JP2006350049A - レンズユニット、およびそれを備える撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 レンズユニット1における複数のレンズ群(GR1〜GR4)は、物体側から像側に向かって、少なくとも、正のパワーを有する第1レンズ群GR1、負のパワーを有する第2レンズ群GR2、正のパワーを有する第3レンズ群GR3、正のパワーを有する第4レンズ群GR4、を有しており、広角端状態(W)から望遠端状態(T)までのズーミング(変倍)のとき、少なくとも第1レンズ群GR1が、像側から物体側へ移動することで、各レンズ群間の少なくとも1つの間隔が変化とともに、条件式(A)〔3<TL3/Y’<8、ただし、TL3:第3レンズ群GR3の軸上厚み、Y’:撮像素子SRの像面における高さ(最大像高)〕を満たす。
【選択図】 図1
Description
3<TL3/Y’<8 … 条件式(1)
ただし、
TL3:第3レンズ群の軸上厚み
Y’ :撮像素子の像面における光軸からの高さ(最大像高)
である。
1<TL3M/RS<2 … 条件式(2)
ただし、
TL3M :第3レンズ群に含まれる各レンズ間の空気間隔において最大の空気間隔
RS :光学絞りの最大絞り径
1.5<(β3t/β3w)<3.5 … 条件式(3)
ただし、
β3t:望遠端での第3レンズ群の横倍率
β3w:広角端での第3レンズ群の横倍率
である。
4.7<ft/fw … 条件式(4)
ただし、
ft : 望遠端での変倍光学系全体の焦点距離
fw : 広角端での変倍光学系全体の焦点距離
である。
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。
図5・図6は、本発明の撮像装置の一例であるデジタルカメラ29の概略構成図である。図5は、各部の内部ブロックの構成を示すとともに、デジタルカメラ29に内蔵されたレンズユニット1(変倍光学系11と撮像素子SRとを含む構成)を示している。一方、図6は、デジタルカメラ29の側面を示している。特に、この図6は、レンズユニット1を構成する変倍光学系11の一例を示している。
ここで、変倍光学系11と撮像素子SRとから成る本発明のレンズユニット1について、図1、図5・図6を用いて説明する。図5・図6にて示されるレンズユニット1の一例は、デジタルカメラ29の内部に収容されている。そして、レンズユニット1は、光学プリズムPRや反射ミラーMRを用いて光線を折り曲げるようになっている。
レンズユニット1の変倍光学系11は、撮影対象(物体側)から順に、第1レンズ群GR1、第2レンズ群GR2、第3レンズ群GR3、および第4レンズ群GR4を有している。
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズL1、光学プリズムPR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、この第1レンズ群GR1は、全体として「正」の光学的パワー(屈折力)を有している。なお、パワーは、焦点距離の逆数で定義されている。
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、この第2レンズ群GR2は、全体として「負」の光学的パワーを有している。
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST、第7レンズL7、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レンズL10、第11レンズL11、および第12レンズ12を含んでいる。そして、この第3レンズ群GR3は、全体として「正」の光学的パワーを有している。
第4レンズ群GR4は、物体側から順に、第13レンズL13、第14レンズL14、およびカバーガラスCGを含んでいる。そして、この第4レンズ群GR4は、全体として「正」の光学的パワーを有している。
なお、実施例1のレンズユニット1における撮像素子SRは固定配置されている(不動になっている)。
次に、実施例1の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表1・表2を用いて説明する。
X(H)=C0・H2/{1+√(1−ε・C0 2・H2)}+ΣAj・Hj…(定義式
1)
ただし、定義式1中、
H :光軸AXに対しての垂直方向の高さ
X(H):高さHの位置での光軸AX方向(サグ)の変位量
C0 :近軸曲率(=1/ri)
ε :2次曲面パラメータ
j :非球面の次数、
Aj :j次の非球面係数
である。
《ズーミングについて》
ここで、各レンズ群(GR1〜GR4)の移動について、図1を用いて説明する。通常、ズーミング等(変倍等)のとき、レンズユニット1は、各レンズ群の間隔を光軸AXに沿って変化させる。例えば図1のレンズユニット1は、ズーミングのとき、各レンズ群における一部のレンズ群(第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3)を、物体側へ移動させている。
以上のように、本発明は、複数のレンズ群(GR1〜GR4)から成る変倍光学系11と、この変倍光学系11を経た光を受光する撮像素子SRと、を含むレンズユニット1(実施例1のレンズユニット1)である。そして、これらの複数のレンズ群(GR1〜GR4)は、物体側から像側に向かって、少なくとも、正のパワーを有する第1レンズ群GR1と、負のパワーを有する第2レンズ群GR2と、正のパワーを有する第3レンズ群GR3と、正のパワーを有する第4レンズ群GR4と、を有している。
3<TL3/Y’<8 … 条件式(A)
ただし、
TL3:第3レンズ群GR3の軸上厚み[単位:mm]
