JP2007041213A - 変倍光学系、およびそれを備えた撮像装置 - Google Patents

変倍光学系、およびそれを備えた撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 小型かつ高性能な変倍光学系を提供する。
【解決手段】 本発明の変倍光学系11は、物体側からの光線を撮像素子SRに結像させるレンズ群GR1〜GR4を備えるとともに、第1レンズ群GR1に光学プリズムPRを含んでいる。そして、この変倍光学系11は、各々のレンズ群同士の間隔を変化させることで変倍するようになっている。さらに、この変倍光学系11は、以下の条件式(1)〜(3)を満たすようになっている。4<ft/fw{条件式(1)}、1.72<n_PR{条件式(2)}、35<ν_PR{条件式(3)}。ただし、ftは望遠端における全系の焦点距離、fwは広角端における全系の焦点距離、n_PRはd線に対する光学プリズムPRの屈折率、ν_PRはd線に対する光学プリズムPRのアッベ数、である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レンズユニット等に用いられる変倍光学系、およびこの変倍光学系を備えた撮像装置に関するものである。
近年、パーソナルコンピュータ(PC)の普及に伴い、手軽に画像を取り込めるデジタルカメラ(撮像装置)が普及している。そして、このようなデジタルカメラにも、銀塩フィルムを用いたカメラ(銀塩カメラ)同様に、小型化(薄型化)や高性能化(例えば、高い変倍機能や高い収差補正機能)が要望されている。
例えば特許文献1・2に記載の撮像装置は、小型化の要望を達するため、光路を折り曲げることのできる光学プリズムを用いている。しかしながら、これらの撮像装置は、3倍程度のズーム比(変倍比)を想定している。したがって、高性能化の要望を満たすには、さらに高倍率化した撮像装置であると望ましい。
一方、特許文献3に記載の撮像装置は、正・負・正・正のパワー配置になったレンズ群を有するとともに、物体側から像側に向かって第1番目のレンズ群に正の光学プリズムを含んでいる。かかる撮像装置は、特許文献1・2の撮像装置と同様に、光学プリズムを用いることで、小型化を達成している。その上、ズーム比が5倍程度を想定している。したがって、小型かつ高性能な撮像装置といえる。
特開2003−202500号公報 特開2003−302576号公報 特開2004−170707号公報
しかしながら、この特許文献3の撮像装置では、光学プリズムが比較的高分散な材質で形成されている。そのため、撮像装置内の光学系(変倍光学系)に光学プリズムが組みこまれるときに、その光学プリズムが偏芯していると(例えば、光学プリズムの面が所望の位置から傾いてると)、高いズーム比に対応するように偏芯に起因する色収差が比較的大きく現れるおそれがある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものである。そして、その目的は、小型でありながら、色収差等の発生を抑制(補正)できる高性能な変倍光学系等を提供することにある。
本発明の変倍光学系は、物体側からの光線を撮像素子に結像させるレンズ群が備えられている。特に、レンズ群において物体側から像側に向かい第1番目のレンズ群には、光路を変更させる光路変更素子が含まれている。そして、本発明の変倍光学系は、各々のレンズ群同士の間隔を変化させることで変倍するようになっている。
そして、かかるような本発明の変倍光学系は、以下の条件式(1)〜(3)を満たすよういになっている。
4<ft/fw … 条件式(1)
1.72<N_PR … 条件式(2)
35<ν_PR … 条件式(3)
ただし、
ft :望遠端における全系の焦点距離
fw :広角端における全系の焦点距離
n_PR :d線に対する光路変更素子の屈折率
ν_PR :d線に対する光路変更素子のアッベ数
である。
また、本発明の変倍光学系では、光路変更素子が、以下の条件式(4)を満たすと望ましい。
0.2<d_PR/ft<0.4 … 条件式(4)
ただし、
d(PR):光路変更素子の光路長
である。
また、本発明の変倍光学系では、第1番目のレンズ群における最物体側には、負のパワーを有するレンズが含まれており、そのレンズが以下の条件式(5)を満たすと望ましい。
−3<f_GR1Los/f1<−1 … 条件式(5)
ただし、
f_GR1Los :第1番目のレンズ群において最物体側に位置するレンズの焦点距離
f1 :第1番目のレンズ群の焦点距離
である。
また、本発明の変倍光学系では、第1番目のレンズ群が正のパワーを有し、光線を一部遮光する光学絞りが第1番目のレンズ群よりも像側に位置すると望ましい。
また、本発明の変倍光学系では、第1番目のレンズ群では、光路変更素子よりも像側に、少なくとも2枚の正のパワーを有するレンズが位置していると望ましい。
なお、上記したような変倍光学系を含む本発明の撮像装置は、小型かつ高性能な撮像装置になる。
本発明の変倍光学系によれば、比較的高い屈折率・アッベ数を有する光路変更素子が含まれている。そのため、4倍以上という高いズーム比を有する変倍光学系であっても、屈折率に起因する光路変更素子前後のレンズ群の空気間隔が過剰に増大化しない。また、アッベ数に起因する色収差も生じにくくなる。したがって、本発明は、小型でありながら、色収差等の発生を抑制(補正)できる高性能な変倍光学系等になる。
[実施の形態1]
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。
〔1.デジタルカメラについて〕
図5・図6は、本発明の撮像装置の一例であるデジタルカメラ29の概略構成図である。図5は、各部の内部ブロックの構成を示すとともに、デジタルカメラ29に内蔵されたレンズユニット1(変倍光学系11と撮像素子SRとを含む構成)を示している。一方、図6は、デジタルカメラ29の側面を示している。特に、この図6は、レンズユニット1を構成する変倍光学系11の一例を示している。なお、デジタルカメラ29におけるU方向は高さ、V方向は幅、Z方向は奥行きを示している。
図5に示すように、デジタルカメラ29は、変倍光学系11、光学系駆動部13、撮像素子SR、信号処理部14、表示部15、記録部16、記録媒体17、操作部18、および制御部19を含むようになっている。
変倍光学系11は、撮影対象からの光を撮像素子SRに導くとともに、その光を撮像素子SRの受光面(像面)上に結像させる光学系である。したがって、この変倍光学系11は、結像光学系や撮像光学系と表現してもよい。なお、変倍光学系11の詳細については後述する。
光学系駆動部13は、いくつかの駆動モータ(光学系用駆動モータ)と、その駆動力を変倍光学系11を構成するレンズ群に伝達する伝達機構(光学系用伝達機構)とを有している(なお、駆動モータ・伝達機構は不図示)。そして、光学系駆動部13は、駆動モータ・伝達機構を用いて、変倍光学系11の焦点距離・焦点位置を設定する。具体的には、光学系駆動部13は、制御部19からの指示に応じて、焦点距離・焦点位置を設定する。
撮像素子SRは、例えばCCD(Charge Coupled Device)のエリアセンサやCMOS
(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等であり、変倍光学系11を経た
光線を受光し、電気的信号(撮像データ)に変換する。そして、撮像素子SRは、この撮像データを信号処理部14へと出力する。
信号処理部14は、撮像素子SRからの電子データ(撮像データ)を処理することで、撮像データに基づいた撮像画像データを生成する。なお、この信号処理部14は、制御部19の指示に応じて処理動作のONまたはOFFを行う。また、制御部19の指示に応じて、信号処理部14は、撮像画像データを表示部15や記録部16に出力する。
