JP2007044130A - スライドガイド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作部の操作方向とスライダの移動方向を一致させる。
【解決手段】ガイド部材1に対してスライダ2を移動させて固定するスライドガイド装置26であって、ガイド部材1に設けられた複数の係止凹部3と、スライダ2に設けられた係止凸部4と、係止凸部4を係止位置P1に向けて付勢する付勢部材5と、中立位置P3から変位されると係止凸部4を解除位置P2に移動させるカム体6と、カム体6に設けられた操作部7とを備え、操作部7が移動されてカム体6がスライダ2に対して変位すると係止凸部4が付勢部材5の付勢力に抗して解除位置P2に移動し、そのまま操作部7の移動方向と同じ方向にスライダ2が移動されるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、スライドガイド装置に関する。更に詳しくは、本発明はガイド部材に対してスライダを移動させて固定するスライドガイド装置に関する。
ガイド部材に対してスライダを移動させて固定する装置として、例えば椅子の肘掛けの高さ調節装置がある。従来、椅子の肘掛けの高さ調節装置として、例えば特開2000−279268号公報に開示されたものがある。
この高さ調節装置は、図10及び図11に示すように、多数の係止凹溝101を備える高さ調節板102(ガイド部材)を肘掛け支柱103に取り付けると共に、高さ調節板102に対して上下方向に摺動する支持桿105(スライダ)を肘掛け104に取り付けている。支持桿105には係合ピン106を有する操作レバー107が水平ピン108によって回動自在に取り付けられている。操作レバー107は圧縮コイルばね109によって係合ピン106を係止凹溝101に入り込ませる方向に付勢されており、操作レバー107を操作していない状態では、係合ピン106が係止凹溝101に嵌り込んでいる。このため、肘掛け104は肘掛け支柱103に固定されている。
この状態より、操作レバー107の操作部107aを握ると、即ち操作部107aを後方に押し込むと、操作レバー107は水平ピン108を中心に回動し、係合ピン106が係止凹溝101から外れる。これにより支持桿105が高さ調節板102からフリーになり、肘掛け104を昇降させることができる。そして、肘掛け104を所望の高さに昇降させた後、握っていた操作部107aを離すと、圧縮コイルばね109の付勢力によって操作レバー107が元の位置に戻され、係合ピン106が別の係止凹溝101に嵌り込む。これによって支持桿105が高さ調節板102に固定され、肘掛け104の高さをロックすることができる。
特開2000−279268号
しかしながら、上述の肘掛けの高さ調節装置では、操作レバー107の操作部107aを後方に押し込むように操作するので、操作部107aの操作方向と肘掛け104を移動させる方向とが相違する。このため、肘掛け104を昇降させるために、操作部107aを後方に押し込む動作と肘掛け104を昇降させる動作との別々の2つの動作が必要となり、操作性が悪かった。
本発明は、操作性の良いスライドガイド装置を提供することを目的とするものであり、特に、操作部の操作方向とスライダの移動方向を一致させることができるスライドガイド装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために請求項1記載の発明は、ガイド部材と、このガイド部材に往復移動可能に支持されたスライダと、このスライダをガイド部材に対して固定する係止手段とを具備し、この係止手段は、スライダに所定範囲変位可能に支持された操作部と、この操作部がその変位範囲の中間の中立位置にあるときガイド部材に対するスライダの係止状態を保持させ操作部が中立位置から両方向いずれの方向に変位したときにも係止状態を解除する係止解除手段とを有するものである。
操作部が操作されていない状態、即ち操作部が変位範囲の中立位置に在る状態では、スライダは係止手段によってガイド部材に固定されており、移動することはできない。なお、この状態では係止解除手段はスライダの係止状態を保持させている。
この状態より、操作部が操作されてその中立位置から変位すると、係止手段の係止解除手段がスライダの係止状態を解除するので、スライダがガイド部材に対してフリーとなり、スライダを移動させることができる。スライダはガイド部材に対して往復移動可能に支持されているので、スライダを往復両方向に移動させることができる。また、操作部をその中立位置から両方向に変位させることができ、操作部が両方向いずれの方向に変位しても係止解除手段はスライダの係止状態を解除する。
