JP2002145479A - 枚葉紙を供給する装置、および積重ねられた枚葉紙の高さ位置を制御する方法 - Google Patents

枚葉紙を供給する装置、および積重ねられた枚葉紙の高さ位置を制御する方法

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JP2002145479A
JP2002145479A JP2001250985A JP2001250985A JP2002145479A JP 2002145479 A JP2002145479 A JP 2002145479A JP 2001250985 A JP2001250985 A JP 2001250985A JP 2001250985 A JP2001250985 A JP 2001250985A JP 2002145479 A JP2002145479 A JP 2002145479A
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Tobias Dr Mueller
ミュラー トビアス
Thomas Wolf
ヴォルフ トーマス
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    • B65H1/08Supports or magazines for piles from which articles are to be separated with means for advancing the articles to present the articles to the separating device
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    • B65H2553/00Sensing or detecting means
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  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 枚葉紙パイルの高さ位置を非常に正確に、か
つ高い信頼性で調整可能にする。 【解決手段】 枚葉紙パイル3の高さ位置を検出するセ
ンサ装置17は少なくとも1つの超音波センサ25を含
んでいる。枚葉紙パイル3の一番上に載っている枚葉紙
35の高さ位置の検出は、枚葉紙パイル3の長辺に、パ
イル長辺31に斜めに当たる超音波パルス33を当て、
超音波の進行時間測定によってパイル上縁の位置を検出
することで行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の前提項
に基づく、パイルに積重ねられた枚葉紙を枚葉紙処理機
械に供給する装置と、請求項19の前提項に基づく、積
重ねられた枚葉紙の高さ位置を制御する方法と、請求項
21の前提項に基づく、積重ねられた枚葉紙の高さ位置
を制御する方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】上に述べた種類の装置は公知である。こ
のような装置は、パイルに積重ねられた枚葉紙を枚葉紙
処理機械、たとえば枚葉紙印刷機に供給する役目をす
る。枚葉紙の正確かつ障害のない供給を保証できるよう
にするには、上下に移動可能な枚葉紙パイルの高さ位置
を、狭い範囲内で正確に調整しなければならない。パイ
ルの一番上にある枚葉紙の高さ位置を検出するため、ド
イツ特許出願公開明細書1786008から公知の枚葉
紙給紙装置では、パイルの上面を走査する機械的な検知
装置と、光電式の検知装置とが用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような光学センサ
は非常に汚れに敏感であるために、条件付きでしか信頼
がおけないという欠点がある。しかも、枚葉紙パイルを
ほぐすために一番上の枚葉紙に下から吹きつけた際に生
じる枚葉紙のばたつきは、不正確な測定につながってし
まう。さらに、光学センサは、その全高のために、どの
ようなケースでも利用可能なわけではないという欠点が
ある。さらに別の欠点は、特殊な被印刷体、たとえば透
明、黒色、あるいは金属の被印刷体などを使用する場合
には、光学センサが信頼できないことである。
