JP2007036935A - 自動車の故障診断方法および携帯電話端末 - Google Patents

自動車の故障診断方法および携帯電話端末 Download PDF

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Abstract

【課題】 携帯電話端末を利用して自動車の故障診断を自動的に行う際に、ユーザ側に故障診断の主導権を持たせつつ、メンテナンスに関するユーザの負担を軽減させる。また、故障が発生したときに即時的に故障診断を実行する。
【解決手段】携帯電話端末自身に自動車の故障診断機能を付加する。故障が発見されたときには、センタ側との通信が必要であるか否かの情報をユーザに提示し、実際の通信実行の判断は、ユーザの意志に任せる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車の故障診断を自動的に行うサービスに利用する。特に、携帯電話端末を利用したサービスに関する。
当初は、単に移動しながらの電話通信を可能とする目的で開発された携帯電話端末であったが、現在では、携帯電話端末におけるCPU(Central Processing Unit)等の制御部は、かつての汎用コンピュータの性能に匹敵する処理能力を有しており、アプリケーションソフトを実行できる機種も登場している。この処理能力を活用し、昨今では、電話通信の範疇に留まらず、携帯電話端末を利用した様々なデータ通信サービスが行われている。
例えば、自動車に搭載されたECU(Electric Control Unit)が携帯電話端末を介してサービス提供者が設けたセンタとの通信を行うことにより、当該センタは、ECU内部に蓄積されている走行距離、燃料残量、その他メンテナンスに関する車両情報を収集解析し、必要に応じたアドバイス情報を携帯電話端末を介してユーザ(運転者)に提供するといったサービスが提案されている(例えば、特許文献1または2参照)。
特開2004−32017号公報 特開2002−168734号公報
上述したようなサービスは、従来、ユーザ自身が収集しなければならなかったメンテナンスに関する車両情報をサービス提供者が設けたセンタが肩代わりして収集解析し、必要に応じて適切なアドバイス情報を提供してくれるため、ユーザの負担を軽減させることができる。
しかし、その一方で、メンテナンスに関する車両情報の収集解析およびアドバイス情報の提供をセンタ側で一元的に行っているので、前記車両情報の収集動作は、ユーザの現在置かれている状況を配慮せずに定期間隔で行われるため、例えば、ユーザが携帯電話端末を持って車両から離れている間、ユーザが携帯電話端末で音声通信をしている間、もしくは携帯電話端末が圏外で通信が不可能な間には車両情報が収集されない。その場合は、収集がなされなかった状況を解消した状態で、次回の収集動作時期まで待つことになる。
さらに、前記アドバイス情報は、センタにて、収集された車両情報の解析を実施した後に供出されるため、ユーザは、アドバイス情報の提供を受けた時点で当該アドバイスに沿った対処行動がとれない場合がある。
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、ユーザ側に故障診断の主導権を持たせつつ、メンテナンスに関するユーザの負担を軽減させることができ、また、故障が発生した時点で即時的に対応可能である自動車の故障診断方法および診断機能をもつ携帯電話端末を提供することを目的とする。
本発明は、携帯電話端末自身に自動車の故障診断機能を付加することにより、サービス提供者が設けたセンタとの通信を行わなくとも、自動車の故障診断を携帯電話端末が自律的に行うことを第一の特徴とする。これにより、ユーザは、自らの都合のよい時間帯を選んで自動車の故障診断を実行することができる。
これにより、故障が発見されたときには、センタへの通知の必要性の情報をユーザに提示し、実際の通知実行の判断は、ユーザの意志に任せることにより、センタへの通知が必要な状況であっても、ユーザ側に通知実行の主導権を持たせることを第二の特徴とする。
すなわち、本発明は、自動車に搭載されたECUと通信を行う通信手段と、操作入力に応じてこの通信手段を介して前記ECUと通信を行い前記自動車の故障診断に用いる情報を収集する手段と、この収集する手段により収集した前記情報に基づき前記自動車の故障診断を行う故障診断手段とを備えた携帯電話端末である。
これにより、携帯電話端末が自律的に自動車の故障診断を行うことができる。よって、故障診断の際に、必ずしもセンタとの通信を行う必要はなく、ユーザは、自らの都合のよい時間帯に故障診断を実行することができる。