表示部15は、例えば液晶パネルから構成されており、信号処理部14からの撮像画像データ等や、デジタルカメラ29の使用状況等を表示する。
記録部16は、制御部19の指示に応じて、記録媒体17に、信号処理部14の生成した撮像画像データを記録する。また、記録部16は、操作部18等による操作に応じた制御部19の指示に従い、記録媒体17から撮像画像データを読み出す。
記録媒体17は、例えばデジタルカメラ29の内部に組み込まれるようになったものでもよいし、フラッシュメモリ等のように着脱可能なものであってもよい。要は、撮像画像データ等を記録できるような媒体(光ディスクや半導体メモリ等)であればよい。
操作部18は、ユーザー等による各種操作指示を制御部19に出力するものであり、例えばシャッターレリーズボタンや操作ダイヤル等から構成されている。
制御部19は、デジタルカメラ29全体の動作制御等を行う中枢部分となっており、デ
ジタルカメラ29の各部材の駆動を有機的に制御して、動作を統括制御する。
〔2.レンズユニットについて〕
ここで、変倍光学系11と撮像素子SRとから成るレンズユニット1について、図1、図5・図6を用いて説明する。図5・図6にて示されるレンズユニット1の一例は、デジタルカメラ29の内部に収容されている。そして、レンズユニット1は、光学プリズムPRや反射ミラーMRを用いて光線を折り曲げるようになっている。
ただし、レンズユニット1は、このような光線を折り曲げるレンズ系(屈曲光学系)に限定されない(すなわち図5・図6での光学プリズムPR・反射ミラーMRは設けられない場合でもよい)。そこで、図5・図6に示すレンズユニット1を一列状に展開した状態を示す図1(レンズ構成図)では、便宜上、反射ミラーMRを省略する。また、このレンズユニット1における光軸をAX(AX1〜AX3;図5・図6参照)と表記する。
なお、この図1での「GRi」はレンズ群を示し、「Li」はレンズを示す。さらに、「si」は面(透過面等)を示している。そして、「GRi」・「Li」・「si」に付される数字(i)は、物体側から像側に至るまでの順番を示している。また、非球面の面には、「*」(アスタリスク)が付されている。そして、この図1に示される変倍光学系11(ひいてはレンズユニット1)を実施例1と称する。
〈2−1.レンズユニットの構成について(実施例1)〉
レンズユニット1の変倍光学系11は、撮影対象(物体側)から順に、第1レンズ群GR1、第2レンズ群GR2、第3レンズ群GR3、および第4レンズ群GR4(撮像素子SRを含む)を有している。
《第1レンズ群について》
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズ(最物体側レンズ)L1、光学プリズム(光路変更素子)PR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、この第1レンズ群GR1は、全体として「正」の光学的パワー(屈折力)を有している。なお、パワーは、焦点距離の逆数で定義されている。
第1レンズ(前玉レンズ)L1は、物体側に凸の負メニスカスレンズである。
光学プリズム(第1光路変更素子)PRは、物体側からの光線を直角等に折り曲げることのできるプリズムである(例えば直角プリズムである)。なお、光学プリズムPRにおけるs3は光線の入射面、s4は光線の射出面になっている。
第2レンズL2は、両側凸の正レンズ(両凸レンズ)であり、第3レンズL3は、物体側凸の正メニスカスレンズである。
《第2レンズ群について》
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、この第2レンズ群GR2は、全体として「負」の光学的パワーを有している。
第4レンズL4は、両側凹の負レンズ(両凹レンズ)である。なお、この第4レンズL4のs10は非球面(非球面形状の屈折光学面、非球面と等価な屈折作用を有する面等)になっている。
第5レンズL5は、両側凹の負レンズであり、第6レンズL6は、両側凸の正レンズである。なお、第5レンズL5と第6レンズL6とは、s12・s13を接合することで接合レンズを構成している。また、接合方法として、接着剤等による接合が挙げられる(なお、後述の接合レンズの接合方法としても、同様に接着剤等の接合が挙げられる)。
《第3レンズ群について》
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST、第7レンズL7、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レンズL10、第11レンズL11、および第12レンズL12を含んでいる。そして、この第3レンズ群GR3は、全体として「正」の光学的パワーを有している。
光学絞りSTは、開口径RSを可変できる絞りである。そして、この光学絞りSTは、第3レンズ群GR3と一体的に構成されている。なお、図1では、この光学絞りST自体を、便宜上、s15と表記している。
第7レンズL7は、両側凸の正レンズである。なお、この第7レンズL7のs16は非球面になっている。第8レンズL8は、物体側凹の負メニスカスレンズである。そして、第7レンズL7と第8レンズL8とは、s17・s18を接合することで接合レンズを構成している。
第9レンズL9は、物体側凸の負メニスカスレンズであり、第10レンズL10は、両側凸の正レンズである。そして、第9レンズL9と第10レンズL10とは、s21・s22を接合することで接合レンズを構成している。
第11レンズ群L11は、物体側凹の負メニスカスレンズであり、第12レンズ群L12は、両側凸の正レンズである。
《第4レンズ群について》
第4レンズ群GR4は、物体側から順に、第13レンズL13、第14レンズL14、カバーガラスCG、および撮像素子SRを含んでいる。そして、この第4レンズ群GR4は、全体として「正」の光学的パワーを有している。
第13レンズL13は、両側凸の正レンズであり、第14レンズL14は、両側凹の負レンズである。なお、この第13レンズL13のs28・s29は非球面になっている。
カバーガラスCGは、2面構成(s32・s33)のガラスであり、撮像素子SRの受光面に、極めて近づくように配設されている。なお、カバーガラスCGは、撮像素子SRの画素ピッチにより決定される所定の遮断周波数特性を有する光学的フィルター(例えば赤外線カットフィルター)の役割を果たしてもよい(ただし、カバーガラスCG自体に光学的パワーは備わっていない)。
そして、撮像素子SRは、第4レンズ群GR4に含まれるとともに、固定配置されている(つまり、第4レンズ群GR4は不動になっている;なお、後述の実施例2〜7も同様な構成である)。
〈2−2.変倍光学系(実施例1)のコンストラクションデータについて〉
次に、実施例1の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表1・表2を用いて説明する。
Figure 2007041213
この表1での「ri」は、各面(si)における曲率半径[単位:mm]を示している。なお、非球面の面には、アスタリスク(*)が付されている。「di」は、i番目の面(si)と、i+1番目の面(si+1)との間における軸上面間隔[単位:mm]を示している。なお、ズーミングにより軸上面間隔が変化(変動)する場合、広角端状態(W)でのdi・中間焦点距離状態(M)でのdi・望遠端状態(T)でのdiが、この順で表記されている。
また、「Ni」・「υi」は、軸上面間隔(di)での媒質の有する屈折率(nd)・アッベ数(νd)を示している。なお、屈折率(nd)・アッベ数(νd)は、d線(波長587.56nm)に対するものである。
また、「焦点距離状態」は、広角端状態(W;最短焦点距離状態)〜中間焦点距離状態(M)〜望遠端状態(T;最長焦点距離状態)を意味している。そして、「f」・「FNO」は、各焦点状態(W)・(M)・(T)に対応する全系の焦点距離[単位:mm]・Fナンバーを示している。