【0004】本発明の目的は、枚葉紙パイルの高さ位置
を非常に正確に、かつ高い信頼性で調整可能である、冒
頭に述べた種類の装置を提供することである。
【0005】本発明のさらに別の目的は、枚葉紙パイル
の高さ位置の正確な測定および調整を可能にする、積重
ねられた枚葉紙の高さ位置を制御する方法を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1の構成要件を備える装置が提案される。こ
の装置は、センサが、パイルの一番上に位置する枚葉紙
の高さ位置を検出する、少なくとも1つの超音波センサ
を含んでいることを特徴とする。超音波センサは、エコ
ーとして超音波センサのセンサに反射される、枚葉紙パ
イルに向かう超音波パルスを発信する。補助装置を用い
て超音波の進行時間測定が行われ、その評価の結果が制
御ユニットに伝えられて、制御ユニットが、枚葉紙パイ
ルを上昇および下降させるための、枚葉紙パイルに対す
る高さ調節装置を制御する。超音波センサを用いること
で、枚葉紙パイルの高さ位置の非常に正確かつ信頼でき
る検出が可能なので、パイルの一番上の枚葉紙を所望の
やり方で、1枚づつにされるべき枚葉紙の以後の搬送に
用いられる搬送部材に対して揃えることができるよう
に、枚葉紙パイルが周期的または連続的に追従制御され
る。したがって、供給装置の高い機能確実性を保証する
ことができる。超音波センサは、公知の光学センサに比
べて明らかに汚れに敏感でない。さらに有利なことに、
枚葉紙パイルの周囲の実質的にどの場所にでも配置可能
な、コンパクトに設計されていて有利には小型化された
超音波センサを使用することができる。さらに別の利点
は、どのような種類の被印刷体の場合でも、センサの感
度が同一なことである。
【0007】有利な実施態様では、超音波センサがパイ
ル上縁の下側に配置され、すなわち超音波センサから発
信される超音波パルスは、枚葉紙パイルの端面の少なく
とも1つに斜めに当たる。このことは、枚葉紙パイルか
ら、および場合により運ばれていく枚葉紙から、もしく
はその他の参照点から反射されたエコーの進行時間差を
評価することを可能にする。
【0008】超音波センサが、機械の方を向いているパ
イルの端面に配置される、供給装置の実施態様も有利で
ある。つまり超音波センサは枚葉紙の搬送方向に見て枚
葉紙パイルの前側の領域に付属して、枚葉紙前端に超音
波パルスを当てる。つまりこの場合には枚葉紙パイルの
高さ調節が、枚葉紙前端におけるパイル上縁の検出され
た位置に依存して行われる。それにより、以後の搬送の
役目をする搬送部材に対して、パイルの一番上の枚葉紙
を正確かつ再現可能に揃えることが可能である。
【0009】供給装置のその他の有利な実施態様は、そ
の他の従属請求項から明らかである。
【0010】前述の目的を達成するため、請求項19の
構成要件を有する、積重ねられた枚葉紙の高さ位置を制
御する方法も提案される。枚葉紙パイルの一番上に載っ
ている枚葉紙の高さ位置を、少なくとも1つの超音波セ
ンサを有するセンサ装置によって検出可能であるこの方
法は、枚葉紙パイルの長辺に、パイル長辺に斜めに当た
る超音波パルスを当て、超音波の進行時間測定によって
パイル上縁の位置を検出することを特徴とする。
【0011】枚葉紙パイルに対する、少なくとも1つの
超音波センサの特別な空間的配置に基づいて可能である
この方法は、高い機能確実性と機能精度とを有している
ことが特徴である。パイルの一番上の枚葉紙の高さ位置
の正確な測定は、枚葉紙がたとえば気体状の媒体によっ
てほぐされるとき、すなわち枚葉紙パイルから持ち上げ
られるとき、枚葉紙がばたつき運動をしている場合でも
保証される。このことは、枚葉紙ないし枚葉紙材料の反
射率に関わりなく当てはまる。このことは、たとえば枚
葉紙、透明なシート、金属シートや金属膜シートなどに
対して、本方法が普遍的に適用可能であることを意味し
ている。
【0012】本方法の有利な変形例では、パイルから運
ばれていく枚葉紙のエコーと、パイルの一番上に位置す
る枚葉紙のエコーとの間の、進行時間差の評価を行うこ
とが意図される。超音波センサから送信された超音波パ
ルス、ないし超音波パッケージは、下方からパイルに向
かって、およびパイルから持ち上げられて機械の方向へ
さらに搬送される枚葉紙に向かって進行して、反射され
