JP2007039196A - 給紙装置及び画像形成システム - Google Patents

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健二 加藤
Kazumichi Yamauchi
一道 山内
Akira Okamoto
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Abstract

【課題】 トレイを昇降させないものにも使用でき、構造が簡単で、空気を吹き付けたときの用紙のばたつきを確実に検知することで、給紙ミス等を防止することができる給紙装置および画像形成システムの提供を目的としている。
【解決手段】 積載された用紙Pの束の上部端面に位置し、それぞれが対向するように配置された複数の排風口31と、排風口31に空気を送る送風手段32と、排風口31から吹き付けられた空気によって生じる、用紙Pの束上部のばたつき量を検知するばたつき検知手段33と、ばたつき検知手段33が検知したばたつき量を基に、送風手段32の駆動を制御する、ばたつき制御手段42と、を有することを特徴としている。
【選択図】図2

Description

本発明は、用紙束の側端部に空気を吹き付けて用紙を捌く給紙装置に関し、空気を吹き付けたときの用紙のばたつきによる給紙ミス等を防止することができる給紙装置および画像形成システムに関する。
複写機等の画像形成装置において、用紙として上質紙を使用する場合、上質紙は分離性が良いため、給紙装置に積載した場合でも用紙同士が吸着することがなく、複数枚の用紙が同時に給紙されてしまう重送の発生が比較的少なかった。また、たとえ重送したとしても、給紙手段より搬送経路の下流に設けられた分離手段によって、一番上の1枚と2枚目以降の用紙との分離が容易で、重送したまま画像形成装置内へ搬送されることは少ない。
一方、光沢紙・アート紙・コート紙といった用紙は表面が平滑で、用紙同士が密着しやすいため、上質紙に比べて重送が発生しやすい。また、分離手段でも充分な分離はできない。給紙装置に積載するときに手で用紙を捌いて紙間に空気を入れたとしても、短時間で紙間の空気が抜けてしまうため、給紙の時には用紙同士が密着した状態に戻ってしまう。
このような問題を解決するために、用紙の上部端面に排風口を設け、ガイド部内部に設けた送風手段から送られてきた空気を積載された用紙の上部へ吹き付ける給紙装置がある。これによって積載された用紙の紙間に空気を送り込むことができるので、重送を防止することが可能となる。
上記のような給紙装置の場合、排風口から吹き付けられる空気によって用紙の上部が排風口よりも上に浮き上がってしまうと、紙間に空気を送り込まれず、結果として重送防止の効果が充分に発揮できないことになる。また、排風口から吹き付けられる空気によって用紙がばたつくのだが、このばたつきが大きくなると、給紙手段が用紙の給紙に失敗するノーフィードや、斜め給紙といった問題が発生することがある。
用紙の給紙を確実に行うものとしては、空気を吹き付けたときの、用紙の浮き上がり高さをセンサによって検知し、検知した値が最適分離状態値と等しくなるように、用紙が積載されたトレイを上昇又は下降させるもの(例えば特許文献1を参照)や、排風口にスリットを有するシャッターを設け、該シャッターを上下に移動させて吹き付け位置を動かすことで確実に捌くようにしたもの(例えば特許文献2を参照)や、用紙の搬送方向の前方に排風口を設け、用紙の後端に用紙のばたつきを検知するばたつき検知手段を配置してあり、用紙のばたつきがあると判断した場合に、風量の制御を行うもの(例えば特許文献3を参照)などがある。
特開平5−8903(図4、図5) 特開2004−131291(図3、段落31〜36) 特開平11−11718(図1、段落40)
しかし、特許文献1は用紙束のトレイを上昇・下降させることで給紙を確実に行うものであるため、トレイを昇降させるものにしか使用できない。特許文献2はシャッターを上下することで用紙を捌くものであり、構造が複雑になる。
特許文献3は、先端から空気を吹き付け後端でばたつきを検知するので、効率が悪く、正確なばたつき量が検知できないことがある。また、排風口から吹き付ける空気の量をバルブによって変えているため、用紙のばたつきを検知してから実際にばたつきが抑えられるまでのタイムラグが大きくなる。
