JP2007041213A - 変倍光学系、およびそれを備えた撮像装置 - Google Patents
変倍光学系、およびそれを備えた撮像装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 本発明の変倍光学系11は、物体側からの光線を撮像素子SRに結像させるレンズ群GR1〜GR4を備えるとともに、第1レンズ群GR1に光学プリズムPRを含んでいる。そして、この変倍光学系11は、各々のレンズ群同士の間隔を変化させることで変倍するようになっている。さらに、この変倍光学系11は、以下の条件式(1)〜(3)を満たすようになっている。4<ft/fw{条件式(1)}、1.72<n_PR{条件式(2)}、35<ν_PR{条件式(3)}。ただし、ftは望遠端における全系の焦点距離、fwは広角端における全系の焦点距離、n_PRはd線に対する光学プリズムPRの屈折率、ν_PRはd線に対する光学プリズムPRのアッベ数、である。
【選択図】 図1
Description
4<ft/fw … 条件式(1)
1.72<N_PR … 条件式(2)
35<ν_PR … 条件式(3)
ただし、
ft :望遠端における全系の焦点距離
fw :広角端における全系の焦点距離
n_PR :d線に対する光路変更素子の屈折率
ν_PR :d線に対する光路変更素子のアッベ数
である。
0.2<d_PR/ft<0.4 … 条件式(4)
ただし、
d(PR):光路変更素子の光路長
である。
−3<f_GR1Los/f1<−1 … 条件式(5)
ただし、
f_GR1Los :第1番目のレンズ群において最物体側に位置するレンズの焦点距離
f1 :第1番目のレンズ群の焦点距離
である。
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。
図5・図6は、本発明の撮像装置の一例であるデジタルカメラ29の概略構成図である。図5は、各部の内部ブロックの構成を示すとともに、デジタルカメラ29に内蔵されたレンズユニット1(変倍光学系11と撮像素子SRとを含む構成)を示している。一方、図6は、デジタルカメラ29の側面を示している。特に、この図6は、レンズユニット1を構成する変倍光学系11の一例を示している。なお、デジタルカメラ29におけるU方向は高さ、V方向は幅、Z方向は奥行きを示している。
(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等であり、変倍光学系11を経た
光線を受光し、電気的信号(撮像データ)に変換する。そして、撮像素子SRは、この撮像データを信号処理部14へと出力する。
ジタルカメラ29の各部材の駆動を有機的に制御して、動作を統括制御する。
ここで、変倍光学系11と撮像素子SRとから成るレンズユニット1について、図1、図5・図6を用いて説明する。図5・図6にて示されるレンズユニット1の一例は、デジタルカメラ29の内部に収容されている。そして、レンズユニット1は、光学プリズムPRや反射ミラーMRを用いて光線を折り曲げるようになっている。
レンズユニット1の変倍光学系11は、撮影対象(物体側)から順に、第1レンズ群GR1、第2レンズ群GR2、第3レンズ群GR3、および第4レンズ群GR4(撮像素子SRを含む)を有している。
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズ(最物体側レンズ)L1、光学プリズム(光路変更素子)PR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、この第1レンズ群GR1は、全体として「正」の光学的パワー(屈折力)を有している。なお、パワーは、焦点距離の逆数で定義されている。
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、この第2レンズ群GR2は、全体として「負」の光学的パワーを有している。
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST、第7レンズL7、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レンズL10、第11レンズL11、および第12レンズL12を含んでいる。そして、この第3レンズ群GR3は、全体として「正」の光学的パワーを有している。
第4レンズ群GR4は、物体側から順に、第13レンズL13、第14レンズL14、カバーガラスCG、および撮像素子SRを含んでいる。そして、この第4レンズ群GR4は、全体として「正」の光学的パワーを有している。
次に、実施例1の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表1・表2を用いて説明する。
X(H)=C0・H2/{1+√(1−ε・C0 2・H2)}+ΣAj・Hj…(定義式
1)
ただし、定義式1中、
H :光軸AXに対しての垂直な方向の高さ
X(H):高さHの位置での光軸AX方向(サグ)の変位量
C0 :近軸曲率(=1/ri)
ε :2次曲面パラメータ
j :非球面の次数、
Aj :j次の非球面係数
である。
《ズーミングについて》
ここで、各レンズ群(GR1〜GR4)の移動について、図1を用いて説明する。通常、ズーミング等(変倍等)のとき、レンズユニット1は、各レンズ群の間隔を光軸AXに沿って変化させる。例えば図1のレンズユニット1は、ズーミングの場合、各レンズ群における一部のレンズ群(第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3)を物体側へ移動させている。