る。運ばれていく枚葉紙からは大きなエコーが、また積
重ねられた枚葉紙の前端からははるかに小さなエコー
が、それぞれ超音波センサの受信機に反射される。受信
機に最後に到着するエコーは一番上の枚葉紙からのエコ
ーであり、パイルのその下に位置する枚葉紙に由来する
他の小さなエコーに比べて、もっとも長い経路を有して
いる。つまり運ばれていく枚葉紙と、パイルの一番上の
枚葉紙と、残りの積み重ねられた枚葉紙との区別が容易
に可能である。こうして検出された、パイルの一番上に
位置する枚葉紙の位置は、枚葉紙パイルの目標高さ位置
と比較され、このときに上限ないし下限よりも上回って
いると、ないし下回っていると、制御ユニットで制御さ
れる高さ調節装置によって、枚葉紙パイルが所望の位置
にくるように上下に移動させられる。
【0013】本方法の別の変形例では、パイルの一番上
の枚葉紙のエコーと、固定された参照点のエコーとの間
で、進行時間差の評価が行われる。給紙装置の内部にあ
る参照点は、枚葉紙前端を揃えて枚葉紙を案内する役目
をする揺動軸に、たとえば参照ウェブによって形成され
ていてよい。少なくとも1つの超音波センサから発信さ
れる超音波パルスは、この場合にも枚葉紙パイルに対す
る超音波センサの特別な空間的配置に基づいて、参照点
に向かってもパイルに向かっても進行し、反射されて、
エコーとして受信機に到達する。参照点からはね返され
たエコーは、枚葉紙パイルで生成される、ないしは積重
ねられた枚葉紙の前端で生成される多くの小さなエコー
よりも強い。
【0014】本発明の方法の第3の変形例によれば、ほ
ぐされた一番上の枚葉紙のエコーと、その下に位置する
残りの枚葉紙パイルのエコーとの間で、進行時間差の評
価が行われる。一番上の枚葉紙をほぐすことは、気体状
の媒体によって、または場合により機械装置によって行
われ、それによって一番上の枚葉紙はばたつき運動を行
う。このとき、その下にある各枚葉紙は、少なくとも実
質的に適正に積重ねられている。本方法のこの変形例と
第2の変形例は、運ばれていく枚葉紙、すなわち枚葉紙
パイルから持ち上げられて機械の方向へすでに部分的に
パイルから運び出されている枚葉紙が、進行時間差を評
価するために必要とされないので、パイルの一番上の枚
葉紙の高さ位置を連続的に検出することを可能にする。
【0015】さらに、前述の目的を達成するために、枚
葉紙パイルの長辺に、一点に集束する、異なる個所から
発信された超音波パルスが当てられ、検知されるべき長
辺に沿って音波焦点が可動であることを特徴とする、請
求項22の特徴を備える方法が提案される。超音波パル
スを集束させることで、高い強度をもつ非常に良好な信
号品質を実現可能であり、このことは機能確実性とパイ
ル高さ位置検出の精度を向上させる。
【0016】本方法の有利な変形例では、音波焦点を、
積重ねられた枚葉紙の前端に対して直角にライン状に動
かすことが意図される。この場合、有利には積重ねられ
た枚葉紙の前端が配置されているスキャン平面が走査さ
れる。つまりこのスキャン平面は、いわばパイルの一番
上の点が見つかるまで走査される。焦点調節、すなわち
音波焦点が進んだ距離区間は推定を可能にするので、パ
イルの所望の目標高さ位置に対して相対的な、たとえば
枚葉紙をさらに機械へ搬送する搬送部材に対して相対的
な、パイルの一番上の枚葉紙の実際の位置の検出を可能
にする。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0018】図1は、詳しくは図示しない枚葉紙処理機
械、たとえば枚葉紙印刷機の給紙装置1の一部分を概略
に示している。給紙装置1には、図示しない高さ調節装
置によって二重矢印5の方向へ垂直方向に変位可能な枚
葉紙パイル3が配置されている。図示しない紙さばき装
置によって、その都度枚葉紙パイル3の一番上にある枚
葉紙が持ち上げられ、枚葉紙搬送方向7へ、枚葉紙パイ
ル3の後に配置された供給装置9へ機械の方向にさらに
搬送される。
【0019】供給装置9は、搬送ベルト13が案内され
ている引込ローラ11と、揃え・案内部材としての役目
をする機能部品15と、センサ装置17とを含んでい
る。
【0020】枚葉紙パイル3と引込ローラ11の間の自
由空間に配置された機能部品15は、ここでは、図1の
平面に対して垂直に延びる軸21を中心として揺動可能
な回動軸19で構成されている。回動軸19は、枚葉紙
