JP2004246209A - プロジェクタ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯可能であり且つ大量の画像データを内蔵可能とする。
【解決手段】携帯可能な寸法形状に形成されている外筐体2を備え、外筐体2の一方の端面に投射レンズ3を設け、投射レンズ3の内側に液晶ディスプレイを設ける。また、外筐体の他方の端面にメモリカード40を装着するスロットを備える。メモリカード40に記憶されている画像データは、画像データ処理部によってデコードされ、デコードされた画像データに基づいた画像が、液晶ディスプレイに表示される。そして、外筐体2に収納されている光源が液晶ディスプレイを照射し、液晶ディスプレイの透過光を投射レンズ3が拡大して投射することによって、液晶ディスプレイに表示された画像を投射する。
【選択図】 図1
【解決手段】携帯可能な寸法形状に形成されている外筐体2を備え、外筐体2の一方の端面に投射レンズ3を設け、投射レンズ3の内側に液晶ディスプレイを設ける。また、外筐体の他方の端面にメモリカード40を装着するスロットを備える。メモリカード40に記憶されている画像データは、画像データ処理部によってデコードされ、デコードされた画像データに基づいた画像が、液晶ディスプレイに表示される。そして、外筐体2に収納されている光源が液晶ディスプレイを照射し、液晶ディスプレイの透過光を投射レンズ3が拡大して投射することによって、液晶ディスプレイに表示された画像を投射する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば液晶ディスプレイなどの画像表示板に表示された画像を投射し、スライドや壁などの被表示物に映し出すことが可能であるプロジェクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スクリーンなどの被表示物に画像を映し出す装置として、プロジェクタ装置が使用されている。プロジェクタ装置は、例えば液晶ディスプレイなどの画像表示板に画像を表示するとともに画像表示板に対して光源からの光を照射し、画像表示板の透過光を被表示物に投射する。
【0003】
このプロジェクタ装置は、一般に大型でかなりの重量を有しているために携帯性に欠けるので、常時携帯して使用することが困難となる。
【0004】
そこで、携帯性を向上させたプロジェクタ装置として、小型プロジェクタ装置が提案されている(特許文献1参照。)。この小型プロジェクタ装置は、携帯可能である筐体に、光源と、投射する画像が描かれたフィルムを装着するフィルム装着部と、フィルムの透過光を投射する集光部とを備えており、フィルム装着部に装着されたフィルムを光源から出力された光が透過し、透過した光が集光部によって投射することで、被表示物上に画像を映し出す。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−52484号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上説明した小型プロジェクタ装置では、投射する画像がフィルムに描かれている。また、装着部に装着可能なフィルムは1枚とされている。すなわち、内蔵される画像データは1画面分となる。
【0007】
したがって、当該小型プロジェクタ装置を使用して、複数の画面分の静止画像を投射するときには、ユーザは、投射する画像が描かれたフィルムを、複数枚所持する必要が生じる。また、ユーザは、投射する画像を変更するために、装着部にフィルムを装着し直す必要が生じる。したがって、ユーザは、複数の画面分の静止画像を投射するために、フィルムの管理などの煩雑な作業を行う必要がある。
【0008】
一方、近年、半導体メモリを利用したカード状の記録媒体であるメモリカードの大容量化が進み、音声データや画像データなど大容量のデータを記憶することが可能となってきている。このようなメモリカードは、例えばテープ状記録媒体やディスク状記録媒体よりも小型であるために、持ち運ぶことが前提とされる携帯型の電子機器用の記録媒体として用いることにより、電子機器をさらに小型化することが可能となる。
【0009】
本発明は、以上説明した従来の実状に鑑みて提案されたものであり、携帯可能な形状であり、且つ複数の画像の画像データを内蔵することが可能であるプロジェクタ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るプロジェクタ装置は、供給された画像データに基づく画像を形成する画像形成手段と、上記画像形成手段に対して光を照射する光源と、上記光源が上記画像形成手段に対して光を照射しているときに上記画像形成手段によって形成された画像を投射する投射手段と、画像データが記憶されたリムーバブルな半導体メモリを装着するメモリ装着部と、上記半導体メモリに記録された画像データを読み出して上記画像形成手段に供給する読み出し部とを、携帯可能である外筐体内に備えることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態
以下、本発明の第1の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
図1に示すように、本発明を適用した携帯型プロジェクタ装置1は、長手方向の両端面の形状が略円形である略円柱形とされており、片手で保持可能な形状寸法に形成された外筐体2を備える。外筐体2は、両端部がそれぞれ回動可能に形成されている。一方の端部は、回動することにより投射する画像のサイズを手動で調整するサイズ調整部2aとされ、他方の端部は回動することで携帯型プロジェクタ装置1の動作をオン又はオフとするスイッチ2bとされる。
【0013】
外筐体2の一方の端面には、図2に示すように、スクリーンや壁などの被表示物に対して画像を投射する投射レンズ3が備えられており、投射レンズ3の内側には供給された画像データに基づいた画像を表示する液晶ディスプレイ4が備えられている。また、外筐体2の他方の端面には、図3に示すように、着脱可能な半導体メモリ(以下、メモリカードという。)40が装着されるスロット5と、後述する充電池に外部から供給されたエネルギーを供給するための充電端子6とが備えられている。
