JP2007044340A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技盤に発射された遊技球の動きを遊技者に楽しませつつ、新たな遊技性を付与して興趣の向上を図る。
【解決手段】遊技盤13に、大入賞口羽根21を有する上大入賞口装置20と大入賞口扉27を有する下大入賞口装置26とを設ける。そして、始動条件(始動入賞口22〜24に入球)の成立を契機に当りか否かを抽選し、その抽選結果を抽選ゲームにて図柄として導出する。抽選ゲームで導出された図柄が第1種図柄の場合には、上大入賞口装置20が開放する補助遊技を発生させ、当該補助遊技中に遊技球が上大入賞口装置20内の特別入賞口に入球し、検知されると、上大入賞口装置20が開放する特別遊技を発生させる。一方で、抽選ゲームで導出された図柄が第2種図柄の場合には、下大入賞口装置26が開放する特別遊技を発生させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、第1の可変入賞球装置と第2の可変入賞球装置を備え、特別遊技付与条件の成立を契機に何れかの可変入賞球装置が開放して特別遊技が行われる遊技機に関する。
従来、遊技機の一種であるパチンコ機には、「デジパチ」と称されるパチンコ機や「羽根もの(又はヒコーキタイプ)」と称されるパチンコ機がある。これらのパチンコ機は、予め定めた付与条件が成立することによって大入賞口(可変入賞球装置)を開放させ、遊技者に特別遊技を付与し、遊技者に賞球獲得のチャンスを与えている。ところで、これらのパチンコ機では、通常、大入賞口を1つしか設けていない。そこで、近年では、大入賞口を複数設けたパチンコ機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のパチンコ機は、遊技盤に第1種特別可変入賞球装置と第2種特別可変入賞球装置を設けている。そして、特許文献1のパチンコ機では、普通可変入賞球装置(始動入賞口)への遊技球の入賞を契機に大当りの抽選を行い、当該抽選に当選すると、可変表示装置で行われる可変表示ゲームで同一図柄の組み合わせ(大当りを認識し得る組み合わせ)が表示されるようになっている。このとき、第1種図柄による同一図柄の組み合わせが表示された場合には第1種特別可変入賞球装置が開放される大当り遊技が付与され、第2種図柄による同一図柄の組み合わせが表示された場合には第2種特別可変入賞球装置が開放される大当り遊技が付与される。特許文献1のパチンコ機では、大当り遊技中における第1種特別可変入賞球装置と第2種特別可変入賞球装置の動作態様(開放態様)を相違させることにより、大当り遊技の態様に変化を持たせているとともに遊技者の獲得賞球数に差を生じさせるようになっている。
特開2005−124949号公報
ところで、特許文献1のパチンコ機は、大当り遊技の付与条件を可変表示装置に同一図柄の組み合わせが表示されること、すなわち、大当りの抽選に当選することとしている。このため、特許文献1のパチンコ機では、複数の可変入賞球装置を備えているが、大当りに至るまでのプロセスは従来の「デジパチ」と同じであり、図柄の種類に応じて遊技球の入賞先となる可変入賞球装置を単に異ならせているだけである。したがって、特許文献1のパチンコ機は、複数の可変入賞球装置を備えることで目新しさは感じられるが、ゲーム性(遊技性)は従来と大差がなく面白みに欠けている。
特に、「デジパチ」の場合、大当り遊技中は「羽根もの」に比して一度に大量の賞球を獲得し易いゲーム性とされているが、大当りまでのプロセスは内部抽選の抽選結果を主として遊技が進められ、遊技者は遊技球を単に発射しているという感じを受け易い。一方、「羽根もの」は、遊技盤に発射された遊技球の動き(遊技球が入賞口に入賞するか否か)によって遊技の展開(大当りになるか否かを含め)が変化し、遊技盤に発射された遊技球の動きを純粋に楽しめるという面白さを持っており、遊技球の動きに一喜一憂することがパチンコ機の醍醐味でもある。したがって、複数の可変入賞球装置を設け、新たなゲーム性(遊技性)を付与する場合であっても、遊技球の動きを遊技者に楽しませるというパチンコ機の面白さを継承して行くことが望ましい。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、遊技盤に発射された遊技球の動きを遊技者に楽しませつつ、新たな遊技性を付与して興趣の向上を図ることができる遊技機を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、開閉動作を行う第1の開閉部材を有する第1の可変入賞球装置と、前記第1の可変入賞球装置とは別体で設けられ、開閉動作を行う第2の開閉部材を有する第2の可変入賞球装置とを備え、予め定めた特別遊技付与条件の成立を契機に前記第1の可変入賞球装置又は前記第2の可変入賞球装置を開放して当該装置への遊技球の入賞を許容する特別遊技が行われる遊技機において、前記第1の可変入賞球装置と前記第2の可変入賞球装置の開閉制御を実行し、前記特別遊技を発生させる特別遊技状態発生手段と、複数種類の図柄を変動させて行う図柄変動ゲームを表示する表示装置と、予め定めた始動条件の成立を契機に当りか否かを判定し、その判定結果を導出する前記図柄変動ゲームを前記表示装置に表示させるゲーム制御手段とを備え、前記特別遊技状態発生手段は、前記図柄変動ゲームで表示される図柄種が予め定めた第1種図柄の場合には、特別遊技時とは異なる態様で前記第1の可変入賞球装置が開放する補助遊技を発生させ、当該補助遊技中に前記第1の可変入賞球装置に流入した遊技球が当該装置内に設けた特別入賞検知手段で検知されることを契機に前記補助遊技よりも遊技者に有利な態様で前記第1の可変入賞球装置が開放する第1の特別遊技を発生させる一方で、前記図柄変動ゲームで表示される図柄種が予め定めた第2種図柄の場合には、前記第1の特別遊技よりも遊技者に有利な態様で前記第2の可変入賞球装置が開放する第2の特別遊技を発生させることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記図柄変動ゲームの演出時間は、前記当りか否かの判定の結果に応じて決定され、当該演出時間は、前記第2の可変入賞球装置を開放させる場合に比して、前記第1の可変入賞球装置を開放させる場合の方が短く決定されることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の遊技機において、前記図柄変動ゲームの演出時間は、前記当りか否かの判定の結果に応じて決定され、当該演出時間は、前記第1の可変入賞球装置を開放させる場合に比して、前記第2の可変入賞球装置を開放させる場合及び第1の可変入賞球装置と第2の可変入賞球装置の何れも開放させない場合の方が長く決定されることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の遊技機において、前記第1の特別遊技は、予め定めた最大ラウンド数の範囲内で前記ラウンド遊技が行われるとともに当該ラウンド遊技中に前記特別入賞検知手段で遊技球が検知されることを継続条件として次のラウンド遊技に移行し、前記第1の可変入賞球装置内に設けられ、当該装置内に流入した遊技球を前記特別入賞検知手段が配設される特定領域へ誘導させ易くする誘導部材と、前記最大ラウンド数までの各ラウンド遊技における前記誘導部材の動作態様を定めた複数種類の動作パターンを記憶する動作パターン記憶手段と、前記当りか否かの判定時に、その判定結果が肯定であって、前記図柄変動ゲームで表示される図柄種が前記第1種図柄の場合に、前記複数種類の動作パターンの中から1つの動作パターンを選択する選択手段と、前記図柄変動ゲームの開始から前記補助遊技の終了条件が成立するまでの間に、前記選択手段が選択した動作パターンの種類を示唆する演出を行う示唆演出手段とを備えたことを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の遊技機において、前記第1の特別遊技は、予め定めた最大ラウンド数の範囲内で前記ラウンド遊技が行われるとともに当該ラウンド遊技中に前記特別入賞検知手段で遊技球が検知されることを継続条件として次のラウンド遊技に移行し、前記第1の可変入賞球装置内に設けられ、当該装置内に流入した遊技球を前記特別入賞検知手段が配設される特定領域へ誘導させ易くする誘導部材と、前記最大ラウンド数までの各ラウンド遊技における前記誘導部材の動作態様を定めた複数種類の動作パターンを記憶する動作パターン記憶手段と、前記補助遊技中に前記特別入賞検知手段が遊技球を検知した時に、前記複数種類の動作パターンの中から1つの動作パターンを選択する選択手段と、前記選択手段が選択した動作パターンの種類を示唆する演出を行う示唆演出手段とを備えたことを要旨とする。