そして、請求項2記載の発明のように、スライダの移動方向と操作部の変位方向とを一致させれば、操作部を変位させた方向にそのままスライダを移動させることができ、一連の動作で操作部の操作とスライダの移動を行うことができる。
また、請求項3記載の発明は、ガイド部材に対してスライダを移動させて固定するスライドガイド装置において、ガイド部材に設けられ、スライダの移動方向に並ぶ複数の係止受け部と、スライダに設けられ、係止受け部に嵌り込む係止位置と係止受け部から外れる解除位置との間で往復移動可能な係止部と、スライダと係止部との間に設けられ、係止部を係止位置に向けて付勢する付勢部材と、スライダに対して移動方向と同じ方向に変位可能に取り付けられ、中立位置から変位されると係止部を解除位置に移動させるカム体と、カム体に設けられた操作部とを備え、操作部が移動されてカム体がスライダに対して変位すると係止部が付勢部材の付勢力に抗して解除位置に移動し、そのまま操作部の移動方向と同じ方向にスライダが移動されるものである。
操作部が操作されていない状態では、係止部は付勢部材の付勢力によって係止位置に保持されており、係止部が係止受け部に嵌り込んでいる。このため、スライダはガイド部材に固定され、移動することはできない。なお、この状態では付勢部材によって係止部が係止位置に保持されていることで、カム体は中立位置に戻されている。
この状態より、操作部が操作されて一側に移動されると、固定状態のスライダに対してカム体が一側に変位し、付勢部材の付勢力に抗して係止部を係止位置から解除位置に移動させる。このため、係止部が係止受け部から外れてスライダがガイド部材に対してフリーとなる。いま、操作部は一側に操作されているので、その操作力は操作部→カム体→係止部→スライダへと伝わり、フリーとなったスライダはそのまま一側に移動する。即ち、操作部を一側に移動させることでスライダの固定を解除してそのまま一側に移動させることができる。
そして、操作部の操作を止めるなどして、カム体が係止部を解除位置に保持する力が消滅すると、付勢部材の付勢力によって係止部が係止位置に戻されて移動先の別の係止受け部に嵌り込み、スライダがガイド部材に固定される。即ち、スライダを一側に任意の位置まで移動させて固定することができる。また、係止部が係止位置に戻されることでカム体が中立位置に戻され、操作部も元の位置に戻される。
同様に、操作部を反対側に操作することで、スライダを反対側の任意位置まで移動させて固定することができる。
係止部が係止受け部に嵌り込んだ状態では、スライダにその移動方向の力が作用しても係止部が係止受け部から外れることはなく、スライダをしっかりと固定する。
また、請求項4記載のスライドガイド装置は、ガイド部材に設けられ、カム体のスライダに対する変位をスライダの移動方向と同じ方向に規制するガイドを備えるものである。したがって、スライダに対してカム体を常に真っ直ぐ変位させることができる。
また、請求項5記載のスライドガイド装置は、係止受け部は係止凹部であり、係止部は係止凸部であり、係止凹部が、スライダの移動方向に対して直交し、係止位置に移動している係止凸部からの入力荷重を受け止める荷重受け面を有している。したがって、固定したスライダに作用する荷重はスライダ→係止凸部→荷重受け面へと伝えられてガイド部材によって支持される。荷重受け面はスライダの移動方向に対して直交しているので、スライダからの荷重を垂直に受け止めることができる。
さらに、請求項6記載のスライドガイド装置は、ガイド部材が椅子の肘掛け支柱に設けられ、スライダが椅子の肘掛けに設けられ、肘掛けの高さ調整を行うものである。したがって、ガイド部材に対してスライダを移動させると、椅子の肘掛けの高さが変化する。また、スライダをガイド部材に固定することで、肘掛けを固定することができる。即ち、椅子の肘掛けを高さ調整可能に取り付けることができる。
請求項1記載の発明では、ガイド部材と、このガイド部材に往復移動可能に支持されたスライダと、このスライダをガイド部材に対して固定する係止手段とを具備し、この係止手段は、スライダに所定範囲変位可能に支持された操作部と、この操作部がその変位範囲の中間の中立位置にあるときガイド部材に対するスライダの係止状態を保持させ操作部が中立位置から両方向いずれの方向に変位したときにも係止状態を解除する係止解除手段とを有するので、操作部の操作によってスライダを移動させることができる。操作部をその中立位置から両方向いずれの方向に変位させても係止解除手段によってスライダの係止状態を解除することができ、操作性を向上させることができる。