Y’ :撮像素子SRの像面における光軸AXからの高さ(最大像高;撮像素子SRにおける受光面(受光部)の対角長の1/2)
である。
なお、通常、撮像素子SRのサイズ(例えば1.8型の撮像素子SR)に応じて、像高(最大像高Y’)が定まっている。
・実施例1のレンズユニット1でのTL3/Y’=5.20(後述の図47参照)
―30<(|X|−|X0|)×1000/{C0×(N’−N)×f3}<−2
… 条件式(B)
ただし、
X :非球面の面形状〔定義式(1)におけるX(H)の値〕
X0 :非球面の参照球面の面形状〔定義式(1)におけるC0・H2/{1+√(1- ε・C0 2・H2)}の値〕
C0 :非球面の参照球面の曲率(近軸曲率)
N :非球面における物体側の媒質の屈折力
N’:非球面における像側の媒質の屈折力
f3:第3レンズ群の焦点距離[単位:mm]
である。
X = 0.279600
X0 = 0.283451
C0 = 0.0835073
N = 1.00000
N’= 1.69350
f3=15.784
=−4.21(後述の図47参照)
また、色収差補正の観点から、本発明のレンズユニット1では、第3レンズ群GR3における最物体側レンズ(実施例1での第7レンズL7)が、像側で隣り合う他のレンズ(第8レンズL8)と接合して、接合レンズ(接合レンズL78と称す)になっていてもよい。
1<TL3M/RS<2 … 条件式(C)
ただし、
TL3M :第3レンズ群GR3に含まれる各レンズ間の空気間隔において最大の空気 間隔[単位:mm]
RS :光学絞りSTの最大絞り径[単位:mm]
である。
・実施例1のTL3M/RS=1.43(後述の図47参照)
1.5<β3t/β3w<3.5 … 条件式(D)
ただし、
β3t:望遠端での第3レンズ群GR3の横倍率
β3w:広角端での第3レンズ群GR3の横倍率
である。
・実施例1のβ3t/β3w=2.28(後述の図47参照)
本発明のレンズユニット1は、上記の実施例1の変倍光学系11を備えるものに限定されない。そこで、説明してきた効果を発揮する他の変倍光学系11(実施例2)を具備したレンズユニット1について説明する。
図7に示す実施例2での変倍光学系11(ひいてはレンズユニット1)は、実施例1同様、撮影対象から順に、第1レンズ群GR1、第2レンズ群GR2、第3レンズ群GR3、および第4レンズ群GR4を有し、「正・負・正・正」の光学的パワー配置になっている。さらに、第4レンズ群GR4に含まれるカバーガラスCGには、撮像素子SRが固定されている。
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズL1、光学プリズムPR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第1レンズL1:物体側凸の負メニスカスレンズ
・第2レンズL2:両側凸の正レンズ
・第3レンズL3:物体側凸の正メニスカスレンズ
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第4レンズL4:物体側凸の負メニスカスレンズ(s10は非球面)
・第5レンズL5:両側凹の負レンズ
・第6レンズL6:両側凸の正レンズ
なお、第5レンズL5と第6レンズL6とは、s12・s13を接合することで接合レンズを構成している。
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST(s15とも表記、第3レンズ群GR3と一体構成)、第7レンズ(最物体側レンズ)L7、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レンズL10、第11レンズL11、および第12レンズL12を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第7レンズL7 :両側凸の正レンズ〔s16(物体側面)は非球面〕
・第8レンズL8 :物体側凹の負メニスカスレンズ
・第9レンズL9 :物体側凸の負メニスカスレンズ
・第10レンズL10:両側凸の正レンズ
・第11レンズL11:物体側凹の負メニスカスレンズ
・第12レンズL12:両側凸の正レンズ
なお、第7レンズL7と第8レンズL8とは、s17・s18を接合することで接合レンズを構成し、第9レンズL9と第10レンズL10とは、s21・s22を接合することで接合レンズを構成している。
第4レンズ群GR4は、物体側から順に、第13レンズL13、第14レンズL14、およびカバーガラスCG(s32・s33を有する2面構成のガラス)を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第13レンズL13:両側凸の正レンズ(s28・s29は非球面)
・第14レンズL14:両側凹の負レンズ
次に、実施例2の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表3・表4を用いて説明する。なお、この表3・表4は、上記の表1・表2と同様の表現になっている。
《《ズーミングについて》》
実施例2の変倍光学系11は、図7に示すように、ズーミングの場合、各レンズ群における少なくとも一部のレンズ群(第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3)を、物体側へ移動させている。そこで、図7は、ズーミングに伴って間隔変動の生じる軸上面間隔(di)のみに番号を付している。具体的には、d8・d14・d27が図示されている。
本発明の実施の形態2について説明する。なお、実施の形態1で用いた部材と同様の機能を有する部材については、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