ところで、上記の非球面は、下記の式(定義式1)で定義される。
X(H)=C0・H2/{1+√(1−ε・C0 2・H2)}+ΣAj・Hj…(定義式
1)
ただし、定義式1中、
H :光軸AXに対しての垂直な方向の高さ
X(H):高さHの位置での光軸AX方向(サグ)の変位量
0 :近軸曲率(=1/ri)
ε :2次曲面パラメータ
j :非球面の次数、
Aj :j次の非球面係数
である。
そこで、非球面に関するデータ(非球面データ)を下記の表2に示す。ただし、表記されていない項の係数は「0」(ゼロ)であり、すべてのデータに関して、「E−n」=「×10-n」になっている。
Figure 2007041213
〈2−3.レンズユニットにおける各レンズ群の移動について〉
《ズーミングについて》
ここで、各レンズ群(GR1〜GR4)の移動について、図1を用いて説明する。通常、ズーミング等(変倍等)のとき、レンズユニット1は、各レンズ群の間隔を光軸AXに沿って変化させる。例えば図1のレンズユニット1は、ズーミングの場合、各レンズ群における一部のレンズ群(第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3)を物体側へ移動させている。
かかるようなズーミングのときには、各レンズ群間の距離(群間距離)が変動する。そこで、図1は、ズーミングに伴って間隔変動の生じる軸上面間隔(di)のみに番号を付している。具体的には、d8・d14・d27が図示されている。また、図における矢印「MMi」は、望遠端状態(W)から中間焦点状態(M)、さらには、中間焦点状態(M)から望遠端状態(T)に至るまでの各レンズ群の移動を模式的に表記している。なお、MMiのiは物体側から像側に至るまでの順番を示している。したがって、各レンズ群の順番に対応する。
なお、図2〜図4は、ズーミングにおける変倍光学系11の収差を示している。具体的には、図2(図2A〜図2C)は広角端状態(W)での収差、図3(図3A〜図3C)は中間焦点距離状態(M)での収差、図4(図4A〜図4C)は望遠端状態(T)での収差を示している。
そして、図2A・図3A・図4Aは球面収差(spherical aberration;S.A.)・正弦条件(sine condition;S.C.)を示している。そして、図における線dはd線に対する球面収差[単位:mm]、破線SCは正弦条件不満足量[単位:mm]を示している。なお、これらの図には、FNO(Fナンバー)も表記されている。
図2B・図3B・図4Bは非点収差(astigmatism)を示している。そして、図におけ
る破線DMは、メリジオナル面でのd線に対する非点収差[単位:mm]を示している。また、線DSは、サジタル面でのd線に対する非点収差[単位:mm]を示している。なお、これらの図には、撮像素子SRの受光面上での最大像高(光軸AXからの距離)である「Y’」[単位:mm]も表記されている。
図2C・図3C・図4Cは歪曲収差(distortion)を示している。そして、図における実線は、d線に対する歪曲[単位:%]を示している。なお、これらの図にも、「Y’」が表記されている。
〔3.本発明の種々の特徴について〕
以上のように、本発明の変倍光学系11は、物体側からの光線を撮像素子SRに結像させるレンズ群(例えば、GR1〜GR4)を備えている。そして、レンズ群において物体側から像側に向かい第1番目のレンズ群(第1レンズ群GR1)には、光路を変更させる光学プリズムPRが含まれている。なお、かかるような本発明の変倍光学系11では、各々のレンズ群同士の間隔を変化させることで変倍を行うようになっている。
そして、本発明の変倍光学系11は、下記の条件式(1)〜条件式(3)を満たすようになっている。ただし、これらの条件式は、全て満たす必要はない。各々の条件式が満たされるだけでも、対応する作用・効果が本発明の変倍光学系11に奏じる。もちろん、複数の条件式が満たされると、より好ましい作用・効果が本発明の変倍光学系11に奏じることはいうまでもない。
条件式(1)〜条件式(3)は下記のようになっている。
4<ft/fw … 条件式(1)
1.72<n_PR … 条件式(2)
35<ν_PR … 条件式(3)
ただし、
ft :望遠端における変倍光学系11全体の(全系)の焦点距離[単位:mm]
fw :広角端における全系の焦点距離[単位:mm]
n_PR :d線に対す光学プリズムPRの屈折率
ν_PR :d線に対する光学プリズムPRのアッベ数
である。
条件式(1)は、変倍光学系11(ひいてはレンズユニット1)のズーム比を表している。すると、この条件式(1)を満たすことは、従来のデジタルカメラのズーム比(例えば3倍程度)に比べて、かなり高いズーム比を有することになる。つまり、本発明は、高いズーム比を備える変倍光学系11になっている。このことにより、本発明の変倍光学系11におけるズーム性能(変倍性能)の有意性が大きくなり、ユーザーベネフィットが達成可能となる。
条件式(2)は、光学プリズムPRの屈折率の好ましい範囲を規定したものである。一般的に、光学プリズムPRの屈折率が比較的低いとそれに対応して光学プリズムPR前後のレンズ群の空気間隔が比較的長くなりやすい。すると、条件式(2)を満たさない屈折率の場合、光学プリズムPR前後のレンズ群の空気間隔が増大化し、変倍光学系11の大型化につながることになる。したがって、条件式(2)を満たす光学プリズムPRを含む本発明であれば、比較的小型化された変倍光学系11が実現できる。
また、特に、条件式(1)を満たすような高いズーム比(変倍比)を有する変倍光学系11で、条件式(2)を満たす比較的大きな屈折率(すなわち比較的強いパワー)を有する光学プリズムPRが含まれている場合、その大きな屈折率が変倍光学系11の小型化に寄与することにもなる。
条件式(3)は、光学プリズムPRのアッベ数の好ましい範囲を規定したものである。一般的に、光学プリズムPRのアッベ数が比較的小さいとそれに対応して色収差が生じやすい。特に、光学プリズムPRが偏芯した場合(光学プリズムPRの面が所望の位置から傾いた場合等)、アッベ数の比較的小さな光学プリズムは、アッベ数の比較的大きな光学プリズムPRに比べて、顕著に色収差を生じやすくなる。
すると、条件式(3)を満たさないアッベ数の場合、光学プリズムPRに起因する色収差が顕著に現れ、変倍光学系11の高性能化の妨げになる。したがって、条件式(3)を満たす光学プリズムPRを含む本発明であれば、比較的色収差を抑制した(高性能化した)変倍光学系11が実現できる。
また、本発明の変倍光学系11では、光学プリズムPRが、以下の条件式(4)を満たすと望ましい。
0.2<d_PR/ft<0.4 … 条件式(4)
ただし、
d_PR:光学プリズムPRの光路長[単位:mm]
である。
条件式(4)は、光学プリズムPRの適切な光路長、ひいては光学プリズムPRの適切なサイズを規定したものである。条件式(4)の下限値を超える場合(下回る場合)、光学プリズムPRのサイズが比較的小さいといえる。したがって、このような光学プリズムPRを含んでいると、変倍光学系11のサイズが小型化しやすい。
しかしながら、光学プリズムPRが比較的小さいとき、例えば光学プリズムPRよりも物体側に位置するレンズ(物体側レンズ)に対し光学プリズムPRが小さいとき、物体側レンズを透過してきた光線の一部が、光学プリズムPRを通過して、像側のレンズ(像側レンズ)へと進行できない場合がある。これは、物体側レンズを通過する光束のサイズが光学プリズムPRの面サイズよりも大きいことに起因する。したがって、かかる場合、軸外光束が光学プリズムPRを通過しづらいといえる。
