JP2007038978A - 連結構造及び連結方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】二つの部材を連結する際に適切な初期トルクを付与可能な連結構造を提供する。
【解決手段】上記内筒12と取付け板9,10を貫通するボルト7にナット8を螺合し、ナット8に締付けトルクを付与しボルト頭部7aとナット8によって軸方向両側から締め付けることで締結される。ボルト7の軸部における内筒12の内径面と対向する位置にキーを設けると共に、内筒12の内径面に上記キーを軸方向にのみ移動可能に嵌合するキー溝を設ける。さらに、上記締付けに応じて上記キーを所定回転角度だけ回転させるガイド部材16,17を備える。
【選択図】 図3
【解決手段】上記内筒12と取付け板9,10を貫通するボルト7にナット8を螺合し、ナット8に締付けトルクを付与しボルト頭部7aとナット8によって軸方向両側から締め付けることで締結される。ボルト7の軸部における内筒12の内径面と対向する位置にキーを設けると共に、内筒12の内径面に上記キーを軸方向にのみ移動可能に嵌合するキー溝を設ける。さらに、上記締付けに応じて上記キーを所定回転角度だけ回転させるガイド部材16,17を備える。
【選択図】 図3
Description
弾性体を介して回動変位可能に連結する連結構造に係り、特にブッシュを介してサスペンションリンクを連結するのに好適な連結構造及び連結方法に関する。
車両のサスペンション装置にあっては、ブッシュ等を介して二つの部材を所定軸周りに回動変位可能な状態で連結することで行われる。例えば特許文献1のようなサスペンション装置において、サスペンションリンク3と車輪支持部材とがブッシュを介して連結される(段落番号0045参照)。そして、特許文献の図1(b)→(c)のように、サスペンション中立状態では、ブッシュにトルク(初期撓み)が加わる構成となっている。
特開2000−25435号公報
特許文献1では、サスペンションリンクと車輪支持部材とを初期トルクがゼロの状態でブッシュを介して連結(ブッシュに初期撓みがない状態で連結)し、その後、バネ9の反力に抗して、サスペンションリンクを組付け位置まで持ち上げて、上記ブッシュに歪を付与すると共にサスペンションリンクの車体側取付け部を車体に連結することで、組み付けるものと思われる。このため、ブッシュに歪を付与すると共にバネ反力に打ち勝つ力で、組付け作業を実施する必要があることから、組付けが大変である。また、特許文献1では、サスペンションリンクと車輪支持部材とを連結する際に、上記ブッシュに適切な歪を付与するものではない。
また、上記ブッシュの弾性体は、組付け前の歪が0の状態であるため、最大に変位した際(バウンドした際)の歪量が大きいという問題もある。
本発明は、上記のような点に着目してなされたもので、二つの部材を連結する際に適切な初期トルクを付与可能な連結構造を提供することを課題としている。
また、上記ブッシュの弾性体は、組付け前の歪が0の状態であるため、最大に変位した際(バウンドした際)の歪量が大きいという問題もある。
本発明は、上記のような点に着目してなされたもので、二つの部材を連結する際に適切な初期トルクを付与可能な連結構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、第1部材と第2部材とを弾性体を介して所定の軸周りに相対回動可能に連結し、上記弾性体は第1部材及び第2部材の相対回動変位に応じて弾性変形する連結構造において、
上記第1部材及び第2部材を弾性体を介して連結する際に、上記弾性体に所定の大きさの回転方向の初期撓みを付与する撓み付与手段を備えることを特徴とするものである。
上記第1部材及び第2部材を弾性体を介して連結する際に、上記弾性体に所定の大きさの回転方向の初期撓みを付与する撓み付与手段を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、組付け時に適切な歪を付与可能な連結構造を提供できる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、トレーリングアーム式サスペンションにおけるトレーリングアームとショックアブソーバの下端部との連結構造を例に説明する。
