JP7121920B2 - シート積載装置、シート処理装置及び画像形成システム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、シート検出手段として、超音波センサを用いる構成が記載されている。この特許文献1では、透過型の用紙検知センサではシートの有無しか検知できず、二枚目以降のシートの後端を正確に検知することはできず、超音波センサであれば厚みの変化から用紙後端の検知が可能とされている。
図2に示す画像形成システム2は、画像形成装置であるプリンタ部4と、プリンタ部4の用紙排出側に配置された用紙後処理装置6とを有している。プリンタ部4は公知の電子写真方式の画像形成装置であり、画像情報に基づいて露光手段により像担持体上に形成された静電潜像を現像手段で可視化し、可視化されたトナー像を最終的に記録媒体に転写し、定着手段で定着する構成を有している。プリンタ部4等の画像形成装置としては電子写真方式のものに限らず、シート状の記録媒体上に画像を形成できる装置であればよく、例えば、インクジェット方式の画像形成装置を用いることができる。用紙後処理装置6はプリンタ部4に一体に形成してもよく、着脱自在に接続してもよい。
第三搬送路22には、端綴じ部38へ用紙Pを搬送する中間搬送ローラ対40が配置されている。中間搬送ローラ対40の上流側近傍には、用紙Pを検知する中間搬送センサ42が配置されている。
用紙Pは中間搬送ローラ対40により端綴じ部38の積載トレイとしてのステイプルトレイ44上に排紙される。
以下の説明では、用紙Pのうち、ステイプルトレイ44に積載され、停止した状態のものを積載用紙P0と呼び、ステイプルトレイ44または積載用紙P0の上を移動中の状態のものを移動用紙P1と呼ぶ。
制御部200は、移動用紙P1の後端から基準フェンス48までの距離と、回転コロ46aの回転速度とから、回転コロ46aと移動用紙P1との必要な接触時間を算出し、算出した接触時間に応じて、叩きコロ機構46の接離動作を制御する。
回転コロ46aは、コロ支持ホルダ95に対してコロ回転軸46cを中心に回転可能に支持されており、コロ支持ホルダ95は、用紙後処理装置6本体に対してホルダ揺動軸91を中心に揺動可能に支持されている。コロ支持ホルダ95を、ホルダ揺動軸91を中心に揺動運動させることで回転コロ46aの移動用紙P1に対する接離動作を行う。
コロ揺動レバー95aは、コロ支持ホルダ95に固定され、ホルダ揺動軸91を中心に揺動可能となっている。コロ揺動レバー95aの端部が押し上げられることで、コロ支持ホルダ95のコロ回転軸46c側がコロ上昇バネ96の付勢力に抗して図3(a)中の矢印「B3」で示すように下降する。これにより、コロ支持ホルダ95に支持された回転コロ46aも下降して、図3(b)で示す状態となり、回転コロ46aを移動用紙P1に接触させることができる。
叩きコロ機構46及び戻しコロ50を用いた縦方向の位置を揃える動作と、ジョガーフェンス52を用いた横方向の位置を揃える動作と、を行うことで、ステイプルトレイ44上に排紙され、積載された積載用紙P0の用紙束を揃えてスタックする。揃えられた用紙束は、ステイプルモード時には端綴じステイプラ54が用紙幅方向に移動して用紙束の下縁部の適所を綴じる。
上述したように、叩きコロ機構46は、回転コロ46aを有し、ホルダ揺動軸91を支点として回転コロ46aが上下方向に移動するように揺動可能となっている。回転コロ46aの揺動及び回転駆動は、制御部200によって任意に制御される。
回転コロ46a及び戻しコロ50による搬送を終えるタイミングは、トレイ上用紙位置検出センサ100の検出結果から算出される用紙Pの後端から基準フェンス48までの距離と、回転コロ46a及び戻しコロ50による搬送速度とに基づいて算出できる。
用紙Pの位置を検出する検出手段であるトレイ上用紙位置検出センサ100は、用紙Pに向けて光を照射する光源部102と撮像部101とを備えている。
光源部102は、基準フェンス48の後方(図1中の右方)に配置され、制御部200は、移動用紙P1の位置を検出するときに光源部102を発光させて、用紙Pの後端の厚さ方向の面である後端面(P1e,P0e)に向けて光を照射する。
回転コロ46a及び戻しコロ50に搬送力を付与され基準フェンス48に向かって移動している移動用紙P1は、後端面(P1e)が移動方向の前方となり、光源部102は、積載面上を移動する移動用紙P1の移動方向の前方から光を照射する状態である。
