JP2007043454A - 複写装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
RFタグを付して印刷物を管理する際に、すでに蓄積されている情報を継承しつつ、さらに新たな情報を追記し、文書管理の履歴を残すことはできない。
【解決手段】
本発明は、原本紙の紙面を複写用紙に複写し、RFタグ付原本紙のRFタグに書き込まれているタグ情報を取得して利用できる複写装置を提案するものである。取得したタグ情報に基づいてタグ情報の内容を文字や、バーコード(一次元、二次元)に加工した情報などを印刷することができる。また、原本紙に付されたRFタグの内容だけでなく、原本紙の紙面の内容や、時間情報を複写用紙のRFタグに記録することができる。なお、原本紙の紙面を電子データ化したものは要約関数にて要約した要約済電子データへと変換するとしてもよい。さらに、タグ情報に基づいて複写装置自身を制御することもできる。
【選択図】 図2
RFタグを付して印刷物を管理する際に、すでに蓄積されている情報を継承しつつ、さらに新たな情報を追記し、文書管理の履歴を残すことはできない。
【解決手段】
本発明は、原本紙の紙面を複写用紙に複写し、RFタグ付原本紙のRFタグに書き込まれているタグ情報を取得して利用できる複写装置を提案するものである。取得したタグ情報に基づいてタグ情報の内容を文字や、バーコード(一次元、二次元)に加工した情報などを印刷することができる。また、原本紙に付されたRFタグの内容だけでなく、原本紙の紙面の内容や、時間情報を複写用紙のRFタグに記録することができる。なお、原本紙の紙面を電子データ化したものは要約関数にて要約した要約済電子データへと変換するとしてもよい。さらに、タグ情報に基づいて複写装置自身を制御することもできる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、複写装置に関するものである。
印刷物を管理するにあたり、印刷者、印刷日時などの情報を書込んだRFIDタグを付して印刷物を排出できるシステムはすでに提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−310293号公報
しかしながら、上記手法においては、専ら文書の管理のために印刷者、印刷日時などの情報をRFIDタグに書込むことを目的としており、すでにコピーの対象となる原本紙にRFIDタグが付されていることは想定されていない。したがって、RFIDタグを付してすでに管理されている文書については、RFIDタグ内に蓄積されている情報を継承しつつ、さらに新たな情報を追記し、文書管理の履歴を残すことはできない。
本発明は、かかる実情に鑑み、原本紙の紙面を複写用紙に複写し、RFタグ付原本紙のRFタグに書き込まれているタグ情報を取得して利用できる複写装置を提案するものである。取得したタグ情報に基づいてタグ情報の内容を文字に翻訳した情報や、タグ情報の内容をバーコード(一次元、二次元)に加工した情報などを印刷することができる。また、原本紙に付されたRFタグの内容だけでなく、原本紙の紙面の内容や、時間情報を複写用紙のRFタグに記録することができる。なお、原本紙の紙面を電子データ化したものは要約関数にて要約した要約済電子データへと変換するとしてもよい。さらに、タグ情報に基づいて複写装置自身を制御することもできる。
以上、説明したように本件発明のいずれか一又は二以上の発明に係る複写装置は、原本紙の紙面を複写用紙に複写する際に、同時にRFタグに書き込まれているタグ情報も取得できるため、RFタグを付してすでに管理されている文書についても、RFIDタグ内に蓄積されている情報を継承できる。また、さらに新たな情報を追記等して、文書管理の履歴を残すなど利用価値が高い。
以下に、各発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
実施形態1は、請求項1、11から15などについて説明する。 実施形態2は、請求項2、16などについて説明する。 実施形態3は、請求項3から7、17、18などについて説明する。 実施形態4は、請求項8から10などについて説明する。
<<実施形態1>>
<実施形態1:概要> 本実施形態は、原本紙の紙面を複写用紙に複写し、RFタグ付原本紙のRFタグに書き込まれているタグ情報を取得して利用する複写装置である。