このような現象を「ケラレ」と称するが、このような軸外光束のケラレが生じると、光線の有効活用が達成できずに望ましくない。特に、条件式(4)の下限値を超える場合には、ケラレる光束領域が比較的増大し、極めて望ましくない。したがって、条件式(4)の下限値を超える場合、変倍光学系11の全長が比較的コンパクトになるものの、光学的性能劣化が比較的現れやすいといえる(光線の有効活用が不可能になる)。
一方、条件式(4)の上限値を超える場合(上回る場合)、光学プリズムPRのサイズが比較的大きいといえる。したがって、このような光学プリズムPRを含んでいると、変倍光学系11のサイズが大型化しやすい。
しかしながら、光学プリズムPRが比較的大きいと、物体側レンズを透過してきた光線の全てが、光学プリズムPRを通過して、像側レンズへと進行可能になる(つまり、ケラレる光束が生じ得ない)。そのため、光線の有効活用が可能になる。したがって、条件式(4)の上限値を超える場合、変倍光学系11の光学的性能向上を比較的達成できるものの(光線の有効活用が可能になるものの)、変倍光学系11の全長が比較的大型化しやすいといえる。
以上から、条件式(4)の下限値を上回る場合、変倍光学系11(ひいてはレンズユニット1)の光学的性能劣化が抑制される一方、条件式(4)の上限値を下回る場合、光学プリズムPRのサイズに起因する極端な変倍光学系11の大型化が抑制される。そのため、条件式(4)の範囲内では、本発明は、コンパクトでありながら高性能な変倍光学系11になる。
また、本発明の変倍光学系11では、第1番目のレンズ群(第1レンズ群GR1)における最物体側には、負のパワーを有するレンズ(実施例1では第1レンズL1;負レンズ)が含まれており、以下の条件式(5)を満たすと望ましい。
−3<f_GR1Los/f1<−1 … 条件式(5)
ただし、
f_GR1Los :第1レンズ群GR1において最も物体側(最物体側)に位置する負レン ズの焦点距離[単位:mm]
f1 :第1レンズ群GR1の焦点距離[単位:mm]
である。
一般的に、広角端状態での最も大きくなった画角と入射瞳位置とで、第1レンズ群GR1の有効径は決定される。そして、本発明のように、最物体側に負レンズ(第1レンズL1)を配置すれば、入射瞳の位置が比較的物体側に位置するようになる。その結果、最物体側のレンズの有効径が比較的小さくなる。
そして、条件式(5)は、第1レンズ群GR1の負レンズの屈折力を規定する式になっている。この条件式(5)の下限値を超える場合、最物体側レンズの屈折力が比較的弱くなるので、負レンズに起因する色収差や歪曲収差等が生じにくい。
しかしながら、最物体側レンズの屈折力が比較的弱くなると、入射瞳の位置が像面側に移動する。そのため、最物体側のレンズの有効径が比較的大きくなる。このように最物体側レンズの有効径が大きくなると、それに起因して光学プリズムPRのサイズも大きくなってしまい、ひいては変倍光学系11が大型化してしまう。したがって、条件式(5)の下限値を超える場合、変倍光学系11の光学的性能向上が比較的達成できるものの(色収差や歪曲収差等の抑制が可能になるものの)、変倍光学系11の全長が比較的大型化しやすいといえる。
一方、条件式(5)の上限値を超える場合、最物体側レンズの屈折力が比較的強くなるので、負レンズに起因する色収差や歪曲収差等が生じやすくなる。しかしながら、最物体側レンズの屈折力が比較的強くなると、入射瞳の位置が像面側に移動し得ず、最物体側のレンズの有効径が比較的小さいままである。そのため、最物体側レンズの有効径に対応するように、光学プリズムPRのサイズも小型化できる。したがって、条件式(5)の上限値を超える場合、変倍光学系11の全長が比較的小型化しやすいものの、変倍光学系11の光学的性能の劣化(色収差や歪曲収差等の発生)が比較的生じやすいといえる。
以上から、条件式(5)の下限値を上回る場合、光学プリズムPRのサイズに起因する極端な変倍光学系11(ひいてはレンズユニット1)の大型化が抑制される一方、条件式(5)の上限値を下回る場合、変倍光学系11の光学的性能劣化が抑制される。そのため、条件式(5)の範囲内では、本発明は、コンパクトでありながら高性能な変倍光学系11になる。
なお、実施例1の変倍光学系11を条件式(1)〜条件式(5)に対応させてみると、下記のようになっている(後述の図31参照)。
・実施例1のft/fw =4.73
・実施例1のn_PR =1.88300
・実施例1のν_PR =40.79
・実施例1のd_PR/ft =0.33
・実施例1のf_GR1Los/f1 =−1.81
また、本発明の変倍光学系11では、第1レンズ群GR1が正のパワーを有し、光学絞りSTが第1レンズ群GR1よりも像側に位置するようになっている。かかる構成の撮像光学系OSであれば、例えば第1レンズ群が負のパワーを有する撮像光学系に比べて、光学絞りSTの絞り径を小さくできる。すると、本発明のような薄型の撮像光学系OSにおける光学絞りSTの絞り機構が簡素化できる。
また、種々の収差補正を効果的に行う観点から、第1レンズ群GR1において、光学プリズムPRよりも像側に、少なくとも2枚の正のパワーを有するレンズ(実施例1では第2レンズL2・第3レンズL3)が位置していると望ましい。例えば、光学プリズムPRよりも像側に1枚のレンズしか位置していなければ、そのレンズは、収差補正の観点から非球面であることが望ましいといえる。しかしながら、本発明のように、光学プリズムPRよりも像側に、少なくとも2枚の正のパワーを有するレンズが位置していれば、非球面でなくとも、効果的に収差補正を行うことができる。
〔4.他の実施例について〕
ところで、本発明の変倍光学系11は、上記の実施例1の変倍光学系11に限定されない。そこで、説明してきた本発明の特徴の有し、その特徴に対応する作用効果を奏じる他の変倍光学系11(実施例2〜7)を具備したレンズユニット1について、図7〜図30を用いて説明する。
なお、実施例2〜7の変倍光学系11を条件式(1)〜条件式(5)に対応させてみたときの結果を図31に示す。
また、実施例2〜7での変倍光学系11のレンズ群は、実施例1同様、撮影対象から順に、第1レンズ群GR1、第2レンズ群GR2、第3レンズ群GR3、および第4レンズ群GR4(撮像素子SRを含む)を有し、「正・負・正・正」の光学的パワー配置になっている。
〈4−1.実施例2の変倍光学系について(図7参照)〉
《第1レンズ群について》
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズ(最物体側レンズ)L1、光学プリズムPR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第1レンズL1:物体側凸の負メニスカスレンズ
・第2レンズL2:両側凸の正レンズ
・第3レンズL3:物体側凸の正メニスカスレンズ
《第2レンズ群について》
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第4レンズL4:物体側凸の負メニスカスレンズ(s10は非球面)
・第5レンズL5:両側凹の負レンズ
・第6レンズL6:両側凸の正レンズ
なお、第5レンズL5と第6レンズL6とは、s12・s13を接合することで接合レンズを構成している。
《第3レンズ群について》
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST(s15とも表記、第3レンズ
群GR3と一体構成)、第7レンズL7、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レンズL10、第11レンズL11、および第12レンズL12を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第7レンズL7 :両側凸の正レンズ(s16は非球面)
・第8レンズL8 :物体側凹の負メニスカスレンズ
・第9レンズL9 :物体側凸の負メニスカスレンズ