また、撮像部101には、CCDやCMOS等のイメージセンサ(撮像素子)の受光素子を二次元的に配置したエリアセンサを設け、画像を取得する。撮像部101の配置は、光源部102によって用紙Pの後端面に向けて光を照射したときの反射光を得られる箇所が望ましい。これにより、後述する白飛びを、撮像部101を用いて効率よく検出することが可能となる。
図1に示すように、光源部102は、ステイプルトレイ44上での用紙Pの移動方向に対して、僅かに傾いた位置にあり、撮像部101はステイプルトレイ44上での用紙Pの移動方向に対して直交する位置にある。光源部102と撮像部101との位置関係は、光源部102から出射した光が用紙Pの端面に反射し、反射光を撮像部101が受光できる位置関係であればよい。
算出した距離に基づいて回転コロ46a及び戻しコロ50の残りの回転数を算出し、移動後端面P1eが基準フェンス48に到達するタイミングで、回転コロ46a及び戻しコロ50を移動用紙P1から離間させて搬送を停止する。
これに対して、本実施形態の用紙後処理装置6では、移動用紙P1の移動後端面P1eからの反射光を撮像部101で受光し、移動後端面P1eから基準フェンス48までの距離を測定することで、回転コロ46a及び戻しコロ50での搬送距離が分かる。このため、積載枚数の変化に起因する、回転コロ46aが積載面に当接するタイミングのバラツキにも対応することができ、用紙束の揃え精度が向上する。
回転コロ46a及び戻しコロ50の制御としては、基準フェンス48までの搬送距離から求められる回転時間や回転速度が挙げられる。
用紙積載部では、積載された用紙束の上を新たに積載される用紙が移動する。この用紙束の上を移動する用紙の位置は、用紙の搬送路内での用紙の位置を検出する透過型や反射型のセンサ等、用紙が光路を遮る状態と遮らない状態との切り替わりを検知して用紙の通過を検知するセンサでは検出できない。これは、移動する用紙の下方に先に積載された用紙が存在するためである。
すなわち、この構成では、中間搬送センサ42で移動用紙P1の後端の通過を検知してから、一定時間経過後に、叩きコロ機構46の揺動動作を行う。その後、さらに一定時間経過後に、回転コロ46a及び戻しコロ50を移動用紙P1から離間させて搬送を停止する。
これにより、ステイプルトレイ44上の用紙Pの束の縦方向の位置を揃える動作を正確に行うことができ、的確な綴じ処理を行うことができ、用紙Pの束の用紙Pが揃わないことに起因する綴じ品質の低下を防ぐことが可能となる。
本実施形態の用紙後処理装置6では、プリンタ部4から連続的に用紙Pが搬送されてくるため、用紙P同士の間の紙間の時間間隔がほぼ一定であることが望ましい。しかし、中間搬送ローラ対40を通過した移動用紙P1が飛びすぎた場合(図4(c)で大きく左側に行ってしまった場合)などは、通常より搬送距離が長くなってしまい、搬送速度が一定だと前の移動用紙P1との紙間の時間間隔が長くなってしまう。このような場合、回転コロ46a及び戻しコロ50の回転速度を速くして搬送速度を速くすることで、前の移動用紙P1との紙間の時間間隔を詰め、後の移動用紙P1との紙間の時間間隔が短くなることを防止し、用紙ジャムの発生を抑えることができる。
一方、本実施形態では、シート積載部であるステイプルトレイ44上を整合手段である基準フェンス48に向かって移動するシートの位置を、反射光を用いて検出する。光は温度によって速度が変化しないため、装置の設置環境の影響を受けることなくシートである用紙Pの位置を検出することができる。
しかし、用紙特性(例えば、平滑性や印字状態)によってはシートの表面の状態によっては、スペックルパターンが明確に現れないため、シートの位置を正確に検出できなくなるおそれがある。
端面に向けて照射された光の反射光の光量は、移動用紙P1の表面からの反射光よりも移動用紙P1の端面からの反射光の方が大きく、端面の輝度は表面の輝度よりも十分に大きくなる。このため、輝度のピークの位置を求めることで、用紙Pの端面の位置、すなわち用紙Pの端部の位置を検出することができる。
端面の位置を検出する方法としては、白飛びをした部分を検出する構成に限らず、白飛びをしていなくても他の部分と十分なコントラスト(輝度の差)が得られた部分を端面として検出することができる。
接触したタイミングでの移動用紙P1の状態を撮像することで、撮像したときの移動用紙P1の後端から基準フェンス48までの距離「W1」が長くなる。このため、ステイプルトレイ44に着地した移動用紙P1の位置にばらつきが生じても、基準フェンス48までの搬送距離を検出して把握しているため、叩きコロ機構46の回転コロ46aによる搬送速度や離間するタイミングなどを制御できる。
