JP2007037455A - 白色のエリンギ形成能を有する菌株およびその栽培により得られる白色のエリンギ - Google Patents

白色のエリンギ形成能を有する菌株およびその栽培により得られる白色のエリンギ Download PDF

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Abstract

【課題】 栽培期間がより短く、形状がエリンギに類似し、全体が白色のきのこ形成能を有する新品種のきのこ菌株を提供すること。
【解決手段】 バイリングと白色のアウェイモとの交配により得られた、白色のきのこ形成能を有するきのこ菌株を提供する。
【選択図】 図1

Description

発明の背景
発明の分野
本発明は、バイリングから新品種のきのこ菌株の創製、より詳しくは、栽培期間がより短く、形状がエリンギに類似し、全体が白色のきのこ形成能を有するきのこ菌株の創製に関する。
背景技術
エリンギは美味しいきのこで近年その生産が急速に伸びている。ところでエリンギは、肉質が硬目である点で好まれない面もあり、肉質の硬過ぎない系統が求められている。一方、中国には、エリンギに近いヒラタケ属きのこにバイリング(白霊グ)がある。
バイリング(白霊グ;白霊側耳とも言う)は中国原産のヒラタケ属のきのこで、学名はPleurotus nebrodensis (Inzengae) Queletとされている。きのこ全体が純白色で大型、傘は手掌形から馬蹄形で径4〜13cm、中央部平または凸型、柄は長さ3〜4cm、側生または稀に偏生する。野生ではセリ科ウイキョウ属の植物の枯れた根茎に生える。肉の硬さが丁度良く、口当たりがとてもよく、中国では高級食材として賞味されている。しかし、このきのこはエリンギに見慣れている日本の消費者にはグロテスクに映ると推定される。また、このきのこの栽培期間は長く、エリンギの1.5〜2倍要する。そこで、これを改良して、栽培期間がより短く、また日本の消費者に受け入れ易いエリンギ似の形態を有し、食味と色はバイリング似の系統を作出することが求められる。
また、中国原産の別のヒラタケ属きのこにアウェイモ(阿魏モ;阿魏側耳、阿魏モグ、阿魏グとも言う)がある。アウェイモの学名はPleurotus ferulae Lanziとされている。形はエリンギに似てはいるが、胞子がより大きい等各種形質が若干異なる。傘は直径5〜15cm、中央部平または凹、灰褐色、変灰白色ないし汚白色、肉は白色、柄は長さ2〜7cm、白色から汚白色、襞は汚白変暗色であり、偏生する。寄主植物がエリンギはセリ科ヒゴタイサイコ属植物であるのに対し、アウェイモはセリ科ウイキョウ属の阿魏であるなどから別種とされている。野生ではセリ科ウイキョウ属の阿魏の枯れた根茎に生える。このきのこの栽培期間は比較的に短く、エリンギと同程度である。アウェイモには傘の白い変種も存在することが知られている。この変種は、きのこの形がエリンギに似ているが、襞は変灰白色である。白色のアウェイモは形がエリンギに似ているが、襞が変灰白色であり、肉質が軟らか過ぎる点、市場受けが難しいと思われる。襞も純白に近く、肉質が緻密で口当たりの良い品種が求められる。
旭松食品株式会社 食品研究所所有の菌株群からバイリングの代表例として、ヒラタケ属に属する菌株AFRL 6010(Pleurotus sp. AFRL 6010)(以下、菌株Aと称す)を、また白色のアウェイモの代表例として、ヒラタケ属に属する菌株AFRL 6020(Pleurotus sp. AFRL 6020)(以下、菌株Bと称す)を、平成17年7月1日に独立行政法人 産業技術総合研究所 特許生物寄託センターに寄託した。菌株AはFERM P-20577として、また菌株BはFERM P-20578として寄託されている。
なお、本発明に関連する先行技術文献情報としては以下のものがある。
中国大型真菌 卵暁崗 主編 河南科学技術出版社 2000. Proceedings of China (Guang Shui) symposium on standarization production for edible mushroom & production fair for rare mushroom (Pleurotus nebrodensis), Edible Fungi Society of China, 2005.
発明の概要
本発明者らは、栽培期間が短く、形はエリンギ似、肉質は緻密で口当たりが良く、襞の着色も無く全体が白色のきのこを形成しうる系統の作出技術の開発を主な目的とし、該目的に即して鋭意研究を重ねたところ、襞を含めきのこ全体が白色だが柄の短いバイリングと、柄が太く長いアウェイモの白色系統の品種とを交配するならば、または、交配を繰り返すならば、栽培期間が短く、傘・柄・襞共に白色で、傘が丸山型で正円形に近く、肉質がきめ細かく、柄が中心生で市場受けの良いエリンギの様に太く長い系統を作出し得るであろうと思考するに至った。
よって、本発明者らは、まず、日本と中国で多数のバイリングの系統と白色のアウェイモの系統を収集した。両系統は形態や発生条件が異なり別種とされているが、鋭意検討の結果、交配が可能であることを見出した。そこで、両系統間の交配と交配株の再交配を繰り返し、所期の栽培特性と形質を有するきのこを選抜したところ、目的とするきのこ系統の作出が可能であることがわかった。その際、これらの両系統はエリンギと交配する能力を有することも見出した。従って、これら2種は従来別種とされてきたが、本研究途上での試験により、これら2種の生物学的種は共にエリンギ:Pleurotus eryngii (De Candolle :Fries) Quelet であることを確認し、即ち、このように作出した白色のエリンギ似の系統は、正に、白色のエリンギ(白エリンギ)であることを確認し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、第一義的に、バイリングと白色のアウェイモとの交配により得られた、白色のきのこ形成能を有するきのこ菌株を提供するものである。