・第10レンズL10:両側凸の正レンズ
・第11レンズL11:物体側凹の負メニスカスレンズ
・第12レンズL12:両側凸の正レンズ
なお、第7レンズL7と第8レンズL8とは、s17・s18を接合することで接合レンズを構成し、第9レンズL9と第10レンズL10とは、s21・s22を接合することで接合レンズを構成している。
《第4レンズ群について》
第4レンズ群GR4は、物体側から順に、第13レンズL13、第14レンズL14、およびカバーガラスCG(s32・s33を有する2面構成のガラス)を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第13レンズL13:両側凸の正レンズ(s28・s29は非球面)
・第14レンズL14:両側凹の負レンズ
《変倍光学系(実施例2)のコンストラクションデータについて》
次に、実施例2の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表3・表4を用いて説明する。なお、この表3・表4は、上記の表1・表2と同様の表現になっている。
Figure 2007041213
Figure 2007041213
《レンズユニットにおける各レンズ群の移動について》
《《ズーミングについて》》
実施例2の変倍光学系11は、図7に示すように、ズーミングの場合、各レンズ群における少なくとも一部のレンズ群(第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3)を、物体側へ移動させている。そこで、図7は、ズーミングに伴って間隔変動の生じる軸上面間隔(di)のみに番号を付している。具体的には、d8・d14・d27が図示されている。
なお、図8〜図10は、ズーミングにおける実施例2の変倍光学系11の収差を示している。そして、この図8〜図10は、図2〜図4と同様の表現になっている。
〈4−2.実施例3の変倍光学系について(図11参照)〉
《第1レンズ群について》
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズ(最物体側レンズ)L1、光学プリズムPR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第1レンズL1:物体側凸の負メニスカスレンズ
・第2レンズL2:両側凸の正レンズ
・第3レンズL3:物体側凸の正メニスカスレンズ
《第2レンズ群について》
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第4レンズL4:両側凹の負レンズ(s10は非球面)
・第5レンズL5:両側凹の負レンズ
・第6レンズL6:両側凸の正レンズ
なお、第5レンズL5と第6レンズL6とは、s12・s13を接合することで接合レンズを構成している。
《第3レンズ群について》
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST(s15とも表記、第3レンズ群GR3と一体構成)、第7レンズL7、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レン
ズL10、および第11レンズL11を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第7レンズL7 :両側凸の正レンズ(s16は非球面)
・第8レンズL8 :物体側凹の負メニスカスレンズ
・第9レンズL9 :物体側凸の負メニスカスレンズ
・第10レンズL10:物体側凸の正メニスカスレンズ
・第11レンズL11:物体側凸の正メニスカスレンズ(s24・s25は非球面)
なお、第7レンズL7と第8レンズL8とは、s17・s18を接合することで接合レンズを構成しており、第9レンズL9と第10レンズL10とは、s21・s22を接合することで接合レンズを構成している。
《第4レンズ群について》
第4レンズ群GR4は、物体側から順に、第12レンズL12、およびカバーガラスCG(s28・s29を有する2面構成のガラス)を含んでいる。そして、第12レンズL12は、下記のような特徴を有している。
・第12レンズL12:物体側凸の正レンズ(s26・s27は非球面)
《変倍光学系(実施例3)のコンストラクションデータについて》
次に、実施例3の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表5・表6を用いて説明する。なお、この表5・表6は、上記の表1・表2と同様の表現になっている。
Figure 2007041213
Figure 2007041213
《レンズユニットにおける各レンズ群の移動について》
《《ズーミングについて》》
実施例3の変倍光学系11は、図11に示すように、ズーミングの場合、各レンズ群における少なくとも一部のレンズ群(第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3)を、物体側へ移動させている。そこで、図11は、ズーミングに伴って間隔変動の生じる軸上面間隔(di)のみに番号を付している。具体的には、d8・d14・d25が図示されている。
なお、図12〜図14は、ズーミングにおける実施例3の変倍光学系11の収差を示している。そして、この図12〜図14は、図2〜図4と同様の表現になっている。
〈4−3.実施例4の変倍光学系について(図15参照)〉
《第1レンズ群について》
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズ(最物体側レンズ)L1、光学プリズムPR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第1レンズL1:物体側凸の負メニスカスレンズ
・第2レンズL2:両側凸の正レンズ
・第3レンズL3:両側凸の正レンズ
《第2レンズ群について》
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第4レンズL4:両側凹の負レンズ(s10は非球面)
・第5レンズL5:両側凹の負レンズ
・第6レンズL6:両側凸の正レンズ
なお、第5レンズL5と第6レンズL6とは、s12・s13を接合することで接合レンズを構成している。
《第3レンズ群について》
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST(s15とも表記、第3レンズ群GR3と一体構成)、第7レンズL7、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レンズL10、および第11レンズL11を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第7レンズL7 :両側凸の正レンズ(s16は非球面)
・第8レンズL8 :物体側凹の負メニスカスレンズ
・第9レンズL9 :物体側凸の負メニスカスレンズ
・第10レンズL10:物体側凸の正メニスカスレンズ
・第11レンズL11:両側凸の正レンズ(s24・s25は非球面)
なお、第7レンズL7と第8レンズL8とは、s17・s18を接合することで接合レンズを構成し、第9レンズL9と第10レンズL10とは、s21・s22を接合することで接合レンズを構成している。
《第4レンズ群について》
第4レンズ群GR4は、物体側から順に、第12レンズL12、第13レンズL13、およびカバーガラスCG(s30・s31を有する2面構成のガラス)を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第12レンズL12:両側凸の正レンズ(s26・s27は非球面)
・第13レンズL13:両側凹の負レンズ
《変倍光学系(実施例4)のコンストラクションデータについて》