この場合、移動用紙P1の搬送方向切り替え(スイッチバック)後、暴れていた移動用紙P1の後端がステイプルトレイ44上(載置面上)に落ち着いたときに移動用紙P1の後端から基準フェンス48までの距離「W2」を検出できる。このため、移動用紙P1の後端から基準フェンス48までの距離「W2」を誤差の少ない状態で計測できる。
また、撮像したタイミングでの移動用紙P1の後端から基準フェンス48までの距離「W2」によって、戻しコロ50の線速や駆動時間を制御することで、安定して、基準フェンス48に移動用紙P1の後端を搬送することができる。
この場合は、移動用紙P1の後端から基準フェンス48までの距離を計測するための画像を抽出する際に、ステイプルトレイ44上(載置面上)での移動用紙P1の状態によって、計測し易い画像を選択できる。このため、移動用紙P1の浮きや撓みによる計測誤差がないタイミングの画像を選択することができる。計測した移動用紙P1の後端の位置によって、回転コロ46aまたは戻しコロ50、もしくは回転コロ46aと戻しコロ50との両方を制御することを選択してもよい。
次に、撮像部101の配置が上述した実施形態とは異なる変形例について説明する。
図10は、変形例の端綴じ部38の概略説明図である。図10(a)は、積載面に回転コロ46aを接触させたときの説明図であり、図10(b)は、積載面から回転コロ46aを離間させたときの説明図であり、それぞれ移動用紙P1の後端面を撮像するタイミングを示している。
図10では、光源部102と用紙P(P1,P0)との間に、基準フェンス48が位置するように見えるが、幅方向の位置を異ならせることで、光源部102から照射された光を用紙Pに照射できる。また、図10では、中間搬送ローラ対40の下のローラと、撮像部101とが重なっているように見えるが、幅方向の位置を異ならせることで、用紙Pで反射した反射光を撮像部101で受光できる。
シート検出手段としては、撮像素子で検出した輝度の差(コントラスト)を用いて移動用紙P1の位置を検出するものに限らず、撮像素子でスペクトルパターンを検出するものでもよい。シート積載部と、整合手段と、搬送部材とを備える構成で、シート積載部におけるシートの位置を検出する構成であれば、本発明の発光手段と受光手段とを備えるシート検出手段を用いることで、設置環境の影響を受けることなくシートの位置の検出が可能となる。
また、撮像素子としては、エリアセンサに限るものではなく、CCDやCMOS等のイメージセンサ(撮像素子)の受光素子をシートの搬送方向に平行に直線的に配置したラインセンサでもよい。
用紙P等のシートを積載するステイプルトレイ44等のシート積載部と、シート積載部に積載されたシートの位置を揃える基準フェンス48等の整合手段と、シートを整合手段に向けて搬送する回転コロ46a等の搬送部材と、シート積載部におけるシートの位置を検出するトレイ上用紙位置検出センサ100等のシート検出手段とを備える端綴じ部38等のシート積載装置において、シート検出手段は、シートに光を照射する光源部102等の発光手段と、シートで反射した反射光を受光する撮像部101等の受光手段とを備えることを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、反射光を受光することにより、シートの上を移動するシートの端面とシートの表面との反射光の輝度の違いから、シートの上を移動するシートの端部の位置を検出することができる。このため、透過型のシート検出手段と異なり、シート積載部に積載される二枚目以降のシートの端部の位置を正確に検出することができる。また、超音波と異なり光は温度によって速度が変化しないため、整合手段に向かって移動するシートの位置を、装置の設置環境の影響を受けることなく検出することができる。
態様1において、発光手段は、シートの端面に向けて光を照射することを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シートの端部の位置の検出精度が低下することを防止でき、シート積載部におけるシートの位置を正確に検出できる。これは以下の理由による。
すなわち、シートの端面に向けて照射された光の反射光の光量は、シートの表面からの反射光より端面からの反射光の方が大きく、端面の輝度は表面の輝度よりも大きくなる。この輝度の差に基づいて、シート表面よりも輝度が大きくなるシート端面が位置するシートの端部の位置を検出することができる。
また、シートの表面に画像が形成されている場合や汚れが付着している場合等、表面の反射率が低下する状態では、表面と端面との輝度の差は広がり、輝度の差に基づいた端面の検出精度は低下しない。よって、シートの表面の状態によってシートの端部の位置の検出精度が低下することを防止でき、シートを積載するシート積載部におけるシートの位置を正確に検出できる。