本発明によれば、遊技盤に発射された遊技球の動きを遊技者に楽しませつつ、新たな遊技性を付与して興趣の向上を図ることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明をその一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」と示す)に具体化した第1の実施形態を図1〜図7にしたがって説明する。以下に示す「上」「下」「左」「右」「前」「後」は、パチンコ機10の機表側(図1の状態)を遊技者側から見た場合の「上」「下」「左」「右」「前」「後」を示し、「前」は遊技者の手前側を、「後」は奥方側をそれぞれ示す。
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されており、機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材(遊技盤13、前枠14、上球皿15、下球皿18など)をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13(遊技領域13a)を機前面側から透視(視認)可能とし、かつ保護するための保護ガラスが装着されるガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組み付けられている。前枠14の前面側及び遊技盤13の遊技領域13aには、点灯(点滅)又は消灯し、発光装飾に基づく発光演出を行う装飾ランプ16が配設されている。また、上球皿15の内部には、各種音声(効果音)を出力し、音声出力に基づく音声演出を行うスピーカ17が配設されている。また、中枠12の下部には、下球皿18及び発射装置19が装着されている。
遊技盤13の遊技領域13aの略中央には、第1の可変入賞球装置としての上大入賞口装置20が配設されている。上大入賞口装置20には、アクチュエータ(図4に示すソレノイドSL1)の作動により開閉動作を行う第1の開閉部材としての左右一対の大入賞口羽根21が設けられている。上大入賞口装置20は、大入賞口羽根21の開閉動作によって開放及び閉鎖されるようになっている。上大入賞口装置20は、開放されると遊技球が入球可能な状態となり、閉鎖されると遊技球が入球不能な状態となる。上大入賞口装置20は、常には閉鎖されており、特定の遊技(後述する補助遊技及び特別遊技A)が発生すると開放される。図2には、閉状態の大入賞口羽根21を二点鎖線で示し、開状態の大入賞口羽根21を実線で示す。大入賞口羽根21の開動作は、閉状態から開状態を取り得る動作であり、閉動作は開状態から閉状態を取り得る動作である。そして、大入賞口羽根21は、閉状態→開状態→閉状態を取り得るように動作すると、1回の開閉動作を行ったことになる。
また、上大入賞口装置20の下部には、左始動入賞口22と、右始動入賞口23と、中始動入賞口24の3つ(複数)の始動入賞口が横並びで配設されている。各始動入賞口22,23,24の奥方には、入球(入賞)した遊技球を検知する始動入賞口スイッチ(始動検知手段)SW1,SW2,SW3(図4に示す)が各別に設けられている。本実施形態のパチンコ機10では、各始動入賞口22〜24に遊技球が入球し、始動入賞口スイッチSW1〜SW3で検知されると、1球の入球に対して所定個数(3球)の賞球が払い出されるようになっている。
本実施形態において左始動入賞口22と右始動入賞口23は同一構成とされ、中始動入賞口24は各始動入賞口22,23とは異なる構成とされている。具体的に言えば、中始動入賞口24は、アクチュエータ(図4に示すソレノイドSL2)の作動により開閉動作を行う左右一対の始動口羽根(普通電動役物)25を有している。中始動入賞口24は、始動口羽根25の開閉動作によって開放及び閉鎖されるようになっている。中始動入賞口24は、開放されると遊技球の入口が拡大されて当該遊技球が入球し易い状態となり、閉鎖されると遊技球の入口が縮小されて当該遊技球が入球し難い状態となる。中始動入賞口24は、常には閉鎖されており、特定の条件(普通図柄変動ゲームの普通当り抽選に当選すること)が成立すると開放される。始動口羽根25の開動作は、閉状態から開状態を取り得る動作であり、閉動作は開状態から閉状態を取り得る動作である。そして、始動口羽根25は、閉状態→開状態→閉状態を取り得るように動作すると、1回の開閉動作を行ったことになる。
また、各始動入賞口22〜24の下方(具体的に言えば、中始動入賞口24の直下)には、第2の可変入賞球装置としての下大入賞口装置26が配設されている。下大入賞口装置26は、アクチュエータ(図4に示すソレノイドSL3)の作動により開閉動作を行う第2の開閉部材としての大入賞口扉27を有している。下大入賞口装置26は、大入賞口扉27の開閉動作によって開放及び閉鎖されるようになっている。下大入賞口装置26は、開放されると遊技球が入球可能な状態となり、閉鎖されると遊技球が入球不能な状態となる。下大入賞口装置26は、常には閉鎖されており、特定の遊技(後述する特別遊技B)が発生すると開放される。大入賞口扉27の開動作は、閉状態から開状態を取り得る動作であり、閉動作は開状態から閉状態を取り得る動作である。そして、大入賞口扉27は、閉状態→開状態→閉状態を取り得るように動作すると、1回の開閉動作を行ったことになる。
下大入賞口装置26内には、球入賞口(図示しない)が設けられている。球入賞口の奥方には、入球(入賞)した遊技球を検知するカウントスイッチSW4(図4に示す)が設けられている。本実施形態のパチンコ機10では、下大入賞口装置26(球入賞口)に遊技球が入球し、カウントスイッチSW4で検知されると、1球の入球に対して所定個数(10球)の賞球が払い出されるようになっている。
また、上大入賞口装置20の左方には、遊技球が入球し、通過する作動ゲート28が配設されている。作動ゲート28には、入球(通過)した遊技球を検知するゲートスイッチSW8(図4に示す)が設けられている。本実施形態のパチンコ機10では、作動ゲート28に遊技球が入球し、ゲートスイッチSW8で検知されると、普通図柄変動ゲームの始動条件(中始動入賞口24を開放するか否かの抽選条件)が付与されるようになっている。
また、下大入賞口装置26の左方には、普通図柄変動ゲームを表示する変動ゲーム表示装置29が設けられている。普通図柄変動ゲームは、前記始動条件の成立を契機に行われる内部抽選(普通当り抽選)の抽選結果を普通図柄を用いて導出するゲームであり、抽選に当選した場合には当り図柄(当りとなる図柄組み合わせ)が導出され、前記抽選に当選しなかった場合にははずれ図柄(はずれとなる図柄組み合わせ)が導出される。そして、前記抽選に当選した場合には、普通図柄変動ゲームで当り図柄が導出された後、始動口羽根25が開動作して中始動入賞口24が所定時間の間、開放される。
次に、上大入賞口装置20の構成を図2にしたがって説明する。
上大入賞口装置20は、当該上大入賞口装置20を遊技盤13に取り付けるための取付基板30を備えている。取付基板30には、上大入賞口装置20の入賞空間Sを形成する筐体31が取着されている。筐体31には、上球受板32,中球受板33及び下球受板34が設けられている。
上球受板32の左右両側には、左右一対の大入賞口羽根21が取り付けられている。大入賞口羽根21は、ソレノイドSL1(図4に示す)の作動により開閉動作(開動作及び閉動作)するようになっている。また、上球受板32には、上大入賞口装置20に流入した遊技球(図2では、遊技球に「B」の符号を付す)を検知するカウントスイッチSW5,SW6が設けられている。カウントスイッチSW5,SW6で遊技球が検知されると、上大入賞口装置20に流入した遊技球の個数がカウント(計数)されるとともに、1球の遊技球の流入に対して所定個数(本実施形態では10球)の賞球が払い出されるようになっている。また、上球受板32の上方には、各種の表示演出を行う表示装置35が設けられている。表示装置35は、例えば、ドット式の表示装置とされている。
また、中球受板33は、カウントスイッチSW5,SW6を通過し、その通過時に検知されて落下した検知後の遊技球を受け入れ、当該遊技球を上大入賞口装置20の後方に向かって案内するようになっている。下球受板34は、中球受板33で案内された遊技球を受け入れ、当該遊技球を上大入賞口装置20の前方に向かって案内するようになっている。下球受板34の前方には、特別入賞口(特定領域)36と普通入賞口(普通領域)37が設けられている。特別入賞口36は、普通入賞口37の中央に配置され、入球(入賞)した遊技球を上大入賞口装置20の後方に案内し得るように通路状をなす案内部材38に設けられている。案内部材38の奥方には、特別入賞口36に入球した遊技球を検知する特別入賞検知手段としての特別入賞口スイッチSW7が設けられている(図4に示す)。また、上大入賞口装置20の入賞空間Sには、上大入賞口装置20に流入した遊技球を特別入賞口36へ入球させ易い経路と入球させ難い経路に振分ける誘導部材としての振分装置39が設けられている。振分装置39は、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータなど)の作動により所定の動作を行う可動部材とされている。そして、下球受板34には、特別入賞口36(案内部材38)と振分装置39との間に、当該振分装置39によって振分けられた遊技球を特別入賞口36に誘導する誘導通路40が配設されている。誘導通路40は、特別入賞口36に対して直線的に配置され、受け入れた遊技球を特別入賞口36に誘導するようになっている。したがって、本実施形態のパチンコ機10では、誘導通路40を通過する経路が特別入賞口36に入球させ易い経路となり、誘導通路40を通過しない経路が特別入賞口36に入球させ難い経路となる。