【0014】
外筐体2の側面には、投射する画像を制御するために操作する操作ボタン7と、例えば携帯型プロジェクタ装置1の電源がオンとなっているときや、後述する充電池に対して充電が行われているときなどに点灯する発光ダイオード8とが備えられている。
【0015】
また、携帯型プロジェクタ装置1は、図4に示すように、液晶ディスプレイ4を照射する光源10と、液晶ディスプレイ4を駆動するディスプレイ用ドライバ11と、投射レンズ3を駆動するレンズ用ドライバ12と、各部を動作させる電源となる充電池13と、スロット5に接続されたインターフェイス(以下I/Fという。)14と、各部から供給される信号を処理して各部を制御する信号処理部15とを備える。光源10と、ディスプレイ用ドライバ11と、レンズ用ドライバ12と、充電池13と、I/F14と、信号処理部15とは、外筐体2に収納されている。
【0016】
液晶ディスプレイ4は、ディスプレイ用ドライバ11によって駆動されることで、信号処理部15から出力される画像データに基づいた画像を表示し、光源10から出力される光を透過する。
【0017】
投射レンズ3は、液晶ディスプレイ4を透過した光を拡大して投射する。
【0018】
スロット5は、メモリカード40を装着する。スロット5にメモリカード40が装着されると、メモリカード40に記憶されているデータは、信号処理部15によって読み出される。
【0019】
メモリカード40は、例えばメモリスティック(商標)など、いわゆるSSFDC(Solid State Floppy(R) Disk Card)と略称されるフラッシュEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)を用いたメモリカードや、いわゆるミニチュアカードなどの少なくとも画像データを記憶可能な半導体メモリであり、例えば1GBのメモリ容量を有する。したがって、メモリカード40は、大容量の画像データを記憶することができる。すなわち、携帯型プロジェクタ装置1は、大容量の画像データを内蔵することができ、例えば複数の静止画像を内蔵することや、動画像を内蔵することができる。
【0020】
操作ボタン7は、例えば投射する画像を選択したり、投射されている画像の焦点を制御したり、投射されている画像をズームするなど、投射する画像を制御するために操作する。本実施の形態では、操作ボタン7は、外筐体2の長軸に沿った方向に回動可能とされるとともに、押圧可能とされている。例えば、操作ボタン7が操作によって画像を選択する設定とされているときには、ユーザは操作ボタン7を回動させることによって投射する画像を変化させ、所望の画像が投射されたときに操作ボタン7を押圧することによって投射する画像を決定する。
【0021】
光源10は、液晶ディスプレイ4に対して光を照射する。光源10としては、例えば高輝度の発光ダイオードが使用される。
【0022】
信号処理部15は、メモリカード40に記憶されている画像データに基づいた画像を、液晶ディスプレイ4に表示させる。また、信号処理部15は、操作ボタン7からの入力に基づいて、投射する画像を制御する。さらに、信号処理部15は、スイッチ2bからの入力に基づいて、光源10をオン又はオフとする。
【0023】
信号処理部15は、I/F14を介して供給された画像データをデコードする画像データ処理部31と、操作ボタン7及びスイッチ2bからの入力に基づいて画像データ処理部31や光源10、投射レンズ3などを制御する制御部32とを備える。
【0024】
画像データ処理部31は、メモリカード40に記憶されている画像データを読み出して、デコードする。画像データ処理部31がメモリカード40に記憶されている画像データを読み出すと、画像データ処理部31には、メモリカード40に記憶されている画像データが、I/F14を介して供給される。画像データ処理部31は、供給された画像データをデコードする。デコードされた画像データは、ディスプレイ用ドライバ11に供給される。
【0025】
ディスプレイ用ドライバ11は、供給された画像データに基づいて液晶ディスプレイ4を駆動し、液晶ディスプレイ4に画像を表示させる。
【0026】
制御部32は、入力スイッチ2bからの入力に基づいて、光源10及び画像データ処理部31を制御する。
【0027】
具体的に説明すると、入力スイッチ2bが回動されることにより携帯プロジェクタ装置1の動作がオンとされたときには、入力スイッチ2bから携帯型プロジェクタ装置1を動作させる信号が制御部32へ供給されて、光源10をオンとするとともに、画像データ処理部31によるメモリカード40からの画像データの読み出しと読み出された画像データに対するデコード処理とを開始させる。また、入力スイッチ2bが回動されることにより携帯プロジェクタ装置1の動作がオフとされたときには、光源10をオフとするとともに、画像データ処理部31によるメモリカード40からの画像データの読み出しと読み出された画像データに対するデコード処理とを終了させる。
【0028】
また、制御部32は、操作ボタン7からの入力に基づいて、画像データ処理部31によるメモリカード40からの画像データの読み出しや、読み出された画像データのデコードなどを制御することにより、投射する画像を制御する。具体的に説明すると、例えば操作ボタン7を操作することによって投射する画像を選択する設定とされているときには、操作ボタン7が所定の角度回動される毎に画像データ処理部31によって読み出される画像データを変更させることで、投射する画像を変更する。そして、所望の画像が投射されたときに操作ボタン7を押圧することにより投射する画像が決定されたときには、画像データ処理部31による画像データの読み出しを停止させる。
【0029】
さらに、制御部32は、操作ボタン7からの入力に基づいて投射レンズ3の位置を移動させ、投射されている画像の焦点を制御する。具体的に説明すると、例えば操作ボタン7を操作することによって投射されている画像の焦点を制御する設定とされているときには、操作ボタン7の回動に従ってレンズ用ドライバ11を駆動し、投射レンズ3を、携帯型プロジェクタ装置1の長軸方向に沿って移動させる。そして、操作ボタン7を押圧することによって焦点制御が終了とされたときには、レンズ用ドライバ12の駆動を停止させることで、投射レンズ3の移動を停止させる。
