JP2008211716A - 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】トナー消費を軽減し、さらに原稿画像の劣化を最小限に抑えた電子透かし付加可能な画像処理装置等を提供する。
【解決手段】印刷媒体に電子透かしを画像データとして付加するか否かの判定基準となるキーコードを記憶するキーコード記憶手段と、印刷対象であるデータファイルを取得するファイル取得手段と、取得した上記データファイルに含まれる当該データファイルに関する情報を抽出するキーコード抽出手段と、キーコード記憶手段に記憶されたキーコードと抽出された情報とに基づいて、データファイルから生成される画像データに電子透かしを付加するか否かを判定する付加判定手段と、電子透かしを付加すると判定された際に、電子透かしを出力する電子透かし出力手段と、データファイルから生成された画像データに電子透かし出力手段より出力された電子透かしを付加して出力する出力手段とを備える画像処理装置等を提供する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理装置等に関し、特に電子透かしデータを付加する画像処理装置等に関する。
出力時に、出力の目的となる原稿の画像(原稿画像)に加えて電子透かしを出力(印刷)するシステムが開示されている(特許文献1)。
特開2001−215852号公報
ところが、画像形成装置は様々な文書の出力に供されるため、すべての文書について電子透かしを出力すると、トナーを大量に消費するばかりか電子透かしによる原稿画像の劣化(美観の劣化)を招くに至る。
本発明は、このような従来の技術における課題を鑑みてなされたものであり、原稿画像の重要度に応じて電子透かし出力をオン・オフ可能とすることでトナー消費を軽減し、さらに原稿画像の劣化を最小限に抑えた画像処理装置等を提供することを目的とするものである。
上述の目的を達成するために、本発明の提供する画像処理装置は、印刷媒体に電子透かしを画像データとして付加するか否かの判定基準となるキーコードを記憶するキーコード記憶手段と、印刷対象であるデータファイルを取得するファイル取得手段と、取得した上記データファイルに含まれる当該データファイルに関する情報を抽出するキーコード抽出手段と、キーコード記憶手段に記憶されたキーコードと抽出された情報とに基づいて、データファイルから生成される画像データに電子透かしを付加するか否かを判定する付加判定手段と、電子透かしを付加すると判定された際に、電子透かしを出力する電子透かし出力手段と、データファイルから生成された画像データに電子透かし出力手段より出力された電子透かしを付加して出力する出力手段とを備える。
この構成では、あらかじめ記録されたキーコードがデータファイルに含まれるか否かを判定し、キーコードが含まれる場合には重要データと判断して追跡可能な電子透かしを画像データに付加することが可能となる。これにより、重要ではないデータについては不要な追跡データを電子透かしとして付加する事が無いため、電子透かしの印刷によるトナー消費を軽減することができる。また、背景に電子透かしが印刷されず、即ち原稿画像がそのまま印刷されることになり、原稿画像の劣化が起こらない。これに対して、重要であると判断されたデータについては、トナー消費や劣化に優先して追跡データを電子透かしとして付加するため、例えば情報漏洩時にはその漏洩経路を追跡することが可能となる。
また、特に、電子透かし付加の判定に“ファイル名”や“拡張子”を用いる場合には、OCR処理機能やデータファイル内のコンテンツの解析が不要であるため、高速処理が可能であると共に開発、導入コストを低く抑えることが可能となる。
さらに、電子透かし出力手段は、データファイルに関する情報の内容又はキーコード記憶手段に記憶されたキーコードと抽出された情報とで合致するキーコード数、の少なくとも何れかに応じて、出力する電子透かしに含める情報を変更する構成や、出力する電子透かしを構成する各タイルの密度を変更する構成としてもよい。
この構成では、重要度に応じて追跡情報の耐性を変更することが可能となる。これにより、重要度が低いものについては電子透かしの印刷によるトナー消費を軽減することができ、原稿画像の劣化も抑えることができる。これに対して、重要度が高いものについては情報漏洩時にはその漏洩経路を追跡できる可能性を高めることができる。
また、このような画像処理装置を有する画像形成装置も提供する。
さらに、上記画像処理装置はコンピュータとして提供されると共に、上記各手段がプログラムとして提供され、CPUにより読み出されて実行されることで上記各機能を提供しても良い。