特に、故障が発生した時点で、即時的に故障診断を実行することができるため、ユーザが最も故障診断を欲したときにそれを実行することができることは、ユーザにとって大きな利便性の向上となる。とりわけ、高い稼働率と定時運行性が求められるトラック、バスなどの商用車においては運行継続可否の判断が迅速に行えることは、きわめて有用である。
さらに、故障診断機能を有するサーバとの接続制御を行うサーバ接続制御手段を備え、このサーバ接続制御手段は、当該サーバからの要求に応じて当該サーバと前記ECUとを接続することができる。
また、前記故障診断手段は、故障診断結果を表示し、操作入力に応じて故障と診断した旨を通知する情報を前記サーバ宛に送信することができる。
これによれば、携帯電話端末の自律的な故障診断の結果、故障が発見されたときには、必要に応じてサーバによるさらに詳細な故障診断を行うことができる。ただし、この場合にも、あくまでもユーザの操作入力が無いとサーバとの接続は行われないため、ユーザの都合のよい時間帯にサーバによる故障診断を受けることができる。
また、前記故障診断手段は、故障と診断したときには、当該故障の内容をその緊急度に応じて分類し、この分類結果に応じてあらかじめ定められた表示内容を表示することができる。
これによれば、今すぐにサーバと接続して詳細な故障診断を行う必要があるか否かをユーザに提示することができるため、ユーザの正しい判断を援助することができる。
また、本発明は自動車の故障診断方法であって、本発明の特徴とするところは、操作入力に応じて自動車に搭載されたECUと通信を行い、自動車の故障診断に用いる情報を収集し、収集した前記情報に基づき前記自動車の故障診断を行う携帯電話端末がその診断結果を自己の表示手段に表示するステップと、操作入力に応じて前記携帯電話端末が前記携帯電話端末よりもさらに上位の故障診断機能を有するサーバ宛に前記自動車を故障と診断した旨を前記診断結果と共に通知するステップと、前記サーバが当該通知に含まれる前記診断結果に基づき自サーバによる故障診断の必要性の有無を判断するステップと、前記サーバが自サーバによる故障診断の必要性が有ると判断したときには自サーバと前記ECUとを接続するステップと、前記サーバと前記ECUとが接続された後に、前記サーバは前記ECUと通信を行い、前記自動車の故障診断に用いる情報を収集し、収集した前記情報に基づき前記自動車の故障診断を行い、当該診断結果および当該診断結果に基づくアドバイス情報を前記携帯電話端末に対して送信するステップと、前記携帯電話端末が前記診断結果および前記アドバイス情報を自己の表示手段に表示するステップとを実行するところにある。
これによれば、ユーザは、自らの都合のよい時間帯に、携帯電話端末が自律的に行う故障診断を実行することができる。
さらに、携帯電話端末が自律的に行う故障診断の結果、故障が発見され、さらに詳細な故障診断をサーバに対して要求する場合にも、ユーザが携帯電話端末に対して操作入力を行わない限り、携帯電話端末は、サーバとの通信を開始しないため、ユーザは、自らの都合のよい時間帯に、サーバとの通信を開始し、故障診断を受けることができる。
また、前記サーバが前記自動車の故障診断に用いる情報を収集する際に、例えば、各種コマンドを用いて、携帯電話端末を介して前記ECUを遠隔制御して情報を収集するステップを実行することができる。
これによれば、サーバは、確実な情報を効率良く収集し、正しく故障診断を行うことができる。
また、前記携帯電話端末が、故障と診断したときには当該故障の内容をその緊急度に応じて分類するステップと、この分類結果に応じてあらかじめ定められた表示内容を表示するステップとを実行することができる。
これによれば、今すぐにサーバと接続して詳細な故障診断を行う必要があるか否かをユーザに提示することができるため、ユーザの正しい判断を援助することができる。
本発明によれば、ユーザ側に故障診断の主導権を持たせつつ、メンテナンスに関するユーザの負担を軽減させることができる。特に、故障が発生した時点で、即時的に故障診断を実行することができため、ユーザが最も故障診断を欲したときにそれを実行することができることは、ユーザにとって大きな利便性の向上となる。とりわけ、高い稼働率と定時運行性が求められるトラック、バスなどの商用車においては運行継続可否の判断が迅速に行えることは、きわめて有用である。
本発明実施例の携帯電話端末および自動車の故障診断方法を図1ないし図9を参照しながら説明する。