このように構成された本実施形態のパチンコ機10では、予め定めた始動条件の成立を契機に、機内部(主制御基板50)で当りか否かの抽選(当り抽選)を行い、当該抽選結果に応じて上大入賞口装置20又は下大入賞口装置26が開放する遊技を発生(生起)させるようになっている。始動条件は、左始動入賞口22、右始動入賞口23又は中始動入賞口24に遊技球が入球し、当該遊技球が始動入賞口スイッチSW1〜SW3で検知されることとしている。そして、当り抽選の抽選結果は、複数種類の図柄を変動させて行う図柄変動ゲーム(以下、「抽選ゲーム」という)にて、前記抽選結果を示唆する図柄(特別図柄)を導出することによって遊技者に報知される。抽選ゲームは、始動条件の成立を契機に、表示演出として表示装置35で行われる。抽選ゲームでは、[Y0]、[Y1]、[Z0]、[Z1]及び[×(ばつ)]の5種類からなる特別図柄の何れかが導出される。これらの特別図柄は、当り抽選の抽選結果に対応付けられており、特別図柄[Y0]又は[Y1]が導出された場合には上大入賞口装置20が開放する遊技が発生し、特別図柄[Z0]又は[Z1]が導出された場合には下大入賞口装置26が開放する遊技が発生する。また、当り抽選に落選した場合には、特別図柄[×(ばつ)]が表示され、上大入賞口装置20又は下大入賞口装置26が開放する遊技が発生しない。特別図柄は、普通図柄変動ゲームで導出される図柄とは異なる種類の図柄である。
そして、本実施形態のパチンコ機10は、予め定めた当り条件(特別遊技付与条件)が成立すると、その成立した当り条件に対応する条件装置(上大入賞口装置20又は下大入賞口装置26)が開放する特別遊技が発生(生起)するようになっている。以下、上大入賞口装置20が開放されて行われる特別遊技(第1の特別遊技)を「特別遊技A」と示し、下大入賞口装置26が開放されて行われる特別遊技(第2の特別遊技)を「特別遊技B」と示す。これらの特別遊技では、上大入賞口装置20又は下大入賞口装置26が予め定めた開放態様で開放して遊技球が流入可能となるため、遊技者は、多数の賞球が獲得できるチャンスを得られることとなる。
特別遊技Aは、当り抽選の当選(抽選ゲームで特別図柄[Y0]又は[Y1]が導出される)によって発生する補助遊技中に予め定めた獲得条件が成立することを当り条件として発生する。補助遊技は、特別遊技Aを発生させるチャンスを遊技者に付与するための遊技である。獲得条件は、補助遊技中(当該遊技中に定める有効時間を含む)に上大入賞口装置20へ流入した遊技球が特別入賞口36に入球し、特別入賞口スイッチSW7で検知されることとしている。したがって、特別遊技Aは、必ず補助遊技を経由するとともに当該補助遊技中に獲得条件が成立することによって発生し、補助遊技中に獲得条件が成立しなかった場合には発生しない。すなわち、特別遊技Aは、当り抽選の当選のみの条件では発生しない。特別図柄[Y0]と[Y1]は、補助遊技中における上大入賞口装置20の開放回数を示すものであり、特別図柄[Y0]が「1回開放」を、特別図柄[Y1]が「2回開放」を示す。本実施形態では、特別図柄[Y0]と[Y1]が第1種図柄となる。また、本実施形態では、補助遊技において上大入賞口装置20が「350(ms)」を1回の開放時間として開放され、2回開放の場合にはインターバル時間「800(ms)」を空けて開放される。
特別遊技Bは、当り抽選に当選(抽選ゲームで特別図柄[Z0]又は[Z1]が導出される)することを当り条件として発生する。すなわち、特別遊技Bは、特別遊技Aとは異なり、当り抽選の当選のみによって発生する。特別図柄[Z0]と[Z1]は、特別遊技B中における下大入賞口装置26の開放回数(ラウンド遊技の回数)を示すものであり、特別図柄[Z0]が「2R(ラウンド)」を、特別図柄[Z1]が「15R(ラウンド)」を示す。本実施形態では、特別図柄[Z0]と[Z1]が第2種図柄となる。
以下、特別遊技Aと特別遊技Bについて説明する。
これらの特別遊技A,Bは、複数回のラウンド遊技から構成される。ラウンド遊技は、条件装置(上大入賞口装置20又は下大入賞口装置26)が開放し、条件装置への遊技球の入球を許容する遊技である。特別遊技中は、予め定めた最大ラウンド数の範囲内でラウンド遊技が繰り返し行われる。
最初に、特別遊技Aを説明する。
特別遊技Aでは、上大入賞口装置20が開放することによってラウンド遊技が行われる。特別遊技Aのラウンド遊技は、上大入賞口装置20が規定回数(本実施形態では18回)開放する、又は上大入賞口装置20へ規定個数(本実施形態では10球)の遊技球が入球する、若しくは継続条件が成立するのうち、何れか一つのラウンド終了条件が成立するまでを1回として行われる。そして、ラウンド遊技中に、継続条件が成立した場合には、予め定めた最大ラウンド数(本実施形態では15ラウンド(15回))の範囲内で次のラウンド遊技が継続して行われ、継続条件が成立しなかった場合に特別遊技Aが終了する。本実施形態では、継続条件を、ラウンド遊技中(当該遊技中に定める有効時間を含む)に上大入賞口装置20へ流入した遊技球が特別入賞口36へ入球し、特別入賞口スイッチSW7で検知されることとしている。
特別遊技Aのラウンド遊技では、大入賞口羽根21が間欠的に開動作することによって上大入賞口装置20が間欠的に開放される。具体的に言えば、上大入賞口装置20は、800(ms)の間開放した後に閉鎖し、800(ms)のインターバル時間を空けて再び開放し、最大18回開放するまで前記動作を繰り返す。すなわち、1回のラウンド遊技中、上大入賞口装置20は、開放と閉鎖を繰り返す。このため、遊技盤13に発射された遊技球は、上大入賞口装置20の開放タイミングと一致すれば当該上大入賞口装置20へ流入する可能性があり、閉鎖タイミングと一致すれば上大入賞口装置20へ流入し得ない。なお、特別遊技Aの開放態様は、補助遊技の開放態様よりも開放時間が長く、有利な開放態様である。
また、特別遊技Aのラウンド遊技は、高継続状態(第1の継続状態)、中継続状態(第2の継続状態)、低継続状態(第3の継続状態)のうちいずれかの継続状態で行われる。本実施形態では、初回(1ラウンド)のラウンド遊技から最終回(15ラウンド)のラウンド遊技に達するまでのサイクル遊技(14ラウンド)を、高継続状態又は中継続状態のいずれかの継続状態で行う。また、本実施形態では、最終回(15ラウンド)のサイクル遊技を、低継続状態で行う。
高継続状態のサイクル遊技は、ラウンド遊技が継続し易くなるように(継続条件が成立し易くなるように)、上大入賞口装置20内に設けられた振分装置39を動作させるようになっている。より詳しく言えば、高継続状態のサイクル遊技では、振分装置39の動作によって上大入賞口装置20へ流入した遊技球を誘導通路40上へ振分け易くなっている。これにより、上大入賞口装置20へ流入した遊技球は、誘導通路40上へ振分けられることによって特別入賞口36を有する案内部材38へ誘導され、高確率で特別入賞口36へ入球する。
中継続状態のサイクル遊技は、ラウンド遊技が高継続状態よりも継続し難くなるように(継続条件が成立し難くなるように)、上大入賞口装置20内に設けられた振分装置39を動作させるようになっている。より詳しく言えば、中継続状態のサイクル遊技では、振分装置39の動作によって上大入賞口装置20へ流入した遊技球を誘導通路40上へ振分け難くなっている。これにより、上大入賞口装置20へ流入した遊技球は、誘導通路40上へ振分けられ難く、特別入賞口36へ入球する確率が低くなる。
低継続状態のサイクル遊技は、中継続状態のラウンド遊技と同様に振分装置39を動作させるようになっている。そして、低継続状態のラウンド遊技では、最終回のラウンド遊技であることから、当該ラウンド遊技中に特別入賞口36へ遊技球が入球しても、当該入球に基づいて次のラウンド遊技を継続させない(遊技球の入球を無効にする)ように制御される。
そして、本実施形態のパチンコ機10では、特別遊技Aの発生時(開始時)に、ラウンド遊技の継続状態(具体的に言えば、どのラウンド遊技が高継続状態で行われるか)を示唆するラウンド抽選ゲームが表示装置35で行われる。ラウンド抽選ゲームでは、獲得条件の成立時に機内部(主制御基板50)で行うラウンド抽選の抽選結果が報知される。ラウンド抽選ゲームでは、抽選結果に応じた表示図柄が導出され、当該表示図柄でラウンド遊技の継続状態が報知される。