【0030】
また、以上説明した携帯型プロジェクタ装置1は、図5に示すように、スタンド25によって支持することができる。
【0031】
スタンド25は、携帯型プロジェクタ装置1を装着したときに、携帯型プロジェクタ装置1の向き、すなわち、画像を投射する方向を変化させることが可能であり、さらに携帯型プロジェクタ装置1の向きが所望の向きとなったときに、携帯型プロジェクタ装置1の向きを固定可能な構成とされていることが好ましい。
【0032】
例えば、スタンド25は、携帯型プロジェクタ装置1が装着される装着部26と、装着部26を回動可能に支持する支持部27とを備える。携帯型プロジェクタ1を装着した状態で装着部26を図中矢印Aに示すように回動させ、携帯型プロジェクタ1を所定の向きとした状態で動作させることで、ユーザは、携帯型プロジェクタ装置1を手で保持することなく、所望の位置へ画像を映し出すことが可能となる。
【0033】
スタンド25は、充電端子6を介して充電池13に対して電流を供給できる充電機能や、例えばパーソナルコンピュータなど外部の電子機器と接続して、接続した電子機器との間で画像データを送受信できる機能を備えることが好ましい。すなわち、スタンド25は、いわゆるクレードルであっても良い。
【0034】
つぎに、携帯型プロジェクタ1の動作について説明する。
【0035】
先ず、スイッチ2bが回動されると、スイッチ2bから制御部32へ携帯型プロジェクタ装置1を動作させるための信号が入力され、制御部32が光源10をオンとする。また、制御部32は、画像データ処理部31を制御し、画像データ処理部31はメモリカード40から画像データを読み出す。
【0036】
次に、画像データ処理部31には、I/F14を介してメモリカード40に記憶された画像データが供給される。画像データ処理部31は、供給された画像データをデコードし、ディスプレイ用ドライバ11に供給する。
【0037】
次に、ディスプレイ用ドライバ11は、供給された画像データに基づいて液晶ディスプレイ4を駆動し、液晶ディスプレイ4に画像を表示する。
【0038】
光源10から出力された光は、液晶ディスプレイ4を透過する。液晶ディスプレイ4を透過した光は、液晶ディスプレイ4に表示された画像によって制御されている。液晶ディスプレイ4を透過した光は、投射レンズ3によって拡大されて投射される。液晶ディスプレイ4を透過した光が投射されることにより、被表示物には液晶ディスプレイ4に表示された画像が映し出される。
【0039】
投射されている画像を制御するときには、ユーザは、操作ボタン7を操作して画像を制御する。例えば、投射されている画像の焦点を合わせるときには、ユーザは、操作ボタン7を画像の焦点を制御する設定とし、操作ボタン7を回動することによって焦点を制御し、合焦したときに操作ボタン7の回動を停止して操作ボタン7を押圧する。また、投射されている画像のサイズを変更するときには、ユーザは、サイズ調整部2aを回動して所望のサイズとする。また、投射されている画像を変更するときには、ユーザは、操作ボタン7を画像の選択を行う設定とし、操作ボタン7を回動することによって画像を変更し、所望の画像が映し出されたときに操作ボタン7の回動を停止して操作ボタン7を押圧する。
【0040】
そして、スイッチ2bが回動されると、スイッチ2bから制御部32へ携帯型プロジェクタ装置1の動作を停止する信号が入力される。動作を停止する信号が入力されると、制御部32は、光源10をオフとするとともに画像データ処理部31による画像データのデコードを停止させる。
【0041】
以上説明したように、本発明を適用した携帯型プロジェクタ装置1は、携帯可能な寸法形状に形成されているとともに、外筐体2にメモリカード40を装着するスロット5が設けられている。携帯型プロジェクタ装置1では、画像データ処理部31がスロット5に装着されたメモリカード40に記憶された画像データをデコードし、デコードされた画像データに基づいた画像が液晶ディスプレイ4に表示される。そして、光源10が液晶ディスプレイ4を照射し、液晶ディスプレイ4の透過光を投射レンズ3が拡大して投射することによって、液晶ディスプレイ4に表示された画像を被表示物上に映し出すことが可能となる。
【0042】
また、メモリカード40は、大容量の画像データを記憶することが可能な半導体メモリである。
【0043】
すなわち、本発明を適用した携帯型プロジェクタ装置1は、携帯可能な形状に形成されており、且つ大容量の画像データを内蔵可能となるために、複数の静止画像データを内蔵することが可能となる。したがって、本発明を適用した携帯型プロジェクタ装置1は、携帯可能であり、且つ記録媒体の入れ替えなどの煩雑な作業を行うことなく複数の静止画像を表示可能なものとなる。
【0044】
また、メモリカード40は、大容量の画像データを記憶することが可能であるために、動画像データを記憶することができる。すなわち、携帯型プロジェクタ装置1は、動画像を内蔵することができる。したがって、携帯型プロジェクタ装置1は、画像データ処理部31が動画像をデコードできる構成とすることにより、携帯可能であり、且つ動画像を投射することが可能なものとなる。
【0045】
なお、携帯型プロジェクタ装置1は、各部を動作させるための電源として充電池13の他に乾電池を使用できる構成とすることが好ましい。電源として乾電池を使用できる構成とすることにより、携帯型プロジェクタ装置1は、充電池13に蓄えられているエネルギーがなくなったときにも、画像を投射することが可能となる。
【0046】
なお、携帯型プロジェクタ装置1は、図6に示すように、外筐体2の他方の端面に、2つのスロット5a、5bが設けられた構成としても良い。2つのスロット5a、5bが設けられることにより、携帯型プロジェクタ装置1は、2枚のメモリカード40を装着可能となり、さらに大容量の画像データを内蔵することが可能となる。
【0047】