図1は、本実施形態の概念の一例を示すものである。図中央に示したのが、本実施形態の複写装置であり、右側が複写の対象となる原本紙、左側が複写後に排出された複写用紙である。まず本件発明における複写装置は、通常の複写装置と同様に、原本紙の紙面を複写することができ、図示したように原本紙に記載された表やグラフなどが複写用紙に複写される。ここで本複写装置は、原本紙(図中で右下隅)にRFタグが付されており、RFタグ内にはタグ情報が書き込まれている。タグ情報は、具体的には、書類の作成日時、作成者、書類のタイトル、書類の属性(写真、モノクロの別など)、書類のサイズなどが該当する。複写装置は、タグ情報を取得し、例えば、文字にして複写用紙の紙面に印刷するなどして利用できる。これについては、実施形態2にて詳述する。
<実施形態1:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図2に示した。 図2に示す本実施形態の「複写装置」(0200)は、「RFタグ付原本紙配置部」(0201)と、「タグ情報取得部」(0202)と、「複写部」(0203)と、を有する。
「RFタグ付原本紙配置部」(0201)は、RFタグ付原本紙を配置する。「RFタグ付原本紙」とは、複写の対象となる原本紙であって、RFタグが付されたものをいう。
「タグ情報取得部」(0202)は、RFタグ付原本紙配置部(0201)に配置されたRFタグ付原本紙のRFタグに書き込まれているタグ情報を取得する。「タグ情報」とは、RFタグに保持されている情報をいう。具体的には、書類の作成日時、作成者、書類のタイトル、書類の属性(写真、モノクロの別など)、書類のサイズ、書類の複写回数などが該当する。取得したタグ情報は、例えば、文字にして複写用紙の紙面に印刷するなどして利用できるが、これについては、実施形態2にて詳述する。
ここで、図3は、タグ情報取得部の電波発信器又は/及び電波受信器の配置の一例を示したものである。(a)は複写装置を上から見た図であり、電波発信器又は/及び電波受信器がスキャニング手段の走査機構に配置されている状態を示した。複写装置では、原本紙に光を当て、スキャナ部のレンズにて反射した光の情報を取り込む。例えば、このレンズの裏側の部分に電波発信器又は/及び電波受信器を配置することが想定される。つまり、通常の複写装置と同様に原本紙のRFタグ以外の紙面の部分を複写する際に、同時にRFタグもスキャニングすることができる。なお、RFタグ付原本紙が移動するため、動磁場が発生する。
また、図3(b)は複写装置を俯瞰で見た図であり、電波発信器又は/及び電波受信器が、RFタグ付原本が原本セット皿からRFタグ付原本紙配置部に至る経路中に設けられている状態を示した。これは具体的には複写装置のソータ部分に配置されていることを想定したものである。つまり、RFタグ付原本が原本セット皿にセットされ、複写に際してRFタグ付原本紙配置部に移動する時点で、RFタグもスキャニングされていることになる。このとき、複数のRFタグ付原本紙が原本セット皿からRFタグ付原本紙配置部に移動したとしても、電波の発信/受信がそれぞれのRFタグに対して的確に実行できるようにすべきである。そのためには図で示したように、例えば、下方向に電波を発信し、あるいは、下方向の電波発生源から電波を受信できるように電波発信器又は/及び電波受信器を配置する必要がある。
さらに、図4(c)は複写装置を上から見た図であり、電波発信器又は/及び電波受信器が、スキャニング手段がスキャニングする際に外光がスキャニングされるのを防止するための蓋に配置されている状態を示した。つまり、複写装置の蓋部分を閉じて原本紙を複写する際に、同時にRFタグもスキャニングすることができる。
また、図4(d)は複写装置を横から見た図であり、電波発信器又は/及び電波受信器が、RFタグ付複写用紙が複写部から排出された後、複写済み用紙受け皿に至る経路中に設けられている状態を示した。つまり、複写装置と同様に原本紙のRFタグ以外の紙面の部分が複写される際に、トナーはヒーターで加熱して固定、定着されるが、このときのモーターの作動に付随して同時にRFタグもスキャニングすることができる。
「複写部」(0203)は、原本紙の紙面を、複写用紙に複写する。通常の複写装置と同様に、原本紙の紙面の部分を複写することができる。複写装置では、原本紙に光を当て、スキャナ部のレンズにて反射した光の情報を取り込む。レンズで読み取った光の情報はドラム部分に与えられる。このときドラム部分は光が当たると静電気を失う性質があるため、光の情報で示された部分だけ静電気が失われる。つまり、白黒コピーの場合、原稿の白い部分には静電気が無くなり、黒い部分だけ静電気が残る。ドラムにトナーをこすりつけることで、静電気の残った部分だけトナーがつく。ドラムと紙を重ねて、紙の方にドラムより強い静電気を与えると、ドラムから原稿の情報が移る。最後に、紙に付着したトナーをヒーターで加熱して固定、定着させる。