次に、特別遊技Bを説明する。
特別遊技Bでは、下大入賞口装置26が開放することによってラウンド遊技が行われる。特別遊技Bのラウンド遊技は、下大入賞口装置26が規定時間(本実施形態では25000(ms))開放する、又は下大入賞口装置26へ規定個数(本実施形態では9球)の遊技球が入球するのうち、何れか一つのラウンド終了条件が成立するまでを1回として行われる。そして、ラウンド遊技は、当該ラウンド遊技の終了を契機に、抽選結果に応じたラウンド数の範囲で次のラウンド遊技が継続して行われる。すなわち、特別遊技Bは、抽選結果が「2ラウンド」の場合には「2回」のラウンド遊技を上限として行われ、抽選結果が「15ラウンド」の場合には「15回」のラウンド遊技を上限として行われる。
特別遊技Bのラウンド遊技では、1回のラウンド遊技中、大入賞口扉27が1回開動作することによって下大入賞口装置26が1回開放される。すなわち、1回のラウンド遊技中、下大入賞口装置26は、規定時間を最大時間として開放し続ける。このため、遊技盤13に発射された遊技球は、高い確率で下大入賞口装置26へ入球する。
特別遊技Aのラウンド遊技は、1回のラウンド遊技において上大入賞口装置20が開放する累積開放時間は、最大で14400ms(800ms×18回)である。一方、特別遊技Bのラウンド遊技は、1回のラウンド遊技において下大入賞口装置26が開放する累積開放時間は、最大で25000msである。このため、特別遊技Bのラウンド遊技は、特別遊技Aのラウンド遊技に比して累積開放時間が長く、下大入賞口装置26の開放態様は上大入賞口装置20の開放態様よりも有利である。すなわち、本実施形態では、特別遊技A(上大入賞口装置20が開放)よりも特別遊技B(下大入賞口装置26が開放)の方が、遊技者にとって有利となるように条件装置の開放態様が定められている。その結果、特別遊技Bでは、遊技球を下大入賞口装置26に入球させる機会を遊技者に多く与えることができ、多くの賞球を獲得し得るチャンスが付与される。また、特別遊技Aでは上大入賞口装置20が間欠的に開放されるのに対し、特別遊技Bでは下大入賞口装置26が連続的に開放される。このため、特別遊技Bでは、下大入賞口装置26に遊技球が入球し易く、無駄球(何れの入賞口にも入球させずに排出される球(アウト球))の発生が抑えられるので、パチンコ機10から払い出された賞球数から発射個数を差し引いた獲得賞球数が多くなり易い。なお、遊技者にとって有利とは、同一回数のラウンド遊技が行われた場合を比較したときに特別遊技中に獲得し得る獲得賞球数(平均数)が多くなる場合の方が遊技者にとって有利となる。
次に、本実施形態のパチンコ機10の制御構成を図3〜図6にしたがって説明する。
パチンコ機10の機裏側には、パチンコ機10全体を制御する主制御基板50が装着されている。主制御基板50は、パチンコ機10全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて各種の制御コマンドを所定の制御信号として出力する。また、機裏側には、表示装置35、装飾ランプ16及びスピーカ17を制御する演出制御基板51が装着されている。また、機裏側には、遊技球(賞球など)の払い出しをする払出装置53を制御する払出制御基板52が装着されている。演出制御基板51及び払出制御基板52は、主制御基板50が出力した各種の制御信号を入力し、該制御信号に基づき所定の制御を実行する。
以下、主制御基板50について詳しく説明する。
主制御基板50には、メインCPU50aと、ROM50bと、RAM50cとが設けられている。メインCPU50aは、大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数、小当り図柄決定用乱数、ラウンド振分決定用乱数、普通図柄当り判定用乱数などの各種乱数の値を所定の周期毎に順次更新し、更新後の値をRAM50cの設定領域に設定して更新前の値を書き換えている。大当り判定用乱数は、当り抽選に用いる乱数である。大当り図柄決定用乱数は、当り抽選に当選し、当該当選結果が「特別遊技Bの発生(以下、「大当り」と示す場合もある)」の場合に、特別遊技Bにおけるラウンド遊技の振分け(特別図柄を[Z0(2R(ラウンド))]又は[Z1(15R(ラウンド))]の何れとするか)を決定する際(ラウンド抽選)に用いる乱数である。小当り図柄決定用乱数は、当り抽選に当選し、当該抽選結果が「補助遊技の発生(以下、「小当り」と示す場合もある)」の場合に、補助遊技中における上大入賞口装置20の開放回数(特別図柄を[Y0(1回開放)]」又は[Y1(2回開放)]の何れとするか)を決定する際(開放回数抽選)に用いる乱数である。また、ラウンド振分決定用乱数は、補助遊技中に獲得条件が成立し、「特別遊技A」を発生させる場合に、ラウンド遊技の振分け(表示図柄を[1(2R(ラウンド))]、[7(8R(ラウンド))]、[V(15R(ラウンド))]の何れとするか)を決定する際(ラウンド抽選)に用いる乱数である。普通図柄当り判定用乱数は、普通当り抽選に用いる乱数である。
メインCPU50a(主制御基板50)には、始動入賞口スイッチSW1〜SW3と、カウントスイッチSW4〜SW6と、特別入賞口スイッチSW7と、ゲートスイッチSW8とが接続されている。各スイッチSW1〜SW8は、遊技球を検知すると、検知信号をメインCPU50aに出力し、当該メインCPU50aは、各スイッチSW1〜SW8からの検知信号を入力する。
メインCPU50a(主制御基板50)には、大入賞口羽根21を作動させるソレノイドSL1と、始動口羽根25を作動させるソレノイドSL2と、大入賞口扉27を作動させるソレノイドSL3と、振分装置39を作動させるアクチュエータとが接続されている。メインCPU50aは、各ソレノイドSL1〜SL3及びアクチュエータに制御信号を出力し、大入賞口羽根21、始動口羽根25、大入賞口扉27及び振分装置39を所定の動作態様で動作させる。
ROM50bには、パチンコ機10を制御するためのメイン制御プログラムが記憶されている。また、ROM50bには、大当り判定値、小当り判定値、はずれ判定値、大当り図柄判定値、小当り図柄判定値、ラウンド振分判定値、普通図柄当り判定値などの各種判定値が記憶されている。大当り判定値、小当り判定値及びはずれ判定値は、当り抽選に用いる判定値である。大当り図柄判定値は、当り抽選にて「特別遊技Bの発生(大当り)」が決定された場合に、特別遊技Bにおけるラウンド遊技の振分けを決定する際に用いる判定値である。小当り図柄判定値は、当り抽選にて「補助遊技の発生(小当り)」が決定された場合に、補助遊技における上大入賞口装置20の開放回数を決定する際に用いる判定値である。また、ラウンド振分判定値は、補助遊技中に獲得条件が成立し、「特別遊技A」を発生させる場合に、特別遊技Aにおけるラウンド遊技の振分けを決定する際に用いる判定値である。普通図柄当り判定値は、普通当り抽選に用いる判定値である。
また、ROM50bには、抽選ゲームの変動時間(演出時間)を定めた複数種類(本実施形態では2種類)の変動パターンが記憶されている。本実施形態では、変動時間として「1000(ms)」を定めた変動パターンP1と、変動時間として「12000(ms)」を定めた変動パターンP2とが記憶されている。変動パターンP1は、当り抽選の抽選結果が「小当り」の場合に選択されるパターンとされ、変動パターンP2は、当り抽選の抽選結果が「大当り」又は「はずれ」の場合に選択されるパターンとされている。すなわち、本実施形態では、当り抽選の抽選結果に応じて上大入賞口装置20が開放する補助遊技を発生させる場合、その抽選ゲームの変動時間は、前記抽選結果に応じて下大入賞口装置26が開放する特別遊技Bを発生させる場合の抽選ゲームの変動時間よりも短くなる。さらに、本実施形態では、特別遊技Bが発生する場合及び上大入賞口装置20と下大入賞口装置26の何れも開放されずにはずれとなる場合、その抽選ゲームの変動時間は同一時間とされているとともに、補助遊技が発生する場合の抽選ゲームの変動時間よりも長くなる。
また、ROM50bには、特別遊技Aにおけるラウンド遊技中の振分装置39の動作態様(前述した3つの継続状態を作り出すための動作のありさま)を定めた複数種類(本実施形態では3種類)の動作パターンD1,D2,D3が記憶されている。ラウンド遊技は、前述した3つの継続状態(高継続状態、中継続状態、低継続状態)の何れかで行われ、これらの継続状態は振分装置39の動作態様に応じて作り出される。このため、動作パターンD1〜D3からは、ラウンド遊技の継続状態を特定することも可能である。本実施形態では、ROM50bが、動作パターン記憶手段となる。