本実施例の携帯電話端末は、図1に示すように、自動車50に搭載されたECU20と通信を行うシリアル通信回路1と、操作部7からの操作入力に応じてこのシリアル通信回路1を介してECU20と通信を行い自動車50の故障診断に用いる情報を収集する情報収集部61と、この情報収集部61により収集した前記情報に基づき自動車50の故障診断を行う故障診断部62とを備えたことを特徴とする。
さらに、故障診断機能を有するサーバ40との接続制御を行う中継制御部63を備え、この中継制御部63は、当該サーバ40からの要求に応じて当該サーバ40との接続制御を開始してシリアル通信回路1、無線通信送受回路9、基地局31、ネットワーク30を介してサーバ40とECU20とを接続する。
また、故障診断部62は、故障診断結果を表示部8に表示する。ユーザは、表示部8に表示された表示内容を参照し、サーバ40による故障診断(これを遠隔故障診断と呼ぶ)の必要性を感じたときには操作部7を操作する。このときに、故障診断部62は、操作部7からの操作入力に応じて故障と診断した旨を通知する情報をサーバ40宛に送信する。
また、故障診断部62は、故障と診断したときには、当該故障の内容をその緊急度に応じて分類し、この分類結果に応じてあらかじめ定められた表示内容を表示部8に表示する。
外部メモリ2には、故障診断アプリケーション3が予め格納されており、マイクロコンピュータ4は、操作部7からの操作入力に応じて、あるいは、携帯電話端末11のシリアル通信回路1がECU20と接続されたことを検出すると、外部メモリ2内の故障診断アプリケーション3を内部メモリ5内に一時的に読み込む。
続いて、操作部7の故障診断アプリケーションボタンが押下されると、内部メモリ5内の故障診断アプリケーション51が起動され、演算処理部6内に、情報収集部61、故障診断部62、中継制御部63の各機能ブロックがそれぞれ生成される。
携帯電話端末11とECU20とは、図2に示すように、車載された近距離無線送受信機21によって無線接続されてもよいし、あるいは、図3に示すように、ケーブル22によって有線接続されてもよい。また、携帯電話端末11が赤外線送受信機能を有する場合には、図2に示す近距離無線送受信機21を赤外線送受信機に置き換え、赤外線によって無線接続されてもよい。なお、サーバ40と携帯電話端末11とは、図2および図3に示すように、基地局31およびネットワーク30を介して接続される。
次に、本実施例の自動車の故障診断方法について説明する。図4は本実施例の携帯電話端末11およびサーバ40の動作を示すフローチャートである。図4に示すように、ユーザは、図2または図3で説明した方法により、携帯電話端末10をECU20に接続する(S1)。接続後、操作部7の故障診断アプリケーションボタンが押下されると(S2)、外部メモリ3内に予め格納されている故障診断アプリケーション3を、マイクロコンピュータ4内の内部メモリ5に読み出し、操作部7の操作入力により故障診断アプリケーション51を起動する(S3)。あるいは、ステップS2を省略し、図1に示すシリアル通信回路1がECU20と接続されたことをマイクロコンピュータ4が検出したことを受け、故障診断アプリケーション51を起動してもよい。
なお、故障診断アプリケーション3は、ソフトウェアであって当該故障診断実施の前に、基地局31およびネットワーク30を介してサーバ40からダウンロードされるものである。
このときに表示部8に表示される表示内容を図5に示す。初期画面では、「故障診断(お車の健康診断)」のところにカーソルがあるが、ユーザが操作部7を操作して「終了」のところにカーソルを動かしてからボタン操作することにより、故障診断はユーザが任意に中断できる。
ユーザが「故障診断(お車の健康診断)」のところにカーソルを置いたまま操作部7のボタンを操作すると、表示部8は、図6(a)に示すように「お車の健康診断を開始します。よろしいですか?Y/N」という表示を行う。ユーザが「Y」の位置にカーソルを置いてボタン操作を行うと、故障診断ボタンが押下されたことになり(S4)、故障診断部62は、故障診断を実行する(S5)。故障診断が開始されると表示部8は、図6(b)に示すように「診断実行中」という表示を行う。
故障診断部62は、診断の結果が正常であれば(S6)、図6(c)に示すように「診断終了しました。異常はありません」という表示を行う(S7)。また、診断の結果が異常であれば(S6)、図6(d)に示すように「診断終了しました。異常(P0117)です。メール通知しますか?Y/N」という表示を行う(S8)。
なお、上記のPで始まる一連の数字(例えば、0117)は故障コードの一例であり、サービス提供者は、当該故障コードによって故障原因、故障箇所、故障の度合いを特定することができる。一方、ユーザに対しては当該故障コードの示す意味を必ずしも開示する必要はなく、よって、ユーザに対する故障コードの表示は必須ではない。