また、請求項2記載の発明は、スライダの移動方向と操作部の変位方向とを一致させているので、操作部を変位させた方向にそのままスライダを移動させることができる。このため、係止解除操作とスライダの移動操作とを一連の操作としてスムーズに行うことができ、さらに操作性を向上させることかできる。
請求項3記載のスライドガイド装置では、ガイド部材に設けられ、スライダの移動方向に並ぶ複数の係止受け部と、スライダに設けられ、係止受け部に嵌り込む係止位置と係止受け部から外れる解除位置との間で往復移動可能な係止部と、スライダと係止部との間に設けられ、係止部を係止位置に向けて付勢する付勢部材と、スライダに対して移動方向と同じ方向に変位可能に取り付けられ、中立位置から変位されると係止部を解除位置に移動させるカム体と、カム体に設けられた操作部とを備え、操作部が移動されてカム体がスライダに対して変位すると係止部が付勢部材の付勢力に抗して解除位置に移動し、そのまま操作部の移動方向と同じ方向にスライダが移動されるので、操作部を一側に操作すればスライダを一側に移動させることができ、操作部を他側に操作すればスライダを他側に移動させることができる。このため、操作部の操作方向とスライダの移動方向とを一致させることができ、使い勝手を向上させることができる。
しかも、係止部を係止受け部に嵌め込んで係止させるので、スライダにその移動方向の力が作用しても係止部が係止受け部から外れることはなく、スライダをしっかりと固定することができる。このため、例えば椅子の肘掛けを高さ調節可能に支持する装置等、大荷重を受け、位置調節可能な部材の取付装置等に特に適したスライドガイド装置を提供することができる。
また、請求項4記載のスライドガイド装置では、ガイド部材に設けられ、カム体のスライダに対する変位をスライダの移動方向と同じ方向に規制するガイドを備えているので、スライダに対してカム体を常に真っ直ぐ変位させることができる。このため、カム体による係止部の操作を確実なものにでき、しかもスムーズに操作することができる。
また、請求項5記載のスライドガイド装置では、係止受け部は係止凹部であり、係止部は係止凸部であり、係止凹部が、スライダの移動方向に対して直交し、係止位置に移動している係止凸部からの入力荷重を受け止める荷重受け面を有しているので、固定状態のスライダに作用するスライダを移動させようとする荷重を荷重受け面によって垂直に受け止めることができる。このため、スライダに作用する荷重をしっかりと受け止めることができ、固定状態の剛性をより一層向上させることができる。
さらに、請求項6記載のスライドガイド装置では、ガイド部材が椅子の肘掛け支柱に設けられ、スライダが椅子の肘掛けに設けられ、肘掛けの高さ調整を行うようにしているので、スライドガイド装置を椅子の肘掛けの高さ調整機構として使用することができる。
以下、本発明の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図8に、本発明のスライドガイド装置の実施形態の一例を示す。本実施形態では、例えば椅子の肘掛けの高さ調節装置に適用した例について説明する。
スライドガイド装置26は、ガイド部材1に対してスライダ2を移動させて固定するものであって、ガイド部材1に設けられ、スライダ2の移動方向Sに並ぶ複数の係止受け部3と、スライダ2に設けられ、係止受け部3に嵌り込む係止位置P1(図3(A)中、係止部4が在る位置)と係止受け部3から外れる解除位置P2(図3(B),(C)、図4中、係止部4が在る位置)との間で往復移動可能な係止部4と、スライダ2と係止部4との間に設けられ、係止部4を係止位置P1に向けて付勢する付勢部材5と、スライダ2に対して移動方向Sと同じ方向に変位可能に取り付けられ、中立位置P3(図3(A)中、カム体6が在る位置)から変位されると係止部4を解除位置P2に移動させるカム体6と、カム体6に設けられた操作部7とを備え、操作部7が移動されてカム体6がスライダ2に対して変位すると係止部4が付勢部材5の付勢力に抗して解除位置P2に移動し、そのまま操作部7の移動方向Sと同じ方向にスライダ2が移動されるものである。即ち、スライダ2をガイド部材1に対して固定する係止手段を係止受け部3と係止部4と付勢部材5とを備えて構成している。また、係止手段は、操作部7と係止解除手段としてのカム体6とを有している。
本実施形態では、係止受け部3は例えば凹部(以下、係止凹部3という)であり、係止部4は例えば凸部(以下、係止凸部4という)である。ただし、係止受け部3を凸部にし、係止部4を凹部にしても良い。