態様1または2において、受光手段は、搬送部材と整合手段との間に位置することを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、積載用紙P0等の積載されているシートの上を移動するシートの位置を検出することで、シートの搬送制御に用いるシートの位置の検出精度の向上を図ることができる。また、積載されているシートの束が揃った状態となり、シートの束の品質を向上することができる。
態様1乃至3の何れかの態様において、搬送部材と整合手段との間に、搬送部材によって搬送されてきたシートを整合手段に向けて搬送する戻しコロ50等の第二の搬送部材を備え、受光手段は、第二の搬送部材と整合手段との間に位置することを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、整合手段に近い位置でシートの整合手段の側の端部(後端)の位置を検出でき、整合手段に対するシートの端部の位置を正確に検出できる。このため、積載されているシートの束が揃った状態となり、シートの束の品質を向上することができる。
態様1乃至3の何れかの態様において、搬送部材と整合手段との間に、搬送部材によって搬送されてきたシートを整合手段に向けて搬送する戻しコロ50等の第二の搬送部材を備え、受光手段は、搬送部材と第二の搬送部材との間に位置することを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、移動するシートの端部が搬送部材の近くに位置する状態でも、第二の搬送部材の近くに位置する状態でも、移動するシートの端部と受光手段との距離が遠くなり過ぎない。このため、搬送部材の近傍に位置するシートの位置を検出したり、第二の搬送部材の近傍に位置するシートの位置を検出したりすることができる。よって、正確にシートの位置を検出することができ、積載されているシートの束が揃った状態となり、シートの束の品質を向上することができる。
態様4または5において、シート検出手段の検出結果に基づいて第二の搬送部材によるシートの搬送を制御することを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シート検出手段で検出したシートの位置に応じて第二の搬送部材を制御し、シートの整合手段の側の端部を整合手段に安定して搬送することができ、積載するシートの束の品質を向上することができる。
態様1乃至6の何れか一の態様において、シート検出手段の検出結果に基づいて搬送部材によるシートの搬送を制御することを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シート検出手段で検出したシートの位置に応じて搬送部材を制御し、シートの整合手段の側の端部を整合手段に安定して搬送することができ、シートの束の品質を向上することができる。また、搬送部材と第二の搬送部材との一方または両方を、シート検出手段で検出したシートの位置に応じて制御することで、シートの整合手段の側の端部を整合手段に安定して搬送することができ、積載するシートの束の品質を向上することができる。
態様1乃至7の何れか一の態様において、搬送部材は、シート積載部に向けて搬送されてきたシートの進行方向を反転し、整合手段に向けて搬送するスイッチバック手段であることを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シートの搬送方向の後端を揃える構成を実現できる。
態様8において、受光手段は、エリアセンサ等の撮像素子であり、搬送部材が、スイッチバック手段として、シートの進行方向を反転するためにシートと接触したときのシートを撮像することを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、移動するシートに搬送部材接触したときのシートの状態を撮像できるため、シートの後端から整合部材までの距離が長いときに距離を検出できる。このため、搬送部材による搬送速度や離間させる等により搬送力の付与を停止するタイミング等を制御する時間が長くとれ、シートを整合手段に安定して搬送でき、積載するシートの束の品質を向上することができる。