る破線DMは、メリジオナル面でのd線に対する非点収差[単位:mm]を示している。また、線DSは、サジタル面でのd線に対する非点収差[単位:mm]を示している。なお、これらの図には、撮像素子SRの受光面上での最大像高(光軸AXからの距離)である「Y’」[単位:mm]も表記されている。
以上のように、本発明の変倍光学系11は、物体側からの光線を撮像素子SRに結像させるレンズ群(例えば、GR1〜GR4)を備えている。そして、レンズ群において物体側から像側に向かい第1番目のレンズ群(第1レンズ群GR1)には、光路を変更させる光学プリズムPRが含まれている。なお、かかるような本発明の変倍光学系11では、各々のレンズ群同士の間隔を変化させることで変倍を行うようになっている。
4<ft/fw … 条件式(1)
1.72<n_PR … 条件式(2)
35<ν_PR … 条件式(3)
ただし、
ft :望遠端における変倍光学系11全体の(全系)の焦点距離[単位:mm]
fw :広角端における全系の焦点距離[単位:mm]
n_PR :d線に対す光学プリズムPRの屈折率
ν_PR :d線に対する光学プリズムPRのアッベ数
である。
0.2<d_PR/ft<0.4 … 条件式(4)
ただし、
d_PR:光学プリズムPRの光路長[単位:mm]
である。
−3<f_GR1Los/f1<−1 … 条件式(5)
ただし、
f_GR1Los :第1レンズ群GR1において最も物体側(最物体側)に位置する負レン ズの焦点距離[単位:mm]
f1 :第1レンズ群GR1の焦点距離[単位:mm]
である。
・実施例1のft/fw =4.73
・実施例1のn_PR =1.88300
・実施例1のν_PR =40.79
・実施例1のd_PR/ft =0.33
・実施例1のf_GR1Los/f1 =−1.81
ところで、本発明の変倍光学系11は、上記の実施例1の変倍光学系11に限定されない。そこで、説明してきた本発明の特徴の有し、その特徴に対応する作用効果を奏じる他の変倍光学系11(実施例2〜7)を具備したレンズユニット1について、図7〜図30を用いて説明する。
《第1レンズ群について》
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズ(最物体側レンズ)L1、光学プリズムPR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第1レンズL1:物体側凸の負メニスカスレンズ
・第2レンズL2:両側凸の正レンズ
・第3レンズL3:物体側凸の正メニスカスレンズ
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第4レンズL4:物体側凸の負メニスカスレンズ(s10は非球面)
・第5レンズL5:両側凹の負レンズ
・第6レンズL6:両側凸の正レンズ
なお、第5レンズL5と第6レンズL6とは、s12・s13を接合することで接合レンズを構成している。
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST(s15とも表記、第3レンズ
群GR3と一体構成)、第7レンズL7、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レンズL10、第11レンズL11、および第12レンズL12を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第7レンズL7 :両側凸の正レンズ(s16は非球面)
・第8レンズL8 :物体側凹の負メニスカスレンズ
・第9レンズL9 :物体側凸の負メニスカスレンズ
・第10レンズL10:両側凸の正レンズ
・第11レンズL11:物体側凹の負メニスカスレンズ
・第12レンズL12:両側凸の正レンズ
なお、第7レンズL7と第8レンズL8とは、s17・s18を接合することで接合レンズを構成し、第9レンズL9と第10レンズL10とは、s21・s22を接合することで接合レンズを構成している。
第4レンズ群GR4は、物体側から順に、第13レンズL13、第14レンズL14、およびカバーガラスCG(s32・s33を有する2面構成のガラス)を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第13レンズL13:両側凸の正レンズ(s28・s29は非球面)
・第14レンズL14:両側凹の負レンズ
次に、実施例2の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表3・表4を用いて説明する。なお、この表3・表4は、上記の表1・表2と同様の表現になっている。
《《ズーミングについて》》
実施例2の変倍光学系11は、図7に示すように、ズーミングの場合、各レンズ群における少なくとも一部のレンズ群(第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3)を、物体側へ移動させている。そこで、図7は、ズーミングに伴って間隔変動の生じる軸上面間隔(di)のみに番号を付している。具体的には、d8・d14・d27が図示されている。
《第1レンズ群について》
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズ(最物体側レンズ)L1、光学プリズムPR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第1レンズL1:物体側凸の負メニスカスレンズ
・第2レンズL2:両側凸の正レンズ
・第3レンズL3:物体側凸の正メニスカスレンズ
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第4レンズL4:両側凹の負レンズ(s10は非球面)
・第5レンズL5:両側凹の負レンズ
・第6レンズL6:両側凸の正レンズ