パイルをその上側領域で揃えるために、積重ねられた枚
葉紙の前端へ向かう方向に変位可能なストッパ面23を
有している。回動軸19の機能は公知なので、ここでは
これ以上詳しく説明しない。
【0021】センサ装置17は、本発明によれば、本実
施例では引込ローラ11の外套29にある切欠き27に
配置された、少なくとも1つの超音波センサ25を有し
ている。切欠き27は、ここでは周囲を取り巻くように
構成されている。切欠き27の内部における超音波セン
サ25の配置は、超音波センサ25が引込ローラ11の
外面から部分的に突出するように選択されている。超音
波センサ25は、パイル上縁よりも下側に、かつここで
はさらに回動軸19の軸21よりも下側に配置されてお
り、発信した超音波パルス33が下方から斜めに枚葉紙
パイル3の長辺31に向かって進行し、かつ枚葉紙パイ
ル3から持ち上げられた枚葉紙35の下面に向かって進
行するように、枚葉紙パイル3の、機械の方を向いた長
辺31に対して配置されている。
【0022】図2は、枚葉紙パイル3と引込ローラ11
の間の領域で、図2の給紙装置1を示す平面図である。
図からわかるように超音波センサ25は、本実施形態で
は、いずれも切欠き27の内部に配置されている超音波
送信機37と超音波受信機39とを有している。超音波
送信機37は、パイル長辺31に当たった超音波パルス
33の、線で図示しているエコー41が、超音波パルス
33の方向に対して実質的に直角にはね返されるよう
に、つまり反射されるように、枚葉紙パイル3に対して
配置されている。図示しない別の実施形態では、超音波
センサ25は、超音波パルスを送信した後で受信機に切
換可能な超音波送信機だけを有している。この場合の利
点は、引込ローラ11にある切欠き27が、そのために
わずかな幅しか有していなくてよいことである。
【0023】図1と図2を参照して説明した供給装置1
は、さらに、有利には電子式の図示しない補助装置を有
しており、この補助装置によって、枚葉紙パイル3から
運ばれていく枚葉紙35のエコーと、パイル3の一番上
にある枚葉紙43(図1)のエコーとの間の進行時間差
の評価による、超音波進行時間測定を実行可能である。
補助装置は制御ユニット、たとえばコンピュータと接続
されており、これに進行時間差の評価結果が伝えられ、
ないしは、枚葉紙パイル3の一番上の枚葉紙43の所望
の高さ位置を設定するために枚葉紙パイル3を垂直方向
へどれだけ上昇させなければならないかの具体的な値が
伝えられる。それに応じて制御ユニットは枚葉紙パイル
3の高さ調節装置を相応に制御し、その結果、枚葉紙パ
イル3が所望の程度だけ上昇させられて、パイル上縁
が、回動軸19または引込ローラ11に対して所望の高
さレベルに位置するようになる。
【0024】積重ねられたパイル3からはね返される超
音波パルス33のエコーと、運ばれていく枚葉紙35の
エコーとの間の異なる進行時間は、前述したように、パ
イル上縁の下側で枚葉紙パイル3の後に位置する領域に
配置されている超音波センサの配置および向きに基づい
て生じるものである。
【0025】図3は、超音波センサ25を有するセンサ
装置17の別の実施形態を備えた、供給装置9のさらに
別の実施形態の一部分を示している。同一の部品には同
一の符号が付されているので、これらの部品に関しては
先の図面についての説明を参照されたい。
【0026】枚葉紙搬送装置7にある回動軸19を示す
図3の正面図では、回動軸19に切欠き45が設けられ
ており、回動軸19と一体的に結合された参照ウェブ4
7がこの切欠き45に突入していることが明らかであ
る。超音波発信機37と超音波受信機39は、枚葉紙搬
送装置7において回動軸19よりも後方にある。参照ウ
ェブ47から反射された超音波パルスのエコーは、枚葉
紙パイル3から運ばれていく枚葉紙35や、積重ねられ
た枚葉紙の前端からはね返されるエコーよりも高い強度
と品質を有している。参照ウェブ47から超音波受信機
39にはね返されるエコーを他のエコーから区別するこ
とができ、給紙装置1の内部で回動軸19が定置に配置
されているために参照ウェブ47が固定された位置を有
しているので、図示しない適当な補助装置によって、パ
イルの一番上にある枚葉紙のエコーと、参照ウェブ47
のエコーとの間の進行時間差の評価を行う、超音波進行
時間測定を実施することができる。