動作パターンD1は、1ラウンドを高継続状態となるように振分装置39を動作させ、以降、14ラウンドまでを中継続状態となるように振分装置39を動作させるパターンとされている。動作パターンD2は、1〜7ラウンドを高継続状態となるように振分装置39を動作させ、以降、14ラウンドまでを中継続状態となるように振分装置39を動作させるパターンとされている。動作パターンD3は、1〜14ラウンドを高継続状態となるように振分装置39を動作させるパターンとされている。そして、動作パターンD1〜D3は、ラウンド抽選ゲームで導出される表示図柄と対応付けられており、各動作パターンD1〜D3の動作内容が示唆されるようになっている。本実施形態では、動作パターンD1に表示図柄[1]が、動作パターンD2に表示図柄[7]が、動作パターンD3に表示図柄[V]が対応付けられている。
RAM50cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されるようになっている。RAM50cには、上大入賞口装置20や下大入賞口装置26に流入した遊技球の入球個数、各種の計時時間(タイマ)、上大入賞口装置20や下大入賞口装置26の開放回数が記憶される。計時時間としては、特別遊技Bのラウンド遊技における下大入賞口装置26の開放時間や、補助遊技中及び特別遊技Aのラウンド遊技における有効時間が記憶される。有効時間は、特別入賞口36に遊技球が入球し、特別入賞口スイッチSW7で検知された場合に、当該遊技球の入球が有効と判定される期間である。
以下、メインCPU50aがメイン制御プログラムしたがって実行する各種制御内容を説明する。図3は抽選ゲームの仕様を示し、図5は補助遊技の仕様を示し、図6は特別遊技の仕様を示す。本実施形態のパチンコ機10では、これらの仕様に基づき制御を行う。本実施形態では、メインCPU50aが、以下の制御を実行することにより、特別遊技状態発生手段、ゲーム制御手段及び選択手段として機能する。
メインCPU50aは、左始動入賞口22、右始動入賞口23又は中始動入賞口24からの検知信号を入力すると、当り抽選を行う。当り抽選は、大当り判定用乱数と、大当り判定値、はずれ判定値及び小当り判定値を用いて行う。本実施形態では、図3に示すように、大当り判定用乱数は[0]〜[1499]までの1500通りの整数値を取り得るように設定され、1500個の値のうち、3個の値を大当り判定値と定めるとともに、1個の値をはずれ判定値と定め、さらに、これらの4個の値を除く1496個の値を小当り判定値と定めている。このため、当り抽選の抽選結果として「小当り」となる確率は1500分の1496に設定されるとともに、「大当り」となる確率は1500分の3(=500分の1)に設定され、さらに、「はずれ」となる確率は1500分の1に設定される。
そして、メインCPU50aは、当り抽選の抽選結果が「大当り(特別遊技Bの発生)」の場合にはラウンド抽選を行う。特別遊技Bのラウンド抽選は、大当り図柄決定用乱数と大当り図柄判定値を用いて行い、特別遊技Bのラウンド遊技の回数を決定する。本実施形態では、図3に示すように、大当り図柄決定用乱数は[0]〜[9]までの全10通りの整数値を取り得るように設定され、10個の値のうち、5個の値を「2R」に対応する大当り図柄判定値と定めるとともに、前記5個の値を除く5個の値を「15R」に対応する大当り図柄判定値と定めている。このため、当り抽選で「大当り」に当選した場合、特別遊技Bのラウンド遊技が「2R」となる確率は10分の5(=2分の1)に設定されるとともに、「15R」となる確率は10分の5(=2分の1)に設定される。
ラウンド抽選を行ったメインCPU50aは、ラウンド抽選の抽選結果をもとに、変動パターン(本実施形態では変動パターンP2)と特別図柄(本実施形態では[Z0]又は[Z1])を決定する。そして、メインCPU50aは、変動パターンを指示するとともに抽選ゲームの開始を指示する変動パターン指定コマンドと、特別図柄を指示する特別図柄指定コマンドを演出制御基板51に出力し、特別遊技Bの制御に移行する。変動パターン指定コマンドと特別図柄指定コマンドを入力した演出制御基板51は、演出制御プログラムにしたがって表示装置35を制御し、抽選ゲームを開始させる。そして、演出制御基板51は、特別図柄指定コマンドで指定される特別図柄を、抽選ゲームの開始後、変動パターンP2に定める変動時間(図3に示す12000(ms))の経過時に導出し、確定させる。
また、特別遊技Bの制御に移行したメインCPU50aは、抽選ゲームの終了後、下大入賞口装置26を開放制御(大入賞口扉27を作動させるソレノイドSL3を制御(励磁及び消磁))し、特別遊技Bを発生させる。最初に、メインCPU50aは、下大入賞口装置26が開放するラウンド遊技を開始させるべく、大入賞口扉27を開動作させるようにソレノイドSL3を制御する。そして、ラウンド遊技中、メインCPU50aは、特別遊技B中に行われたラウンド遊技の実回数のカウント、下大入賞口装置26の開放時間の計時、及び下大入賞口装置26へ入球した個数のカウントを行い、ラウンド遊技の終了条件が成立したか否かを監視する。具体的に言えば、図6に示すように、メインCPU50aは、開放時間が25000msに達したか否か、及び下大入賞口装置26に9球入球したか否かを監視する。
メインCPU50aは、終了条件が成立した場合、ラウンド遊技を終了させるべく、大入賞口扉27を閉動作させるようにソレノイドSL3を制御する。また、メインCPU50aは、実回数とラウンド抽選で決定したラウンド遊技回数を比較し、実回数がラウンド遊技回数に達していない場合、図6に示すように、ラウンド遊技の終了を継続条件として次のラウンド遊技を開始させる。メインCPU50aは、ラウンド遊技中、前述同様に制御を行う。一方、メインCPU50aは、実回数がラウンド遊技回数に達している場合、特別遊技Bを終了させる。
当り抽選で「大当り」に当選し、「2ラウンド」が決定された場合には、抽選ゲームにて特別図柄[Z0]が導出され、特別遊技Bが発生する。この場合の特別遊技Bでは、2回のラウンド遊技が行われ、2ラウンド目のラウンド遊技の終了を以って特別遊技Bが終了する。一方、当り抽選で「大当り」に当選し、「15ラウンド」が決定された場合には、抽選ゲームにて特別図柄[Z1]が導出され、特別遊技Bが発生する。この場合の特別遊技Bでは、15回のラウンド遊技が行われ、15ラウンド目のラウンド遊技の終了を以って特別遊技Bが終了する。
また、本実施形態のパチンコ機10は、中始動入賞口24(始動口羽根25)の開放延長機能を備えている。開放延長機能は、中始動入賞口24の開放時間が延長する開放延長状態を付与する機能である。本実施形態では、通常時の開放時間が「300(ms)の開放を1回」に設定され、開放延長状態時の開放時間が「300(ms)の開放を3回」に設定されている。開放延長状態は、特別遊技Bが発生した場合の特典として付与され、特別遊技Bの終了後に発生(生起)される。そして、開放延長状態は、所定回数(本実施形態では100回)の抽選ゲームが終了するまでの間継続し、所定回数の抽選ゲームが行われる前に新たな特別遊技(特別遊技A又は特別遊技B)が発生した場合にはその時点で終了される。開放延長状態中は、中始動入賞口24の開放時間が延長されて、当該中始動入賞口24に遊技球が入球し易くなるので、遊技者は、持ち球を大幅に減らすことなく始動条件を得られることができ、遊技者に有利な特典となる。
一方、メインCPU50aは、当り抽選の抽選結果が「小当り」の場合には開放回数抽選を行う。開放回数抽選は、小当り図柄決定用乱数と小当り図柄判定値を用いて行い、補助遊技における上大入賞口装置20の開放回数を決定する。本実施形態では、図3に示すように、小当り図柄決定用乱数は[0]〜[99]までの全100通りの整数値を取り得るように設定され、100個の値のうち、80個の値を「1回開放」に対応する小当り図柄判定値と定めるとともに、前記80個の値を除く20個の値を「2回開放」に対応する小当り図柄判定値と定めている。このため、当り抽選で「小当り」に当選した場合、補助遊技における上大入賞口装置20の開放回数として「1回開放」となる確率は100分の80(=5分の4)に設定されるとともに、「2回開放」となる確率は100分の20(=5分の1)に設定される。
開放回数抽選を行ったメインCPU50aは、開放回数抽選の抽選結果をもとに、変動パターン(本実施形態では変動パターンP1)と特別図柄(本実施形態では[Y0]又は[Y1])を決定する。そして、メインCPU50aは、変動パターンを指示するとともに抽選ゲームの開始を指示する変動パターン指定コマンドと、特別図柄を指示する特別図柄指定コマンドを演出制御基板51に出力し、補助遊技の制御に移行する。変動パターン指定コマンドと特別図柄指定コマンドを入力した演出制御基板51は、演出制御プログラムにしたがって表示装置35を制御し、抽選ゲームを開始させる。そして、演出制御基板51は、特別図柄指定コマンドで指定される特別図柄を、抽選ゲームの開始後、変動パターンP1に定める変動時間(図3に示す1000(ms))の経過時に導出し、確定させる。