椅子の肘掛けの高さ調節装置であるスライドガイド装置26は、例えば肘掛け支持体8と肘掛け9の間に設けられている。肘掛け支持体8は、例えば図示しない椅子の座受け部材に取り付けられている。肘掛け支持体8の垂直部8a内にはスライドガイド装置26を収容する空間10が設けられている。また、肘掛け9には筒状のカバー11が設けられており、スライドガイド装置26を隠して外観の悪化を防止している。肘掛け支持体8の垂直部8aの外側壁8bとカバー11の外側壁11aには、操作部7のカム体6への取り付けを可能にするスリット12,13がそれぞれ設けられている。
ガイド部材1は、例えばスライダ2の移動方向Sに細長い板材であり、スライダ2を挟むようにして2枚設けられている。第1及び第2のガイド部材1A,1Bには長手方向、即ちスライダ2の移動方向Sに細長い長孔14が形成されており、長孔14の一側の縁には多数の係止凹部3が一定のピッチで形成されている。長孔14の一側縁に係止凹部3を形成しているので、係止凹部3はスライダ2の移動方向Sに直交する方向に開口する。係止凹部3は、図5に詳しく示すように、スライダ2の移動方向Sに対して直交し、係止位置P1に移動している係止凸部4からの入力荷重を受け止める荷重受け面15を有している。また、2枚のガイド部材1A,1Bの重ね合わせ面にはスライダ2を案内するガイド溝16(図1中、第1のガイド部材1Aについて図示)がそれぞれ設けられており、2枚のガイド部材1A,1Bを重ね合わせることで、スライダ2を収容し且つ移動方向Sに正確に案内するガイド空間17が形成される。
また、ガイド部材1には、カム体6のスライダ2に対する変位をスライダ2の移動方向Sと同じ方向に規制するガイド27が設けられている。ガイド27は、例えばカム体6を摺動させるガイド溝である。ガイド27は長孔14が設けられている範囲に設けられているので、カム体6を長孔14の一端に対応する位置から他端に対応する位置まで移動させることができ、スライダ2のガイド部材1に対する移動を妨げない。ガイド27の幅寸法はカム体6の幅寸法に対応しており、カム体6をがた付かせたり姿勢を傾けさせたりせずに真っ直ぐ案内することができる。本実施形態では、カム体6を重ねる面である第1のガイド部材1Aの外側面(図1の下側の面)と第2のガイド部材1Bの外側面(図1の上側の面)にガイド27が設けられている。
スライダ2は例えば板材であり、スライダ2の移動方向Sに直交する方向に細長い長孔18と、スライダ2の移動方向Sに細長い長孔19が設けられている。長孔19は長孔18を挟んで両側にそれぞれ設けられている。スライダ2には肘掛け9が固定される。なお、本実施形態では、加工の容易性等を考慮して3つの長孔18,19,19を十字状に連続して形成しているが、これらを連続させずにそれぞれ独立させて形成しても良い。また、スライダ2には軽量化等の為の孔20が多数形成されているが、孔20は無くても良い。
係止凸部4は例えば係止凹部3に嵌り込む円柱体である。係止凸部4はスライダ2の長孔18内に挿入されている。また、長孔18内には付勢部材5が収容されており、付勢部材5は係止凸部4を長孔18内の一側に向けて、即ち係止位置P1に向けて押し付けている。付勢部材5は例えばコイルスプリングである。
カム体6は、例えばカム孔21が設けられた矩形状を成す板材で、重ね合わせた2枚のガイド部材1A,1Bを挟むようにして2枚設けられている。本実施形態では、カム体6の四隅を丸めているが、カム体6をスムーズに変位させることができる場合等にはカム体6の四隅を丸める必要はない。第1及び第2のカム体6A,6Bのカム孔21には係止凸部4が貫通している。カム孔21は、例えばスライダ2の移動方向Sに対して傾斜する2つの傾斜部21a,21bを有するV字形状を成しており、スライダ2に対してカム体6が往復方向のいずれの方向に変位しても係止凸部4を係止位置P1から解除位置P2に移動させることができる。第1のカム体6Aには2本の連結ピン22がスライダ2の移動方向Sに並んで設けられており、各連結ピン22に対向して第2のカム体6Bには2つの孔23が設けられている。第1のガイド部材1Aの外側面に第1のカム体6Aを重ね合わせ、2本の連結ピン22を第1のガイド部材1Aの長孔14とスライダ2の長孔19と第2のガイド部材1Bの長孔14に通し、第2のガイド部材1Bの外側面に重ね合わせた第2のカム体6Bの孔23に嵌め込むことで、2枚のカム体6を連結させて一体化させることができる。カム体6は、図3(B),図4(A)に示すように、長孔18内の係止凸部4がカム孔21内を相対的に移動できる範囲でスライダ2に対して変位可能である。長孔19の幅寸法は連結ピン22の直径に対応しており、また長孔19はスライダ2の移動方向Sに沿って形成されているので、カム体6の変位はスライダ2の移動方向Sに沿ったものとなる。さらに、第2のカム体6Bには操作部7を連結する孔24が形成されている。
