JP2007040083A

JP2007040083A - ブロック積み用自在傾斜足場

Info

Publication number: JP2007040083A
Application number: JP2005252571A
Authority: JP
Inventors: Keiji Miyake; 敬二三宅
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2005-08-03
Filing date: 2005-08-03
Publication date: 2007-02-15

Abstract

【課題】ブロック積み工事において、コンクリート打設時にアンカーを埋め込むという軽微な作業工程のみで、簡便に形成できるブロック積み用の自在傾斜足場を提供する。
【解決手段】ブロック積み表面に、直接取り付けられる自在傾斜足場であり、ブロック積み施工時、胴込みコンクリート内に埋め込まれた板セパアンカー６の先端露出部に、Y型足場支持具１の板セパレーターアンカーと支持具連結部２を差し込んで緊結具により緊結固定し、Y型足場支持具１の足場受けバー３に足場をのせて自在傾斜足場を構成する。又このY型足場支持具１上端の穴7a,7bに形枠用引っ掛け金具を取り付けて、形枠用としても利用できる構造としている。
【選択図】図２

Description

技術分分野

本発明は、ブロック積み工事に用いる、仮設足場に関するものである。

従来は、施工中のブロック積み前面に、単管パイプ等で、足場を形成する方法。又は、水抜きパイプ穴に、横ばり木等を差し込んで、形成する方法等で、施工されている。

発明が解決しようとする課題

従来技術には次のような欠点があった。
施工、工事面の前面に足場を組み立てるので、作業用機械の、作業スペースが狭くなる。その上、組み立てた足場の間隙からの、資材搬入が非常に困難となる。水抜きパイプ穴を利用する方法は、そのパイプ間隔が大きい為、足場には不適な上、その性質上、手前方向に下がっているので、足場に荷重が加われば、引き抜ける方向に働く為、危険な状態となる。
本発明は、これらの危険作業から、労働者の作業安全の確保を、提供することを目的とするものである。

課題を解決する為の手段

そして、上記した目的を解決する為の本発明は、ブロック積み面に、直接取り付けられる、自在型の傾斜足場であって、従来の、型枠用傾斜足場の形状を、Ｙ型にして、その先端Ｖ型の左右両側に、あらかじめブロック積み内に埋め込まれた、板セパアンカーの板、先端部を緊結することにより、形成される。従来方法の、パイプ足場の建て地がないので、資材搬入の妨げにもならない。又、設置間隔も、アンカー埋め込み間隔で、自在に調整可能である。その上、支持具先端のＶ型の両側２点を、その板セパアンカーと固定する為、従来の型枠用傾斜足場にみられる１点支持の不安定さが解消される。又、Ｖ型交差部に、下方向のずれ止め凸部を設けているので、より安定した足場形成となる。

発明実施の形態

以下、本発明の実施について説明する。
本実施例の傾斜足場は、ブロック積み面に、直接装着し設置するものであり、図２に示すように、あらかじめ、ブロック積み胴込みコンクリート内に、埋め込んだ、板セパアンカー（６）に、その板セパアンカー、先端露出部に、（１）のＹ型支持具の（２）部分を差し込んで、ボールトナットナット、Ｕ型クリップ等で、緊結固定する構造としている。この（６）の板セパアンカーは、板セパレーター２枚を一組として、根元部は、一本の鉄筋に直角フックをつけた形状としている。又、この板セパレーターを、緊結する部分（２）は、等辺形鋼抱き合わせ部に（６）の挿通を可能とする間隔を設けている。（５）のずれ止め凸部は、間知ブロック積みの、谷底Ｖ字部に密着し、足場器具が下方向に下がるのを、防ぐ構造としている。
又、このＹ型支持具上端の穴（７ａ）（７ｂ）に、形枠用引っ掛け金具を取り付けて、形枠用としても利用できる構造としている。さらに、引っ掛け金具の形状を、平鋼等にして、既設壁用としても利用できる構造としている。

発明の効果

本発明は、そのような構造から、ブロック積みの、コンクリート打設時に、アンカーを埋め込むという、軽微な作業工程のみで、困難視、危険視されていた、ブロック積み用の仮設足場が、簡単に形成可能となる。
又、Ｙ型のＶ字部両側２点を支持するので、足場器具下部、及び足場板受けバー端部の、左右方向のぶれがなくなり、安定性、安全性が向上する。このことは、従来の形枠用の傾斜足場の一大欠点が、解消されることとなり、労働安全上多大な効果が生まれる。

本発明の、実施例の正面図である。本発明の器具の斜視図と、アンカー緊結部の断面図である。

符号の説明

１、Ｙ型足場支持具
２、板セパレーターアンカーと支持具緊結部
３、足場板受けバー
４、角度調整支柱
５、ずれ止め凸部
６、板セパレーターアンカー
７ａ、引っ掛け金具用穴
７ｂ、引っ掛け金具用穴

Claims

ブロック積み工事において、直接そのブロック表面に取り付けられる、自在傾斜足場であって、（１）のＹ型足場支持具、上端のＶ型底部に、（５）ずれ止め凸部を設け、両側に（６）の板セパレーターが挿通する（２）部分を設け、この部分を緊結することにより構成される、自在傾斜足場である。
Ｙ型足場支持具（１）上端部、（７ａ）（７ｂ）穴に形枠用引っ掛け金具を、取り付けて型枠用として使用する、請求項１の自在傾斜足場。
Ｙ型足場支持具（１）の上端部、（７ａ）（７ｂ）の穴に、壁用引っ掛け金具を、取り付けて既設壁用として、使用する請求項１の自在傾斜足場。
（１）のＹ型足場支持具を、緊結、固定する為、あらかじめ、ブロック積み内に埋め込まれた、２枚一組の（６）の板セパレーターアンカー。