以上の構成を採用することにより、重要ではないデータについては不要な追跡データを電子透かしとして付加する事が無いため、電子透かしの印刷によるトナー消費を軽減することができる。また、背景に電子透かしが印刷されず、即ち原稿画像がそのまま印刷されることになり、原稿画像の劣化が起こらない。これに対して、重要であると判断されたデータについては、トナー消費や劣化に優先して追跡データを電子透かしとして付加するため、例えば情報漏洩時にはその漏洩経路を追跡することが可能である画像処理装置等を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
本発明の画像形成装置は、例えばプリンタ単体や、プリンタ、コピー、ファックス等を備えた複合機等が該当する。また、本発明の画像処理装置は、画像データを受信し、あるいは印刷対象であるデータファイルを受信して画像データに変換し後述する印刷部に出力する装置として、上記画像形成装置内に配設される構成がある。また、パーソナルコンピュータのいわゆるプリンタドライバ(プログラム)として提供され、当該プリンタドライバを介して生成された画像データを上記画像形成装置に送信する構成も挙げられる。
まず、理解に供するため、複合機を利用してコピーを行う際の画像形成装置の動作を簡単に説明する。
ユーザが複合機を利用して原稿を転写媒体である例えば印刷用紙に印刷する場合、原稿を図1に示す原稿台103、或いは載置台105に配置し、原稿台近傍に供えられた操作パネルに対して印刷の指示を行う。当該指示があると、以下に示す各駆動部が動作することで、印刷が行われる。
即ち、図1に示すように、本実施の形態の画像形成装置100は、本体101と、本体101の上方に取り付けられたプラテンカバー102を備える。本体101の上面は原稿台103が設けられており、原稿台103は、プラテンカバー102によって開閉されるようになっている。プラテンカバー102は、自動原稿給紙装置104と載置台105と排紙台109が設けられている。
自動原稿給紙装置104は、プラテンカバー102の内部に形成された原稿搬送路108と、プラテンカバー102の内部に備えられたピックアップローラ106や搬送ローラ107等で構成される。原稿搬送路108は、載置台105から、本体101に設けられた読取部110にて読み取りが行なわれる読取位置Pを経由して、排紙台109に通じる原稿の搬送路である。
自動原稿給紙装置104は、載置台105に載置された原稿1枚ずつをピックアップローラ107で搬送路内108に引き出し、搬送ローラ106等によって引き出した原稿を読取位置Pを通過させて排紙台109に排紙する。読取位置Pを通過する時に原稿は読取部110にて読み取られる。
読取部110は、原稿台103の下方に設けられている。読取部110は、原稿台103を照射する主走査方向に長い光源111と、原稿台からの光を導くミラー112、113、114と、ミラーで導かれた光を撮像する撮像素子115とで構成されている。
自動原稿給紙装置104が原稿を搬送する時は、光源111は、読取位置Pを照射できる位置に移動して発光する。光源111からの光は、原稿台103を透過して読取位置Pを通過する原稿にて反射し、ミラー112、113、114によって撮像素子115に導かれる。撮像素子115は受光した光を撮像することで、原稿の画像データを生成する。
読取部110は、自動原稿給紙装置104で搬送される原稿だけでなく、原稿台103に載置された原稿も読み取ることが可能となっている。原稿台103に載置された原稿を読み取る場合は、読取部110は、光源111を発光させながら副走査方向に移動させて、原稿台103の全体を照射する。原稿台103からの反射光を撮像素子115に導くために、ミラー112は光源111と共に移動し、光源111から撮像素子115までの光路長を一定にするために、ミラー113、114は光源111及びミラー112の1/2の速度で移動する。
撮像素子115は、自動原稿給紙装置104に搬送された原稿のときと同じように、ミラー112、113、114に導かれた光に基づいて原稿台103に載置された原稿の画像データを生成する。
本体101の読取部110の下方には、画像データを印刷する印刷部120を備えている。印刷部120が印刷できる画像データは、上記のように撮像素子115にて生成されたものや、その他画像形成装置100とLAN等のネットワークに接続されたパーソナルコンピュータ等の端末から送信されたものである。
印刷部120が行う印刷方式には、例えば電子写真方式が用いられている。即ち、感光ドラム121を帯電器122で一様に帯電させ、その後レーザ123で感光ドラム121を照射して感光ドラム121に潜像を形成し、現像器124で潜像にトナーを付着させて可視像を形成し、転写ローラ125にて可視像を用紙に転写する方式で印刷が行われる。
可視像が印刷される用紙は、手差しトレイ131、給紙カセット132、133、134などの給紙トレイに載置されたものである。
印刷部120は、印刷を行うときは、何れか1つの給紙トレイから印刷用紙1枚をピックアップローラ135を用いて引き出し、引き出した印刷用紙を搬送ローラ137やレジストローラ138で感光ドラム121と転写ローラ125の間に送り込む。