操作部7は、例えばスライダ2の移動方向Sに対して直交する方向に広い面積を有する摘みであり、スライダ2の移動方向Sに操作しやすい形状となっている。操作部7の底面には嵌合突起25が設けられており、嵌合突起25をカバー11のスリット13と肘掛け支持体8のスリット12を通して第2のカム体6Bの孔24に嵌め込むことで、操作部7をカム体6に一体化させることができる。
本実施形態では、スライドガイド装置26を例えば椅子の肘掛け9の高さ調節装置として使用するので、スライドガイド装置26を立てた状態で使用する。したがって、スライダ2の移動方向Sは上下方向となる。また、操作部7を肘掛け支持体8の垂直部8aの外側面に取り付けているので、着座者の邪魔になったり、着座者の体が当たって誤操作されることがなく、また、操作しやすい配置になっている。
次に、肘掛け9の肘掛け支持体8への取り付けについて説明する。まず最初に、スライドガイド装置26を組み立てる。例えば、第1のカム体6Aに第1のガイド部材1Aとスライダ2を重ね、スライダ2の長孔18内に係止凸部4と付勢部材5を挿入する。そして、第2のガイド部材1Bと第2のカム体6Bを重ねる。このとき、第2のカム体6Bの孔23に連結ピン22を嵌め込むことで、第1のカム体6A、第1のガイド部材1A、スライダ2、第2のガイド部材1B、第2のカム体6Bを仮固定することができる。
このようにしてスライドガイド装置26を仮固定した後、スライダ2が突出する方向を上にして肘掛け支持体8内の空間10に挿入し、例えば図示しないねじによって固定する。そして、カバー11を上から被せながら肘掛け9をスライダ2の上端に嵌め込んで固定する。肘掛け9をスライダ2に嵌め込んだ状態では、カバー11のスリット13と肘掛け支持体8のスリット12と第2のカム体6Bの孔24の位置が一致しているので、操作部7の嵌合突起25をスリット13、スリット12を通して孔24に嵌め込んで操作部7を第2のカム体6Bに取り付ける。これにより、肘掛け9が高さ調節可能に肘掛け支持体8に取り付けられる。
操作部7が操作されていない状態では、図3(A)に示すように、係止凸部4は付勢部材5の付勢力によって係止位置P1に保持されており、係止凸部4がいずれか一つの係止凹部3に嵌り込んでいる。即ち、この状態では係止解除手段であるカム体6は中立位置P3に位置しており、操作部7はその変位範囲の中間の中立位置にありガイド部材1に対するスライダ2の係止状態を保持させている。このため、スライダ2はガイド部材1に固定され、肘掛け9を昇降させることはできない。また、着座者が肘掛け9の上に肘を載せても肘掛け9が下降することはない。なお、この状態では付勢部材5によって係止凸部4が係止位置P1に保持されていることで、カム体6は中立位置P3に戻されている。
係止凹部3はスライダ2の移動方向Sに対して直交する方向に開口しており、係止凸部4はこの方向から係止凹部3に嵌り込む。そのため、係止凸部4が係止凹部3に嵌り込んだ状態では、スライダ2にその移動方向Sの力が作用しても係止凸部4が係止凹部3から外れることはなく、スライダ2をしっかりと固定する。
しかも、係止凹部3には荷重受け面15が設けられているので、肘掛け9に着座者が肘を載せると、その荷重はスライダ2→係止凸部4→荷重受け面15へと伝えられてガイド部材1によって支持される。仮に、荷重受け面15がスライダ2の移動方向Sに対して傾斜している場合には、その荷重によって係止凸部4を荷重受け面15に沿って摺動させる力が発生し、係止凸部4ががた付き、使い心地を悪化させてしまう。本発明のスライドガイド装置26では、係止凸部4を支持する荷重受け面15はスライダ2の移動方向Sに対して直交しているので、スライダ2からの荷重を垂直に受け止めることができる。このため、スライダ2に作用する荷重をしっかりと受け止めて係止凸部4をがた付かせる力が発生することが無く、肘掛け9の剛性をより一層高めて使い心地を良くすることができる。
肘掛け9を高くする場合には、操作部7を上に持ち上げれば良い。操作部7が上に操作されて上昇すると、固定状態のスライダ2に対してカム体6が上側に変位するので、図3(B)に示すように、カム孔21の下側傾斜部21aが付勢部材5の付勢力に抗して係止凸部4を係止位置P1から解除位置P2に移動させる。即ち、係止解除手段であるカム体6は、操作部7がその中立位置から変位するとスライダ2の係止状態を解除する。このため、係止凸部4が係止凹部3から外れてスライダ2がガイド部材1に対してフリーとなる。そして、操作部7は上側に操作されているので、その操作力は操作部7→カム体6→係止凸部4→スライダ2へと伝わり、図3(C)に示すように、フリーとなったスライダ2はそのまま上側に移動する。