例えば、第3レンズ群GR3における最像側のレンズ(Li)が非球面を有してもよい。そこで、かかるような変倍光学系11(実施例3〜7)を備えるレンズユニット1について説明する。
《第1レンズ群について》
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズL1、光学プリズムPR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第1レンズL1:物体側凸の負メニスカスレンズ
・第2レンズL2:両側凸の正レンズ
・第3レンズL3:物体側凸の正メニスカスレンズ
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第4レンズL4:両側凹の負レンズ(s10は非球面)
・第5レンズL5:両側凹の負レンズ
・第6レンズL6:両側凸の正レンズ
なお、第5レンズL5と第6レンズL6とは、s12・s13を接合することで接合レンズを構成している。
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST(s15とも表記、第3レンズ群GR3と一体構成)、第7レンズ(最物体側レンズ)L7、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レンズL10、および第11レンズ(最像側レンズ)L11を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第7レンズL7 :両側凸の正レンズ〔s16(物体側面)は非球面〕
・第8レンズL8 :物体側凹の負メニスカスレンズ
・第9レンズL9 :物体側凸の負メニスカスレンズ
・第10レンズL10:物体側凸の正メニスカスレンズ
・第11レンズL11:物体側凸の正メニスカスレンズ(s24・s25は非球面)
なお、第7レンズL7と第8レンズL8とは、s17・s18を接合することで接合レンズを構成しており、第9レンズL9と第10レンズL10とは、s21・s22を接合することで接合レンズを構成している。
第4レンズ群GR4は、物体側から順に、第12レンズL12、およびカバーガラスCG(s28・s29を有する2面構成のガラス)を含んでいる。そして、第12レンズL12は、下記のような特徴を有している。
・第12レンズL12:物体側凸の正レンズ(s26・s27は非球面)
次に、実施例3の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表5・表6を用いて説明する。なお、この表5・表6は、上記の表1・表2と同様の表現になっている。
《《ズーミングについて》》
実施例3の変倍光学系11は、図11に示すように、ズーミングの場合、各レンズ群における少なくとも一部のレンズ群(第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3)を、物体側へ移動させている。そこで、図11は、ズーミングに伴って間隔変動の生じる軸上面間隔(di)のみに番号を付している。具体的には、d8・d14・d25が図示されている。
《第1レンズ群について》
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズL1、光学プリズムPR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第1レンズL1:物体側凸の負メニスカスレンズ
・第2レンズL2:両側凸の正レンズ
・第3レンズL3:両側凸の正レンズ
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第4レンズL4:両側凹の負レンズ(s10は非球面)
・第5レンズL5:両側凹の負レンズ
・第6レンズL6:両側凸の正レンズ
なお、第5レンズL5と第6レンズL6とは、s12・s13を接合することで接合レンズを構成している。
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST(s15とも表記、第3レンズ群GR3と一体構成)、第7レンズ(最物体側レンズ)L7、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レンズL10、および第11レンズ(最像側レンズ)L11を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第7レンズL7 :両側凸の正レンズ〔s16(物体側面)は非球面〕
・第8レンズL8 :物体側凹の負メニスカスレンズ
・第9レンズL9 :物体側凸の負メニスカスレンズ
・第10レンズL10:物体側凸の正メニスカスレンズ
・第11レンズL11:両側凸の正レンズ(s24・s25は非球面)
なお、第7レンズL7と第8レンズL8とは、s17・s18を接合することで接合レンズを構成し、第9レンズL9と第10レンズL10とは、s21・s22を接合することで接合レンズを構成している。
第4レンズ群GR4は、物体側から順に、第12レンズL12、第13レンズL13、およびカバーガラスCG(s30・s31を有する2面構成のガラス)を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第12レンズL12:両側凸の正レンズ(s26・s27は非球面)
・第13レンズL13:両側凹の負レンズ
次に、実施例4の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表7・表8を用いて説明する。なお、この表7・表8は、上記の表1・表2と同様の表現になっている。
《《ズーミングについて》》