本実施形態のトレーリングアーム式サスペンションは、図1のように、左右一対のトレーリングアーム1の前端部がそれぞれブッシュ4を介して車体に連結し、その左右のトレーリングアーム1間がトーションバー20で連結される。各トレーリングアーム1の後部には、車輪を支持するスピンドル(不図示)が結合していると共に、ブッシュ5を介してショックアブソーバ3の下端部が連結されている。ショックアブソーバ3の上端部は車体に揺動可能に連結されている。
本実施形態では、トレーリングアーム式サスペンションにおけるトレーリングアームとショックアブソーバの下端部との連結構造を例に説明する。
本実施形態のトレーリングアーム式サスペンションは、図1のように、左右一対のトレーリングアーム1の前端部がそれぞれブッシュ4を介して車体に連結し、その左右のトレーリングアーム1間がトーションバー20で連結される。各トレーリングアーム1の後部には、車輪を支持するスピンドル(不図示)が結合していると共に、ブッシュ5を介してショックアブソーバ3の下端部が連結されている。ショックアブソーバ3の上端部は車体に揺動可能に連結されている。
ここで、上記構成のサスペンションでは、側面図である図2のように、標準状態(車輪接地状態)を基準(θ=0)にすると、フルバウンド時には、ブッシュ5に角度θ2だけ内外筒捻れ角度が変化し、フルリバウンド時には角度θ1だけの内外筒捻れ角度が変化する。
したがって、車体をジャッキアップして車輪を浮かした状態で組付け作業を行う場合にあっては、単にトレーリングアーム1にショックアブソーバ3を連結した場合には、フルリバウンド状態で内外筒捻れ角度が0度となる結果、フルバウンド状態で内外筒捻れ角度が(θ1+θ2)とバウンド時の捻れ角度が大きくなり、ブッシュ5の耐久上不利である。
したがって、車体をジャッキアップして車輪を浮かした状態で組付け作業を行う場合にあっては、単にトレーリングアーム1にショックアブソーバ3を連結した場合には、フルリバウンド状態で内外筒捻れ角度が0度となる結果、フルバウンド状態で内外筒捻れ角度が(θ1+θ2)とバウンド時の捻れ角度が大きくなり、ブッシュ5の耐久上不利である。
一方、車輪接地状態で、ピット内から組付け作業を行う場合には、トレーリングアーム1を角度αだけ持ち上げて標準位置の状態として組付け作業を行う必要がある。
そして、本実施形態では、ジャッキアップ状態で組付け作業を行う場合、つまりフルリバウンド状態で連結する連結構造で説明する。
上記トレーリングアーム1とショックアブソーバ3の下端部との連結は、図3のように、トレーリングアーム1に固定された取付け部であるコ字状の取付けブラケット6、ブッシュ5、ボルト7及びナット8を介して行われる。
そして、本実施形態では、ジャッキアップ状態で組付け作業を行う場合、つまりフルリバウンド状態で連結する連結構造で説明する。
上記トレーリングアーム1とショックアブソーバ3の下端部との連結は、図3のように、トレーリングアーム1に固定された取付け部であるコ字状の取付けブラケット6、ブッシュ5、ボルト7及びナット8を介して行われる。
ブラケット8は、車幅方向で対向する一対の取付け板9,10を備え、その一対の取付け板9,10の間隔は、その間にブッシュ5を介挿可能な間隔に設定されている。
ブッシュ5は、図4のように、入れ子状に配置された外筒11と内筒12との間に弾性体13が介装されて構成され、外筒11は、ショックアブソーバ3の下端部に圧入などによって結合されている。そして、上記内筒12の内径面には、軸方向に延びるキー溝14が形成されている。
ブッシュ5は、図4のように、入れ子状に配置された外筒11と内筒12との間に弾性体13が介装されて構成され、外筒11は、ショックアブソーバ3の下端部に圧入などによって結合されている。そして、上記内筒12の内径面には、軸方向に延びるキー溝14が形成されている。
また、本実施形態のボルト7は、図5に示すように、上記ボルト7の軸部7bにおける内筒12の内径面と対向可能な位置に、上記キー溝14に嵌合可能なキー15が形成されていて、該キー15はキー溝14に案内されて軸方向には移動可能であるが、回転方向への移動がキー溝14に拘束されてキー15からキー溝14に回転方向の力を伝達可能となっている。
また、ボルト7の頭部7aと、その頭部7aに対向する取付け板9との間に、図3,5,6のように、回転変位機構を構成する筒状のガイド部材16,17が配置されている。ガイド部材は、ボルト7の頭部7aの着座面に同軸に固定された第1ガイド部材16と、その第1ガイド部材16に同軸に配置され且つ取付け板9に固定された第2ガイド部材17から構成されている。