【0027】付言しておくと、本発明の対象物は、図1
から図3を参照して説明したように少なくとも1つの超
音波センサと、超音波進行時間測定を実施するための補
助装置とを有する、枚葉紙パイルの高さ位置を制御する
装置も含んでいる。
【0028】図4は、センサ装置17の第3の実施形態
を示している。前出の図面の部品と一致する部品には同
一の符号が付されているので、これらの部品については
図1から図3についての説明を参照されたい。センサ装
置17は、それぞれ送信機37と受信機35を有してい
るか、または受信機に切換可能な送信機だけを有してい
てよい、ここでは全部で6つの超音波センサ25を有し
ている。超音波センサ25は、枚葉紙搬送方向に見て、
仮想の円弧49に沿って相上下して配置されている。図
示しない別の実施形態では、超音波センサ25が枚葉紙
搬送方向に見て相並んで配置され、つまり図4の平面に
対して垂直に延びる平面上に配置される。超音波センサ
25を相応に位相正しく制御することにより、超音波パ
ルス33を、枚葉紙パイル3の長辺31と平行に延びる
スキャン平面53の上にある焦点51に集束させること
ができる。有利には、積重ねられた枚葉紙の前端は、ス
キャン平面53上に位置している。超音波センサ25の
送信機の位相関係を変えることにより、焦点51は、枚
葉紙前端に対して垂直に、ライン状にスキャン平面53
の範囲内で可動であり、それによってパイル高さの検知
が可能である。図4には、パイル上縁よりも上側にある
別のスキャン点51’と、パイル上縁よりも下側にある
焦点51’’とが図示されている。超音波パルス33を
集束させるので、そのエコーは高い強度と信号品質を有
しており、それによって枚葉紙パイル3の一番上の枚葉
紙の確実な認識が容易に可能である。焦点調節を通じ
て、参照点に対して相対的な、たとえば引込ローラ11
や回動軸19に対して相対的な、枚葉紙パイル3のその
都度一番上の枚葉紙の実際の位置を推定することができ
る。焦点調節は、有利には、枚葉紙パイル3の高さ調節
装置を作動させることのできる制御ユニットと接続され
た補助装置によって行われる。
【0029】図1から図4についての説明から、上に述
べた方法は容易に理解することができる。
【0030】要約して言えば、少なくとも1つの超音波
センサ25を有している本発明のセンサ装置17は、枚
葉紙パイル3の高さ位置の非常に正確な検出を可能にす
る。それによって初めて、その都度枚葉紙パイル3の一
番上にある枚葉紙を、後続する機械に枚葉紙をさらに搬
送する搬送部材に対して揃える作業を、きわめて正確に
行うことができる。少なくとも1つの超音波センサ25
は、有利なことに、非常に小さなサイズしか有していな
いので、給紙装置1の内部の事実上どこにでも配置可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による供給装置の第1の実施形態を備え
る、枚葉紙処理機械の給紙装置の一実施形態を、極度に
模式化して示す部分図である。
【図2】図1の給紙装置の一部を示す平面図である。
【図3】センサ装置の第2の例を備える、本発明の供給
装置の別の他の実施形態を示す図である。
【図4】センサ装置の第3の例を備える、供給装置の第
3の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 給紙装置 3 枚葉紙パイル 5 二重矢印 7 枚葉紙搬送装置 9 供給装置 11 引込ローラ 13 搬送ベルト 15 機能部品 17 センサ装置 19 揺動軸 21 軸 23 ストッパ面 25 超音波センサ 27 切欠き 29 外套 31 長辺 33 超音波パルス 35 運ばれていく枚葉紙 37 超音波送信機 39 超音波受信機 41 エコー 43 一番上の枚葉紙 45 切欠き 47 参照ウェブ 49 円弧 51,51’,51’’ 焦点 53 スキャン平面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B65H 1/18 310 G01S 7/52 F (71)出願人 390009232 Kurfuersten−Anlage 52−60,Heidelberg,Fede ral Republic of Ger many (72)発明者 トーマス ヴォルフ ドイツ連邦共和国 