なお、携帯型プロジェクタ装置1は、例えばパーソナルコンピュータから供給される画像データなど、外部から供給された画像データが入力される入力端子を備え、外部から供給された画像データに基づいた画像を投射可能な構成としても良い。
【0048】
外部から画像データが供給されるときには、画像データ処理部31が供給された画像データをエンコードし、エンコードした画像データをメモリカード40に記録できる構成とすることが好ましい。
【0049】
第2の実施の形態
つぎに、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、第1の実施の形態で説明した携帯型プロジェクタ装置1と同等な構成、部位、機能については説明を省略し、また、図面では同じ符号を付する。
【0050】
図7に示すように、本発明を適用した携帯型プロジェクタ装置50は、外筐体2の側面に、音声を放音するスピーカ51が設けられている。
【0051】
また、携帯型プロジェクタ装置50は、図8に示すように、各部から供給された信号を処理して各部を制御する信号処理部52と、信号処理部52から出力された音声データをデジタルアナログ変換(以下、D/A変換という。)するD/A変換部53と、D/A変換部53から供給された音声データを増幅してスピーカ51へ供給するアンプ54とを備える。
【0052】
信号処理部52は、音声データ処理部55を備える。
【0053】
音声データ処理部55は、メモリカード40に記憶されている音声データを読み出して、デコードする。音声データ処理部55がメモリカード40に記憶されている音声データを読み出すと、音声データ処理部55には、I/F14を介してメモリカード40に記憶されている音声データが供給される。音声データ処理部55は、供給された音声データをデコードする。デコードされた音声データは、D/A変換部53に供給される。
【0054】
音声データ処理部55によってデコードされた音声データは、D/A変換部53によってD/A変換された後、アンプ54によって増幅され、スピーカ51に対して供給される。スピーカ51は、アンプ54から供給された音声データに基づいた音声を放音する。
【0055】
以上説明したように、本発明を適用した携帯型プロジェクタ装置50は、音声データ処理部55が備えられており、メモリカード40に記憶されている音声データをデコードできる。また、スピーカ51を備え、デコードされた音声データに基づいた音声を放音することができる。
【0056】
すなわち、本発明を適用した携帯型プロジェクタ装置50によれば、画像を投射するとともに音声を放音することが可能となる。したがって、本発明を適用した携帯型プロジェクタ装置50によれば、例えば画像データに基づいた画像を投射するとともに、投射されている画像に伴った音声を放音することが可能となる。
【0057】
なお、携帯型プロジェクタ装置50は、例えばパーソナルコンピュータから供給される音声データなど、外部から供給された音声データが入力される入力端子を備え、外部から供給された音声データに基づいた音声を放音可能な構成としても良い。
【0058】
【発明の効果】
本発明に係る携帯型プロジェクタ装置は、外筐体が携帯可能な形状に形成されているとともに、リムーバブルな半導体メモリを装着する装着部を備えている。携帯型プロジェクタ装置では、装着部に装着された半導体メモリに記憶された画像データを読み出し部が読み出し、読み出された画像データに基づいた画像を、画像形成部が生成する。そして、光源が画像形成部を照射し、投射部が画像形成部の透過光を投射することによって、画像形成部によって形成された画像を被表示物上に映し出すことが可能となる。また、半導体メモリは、大容量の画像データを記憶することが可能である。
【0059】
すなわち、本発明に係る携帯型プロジェクタ装置は、携帯可能な形状に形成されており、且つ大容量の画像データを内蔵可能なものとなる。したがって、本発明に係る携帯型プロジェクタ装置は、携帯可能であり、且つ複数の静止画像や、動画像を内蔵可能なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した携帯型プロジェクタ装置の斜視図である。
【図2】同携帯型プロジェクタ装置の投射部を示す断面図である。
【図3】同携帯型プロジェクタ装置の底面図である。
【図4】同携帯型プロジェクタ装置のブロック図である。
【図5】同携帯型プロジェクタ装置がスタンドに装着されている状態を示す側面図である。
【図6】スロットが2つ設けられた携帯型プロジェクタ装置の底面図である。
【図7】本発明を適用した他の携帯型プロジェクタ装置の斜視図である。
【図8】同携帯型プロジェクタ装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 携帯型プロジェクタ装置、2 外筐体、3 投射レンズ、4 液晶ディスプレイ、5 スロット、6 充電端子、7 操作ボタン、8 発光ダイオード、10 光源、11 ディスプレイ用ドライバ、12 レンズ用ドライバ、13 充電池、14 I/F、15 信号処理部、25 スタンド、26 装着部、27 支持部、31 画像データ処理部、32 制御部、40 メモリカード、50 携帯型プロジェクタ装置、51 スピーカ、52 信号処理部、53 D/A変換部、54 アンプ、55 音声データ処理部
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば液晶ディスプレイなどの画像表示板に表示された画像を投射し、スライドや壁などの被表示物に映し出すことが可能であるプロジェクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スクリーンなどの被表示物に画像を映し出す装置として、プロジェクタ装置が使用されている。プロジェクタ装置は、例えば液晶ディスプレイなどの画像表示板に画像を表示するとともに画像表示板に対して光源からの光を照射し、画像表示板の透過光を被表示物に投射する。
【0003】
このプロジェクタ装置は、一般に大型でかなりの重量を有しているために携帯性に欠けるので、常時携帯して使用することが困難となる。