このような本発明は、より具体的な態様として、バイリングとして、ヒラタケ属に属する菌株AFRL 6010(Pleurotus sp. AFRL 6010)FERM P-20577または該菌株と対峙培養で帯線を形成しないヒラタケ属の菌株を、アウェイモとして、ヒラタケ属に属する菌株AFRL 6020(Pleurotus sp. AFRL 6020)FERM P-20578または該菌株と対峙培養で帯線を形成しないヒラタケ属の菌株を交配することにより得られた、白色のきのこ形成能を有するきのこ菌株を提供するものである。
本発明は、第二義的に、バイリングと白色のアウェイモとの交配後、傘、襞、柄が白色で柄が長く、肉質の緻密な系統を選抜することにより得られた、白色のエリンギ形成能を有するきのこ菌株を提供するものである。
このような本発明は、より具体的な態様として、バイリングとして、ヒラタケ属に属する菌株AFRL 6010(Pleurotus sp. AFRL 6010)FERM P-20577または該菌株と対峙培養で帯線を形成しないヒラタケ属の菌株を、アウェイモとして、ヒラタケ属に属する菌株AFRL 6020(Pleurotus sp. AFRL 6020)FERM P-20578または該菌株と対峙培養で帯線を形成しないヒラタケ属の菌株を交配することにより得られた、白色のエリンギ形成能を有するきのこ菌株を提供するものである。
発明の具体的な説明
菌株の収集
本発明の目的に即して、バイリングとアウェイモの系統を収集する。種菌販売業者から購入したり、野生、栽培、あるいは市販のきのこの子実体組織より、純粋分離するとよい。また、その際きのこから得た胞子から二次菌糸あるいは一次菌糸を得ることも出来る。
一次菌糸の分離、選抜
一次菌糸は、子実体から胞子を得て、単胞子分離するのが簡単であるが、子実体の得にくい場合は、菌糸からプロトプラストを調整し、それから単クローンを得ることによっても作成可能である。一次菌糸は顕微鏡で観察するとクランプが無いので、確認できる。この一次菌糸の栽培試験を行い、生育速度が早く、菌糸密度の高い株の選抜を実施すると以降の選抜の効率が良くなるが、この選抜は省略しても良い。
交配
交配には、通常、きのこの培養に用いられる固体培地ならば何れの培養基を用いても良いが、寒天培地を用いるのが簡便である。寒天培地としては、通常きのこの培養に用いられる培地ならば何れでも良いが、生育の良いものを選択して用いるのが好ましい。培養温度は、生育可能温度の5〜35℃で良いが、好ましくは生育に適温の20〜25℃で行うとよい。交配目的の二つの一次菌糸を1〜3cm程離して接種し、両菌糸が接触後、10〜50日後に菌糸を顕微鏡で観察し、クランプが出来ていることを確認して、交配株を得る。交配は一方が二次菌糸でも起こるので、二次菌糸と一次菌糸の組み合わせでも良い。また交配した菌糸は、肉眼的な形態も元の一次菌糸とは異なるので、顕微鏡観察を省略し、肉眼的な形態変化により交配株を確認して得ることも不可能ではない。
交配株の培養性状による選抜
交配株の生育試験を実施し、生育速度が早く、培養性状が安定している株を選抜して栽培試験に供する。しかし、以降の試験数が増えることからこのような選抜は省略しても良い。
交配株の栽培試験
栽培培地としては、オガコ、コーンコブ、コットンハル等の培地基材に、米糠、麸皮、コーンブラン、ビール粕、オカラ、豆皮、ビートパルプ等の添加物を加え、水分を65〜68%に調製したものが標準的である。培養温度は20〜25℃、培養期間は35〜50日が標準である。
発生は、菌掻き後、温度15〜20℃、湿度80〜95%、100〜200 lxの白色灯下の環境で行うのが標準であるが、菌掻き処理を省略したり、上記温度またはより低温の環境で一定期間放置し、その前あるいはその途中、あるいは最後に菌掻きを行っても良い。発生処理後1週間以内に子実体原基を形成し、更に10日程度で収獲可能な子実体に成熟する環境条件が好ましい。
白色のエリンギの選抜
上記栽培試験で子実体が得られたら、その形態を調査する。まず、傘、柄、襞が純白に近く、形態がエリンギ似の菌株を選抜する。また、この時、培養日数が短く、収量が多く、子実体は傘が正円形に近く、凸形、肉質が緻密で硬過ぎないもの、襞の幅が狭く色が特に白いもの、柄は中心生で、太くて長いものを選抜するのが好ましい。
再交配・再選抜
上記で選抜されたものをそのまま実用株として用いても良いが、更に、この選抜株の自植交配、選抜株間交配、選抜株とその片親との交配等の再交配を実施し、再選抜を行っても良い。この再交配と再選抜を繰り返すことにより、より市場価値の高い菌株が選抜される。
以下、本発明を実施例でもって更に詳しく説明する。
菌株
バイリングの菌株としては前記菌株Aを用いた。この菌株は、中国新疆哈密地区天山菌業研究所の天山2号、天山3号;福建省三明真菌研究所、上海市上海食用菌研究所、河北省承徳市平泉県食用菌総公司のバイリング;国内市販のバイリングより純粋分離した菌株と、いずれも対峙培養で帯線を形成しなかった。アウェイモの菌株としては前記菌株Bを用いた。この菌株は、中国新疆哈密地区天山菌業研究所の天山1号;福建省三明真菌研究所、河北省承徳市平泉県食用菌総公司のアウェイモと、いずれも対峙培養で帯線を形成しなかった。