そこで本発明は、トレイを昇降させないものにも使用でき、構造が簡単で、空気を吹き付けたときの用紙のばたつきを確実に検知することで、給紙ミス等を防止することができる給紙装置および、該給紙装置と該給紙装置から給紙された用紙に画像を形成する画像形成装置からなる画像形成システムの提供を目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の給紙装置は、積載された用紙束の上部端面に位置し、それぞれが対向するように配置された複数の排風口と、該排風口に空気を送る送風手段と、前記排風口から吹き付けられた空気によって生じる、前記用紙束上部のばたつき量を検知するばたつき検知手段と、該ばたつき検知手段が検知したばたつき量を基に、前記送風手段の駆動を制御する、ばたつき制御手段と、を有することを特徴としている。
また、前記ばたつき制御手段は、前記排風口を通る空気の単位時間の流量を変えるように前記送風手段の駆動を制御することとすることもできる。
さらに、前記ばたつき検知手段は、用紙束の上方に設けられていることとしたり、前記ばたつき検知手段は、前記排風口の近傍に設けられていることとしたり、前記ばたつき検知手段は、それぞれが対向するように配置された前記排風口の中間に設けられている構成とすることもできる。
さらに、前記ばたつき制御手段は、前記排風口から空気を吹き付ける前のばたつき量と、吹き付けている時のばたつき量とを用いて前記送風手段を制御することとしたり、前記ばたつき制御手段は、前記排風口から空気を吹き付ける前のばたつき量と、吹き付けている時のばたつき量との差が一定値を超えたら単位時間の空気の流量を減らし、空気を吹き付ける前のばたつき量と吹き付けている時のばたつき量が等しい時は、単位時間の空気の流量を増やすように、前記送風手段を制御することとしたり、前記ばたつき検知手段は、超音波センサである構成としたり、前記給紙装置は、前記用紙を給紙する給紙手段を有し、前記排風口は、前記給紙手段が前記用紙を給紙する方向に対して直交するように配置されている構成とすることもできる。
また、本発明の画像形成システムは、前記給紙装置と、該給紙装置により給紙された用紙に画像を形成する画像形成装置と、を有することを特徴としている。
本発明の給紙装置によれば、ばたつき検知手段が検知した用紙のばたつき量を基にして、ばたつき制御手段が送風手段の駆動を制御することで、トレイが昇降しないものにも使用でき、簡単な構造で用紙のばたつきが抑えられ、給紙ミス等を防止することができる。また、送風手段の駆動を制御するため、タイムラグが小さくなる。
ばたつき検知手段が用紙束の上方にあることで、用紙束のばたつき量が正確に検知できる。
ばたつき制御手段が、排風口から空気を吹き付ける前と後の用紙のばたつき量を基に送風手段の制御を行うことで、さまざまな種類の用紙に対応することができる。
本発明の画像形成システムによれば、ばたつき検知手段が検知した用紙のばたつき量を基にして、ばたつき制御手段が送風手段の駆動を制御することで、ノーフィードや斜め給紙を防止して確実な給紙が可能となる。
次に本発明の給紙装置を、図面を基に説明する。図1は本発明の給紙装置と、給紙装置が接続された画像形成装置の構成を示す図である。この画像形成装置100は、モノクロのディジタル複写機であり、画像読取部、図示しない画像処理部、画像形成部、給紙部、定着装置180、及び排紙部を備えて構成されている。
画像形成装置100の上部には原稿載置板101が設けられ、複写する原稿Dがその上に載置される。画像読取部は原稿Dを照射する露光ランプ110と、露光ランプ110と一体に移動するミラー111、このミラー111の移動距離の半分を移動するルーフミラー112,113と、結像レンズ114及びCCD115から構成されている。画像読取部では、露光ランプ110が移動しながら原稿Dを照射することによりその画像データを読み取り、その反射光が二枚のルーフミラー112,113および結像レンズ114によって導かれてCCD115上に結像する。
画像形成部は表面に潜像が形成されるドラム状の感光体102を中央に有しており、感光体102の外周面に沿って動作順に、この感光体102の表面をほぼ一様に帯電する帯電装置103と、感光体102の表面上に静電潜像の書き込みを行う露光部と、感光体102の表面に形成された潜像にトナーを転移させてトナー画像を形成する現像装置104と、感光体102が担持するトナー像を用紙Pに転写し、用紙Pを感光体から分離する転写分離装置105、及び転写後の感光体102の表面を清掃するクリーニング装置106が配設されている。
画像形成を行うにあたり、まず、帯電装置103がコロナ放電により、感光体102上に所定の表面電荷を付与する。CCD115で読み取られた画像データは画像処理部でA/D変換等の必要な処理が行われた後、露光部に搬送される。ディジタル化した画像データは露光部でレーザ光に重畳され、ポリゴンミラー116により走査される。走査されたレーザ光はルーフミラー117,118により反射され、fθレンズ119、シリンドリカルレンズ120、角度調整ミラー121を介して感光体102の表面を露光する。