そして、操作部7を持ち上げる操作を止めると、カム体6が係止凸部4を解除位置P2に保持する力が消滅するので、付勢部材5の付勢力によって係止凸部4が係止位置P1に戻されて移動先の別の係止凹部3に嵌り込み、スライダ2がガイド部材1に固定される。即ち、肘掛け9を任意の高さに上昇させて固定することができる。また、係止凸部4が係止位置P1に戻されることでカム体6が中立位置P3に戻され、操作部7はカバー11に対して元の位置に戻される。
肘掛け9を低くする場合には、操作部7を下げれば良い。操作部7が下に操作されて下降すると、固定状態のスライダ2に対してカム体6が下側に変位するので、図4(A)に示すように、カム孔21の上側傾斜部21bが付勢部材5の付勢力に抗して係止凸部4を係止位置P1から解除位置P2に移動させる。このため、係止凸部4が係止凹部3から外れてスライダ2がガイド部材1に対してフリーとなる。そして、操作部7は下側に操作されているので、その操作力は操作部7→カム体6→係止凸部4→スライダ2へと伝わり、図4(B)に示すように、フリーとなったスライダ2はそのまま下側に移動する。
そして、操作部7を下げる操作を止めると、カム体6が係止凸部4を解除位置P2に保持する力が消滅するので、付勢部材5の付勢力によって係止凸部4が係止位置P1に戻されて移動先の別の係止凹部3に嵌り込み、スライダ2がガイド部材1に固定される。即ち、肘掛け9を任意の高さに下降させて固定することができる。また、係止凸部4が係止位置P1に戻されることでカム体6が中立位置P3に戻され、操作部7はカバー11に対して元の位置に戻される。
本発明のスライドガイド装置26では、操作部7を持ち上げればそのままスライダ2を上昇させて肘掛け9を高くすることができ、操作部7を下げればそのままスライダ2を下降させて肘掛け9を低くすることができる。即ち、操作部7の操作方向とスライダ2の移動方向とを一致させることができる。このため、操作が大変しやすく、使い勝手を向上させることができる。
なお、操作部7を上又は下に操作して係止凸部4を解除位置P2に移動させることでスライダ2がガイド部材1に対してフリーとなるので、この状態で操作部7の操作方向と逆方向にスライダ2を移動させることもできる。即ち、操作部7を上に操作して肘掛け9を下降させる操作、逆に操作部7を下に操作して肘掛け9を上昇させる操作も可能である。例えば、肘掛け9の高さを程良い高さに調節するために肘掛け9を何回か上下させることがあるが、操作部7の操作方向と同じ方向と逆方向の両方向にスライダ2を移動さることができるので、このような高さ調節の操作を容易に行うことができる。
また、カム体6はガイド27に案内されて摺動するので、スライダ2に対して常に真っ直ぐに変位し、その姿勢が傾いたりがた付いたりすることがない。また、カム体6の四隅は丸められている。このため、カム体6の変位が確実でスムーズなものとなり、スライドガイド装置26の昇降動作を確実でスムーズなものにすることができる。なお、本実施形態では、2本の連結ピン22を2つの長孔19に挿入しており、この構造からもカム体6の姿勢の傾きやがた付きを防止することができるので、カム体の変位をより一層確実でスムーズにすることができ、スライドガイド装置26の昇降動作をより一層確実でスムーズなものにすることができる。そして、ガイド27と連結ピン22および長孔19との併用により、部品の寸法精度のばらつきなどの要因で作動性に悪影響が生じることを抑制でき、製造上信頼性を向上できる。
近年、デスクトップパソコン等のモニタが薄型化される傾向にある。薄型モニタを使用することでモニタの位置を奥にずらすことができ、机の上を広く使用することができる。しかし、その分だけ着座者とモニタとの距離が大きくなる。このため、机の天板と干渉する肘掛け9の配置を後方にずらし、できるだけ机に近づいて着座姿勢を取ることができるようにした椅子がある。このような椅子では、肘掛け9を後方配置した分だけ腕を後ろに回さなければ肘掛け9の高さ調節を行うことができない。つまり、腕を無理に後ろに回すことになるので、図10及び図11に示す操作部107aを後方に押し込みながら肘掛け104を昇降させるタイプの高さ調節装置等では、片手での昇降作業が大変し難い動作となる。つまり、操作部を肘掛け9の移動方向と異なる方向に操作する場合には、片手での肘掛け9の昇降が大変し難くなる。これに対し、スライドガイド装置26では、操作部7の操作方向と肘掛け9の移動方向とを一致させることができるので、操作部7を摘んで操作し、そのままその操作方向に肘掛け9を昇降させることができるので、肘掛け9が後方配置されていない通常の椅子は勿論のこと、たとえ肘掛け9が後方配置されている椅子であっても、肘掛け9を昇降させる動作がしやすくなり、使い勝手に優れている。