ここで、異常表示(S8)に関する他の実施例を図7および図8を参照して説明する。図7に示すように、故障が発見されると、当該故障を、故障コードに応じてあらかじめ定められている緊急度に分類する(S8−1)。このときに用いる故障コードに対応する緊急度のテーブルは、故障診断アプリケーション3が備えている。続いて、緊急度に応じた表示内容が選択される(S8−2)。続いて、選択した表示内容を表示部8が表示する(S8−3)。
図8(a)は、緊急度が低い場合の表示例であり「診断終了しました。異常(P0111)ですが、緊急度は低いです。メール通知しますか?Y/N」と表示される。その他の表示例として、例えば「緊急度は低いです。」の代わりに「本日の運行は可能ですが運行後には点検整備が必要です。」などと表示してもよい。
また、図8(b)は、緊急度が中程度の場合の表示例であり「診断終了しました。異常(P0112)です。緊急度は中程度です。なるべくメール通知してください。メール通知しますか?Y/N」と表示される。その他の表示例として、例えば「緊急度は中程度です。」の代わりに「販社までの移動は可能です。」などと表示してもよい。
また、図8(c)は、緊急度が高い場合の表示例であり「診断終了しました。異常(P0113)です。緊急度は高いです。今すぐメール通知してください。メール通知しますか?Y/N」と表示される。その他の表示例として、例えば「走行不能、速やかに停車し、修理が必要です。」などと表示してもよい。
ユーザは、このような表示を参照し、メール通知するか否かを判断する(S9)。ユーザがメール通知を行うと判断し、図6(d)あるいは図8(a)〜(c)に表示された「Y」にカーソルを置いて操作部7のボタンを押下すると、故障診断部62は、故障診断実行により得られた故障コードを、中継制御部63を介してサーバ40に電子メールを送信して通知する(S11)。このとき、GPS受信回路10により測位を行い(S10)、これを電子メールに添付することにより、救援を派遣する場合に有用となる故障が発生した位置情報をサーバ40に通知することができる。
サーバ40は、この電子メールを受信して故障発生通知を受け取ると(S12)、故障コードから故障度合いを判断し(S13)、ECU20との接続が必要であると判断した場合には(S14)、中継制御部63に対し、ECU20とサーバ40との接続制御実行を指示することにより、携帯電話端末11を介してECU20とサーバ40とが接続される(S15)。
すなわち、サーバ40は、故障度合いが軽微であれば、ECU20との接続が必要であるとは判断せず(S14)、この場合には、携帯電話端末11において既に行われた故障診断に従うよう指示する内容の電子メールを携帯電話端末11に送信し(S21)、ECU20との接続は行わない。反対に、故障度合いが重度であれば、サーバ40における故障診断を行っても無意味であるから、この場合にもECU20との接続が必要であるとは判断せず(S14)、速やかに救援車を呼ぶ旨を指示する内容の電子メールを携帯電話端末11に送信し(S21)、ECU20との接続は行わない。
サーバ40は、ECU20と接続を行う必要が有ると判断し(S14)、接続が完了したときには(S15)、遠隔診断アプリケーションを起動する(S16)。遠隔診断アプリケーションが起動されると、図9(a)に示すように、携帯電話端末11の表示部8には「遠隔故障診断が開始されます。準備はよろしいですか?Y/N」と表示される。ユーザがカーソルを「Y」に置いたまま、操作部7のボタンを押下すると、遠隔故障診断ボタンが押下されたことになり(S17)、遠隔制御による遠隔診断が実行される(S18)。このときには、図9(b)に示すように、携帯電話端末11の表示部8に「遠隔故障診断実行中」と表示される。なお、このとき、サーバ40は各種コマンドを用いて携帯電話端末11を介してECU20に対し、故障診断に必要な動作あるいは情報提供を要求することができる。
作業が終了すると(S19)、故障診断結果に基づいてユーザに対し、アドバイス情報を電子メールにより送信する(S20)。このアドバイス情報は携帯電話端末11の表示部8に表示される。図9(c)の例では「遠隔故障診断が終了しました。<アドバイス>このまま走行を続けることができますが、運行後は速やかに修理工場に入庫してください」と表示される。他の表示例として「遠隔故障診断が終了しました。<アドバイス>このまま走行を続けることは不可能です。直ちに救援車を急行させます。」などと表示される。このときには、ステップS10により測位したGPS測位情報を活用することにより、ユーザに対して改めて救援車の派遣位置を確認する必要はない。