態様8または9において、受光手段は、エリアセンサ等の撮像素子であり、搬送部材が、スイッチバック手段としてシートの進行方向を反転して、シートから離間するときのシートを撮像することを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、搬送部材が離間する際のシートの状態を撮像するため、スイッチバック直後の暴れていたシートの後端がシート積載部に落ち着いたときにシートの後端の位置を検出することができる。よって、シートの後端の位置を正確に検出でき、積載するシートの束の品質を向上することができる。
態様8乃至10の何れか一の態様において、受光手段は、撮像素子であり、搬送部材が、スイッチバック手段としてシートの進行方向を反転する前後のシートを連続的に撮像することを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シートの状態を連続的に撮像することで、シートの後端から整合手段までの距離を計測するための画像を抽出する際に、シート積載部でのシートの状態によって、計測し易い画像を選択できる。このため、シートの浮きや撓みによる計測誤差がないタイミングの画像を選択することができ、シートの後端から整合手段までの距離の計測誤差が少なくなり、積載するシートの束の品質を向上することができる。
態様1乃至11の何れか一の態様において、シート検出手段は、シートの搬送方向の端部の位置を検出し、シート検出手段の検出結果から斜行量を検出することを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、斜行量を検出することで、斜行量に応じた整合動作を行うことができ、積載するシートの束の品質を向上することができる。
態様1乃至12の何れか一の態様において、受光手段の中心線が、シート積載部に積載されるシートの表面に対して垂直であることを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、受光手段の傾きに起因する測定誤差を小さくできるため、シートを整合手段に安定して搬送でき、積載するシートの束の品質を向上することができる。
態様1乃至13の何れか一の態様において、受光手段の中心線が、シート積載部に積載されるシートの表面に対して傾斜していることを特徴とする。
これによれば、上記実施形態で図6に示す構成について説明したように、受光手段がシートの束に対して斜めに設置されていることで、レイアウトの自由度を広げることができ、装置をコンパクトにすることができる。
用紙P等のシートを積載するシート積載手段と、シート積載手段に積載されたシートに所定の処理を施す端綴じステイプラ54等の処理手段とを備える用紙後処理装置6等のシート処理装置において、シート積載手段として、態様1乃至14の何れかの態様に係る端綴じ部38等のシート積載装置を備えることを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シート載置部上のシートに対して適切な処理(綴じ処理等)を施すことができ、綴じ品質等の処理品質の低下を防止できる。
用紙P等のシートの表面に画像を形成するプリンタ部4等の画像形成手段と、画像形成手段によって画像が形成されたシートに所定の処理を施すシート処理手段とを備える画像形成システム2等の画像形成システムにおいて、シート処理手段として、態様15に係る用紙後処理装置6等のシート処理装置を備えることを特徴とする。
これによれば、上記実施形態について説明したように、画像が形成されたシートに対して適切な処理(綴じ処理等)を施すことができ、綴じ品質等の処理品質の低下を防止できる。
4 プリンタ部
6 用紙後処理装置
8 接続口
10 第一搬送路
12 入口ローラ対
14 入口センサ
16 穿孔ユニット
18 分岐前搬送ローラ対
20 第二搬送路
22 第三搬送路
24 第一分岐爪
26 上部搬送ローラ対
28 上部排紙ローラ対
30 プルーフトレイ
32 第四搬送路
34 第二分岐爪
36 プレスタックローラ対
38 端綴じ部
40 中間搬送ローラ対
42 中間搬送センサ
44 ステイプルトレイ
46 叩きコロ機構
46a 回転コロ
46b コロ駆動出力プーリー
46c コロ回転軸
48 基準フェンス
50 戻しコロ
52 ジョガーフェンス
54 ステイプラ
56 ベルト搬送機構
56a 第一支持ローラ
56b 第二支持ローラ
56c 搬送ベルト
58 紙束放出爪
60 排紙トレイ
62 排紙駆動ローラ
64 排紙従動ローラ
81 コロ駆動入力プーリー
82 タイミングベルト
83 コロ回転モータ
83a 回転出力ギヤ
91 ホルダ揺動軸
92 コロ揺動カム
93 カム付ギヤ
93a カム付ギヤ回転軸
94 コロ接離モータ
94a 接離出力ギヤ
95 コロ支持ホルダ
95a コロ揺動レバー
96 コロ上昇バネ