感光体102上に付与された所定の表面電荷は、レーザ光の照射により露光部分の電荷が露光量に応じて減じられ、結果として画像情報データに応じた静電潜像が感光体102上に形成される。静電潜像は、現像装置104から供給された現像剤トナーにより可視化されてトナー画像となる。
画像形成装置100の下方部には給紙ユニット140,150,160からなる給紙部が配置されている。給紙ユニット140,150,160は、上下方向に重なるように配置されており、給紙ユニット140,150,160には異なるサイズの用紙Pが収納されている。または、上質紙や光沢紙というぐあいに、異なる種類の用紙Pを収納してもよい。
操作者が図示しない操作部から画像印刷指令を入力した場合、画像形成装置100が最適なサイズの用紙Pが収納された給紙ユニット140,150,160を選択する。又は、操作者が操作部から明示的に給紙ユニットを指定すれば、画像形成装置100は、その給紙ユニットを選択する。
例えば、画像形成装置100によって、給紙ユニット140内に収納された用紙Pが選択されたとすると、給紙手段141が最上部の用紙Pを摩擦力により給紙し、フィードローラ143と分離手段142が最上部の1枚のみを搬送路170に送り出すことになる。
用紙Pは搬送路170上を感光体102方向に搬送され、レジストローラ172で一旦停止させられ、斜行を矯正される。レジストローラ172で斜行が矯正された後、トナー画像とのタイミングが図られて、感光体102と転写分離装置105の間に送られる。転写分離装置105では感光体102の表面に形成されたトナー画像が用紙Pに転写されて、感光体102の表面から分離される。その後、用紙Pの搬送装置173によって定着装置180に搬送され、定着処理される。
定着装置180は加熱ローラ181と加圧ローラ182とを備えており、用紙P上の未定着トナーを加熱ローラ181と加圧ローラ182のニップに挟みこんで溶融圧着し、安定したトナー画像を用紙P上に形成する。定着が完了した用紙Pは排紙案内ローラ174により案内されて排紙トレイ175上に載置される。
画像形成装置100の中央部側面には機外から搬送路170に連通する給紙路171が設けられている。この給紙路171は外部に設けられた大容量の給紙装置10から又は手差しで給紙が可能なように設けられたものである。通常は給紙装置10が画像形成装置100に接続されたとき、給紙装置10の排紙口17と給紙路171の給紙口が同じ高さになるように形成されている。
給紙装置10には図示しない駆動手段によって上下に平行移動するトレイ11が設けられ、トレイ11には大量の用紙Pが積層載置される。給紙装置10の上部であって、トレイ11の上方には給紙機構としての給紙手段14と分離手段15が設けられている。給紙手段14はトレイ11に積層載置された用紙Pの最上面に当接し、摩擦力により用紙Pをトレイ11から送出するものであり、用紙Pの送出方向下流側に位置する分離手段15は給紙手段14によって送り出された用紙Pが2枚以上であった場合は一番上の用紙Pのみを搬送し、他の用紙Pをトレイ11側に押し戻す役割を果たす。
分離手段15によって搬送された用紙Pは搬送ローラ対16にガイドされて排紙口17から画像形成装置100へ送り込まれる。なお、給紙装置10は頂上部が開口しており、給紙装置10にはこの開口部を開閉するカバー25が設けられている。用紙Pを給紙装置10に補給する場合はこのカバー25を開けて、頂上部からトレイ11上に載置できるように構成されている。
図2は、給紙装置10のハウジング及びカバー25を取り外した状態を示す斜視図である。用紙Pは、図1で示したトレイ11上に載置され、支持されている。載置された用紙Pのうち、矢印Bで示した給紙方向の先端部には給紙手段14が配置され、給紙可能時には最上層に位置する用紙Pに所定の圧力で当接している。この給紙手段14が矢印Aで示す方向に回転すると一番上の用紙P1が給紙方向へ送り出され、給紙手段14の下流側に隣接する分離手段15を構成する下ローラ15aと上ローラ15bに挟持される。
下ローラ15aは、その回転駆動軸にトルクリミッタを有し、上ローラ15bの回転に従って下ローラ15aに所定のトルク以上のトルクが掛かると上ローラ15bに従動するが、それ以下のトルクの場合には駆動源により上ローラ15bと同一方向に回転するように構成されている。
給紙手段14の回転により、最上部の用紙P1に引きずられて、その下に位置する数枚の用紙Pが送り出される重送が発生すると、用紙間の比較的小さな摩擦力のため、上ローラ15bの回転トルクが下ローラ15aに十分に伝達されず、その結果、下ローラ15aは自らの駆動源によって上ローラ15bと同方向に回転して2枚目以下の用紙Pを給紙方向とは反対方向に押し戻す。そして、用紙Pが1枚だけになるとトルクリミッタが働いて上ローラ15bに従動回転し、最上部の一枚だけを給紙することができる。