一次菌糸
菌株AおよびBを栽培培地に接種し、栽培して、それぞれ子実体を形成させ、それより単胞子の分離を行い、各々100株以上の一次菌糸を得た。これらの培養性状から、生育が早く、菌糸密度が厚く、正円形のコロニーを形成し、変色性の無いことを基準として、各々上位10株を選抜した。
交配
上記の方法で得た両系統の菌株間の交配を実施したところ、100%交配が成立した。交配株の培養性状から、生育が早く、菌糸密度が厚く、正円形のコロニーを形成し、変色性の無いことを基準として、上位60株を選抜した。
栽培試験
コットンハル:コーンブラン:麸皮:ホミニフィード:炭酸カルシウムを乾物重量比で39:35:20:5:1の割合で混合し、水分を65重量%に調整した。これを850mlのきのこ栽培瓶に560g充填し、接種孔を空け、蓋をして、滅菌した(培地温度120℃達温後1時間)。
滅菌後、20℃に冷却し、上記選抜交配株より調整した種菌を接種した。温度22〜24℃、湿度60〜70%RH、暗黒の培養室で42日間培養後、菌掻きを行った後、温度16〜18℃、湿度80〜95%RH、白色灯下(照度100〜200 lx)の発生室で、芽出し、芽掻き、生育収獲を行った。なお、対照のバイリングの発生試験では、菌掻き後、5℃、14日間の低温処理を行った後に、上記の発生室に移した。
接種後100日目までに試験した60株の内52株で子実体の形成が見られた。
その内、栽培期間が80日以内であり、傘、柄、襞がバイリングに近い白色で、形状がエリンギ似で、傘があまり大きくなく、柄が中心生で長いもの2株を選抜した。
再交配・再選抜
これらの選抜株子実体より、単胞子分離法により一次菌糸を、各々100株以上分離した。これらに関して、上記の一次菌糸の選抜、交配、栽培試験を同様の方法で繰り返すことにより、栽培期間74日、傘が正円形で凸形、襞がバイリング並みの白色、柄は中心生でエリンギ並み以上の太さと長さ、肉質がバイリング並みで緻密な白色のエリンギ株を1株得、Pleurotus sp. AFRL 6271と命名した(以下、菌株Cと称す)。この選抜株(育種株)と親株(菌株AおよびB)の栽培/培養性状と形質を以下の表1にまとめて示した。また、図1に写真でもって菌株Cの発生状況、即ち、得られた生物の形態を示した。なお、菌株Cは、平成17年7月1日に独立行政法人 産業技術総合研究所 特許生物寄託センターに寄託した。該菌株CはFERM P-20579として寄託されている。
表1から分るように、育成された菌は栽培期間が短く、発生時に低温処理が必要なく、収量が多く、きのこは傘が正円形に近く肉厚で、柄の付き方が中心生で形状が良く、襞が乳白色であり、両親株の良形質のみを取り、更に改良された菌株を選抜することが出来た。
対峙培養試験
こうして得られた育成菌株(菌株C)と親株とを、本発明の実施に際して収集した菌株との対峙培養試験に供した。その際培地としてはPDA培地を使用し、同一の培地に試験する2つの菌株を2〜3cm離して接種し、20〜25℃で20日間培養して、両菌が交わった部分が褐変したり、盛り上がったりした帯線の形成を調べた。その結果を示した下記の表2から明らかなように、育成された菌株Cは今回収集した類縁のどの菌株とも帯線を形成したことから、独特の新品種であることが分る。
標準株との交配試験
親株、育種株、エリンギの標準株(CBS 100.82: Centraalbureau voor Schimmelcultures, Utrecht, Netherlands)を用いて、一次菌糸(一核菌糸ともいう)を各10株ずつ前記の方法に準じて調製し、各一核菌糸間の交配を同様に前記の方法に準じて行った。交配結果を示した下記の表3から明らかなように、菌株A,B,Cは、一応交配が成立しているので、生物学的には同種とすべきである。従って、本発明において育種された菌株Cは白色のエリンギと称すべきものである。
なお、エリンギは交配因子が4極性なので、理論的な交配確率は自植交配では25%、交配因子が全く異なれば100%となるが、実際にはバラツキが生じるので理論値とはずれた値になることが多い。菌株AとBは交配因子が全く異なるので100%交配した。この結果は、これら二つは起源の異なる同種であることを示している。これら菌株と菌株Cは親子なので一部交配因子が重複し、50%強となった。これら3種の菌株とエリンギ標準株とは、交配因子が全く異なる筈だが、地域的な隔離等により交配能力が若干低下した為、70%以下となったと考えられる。能力が低下しているとはいえ、交配能力は依然として残っているので、ここで試験した品種は、生物学的には同種とするのが適当である。すなわち、全てエリンギPleurotus eryngii (De Candolle ex.:Fries) Quelet とすべきである。
上記表1−3の結果から、更に以下の表4に示した交配株C(即ち、菌株C)の菌学的性質から、本発明により、比較的短期の栽培期間で、全体が白色で、傘が正円形で凸形、肉質がバイリング並みで緻密、襞がバイリング並みの白色、柄がエリンギ並み以上の長さと太さの白色のエリンギ形成能を有する新品種のきのこ菌株が得られ、且つ、該菌株の栽培により得られる白色のきのこは消費者の好みに合うきのこであることが確認された。
菌株Cの発生状況、即ち、該菌株の栽培により得られるきのこの「生物の形態」を表している写真である。