また、補助遊技の制御に移行したメインCPU50aは、抽選ゲームの終了後、上大入賞口装置20を開放制御(大入賞口羽根21を作動させるソレノイドSL1を制御(励磁及び消磁))し、補助遊技を発生させる。すなわち、メインCPU50aは、開放回数抽選の抽選結果に応じて、図5に示す回数と時間で上大入賞口装置20が開放されるように制御する。図5の「IN」は、インターバル時間を示す。また、補助遊技中、メインCPU50aは、特別入賞口スイッチSW7からの検知信号を入力したか否か(特別入賞口36に遊技球が入球したか否か)を監視する。そして、メインCPU50aは、特別入賞口スイッチSW7から検知信号を入力した場合、特別遊技Aを発生させるべく、特別遊技Aの制御に移行する。また、メインCPU50aは、特別入賞口スイッチSW7から検知信号を入力した場合、その検知信号の入力を契機にラウンド振分決定用乱数の値を取得し、当該値とラウンド振分判定値とを比較してラウンド遊技の振分けを決定するとともに、決定したラウンド遊技の振分けに対応する動作パターンを動作パターンD1〜D3の中から選択する。例えば、メインCPU50aは、ラウンド遊技の振分けとして「2ラウンド(表示図柄[1])」を決定した場合、動作パターンD1を選択する。
一方、メインCPU50aは、有効時間が経過しても特別入賞口スイッチSW7から検知信号を入力しなかった場合、補助遊技の制御を終了し、補助遊技を終了させる。補助遊技中の有効時間は、大入賞口羽根21の動作終了後に設定され、本実施形態では図5に示す2000msが設定される。
特別遊技Aの制御に移行したメインCPU50aは、上大入賞口装置20を開放制御(大入賞口羽根21を作動させるソレノイドSL1を制御(励磁及び消磁)し、特別遊技Aを発生させる。特別遊技Aを発生させる際、まず、メインCPU50aは、選択した動作パターンを指示する動作パターン指定コマンドを演出制御基板51に出力する。動作パターン指定コマンドを入力した演出制御基板51は、演出制御プログラムにしたがって表示装置35を制御し、ラウンド抽選ゲームを開始させる。そして、演出制御基板51は、選択した動作パターンに対応する表示図柄を、ラウンド抽選ゲームの開始後、所定時間の経過時に導出し、確定させる。本実施形態では、表示装置35が、示唆演出手段となる。
ラウンド遊技中、メインCPU50aは、ソレノイドSL1を制御し、上大入賞口装置20を開放させる。また、メインCPU50aは、選択した動作パターンにしたがってラウンド遊技の継続状態に対応させて振分装置39の動作を制御する。また、ラウンド遊技中、メインCPU50aは、上大入賞口装置20の開放回数の計時、上大入賞口装置20へ流入した個数のカウント、及び継続条件の有無の判定を行い、ラウンド遊技の終了条件が成立したか否かを監視する。具体的に言えば、図6に示すように、メインCPU50aは、上大入賞口装置20が18回開放したか否か、上大入賞口装置20に10球入球したか否か、及び継続条件が成立したか否かを監視する。また、メインCPU50aは、特別遊技A中に行われたラウンド遊技の実回数をカウントする。
メインCPU50aは、終了条件が成立した場合、ラウンド遊技を終了させる。このとき、メインCPU50aは、ラウンド遊技中に継続条件が成立している場合、次のラウンド遊技を開始させる。メインCPU50aは、ラウンド遊技中、前述同様に制御を行う。一方、メインCPU50aは、有効時間が経過しても継続条件が成立しなかった場合、ラウンド遊技の制御を終了し、特別遊技Aを終了させる。ラウンド遊技中の有効時間は、終了条件の成立後に設定され、本実施形態では図5に示す2000msが設定される。
当り抽選で「小当り」に当選し、「1回開放」が決定された場合には、抽選ゲームにて特別図柄[Y0]が導出され、補助遊技が発生する。この場合の補助遊技では、上大入賞口装置20が1回開放する。一方、当り抽選で「小当り」に当選し、「2回開放」が決定された場合には、抽選ゲームにて特別図柄[Y1]が導出され、補助遊技が発生する。この場合の補助遊技では、上大入賞口装置20が2回開放する。
これらの補助遊技中に遊技球が特別入賞口36に入球し、特別入賞口スイッチSW7で検知されると、動作パターン(ラウンド遊技の継続条件)が選択される。動作パターンD1が選択された場合には、ラウンド抽選ゲームにて表示図柄[1]が導出された後、特別遊技Aが発生する。この場合の特別遊技Aでは、1ラウンド目のラウンド遊技が高継続状態で行われる。そして、2ラウンド目以降のラウンド遊技は、中継続状態で行われ、ラウンド遊技中に継続条件が成立すれば最大ラウンド数の範囲でラウンド遊技が継続して行われる。特別遊技Aの場合には、継続条件が成立しなかったラウンド遊技の終了を以って特別遊技Aが終了する。なお、15ラウンド目(最終回)のラウンド遊技は低継続状態で行われる。また、高継続状態のラウンド遊技で継続条件が成立しなかった場合にも、そのラウンド遊技の終了を以って特別遊技Aが終了する。
また、動作パターンD2が選択された場合には、ラウンド抽選ゲームにて表示図柄[7]が導出された後、特別遊技Aが発生する。この場合の特別遊技Aでは、1〜7ラウンド目のラウンド遊技までが高継続状態で行われる。そして、8ラウンド目以降のラウンド遊技は、中継続状態で行われ、ラウンド遊技中に継続条件が成立すれば最大ラウンド数の範囲でラウンド遊技が継続して行われる。また、動作パターンD3が選択された場合には、ラウンド抽選ゲームにて表示図柄[V]が導出された後、特別遊技Aが発生する。この場合の特別遊技Aでは、14ラウンド目のラウンド遊技までが高継続状態で行われる。特別遊技Aでは、何れの動作パターンD1〜D3が選択されても、ラウンド遊技中に継続条件が成立する限り、最終回のラウンド遊技まで行われる可能性があり、動作パターンD1〜D3によって最終回のラウンド遊技まで行われる確率の高低が定められている。すなわち、高継続状態のラウンド遊技が長く続くほど、最終回のラウンド遊技まで行われる確率は高くなる。
また、メインCPU50aは、当り抽選で「はずれ」となった場合には、変動パターン(本実施形態では変動パターンP2)と特別図柄(本実施形態では[×(ばつ)])を決定し、変動パターン指定コマンドと特別図柄指定コマンドを演出制御基板51に出力する。変動パターン指定コマンドと特別図柄指定コマンドを入力した演出制御基板51は、演出制御プログラムにしたがって表示装置35を制御し、抽選ゲームを開始させる。そして、演出制御基板51は、特別図柄指定コマンドで指示される特別図柄([×])を、抽選ゲームの開始後、変動パターンP2に定める変動時間(図3に示す12000(ms))の経過時に導出し、確定させる。当り抽選で「はずれ」となった場合には、上大入賞口装置20及び下大入賞口装置26の何れも開放しない。また、メインCPU50aは、始動入賞口スイッチSW1〜SW3や、カウントスイッチSW4〜SW6からの検知信号を入力すると、賞球の払出し制御を実行する。メインCPU50aは、検知信号を入力すると、当該検知信号から遊技者に払出すべき賞球数を特定し、その個数の賞球の払出しを指示する賞球払出信号を払出制御基板52に出力する。払出制御基板52は、賞球払出信号を入力すると、払出装置53を駆動させて必要な個数の賞球を払出させる。
また、メインCPU50aは、ゲートスイッチSW8からの検知信号を入力すると、普通当り抽選を行う。普通当り抽選は、普通図柄当り判定用乱数と普通図柄当り判定値を用いて行う。本実施形態では、普通図柄当り判定用乱数は[0]〜[10]までの11通りの整数値を取り得るように設定され、11個の値のうち、1個の値を普通図柄当り判定値と定めている。このため、普通当り抽選の抽選結果として「中始動入賞口24が開放する」こととなる確率は、11分の1に設定される。メインCPU50aは、普通当りの抽選結果に応じて変動ゲーム表示装置29を制御し、普通図柄変動ゲームを行わせる。そして、メインCPU50aは、普通図柄変動ゲームの開始後、予め定めた変動時間(本実施形態では1000(ms))の経過時に前記抽選結果を示唆する普通図柄(当り図柄又ははずれ図柄)を導出させ、確定させる。その後、メインCPU50aは、普通当り抽選に当選している場合、通常時であれば中始動入賞口24を300(ms)で1回開放させるように始動口羽根25を作動させるソレノイドSL2を制御し、開放延長状態時であれば中始動入賞口24を300(ms)で3回開放させるようにソレノイドSL2を制御する。