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
例えば、上述の説明では、係止凹部3はスライダ2の移動方向Sに対して直交する方向に開口していたが、必ずしも直交する方向である必要はなく、スライダ2の移動方向Sにある程度の荷重が作用した場合であっても係止凸部4が係止凹部3に対して摺動して外れることのない範囲の方向に開口していれば良い。即ち、係止凹部3が開口する方向が、スライダ2の移動方向Sに直交する方向から外れて移動方向Sに近づくと、スライダ2の移動方向Sに作用する荷重によって係止凸部4が係止凹部3に対して摺動して外れる虞が生じるが、スライダ2の移動方向Sに荷重が作用した場合であっても係止凸部4が係止凹部3に対して摺動して外れることのない範囲の方向に係止凹部3が開口していれば良い。ただし、実際の製品設計では、係止凸部4の外れに対して十分な余裕をもって開口方向を決定することが好ましく、できるだけ移動方向Sに対して直交する方向にすることが好ましい。即ち、係止凹部3が開口する方向は、移動方向Sに正確に直交する方向ではなくても実用上問題のない方向であれば良い。
また、上述の説明では、操作部7を肘掛け支持体8の外側面に配置するようにしていたが、操作部7の配置は肘掛け支持体8の外側面に限るものではなく、例えば肘掛け支持体8の前側面や後側面でも良く、その他の場所でも良い。
また、上述の説明では、ガイド27を備えていたが、ガイド27が無くてもカム体6をスムーズに変位させることができる場合等にはガイド27を省略しても良い。
また、上述の説明では、係止凹部3に、スライダ2の移動方向Sに対して直交する荷重受け面15を設けていたが、スライダ2の移動方向Sの荷重に対して係止凸部4をしっかりと支えることができる場合等には荷重受け面15を省略しても良い。
また、例えば図9に示すように、カム体6に設けたカム孔21の傾斜部21a,21bの端部にそれぞれ窪み21c,21dを設けても良い。この場合には、操作部7を操作してカム体6を変位させると窪み21c,21dに係止凸部4が嵌ることになり、付勢部材5に抗してカム体6の位置を保持することができる。このため、操作部7の操作を止めてもガイド部材1に対するスライダ2のフリー状態を維持することができ、そのままスライダ2(肘掛け9)を自由に上下させることができる。そして、操作部7に上または下に少し力を加えることで係止凸部4を窪み21c,21dから外すことができるので、カム体6を中立位置P3に戻すことができる。
本発明では、操作部7及びカム体6の移動方向とスライダ2の移動方向とを必ずしも一致させる必要はなく、両者は交差する方向性を有していても良い。
また、上述の説明では、スライドガイド装置26を椅子の肘掛け9の高さ調節装置に適用していたが、椅子の肘掛け9の高さ調節装置以外の装置・機構類に適用しても良い。即ち、ガイド部材1に対してスライダ2を移動させて固定する装置・機構類であれば適用可能である。例えば、椅子の肘掛け9を肘掛け支持体8に対して前後方向又は左右方向に移動させて位置調節する装置、肘掛け支持体8を座部に対して前後方向又は左右方向に移動させて位置調節する装置、肘掛け支持体8を座部に対して昇降させて高さ調節する装置、椅子の座板を座受け部材に対して前後方向又は左右方向に移動させて位置調節する装置、椅子の背もたれの背板を背支桿に対して昇降させて高さ調節する装置、背支桿を座部に対して昇降させて高さ調節する装置、背支桿を座部に対して前後方向又は左右方向に移動させて位置調節する装置、椅子の座部を脚部に対して昇降させて高さ調節する装置、椅子の座部を脚部に対して前後方向又は左右方向に移動させて位置調節する装置等に適用しても良い。また、椅子以外のものに適用しても良い。例えば、机,テーブル,台類等の天板をフレーム,支持体等に対してスライドさせるスライドガイドに適用しても良い。この場合には、例えば天板を複数枚に分割して上下に重ねるように配置しておき、天板を広く使いたい場合に下の段の天板を上の段の天板の下から引き出して使用するタイプの机,テーブル,台類等を構成できる。また、天板を昇降させて高さ調節する装置等に適用しても良い。さらに、例えば棚をフレームに対して昇降させて高さ調節する装置に適用しても良い。また、例えばベッドの床板をフレームに対してスライドさせるスライドガイドに適用しても良い。さらに、例えばオーニング等に設けられているガイド部材にスライダを摺動させる装置等に適用しても良い。また、例えばシャワーヘッド等の壁や柱等への取付位置を調節する装置等、壁や柱等に固定したガイド部材1に対してスライダ2を移動させることでスライダ2に設けられている取付支持部の位置を調節する装置等に適用しても良い。