【0004】
そこで、携帯性を向上させたプロジェクタ装置として、小型プロジェクタ装置が提案されている(特許文献1参照。)。この小型プロジェクタ装置は、携帯可能である筐体に、光源と、投射する画像が描かれたフィルムを装着するフィルム装着部と、フィルムの透過光を投射する集光部とを備えており、フィルム装着部に装着されたフィルムを光源から出力された光が透過し、透過した光が集光部によって投射することで、被表示物上に画像を映し出す。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−52484号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上説明した小型プロジェクタ装置では、投射する画像がフィルムに描かれている。また、装着部に装着可能なフィルムは1枚とされている。すなわち、内蔵される画像データは1画面分となる。
【0007】
したがって、当該小型プロジェクタ装置を使用して、複数の画面分の静止画像を投射するときには、ユーザは、投射する画像が描かれたフィルムを、複数枚所持する必要が生じる。また、ユーザは、投射する画像を変更するために、装着部にフィルムを装着し直す必要が生じる。したがって、ユーザは、複数の画面分の静止画像を投射するために、フィルムの管理などの煩雑な作業を行う必要がある。
【0008】
一方、近年、半導体メモリを利用したカード状の記録媒体であるメモリカードの大容量化が進み、音声データや画像データなど大容量のデータを記憶することが可能となってきている。このようなメモリカードは、例えばテープ状記録媒体やディスク状記録媒体よりも小型であるために、持ち運ぶことが前提とされる携帯型の電子機器用の記録媒体として用いることにより、電子機器をさらに小型化することが可能となる。
【0009】
本発明は、以上説明した従来の実状に鑑みて提案されたものであり、携帯可能な形状であり、且つ複数の画像の画像データを内蔵することが可能であるプロジェクタ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るプロジェクタ装置は、供給された画像データに基づく画像を形成する画像形成手段と、上記画像形成手段に対して光を照射する光源と、上記光源が上記画像形成手段に対して光を照射しているときに上記画像形成手段によって形成された画像を投射する投射手段と、画像データが記憶されたリムーバブルな半導体メモリを装着するメモリ装着部と、上記半導体メモリに記録された画像データを読み出して上記画像形成手段に供給する読み出し部とを、携帯可能である外筐体内に備えることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態
以下、本発明の第1の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
図1に示すように、本発明を適用した携帯型プロジェクタ装置1は、長手方向の両端面の形状が略円形である略円柱形とされており、片手で保持可能な形状寸法に形成された外筐体2を備える。外筐体2は、両端部がそれぞれ回動可能に形成されている。一方の端部は、回動することにより投射する画像のサイズを手動で調整するサイズ調整部2aとされ、他方の端部は回動することで携帯型プロジェクタ装置1の動作をオン又はオフとするスイッチ2bとされる。
【0013】
外筐体2の一方の端面には、図2に示すように、スクリーンや壁などの被表示物に対して画像を投射する投射レンズ3が備えられており、投射レンズ3の内側には供給された画像データに基づいた画像を表示する液晶ディスプレイ4が備えられている。また、外筐体2の他方の端面には、図3に示すように、着脱可能な半導体メモリ(以下、メモリカードという。)40が装着されるスロット5と、後述する充電池に外部から供給されたエネルギーを供給するための充電端子6とが備えられている。
【0014】
外筐体2の側面には、投射する画像を制御するために操作する操作ボタン7と、例えば携帯型プロジェクタ装置1の電源がオンとなっているときや、後述する充電池に対して充電が行われているときなどに点灯する発光ダイオード8とが備えられている。
【0015】
また、携帯型プロジェクタ装置1は、図4に示すように、液晶ディスプレイ4を照射する光源10と、液晶ディスプレイ4を駆動するディスプレイ用ドライバ11と、投射レンズ3を駆動するレンズ用ドライバ12と、各部を動作させる電源となる充電池13と、スロット5に接続されたインターフェイス(以下I/Fという。)14と、各部から供給される信号を処理して各部を制御する信号処理部15とを備える。光源10と、ディスプレイ用ドライバ11と、レンズ用ドライバ12と、充電池13と、I/F14と、信号処理部15とは、外筐体2に収納されている。
【0016】
液晶ディスプレイ4は、ディスプレイ用ドライバ11によって駆動されることで、信号処理部15から出力される画像データに基づいた画像を表示し、光源10から出力される光を透過する。
【0017】
投射レンズ3は、液晶ディスプレイ4を透過した光を拡大して投射する。
【0018】
スロット5は、メモリカード40を装着する。スロット5にメモリカード40が装着されると、メモリカード40に記憶されているデータは、信号処理部15によって読み出される。
【0019】
メモリカード40は、例えばメモリスティック(商標)など、いわゆるSSFDC(Solid State Floppy(R) Disk Card)と略称されるフラッシュEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)を用いたメモリカードや、いわゆるミニチュアカードなどの少なくとも画像データを記憶可能な半導体メモリであり、例えば1GBのメモリ容量を有する。したがって、メモリカード40は、大容量の画像データを記憶することができる。すなわち、携帯型プロジェクタ装置1は、大容量の画像データを内蔵することができ、例えば複数の静止画像を内蔵することや、動画像を内蔵することができる。
【0020】
