表示中のカーソルキー16による左右方向の操作信号は、メニュー画面選択指示に対応する。
図8は、メニュー画面のうちプロジェクタ調節メニュー(画面B.)を例示する図である。図8において、輝度、壁色、台形(たて)、台形(よこ)、フォーカス、連続投影時間、自動点灯(タイマー)、自動点灯(折り畳み)という項目が表示され、先頭の「輝度」にカーソルがおかれている(枠で表示)。この状態で画面操作用のカーソルキー16が下方向に操作されると、プロジェクタ付き携帯電話機10はカーソル位置を下方向に移動させる。また、画面操作用のカーソルキー16が上方向に操作されると、プロジェクタ付き携帯電話機10はカーソル位置を上方向に移動させる。メニュー画面表示中のカーソルキー16による上下方向の操作信号は、項目選択指示に対応する。
「輝度」は、プロジェクタモジュール6による投影輝度を表し、プロジェクタ付き携帯電話機10(CPU101)は、この設定内容に応じてLED光源63へ供給する電流の増減を投射制御回路64へ指示する。「壁色」は、プロジェクタモジュール6が投影するスクリーンもしくは壁の色を表し、プロジェクタ付き携帯電話機10(CPU101)は、この設定内容に応じて色温度調節値を変更するように投射制御回路64へ指示する。投射制御回路64は、液晶パネル62によるRGBの信号比を調節し、スクリーンに投影する像の色を観察者にとって見やすい色にする。
「台形(たて)」は、縦方向のキーストン補正を表し、プロジェクタ付き携帯電話機10(CPU101)は、この設定内容に応じて縦方向についてキーストン補正処理を施す。「台形(よこ)」は、横方向のキーストン補正を表し、プロジェクタ付き携帯電話機10(CPU101)は、この設定内容に応じて横方向についてキーストン補正処理を施す。
「フォーカス」は、投影像のピント調節を表し、プロジェクタ付き携帯電話機10(CPU101)は、この設定内容に応じてフォーカス調節信号を投射制御回路64へ送る。「連続投影時間」は、上述したオートパワーオフのための計時時間に対応し、プロジェクタ付き携帯電話機10(CPU101)は、この設定内容に応じてオートパワーオフ処理を行う。
「自動点灯(タイマー)」は、自動的に投影を開始させるタイマー動作を表し、プロジェクタ付き携帯電話機10(CPU101)は、この設定内容に応じてタイマー投影を行う。タイマー投影では、あらかじめ設定されている時刻になると、プロジェクタモジュール6に投影を自動的に開始させる。投影開始後のプロジェクタ付き携帯電話機10(CPU101)は、投影操作キー11が押下操作される、もしくは連続投影時間が経過する、のいずれか早い方に応じて投影を終了させる。
「自動点灯(折り畳み)」は、折り畳み角度θの変更操作に応じて自動的に投影を開始させる動作を表し、プロジェクタ付き携帯電話機10(CPU101)は、この設定内容に応じてプロジェクタモジュール6による投影を開始させる。たとえば、投影操作キー11が押下操作され、その後折り畳み角度θ=80度にされるとプロジェクタモジュール6に投影を開始させる。投影開始後のプロジェクタ付き携帯電話機10(CPU101)は、投影操作キー11が押下操作される、もしくは連続投影時間が経過する、のいずれか早い方に応じて投影を終了させる。
プロジェクタ付き携帯電話機10は、操作部材110を構成する操作キー13が押下操作されると、その時点でカーソルで選択されていた項目に関する設定内容をハイライト表示する。図8は、「輝度」に関してハイライト表示し、他の項目に関してダーク表示する例である。図8によれば、設定されている輝度調節状態がバーグラフで示される。画面操作用のカーソルキー16が左方向に操作されると、プロジェクタ付き携帯電話機10はバーグラフの内容を左方向(低輝度側)へ変化させ、プロジェクタモジュール6による投影輝度を現在の設定輝度より低く変更する。
反対に、画面操作用のカーソルキー16が右方向に操作されると、プロジェクタ付き携帯電話機10はバーグラフの内容を右方向(高輝度側)へ変化させ、プロジェクタモジュール6による投影輝度を現在の設定輝度より高く変更する。設定内容がハイライト表示されている状態のカーソルキー16による左右方向の操作信号は、設定変更指示に対応する。
設定内容が連続的に変更可能な制御量でない場合、プロジェクタ付き携帯電話機10は設定状態をカーソルで示す。たとえば、「壁色」に関してハイライト表示する状態では、画面操作用のカーソルキー16が左方向に操作されるとカーソルを黒→赤→黄→白へと左方向へ移動させ、画面操作用のカーソルキー16が右方向に操作されるとカーソルを白→黄→赤→黒へと右方向へ移動させる。