このように構成された本実施形態のパチンコ機10では、上大入賞口装置20と下大入賞口装置26の2つの条件装置を用いて特別遊技が行われる。そして、上大入賞口装置20を用いて行われる特別遊技Aと下大入賞口装置26を用いて行われる特別遊技Bの発生条件(当り条件)を異ならせている。具体的に言えば、特別遊技Aは当り抽選の当選によって発生する補助遊技を経由し、当該補助遊技中に獲得条件が成立したことを契機に発生し、特別遊技Bは当り抽選の当選のみによって発生する。すなわち、特別遊技Aを発生させるためには、遊技盤13に発射した遊技球が上大入賞口装置20内の特別入賞口36に到達する必要があり、遊技者は、遊技球が特別入賞口36へ到達するか否かという点に注目することとなる。したがって、本実施形態のパチンコ機10の構成によれば、複数の条件装置を用いることで新たなゲーム性が付与されるとともに、遊技球の動きにも注目させることが可能となる。そして、上大入賞口装置20が開放する遊技(補助遊技)が発生するか、又は下大入賞口装置26が開放する遊技(特別遊技B)が発生するかは、抽選ゲームにて導出される特別図柄によって遊技者に報知される。さらに、本実施形態では、特別図柄の種類から、上大入賞口装置20の開放態様や下大入賞口装置26の開放態様も認識でき、その点にも注目することとなる。このため、遊技者は、如何なる特別図柄が導出され、その特別図柄の種類からどのような遊技が行われるのかという点に注目することとなり、従来の「デジパチ」のように大当りの図柄組み合わせが導出されるか否かという点に注目させる抽選ゲームとは異なる感覚を得られる。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)上大入賞口装置20と下大入賞口装置26を設け、各装置20,26が開放される特別遊技(特別遊技Aと特別遊技B)の付与条件(発生条件)を異ならせた。すなわち、上大入賞口装置20が開放される特別遊技Aを発生させるためには、抽選ゲームにて第1種図柄(本実施形態では特別図柄[Y0]又は[Y1])が表示されることによって発生する補助遊技中に特別入賞口スイッチSW7で遊技球を検知させる必要がある。このため、特別遊技Aは、当り抽選の抽選結果(当りか否かの判定の結果が肯定)のみを条件として発生せず、補助遊技中に開放される上大入賞口装置20に遊技球を流入させ、さらに、その遊技球が特別入賞口スイッチSW7で検知されない限り発生しない。このゲーム性により、補助遊技中は、遊技球の動きに遊技者を注目させることができる。その一方で、下大入賞口装置26が開放される特別遊技Bを発生させるためには、抽選ゲームにて第2種図柄(特別図柄[Z0]又[Z1])が表示される必要がある。すなわち、特別遊技Bは、当り抽選の抽選結果のみを条件として発生され、特別遊技Aが発生するまでのプロセスとは異なっている。したがって、特別遊技が発生する迄のプロセスにおいて遊技盤13に発射された遊技球の動きを遊技者に楽しませつつ、複数の条件装置(上大入賞口装置20と下大入賞口装置26)を備えたことによって新たなゲーム性を付与し、興趣の向上を図ることができる。
(2)上大入賞口装置20が開放する補助遊技が発生する場合と下大入賞口装置26が開放する特別遊技Bが発生する場合とで、抽選ゲームにて特別図柄が導出されるまでの変動時間を異ならせた(異なる変動時間を指定する変動パターンを設けた)。抽選ゲームの変動時間が異なることにより、何れの条件装置(上大入賞口装置20又は下大入賞口装置26)が開放する可能性があるのかを遊技者に認識させることができる。また、抽選ゲームにて第1種図柄(特別図柄[Y0]又は[Y1])が表示されて上大入賞口装置20が開放されても、その開放のみによって特別遊技Aが必ず発生するとは限らない。このため、上大入賞口装置20が開放する補助遊技が発生する場合の変動時間を短くすることで、時間当りの上大入賞口装置20の開放頻度(補助遊技の発生頻度)を高めることができる。すなわち、特別遊技Aを発生させるチャンスを遊技者に多く与えることができる。また、補助遊技の発生時の変動時間が短縮されることで、全体としての遊技効率を向上させることができるので、結果的に特別遊技Bを含む全ての特別遊技を発生させるチャンスを多くすることができる。
(3)また、本実施形態では、抽選ゲームにて第2種図柄(特別図柄[Z0]又は[Z1])が表示される場合及びはずれ図柄が表示される場合の変動時間を同一時間に設定し、当該変動時間を第1種図柄が表示される場合の変動時間よりも長くした。このため、抽選ゲームの変動時間が長くなった場合には、遊技者に特別遊技Bが発生するかもしれないという期待感を抱かせることができる。すなわち、本実施形態のパチンコ機10では、図3の抽選ゲームの仕様に示すように、当り抽選の抽選結果が大当りとなる場合及びはずれとなる場合の確率(合算した確率)は1500分の4(=375分の1)であり、小当りとなる場合の確率(1500分の1496)に比して極めて低確率に設定されている。換言すれば、当り抽選の殆どは小当りに当選することとなる。そして、大当りとなる場合の特別遊技Bは、特別遊技Aに比して多数の賞球を獲得できるチャンスでもある。したがって、変動時間が長くなることで、抽選ゲームでの導出結果は「大当り」又は「はずれ」の何れかに絞られ、特別遊技Bが発生することへの期待感を抱かせることができ、抽選ゲームで導出される特別図柄の種類に限らず、抽選ゲームの変動態様にも注目させることができる。
(4)また、「大当り」の場合と「はずれ」の場合とで変動時間を同一時間に設定することで、変動時間が長くても、必ず「大当り」となる訳ではなく、抽選ゲームが終了するまでドキドキ感を与えることができる。すなわち、「小当り」の場合と「大当り」の場合とで単に変動時間を異ならせると、抽選ゲームの変動態様から何れの遊技が発生するか認識できてしまうので、「大当り」の場合の変動時間が長いと遊技者にイライラ(苛々)感を募らせてしまう。詳しく言えば、特別遊技Bは、本実施形態のパチンコ機10において特別遊技Aよりも有利な遊技と位置付けられているため、抽選ゲームの結果が分かっているのに当該遊技が発生しないことはイライラ感が募る。したがって、「大当り」の場合と「はずれ」の場合とで変動時間を同一時間に設定することで、イライラ感を解消させつつ、ドキドキ感を与えることができる。
(5)特別遊技Aと特別遊技Bのそれぞれに複数種類のラウンド振分けを設定した。このため、ゲーム性をさらに多様化することができ、さらなる興趣の向上を図ることができる。また、特別遊技Aでは、最終ラウンドまでラウンド遊技の継続状態が高継続状態となるラウンド振分けを設定しているので、当り抽選の抽選結果が「小当り」の場合でも、遊技者に多量の賞球獲得を諦めさせないようにすることができる。すなわち、特別遊技Bが発生しなければ、賞球を獲得できないという感覚を遊技者に持たせず、特別遊技A又は特別遊技Bの何れが発生しても、遊技を楽しませることができる。
(6)特別遊技Aのラウンド遊技の継続条件を定めた複数の動作パターンD1〜D3を有し、特別遊技Aの獲得条件成立時に動作パターンを選択するようにした。このため、特別遊技Aの発生に加えて当該遊技中の動作パターン(ラウンド遊技の振分け)を、自らの力で引き当てたような感覚を遊技者に与えることができる。そして、良い動作パターン(高継続状態が長く続くパターン)を引き当てるためには、如何なるタイミングで上大入賞口装置20に遊技球を流入させ、その遊技球を特別入賞口スイッチSW7で検知させるかという点に興味を抱かせ、遊技球の動きにさらに注目させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図7に基づき説明する。
以下に説明する実施形態では、既に説明した実施形態と同一構成(同一制御内容を含む)については同一符号を付すなどして、その重複する説明を省略又は簡略する。
本実施形態のパチンコ機10では、図7に示すように抽選ゲームの仕様が異なっている。具体的に言えば、特別遊技Aのラウンド抽選の抽選契機を、当り抽選にて「小当り」に当選した場合とし、小当り図柄決定用乱数(0〜99)と小当り図柄判定値を用いて、補助遊技中の上大入賞口装置20の開放回数と、補助遊技中に獲得条件が成立した場合に発生する特別遊技Aのラウンド振分けを決定するようにしている。すなわち、本実施形態では、ラウンド振分決定用乱数が省略され、一つの乱数を用いて開放回数とラウンド振分けを決定するようになっている。
図7に示すように、「小当り」時の遊技種を、開放回数とラウンド数を対応付けた全6分類とし、各分類の当選確率を設定している。また、上大入賞口装置20が開放する遊技を示唆する特別図柄(第1種図柄)を[Y0][Y1][Y2][Y3][Y4][Y5]の6種類とし、抽選ゲームで導出された特別図柄から補助遊技時の開放回数と特別遊技A発生時のラウンド振分けを認識させるようになっている。すなわち、抽選ゲームにおいて、ラウンド抽選の結果(選択された動作パターンの種類)を示唆するようになっている。本実施形態においてメインCPU50aは、当り抽選にて「小当り」に当選した場合に、補助遊技における上大入賞口装置20の開放回数とともに動作パターンを選択し、特別遊技状態発生手段及び選択手段として機能する。また、ROM50bには、第1の実施形態と同様に3種類の動作パターンD1〜D3が記憶され、動作パターン記憶手段となる。