なお、第5レンズL5と第6レンズL6とは、s12・s13を接合することで接合レンズを構成している。
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST(s15とも表記、第3レンズ群GR3と一体構成)、第7レンズL7、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レン
ズL10、および第11レンズL11を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第7レンズL7 :両側凸の正レンズ(s16は非球面)
・第8レンズL8 :物体側凹の負メニスカスレンズ
・第9レンズL9 :物体側凸の負メニスカスレンズ
・第10レンズL10:物体側凸の正メニスカスレンズ
・第11レンズL11:物体側凸の正メニスカスレンズ(s24・s25は非球面)
なお、第7レンズL7と第8レンズL8とは、s17・s18を接合することで接合レンズを構成しており、第9レンズL9と第10レンズL10とは、s21・s22を接合することで接合レンズを構成している。
第4レンズ群GR4は、物体側から順に、第12レンズL12、およびカバーガラスCG(s28・s29を有する2面構成のガラス)を含んでいる。そして、第12レンズL12は、下記のような特徴を有している。
・第12レンズL12:物体側凸の正レンズ(s26・s27は非球面)
次に、実施例3の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表5・表6を用いて説明する。なお、この表5・表6は、上記の表1・表2と同様の表現になっている。
《《ズーミングについて》》
実施例3の変倍光学系11は、図11に示すように、ズーミングの場合、各レンズ群における少なくとも一部のレンズ群(第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3)を、物体側へ移動させている。そこで、図11は、ズーミングに伴って間隔変動の生じる軸上面間隔(di)のみに番号を付している。具体的には、d8・d14・d25が図示されている。
《第1レンズ群について》
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズ(最物体側レンズ)L1、光学プリズムPR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第1レンズL1:物体側凸の負メニスカスレンズ
・第2レンズL2:両側凸の正レンズ
・第3レンズL3:両側凸の正レンズ
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第4レンズL4:両側凹の負レンズ(s10は非球面)
・第5レンズL5:両側凹の負レンズ
・第6レンズL6:両側凸の正レンズ
なお、第5レンズL5と第6レンズL6とは、s12・s13を接合することで接合レンズを構成している。
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST(s15とも表記、第3レンズ群GR3と一体構成)、第7レンズL7、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レンズL10、および第11レンズL11を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第7レンズL7 :両側凸の正レンズ(s16は非球面)
・第8レンズL8 :物体側凹の負メニスカスレンズ
・第9レンズL9 :物体側凸の負メニスカスレンズ
・第10レンズL10:物体側凸の正メニスカスレンズ
・第11レンズL11:両側凸の正レンズ(s24・s25は非球面)
なお、第7レンズL7と第8レンズL8とは、s17・s18を接合することで接合レンズを構成し、第9レンズL9と第10レンズL10とは、s21・s22を接合することで接合レンズを構成している。
第4レンズ群GR4は、物体側から順に、第12レンズL12、第13レンズL13、およびカバーガラスCG(s30・s31を有する2面構成のガラス)を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第12レンズL12:両側凸の正レンズ(s26・s27は非球面)
・第13レンズL13:両側凹の負レンズ
次に、実施例4の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表7・表8を用いて説明する。なお、この表7・表8は、上記の表1・表2と同様の表現になっている。
《《ズーミングについて》》
実施例4の変倍光学系11は、図15に示すように、ズーミングの場合、各レンズ群における少なくとも一部のレンズ群(第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3)を、物体側へ移動させている。そこで、図15は、ズーミングに伴って間隔変動の生じる軸上面間隔(di)のみに番号を付している。具体的には、d8・d14・d25が図示されている。
《第1レンズ群について》
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズ(最物体側レンズ)L1、光学プリズムPR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第1レンズL1:物体側凸の負メニスカスレンズ
・第2レンズL2:両側凸の正レンズ
・第3レンズL3:両側凸の正レンズ
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第4レンズL4:両側凹の負レンズ(s10は非球面)
・第5レンズL5:両側凹の負レンズ