メニュー画面において、操作キー13が押下操作される前の全項目に関する設定内容、およびカーソル選択されていない項目(図8において「輝度」を除く他の項目)に関する設定内容は、それぞれダーク表示される。
プロジェクタ付き携帯電話機10は、操作部材110を構成する操作キー13が再び押下操作されると、設定変更内容を記憶した上でハイライト表示を終了し、当該項目に関する設定内容をダーク表示に戻す。
図9は、メニュー画面のうち着信設定メニュー(画面C.)を例示する図である。図9において、プロジェクタで知らせる、音声で知らせる、振動で知らせる、報知時間、メール内容を投影する、受信画像を投影する、という項目が表示され、先頭の「プロジェクタで知らせる」にカーソルがおかれている(枠で表示)。この状態で画面操作用のカーソルキー16が下方向に操作されると、プロジェクタ付き携帯電話機10はカーソル位置を下方向に移動させる。また、画面操作用のカーソルキー16が上方向に操作されると、プロジェクタ付き携帯電話機10はカーソル位置を上方向に移動させる。
「プロジェクタで知らせる」は、プロジェクタモジュール6による着信報知を表し、プロジェクタ付き携帯電話機10(CPU101)は、この設定内容に応じて投射制御回路64へ指示を送る。「はい」が選択されている場合、プロジェクタモジュール6によって投影中の投影像に重ねて着信報知情報をオーバーレイ投影させる。
「音声で知らせる」は、スピーカー111による着信報知を表し、プロジェクタ付き携帯電話機10(CPU101)は、この設定内容に応じてスピーカー111に再生させる。再生音は、あらかじめ記憶されている音声案内データや、あらかじめ記憶されている着信メロディのデータによる。
「振動で知らせる」は、不図示の振動発生装置による着信報知を表し、プロジェクタ付き携帯電話機10(CPU101)は、この設定内容に応じて振動を発生させる。「報知時間」は、着信報知を継続する時間を表し、プロジェクタ付き携帯電話機10(CPU101)は、この設定内容に応じて着信報知を継続する。
「メール内容を投影する」は、メール表示操作に応じてメール内容を投影させる動作を表し、プロジェクタ付き携帯電話機10(CPU101)は、この設定内容に応じてプロジェクタモジュール6にメール内容を投影させたり、液晶表示器4にメール内容を表示させたりする。
「受信画像を投影する」は、表示操作に応じて受信画像を投影させる動作を表し、プロジェクタ付き携帯電話機10(CPU101)は、この設定内容に応じてプロジェクタモジュール6に受信画像を投影させたり、液晶表示器4に受信画像を表示させたりする。
プロジェクタ付き携帯電話機10は、操作部材110を構成する操作キー13が押下操作されると、その時点でカーソルで選択されていた項目に関する設定内容をハイライト表示する。図9は、「プロジェクタで知らせる」に関してハイライト表示し、他の項目に関してダーク表示する例である。図9によれば、設定状態がカーソルで示される。画面操作用のカーソルキー16が左方向に操作されると、プロジェクタ付き携帯電話機10はカーソルを左方向へ移動させる。反対に、画面操作用のカーソルキー16が右方向に操作されると、プロジェクタ付き携帯電話機10はカーソルを右方向へ移動させる。
プロジェクタ付き携帯電話機10は、操作部材110を構成する操作キー13が再び押下操作されると、設定変更内容を記憶した上でハイライト表示を終了し、当該項目に関する設定内容をダーク表示に戻す。
(プロジェクタ付き携帯電話機の着信処理)
上述したようにメニュー設定されたプロジェクタ付き携帯電話機10のCPU101によって行われる着信処理の流れについて、図10のフローチャートを参照して説明する。図10による処理は、上記プロジェクタ処理中に通信制御部108から着信報知があると起動する。図10のステップS701において、CPU101は、発信元(メールの場合は差出人)を検索する。CPU101は、CPU101内の不揮発性メモリ(不図示)に設けられているデータベースにアクセスし、発信電話番号(メールの場合は発信メールアドレス)を探し、ステップS702へ進む。
ステップS702において、CPU101は、データベースに発信電話番号(メールの場合はメールアドレス)が登録されている場合にステップS702を肯定判定してステップS703へ進み、登録されていない場合にはステップS702を否定判定し、ステップS704へ進む。
ステップS703において、CPU101は、データベースから登録情報を読み出してステップS704へ進む。電話着信の場合は、発信電話番号に対応する登録者名を読み出し、メール着信の場合は、発信メールアドレスに対応する登録者名を読み出す。