次に、実施例4の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表7・表8を用いて説明する。なお、この表7・表8は、上記の表1・表2と同様の表現になっている。
Figure 2007041213
Figure 2007041213
《レンズユニットにおける各レンズ群の移動について》
《《ズーミングについて》》
実施例4の変倍光学系11は、図15に示すように、ズーミングの場合、各レンズ群における少なくとも一部のレンズ群(第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3)を、物体側へ移動させている。そこで、図15は、ズーミングに伴って間隔変動の生じる軸上面間隔(di)のみに番号を付している。具体的には、d8・d14・d25が図示されている。
なお、図16〜図18は、ズーミングにおける実施例4の変倍光学系11の収差を示している。そして、この図16〜図18は、図2〜図4と同様の表現になっている。
〈4−4.実施例5の変倍光学系について(図19参照)〉
《第1レンズ群について》
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズ(最物体側レンズ)L1、光学プリズムPR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第1レンズL1:物体側凸の負メニスカスレンズ
・第2レンズL2:両側凸の正レンズ
・第3レンズL3:両側凸の正レンズ
《第2レンズ群について》
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第4レンズL4:両側凹の負レンズ(s10は非球面)
・第5レンズL5:両側凹の負レンズ
・第6レンズL6:両側凸の正レンズ
なお、第5レンズL5と第6レンズL6とは、s12・s13を接合することで接合レンズを構成している。
《第3レンズ群について》
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST(s15とも表記、第3レンズ群GR3と一体構成)、第7レンズL7、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レンズL10、および第11レンズL11を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第7レンズL7 :両側凸の正レンズ(s16は非球面)
・第8レンズL8 :物体側凹の負メニスカスレンズ
・第9レンズL9 :物体側凸の負メニスカスレンズ
・第10レンズL10:物体側凸の正メニスカスレンズ
・第11レンズL11:物体側凸の正メニスカスレンズ(s24・s25は非球面)
なお、第7レンズL7と第8レンズL8とは、s17・s18を接合することで接合レンズを構成し、第9レンズL9と第10レンズL10とは、s21・s22を接合することで接合レンズを構成している。
《第4レンズ群について》
第4レンズ群GR4は、物体側から順に、第12レンズL12、第13レンズL13、およびカバーガラスCG(s30・s31を有する2面構成のガラス)を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第12レンズL12:両側凸の正レンズ(s26・s27は非球面)
・第13レンズL13:両側凹の負レンズ
《変倍光学系(実施例5)のコンストラクションデータについて》
次に、実施例5の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表9・表10を用いて説明する。なお、この表9・表10は、上記の表1・表2と同様の表現になっている。
Figure 2007041213
Figure 2007041213
《レンズユニットにおける各レンズ群の移動について》
《《ズーミングについて》》
実施例5の変倍光学系11は、図19に示すように、ズーミングの場合、各レンズ群における少なくとも一部のレンズ群(第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3)を、物体側へ移動させている。そこで、図19は、ズーミングに伴って間隔変動の生じる軸上面間隔(di)のみに番号を付している。具体的には、d8・d14・d25が図示されている。
なお、図20〜図22は、ズーミングにおける実施例5の変倍光学系11の収差を示している。そして、この図20〜図22は、図2〜図4と同様の表現になっている。
〈4−5.実施例6の変倍光学系について(図23参照)〉
《第1レンズ群について》
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズ(最物体側レンズ)L1、光学プリズムPR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第1レンズL1:物体側凸の負メニスカスレンズ
・第2レンズL2:両側凸の正レンズ
・第3レンズL3:物体側凸の正メニスカスレンズ
《第2レンズ群について》
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第4レンズL4:物体側凸の負メニスカスレンズ(s10は非球面)
・第5レンズL5:両側凹の負レンズ
・第6レンズL6:両側凸の正レンズ
なお、第5レンズL5と第6レンズL6とは、s12・s13を接合することで接合レンズを構成している。
《第3レンズ群について》
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST(s15とも表記、第3レンズ群GR3と一体構成)、第7レンズL7、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レンズL10、および第11レンズL11を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第7レンズL7 :両側凸の正レンズ(s16は非球面)
・第8レンズL8 :物体側凹の負メニスカスレンズ
・第9レンズL9 :物体側凸の負メニスカスレンズ
・第10レンズL10:物体側凸の正メニスカスレンズ
・第11レンズL11:物体側凸の正メニスカスレンズ(s24・s25は非球面)
なお、第7レンズL7と第8レンズL8とは、s17・s18を接合することで接合レンズを構成し、第9レンズL9と第10レンズL10とは、s21・s22を接合することで接合レンズを構成している。
《第4レンズ群について》
第4レンズ群GR4は、物体側から順に、第12レンズL12、第13レンズL13、およびカバーガラスCG(s30・s31を有する2面構成のガラス)を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第12レンズL12:両側凸の正レンズ(s26・s27は非球面)
・第13レンズL13:物体側凹の負メニスカスレンズ
《変倍光学系(実施例6)のコンストラクションデータについて》
次に、実施例6の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表11・表12を用いて説明する。なお、この表11・表12は、上記の表1・表2と同様の表現になっている。
Figure 2007041213
Figure 2007041213
《レンズユニットにおける各レンズ群の移動について》
《《ズーミングについて》》
実施例6の変倍光学系11は、図23に示すように、ズーミングの場合、各レンズ群における少なくとも一部のレンズ群(第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3)を、物体側へ移動させている。そこで、図23は、ズーミングに伴って間隔変動の生じる軸上面間隔(di)のみに番号を付している。具体的には、d8・d14・d25が図示されている。