印刷部120は、感光ドラム121と転写ローラ125の間に送り込んだ印刷用紙に可視像を転写すると、可視像を定着させるために、搬送ベルト126で定着装置127に印刷用紙を送る。定着装置127は、ヒータが内蔵された加熱ローラ128と、所定の圧力で加熱ローラ128に押し当てられた加圧ローラ129とで構成されている。加熱ローラ128と加圧ローラ129の間を印刷用紙が通過すると、熱と印刷用紙への押圧力によって可視像が用紙に定着する。印刷部120は、定着装置127を通過した印刷用紙を排紙トレイ130に排紙する。
以上が、画像形成装置100における基本的なコピーの処理である。
また、上記画像形成装置100は、図2の概略構成図に示すように、CPU(Central Processing Unit)201、RAM(Random Access Memory)202、ROM(Read Only Memory)203、HDD(Hard Disk Drive)204及び上記印刷処理における各駆動部に対応するドライバ205が内部バス206を介して接続されている。上記CPU201は、例えばRAM202を作業領域として利用し、ROM203やHDD204等に記憶されているプログラムを実行し、当該実行結果に基づいて上記ドライバ205とデータや命令を授受することにより上記図1に示した各駆動部の動作を制御する。画像形成装置内に配設される画像処理装置においても、上記CPU201、RAM202、ROM203、HDD204等を備え、CPU201が実行するプログラムにより後述する処理を実現可能である。また、パーソナルコンピュータにプリンタドライバとして提供される場合は、パーソナルコンピュータが備えるCPUに当該プリンタドライバのプログラムを実行させることにより、目的とする画像データを生成し、画像処理装置に送信する過程を経ることで印刷が実現する。
続いて、図1及び図3〜図7を用いて、本発明に係る画像処理装置300の詳細について説明する。なお、当該画像処理装置300がパーソナルコンピュータのプリンタドライバとして提供された場合の動作について説明する。
図3は、画像処理装置300の概略機能ブロック図であり、図4は、画像処理装置の処理順序を示すフローチャートである。
まず、ファイル取得手段301は、パーソナルコンピュータに備えられたHDDやあるいはLANなどで接続されたファイルサーバーなどから印刷対象であるデータファイルを取得する(図4:S401)。例えば、データファイルがドキュメントファイルである場合、ワープロソフトの“印刷”ボタンを押下することで当該ワープロソフトからプリンタドライバに処理が引き渡され、この際データファイルも同時に渡される処理がこれに該当する。
ここで、取得されたデータファイルのファイル名及び拡張子を“機密文書.doc”(docが拡張子に該当)であるものとし、当該データファイルに含まれる文字コードや画像コードを視覚的に展開すると、図5Aに示す複数の文字502と写真503とからなるコンテンツ501を構成するものとする。ただし、図5Aに示す周縁の実線ラインは印刷媒体である紙へ印刷した際の当該紙の縁を示し、コンテンツ501には含まれない。なお、データファイルとして、直接印刷が可能な画像データ自体を取得してもよい。
上記ファイル取得手段301にて取得されたデータファイルは、出力手段306とキーコード抽出手段302とに送信される。
データファイルを受信した出力手段306は、上記コンテンツ501を展開することで、図5Aに示す画像データ(周縁を除く)を生成する(図4:S402)。
また、上記データファイルを受信したキーコード抽出手段302は、当該データファイルに関する情報、即ちキーコードを当該データファイルから抽出する(図4:S403)。ここで、データファイルに関する情報とは、具体的にはファイル名(ここでは機密文書)、拡張子(ここではdoc)、当該データファイルの属性情報、当該データファイルを構成するコンテンツに含まれる文字コードである。なお、上記属性情報とは、当該文書ファイルのタイトル、表題、作成者、カテゴリ、コメント、作成日時、サイズ、セキュリティ情報など、データファイルを構成するが上記印刷に供されるコンテンツには含まれない情報とすることができる。また、上記セキュリティ情報とは、当該データファイルに対する読み取り権の有無、書き込み権の有無、これら権利を有するユーザ名などが含まれる。さらに、上記コンテンツに含まれる文字コードは、当該コンテンツが情報として直接具備する文字コードの他、当該コンテンツに対応する画像データ(図5A)を画像認識処理(OCR処理:Optical Character Reader)することにより得られる文字コード、即ち間接的に得られる文字コードも含まれる。画像認識処理の対象とされる画像データは、上記出力手段306より得られる場合や、データファイル自体が画像データである場合にはファイル取得手段301より得られる。