ステップS704において、CPU101は、プロジェクタオンか否かを判定する。CPU101は、プロジェクタモジュール6にコンテンツを投影させている場合にステップS704を肯定判定してステップS705へ進み、プロジェクタモジュール6に投影させていない場合にはステップS704を否定判定してステップS706へ進む。
ステップS705において、CPU101は着信通知をオーバーラップさせてステップS710へ進む。具体的には、投影像の邪魔にならないように投影中のコンテンツデータに登録者名を示す文字列を重ねてオーバーレイ投影するように投射制御回路64へ指令を送る。これにより、投影像の一部に重ねて文字列による着信通知が投影される。なお、電話着信の場合で発信電話番号がデータベースに登録されていないときは発信電話番号を示す文字列を、メール受信の場合で発信メールアドレスがデータベースに登録されていないときは発信メールアドレスを示す文字列を、それぞれ投影中のコンテンツデータに重ねて投影する。
ステップS706において、CPU101は、着信時投影設定されているか否かを判定する。CPU101は、着信設定メニューにおいて「プロジェクタで知らせる」が「はい」に設定されている場合にステップS706を肯定判定してステップS707へ進み、着信設定メニューにおいて「プロジェクタで知らせる」が「いいえ」に設定されている場合にはステップS706を否定判定し、ステップS709へ進む。
ステップS707において、CPU101は投射制御回路64へ指令を送り、液晶パネル62に着信通知画像を表示させてステップS708へ進む。着信通知画像は、データベース上で登録者名にそれぞれ関連づけられている画像データによる再生画像であり、静止画、動画、アイコン、アニメーション、テキスト画などのいずれかがあらかじめ用意される。発信元がデータベースに登録されていない場合は、あらかじめ用意されている汎用画像データによる再生画像を表示させる。この場合、登録されていない発信元からの着信は、共通の再生画像で報知される。
ステップS708において、CPU101は投射制御回路64へ指令を送り、LED光源63を点灯させてステップS710へ進む。これにより、プロジェクタモジュール6から着信通知画像が投影される。なお、CPU101は、着信設定メニューにおいて「音声で知らせる」が「はい」に設定されている場合や、「振動で知らせる」が「はい」に設定されている場合には、それぞれの設定に応じて報知するようにスピーカーや振動発生装置(不図示)を制御する。音声は、データベース上で登録者名にそれぞれ関連づけられている音声データによる再生音であり、着信メロディ、案内メッセージ、効果音などのいずれかがあらかじめ用意される。発信元がデータベースに登録されていない場合は、あらかじめ用意されている汎用音声データを再生させる。この場合、登録されていない発信元からの着信は、共通の再生音で報知される。
ステップS709において、CPU101は、液晶表示器4に着信通知を表示させてステップS710へ進む。なお、サブLCD(液晶表示器)が設けられている場合には、サブLCDに表示させてもよい。着信設定メニューにおいて「音声で知らせる」が「はい」に設定されている場合や、「振動で知らせる」が「はい」に設定されている場合には、それぞれの設定に応じて報知するようにスピーカーや振動発生装置(不図示)を制御する。
電話着信を報知したCPU101は、電話応答操作が行われた場合(操作部材110を構成する操作キー15が押下操作された場合)、電話動作へ移行する。プロジェクタモジュール6によって着信通知画像(オーバーレイ投影を含む)を投影している場合は、プロジェクタモジュール6による投影を終了させてから電話動作へ移行する。本説明では、電話動作の処理についての説明は省略する。
メール着信を報知したCPU101は、ステップS710において、メール本文表示操作が行われたか否かを判定する。CPU101は、操作部材110を構成する操作キー13が押下操作されるとステップS710を肯定判定してステップS711へ進み、操作キー13が押下操作されない場合にはステップS710を否定判定し、ステップS714へ進む。
ステップS711において、CPU101は、メール内容投影設定されているか否かを判定する。CPU101は、着信設定メニューにおいて「メール内容を投影する」が「はい」に設定されている場合にステップS711を肯定判定してステップS712へ進み、着信設定メニューにおいて「メール内容を投影する」が「いいえ」に設定されている場合にはステップS711を否定判定し、ステップS713へ進む。