なお、図24〜図26は、ズーミングにおける実施例6の変倍光学系11の収差を示している。そして、この図24〜図26は、図2〜図4と同様の表現になっている。
〈4−6.実施例7の変倍光学系について(図27参照)〉
《第1レンズ群について》
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズ(最物体側レンズ)L1、光学プリズムPR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第1レンズL1:物体側凸の負メニスカスレンズ
・第2レンズL2:両側凸の正レンズ
・第3レンズL3:物体側凸の正メニスカスレンズ
《第2レンズ群について》
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第4レンズL4:両側凹の負レンズ(s10は非球面)
・第5レンズL5:両側凹の負レンズ
・第6レンズL6:両側凸の正レンズ
なお、第5レンズL5と第6レンズL6とは、s12・s13を接合することで接合レンズを構成している。
《第3レンズ群について》
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST(s15とも表記、第3レンズ群GR3と一体構成)、第7レンズL7、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レンズL10、および第11レンズL11を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第7レンズL7 :両側凸の正レンズ(s16は非球面)
・第8レンズL8 :物体側凹の負メニスカスレンズ
・第9レンズL9 :両側凸の正レンズ
・第10レンズL10:両側凹の負レンズ
・第11レンズL11:物体側凹の負メニスカスレンズ(s24・s25は非球面)
なお、第7レンズL7と第8レンズL8とは、s17・s18を接合することで接合レンズを構成し、第9レンズL9と第10レンズL10とは、s21・s22を接合することで接合レンズを構成している。
《第4レンズ群について》
第4レンズ群GR4は、物体側から順に、第12レンズL12、およびカバーガラスCG(s28・s29を有する2面構成のガラス)を含んでいる。そして、第12レンズL12は、下記のような特徴を有している。
・第12レンズL12:物体側凸の正メニスカスレンズ(s26・s27は非球面)
《変倍光学系(実施例7)のコンストラクションデータについて》
次に、実施例7の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表13・表14を用いて説明する。なお、この表13・表14は、上記の表1・表2と同様の表現になっている。
Figure 2007041213
Figure 2007041213
《レンズユニットにおける各レンズ群の移動について》
《《ズーミングについて》》
実施例7の変倍光学系11は、図27に示すように、ズーミングの場合、各レンズ群における少なくとも一部のレンズ群を移動させている。具体的には、第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3は物体側に移動する(ただし第2レンズ群GR2は物体側へ進んだ後に像側へUターン移動する)。そこで、図27は、ズーミングに伴って間隔変動の生じる軸上面間隔(di)のみに番号を付している。具体的には、d8・d14・d25が図示されている。
なお、図28〜図30は、ズーミングにおける実施例7の変倍光学系11の収差を示している。そして、この図28〜図30は、図2〜図4と同様の表現になっている。
[その他の実施の形態]
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
例えば、本発明に係る撮像装置は、被写体の映像を光学的に取り込んで電気的な信号として出力する光学装置であって、被写体の静止画撮影や動画撮影に用いられるカメラの主たる構成要素を成すものである。そのようなカメラの例としては、デジタルカメラ、ビデオカメラ、監視カメラ、車載カメラ、テレビ電話用カメラ、ドアホーン用カメラ等が挙げられる。また、パーソナルコンピュータ、携帯情報機器(モバイルコンピュータ・携帯電話・携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)等の小型で携帯可能な情報機器端末)、これらの周辺機器(マウス・スキャナー・プリンター・メモリー等)、その他のデジタル機器等に内蔵又は外付けされるカメラも挙げられる。
これらの例から分かるように、撮像装置を用いることによりカメラを構成することができるだけでなく、各種機器に撮像装置を搭載することによりカメラ機能を付加することも可能である。例えば、カメラ付き携帯電話等の画像入力機能付きデジタル機器を構成することが可能である。
なお、従来「デジタルカメラ」の語は、専ら光学的な静止画を記録するものを指していたが、静止画と動画を同時に扱えるデジタルスチルカメラや家庭用デジタルムービーカメラも提案されており、現在では特に区別されなくなってきている。したがって「デジタルカメラ」の語は、デジタルスチルカメラ、デジタルムービーカメラ、ウェッブカメラ(オ
ープン型・プライベート型を問わず、ネットワークに接続されて画像の送受信を可能にする機器に接続されるカメラであって、ネットワークに直接接続されるもの、パーソナルコンピュータ等の情報処理機能を有する機器を介して接続されるもの、の両方を含む。)等のように、光学像を形成する撮影レンズ系、その光学像を電気映像信号に変換する撮像素子等を備えた撮像装置を主たる構成要素とするカメラすべてを含むものとする。
また、本発明の変倍光学系11は、種々の撮像装置(銀塩写真カメラやデジタルスチルカメラ等)やデジタル入力機器(例えば撮像装置を具備したデジタル機器)に用いられる。したがって、本発明の変倍光学系11を用いた撮像装置等は、コンパクトなものになる。また、撮像装置等における限られたハウジング内の容積に占める変倍光学系11の割合は、比較的小さくなる。そのため、撮像装置等の余裕のあるハウジング内に、種々の部品(電子部品等)が配置できる(ハウジング容積の有効活用が達成できる)。したがって、種々の部品を搭載した高性能な撮像装置が実現できる。
また、図5・図6に示すような撮像装置29は、撮像素子SRを固定し、光路変更素子(光学プリズムPRまたは反射ミラーMR)を含む第1レンズ群GR1・第3レンズ群GR3を移動させるようにしてズーミング等を行う構成であってもよい。また、撮像装置29が、光路変更素子を含む第1レンズ群GR1・第3レンズ群GR3を固定し、撮像素子SRを移動させるようにしてズーミング等を行う構成であってもよい。