実施例4の変倍光学系11は、図15に示すように、ズーミングの場合、各レンズ群における少なくとも一部のレンズ群(第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3)を、物体側へ移動させている。そこで、図15は、ズーミングに伴って間隔変動の生じる軸上面間隔(di)のみに番号を付している。具体的には、d8・d14・d25が図示されている。
《第1レンズ群について》
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズL1、光学プリズムPR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第1レンズL1:物体側凸の負メニスカスレンズ
・第2レンズL2:両側凸の正レンズ
・第3レンズL3:両側凸の正レンズ
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第4レンズL4:両側凹の負レンズ(s10は非球面)
・第5レンズL5:両側凹の負レンズ
・第6レンズL6:両側凸の正レンズ
なお、第5レンズL5と第6レンズL6とは、s12・s13を接合することで接合レンズを構成している。
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST(s15とも表記、第3レンズ群GR3と一体構成)、第7レンズ(最物体側レンズ)L7、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レンズL10、および第11レンズ(最像側レンズ)L11を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第7レンズL7 :両側凸の正レンズ〔s16(物体側面)は非球面〕
・第8レンズL8 :物体側凹の負メニスカスレンズ
・第9レンズL9 :物体側凸の負メニスカスレンズ
・第10レンズL10:物体側凸の正メニスカスレンズ
・第11レンズL11:物体側凸の正メニスカスレンズ(s24・s25は非球面)
なお、第7レンズL7と第8レンズL8とは、s17・s18を接合することで接合レンズを構成し、第9レンズL9と第10レンズL10とは、s21・s22を接合することで接合レンズを構成している。
第4レンズ群GR4は、物体側から順に、第12レンズL12、第13レンズL13、およびカバーガラスCG(s30・s31を有する2面構成のガラス)を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第12レンズL12:両側凸の正レンズ(s26・s27は非球面)
・第13レンズL13:両側凹の負レンズ
次に、実施例5の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表9・表10を用いて説明する。なお、この表9・表10は、上記の表1・表2と同様の表現になっている。
《《ズーミングについて》》
実施例5の変倍光学系11は、図19に示すように、ズーミングの場合、各レンズ群における少なくとも一部のレンズ群(第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3)を、物体側へ移動させている。そこで、図19は、ズーミングに伴って間隔変動の生じる軸上面間隔(di)のみに番号を付している。具体的には、d8・d14・d25が図示されている。
《第1レンズ群について》
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズL1、光学プリズムPR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第1レンズL1:物体側凸の負メニスカスレンズ
・第2レンズL2:両側凸の正レンズ
・第3レンズL3:物体側凸の正メニスカスレンズ
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第4レンズL4:物体側凸の負メニスカスレンズ(s10は非球面)
・第5レンズL5:両側凹の負レンズ
・第6レンズL6:両側凸の正レンズ
なお、第5レンズL5と第6レンズL6とは、s12・s13を接合することで接合レンズを構成している。
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST(s15とも表記、第3レンズ群GR3と一体構成)、第7レンズ(最物体側レンズ)L7、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レンズL10、および第11レンズ(最像側レンズ)L11を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第7レンズL7 :両側凸の正レンズ〔s16(物体側面)は非球面〕
・第8レンズL8 :物体側凹の負メニスカスレンズ
・第9レンズL9 :物体側凸の負メニスカスレンズ
・第10レンズL10:物体側凸の正メニスカスレンズ
・第11レンズL11:物体側凸の正メニスカスレンズ(s24・s25は非球面)
なお、第7レンズL7と第8レンズL8とは、s17・s18を接合することで接合レンズを構成し、第9レンズL9と第10レンズL10とは、s21・s22を接合することで接合レンズを構成している。
第4レンズ群GR4は、物体側から順に、第12レンズL12、第13レンズL13、およびカバーガラスCG(s30・s31を有する2面構成のガラス)を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第12レンズL12:両側凸の正レンズ(s26・s27は非球面)
・第13レンズL13:物体側凹の負メニスカスレンズ