ステップS712において、CPU101は投射制御回路64へ指令を送り、液晶パネル62にメール本文を表示させる。これにより、プロジェクタモジュール6からメール本文が投影される。なお、CPU101は、着信設定メニューにおいて「受信画像を投影する」が「はい」に設定されている場合、貼付画像ファイルを開く操作に応じて液晶パネル62に受信画像を表示させるように構成されている。この結果、プロジェクタモジュール6によって受信画像を投影させることも可能である。CPU101は、このように投影を行うと図10による処理を終了する。
ステップS713において、CPU101は、液晶表示器4にメール本文を表示させるとともに、プロジェクタモジュール6による投影を終了させて図10による処理を終了する。なお、サブLCD(液晶表示器)が設けられている場合には、サブLCDに表示させてもよい。
ステップS714において、CPU101は、着信を報知してからの経過時間が所定時間に達したか否かを判定する。所定時間は、着信設定メニューにおいて「報知時間」として設定されている時間である。CPU101は、所定時間に達するとステップS714を肯定判定してステップS715へ進み、所定時間に達しない場合にはステップS710へ戻る。ステップS710へ戻る場合は着信報知が継続される。
ステップS715において、CPU101は、プロジェクタモジュール6による投影(着信報知)を終了させて図10による処理を終了する。
プロジェクタ付き携帯電話機10が周知のマナーモードに設定されている場合は、着信時投影設定されていてもステップS709へ進むようにCPU101によって制御される。すなわち、着信設定メニューにおいて「プロジェクタで知らせる」が「はい」に設定されている場合であっても、プロジェクタモジュール6による投影(着信報知)を禁止し、液晶表示器4によって着信報知を行う。なお、マナーモードにおいて投影操作キー11が押下操作された場合は、投影操作に基づいてプロジェクタモジュール6による投影を開始させる。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)プロジェクタ付き携帯電話機10は、プロジェクタモジュール6によるコンテンツ投影中に通話開始操作が行われる(操作キー15からの操作信号がCPU101へ入力される)と投影を中断し、通話が終了する(操作キー15からの操作信号がCPU101へ再入力される)と投影を再開するようにしたので、通話操作と別に投影を中断/再開させる操作を行う必要がなく、使い勝手がよくなる。
(2)プロジェクタ付き携帯電話機10は、プロジェクタモジュール6によるコンテンツ投影中にカメラモジュール7による撮影モードへの切替え操作が行われると投影を終了するようにしたので、撮影モードへの切替え操作と別に投影を終了させる操作を行う必要がなく、使い勝手がよくなる。
(3)プロジェクタ付き携帯電話機10は、着信設定メニューにおいて「プロジェクタで知らせる」が「はい」に設定されている状態で着信があった場合、プロジェクタモジュール6による投影像で着信を報知し、報知時間が着信設定メニューにおいて設定されている時間に達するとプロジェクタモジュール6による着信報知を自動的に終了させるようにしたので、使用者が不在時の着信報知を無駄に継続することがない。
(4)プロジェクタ付き携帯電話機10は、着信時にプロジェクタモジュール6がコンテンツ投影中である場合(ステップS704を肯定判定)、着信設定メニューにおいて「プロジェクタで知らせる」が「はい」に設定されているか否かにかかわらず、プロジェクタモジュール6による投影像で着信を報知する。このとき、投影像の邪魔にならないように投影中のコンテンツデータに重ねてオーバーレイ投影するようにしたので、コンテンツの投影を中断することなく報知できる。
なお、上記(4)のように投影中のコンテンツデータに重ねてオーバーレイ投影する報知方法と、投影中のコンテンツデータに代えて着信報知を行う報知方法とを着信設定メニューにおいて選択可能に構成してもよい。さらに、着信時にプロジェクタモジュール6がコンテンツ投影中である場合(ステップS704を肯定判定)でも、着信設定メニューにおいて「プロジェクタで知らせる」が「はい」に設定されている場合にのみ着信報知を行うように構成してもよい。
(変形例1)