また、上記データファイルそのものに含まれないが印刷の命令に含まれる例えば出力者名、パーソナルコンピュータを特定する情報(IPアドレス、MACアドレス等)がある場合には、これらをキーコードとして抽出しても良い。
次に、キーコード抽出手段302により抽出されたキーコードは、付加判定手段303に送信される。ここで、送信されるキーコードは抽出されたものすべてでも良いが、例えばファイル名のみやファイル名と拡張子の2つのみであっても良い。
次に、上記情報を受信した付加判定手段303は、キーコード記憶手段304にあらかじめ記憶されているキーコードと、キーコード抽出手段302が抽出したキーコードとを比較する(図4:S404)。ここで、キーコード記憶手段304には、印刷用紙に電子透かしを画像データとして印刷(付加)するか否かの判定基準となるキーコードが、その項目と対応付けて記憶されており、例えば“項目:キーコード”として“ファイル名:機密文書”が記憶されている場合には、上記データファイルのファイル名“機密文書”と一致することになる。そして、一致した場合、キーコード記憶手段304内に、キーコード抽出手段302が抽出したキーコードが含まれると判断する。
ここで、キーコードが含まれない場合、付加判定手段303は、電子透かしを付加すべきではないと判断し、電子透かし出力手段305に対して指示を送信しないため、出力手段306は、電子透かしを付加することなくデータファイルに対応する画像データを出力する(図4:S405NO→S408)。出力された画像データは、図5Aに示すように、コンテンツ501の背景に電子透かしが付加されていない状態である。
なお、キーコードが含まれる場合、付加判定手段303は、電子透かしを付加すべきと判断し、電子透かし出力手段305及び透かし情報抽出手段307に対してその旨を指示する。上記指示を受信した透かし情報抽出手段307は、例えばファイル取得手段301、あるいはキーコード抽出手段302より、電子透かしとして埋め込むべき透かし情報を取得し、電子透かし出力手段305に送信する(図4:S405YES)。なお、電子透かしとして埋め込むべき情報とは、当該“機密情報.doc”を出力した人物や機器をその印刷物から特定可能ないわゆる追跡情報として機能する情報である。
上記透かし情報を取得した電子透かし出力手段305は、当該透かし情報に基づいて電子透かしを生成し、出力手段306に送信する(図4:S406)。
上記電子透かしを取得した出力手段306は、データファイルに対応する画像データに当該電子透かしを付加し(図4:S407)、電子透かし付画像データとして出力する(図4:S408)。出力された電子透かし付画像データは、図5Bに示すように、コンテンツ501の背景を含む印刷用紙全体に、複数のタイル505により構成される電子透かし505が付加される。なお、上記タイル505とは、電子透かしが有する追跡情報すべてを有する最小のデータ単位であり、印刷された複数のタイルのうち1つでも認識できれば追跡情報を読み出すことが可能となる。図5Bには、複数のタイル505を明示したが、実際は、目視ではタイルの判別ができないよう、シームレスに出力される。
出力された画像データは、LAN等に接続された複合機等の画像形成装置に送信され、印刷用紙に画像として出力される。
以上のように、あらかじめ記録されたキーコードがデータファイルに含まれるか否かを判定し、キーコードが含まれる場合には重要データと判断して追跡可能な電子透かしを画像データに付加している。従って、重要ではないデータについては不要な追跡データを電子透かしとして付加する事が無いため、電子透かしの印刷によるトナー消費を軽減することができる。また、背景に電子透かしが印刷されず、即ち原稿画像がそのまま印刷されることになり、原稿画像の劣化が起こらない。これに対して、重要であると判断されたデータについては、トナー消費や劣化に優先して追跡データを電子透かしとして付加するため、例えば情報漏洩時にはその漏洩経路を追跡することが可能となる。
また、特に、電子透かし付加の判定に“ファイル名”や“拡張子”を用いる場合には、OCR処理機能やデータファイル内のコンテンツの解析が不要であるため、高速処理が可能であると共に開発、導入コストを低く抑えることが可能となる。
続いて、データファイルに応じて電子透かしを変更する構成について説明する。
上記には複数種のキーコードがデータファイルより取得可能としている。そこで、キーコード抽出手段302がデータファイルより取得したすべてのキーコードと、キーコード記憶手段304に記憶されているキーコードとの合致数をカウントするカウント手段を付加判定手段303がさらに備える構成としても良い。