・第6レンズL6:両側凸の正レンズ
なお、第5レンズL5と第6レンズL6とは、s12・s13を接合することで接合レンズを構成している。
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST(s15とも表記、第3レンズ群GR3と一体構成)、第7レンズL7、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レンズL10、および第11レンズL11を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第7レンズL7 :両側凸の正レンズ(s16は非球面)
・第8レンズL8 :物体側凹の負メニスカスレンズ
・第9レンズL9 :物体側凸の負メニスカスレンズ
・第10レンズL10:物体側凸の正メニスカスレンズ
・第11レンズL11:物体側凸の正メニスカスレンズ(s24・s25は非球面)
なお、第7レンズL7と第8レンズL8とは、s17・s18を接合することで接合レンズを構成し、第9レンズL9と第10レンズL10とは、s21・s22を接合することで接合レンズを構成している。
第4レンズ群GR4は、物体側から順に、第12レンズL12、第13レンズL13、およびカバーガラスCG(s30・s31を有する2面構成のガラス)を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第12レンズL12:両側凸の正レンズ(s26・s27は非球面)
・第13レンズL13:両側凹の負レンズ
次に、実施例5の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表9・表10を用いて説明する。なお、この表9・表10は、上記の表1・表2と同様の表現になっている。
《《ズーミングについて》》
実施例5の変倍光学系11は、図19に示すように、ズーミングの場合、各レンズ群における少なくとも一部のレンズ群(第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3)を、物体側へ移動させている。そこで、図19は、ズーミングに伴って間隔変動の生じる軸上面間隔(di)のみに番号を付している。具体的には、d8・d14・d25が図示されている。
《第1レンズ群について》
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズ(最物体側レンズ)L1、光学プリズムPR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第1レンズL1:物体側凸の負メニスカスレンズ
・第2レンズL2:両側凸の正レンズ
・第3レンズL3:物体側凸の正メニスカスレンズ
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第4レンズL4:物体側凸の負メニスカスレンズ(s10は非球面)
・第5レンズL5:両側凹の負レンズ
・第6レンズL6:両側凸の正レンズ
なお、第5レンズL5と第6レンズL6とは、s12・s13を接合することで接合レンズを構成している。
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST(s15とも表記、第3レンズ群GR3と一体構成)、第7レンズL7、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レンズL10、および第11レンズL11を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第7レンズL7 :両側凸の正レンズ(s16は非球面)
・第8レンズL8 :物体側凹の負メニスカスレンズ
・第9レンズL9 :物体側凸の負メニスカスレンズ
・第10レンズL10:物体側凸の正メニスカスレンズ
・第11レンズL11:物体側凸の正メニスカスレンズ(s24・s25は非球面)
なお、第7レンズL7と第8レンズL8とは、s17・s18を接合することで接合レンズを構成し、第9レンズL9と第10レンズL10とは、s21・s22を接合することで接合レンズを構成している。
第4レンズ群GR4は、物体側から順に、第12レンズL12、第13レンズL13、およびカバーガラスCG(s30・s31を有する2面構成のガラス)を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第12レンズL12:両側凸の正レンズ(s26・s27は非球面)
・第13レンズL13:物体側凹の負メニスカスレンズ
次に、実施例6の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表11・表12を用いて説明する。なお、この表11・表12は、上記の表1・表2と同様の表現になっている。
《《ズーミングについて》》
実施例6の変倍光学系11は、図23に示すように、ズーミングの場合、各レンズ群における少なくとも一部のレンズ群(第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3)を、物体側へ移動させている。そこで、図23は、ズーミングに伴って間隔変動の生じる軸上面間隔(di)のみに番号を付している。具体的には、d8・d14・d25が図示されている。
《第1レンズ群について》
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズ(最物体側レンズ)L1、光学プリズムPR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第1レンズL1:物体側凸の負メニスカスレンズ
・第2レンズL2:両側凸の正レンズ
・第3レンズL3:物体側凸の正メニスカスレンズ