次に、実施例6の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表11・表12を用いて説明する。なお、この表11・表12は、上記の表1・表2と同様の表現になっている。
《《ズーミングについて》》
実施例6の変倍光学系11は、図23に示すように、ズーミングの場合、各レンズ群における少なくとも一部のレンズ群(第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3)を、物体側へ移動させている。そこで、図23は、ズーミングに伴って間隔変動の生じる軸上面間隔(di)のみに番号を付している。具体的には、d8・d14・d25が図示されている。
《第1レンズ群について》
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズL1、光学プリズムPR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第1レンズL1:物体側凸の負メニスカスレンズ
・第2レンズL2:両側凸の正レンズ
・第3レンズL3:物体側凸の正メニスカスレンズ
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第4レンズL4:両側凹の負レンズ(s10は非球面)
・第5レンズL5:両側凹の負レンズ
・第6レンズL6:両側凸の正レンズ
なお、第5レンズL5と第6レンズL6とは、s12・s13を接合することで接合レンズを構成している。
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST(s15とも表記、第3レンズ群GR3と一体構成)、第7レンズ(最物体側レンズ)L7、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レンズL10、および第11レンズ(最像側レンズ)L11を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第7レンズL7 :両側凸の正レンズ〔s16(物体側面)は非球面〕
・第8レンズL8 :物体側凹の負メニスカスレンズ
・第9レンズL9 :両側凸の正レンズ
・第10レンズL10:両側凹の負レンズ
・第11レンズL11:物体側凹の負メニスカスレンズ(s24・s25は非球面)
なお、第7レンズL7と第8レンズL8とは、s17・s18を接合することで接合レンズを構成し、第9レンズL9と第10レンズL10とは、s21・s22を接合することで接合レンズを構成している。
第4レンズ群GR4は、物体側から順に、第12レンズL12、およびカバーガラスCG(s28・s29を有する2面構成のガラス)を含んでいる。そして、第12レンズL12は、下記のような特徴を有している。
・第12レンズL12:物体側凸の正メニスカスレンズ(s26・s27は非球面)
次に、実施例7の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表13・表14を用いて説明する。なお、この表13・表14は、上記の表1・表2と同様の表現になっている。
《《ズーミングについて》》
実施例7の変倍光学系11は、図27に示すように、ズーミングの場合、各レンズ群における少なくとも一部のレンズ群を移動させている。具体的には、第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3は物体側に移動する(ただし、第2レンズ群GR2は物体側へ進んだ後に像側へUターン移動する)。そこで、図27は、ズーミングに伴って間隔変動の生じる軸上面間隔(di)のみに番号を付している。具体的には、d8・d14・d25が図示されている。
実施例3〜7の変倍光学系11を備えたレンズユニット1は、第3レンズ群GR3における最像側のレンズ(Li)が非球面を有している点以外、実施の形態1と類似した構成といえる。したがって、このようなレンズユニット1が、実施の形態1で説明した作用効果を奏じることはいうまでもない。
本発明の実施の形態3について説明する。なお、実施の形態1・2で用いた部材と同様の機能を有する部材については、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
例えば、第4レンズ群GR4が可動なズーミングを行うレンズユニット1であってもよい。そこで、かかるような変倍光学系11(実施例8〜10)を備えるレンズユニット1について説明する。
《第1レンズ群について》
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズL1、光学プリズムPR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第1レンズL1:物体側凸の負メニスカスレンズ
・第2レンズL2:両側凸の正レンズ
・第3レンズL3:両側凸の正レンズ
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第4レンズL4:両側凹の負レンズ(s9は非球面)
・第5レンズL5:両側凹の負レンズ
・第6レンズL6:両側凸の正レンズ
なお、第5レンズL5と第6レンズL6とは、s12・s13を接合することで接合レンズを構成している。
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST(s15とも表記、第3レンズ群GR3と一体構成)、第7レンズ(最物体側レンズ)L7、第8レンズL8、第9レンズL9、および第10レンズL10を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第7レンズL7 :両側凸の正レンズ〔s16(物体側面)は非球面〕