つまり、カウント手段がカウントしたキーコードの合致数が多いほど、データファイルが重要である可能性が高いと判定できるのである。これにより、データファイルの重要度を予測することが可能である。同様に、キーコード記憶手段304に記憶されている複数のキーコードについて各キーコードに重要度を定義し、合致したキーコードのうち一番重要度の高いキーコードに基づいて、データファイルの重要度を予測することも可能である。例えば、キーコード記憶手段304に“文字データ:重要:重要度1”というキーコードと、“文字データ:社外秘:重要度5”というキーコードが記憶されていると仮定する。そして、データファイルの文字コードより、“重要”及び“社外秘”が抽出されたと仮定する。この場合、キーコード“重要”に対する重要度が1に比較して“社外秘”に対応する重要度が5であるため、当該データファイルの重要度は5とされる。
上記2つの処理いずれにおいても、付加判定手段303はデータファイルの重要度を得ることが可能となる。
次に、付加判定手段303にて得られた重要度は、電子透かし出力手段305及び電子透かし情報抽出手段307に送信される。そして、透かし情報抽出手段307では、重要度に応じて電子透かしに埋め込む情報量を変更するのである。具体的には、重要度が高いデータファイルほど、追跡情報の内容を増加させ、詳細な追跡を可能とするのである。なお、情報が増加するにつれ、上記タイルを構成するドットの数が増加し、即ち濃度平均値が高いタイルとなる。
また、電子透かし出力手段305では、電子透かしを埋め込む際に、上述したタイルの密度(サイズ)を変更するのである。具体的には、重要度が低いデータファイルに対しては、密度の低い(サイズの大きい)タイル601を電子透かしとして埋め込む(図6A)。これに対して、重要度が高いデータファイルに対しては、重要度の低いデータファイルのタイル601に比して密度の高い(サイズの小さい)タイル602を埋め込む(図6B)。ここで、密度が高いほど電子透かしが濃くなり、即ちトナー消費量が増加し、原稿画像の劣化が大きくなるが、追跡情報の耐性、即ち認識できる可能性が高まり、追跡可能性が高まる。当然、重要度の低いデータファイルについては、密度が低いため、追跡情報の耐性が低くなるがトナー消費量及び画像劣化を抑えることが可能となる。
以上のように、データファイルに関する情報の内容(重要度)やキーコード記憶手段に記憶されたキーコードと抽出されたキーコードとで合致するキーコード数、の少なくとも何れかに応じて重要度を判定し、当該重要度に応じて電子透かしに含める情報、又はタイルの密度を変更することで、重要度に応じて追跡情報の耐性を変更することが可能となる。これにより、重要度が低いものについては電子透かしの印刷によるトナー消費を軽減することができ、原稿画像の劣化も抑えることができる。これに対して、重要度が高いものについては情報漏洩時にはその漏洩経路を追跡できる可能性を高めることができる。
続いて、キーコードの登録処理について図3、図7を用いて説明する。
キーコード記憶手段304に記憶されるキーコードは、例えば管理者が登録可能である。登録時には、例えば印刷を指示するアプリケーションの例えば“印刷”ボタンを押下する。これにより、プリンタドライバを構成するキーコード登録手段308が呼び出され、当該キーコード登録手段308により印刷設定画面700が表示される。ここで、項目701に上述したファイル名、拡張子、属性情報、文字コードなどの項目種別を入力(選択)し、さらにこれら項目に対応するキーコードをキーコード702に入力する。また、必要に応じて重要度704を選択する。具体的には、例えば項目701に“ファイル名”を入力し、キーコード702に“機密情報”との入力をし、重要度704にて“1”を選択する。そして“登録”ボタンを押下することで、キーコード登録手段308により項目、キーコード、及び重要度が受け付けられ、キーコード記憶手段304に登録される。登録されたキーコードは、上述したように付加判定手段303にて読み出され、判定に供されるのである。ただし、項目への入力は必ずしも必要ではなく、項目を入力しない場合にはすべての項目に属するものとしてキーコード記憶手段304に登録される。
なお上述の実施の形態では、プリンタドライバに本発明を適用したが、これに限られるものではなく、コンピュータ上で動作するプリンタサーバプログラム、スキャナ制御ドライバのような画像処理プログラムに本発明を適用することが可能である。また、上述したプリンタドライバの処理を実行可能な画像処理装置とし、これを複写機やファクシミリやプリンタのような画像形成装置や、スキャナのような画像形成装置に適用することも可能である。
本発明に係る画像形成装置等は、原稿画像の重要度に応じて電子透かし出力をオン・オフ可能とすることでトナー消費を軽減し、さらに原稿画像の劣化を最小限に抑えた画像処理装置等として有用である。
本発明の画像形成装置に係る複合機の概略構成図。 画像形成装置の機械的構成を示すブロック図である。 画像処理装置の概略機能ブロック図。 画像処理装置の処理を示すフローチャート。 電子透かしの有無の差異を示すイメージ図。 電子透かしの密度の違いを示すイメージ図。 キーコード登録の手順を説明するための図。
符号の説明
100 画像形成装置
301 ファイル取得手段
302 キーコード抽出手段
303 付加判定手段