第1ガイド部材16と第2ガイド部材17の対向部は、相互に噛み合い可能な噛み合い部となっている。二つの噛み合い部の噛合面は、軸に対して傾斜した傾斜面16a、17a(ガイド面)を備え、噛み合い位置から周方向にずれた状態で第1ガイド部材16と第2ガイド部材17とが接近して当接すると、互いの傾斜面16a、17aに沿って滑りながら軸方向に移動することで、相対的に第2ガイド部材17に対し、第1ガイド部材16は、噛み合うまで軸方向に移動しつつ周方向に回転変位するようになっている。傾斜面の両端部には、軸方向を向く肩部16b、17bが形成されている。
図5及び図6における噛み合い面には、それぞれ左右二つの傾斜面16a、17aを設けているが、傾斜面16a、17aは1つでも構わない。なお、図6において、取付け板10とナット8は分離している。
図5及び図6における噛み合い面には、それぞれ左右二つの傾斜面16a、17aを設けているが、傾斜面16a、17aは1つでも構わない。なお、図6において、取付け板10とナット8は分離している。
次に、連結作業について説明する。
一対の取付け板9,10の間にブッシュ5を配置して、図7(a)に示すように、ボルト7の軸部7bで、内筒12、および一対の取付け板9,10を貫通する。このとき、キー15がキー溝14に差し込まれることで、第1ガイド部材16についての組付け前の周方向位置が位置決めされる。なお、内筒12側のキー溝14は、ショックアブソーバ3に結合する際に、目的の相対変位を発生可能な周方向位置となるように設定する。
一対の取付け板9,10の間にブッシュ5を配置して、図7(a)に示すように、ボルト7の軸部7bで、内筒12、および一対の取付け板9,10を貫通する。このとき、キー15がキー溝14に差し込まれることで、第1ガイド部材16についての組付け前の周方向位置が位置決めされる。なお、内筒12側のキー溝14は、ショックアブソーバ3に結合する際に、目的の相対変位を発生可能な周方向位置となるように設定する。
次に、他方の取付け板9,10から突出した軸部7bにナット8を螺合させ、該ナット8に締付けトルクを付与してナット8を回転させることで、締付けを行う。このとき、まず、図7(a)のように、ナット8が他方の取付け板10に当接し、続いて、ナット8に締付けトルクを付与するにつれて、ボルト7の軸部7bに軸方向のテンションが付与されることで、図7(a)→(c)のように、ボルト7の頭部7aは、ナット8側つまり一方の取付け板9に接近するように軸方向へ移動を行う。そして、ボルト7側の第1ガイド部材16が第2ガイド部材17の傾斜した傾斜面に当接すると、ボルト7は軸方向に前進しながら、傾斜した傾斜面16a、17aによって生じる径方向への分力によって回転方向のトルクが付与されて回転変位をする。そして、図7(c)のように、肩部同士が当接し完全に第1ガイド部材16と第2ガイド部材17が噛み合うと、取付け板9,10に固定された第2ガイド部材17によって回転が規制されて軸方向のみに移動可能となり、さらに目的の締付けトルクとなった時点で締結が完了する。
このように、軸部7bのキー15の周方向位置を、内筒12のキー溝14の位置に設定してから上記第1ガイド部材16が第2ガイド部材17に噛み合うまでの回動変位量を予め設定しておけば、所定の回動変位を内筒12に付与、つまり内筒12と外筒11との間の弾性体13に所定角度の初期撓みを付与可能となる。そして、組付け時における、周方向での上記キー溝14の位置と第2ガイド部材17の位置とを管理することで、組付け完了後、つまりボルト7の締結が完了後にブッシュ5に回動変位量θ1の回転方向の捻れを付与可能となる。これによって、車輪接地状態では、ブッシュ5の撓みをゼロにすることが可能となる。
このように、本実施形態では、ボルト締結作業によって、ブッシュ5に適切な角度の回転方向の歪を付与できる。したがって、適切な回転方向の歪を付与しても作業性を悪くすることはない。
ここで、上記実施形態では、ボルト7側に外径方向に突出するキー15を設け内筒12内径面にキー15を案内するキー溝14を設けているが、ボルト7側に溝からなるキー15を設け、内筒12内径面に上記溝からなるキー15を案内する、突起からなるキー案内部を設けても良い。
ここで、上記実施形態では、ボルト7側に外径方向に突出するキー15を設け内筒12内径面にキー15を案内するキー溝14を設けているが、ボルト7側に溝からなるキー15を設け、内筒12内径面に上記溝からなるキー15を案内する、突起からなるキー案内部を設けても良い。