操作ボタン7は、例えば投射する画像を選択したり、投射されている画像の焦点を制御したり、投射されている画像をズームするなど、投射する画像を制御するために操作する。本実施の形態では、操作ボタン7は、外筐体2の長軸に沿った方向に回動可能とされるとともに、押圧可能とされている。例えば、操作ボタン7が操作によって画像を選択する設定とされているときには、ユーザは操作ボタン7を回動させることによって投射する画像を変化させ、所望の画像が投射されたときに操作ボタン7を押圧することによって投射する画像を決定する。
【0021】
光源10は、液晶ディスプレイ4に対して光を照射する。光源10としては、例えば高輝度の発光ダイオードが使用される。
【0022】
信号処理部15は、メモリカード40に記憶されている画像データに基づいた画像を、液晶ディスプレイ4に表示させる。また、信号処理部15は、操作ボタン7からの入力に基づいて、投射する画像を制御する。さらに、信号処理部15は、スイッチ2bからの入力に基づいて、光源10をオン又はオフとする。
【0023】
信号処理部15は、I/F14を介して供給された画像データをデコードする画像データ処理部31と、操作ボタン7及びスイッチ2bからの入力に基づいて画像データ処理部31や光源10、投射レンズ3などを制御する制御部32とを備える。
【0024】
画像データ処理部31は、メモリカード40に記憶されている画像データを読み出して、デコードする。画像データ処理部31がメモリカード40に記憶されている画像データを読み出すと、画像データ処理部31には、メモリカード40に記憶されている画像データが、I/F14を介して供給される。画像データ処理部31は、供給された画像データをデコードする。デコードされた画像データは、ディスプレイ用ドライバ11に供給される。
【0025】
ディスプレイ用ドライバ11は、供給された画像データに基づいて液晶ディスプレイ4を駆動し、液晶ディスプレイ4に画像を表示させる。
【0026】
制御部32は、入力スイッチ2bからの入力に基づいて、光源10及び画像データ処理部31を制御する。
【0027】
具体的に説明すると、入力スイッチ2bが回動されることにより携帯プロジェクタ装置1の動作がオンとされたときには、入力スイッチ2bから携帯型プロジェクタ装置1を動作させる信号が制御部32へ供給されて、光源10をオンとするとともに、画像データ処理部31によるメモリカード40からの画像データの読み出しと読み出された画像データに対するデコード処理とを開始させる。また、入力スイッチ2bが回動されることにより携帯プロジェクタ装置1の動作がオフとされたときには、光源10をオフとするとともに、画像データ処理部31によるメモリカード40からの画像データの読み出しと読み出された画像データに対するデコード処理とを終了させる。
【0028】
また、制御部32は、操作ボタン7からの入力に基づいて、画像データ処理部31によるメモリカード40からの画像データの読み出しや、読み出された画像データのデコードなどを制御することにより、投射する画像を制御する。具体的に説明すると、例えば操作ボタン7を操作することによって投射する画像を選択する設定とされているときには、操作ボタン7が所定の角度回動される毎に画像データ処理部31によって読み出される画像データを変更させることで、投射する画像を変更する。そして、所望の画像が投射されたときに操作ボタン7を押圧することにより投射する画像が決定されたときには、画像データ処理部31による画像データの読み出しを停止させる。
【0029】
さらに、制御部32は、操作ボタン7からの入力に基づいて投射レンズ3の位置を移動させ、投射されている画像の焦点を制御する。具体的に説明すると、例えば操作ボタン7を操作することによって投射されている画像の焦点を制御する設定とされているときには、操作ボタン7の回動に従ってレンズ用ドライバ11を駆動し、投射レンズ3を、携帯型プロジェクタ装置1の長軸方向に沿って移動させる。そして、操作ボタン7を押圧することによって焦点制御が終了とされたときには、レンズ用ドライバ12の駆動を停止させることで、投射レンズ3の移動を停止させる。
【0030】
また、以上説明した携帯型プロジェクタ装置1は、図5に示すように、スタンド25によって支持することができる。
【0031】
スタンド25は、携帯型プロジェクタ装置1を装着したときに、携帯型プロジェクタ装置1の向き、すなわち、画像を投射する方向を変化させることが可能であり、さらに携帯型プロジェクタ装置1の向きが所望の向きとなったときに、携帯型プロジェクタ装置1の向きを固定可能な構成とされていることが好ましい。
【0032】
例えば、スタンド25は、携帯型プロジェクタ装置1が装着される装着部26と、装着部26を回動可能に支持する支持部27とを備える。携帯型プロジェクタ1を装着した状態で装着部26を図中矢印Aに示すように回動させ、携帯型プロジェクタ1を所定の向きとした状態で動作させることで、ユーザは、携帯型プロジェクタ装置1を手で保持することなく、所望の位置へ画像を映し出すことが可能となる。
【0033】
スタンド25は、充電端子6を介して充電池13に対して電流を供給できる充電機能や、例えばパーソナルコンピュータなど外部の電子機器と接続して、接続した電子機器との間で画像データを送受信できる機能を備えることが好ましい。すなわち、スタンド25は、いわゆるクレードルであっても良い。
【0034】
つぎに、携帯型プロジェクタ1の動作について説明する。
【0035】
先ず、スイッチ2bが回動されると、スイッチ2bから制御部32へ携帯型プロジェクタ装置1を動作させるための信号が入力され、制御部32が光源10をオンとする。また、制御部32は、画像データ処理部31を制御し、画像データ処理部31はメモリカード40から画像データを読み出す。
【0036】
次に、画像データ処理部31には、I/F14を介してメモリカード40に記憶された画像データが供給される。画像データ処理部31は、供給された画像データをデコードし、ディスプレイ用ドライバ11に供給する。
【0037】
次に、ディスプレイ用ドライバ11は、供給された画像データに基づいて液晶ディスプレイ4を駆動し、液晶ディスプレイ4に画像を表示する。