Claims (9)

  1. バイリングと白色のアウェイモとの交配により得られた、白色のきのこ形成能を有するきのこ菌株。
  2. 請求項1に記載のきのこ菌株の栽培により得られる白色のきのこ。
  3. バイリングが、ヒラタケ属に属する菌株AFRL 6010(Pleurotus sp. AFRL 6010)FERM P-20577または該菌株と対峙培養で帯線を形成しないヒラタケ属の菌株であり、アウェイモが、ヒラタケ属に属する菌株AFRL 6020(Pleurotus sp. AFRL 6020)FERM P-20578または該菌株と対峙培養で帯線を形成しないヒラタケ属の菌株である、請求項1に記載の白色のきのこ形成能を有するきのこ菌株。
  4. 請求項3に記載のきのこ菌株の栽培により得られる白色のきのこ。
  5. バイリングと白色のアウェイモとの交配後、傘、襞、柄が白色で柄が長く、肉質の緻密な系統を選抜することにより得られた、白色のエリンギ形成能を有するきのこ菌株。
  6. 請求項5に記載のきのこ菌株の栽培により得られる白色のエリンギ。
  7. バイリングが、ヒラタケ属に属する菌株AFRL 6010(Pleurotus sp. AFRL 6010)FERM P-20577または該菌株と対峙培養で帯線を形成しないヒラタケ属の菌株であり、アウェイモが、ヒラタケ属に属する菌株AFRL 6020(Pleurotus sp. AFRL 6020)FERM P-20578または該菌株と対峙培養で帯線を形成しないヒラタケ属の菌株である、請求項5に記載の白色のエリンギ形成能を有するきのこ菌株。
  8. 請求項7に記載のきのこ菌株の栽培により得られる白色のエリンギ。
  9. Pleurotus sp. AFRL 6010(FERM P-20577)とPleurotus sp. AFRL 6020(FERM P-20578)との交配の繰り返しにより得られた、白色のエリンギ形成能を有するきのこ菌株Pleurotus sp. AFRL 6271(FERM P-20579)、または該菌株と対峙培養で帯線を形成しないヒラタケ属の菌株。
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