図5において、プロジェクタ付き携帯電話機10がクレードル20上の機器載置部22に載置されたと判定した場合(ステップS4を肯定判定)、投影像の輝度を通常時(プロジェクタ付き携帯電話機10が単体で使用される場合)より高くするようにしてもよい。この場合のCPU101は、投射制御回路64へ指令を送り、LED光源63への供給電流を通常レベルより所定電流だけアップさせる。
投影像の輝度をアップさせたCPU101は、プロジェクタ付き携帯電話機10が単体で使用されると判定した場合(ステップS4を否定判定)、投影像の輝度をクレードル20上で使用される場合より低くする。この場合のCPU101は、投射制御回路64へ指令を送り、LED光源63への供給電流を通常レベルまでダウンさせる。プロジェクタ付き携帯電話機10が単体で使用される場合の消費電流を抑えることにより、バッテリー103を長く持たせることができる。
(変形例2)
図5のステップS11において、現在の時刻を示す投影を10秒間行うようにしたが、現在時刻の代わりに、インターネットから入手されるニュースおよび株価などの情報、あらかじめ用意される伝言メッセージ、着信している未読メールなどの情報を投影してもよい。なお、投影時間は10秒間に限らず、あらかじめ任意の時間に変更可能に構成されている。また、投影指示から所定時間(10秒間)投影する代わりに、投影指示が継続している間は投影も継続させるように構成してもよい。
(変形例3)
クレードル20にCPU201を搭載させる例を説明したが、CPUを搭載しない構成としてもよい。この場合のプロジェクタ付き携帯電話機10のCPU101は、CPUを搭載しないクレードルから外部インターフェース(I/F)106の電源ラインを介して電源が供給されていればプロジェクタ付き携帯電話機10がクレードルに載置されていると判定し、電源が供給されなければプロジェクタ付き携帯電話機10が単体で使用されると判定する。
(変形例4)
上記の説明では、着信報知をプロジェクタモジュール6による投影像で行うか否かの設定を全ての着信に対して共通に行うようにしたが、プロジェクタで着信報知する/しないを発信元ごとに設定するように構成してもよい。この場合は、データベース上の登録者名ごとに、プロジェクタを用いて報知する/しないを登録しておく。これにより、発信元によってプロジェクタモジュール6による投影像で着信を報知したり、液晶表示器4による表示で着信を報知したりさせることができる。
(変形例5)
図10において、着信時投影設定されている(ステップS706を肯定判定)場合、プロジェクタモジュール6から着信通知画像を投影させるための条件判定を加えてもよい。たとえば、プロジェクタ付き携帯電話機10が折り畳み角θ=80度に開かれ、かつプロジェクタ付き携帯電話機10が単体で使用されると判定した場合にステップS707およびステップS708へ進み、プロジェクタモジュール6から着信通知画像を投影させるとともに、液晶表示器4の表示をオフさせる。また、プロジェクタ付き携帯電話機10がクレードル20上に折り畳み状態で載置されたと判定した場合にもステップS707およびステップS708へ進み、プロジェクタモジュール6から着信通知画像を投影させるとともに、液晶表示器4の表示をオフさせる。
一方、プロジェクタ付き携帯電話機10の折り畳み角θが80度を超えている場合であって、プロジェクタ付き携帯電話機10が単体で使用されると判定した場合は、ステップS709へ進み、プロジェクタモジュール6による着信通知画像を投影しないで液晶表示器4で着信通知を表示する。また、プロジェクタ付き携帯電話機10が折り畳み状態(θ=0度)にされ、かつプロジェクタ付き携帯電話機10が単体で使用されると判定した場合は、プロジェクタモジュール6による着信通知画像を投影せず、液晶表示器4による表示もオフのままとする。これにより、使用者が液晶表示器4を観察していると見なせる場合(θ>80度)や、折り畳み状態のプロジェクタ付き携帯電話機10が鞄などに収容されている場合にはプロジェクタモジュール6が投影しないように制御できる。
(変形例6)
折り畳み状態のプロジェクタ付き携帯電話機10がプロジェクタモジュール6によって着信通知画像を投影させた場合(ステップS707,S708)、折り畳み角θ≠0度にされるとプロジェクタモジュール6による着信通知画像の投影を終了させるように構成してもよい。これにより、使用者がメール本文表示操作を行うために折り畳み状態から開操作すると自動的に投影が終了するので、投影光束が誤って目に入り、眩しく感じるおそれがない。
(変形例7)