「複写装置」(0200)は、複写機能を有する装置一般を広く含み、プリンタや複合機なども該当する場合がある。
<ハードウエア構成> 本件発明における複写装置のハードウエア構成の一例を図5に示した。本件発明の構成要素は、ハードウエア、ソフトウエア、ハードウエアとソフトウエアの両者、のいずれかによって構成される。例えば、これらを実現する一例として、CPU、メモリ(DRAM、ROM)、バス、I/Oなどから構成されるハードウエアと、これらのハードウエア上にて実行可能なソフトウエアを挙げることができる。具体的には、メモリ上に展開されたプログラムを順次実行することで、メモリ上のデータや、I/Oを介して入力されるデータの加工、蓄積、出力などにより構成要素である各部の機能が実現される。例えば、RFタグ付原本紙のRFタグ部分をスキャナにて読み取り、タグ情報を取得して、一旦メモリなどに保持する。タグ情報は、I/Oを介してHDDなどに蓄積され、また、タグ情報を加工するためのプログラムが実行されれば、蓄積されたタグ情報が読み出され、適宜加工が行われた後、様々な手法にて出力される。(本明細書の全体を通して同様である。)
<実施形態1:処理の流れ> 図6は、本発明における複写方法の流れの一例を示したものである。まず、RFタグ付原本紙を配置する(RFタグ付原本紙配置ステップ S0601)。次に、RFタグ付原本配置ステップ(S0601)にて配置されたRFタグ付原本紙のRFタグに書き込まれているタグ情報を取得する(タグ情報取得ステップ S0602)。最後に、原本紙の紙面を、複写用紙に複写する(複写ステップ S0603)。
以上の処理は、計算機に実行させるためのプログラムで実行することができ、また、このプログラムを計算機によって読取り可能な記録媒体に記録することができる。(本明細書の全体を通して同様である。)
<実施形態1:効果> 本実施形態は、原本紙の紙面を複写用紙に複写し、RFタグ付原本紙のRFタグに書き込まれているタグ情報を取得して利用する複写装置である。原本紙の紙面を複写用紙に複写する際に、同時にRFタグに書き込まれているタグ情報も取得できるため、RFタグを付してすでに管理されている文書についても、RFIDタグ内に蓄積されている情報を継承できる。
<<実施形態2>>
<実施形態2:概要> 本実施形態は、取得したタグ情報に基づいて複写用紙にタグ依存情報を印刷することに特徴を有する複写装置である。
<実施形態2:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図7に示した。 図7に示す本実施形態の「複写装置」(0700)は、「RFタグ付原本紙配置部」(0701)と、「タグ情報取得部」(0702)と、「複写部」(0703)と、を有し、さらに、複写部(0703)は「タグ依存情報印刷手段」(0704)を有する。
「タグ依存情報印刷手段」(0704)は、タグ情報取得部(0702)にて取得したタグ情報に基づいて複写用紙にタグ依存情報を印刷する。「タグ依存情報」とは、タグ情報の全部、または、一部に基づいて生成した情報をいい、例えば、タグ情報の内容を文字に翻訳した情報や、タグ情報の内容をバーコード(一次元、二次元)に加工した情報などが該当する。その他、ストレージされていた内容(例えば、資料の詳細情報等)などがタグ依存情報として読み出される場合もある。タグ依存情報は、ドラムに与える光の情報へと変換プログラムにより変換され、ドラムが感光されることで印刷が実現できる。タグ依存情報は、複写用紙の紙面部分に印刷される。印刷は、原本紙の紙面部分が印刷される部分以外の余白部分や、別の複写用紙などに印刷されることが想定されるが、印刷位置は特に問わない。
その他各部の処理については実施形態1と同様である。
<実施形態2:処理の流れ> 図8は、本発明における複写方法の流れの一例を示したものである。まず、RFタグ付原本紙を配置する(RFタグ付原本紙配置ステップ S0801)。次に、RFタグ付原本配置ステップ(S0801)にて配置されたRFタグ付原本紙のRFタグに書き込まれているタグ情報を取得する(タグ情報取得ステップ S0802)。その次に、原本紙の紙面を、複写用紙に複写する(複写ステップ S0803)。最後に、タグ情報取得ステップにて(S0802)にて取得したタグ情報に基づいて複写用紙にタグ依存情報を印刷する(タグ依存情報印刷ステップ S0804)。