用紙Pの幅方向、すなわち用紙Pの給紙方向(矢印B方向)と交差する方向には、載置された用紙Pを挟んで対向する位置に一対のガイド部30が配置されており、給紙方向と交差する方向に移動可能に支持されている。このガイド部30は用紙Pが載置された後、その側面に軽く接するように配置され、用紙Pの幅方向へのズレを防止する。
左右のガイド部30には、それぞれ上部に排風口31が設けられている。これはガイド部30の内部に設けられた送風手段32によって送りこまれた空気を、用紙Pの給紙方向の左右側端部の上端部に吹き付けるためのものである。
送風手段32はファンであり、空気を送る送風口32aを排風口31へ向けた状態で配置されている。送風手段32が送る空気は、図示しない送風路を通り、排風口31へ送られる。その後、空気は排風口31から最上部にある用紙P1及びその下に積載されている用紙Pの数枚に吹き付けられる。
2つの排風口31のうちの一方の排風口31の近傍であって、用紙Pの上方には、ばたつき検知手段33が設けられている。ばたつき検知手段33は超音波センサである。超音波センサは、超音波を発信した時の強度と受信した時の強度との比を求めることでばたつき量を知ることができる。超音波の反射強度は、紙間に含まれる空気層の厚さによって変わる。従って、空気層が厚ければばたつき量が大きく、薄ければばたつき量が小さいと判断することができる。ばたつき検知手段としてはこの他に、センサから最上部の用紙P1の表面までの距離を検知するものであってもよい。その場合、距離が近ければばたつき量が大きいと判断し、遠ければばたつき量が小さいと判断することになる。
ばたつき検知手段の取付け位置としては、排風口31の近傍に設ける以外に、仮想線で示したばたつき検知手段33´のように、対向するように配置された2つの排風口31,31の中間位置を検知するように設けることもできる。
図3は、本発明の給紙装置の制御系を示すブロック図である。制御部40は図示しないCPU、記憶手段及びプログラム等によって構成されており、給紙装置10の各手段の駆動・停止等の制御を行うものである。給紙制御手段41は、給紙手段14等を制御し、最上部の用紙P1を画像形成装置100へ搬送する制御のためのプログラムである。
ばたつき制御手段42は、ばたつき検知手段33から検知した、送風手段32による送風が行われている間の用紙Pのばたつき量を取得し、送風手段32が送風する前の用紙Pのばたつき量と比較して、その結果を基に、単位時間内に排風口31を通過する空気の流量を増減するように送風手段32の制御を行うプログラムである。
単位時間に排風口31を通過する空気の流量を増減するためには、送風手段32のモータの回転数を変えて風量を制御する、または、送風手段32から送られる空気の風圧を検知してモータ回転数の増減で制御する等の方法がある。モータの回転数を制御することで消費電力を節約することができる。また、制御が早く、タイムラグが小さくなる。但し、モータの回転数以外で制御するものであってもよい。
図4は、ばたつきを制御する手順を示すフローチャートである。ユーザによりスタートボタンが押されて、画像形成処理の開始が指示されると、給紙制御手段41は、給紙装置10に積載されている用紙Pが送風手段32による捌きが必要かどうかを判断する(S01)。積載されている用紙Pが上質紙であれば、送風手段32による捌きは必要なく、そのまま給紙を開始する(S09)。一方、光沢紙等であれば送風手段32による捌きが必要となる。本実施例では上質紙と光沢紙でさばきの付与を判断したが、これに限定されることなく認定が可能である。
送風手段32による捌きが必要な場合は、ばたつき制御手段42は、用紙Pの端部に空気を吹き付けていない状態での用紙Pのばたつき量を、ばたつき検知手段33に検知させる(S02)。これは用紙の種類によって紙間に含まれる空気層の厚さが違っているためであり、実際のばたつき量はゼロなのだが反射音波は若干減衰する。そこで、S02で取得したばたつき量をばたつき量ゼロとなる基準として、空気の吹き付け時の用紙Pのばたつき量を制御する。
次に給紙制御手段41が、送風手段32を制御して送風を開始する(S03)。そしてばたつき制御手段42は、再度、ばたつき検知手段33が検知した用紙Pのばたつき量を取得する(S04)。
その後、ばたつき制御手段42は、空気を吹き付ける前のばたつき量と、空気を吹き付け時のばたつき量を比較し(S05)、等しければ送風手段32による捌き効果が出ていないため、単位時間内に排風口31を通過する空気の流量を増やすように送風手段32を制御する(S06)。空気の吹き付け前後で用紙Pのばたつき量は違っている場合であって、空気吹き付け後のばたつき量から吹き付け前のばたつき量を引いた値が、所定の閾値以上であれば(S07)、用紙Pのばたつき量が大きいため、ばたつき制御手段42は、排風口31を通過する単位時間の空気の流量を減らすように送風手段32を制御する(S08)。S06及びS07で送風手段32を制御した場合は、S04へ戻り、再度ばたつき量の検知を行う。