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第4レンズL4:両側凹の負レンズ(s10は非球面)
・第5レンズL5:両側凹の負レンズ
・第6レンズL6:両側凸の正レンズ
なお、第5レンズL5と第6レンズL6とは、s12・s13を接合することで接合レンズを構成している。
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST(s15とも表記、第3レンズ群GR3と一体構成)、第7レンズL7、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レンズL10、および第11レンズL11を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第7レンズL7 :両側凸の正レンズ(s16は非球面)
・第8レンズL8 :物体側凹の負メニスカスレンズ
・第9レンズL9 :両側凸の正レンズ
・第10レンズL10:両側凹の負レンズ
・第11レンズL11:物体側凹の負メニスカスレンズ(s24・s25は非球面)
なお、第7レンズL7と第8レンズL8とは、s17・s18を接合することで接合レンズを構成し、第9レンズL9と第10レンズL10とは、s21・s22を接合することで接合レンズを構成している。
第4レンズ群GR4は、物体側から順に、第12レンズL12、およびカバーガラスCG(s28・s29を有する2面構成のガラス)を含んでいる。そして、第12レンズL12は、下記のような特徴を有している。
・第12レンズL12:物体側凸の正メニスカスレンズ(s26・s27は非球面)
次に、実施例7の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表13・表14を用いて説明する。なお、この表13・表14は、上記の表1・表2と同様の表現になっている。
《《ズーミングについて》》
実施例7の変倍光学系11は、図27に示すように、ズーミングの場合、各レンズ群における少なくとも一部のレンズ群を移動させている。具体的には、第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3は物体側に移動する(ただし第2レンズ群GR2は物体側へ進んだ後に像側へUターン移動する)。そこで、図27は、ズーミングに伴って間隔変動の生じる軸上面間隔(di)のみに番号を付している。具体的には、d8・d14・d25が図示されている。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
ープン型・プライベート型を問わず、ネットワークに接続されて画像の送受信を可能にする機器に接続されるカメラであって、ネットワークに直接接続されるもの、パーソナルコンピュータ等の情報処理機能を有する機器を介して接続されるもの、の両方を含む。)等のように、光学像を形成する撮影レンズ系、その光学像を電気映像信号に変換する撮像素子等を備えた撮像装置を主たる構成要素とするカメラすべてを含むものとする。
11 変倍光学系
29 デジタルカメラ(撮像装置)
GRi レンズ群
GR1 第1レンズ群
GR2 第2レンズ群
GR3 第3レンズ群
GR4 第4レンズ群
Li レンズ
si 面
SR 撮像素子
PR 光学プリズム(光路変更素子)
ST 光学絞り
CG カバーガラス
AX 光軸
Claims (6)
- 物体側からの光線を撮像素子に結像させるレンズ群が備えられるとともに、
上記レンズ群において物体側から像側に向かい第1番目のレンズ群には、光路を変更させる光路変更素子が含まれており、
各々の上記レンズ群同士の間隔を変化させることで変倍し、
以下の条件式(1)〜(3)を満たすことを特徴とする変倍光学系;
4<ft/fw … 条件式(1)
1.72<n_PR … 条件式(2)
35<ν_PR … 条件式(3)
ただし、
ft :望遠端における全系の焦点距離
fw :広角端における全系の焦点距離
n_PR :d線に対する光路変更素子の屈折率
ν_PR :d線に対する光路変更素子のアッベ数
である。 - 上記光路変更素子は、以下の条件式(4)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の変倍光学系;
0.2<d_PR/ft<0.4 … 条件式(4)
ただし、
d_PR:光路変更素子の光路長
である。 - 上記の第1番目のレンズ群における最物体側には、負のパワーを有するレンズが含まれており、そのレンズが以下の条件式(5)を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載の変倍光学系;
−3<f_GR1Los/f1<−1 … 条件式(5)
ただし、
f_GR1Los :第1番目のレンズ群において最物体側に位置するレンズの焦点距離
f1 :第1番目のレンズ群の焦点距離
である。 - 上記の第1番目のレンズ群が、正のパワーを有し、
上記光線を一部遮光する光学絞りが、第1番目のレンズ群よりも像側に位置することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の変倍光学系。 - 上記の第1番目のレンズ群では、上記光路変更素子よりも像側に、少なくとも2枚の正のパワーを有するレンズが位置していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の変倍光学系。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の変倍光学系を備えた撮像装置。
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