・第8レンズL8 :物体側凹の負メニスカスレンズ
・第9レンズL9 :両側凸の正レンズ(s20は非球面)
・第10レンズL10:物体側凹の負メニスカスレンズ
なお、第7レンズL7と第8レンズL8とは、s17・s18を接合することで接合レンズを構成し、第9レンズL9と第10レンズL10とは、s21・s22を接合することで接合レンズを構成している。
第4レンズ群GR4は、物体側から順に、第11レンズL11、および第12レンズL12を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第11レンズL11:物体側凹の負メニスカスレンズ
・第12レンズL12:両側凸の正レンズ(s26・s27は非球面)
なお、撮像素子ユニットSU5のカバーガラスCGは、撮像素子SRの受光面を保護する2面(s28・s29)構成のガラスである。
次に、実施例8の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表15・表16を用いて説明する。なお、この表15・表16は、上記の表1・表2と同様の表現になっている。
《《ズーミングについて》》
実施例8の変倍光学系11は、図31に示すように、ズーミングの場合、各レンズ群における一部のレンズ群(第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3)を物体側へ移動させる一方、残りのレンズ群(第4レンズ群GR4)を像側へ移動させている。そこで、図31は、ズーミングに伴って間隔変動の生じる軸上面間隔(di)のみに番号を付している。具体的には、d8・d14・d23・d27が図示されている。
《第1レンズ群について》
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズL1、光学プリズムPR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第1レンズL1:物体側凸の負メニスカスレンズ
・第2レンズL2:両側凸の正レンズ
・第3レンズL3:両側凸の正レンズ
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第4レンズL4:両側凹の負レンズ(s9は非球面)
・第5レンズL5:両側凹の負レンズ
・第6レンズL6:両側凸の正レンズ
なお、第5レンズL5と第6レンズL6とは、s12・s13を接合することで接合レンズを構成している。
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST(s15とも表記、第3レンズ群GR3と一体構成)、第7レンズ(最物体側レンズ)L7、第8レンズL8、第9レンズL9、および第10レンズL10を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第7レンズL7 :両側凸の正レンズ〔s16(物体側面)は非球面〕
・第8レンズL8 :物体側凹の負メニスカスレンズ
・第9レンズL9 :両側凸の正レンズ(s20は非球面)
・第10レンズL10:物体側凹の負メニスカスレンズ
なお、第7レンズL7と第8レンズL8とは、s17・s18を接合することで接合レンズを構成し、第9レンズL9と第10レンズL10とは、s21・s22を接合することで接合レンズを構成している。
第4レンズ群GR4は、第11レンズL11のみから構成されている。そして、この第11レンズL11は、下記のような特徴を有している。
・第11レンズL11:両側凸の正レンズ(s24・s25は非球面)
なお、撮像素子ユニットSU5のカバーガラスCGは、撮像素子SRの受光面を保護する2面(s26・s27)構成のガラスである。
次に、実施例9の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表17・表18を用いて説明する。なお、この表17・表18は、上記の表1・表2と同様の表現になっている。
《《ズーミングについて》》
実施例9の変倍光学系11は、図35に示すように、ズーミングの場合、各レンズ群における一部のレンズ群(第1レンズ群GR1〜第3レンズ群GR3)を物体側へ移動させる一方、残りのレンズ群(第4レンズ群GR4)を像側へ移動させている。そこで、図35は、ズーミングに伴って間隔変動の生じる軸上面間隔(di)のみに番号を付している。具体的には、d8・d14・d23・d25が図示されている。
《第1レンズ群について》
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズL1、光学プリズムPR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第1レンズL1:物体側凸の負メニスカスレンズ
・第2レンズL2:両側凸の正レンズ
・第3レンズL3:両側凸の正レンズ
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第4レンズL4:両側凹の負レンズ(s9は非球面)
・第5レンズL5:両側凹の負レンズ
・第6レンズL6:両側凸の正レンズ
なお、第5レンズL5と第6レンズL6とは、s12・s13を接合することで接合レンズを構成している。
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST(s15とも表記、第3レンズ群GR3と一体構成)、第7レンズ(最物体側レンズ)L7、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レンズL10、および第11レンズL11を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第7レンズL7 :両側凸の正レンズ〔s16(物体側面)は非球面〕