76137 カールスルー エ クロスシュトラーセ 41 Fターム(参考) 2C020 AA01 2F068 AA02 AA22 BB01 DD04 FF03 3F048 AA05 AB01 BA01 BB10 CA09 CB05 CB13 CB17 DB09 DB12 DB13 DB17 DC00 EB02 3F343 FA02 FB05 FC01 GA01 GB01 GC01 GD01 HA33 JD03 JD28 JD34 KA16 KB04 KB20 LA14 LB08 MA03 MA24 MB02 MC03 5J083 AA02 AB12 AC29 AD05 AE06 AF01 BA01 BC18 CA01

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイルの一番上に位置する枚葉紙の高さ
    位置を検出する少なくとも1つのセンサ装置(17)を
    備える、パイル(3)に重ねられた枚葉紙を枚葉紙処理
    機械に供給する装置(9)において、 前記センサ装置(17)が少なくとも1つの超音波セン
    サ(25)を含んでいることを特徴とする、パイルに積
    重ねられた枚葉紙を枚葉紙処理機械に供給する装置。
  2. 【請求項2】 前記超音波センサ(25)がパイル上縁
    の下側に配置されている、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記超音波センサ(25)が、前記パイ
    ル(3)の、前記機械の方を向いている長辺(31)の
    前に配置されている、請求項1または2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記超音波センサ(25)が、引込ロー
    ラ(11)の外套(29)にある、縁が開いた、特に周
    囲を取り巻く切欠き(27)の中に配置されている、請
    求項1から3までのいずれか1項記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記超音波センサ(25)から発信され
    た音波パルス(33)が、パイル(3)から運ばれてい
    く枚葉紙(35)に対して、およびパイル(3)の長辺
    (31)に対して、斜め下から向けられる、請求項1か
    ら4までのいずれか1項記載の装置。
  6. 【請求項6】 有利には電子式の補助装置を備えてお
    り、この補助装置によって、進行時間差の評価をする超
    音波進行時間測定を実行可能であり、または、枚葉紙パ
    イル(3)から運ばれていく枚葉紙(35)のエコー
    と、パイルの一番上にある枚葉紙(43)のエコーとの
    間の超音波位相測定と組み合わされた超音波進行時間測
    定を実行可能である、請求項1から5までのいずれか1
    項記載の装置。
  7. 【請求項7】 音波パルス(33)を反射する参照ウェ
    ブ(47)を有する、前記センサ装置(17)とパイル
    (3)の間の領域に定置に配置された機能部品(15)
    を備えている、請求項1から6までのいずれか1項記載
    の装置。
  8. 【請求項8】 前記機能部品(15)が、枚葉紙搬送方
    向(5)に対して直角に延びる軸(21)を中心として
    揺動可能な紙揃え・案内部材、特に揺動軸(19)であ
    る、請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記補助装置によって、進行時間差の評
    価をする超音波進行時間測定を実行可能であり、また
    は、パイル(3)の一番上にある枚葉紙のエコーと、前
    記参照ウェブ(47)のエコーとの間の超音波位相測定
    と組み合わされた超音波進行時間測定を実行可能であ
    る、請求項7または8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記センサ装置(17)が、枚葉紙搬
    送方向に見て相並んで、または相上下して配置された複
    数の超音波センサ(25)を含んでいる、請求項1から
    9までのいずれか1項記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記超音波センサ(25)が仮想の円