【0038】
光源10から出力された光は、液晶ディスプレイ4を透過する。液晶ディスプレイ4を透過した光は、液晶ディスプレイ4に表示された画像によって制御されている。液晶ディスプレイ4を透過した光は、投射レンズ3によって拡大されて投射される。液晶ディスプレイ4を透過した光が投射されることにより、被表示物には液晶ディスプレイ4に表示された画像が映し出される。
【0039】
投射されている画像を制御するときには、ユーザは、操作ボタン7を操作して画像を制御する。例えば、投射されている画像の焦点を合わせるときには、ユーザは、操作ボタン7を画像の焦点を制御する設定とし、操作ボタン7を回動することによって焦点を制御し、合焦したときに操作ボタン7の回動を停止して操作ボタン7を押圧する。また、投射されている画像のサイズを変更するときには、ユーザは、サイズ調整部2aを回動して所望のサイズとする。また、投射されている画像を変更するときには、ユーザは、操作ボタン7を画像の選択を行う設定とし、操作ボタン7を回動することによって画像を変更し、所望の画像が映し出されたときに操作ボタン7の回動を停止して操作ボタン7を押圧する。
【0040】
そして、スイッチ2bが回動されると、スイッチ2bから制御部32へ携帯型プロジェクタ装置1の動作を停止する信号が入力される。動作を停止する信号が入力されると、制御部32は、光源10をオフとするとともに画像データ処理部31による画像データのデコードを停止させる。
【0041】
以上説明したように、本発明を適用した携帯型プロジェクタ装置1は、携帯可能な寸法形状に形成されているとともに、外筐体2にメモリカード40を装着するスロット5が設けられている。携帯型プロジェクタ装置1では、画像データ処理部31がスロット5に装着されたメモリカード40に記憶された画像データをデコードし、デコードされた画像データに基づいた画像が液晶ディスプレイ4に表示される。そして、光源10が液晶ディスプレイ4を照射し、液晶ディスプレイ4の透過光を投射レンズ3が拡大して投射することによって、液晶ディスプレイ4に表示された画像を被表示物上に映し出すことが可能となる。
【0042】
また、メモリカード40は、大容量の画像データを記憶することが可能な半導体メモリである。
【0043】
すなわち、本発明を適用した携帯型プロジェクタ装置1は、携帯可能な形状に形成されており、且つ大容量の画像データを内蔵可能となるために、複数の静止画像データを内蔵することが可能となる。したがって、本発明を適用した携帯型プロジェクタ装置1は、携帯可能であり、且つ記録媒体の入れ替えなどの煩雑な作業を行うことなく複数の静止画像を表示可能なものとなる。
【0044】
また、メモリカード40は、大容量の画像データを記憶することが可能であるために、動画像データを記憶することができる。すなわち、携帯型プロジェクタ装置1は、動画像を内蔵することができる。したがって、携帯型プロジェクタ装置1は、画像データ処理部31が動画像をデコードできる構成とすることにより、携帯可能であり、且つ動画像を投射することが可能なものとなる。
【0045】
なお、携帯型プロジェクタ装置1は、各部を動作させるための電源として充電池13の他に乾電池を使用できる構成とすることが好ましい。電源として乾電池を使用できる構成とすることにより、携帯型プロジェクタ装置1は、充電池13に蓄えられているエネルギーがなくなったときにも、画像を投射することが可能となる。
【0046】
なお、携帯型プロジェクタ装置1は、図6に示すように、外筐体2の他方の端面に、2つのスロット5a、5bが設けられた構成としても良い。2つのスロット5a、5bが設けられることにより、携帯型プロジェクタ装置1は、2枚のメモリカード40を装着可能となり、さらに大容量の画像データを内蔵することが可能となる。
【0047】
なお、携帯型プロジェクタ装置1は、例えばパーソナルコンピュータから供給される画像データなど、外部から供給された画像データが入力される入力端子を備え、外部から供給された画像データに基づいた画像を投射可能な構成としても良い。
【0048】
外部から画像データが供給されるときには、画像データ処理部31が供給された画像データをエンコードし、エンコードした画像データをメモリカード40に記録できる構成とすることが好ましい。
【0049】
第2の実施の形態
つぎに、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、第1の実施の形態で説明した携帯型プロジェクタ装置1と同等な構成、部位、機能については説明を省略し、また、図面では同じ符号を付する。
【0050】
図7に示すように、本発明を適用した携帯型プロジェクタ装置50は、外筐体2の側面に、音声を放音するスピーカ51が設けられている。
【0051】
また、携帯型プロジェクタ装置50は、図8に示すように、各部から供給された信号を処理して各部を制御する信号処理部52と、信号処理部52から出力された音声データをデジタルアナログ変換(以下、D/A変換という。)するD/A変換部53と、D/A変換部53から供給された音声データを増幅してスピーカ51へ供給するアンプ54とを備える。
【0052】
信号処理部52は、音声データ処理部55を備える。
【0053】
音声データ処理部55は、メモリカード40に記憶されている音声データを読み出して、デコードする。音声データ処理部55がメモリカード40に記憶されている音声データを読み出すと、音声データ処理部55には、I/F14を介してメモリカード40に記憶されている音声データが供給される。音声データ処理部55は、供給された音声データをデコードする。デコードされた音声データは、D/A変換部53に供給される。
【0054】
音声データ処理部55によってデコードされた音声データは、D/A変換部53によってD/A変換された後、アンプ54によって増幅され、スピーカ51に対して供給される。スピーカ51は、アンプ54から供給された音声データに基づいた音声を放音する。
【0055】
以上説明したように、本発明を適用した携帯型プロジェクタ装置50は、音声データ処理部55が備えられており、メモリカード40に記憶されている音声データをデコードできる。また、スピーカ51を備え、デコードされた音声データに基づいた音声を放音することができる。