実施例1の変倍光学系を備えるレンズユニットのレンズ構成図である。 広角端状態(W)になった変倍光学系(実施例1)の球面収差図である。 広角端状態(W)になった変倍光学系(実施例1)の非点収差図である。 広角端状態(W)になった変倍光学系(実施例1)の歪曲収差図である。 中間焦点距離状態(M)になった変倍光学系(実施例1)の球面収差図である。 中間焦点距離状態(M)になった変倍光学系(実施例1)の非点収差図である。 中間焦点距離状態(M)になった変倍光学系(実施例1)の歪曲収差図である。 望遠端状態(T)になった変倍光学系(実施例1)の球面収差図である。 望遠端状態(T)になった変倍光学系(実施例1)の非点収差図である。 望遠端状態(T)になった変倍光学系(実施例1)の歪曲収差図である。 各実施の形態のデジタルカメラであり、背面からの概略構成図である。 各実施の形態のデジタルカメラであり、側面からの概略構成図である。 実施例2の変倍光学系を備えるレンズユニットのレンズ構成図である。 広角端状態(W)になった変倍光学系(実施例2)の球面収差図である。 広角端状態(W)になった変倍光学系(実施例2)の非点収差図である。 広角端状態(W)になった変倍光学系(実施例2)の歪曲収差図である。 中間焦点距離状態(M)になった変倍光学系(実施例2)の球面収差図である。 中間焦点距離状態(M)になった変倍光学系(実施例2)の非点収差図である。 中間焦点距離状態(M)になった変倍光学系(実施例2)の歪曲収差図である。 望遠端状態(T)になった変倍光学系(実施例2)の球面収差図である。 望遠端状態(T)になった変倍光学系(実施例2)の非点収差図である。 望遠端状態(T)になった変倍光学系(実施例2)の歪曲収差図である。 実施例3の変倍光学系を備えるレンズユニットのレンズ構成図である。 広角端状態(W)になった変倍光学系(実施例3)の球面収差図である。 広角端状態(W)になった変倍光学系(実施例3)の非点収差図である。 広角端状態(W)になった変倍光学系(実施例3)の歪曲収差図である。 中間焦点距離状態(M)になった変倍光学系(実施例3)の球面収差図である。 中間焦点距離状態(M)になった変倍光学系(実施例3)の非点収差図である。 中間焦点距離状態(M)になった変倍光学系(実施例3)の歪曲収差図である。 望遠端状態(T)になった変倍光学系(実施例3)の球面収差図である。 望遠端状態(T)になった変倍光学系(実施例3)の非点収差図である。 望遠端状態(T)になった変倍光学系(実施例3)の歪曲収差図である。 実施例4の変倍光学系を備えるレンズユニットのレンズ構成図である。 広角端状態(W)になった変倍光学系(実施例4)の球面収差図である。 広角端状態(W)になった変倍光学系(実施例4)の非点収差図である。 広角端状態(W)になった変倍光学系(実施例4)の歪曲収差図である。 中間焦点距離状態(M)になった変倍光学系(実施例4)の球面収差図である。 中間焦点距離状態(M)になった変倍光学系(実施例4)の非点収差図である。 中間焦点距離状態(M)になった変倍光学系(実施例4)の歪曲収差図である。 望遠端状態(T)になった変倍光学系(実施例4)の球面収差図である。 望遠端状態(T)になった変倍光学系(実施例4)の非点収差図である。 望遠端状態(T)になった変倍光学系(実施例4)の歪曲収差図である。 実施例5の変倍光学系を備えるレンズユニットのレンズ構成図である。 広角端状態(W)になった変倍光学系(実施例5)の球面収差図である。 広角端状態(W)になった変倍光学系(実施例5)の非点収差図である。 広角端状態(W)になった変倍光学系(実施例5)の歪曲収差図である。 中間焦点距離状態(M)になった変倍光学系(実施例5)の球面収差図である。 中間焦点距離状態(M)になった変倍光学系(実施例5)の非点収差図である。 中間焦点距離状態(M)になった変倍光学系(実施例5)の歪曲収差図である。 望遠端状態(T)になった変倍光学系(実施例5)の球面収差図である。 望遠端状態(T)になった変倍光学系(実施例5)の非点収差図である。 望遠端状態(T)になった変倍光学系(実施例5)の歪曲収差図である。 実施例6の変倍光学系を備えるレンズユニットのレンズ構成図である。 広角端状態(W)になった変倍光学系(実施例6)の球面収差図である。 広角端状態(W)になった変倍光学系(実施例6)の非点収差図である。 広角端状態(W)になった変倍光学系(実施例6)の歪曲収差図である。 中間焦点距離状態(M)になった変倍光学系(実施例6)の球面収差図である。 中間焦点距離状態(M)になった変倍光学系(実施例6)の非点収差図である。 中間焦点距離状態(M)になった変倍光学系(実施例6)の歪曲収差図である。 望遠端状態(T)になった変倍光学系(実施例6)の球面収差図である。 望遠端状態(T)になった変倍光学系(実施例6)の非点収差図である。 望遠端状態(T)になった変倍光学系(実施例6)の歪曲収差図である。 実施例7の変倍光学系を備えるレンズユニットのレンズ構成図である。 広角端状態(W)になった変倍光学系(実施例7)の球面収差図である。 広角端状態(W)になった変倍光学系(実施例7)の非点収差図である。 広角端状態(W)になった変倍光学系(実施例7)の歪曲収差図である。 中間焦点距離状態(M)になった変倍光学系(実施例7)の球面収差図である。 中間焦点距離状態(M)になった変倍光学系(実施例7)の非点収差図である。 中間焦点距離状態(M)になった変倍光学系(実施例7)の歪曲収差図である。 望遠端状態(T)になった変倍光学系(実施例7)の球面収差図である。 望遠端状態(T)になった変倍光学系(実施例7)の非点収差図である。 望遠端状態(T)になった変倍光学系(実施例7)の歪曲収差図である。 実施例1〜7の変倍光学系に対応する条件式(1)〜条件式(5)の結果を示す説明図である。
符号の説明
1 レンズユニット
11 変倍光学系
29 デジタルカメラ(撮像装置)
GRi レンズ群
GR1 第1レンズ群
GR2 第2レンズ群
GR3 第3レンズ群
GR4 第4レンズ群
Li レンズ
si 面
SR 撮像素子
PR 光学プリズム(光路変更素子)
ST 光学絞り
CG カバーガラス
AX 光軸

Claims (6)

  1. 物体側からの光線を撮像素子に結像させるレンズ群が備えられるとともに、
    上記レンズ群において物体側から像側に向かい第1番目のレンズ群には、光路を変更させる光路変更素子が含まれており、
    各々の上記レンズ群同士の間隔を変化させることで変倍し、
    以下の条件式(1)〜(3)を満たすことを特徴とする変倍光学系;
    4<ft/fw … 条件式(1)
    1.72<n_PR … 条件式(2)
    35<ν_PR … 条件式(3)
    ただし、
    ft :望遠端における全系の焦点距離
    fw :広角端における全系の焦点距離
    n_PR :d線に対する光路変更素子の屈折率
    ν_PR :d線に対する光路変更素子のアッベ数
    である。
  2. 上記光路変更素子は、以下の条件式(4)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の変倍光学系;
    0.2<d_PR/ft<0.4 … 条件式(4)
    ただし、
    d_PR:光路変更素子の光路長
    である。
  3. 上記の第1番目のレンズ群における最物体側には、負のパワーを有するレンズが含まれており、そのレンズが以下の条件式(5)を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載の変倍光学系;
    −3<f_GR1Los/f1<−1 … 条件式(5)
    ただし、
    f_GR1Los :第1番目のレンズ群において最物体側に位置するレンズの焦点距離
    f1 :第1番目のレンズ群の焦点距離
    である。
  4. 上記の第1番目のレンズ群が、正のパワーを有し、
    上記光線を一部遮光する光学絞りが、第1番目のレンズ群よりも像側に位置することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の変倍光学系。
  5. 上記の第1番目のレンズ群では、上記光路変更素子よりも像側に、少なくとも2枚の正のパワーを有するレンズが位置していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の変倍光学系。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の変倍光学系を備えた撮像装置。
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