<実施形態2:効果> 本実施形態は、取得したタグ情報に基づいて複写用紙にタグ依存情報を印刷することに特徴を有する複写装置である。タグ依存情報として、タグ情報の内容を文字に翻訳した情報や、タグ情報の内容をバーコード(一次元、二次元)に加工した情報などが複写用紙に印刷されれば、RFタグ内の情報を別の形にて利用でき、利用範囲が拡大することが期待できる。
<<実施形態3>>
<実施形態3:概要> 本実施形態は、情報をRFタグ付複写用紙のRFタグに記録することに特徴を有する複写装置である。
<実施形態3:構成1> 本実施形態での機能ブロックの一例を図9に示した。 図9に示す本実施形態の「複写装置」(0900)は、「RFタグ付原本紙配置部」(0901)と、「タグ情報取得部」(0902)と、「複写部」(0903)と、さらに、「タグ情報記録部」(0904)と、を有する。なお図示していないが、複写部(0903)は「タグ依存情報印刷手段」を有するとしてもよい。
「タグ情報記録部」(0904)は、複写用紙がRFタグ付複写用紙である場合に、情報をRFタグ付複写用紙のRFタグに記録する。「RFタグへの記録」とは、既存の情報を消去することなく追加して書き込む場合の他、既存の情報に上書きする場合もある。タグ情報の取得と、記録の先後は問わない。
タグ情報記録部は、「原本紙タグ情報記録手段」を有する場合がある。このとき、記録する情報は、タグ情報取得部(0902)にて取得したタグ情報である。つまり、図で示した例では、原本に付されたRFタグ内の情報である「05/07/10 user:A」が、複写用紙に付されるRFタグ内にそのまま複写されることになる。
タグに情報を記録するにあたり、複写用紙のどの部分にタグが付されているかを検索する機能を有するとしてもよい。これは用紙サイズを高速にてスキャンする際にRFタグの影を見つけることで検索できる。これにより複写用紙の任意の部分にRFタグを付することができる。
その他各部の処理については実施形態1、2と同様である。
<実施形態3:構成2> 本実施形態での機能ブロックの別の例を図10に示した。 図10に示す本実施形態の「複写装置」(1000)は、「RFタグ付原本紙配置部」(1001)と、「タグ情報取得部」(1002)と、「複写部」(1003)と、「タグ情報記録部」(1004)と、さらに、「時間情報生成部」(1005)と、を有し、タグ情報記録部(1004)は「時間情報記録手段」(1006)を有する。なお図示していないが、複写部(1003)は「タグ依存情報印刷手段」を有するとしてもよい。
「時間情報生成部」(1005)は、時間情報を生成する。「時間情報」とは、複写・印刷日時を示す情報である。複写装置内部のタイマなどにより、複写等の際に現在時刻が取得され、時間情報として生成される。あるいは、現在時刻に所定の時間を加えて(例えば、1日など)複写可能期限を示すとしてもよい。
「時間情報記録手段」(1006)は、時間情報生成部(1005)にて生成された時間情報を記録する。つまり、複写用紙に付されるRFタグ内に、複写等が行われた時間を示す情報が複写されることになる。時間情報は、タイムスタンプとして文書管理に活用できる。
その他各部の処理については実施形態1、2と同様である。
<実施形態3:構成3> 本実施形態での機能ブロックの別の例を図11に示した。 図11に示す本実施形態の「複写装置」(1100)は、「RFタグ付原本紙配置部」(1101)と、「タグ情報取得部」(1102)と、「複写部」(1103)と、「タグ情報記録部」(1104)と、を有する。さらに、複写部(1103)は「電子データ変換手段」(1105)を有し、タグ情報記録部(1104)は「紙面情報記録手段」(1106)を有する。なお図示していないが、複写部(1103)は「タグ依存情報印刷手段」を有するとしてもよい。
「電子データ変換手段」(1105)は、原本紙の紙面を電子データとするための処理を行う。原本紙の紙面は複写用紙に複写される一方、原本紙の紙面に記載されていた文字、図形等を電子データへと変換する。メモリ上に展開されたAD変換プログラムが実行され、アナログデータが電子データへと変換される。このとき、OCRにてテキストへ変換される場合や、音声変換プログラムにて音声情報へ変換される場合もある。
「紙面情報記録手段」(1106)は、電子データ変換手段(1005)にて変換された電子データを記録する。つまり、RFタグには、原本紙に付されたRFタグに書き込まれていた情報に加えて、電子データ化された原本紙の紙面の情報も記録されることになる。
その他各部の処理については実施形態1、2と同様である。