S07で求めたばたつき量の差が閾値以下であれば、適切な捌きが行われているので、給紙制御手段41が給紙処理を開始する(S09)。
1度の画像形成処理で複数枚の用紙Pを給紙する必要がある時は、用紙Pを1枚給紙するごとにS04からS08までの処理を行うこととなる。または、1枚目の給紙を行う時にS01からS09までの処理を行い、2枚目以降はばたつき制御を行わないような方法であってもよい。
なお、本実施例では画像形成装置100としてモノクロの画像形成装置を示したが、本発明はそれに限定するものではない。また、図4のS05及びS07では、送風前後のばたつき量を比較しているが、この他にも、送風前後のばたつき量から適切な流量を算出する計算式や、該計算式によって算出された流量を記憶しているテーブル等を用いて、送風手段32の制御を行ってもよい。
本発明の給紙装置と、給紙装置が接続された画像形成装置の構成を示す図である。 給紙装置のハウジング及びカバーを取り外した状態を示す斜視図である。 本発明の給紙装置の制御系を示すブロック図である。 ばたつきを制御する手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 給紙装置
14 給紙手段
31 排風口
32 送風手段
33,33´ ばたつき検知手段
42 ばたつき制御手段
100 画像形成装置
P 用紙

Claims (11)

  1. 積載された用紙束の上部端面に位置し、それぞれが対向するように配置された複数の排風口と、
    該排風口に空気を送る送風手段と、
    前記排風口から吹き付けられた空気によって生じる、前記用紙束上部のばたつき量を検知するばたつき検知手段と、
    該ばたつき検知手段が検知したばたつき量を基に、前記送風手段の駆動を制御する、ばたつき制御手段と、
    を有することを特徴とする給紙装置。
  2. 前記ばたつき制御手段は、前記排風口を通る空気の単位時間の流量を変えるように前記送風手段の駆動を制御することを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 前記ばたつき制御手段は、前記送風手段を用紙束の上端部のばたつき量が一定になるように制御することを特徴とする請求項1又は2記載の給紙装置。
  4. 前記ばたつき検知手段は、用紙束の上方に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の給紙装置。
  5. 前記ばたつき検知手段は、前記排風口の近傍に設けられていることを特徴とする請求項4記載の給紙装置。
  6. 前記ばたつき検知手段は、それぞれが対向するように配置された前記排風口の中間に設けられていることを特徴とする請求項4記載の給紙装置。
  7. 前記ばたつき制御手段は、前記排風口から空気を吹き付ける前のばたつき量と、吹き付けている時のばたつき量とを用いて前記送風手段を制御することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の給紙装置。
  8. 前記ばたつき制御手段は、前記排風口から空気を吹き付ける前のばたつき量と、吹き付けている時のばたつき量との差が一定値を超えたら単位時間の空気の流量を減らし、空気を吹き付ける前のばたつき量と吹き付けている時のばたつき量が等しい時は、単位時間の空気の流量を増やすように、前記送風手段を制御することを特徴とする請求項7記載の給紙装置。
  9. 前記ばたつき検知手段は、超音波センサであることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の給紙装置。
  10. 前記給紙装置は、前記用紙を給紙する給紙手段を有し、
    前記排風口は、前記給紙手段が前記用紙を給紙する方向に対して直交するように配置されていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の給紙装置。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の給紙装置と、
    該給紙装置により給紙された用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    を有することを特徴とする画像形成システム。
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