304 キーコード記憶手段
305 電子透かし出力手段
306 出力手段
307 透かし情報抽出手段
308 キーコード登録手段

Claims (12)

  1. 印刷媒体に電子透かしを画像データとして付加するか否かの判定基準となるキーコードを記憶するキーコード記憶手段と、
    印刷対象であるデータファイルを取得するファイル取得手段と、
    取得した上記データファイルに含まれる、当該データファイルに関する情報を抽出するキーコード抽出手段と、
    上記キーコード記憶手段に記憶されたキーコードと上記抽出された情報とに基づいて、上記データファイルから生成される画像データに電子透かしを付加するか否かを判定する付加判定手段と、
    上記付加判定手段にて電子透かしを付加すると判定された際に、電子透かしを出力する電子透かし出力手段と、
    上記データファイルから生成された画像データに上記電子透かし出力手段より出力された電子透かしを付加して出力する出力手段と、
    を備える画像処理装置。
  2. さらに、上記付加判定手段にて電子透かしを付加すると判定された際に、上記データファイルより電子透かしに埋め込む透かし情報を抽出する透かし情報抽出手段を備え、
    上記電子透かし出力手段は、
    上記透かし情報抽出手段が抽出した透かし情報を含む電子透かしを出力する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. さらに、上記キーコード記憶手段へのキーコードの登録を受け付けるキーコード登録手段を備えた請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 上記データファイルに関する情報は、上記データファイルのファイル名、拡張子のいずれかを含む請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 上記データファイルに関する情報は、上記データファイル内に記憶される当該データファイルの属性情報である請求項1又は4に記載の画像処理装置。
  6. 上記データファイルに関する情報は、上記データファイル内に記憶される所定の文字コードである請求項1、4、5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 上記データファイルに関する情報は、上記データファイルから生成された画像データを画像認識処理することにより得られる所定の文字コードである請求項1、4、5、6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 上記電子透かし出力手段は、上記データファイルに関する情報の内容、又は、上記キーコード記憶手段に記憶されたキーコードと上記抽出された情報とで合致するキーコード数、の少なくとも何れかに応じて、出力する電子透かしに含める情報を変更する請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 上記電子透かし出力手段は、上記データファイルに関する情報の内容、又は、上記キーコード記憶手段に記憶されたキーコードと上記抽出された情報とで合致するキーコード数、の少なくとも何れかに応じて、出力する電子透かしを構成する各タイルの密度を変更する請求項1に記載の画像処理装置。
  10. 請求項1に記載の画像処理装置を備えた画像形成装置。
  11. 印刷対象であるデータファイルを取得するステップと、
    取得した上記データファイルに含まれる、当該データファイルに関する情報を抽出するステップと、
    印刷媒体に電子透かしを画像データとして付加するか否かの判定基準となるキーコードと上記抽出された情報とに基づいて、上記データファイルから生成される画像データに電子透かしを付加するか否かを判定するステップと、
    電子透かしを付加すると判定された際に、電子透かしを出力するステップと、
    上記データファイルから生成された画像データに上記出力された電子透かしを付加して出力するステップと、
    を備えた画像処理方法。
  12. コンピュータに、
    印刷対象であるデータファイルを取得するステップと、
    取得した上記データファイルに含まれる、当該データファイルに関する情報を抽出するステップと、
    印刷媒体に電子透かしを画像データとして付加するか否かの判定基準となるキーコードと上記抽出された情報とに基づいて、上記データファイルから生成される画像データに電子透かしを付加するか否かを判定するステップと、
    電子透かしを付加すると判定された際に、電子透かしを出力するステップと、
    上記データファイルから生成された画像データに上記出力された電子透かしを付加して出力するステップと、
    を実行させるプログラム。


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