・第8レンズL8 :物体側凹の負メニスカスレンズ
・第9レンズL9 :両側凸の正レンズ(s20は非球面)
・第10レンズL10:両側凸の正レンズ
・第11レンズL11:物体凹の負メニスカスレンズ
なお、第7レンズL7と第8レンズL8とは、s17・s18を接合することで接合レンズを構成し、第10レンズL10と第11レンズL11とは、s23・s24を接合することで接合レンズを構成している。
第4レンズ群GR4は、第12レンズL12のみから構成されている。そして、この第12レンズL12は、下記のような特徴を有している。
・第12レンズL12:物体側凸の正メニスカスレンズ(s26は非球面)
なお、撮像素子ユニットSU5のカバーガラスCGは、撮像素子SRの受光面を保護する2面(s28・s29)構成のガラスである。
次に、実施例10の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表19・表20を用いて説明する。なお、この表19・表20は、上記の表1・表2と同様の表現になっている。
《《ズーミングについて》》
実施例10の変倍光学系11は、図39に示すように、ズーミングの場合、全てのレンズ群(第1レンズ群GR1〜第4レンズ群GR4)を物体側へ移動させている(ただし、第4レンズ群GR4は物体側へ進んだ後に像側へUターン移動する)。そこで、図39は、ズーミングに伴って間隔変動の生じる軸上面間隔(di)のみに番号を付している。具体的には、d8・d14・d25・d27が図示されている。
実施例8〜10の変倍光学系11を備えたレンズユニット1は、第4レンズ群GR4が可動するズーミングを行う点で、実施の形態1・2のレンズユニット1と異なっている。しかしながら、その他は実施の形態1と類似した構成といえる。したがって、このようなレンズユニット1が、上記してきた実施の形態での特徴に対応する作用効果を奏じることはいうまでもない。
本発明の実施の形態4について説明する。なお、実施の形態1〜3で用いた部材と同様の機能を有する部材については、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
本発明のレンズユニット1は、光軸AXを折り曲げ可能な変倍光学系を備えてもよいし(すなわち屈曲光学系であってもよいし;図5・図6参照)、一列に並ぶストレート型の変倍光学系11を備えていてもよい。ただし、光軸AXを折り曲げる部材は、反射ミラーMRに限定されるものではない。
《第1レンズ群について》
第1レンズ群GR1は、物体側から順に、第1レンズL1、光学プリズム(第1光学プリズム)PR、第2レンズL2、および第3レンズL3を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第1レンズL1:物体側凸の負メニスカスレンズ
・第2レンズL2:両側凸の正レンズ
・第3レンズL3:物体側凸の正メニスカスレンズ
第2レンズ群GR2は、物体側から順に、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第4レンズL4:物体側凸の負メニスカスレンズ(s10は非球面)
・第5レンズL5:両側凹の負レンズ
・第6レンズL6:両側凸の正レンズ
なお、第5レンズL5と第6レンズL6とは、s12・s13を接合することで接合レンズを構成している。
第3レンズ群GR3は、物体側から順に、光学絞りST(s15とも表記、第3レンズ群GR3と一体構成)、第7レンズ(最物体側レンズ)L7、光学プリズム(第2光学プリズム)PR’、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レンズL10、および第11レンズ(最像側レンズ)L11を含んでいる。そして、各レンズ(光学プリズムPR’を含む)は、下記のような特徴を有している。
・第7レンズL7 :物体側凸の平凸レンズ〔s16(物体側面)は非球面〕
・光学プリズムPR’;例えば第1光学プリズムPRと同様な光学プリズム
・第8レンズL8 :両側凸の正レンズ
・第9レンズL9 :両側凹の負レンズ
・第10レンズL10:両側凹の負レンズ
・第11レンズL11:物体凸の正メニスカスレンズ(s26・s27は非球面)
なお、第7レンズL7と光学プリズムPR’とは、s17・s18を介して接合している。また、第8レンズL8と第9レンズL9とは、s21・s22を接合することで接合レンズを構成している。
第4レンズ群GR4は、第12レンズL12、および第13レンズL13を含んでいる。そして、各レンズは、下記のような特徴を有している。
・第12レンズL12:両側凸の正レンズ(s28・s29は非球面)
・第13レンズL13:物体側凹の負メニスカスレンズ
なお、撮像素子ユニットSU5のカバーガラスCGは、撮像素子SRの受光面を保護する2面(s32・s33)構成のガラスである。
次に、実施例11の変倍光学系11のコンストラクションデータについて、表21・表22を用いて説明する。なお、この表21・表22は、上記の表1・表2と同様の表現になっている。
《《ズーミングについて》》
実施例11の変倍光学系11は、図43に示すように、ズーミングの場合、各レンズ群における少なくとも一部のレンズ群を移動させている。具体的には、第1レンズ群GR1〜第4レンズ群GR4(すなわち全てのレンズ群)が物体側に移動する(ただし、第2レンズ群GR2は物体側へ進んだ後に像側へUターン移動する)。そこで、図43は、ズーミングに伴って間隔変動の生じる軸上面間隔(di)のみに番号を付している。具体的には、d8・d14・d27・d31が図示されている。