<実施形態3:構成4> 本実施形態での機能ブロックの別の例を図12に示した。 図12に示す本実施形態の「複写装置」(1200)は、「RFタグ付原本紙配置部」(1201)と、「タグ情報取得部」(1202)と、「複写部」(1203)と、「タグ情報記録部」(1204)と、さらに、「要約部」(1207)と、を有する。また、複写部(1203)は「電子データ変換手段」(1205)を有し、タグ情報記録部(1204)は「紙面情報記録手段」(1206)と、さらに、「要約済電子データ記録手段」(1208)と、を有する。なお図示していないが、複写部(1203)は「タグ依存情報印刷手段」を有するとしてもよい。
「要約部」(1207)は、電子データ変換手段(1205)にて変換された電子データを要約関数にて要約する。要約関数としては、ハッシュ関数などが該当する。ハッシュ関数は、与えられた電子データから固定長の擬似乱数を生成する演算手法で、生成した値(ハッシュ値)を比較することで、電子データが改ざんされていないか確認できる。
「要約済電子データ記録手段」(1208)は、前記要約部(1207)で要約された原本紙の紙面の電子データである要約済電子データをRFタグ付複写用紙のRFタグに記録する。つまり、RFタグには、原本紙に付されたRFタグに書き込まれていた情報に加えて、電子データ化された原本紙の紙面の情報と、これを要約関数にて要約した要約済電子データも記録されることになる。
その他各部の処理については実施形態1、2と同様である。
<実施形態3:処理の流れ> 図13は、本発明における複写方法の流れの一例を示したものである。まず、RFタグ付原本紙を配置する(RFタグ付原本紙配置ステップ S1301)。次に、RFタグ付原本配置ステップ(S1301)にて配置されたRFタグ付原本紙のRFタグに書き込まれているタグ情報を取得する(タグ情報取得ステップ S1302)。その次に、タグ情報取得ステップにて(S1302)にて取得したタグ情報をRFタグ付複写用紙のRFタグに記録する(タグ情報記録ステップ S1303)。一方、原本紙の紙面を、複写用紙に複写する(複写ステップ S1304)。さらに、原本紙の紙面を電子データとし(電子データ変換ステップ S1305)、変換された電子データをRFタグ付複写用紙のRFタグに記録する(紙面情報記録ステップ S1306)。なお、電子データを要約関数にて要約し、さらに要約済電子データをもRFタグ付複写用紙のRFタグに記録する場合もある。
<実施形態3:効果> 本実施形態は、情報をRFタグ付複写用紙のRFタグに記録することに特徴を有する複写装置である。原本紙に付されたRFタグの内容だけでなく、原本紙の紙面の内容や、時間情報を複写用紙のRFタグに記録することができることで複写のバリエーションが広がる。また、時間情報や、原本紙の紙面を電子データ化したものを要約関数にて要約した要約済電子データをRFタグ付複写用紙のRFタグに記録することで、データが改ざんされていないことを確認できる。
<<実施形態4>>
<実施形態4:概要> 本実施形態は、タグ情報に基づいて複写装置自身を制御することに特徴を有する複写装置である。
<実施形態4:構成1> 本実施形態での機能ブロックの一例を図14に示した。 図14に示す本実施形態の「複写装置」(1400)は、「RFタグ付原本紙配置部」(1401)と、「タグ情報取得部」(1402)と、「複写部」(1403)と、さらに、「制御部」(1404)と、を有する。なお、実施形態1の機能ブロックを基本としたが、その他の実施形態を基本とする場合には他の構成要件を要する場合がある。
「制御部」(1404)は、タグ情報取得部(1402)にて取得されたタグ情報に基づいて複写装置自身を制御するための処理を行う。「タグ情報に基づく制御」とは、例えば、原本紙の属性(写真、モノクロなど)に応じて、複写方法(カラー/モノクロ)を切り替えるなどの処理が想定される。その他、複写部数や、両面/片面印刷の別などに応じて制御されるものが例示できる。
その他各部の処理については実施形態1から3と同様である。
<実施形態4:構成2> 本実施形態での機能ブロックの別の例を図15に示した。 図15に示す本実施形態の「複写装置」(1500)は、「RFタグ付原本紙配置部」(1501)と、「タグ情報取得部」(1502)と、「複写部」(1503)と、「制御部」(1504)と、を有し、さらに、制御部(1504)は「複写制御手段」(1505)を有する。なお、実施形態1の機能ブロックを基本としたが、その他の実施形態を基本とする場合には他の構成要件を要する場合がある。