また、図8及び図9のように、内筒12と対向するボルト7の軸部7b部分を断面多角形形状として角部をキー15とし、内筒12内径面の断面を、上記多角形形状をはめ込み可能な断面として隅部をキー案内部14としても良い。
また、上記実施形態では、第1ガイド部材16及び第2ガイド部材17によって、キー15に所定回転角度の変位量を付与する回転変位付与機構としているが、これに限定されない。例えば、上記キー溝14を軸方向に沿って螺旋状に延びるように形成しておくと共に、キー15側の回転変位を拘束(例えば、ボルトを取付け面に溶接)するようにしておけば、ボルト7の締付けに応じてキー15が軸方向に移動するにつれて、その移動つまり締付けトルクに応じて内筒12が回動変位することで弾性体13に所定の回転角度が付与される。
また、上記実施形態では、第1ガイド部材16及び第2ガイド部材17によって、キー15に所定回転角度の変位量を付与する回転変位付与機構としているが、これに限定されない。例えば、上記キー溝14を軸方向に沿って螺旋状に延びるように形成しておくと共に、キー15側の回転変位を拘束(例えば、ボルトを取付け面に溶接)するようにしておけば、ボルト7の締付けに応じてキー15が軸方向に移動するにつれて、その移動つまり締付けトルクに応じて内筒12が回動変位することで弾性体13に所定の回転角度が付与される。
また、上記実施形態では、ボルト7と、第1ガイド部材16及びキー15とを一体に構成する場合を例示しているが、これに限定されない。例えば、図10に示すように、ボルト7の軸部7bが貫通する筒体21を備え、その筒体21にキー15を一体的に設けると共に、該筒体21と第1ガイド部材16とを一体に形成して、第1ガイド部材16及びキー15と、ボルト7とを別体に構成しても良い。この場合には、例えば、ナット8を取り付け板に溶着しておいて、ボルト7の頭部7aに締付けトルクを付与することが可能となる。作用などは同じである。
また、上記実施形態では、サスペンションリンクとショックアブソーバ3との連結する連結構造で説明しているが、これに限定されない。サスペンションリンクと車体側部材や車輪指示部材等との連結など、所定の軸周りに回動変位可能な状態で弾性体13を介して連結される場合であれば、適用することができる。
1 トレーリングアーム(サスペンションリンク)
3 ショックアブソーバ
5 ブッシュ
6 ブラケット
7 ボルト
7a 頭部
7b 軸部
8 ナット
9,10 取付け板
11 外筒
12 内筒
13 弾性体
14 キー溝(キー案内部)
15 キー
16 第1ガイド部材
16a 傾斜面
17 第2ガイド部材
17a 傾斜面
21 筒体
3 ショックアブソーバ
5 ブッシュ
6 ブラケット
7 ボルト
7a 頭部
7b 軸部
8 ナット
9,10 取付け板
11 外筒
12 内筒
13 弾性体
14 キー溝(キー案内部)
15 キー
16 第1ガイド部材
16a 傾斜面
17 第2ガイド部材
17a 傾斜面
21 筒体
Claims (8)
- 第1部材と第2部材とを弾性体を介して所定の軸周りに相対回動可能に連結し、上記弾性体は第1部材及び第2部材の相対回動変位に応じて弾性変形する連結構造において、
上記第1部材及び第2部材を弾性体を介して連結する際に、上記弾性体に所定の大きさの回転方向の初期撓みを付与する撓み付与手段を備えることを特徴とする連結構造。 - 入れ子状に配置された外筒と内筒との間に弾性体が介装されたブッシュを備え、第1部材が外筒に結合すると共に、第2部材が内筒に締結部品を介して締結することで、ブッシュの軸周りに相対回動可能な連結構造において、
上記締結の際に、その締付けトルクによって、外筒に対し内筒を所定回転角度だけ回転変位させて弾性体に撓みを付与する撓み付与手段を備えることを特徴とする連結構造。 - 上記内筒と第2部材の締結は、第2部材の取付け部及び上記内筒を貫通するボルトにナットを螺合し、ナットに締付けトルクを付与しボルト頭部とナットによって軸方向両側から締め付けることで締結される連結構造において、
ボルトの軸部における内筒内径面と対向する位置にキーを設けると共に、内筒内径面に上記キーを軸方向にのみ移動可能に嵌合するキー案内部を設け、
さらに、上記締付けに応じて上記キーを所定回転角度だけ回転させる回転変位機構を備えることで撓み付与手段を構成することを特徴とする請求項2に記載した連結構造。 - 上記第2部材の取付け部は、ボルト頭部と内筒との間に介挿される取付け板を備えた連結構造において、