本発明によれば、ユーザ側に故障診断の主導権を持たせつつ、メンテナンスに関するユーザの負担を軽減させることができるので、荷物の積み降ろしなどで運転者が自動車を離れる時間が多いトラックや客待ちなどで運転者の空き時間ができるバスなどの商用車において、運転者の都合のよい時間帯を利用して故障診断を行うことができる。
特に、故障が発生した時点で、即時的に故障診断を実行することができるため、ユーザが最も故障診断を欲したときにそれを実行することができることは、ユーザにとって大きな利便性の向上となる。とりわけ、高い稼働率と定時運行性が求められるトラック、バスなどの商用車においては運行継続可否の判断が迅速に行えることは、きわめて有用である。
本実施例の全体構成および携帯電話端末の構成図。 携帯電話端末とECUとの接続形態の一例(無線)を示す図。 携帯電話端末とECUとの接続形態の一例(有線)を示す図。 本実施例の自動車の故障診断方法の手順を示すフローチャート。 表示部の表示例(初期画面)を示す図。 表示部の表示例(故障診断)を示す図。 異常表示ステップにおける他の実施例を示すフローチャート。 異常表示の他の実施例を示す図。 表示部の表示例(遠隔診断)を示す図。
符号の説明
1 シリアル通信回路
2 外部メモリ
3、51 故障診断アプリケーション
4 マイクロコンピュータ
5 内部メモリ
6 演算処理部
7 操作部
8 表示部
9 無線通信送受回路
10 GPS受信回路
11 携帯電話端末
20 ECU
21 近距離無線送受信機
22 ケーブル
30 ネットワーク
31 基地局
40 サーバ
50 自動車
61 情報収集部
62 故障診断部
63 中継制御部

Claims (7)

  1. 自動車に搭載されたECU(Electric Control Unit)と通信を行う通信手段と、
    操作入力に応じてこの通信手段を介して前記ECUと通信を行い前記自動車の故障診断に用いる情報を収集する手段と、
    この収集する手段により収集した前記情報に基づき前記自動車の故障診断を行う故障診断手段と
    を備えた携帯電話端末。
  2. 故障診断機能を有するサーバとの接続制御を行うサーバ接続制御手段を備え、
    このサーバ接続制御手段は、当該サーバからの要求に応じて当該サーバと前記ECUとを接続する
    請求項1記載の携帯電話端末。
  3. 前記故障診断手段は、故障診断結果を表示し、操作入力に応じて故障と診断した旨を通知する情報を前記サーバ宛に送信する請求項1または2記載の携帯電話端末。
  4. 前記故障診断手段は、故障と診断したときには、当該故障の内容をその緊急度に応じて分類し、この分類結果に応じてあらかじめ定められた表示内容を表示する請求項3記載の携帯電話端末。
  5. 操作入力に応じて自動車に搭載されたECUと通信を行い、自動車の故障診断に用いる情報を収集し、収集した前記情報に基づき前記自動車の故障診断を行う携帯電話端末がその診断結果を自己の表示手段に表示するステップと、
    操作入力に応じて前記携帯電話端末が前記携帯電話端末よりもさらに上位の故障診断機能を有するサーバ宛に前記自動車を故障と診断した旨を前記診断結果と共に通知するステップと、
    前記サーバが当該通知に含まれる前記診断結果に基づき自サーバによる故障診断の必要性の有無を判断するステップと、
    前記サーバが自サーバによる故障診断の必要性が有ると判断したときには自サーバと前記ECUとを接続するステップと、
    前記サーバと前記ECUとが接続された後に、前記サーバは前記ECUと通信を行い、前記自動車の故障診断に用いる情報を収集し、収集した前記情報に基づき前記自動車の故障診断を行い、当該診断結果および当該診断結果に基づくアドバイス情報を前記携帯電話端末に対して送信するステップと、
    前記携帯電話端末が前記診断結果および前記アドバイス情報を自己の表示手段に表示するステップと
    を実行する自動車の故障診断方法。
  6. 前記サーバが前記自動車の故障診断に用いる情報を収集する際に、前記ECUを遠隔制御して情報を収集するステップを実行する請求項5記載の自動車の故障診断方法。
  7. 前記携帯電話端末が、
    故障と診断したときには当該故障の内容をその緊急度に応じて分類するステップと、
    この分類結果に応じてあらかじめ定められた表示内容を表示するステップと
    を実行する請求項5記載の自動車の故障診断方法。
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