「複写制御手段」(1505)は、タグ情報取得部(1502)にて取得されたタグ情報に基づいて複写部のスキャニングを制御する。「タグ情報に基づくスキャニングの制御」とは、例えば、原本紙の印字範囲(用紙サイズなど)に応じて、最適範囲にてスキャニングを実行することなどが該当する。
その他各部の処理については実施形態1から3と同様である。
<実施形態4:構成3> 本実施形態での機能ブロックの別の例を図16に示した。 図16に示す本実施形態の「複写装置」(1600)は、「RFタグ付原本紙配置部」(1601)と、「タグ情報取得部」(1602)と、「複写部」(1603)と、「制御部」(1604)と、を有し、制御部は「複写制御手段」(1605)を有し、複写制御手段は、さらに、「禁止制御器」(1606)を有する。なお、実施形態1の機能ブロックを基本としたが、その他の実施形態を基本とする場合には他の構成要件を要する場合がある。
「禁止制御器」(1606)は、タグ情報取得部(1602)にて取得されたタグ情報に基づいて原本紙の紙面の全部又は一部の複写を禁止するための処理を行う。「タグ情報に基づく複写の禁止」とは、例えば、タグ情報にて原本紙の紙面の複写を禁止する範囲を指定することで、その範囲については複写ができなくなることなどが該当する。
その他各部の処理については実施形態1から3と同様である。
<実施形態4:処理の流れ> 図17は、本発明における複写方法の流れの一例を示したものである。まず、RFタグ付原本紙を配置する(RFタグ付原本紙配置ステップ S1701)。次に、RFタグ付原本配置ステップ(S1701)にて配置されたRFタグ付原本紙のRFタグに書き込まれているタグ情報を取得する(タグ情報取得ステップ S1702)。その次に、タグ情報取得ステップにて(S1702)にて取得したタグ情報に基づいて複写装置自身を制御する(制御ステップ S1703)。最後に、前記制御に基づいて原本紙の紙面を、複写用紙に複写する(複写ステップ S1704)。
<実施形態4:効果> 本実施形態は、タグ情報に基づいて複写装置自身を制御することに特徴を有する複写装置である。タグ情報に複写方法や、スキャニングサイズを書き込んでおくことで、複写の際に複写装置に入力する手間が省け便利である。また、タグ情報に基づいて複写禁止できることで、機密書類が複写されて漏えいすることを予防でき、安心である。
0200 複写装置
0201 RFタグ付原本紙配置部
0202 タグ情報取得部
0203 複写部
0201 RFタグ付原本紙配置部
0202 タグ情報取得部
0203 複写部
Claims (18)
- RFタグ付原本紙を配置するRFタグ付原本紙配置部と、
RFタグ付原本紙配置部に配置されたRFタグ付原本紙のRFタグに書き込まれているタグ情報を取得するタグ情報取得部と、
原本紙の紙面を、複写用紙に複写する複写部と、
を有する複写装置。 - 複写部は、タグ情報取得部にて取得したタグ情報に基づいて複写用紙にタグ依存情報を印刷するタグ依存情報印刷手段を有する請求項1に記載の複写装置。
- 複写用紙は、RFタグ付複写用紙である場合に、
情報をRFタグ付複写用紙のRFタグに記録するタグ情報記録部を有する請求項1又は2に記載の複写装置。 - 前記タグ情報記録部は、タグ情報取得部が取得したタグ情報を記録するための原本紙タグ情報記録手段を有する請求項3に記載の複写装置。
- 時間情報生成部を有し、
タグ情報記録部は、時間情報生成部にて生成された時間情報を記録する時間情報記録手段を有する請求項3に記載の複写装置。 - 複写部は、原本紙の紙面を電子データとする電子データ変換手段を有し、
タグ情報記録部は、電子データ変換手段にて変換された電子データを記録する紙面情報記録手段を有する請求項3に記載の複写装置。 - 電子データ変換手段にて変換された電子データを要約関数にて要約する要約部を有し、
前記タグ情報記録部は、前記要約部で要約された原本紙の紙面の電子データである要約済電子データをRFタグ付複写用紙のRFタグに記録する要約済電子データ記録手段を有する請求項6に記載の複写装置。 - 複写装置自身を制御するための制御部を有し、
制御部は、タグ情報取得部にて取得されたタグ情報に基づいて前記制御を実行する請求項1から7のいずれか一に記載の複写装置。 - 制御部は、タグ情報取得部にて取得されたタグ情報に基づいて複写部のスキャニングを制御する複写制御手段を有する請求項8に記載の複写装置。
- 複写制御手段は、タグ情報取得部にて取得されたタグ情報に基づいて原本紙の紙面の全部又は一部の複写を禁止するための禁止制御器を有する請求項9に記載の複写装置。