上記実施形態では、「メニュー画面」を液晶表示器4にのみ表示するようにしたが、プロジェクタモジュール6からも同じ画面を投影するように構成してもよい。この場合のプロジェクタ付き携帯電話機10は、操作キー12が押下操作されると液晶表示器4に「メニュー画面」を表示するとともに、プロジェクタモジュール6にも「メニュー画面」を投影させる。「メニュー画面」を投影することにより、メニューによる設定内容が投影像の観察者にも示される。一方、操作部材110を操作する使用者にとっては、操作部材110に近い液晶表示器4に表示される「メニュー画面」を見ながら操作できるので、操作部材110から離れた位置に投影される「メニュー画面」を見ながら操作するよりも使い勝手がよくなる。さらに、「輝度」、「壁色」、「台形」、および「フォーカス」などの「プロジェクタ調節メニュー」で変更した内容をただちに投影像に反映することにより、調節結果を確認しながら操作することができる。
液晶表示器4およびプロジェクタモジュール6に同じ画面を表示(投影)させるタイミングは、上記のように操作キー12の押下操作に応じて液晶表示器4およびプロジェクタモジュール6の双方に同時に行う他に、次のようにしてもよい。すなわち、操作キー12の押下操作に応じて「メニュー画面」を液晶表示器4のみに表示させた後、さらに項目選択指示(カーソルキー16による操作信号)に応じて「メニュー画面」をプロジェクタモジュール6に投影させるように構成する。
プロジェクタ付き電子機器としてプロジェクタ付き携帯電話機10を例示したが、プロジェクタ付きカメラなどにも本発明を適用してよい。
以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係に何ら限定されるものではない。
一実施の形態によるプロジェクタ付き携帯電話機の外観図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。 図1のプロジェクタ付き携帯電話機の回路構成を説明するブロック図である。 クレードルおよびプロジェクタ付き携帯電話機を説明する斜視図である。 クレードルの回路構成を説明するブロック図である。 プロジェクタ付き携帯電話機のCPUによって行われるプロジェクタ処理の流れを説明するフローチャートである。 プロジェクタ付き携帯電話機のCPUによって行われるプロジェクタ処理の流れを説明するフローチャートである。 クレードルのCPUによって行われるメイン処理の流れについて説明するフローチャートである。 メニュー画面のうちプロジェクタ調節メニューを例示する図である。 メニュー画面のうち着信設定メニューを例示する図である。 プロジェクタ付き携帯電話機のCPUによって行われる着信処理の流れを説明するフローチャートである。
符号の説明
4…液晶表示器
6…プロジェクタモジュール
7…カメラモジュール
8…レンズカバー
10…プロジェクタ付き携帯電話機
20…クレードル
21、110…操作部材
64…投射制御回路
101、201…CPU
110(15)…操作部材

Claims (5)

  1. 光学像を投影する投影手段と、
    外部装置との間で通信を行う通信手段と、
    前記外部装置から前記通信手段に着信があると、前記投影手段に着信報知を示す投影を開始させる投影制御手段とを備え、
    マナーモードに設定されている場合、前記投影制御手段は前記投影手段に着信報知を示す投影を禁止することを特徴とするプロジェクタ付き携帯電話機。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタ付き携帯電話機において、
    前記投影制御手段は、前記投影開始から所定時間後に前記着信報知を示す投影を終了させることを特徴とするプロジェクタ付き携帯電話機。
  3. 請求項1に記載のプロジェクタ付き携帯電話機において、
    前記投影制御手段は、前記投影手段が投影中の場合、投影像に着信報知を示す情報を重ねて投影するように前記投影手段を制御することを特徴とするプロジェクタ付き携帯電話機。
  4. 請求項1に記載のプロジェクタ付き携帯電話機において、
    前記投影制御手段は、前記着信があった際に、前記投影手段が投影中でない場合は、前記投影手段の光源を点灯させて前記着信報知を示す投影を開始させることを特徴とするプロジェクタ付き携帯電話機。
  5. 請求項1に記載のプロジェクタ付き携帯電話機において、
    前記投影制御手段は、メール内容投影の設定がされている場合に、メールの着信があれば着信したメールの内容の投影を行わせることを特徴とするプロジェクタ付き携帯電話機。
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