【0056】
すなわち、本発明を適用した携帯型プロジェクタ装置50によれば、画像を投射するとともに音声を放音することが可能となる。したがって、本発明を適用した携帯型プロジェクタ装置50によれば、例えば画像データに基づいた画像を投射するとともに、投射されている画像に伴った音声を放音することが可能となる。
【0057】
なお、携帯型プロジェクタ装置50は、例えばパーソナルコンピュータから供給される音声データなど、外部から供給された音声データが入力される入力端子を備え、外部から供給された音声データに基づいた音声を放音可能な構成としても良い。
【0058】
【発明の効果】
本発明に係る携帯型プロジェクタ装置は、外筐体が携帯可能な形状に形成されているとともに、リムーバブルな半導体メモリを装着する装着部を備えている。携帯型プロジェクタ装置では、装着部に装着された半導体メモリに記憶された画像データを読み出し部が読み出し、読み出された画像データに基づいた画像を、画像形成部が生成する。そして、光源が画像形成部を照射し、投射部が画像形成部の透過光を投射することによって、画像形成部によって形成された画像を被表示物上に映し出すことが可能となる。また、半導体メモリは、大容量の画像データを記憶することが可能である。
【0059】
すなわち、本発明に係る携帯型プロジェクタ装置は、携帯可能な形状に形成されており、且つ大容量の画像データを内蔵可能なものとなる。したがって、本発明に係る携帯型プロジェクタ装置は、携帯可能であり、且つ複数の静止画像や、動画像を内蔵可能なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した携帯型プロジェクタ装置の斜視図である。
【図2】同携帯型プロジェクタ装置の投射部を示す断面図である。
【図3】同携帯型プロジェクタ装置の底面図である。
【図4】同携帯型プロジェクタ装置のブロック図である。
【図5】同携帯型プロジェクタ装置がスタンドに装着されている状態を示す側面図である。
【図6】スロットが2つ設けられた携帯型プロジェクタ装置の底面図である。
【図7】本発明を適用した他の携帯型プロジェクタ装置の斜視図である。
【図8】同携帯型プロジェクタ装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 携帯型プロジェクタ装置、2 外筐体、3 投射レンズ、4 液晶ディスプレイ、5 スロット、6 充電端子、7 操作ボタン、8 発光ダイオード、10 光源、11 ディスプレイ用ドライバ、12 レンズ用ドライバ、13 充電池、14 I/F、15 信号処理部、25 スタンド、26 装着部、27 支持部、31 画像データ処理部、32 制御部、40 メモリカード、50 携帯型プロジェクタ装置、51 スピーカ、52 信号処理部、53 D/A変換部、54 アンプ、55 音声データ処理部
Claims (3)
- 供給された画像データに基づく画像を形成する画像形成手段と、上記画像形成手段に対して光を照射する光源と、上記光源が上記画像形成手段に対して光を照射しているときに上記画像形成手段によって形成された画像を投射する投射手段と、画像データが記憶されたリムーバブルな半導体メモリを装着するメモリ装着部と、上記半導体メモリに記録された画像データを読み出して上記画像形成手段に供給する読み出し部とを、携帯可能である外筐体内に備えること
を特徴とするプロジェクタ装置。 - 上記外筐体を支持するスタンドを備えること
を特徴とする請求項1記載のプロジェクタ装置。 - 上記スタンドは、上記画像形成手段による画像の投射方向を変化させること
を特徴とする請求項2記載のプロジェクタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003037372A JP2004246209A (ja) | 2003-02-14 | 2003-02-14 | プロジェクタ装置 |
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JP2003037372A JP2004246209A (ja) | 2003-02-14 | 2003-02-14 | プロジェクタ装置 |
Publications (1)
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JP2004246209A true JP2004246209A (ja) | 2004-09-02 |
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Family Applications (1)
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JP2003037372A Pending JP2004246209A (ja) | 2003-02-14 | 2003-02-14 | プロジェクタ装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004246209A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007018217A1 (ja) * | 2005-08-11 | 2007-02-15 | Nikon Corporation | 投影装置用補助装置および投影システム |
JP2010002542A (ja) * | 2008-06-19 | 2010-01-07 | Funai Electric Advanced Applied Technology Research Institute Inc | 液晶プロジェクタ |
-
2003
- 2003-02-14 JP JP2003037372A patent/JP2004246209A/ja active Pending
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