実施例11の変倍光学系11を備えたレンズユニット1は、第3レンズ群GR3に光学プリズムPR’を含む点で、他の実施の形態とは異なっている。しかしながら、本実施の形態の変倍光学系11(ひいてはレンズユニット1)は、実施の形態1の特徴(ただし、第3レンズ群GR3に複数の接合レンズはない)、さらには実施の形態2の特徴(第3レンズ群GR3の最像側レンズに非球面がある点等)を包含している。したがって、本実施の形態のレンズユニット1は、上記してきた実施の形態での特徴に対応する作用効果を奏じる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。例えば、本発明のレンズユニット1におけるズーム比(変倍比)は、特に限定されるものではないが、下記の条件式(E)〔条件式(4)〕を満たすことが好ましい。
4.7<ft/fw
ただし、
ft : 望遠端での変倍光学系全体の焦点距離
fw : 広角端での変倍光学系全体の焦点距離
である。
11 変倍光学系
29 デジタルカメラ(撮像装置)
GRi レンズ群
GR1 第1レンズ群
GR2 第2レンズ群
GR3 第3レンズ群
GR4 第4レンズ群
SU 撮像素子ユニット
Li レンズ
si 面
SR 撮像素子
PR 光学プリズム
PR’ 光学プリズム
ST 光学絞り
CG カバーガラス
AX 光軸
TL3 第3レンズ群の軸上厚み
Y’ 撮像素子の像面における光軸からの高さ(最大像高)
TL3M 第3レンズ群に含まれる各レンズ間の空気間隔において最大の空気間隔
RS 光学絞りの最大絞り径
β3t 望遠端での第3レンズ群の横倍率
β3w 広角端での第3レンズ群の横倍率
ft 望遠端での変倍光学系全体の焦点距離
fw 広角端での変倍光学系全体の焦点距離
Claims (14)
- 複数のレンズ群から成る変倍光学系と、この変倍光学系を経た光を受光する撮像素子と、を含むレンズユニットであって、
上記の複数のレンズ群は、物体側から像側に向かって、少なくとも、
正のパワーを有する第1レンズ群と、
負のパワーを有する第2レンズ群と、
正のパワーを有する第3レンズ群と、
正のパワーを有する第4レンズ群と、
を有しており、
広角端から望遠端までの変倍のとき、
少なくとも第1レンズ群が像側から物体側へ移動し、各レンズ群間の少なくとも1つの間隔が変化し、
さらに、以下の条件式(1)が満たされていることを特徴とするレンズユニット;
3<TL3/Y’<8 … 条件式(1)
ただし、
TL3:第3レンズ群の軸上厚み
Y’ :撮像素子の像面における光軸からの高さ
である。 - 上記第3レンズ群に含まれ、最も物体側に位置する最物体側レンズの物体側のレンズ面が、非球面になっていることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
- 第3レンズ群における上記の最物体側レンズが、像側で隣り合う他のレンズと接合して、接合レンズになっていることを特徴とする請求項2に記載のレンズユニット。
- 第3レンズ群では、上記接合レンズよりも像側に、別の接合レンズが位置していることを特徴とする請求項3に記載のレンズユニット。
- 上記第3レンズ群に含まれ、最も像側に位置する最像側レンズのレンズ面のうち、少なくとも1つのレンズ面が、非球面になっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のレンズユニット。
- 上記第3レンズ群には、光軸変更素子が含まれていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のレンズユニット。
- 物体側から入射してくる光を、一部遮光する光学絞りが備えられており、以下の条件式(2)を満たすことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のレンズユニット;
1<TL3M/RS<2 … 条件式(2)
ただし、
TL3M :第3レンズ群に含まれる各レンズ間の空気間隔において最大の空気間隔
RS :光学絞りの最大絞り径
である。 - 以下の条件式(3)を満たすことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のレンズユニット;
1.5<(β3t/β3w)<3.5 … 条件式(3)
ただし、
β3t:望遠端での第3レンズ群の横倍率
β3w:広角端での第3レンズ群の横倍率
である。 - 変倍のために、上記の第1レンズ群と第3レンズ群とが移動するとき、
第1レンズ群と第3レンズ群との群間距離が、不変になっていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のレンズユニット。 - 上記の第1レンズ群と第3レンズ群とが、連結状態になっていることを特徴とする請求項9に記載のレンズユニット。
- 変倍のときに、
上記第4レンズ群が不動になっていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のレンズユニット。 - 上記第1レンズ群には、光軸変更素子が含まれていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のレンズユニット。
- 以下の条件式(4)を満たすことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のレンズユニット;
4.7<ft/fw … 条件式(4)
ただし、
ft : 望遠端での変倍光学系全体の焦点距離
fw : 広角端での変倍光学系全体の焦点距離
である。 - 請求項1〜13のいずれか1項に記載のレンズユニットを備えることを特徴とする撮像装置。
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