また、上述の説明では、スライドガイド装置26を立てた状態で使用していたが、例えば横にした状態で使用しても良く、斜めの状態で使用しても良い。
また、上述の説明では、スライドガイド装置26を、ガイド部材1に対してスライダ2を移動することでスライダ2に取り付けた部材の高さや位置を調節する装置に適用していたが、高さや位置を調節する装置・機構類に限るものではなく、例えばガイド部材1に対してスライダ2を移動させることで全体の長さを伸縮させる伸縮装置・機構等に適用しても良い。
本発明のスライドガイド装置の実施形態の一例を示す分解斜視図である。 図1のスライドガイド装置の操作部を取り外した状態を示し、(A)はスライダを一番下まで下降させた様子を示す側面図、(B)はスライダを一番上まで上昇させた様子を示す側面図である。 カム体の変位によって係止凸部が操作されてスライドが上昇する様子を示し、(A)はカム体が中立位置に在る状態の図、(B)はカム体が上側に変位された状態の図、(C)はスライダが上昇している状態の図である。 カム体の変位によって係止凸部が操作されてスライドが下降する様子を示し、(A)はカム体が下側に変位された状態の図、(B)はスライダが下降している状態の図である。 係止凹部の拡大図である。 スライドガイド装置を高さ調節装置として組み込んだ肘掛けの側面図である。 スライドガイド装置を高さ調節装置として組み込んだ肘掛けの正面図である。 スライドガイド装置を肘掛けの高さ調節装置として組み込む様子を示す分解斜視図である。 カム体に設けられたカム孔の他の実施形態を示し、カム体が中立位置に在る状態の図である。 従来の椅子の肘掛けの高さ調節装置を一部切り欠いて示した側面図である。 従来の椅子の肘掛けの高さ調節装置の中央縦断面図である。
符号の説明
1 ガイド部材
2 スライダ
3 係止凹部(係止受け部)
4 係止凸部(係止部)
5 付勢部材
6 カム体
7 操作部
8 椅子の肘掛け支持体
9 椅子の肘掛け
15 荷重受け面
26 スライドガイド装置
27 ガイド
P1 係止凸部の係止位置
P2 係止凸部の解除位置
P3 カム体の中立位置
S スライダの移動方向

Claims (6)

  1. ガイド部材と、このガイド部材に往復移動可能に支持されたスライダと、このスライダを前記ガイド部材に対して固定する係止手段とを具備し、この係止手段は、前記スライダに所定範囲変位可能に支持された操作部と、この操作部がその変位範囲の中間の中立位置にあるとき前記ガイド部材に対する前記スライダの係止状態を保持させ前記操作部が前記中立位置から両方向いずれの方向に変位したときにも前記係止状態を解除する係止解除手段とを有することを特徴とするスライドガイド装置。
  2. 前記スライダの移動方向と前記操作部の変位方向とを一致させたことを特徴とする請求項1記載のスライドガイド装置。
  3. ガイド部材に対してスライダを移動させて固定するスライドガイド装置において、前記ガイド部材に設けられ、前記スライダの移動方向に並ぶ複数の係止受け部と、前記スライダに設けられ、前記係止受け部に嵌り込む係止位置と前記係止受け部から外れる解除位置との間で往復移動可能な係止部と、前記スライダと前記係止部との間に設けられ、前記係止部を前記係止位置に向けて付勢する付勢部材と、前記スライダに対して前記移動方向と同じ方向に変位可能に取り付けられ、中立位置から変位されると前記係止部を前記解除位置に移動させるカム体と、前記カム体に設けられた操作部とを備え、前記操作部が移動されて前記カム体が前記スライダに対して変位すると前記係止部が前記付勢部材の付勢力に抗して前記解除位置に移動し、そのまま前記操作部の移動方向と同じ方向に前記スライダが移動されることを特徴とするスライドガイド装置。
  4. 前記ガイド部材に設けられ、前記カム体の前記スライダに対する変位を前記スライダの移動方向と同じ方向に規制するガイドを備えることを特徴とする請求項3記載のスライドガイド装置。
  5. 前記係止受け部は係止凹部であり、前記係止部は係止凸部であり、前記係止凹部は、前記スライダの移動方向に対して直交し、前記係止位置に移動している前記係止凸部からの入力荷重を受け止める荷重受け面を有していることを特徴とする請求項3又は4載のスライドガイド装置。
  6. 前記ガイド部材は椅子の肘掛け支柱に設けられ、前記スライダは前記椅子の肘掛けに設けられ、前記肘掛けの高さ調整を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載のスライドガイド装置。
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