    弧(49)に沿って配置されている、請求項10記載の
    装置。
  12. 【請求項12】 前記超音波センサ(25)を相応に位
    相正しく制御することで、前記超音波センサ(25)か
    ら発信される音波パルス(33)の焦点(51)を生成
    可能である、請求項10または11に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記超音波センサ(25)の送信機の
    制御の位相関係を変えることで、前記焦点(51)が空
    間内で可動である、請求項12記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記焦点(51)がスキャン平面(5
    3)に沿って可動である、請求項1から13までのいず
    れか1項記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記スキャン平面(53)が、パイル
    (3)の、前記機械の方を向いている長辺(31)と平
    行に延びており、積重ねられた枚葉紙の前端は有利には
    前記スキャン平面(53)上に位置している、請求項1
    4記載の装置。
  16. 【請求項16】 少なくとも1つの前記超音波センサ
    (25)が送信機(37)と受信機(39)を有してお
    り、または、音波パルスの発信後に受信機に切換可能な
    送信機だけを有している、請求項1から15までのいず
    れか1項記載の装置。
  17. 【請求項17】 パイル長辺(31)に当たった音波パ
    ルス(33)のエコー(41)が、パイル(3)の平面
    図で見て、音波パルス(33)の方向に対して直角に、
    または実質的に直角にはね返されるように前記送信機
    (37)が配置されている、請求項1から16までのい
    ずれか1項記載の装置。
  18. 【請求項18】 請求項1から17までのいずれか1項
    に基づく、少なくとも1つの超音波センサと補助装置と
    を備える、枚葉紙パイルの高さ位置を制御する装置。
  19. 【請求項19】 枚葉紙パイルの一番上に載っている枚
    葉紙の高さ位置をセンサ装置によって検出可能である、
    特に枚葉紙処理機械の給紙装置内の積重ねられた枚葉紙
    の高さ位置を制御する方法において、枚葉紙パイルの長
    辺に、パイル長辺に斜めに当たる超音波パルスを当て、
    超音波の進行時間測定によってパイル上縁の位置を検出
    することを特徴とする、積重ねられた枚葉紙の高さ位置
    を制御する方法。
  20. 【請求項20】 パイルから運ばれていく枚葉紙のエコ
    ーと、パイルの一番上に位置する枚葉紙のエコーとの間
    で、またはパイルの一番上の枚葉紙のエコーと、固定さ
    れた参照点のエコーとの間で進行時間差の評価を実行す
    る、請求項19の方法。
  21. 【請求項21】 気体状の媒体によって、または機械装
    置によってほぐされた一番上の枚葉紙のエコーと、その
    下に位置する残りの枚葉紙パイルのエコーとの間で進行
    時間差の評価を実行する、請求項19の方法。
  22. 【請求項22】 枚葉紙パイルの長辺に、パイル長辺に
    斜めに当たる音波パルスを当て、超音波位相測定と組み
    合わされた超音波進行時間測定によってパイル上縁の位
    置を検出する、請求項19の方法。
  23. 【請求項23】 枚葉紙パイルの一番上に載っている枚
    葉紙の高さ位置をセンサ装置によって検出可能である、
    特に枚葉紙処理機械の給紙装置内の積重ねられた枚葉紙
    の高さ位置を制御する方法において、枚葉紙パイルの長
    辺に、一点に集束される、種々の部位から発信された超
    音波パルスを当て、この音波焦点は検知されるべき長辺
    に沿って可動であることを特徴とする、積重ねられた枚
    葉紙の高さ位置を制御する方法。
  24. 【請求項24】 前記音波焦点を、積重ねられた枚葉紙
    の前端に対して垂直にライン状に動かす、請求項23記
    載の方法。
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