本実施形態のパチンコ機10では、当り抽選で「小当り」に当選すると、ラウンド抽選が行われる。このラウンド抽選は、補助遊技時の開放回数とラウンド振分け(動作パターンの選択)の二つの抽選を兼用して行うようになっている。そして、抽選結果は、当該抽選結果に対応する特別図柄を表示装置(示唆演出手段)35で行われる抽選ゲームで導出することによって遊技者に報知される。すなわち、特別図柄の導出により、ラウンド振分け(動作パターン)も特別遊技Aの発生前に報知され、予告的な機能を果たすこととなる。そして、補助遊技中に特別入賞口36に遊技球が入球し、特別入賞口スイッチSW7で検知されると、抽選ゲームで導出された特別図柄に対応する動作パターンにしたがってラウンド遊技が行われる。
したがって、本実施形態では、第1の実施形態の効果(1)〜(5)と同様の効果に加えて以下に示す効果を得ることができる。
(7)特別遊技Aのラウンド遊技の継続条件を定めた複数の動作パターンD1〜D3を有し、当り抽選で「小当り」に当選した時に動作パターンを選択するようにした。そして、抽選ゲームでは、補助遊技における上大入賞口装置20の開放回数と特別遊技A発生時のラウンド遊技の継続状態(動作パターンの種類)を特別図柄にて導出させるようにした。このため、特別遊技Aが発生した場合のラウンド遊技の継続状態(振分装置39の動作態様)を事前に報知することにより、補助遊技への集中力を高めさせ、特別遊技Aを発生させようとする意欲を高めることができる。また、意欲を高めることにより、遊技球の動きにさらに注目させ、その動きを楽しませることができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 各実施形態において、当り抽選の確率やラウンド抽選の確率などは変更しても良い。すなわち、乱数値が取り得る値の個数や、各種判定値の振分けを変更しても良い。
○ 各実施形態において、抽選で決定される補助遊技時の上大入賞口装置20の開放回数や、特別遊技A及び特別遊技Bのラウンド振分けなどは変更しても良い。また、補助遊技時の上大入賞口装置20の開放回数や、特別遊技A及び特別遊技Bのラウンド遊技の終了条件(開放回数や開放時間など)は変更しても良い。
○ 各実施形態において、抽選ゲームの変動時間は変更しても良い。この場合、実施形態と同様に、「大当り」及び「はずれ」の場合の変動時間は同一時間とし、これらの変動時間よりも「小当り」の場合の変動時間を短くすることが好ましい。
○ 各実施形態において、特別図柄の態様は変更しても良い。例えば、文字図柄や数字図柄、キャラクタ図柄でも良い。
○ 各実施形態において、遊技盤13に配設される始動入賞口の数は、1つ、2つ、又は4つ以上でも良い。
○ 各実施形態において、抽選ゲーム中、補助遊技中又は特別遊技中に各始動入賞口22〜24へ遊技球が入球した場合、その入球によっても始動条件を付与し得るように始動保留球として記憶するようにしても良い。そして、抽選ゲーム、補助遊技又は特別遊技の終了後に始動保留球に基づき抽選ゲームを行わせる。作動ゲートの場合も同様である。
○ 第2の実施形態において、ラウンド振分けを報知するタイミングを変更しても良い。例えば、抽選ゲームにて特別図柄が導出される前に、キャラクタなどを表示装置35に出現させ、ラウンド振分けを報知しても良い。また、抽選ゲームで導出される特別図柄は第1の実施形態と同様に上大入賞口装置20の開放回数のみを示すものとし、抽選ゲームの終了後、補助遊技が終了するまでにキャラクタなどを表示装置35に出現させ、ラウンド振分けを報知しても良い。この場合、開放回数とラウンド振分けは、第2の実施形態で説明したように小当り図柄決定用乱数と小当り図柄判定値とを用いて決定する。また、小当り図柄決定用乱数とは別に第1の実施形態のようにラウンド振分決定用乱数を備え、始動入賞口22,23,24への遊技球の入賞(始動入賞口スイッチSW1〜SW3での遊技球の検知)を契機にラウンド振分決定用乱数を取得し、ラウンド振分けを決定しても良い。
パチンコ遊技機の機表側を示す正面図。 上大入賞口装置を示す拡大正面図。 第1の実施形態における抽選ゲームの仕様を説明する説明図。 パチンコ遊技機の制御構成を示すブロック図。 補助遊技の仕様を説明する説明図。 特別遊技の仕様を説明する説明図。 第2の実施形態における抽選ゲームの仕様を説明する説明図。
符号の説明
20…上大入賞口装置、21…大入賞口羽根、26…下大入賞口装置、27…大入賞口扉、35…表示装置、39…振分装置、50…主制御基板、50a…メインCPU、50b…ROM、50c…RAM、SW7…特別入賞口スイッチ。

Claims (5)

  1. 開閉動作を行う第1の開閉部材を有する第1の可変入賞球装置と、前記第1の可変入賞球装置とは別体で設けられ、開閉動作を行う第2の開閉部材を有する第2の可変入賞球装置とを備え、予め定めた特別遊技付与条件の成立を契機に前記第1の可変入賞球装置又は前記第2の可変入賞球装置を開放して当該装置への遊技球の入賞を許容する特別遊技が行われる遊技機において、
    前記第1の可変入賞球装置と前記第2の可変入賞球装置の開閉制御を実行し、前記特別遊技を発生させる特別遊技状態発生手段と、
    複数種類の図柄を変動させて行う図柄変動ゲームを表示する表示装置と、
    予め定めた始動条件の成立を契機に当りか否かを判定し、その判定結果を導出する前記図柄変動ゲームを前記表示装置に表示させるゲーム制御手段とを備え、
    前記特別遊技状態発生手段は、前記図柄変動ゲームで表示される図柄種が予め定めた第1種図柄の場合には、特別遊技時とは異なる態様で前記第1の可変入賞球装置が開放する補助遊技を発生させ、当該補助遊技中に前記第1の可変入賞球装置に流入した遊技球が当該装置内に設けた特別入賞検知手段で検知されることを契機に前記補助遊技よりも遊技者に有利な態様で前記第1の可変入賞球装置が開放する第1の特別遊技を発生させる一方で、前記図柄変動ゲームで表示される図柄種が予め定めた第2種図柄の場合には、前記第1の特別遊技よりも遊技者に有利な態様で前記第2の可変入賞球装置が開放する第2の特別遊技を発生させることを特徴とする遊技機。
  2. 前記図柄変動ゲームの演出時間は、前記当りか否かの判定の結果に応じて決定され、
    当該演出時間は、前記第2の可変入賞球装置を開放させる場合に比して、前記第1の可変入賞球装置を開放させる場合の方が短く決定されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記図柄変動ゲームの演出時間は、前記当りか否かの判定の結果に応じて決定され、
    当該演出時間は、前記第1の可変入賞球装置を開放させる場合に比して、前記第2の可変入賞球装置を開放させる場合及び第1の可変入賞球装置と第2の可変入賞球装置の何れも開放させない場合の方が長く決定されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記第1の特別遊技は、予め定めた最大ラウンド数の範囲内で前記ラウンド遊技が行われるとともに当該ラウンド遊技中に前記特別入賞検知手段で遊技球が検知されることを継続条件として次のラウンド遊技に移行し、
    前記第1の可変入賞球装置内に設けられ、当該装置内に流入した遊技球を前記特別入賞検知手段が配設される特定領域へ誘導させ易くする誘導部材と、
    前記最大ラウンド数までの各ラウンド遊技における前記誘導部材の動作態様を定めた複数種類の動作パターンを記憶する動作パターン記憶手段と、
    前記当りか否かの判定時に、その判定結果が肯定であって、前記図柄変動ゲームで表示される図柄種が前記第1種図柄の場合に、前記複数種類の動作パターンの中から1つの動作パターンを選択する選択手段と、
    前記図柄変動ゲームの開始から前記補助遊技の終了条件が成立するまでの間に、前記選択手段が選択した動作パターンの種類を示唆する演出を行う示唆演出手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の遊技機。
  5. 前記第1の特別遊技は、予め定めた最大ラウンド数の範囲内で前記ラウンド遊技が行われるとともに当該ラウンド遊技中に前記特別入賞検知手段で遊技球が検知されることを継続条件として次のラウンド遊技に移行し、
    前記第1の可変入賞球装置内に設けられ、当該装置内に流入した遊技球を前記特別入賞検知手段が配設される特定領域へ誘導させ易くする誘導部材と、
    前記最大ラウンド数までの各ラウンド遊技における前記誘導部材の動作態様を定めた複数種類の動作パターンを記憶する動作パターン記憶手段と、
    前記補助遊技中に前記特別入賞検知手段が遊技球を検知した時に、前記複数種類の動作パターンの中から1つの動作パターンを選択する選択手段と、
    前記選択手段が選択した動作パターンの種類を示唆する演出を行う示唆演出手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の遊技機。
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