上記回転変位機構は、上記ボルト頭部と取付け板との間に介装されて、ボルト頭部から取付け板に向けて突設する第1ガイド部材と、取付け板から上記第1ガイド部材に向けて突設して該第1ガイド部材に噛み合う第2ガイド部材とからなり、
上記第1ガイド部材及び第2ガイド部材の噛合面は、ボルトの軸に対し傾斜した傾斜面からなるガイド面を有し、ボルト頭部が取付け板に接近するにつれて、相対的に上記ガイド面に案内されて第2ガイド部材に対して第1ガイド部材を噛み合い位置まで回動変位することを特徴とする請求項3に記載した連結構造。 - 上記内筒と第2部材の締結は、第2部材の取付け部及び上記内筒を貫通するボルトにナットを螺合し、ナット若しくはボルト頭部に締付けトルクを付与しボルト頭部とナットによって軸方向両側から締め付けることで締結される連結構造において、
ボルトの軸部が貫通する筒体を備え、その筒体における内筒内径面と対向する位置にキーを設けると共に、内筒内径面に上記キーを軸方向にのみ移動可能に嵌合するキー案内部を設け、
さらに、上記締付けに応じて上記キーを所定回転角度だけ回転させる回転変位機構を備えることを特徴とする請求項2に記載した連結構造。 - 上記第2部材の取付け部は、ボルト頭部と内筒との間に介挿される取付け板を備えた連結構造において、
上記回転変位機構は、上記ボルト頭部と取付け板との間に介装されて、上記筒体と一体になっていると共にボルト頭部に当接して取付け板に向けて突出する第1ガイド部材と、取付け板から上記第1ガイド部材に向けて突設して該第1ガイド部材に噛み合う第2ガイド部材とからなり、
上記第1ガイド部材及び第2ガイド部材の噛合面は、ボルトの軸に対し傾斜した傾斜面からなるガイド面を有し、ボルト頭部が取付け板に接近するにつれて、相対的に上記ガイド面に案内されて第2ガイド部材に対して第1ガイド部材を噛み合い位置まで回動変位することを特徴とする請求項5に記載した連結構造。 - 上記第1部材は、ショックアブソーバであり、第2部材はサスペンションリンクであることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載した連結構造。
- サスペンションリンクに固定されて車輪を回転自在に支持する車輪支持部材に加わる車両上下方向の荷重が、車体の重量を車体が備える全車輪で支持しているときの荷重よりも小さい状態で、
請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載した連結構造を介して、サスペンションリンクとショックアブソーバとを連結することを特徴とする連結方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005227925A JP2007038978A (ja) | 2005-08-05 | 2005-08-05 | 連結構造及び連結方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005227925A JP2007038978A (ja) | 2005-08-05 | 2005-08-05 | 連結構造及び連結方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007038978A true JP2007038978A (ja) | 2007-02-15 |
Family
ID=37797338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005227925A Pending JP2007038978A (ja) | 2005-08-05 | 2005-08-05 | 連結構造及び連結方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007038978A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014111446A (ja) * | 2014-01-10 | 2014-06-19 | Mitsubishi Motors Corp | 車両の懸架装置 |
-
2005
- 2005-08-05 JP JP2005227925A patent/JP2007038978A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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