100 トレイ上用紙位置検出センサ
101 撮像部
102 光源部
200 制御部
P 用紙
P0 積載用紙
P0e 積載後端面
P1 移動用紙
P1e 移動後端面
T トナー像
Claims (15)
- シートを積載するシート積載部と、
前記シート積載部に積載された前記シートの位置を揃える整合手段と、
前記シートを前記整合手段に向けて搬送する搬送部材と、
前記シート積載部における前記シートの移動方向の位置を検出するシート検出手段とを備えるシート積載装置において、
前記シート検出手段は、前記シートに光を照射する発光手段と、
前記シートで反射した反射光を受光する受光手段とを備え、
前記発光手段は、前記シートの端面に向けて光を照射し、
前記受光手段は、前記端面で反射した反射光を受光することを特徴とするシート積載装置。 - 請求項1のシート積載装置において、
前記受光手段は、前記搬送部材と前記整合手段との間に位置することを特徴とするシート積載装置。 - 請求項1または2に記載のシート積載装置において、
前記搬送部材と前記整合手段との間に、前記搬送部材によって搬送されてきた前記シートを前記整合手段に向けて搬送する第二の搬送部材を備え、
前記受光手段は、前記第二の搬送部材と前記整合手段との間に位置することを特徴とするシート積載装置。 - 請求項1または2に記載のシート積載装置において、
前記搬送部材と前記整合手段との間に、前記搬送部材によって搬送されてきた前記シートを前記整合手段に向けて搬送する第二の搬送部材を備え、
前記受光手段は、前記搬送部材と前記第二の搬送部材との間に位置することを特徴とするシート積載装置。 - 請求項3または4のシート積載装置において、
前記シート検出手段の検出結果に基づいて前記第二の搬送部材による前記シートの搬送を制御することを特徴とするシート積載装置。 - 請求項1乃至5の何れか一項に記載のシート積載装置において、
前記シート検出手段の検出結果に基づいて前記搬送部材による前記シートの搬送を制御することを特徴とするシート積載装置。 - 請求項1乃至6の何れか一項に記載のシート積載装置において、
前記搬送部材は、前記シート積載部に向けて搬送されてきた前記シートの進行方向を反転し、前記整合手段に向けて搬送するスイッチバック手段であることを特徴とするシート積載装置。 - 請求項7のシート積載装置において、
前記受光手段は、撮像素子であり、
前記搬送部材が、前記スイッチバック手段として、前記シートの進行方向を反転するために前記シートと接触したときの前記シートを撮像することを特徴とするシート積載装置。 - 請求項7または8のシート積載装置において、
前記受光手段は、撮像素子であり、
前記搬送部材が、前記スイッチバック手段として前記シートの進行方向を反転して、前記シートから離間するときの前記シートを撮像することを特徴とするシート積載装置。 - 請求項7乃至9の何れか一項に記載のシート積載装置において、
前記受光手段は、撮像素子であり、
前記搬送部材が、前記スイッチバック手段として前記シートの進行方向を反転する前後の前記シートを連続的に撮像することを特徴とするシート積載装置。 - 請求項1乃至10の何れか一項に記載のシート積載装置において、
前記シート検出手段は、前記シートの搬送方向の端部の位置を検出し、前記シート検出手段の検出結果から斜行量を検出することを特徴とするシート積載装置。 - 請求項1乃至11の何れか一項に記載のシート積載装置において、
前記受光手段の中心線が、前記シート積載部に積載される前記シートの表面に対して垂直であることを特徴とするシート積載装置。 - 請求項1乃至11の何れか一項に記載のシート積載装置において、
前記受光手段の中心線が、前記シート積載部に積載される前記シートの表面に対して傾斜していることを特徴とするシート積載装置。 - シートを積載するシート積載手段と、
前記シート積載手段に積載された前記シートに所定の処理を施す処理手段とを備えるシート処理装置において、
前記シート積載手段として、請求項1乃至13の何れか一項に記載のシート積載装置を備えることを特徴とするシート処理装置。 - シートの表面に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段によって画像が形成された前記シートに所定の処理を施すシート処理手段とを備える画像形成システムにおいて、
前記シート処理手段として、請求項14に記載のシート処理装置を備えることを特徴とする画像形成システム。
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