- タグ情報取得部の電波発信器又は/及び電波受信器は、スキャニング手段の走査機構に配置されている請求項1から10のいずれか一に記載の複写装置。
- タグ情報取得部の電波発信器又は/及び電波受信器は、RFタグ付原本が原本セット皿からRFタグ付原本紙配置部に至る経路中に設けられている請求項1から10のいずれか一に記載の複写装置。
- タグ情報取得部の電波発信器又は/及び電波受信器は、スキャニング手段がスキャニングする際に外光がスキャニングされるのを防止するための蓋に配置されている請求項1から10のいずれか一に記載の複写装置。
- タグ情報記録部の電波発信器又は/及び電波受信器は、RFタグ付複写用紙が複写部から排出された後、複写済み用紙受け皿に至る経路中に設けられた請求項1から13のいずれか一に記載の複写装置。
- RFタグ付原本紙を配置するRFタグ付原本紙配置ステップと、
RFタグ付原本配置ステップにて配置されたRFタグ付原本紙のRFタグに書き込まれているタグ情報を取得するタグ情報取得ステップと、
原本紙の紙面を、複写用紙に複写する複写ステップと、
を有する複写方法。 - RFタグ付原本紙を配置するRFタグ付原本紙配置ステップと、
RFタグ付原本配置ステップにて配置されたRFタグ付原本紙のRFタグに書き込まれているタグ情報を取得するタグ情報取得ステップと、
タグ情報取得ステップにて取得したタグ情報に基づいて複写用紙にタグ依存情報を印刷するタグ依存情報印刷ステップと、
を有する複写方法。 - 複写用紙は、RFタグ付複写用紙である場合に、
情報をRFタグ付複写用紙のRFタグに記録するタグ情報記録ステップを有する請求項15又は16に記載の複写方法。 - 原本紙の紙面を電子データとする電子データ変換ステップを有し、
電子データ変換ステップにて変換された電子データをRFタグ付複写用紙のRFタグに記録する紙面情報記録ステップを有する請求項17に記載の複写方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005225003A JP2007043454A (ja) | 2005-08-03 | 2005-08-03 | 複写装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005225003A JP2007043454A (ja) | 2005-08-03 | 2005-08-03 | 複写装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007043454A true JP2007043454A (ja) | 2007-02-15 |
Family
ID=37801025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005225003A Pending JP2007043454A (ja) | 2005-08-03 | 2005-08-03 | 複写装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007043454A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009217811A (ja) * | 2008-02-12 | 2009-09-24 | Seiko Epson Corp | 画像読取装置、画像読取方法および画像読取プログラム |
US11775792B2 (en) | 2021-03-12 | 2023-10-03 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
-
2005
- 2005-08-03 JP JP2005225003A patent/JP2007043454A/ja active Pending
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JP2009217811A (ja) * | 2008-02-12 | 2009-09-24 | Seiko Epson Corp | 画像読取装置、画像読取方法および画像読取プログラム |
US11775792B2 (en) | 2021-03-12 | 2023-10-03 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
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