JP2007035767A - 透光性電磁波シールド板の接合構造及び接合具 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した接続品質が簡単に得られる透光性電磁波シールド板の接合構造及び接合具を提供する。
【解決手段】導電性メッシュ5を一対の透明板2、2の間に外周縁が食み出すように挟持した複数の透光性電磁波シールド板1を外周縁のメッシュ食み出し部6が電気的に接触するように対向させ、隣接するシールド板1の片側表面3及び反対側表面4からシールド板1の対向間隙Wに所定幅wの帯状接合具10a、10bの対を突き合わせて嵌入させ、両接合具10a、10bの先端面14a、14bの突き合わせで隣接シールド板1のメッシュ食み出し部6を相互に圧着する。好ましくは、帯状接合具10a、10bをそれぞれ、シールド板1の片側表面3又は4の対向端縁に跨る帯状肩部11とその帯状肩部11の幅方向中央部からシールド板1の反対側表面4又は3へ向け突出する所定幅wの帯状脚部12とを有する断面T字形の帯状接合具10a、10bとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は透光性電磁波シールド板の接合構造及び接合具に関し、とくに導電性メッシュを一対の透明板の間に挟み込んだ透光性電磁波シールド板を電気的に接合する構造及び接合具に関する。
従来からインテリジェントビル等の建築物において、建築物内の全体又は一部を電波シールド空間とする要求がある。建築物内の電波シールド空間は、金属板や金網等の導電性の電磁波シールド板を用いて空間周囲の壁・床・天井等を覆う構造を基本とし、窓を設ける場合は一対の透明板の間に導電性メッシュを挟み込んだ透光性電磁波シールド板(以下、透光性シールド板ということがある)を用いることが多い。導電性メッシュを用いた透光性シールド板は、高周波数(例えば1GHz以上)の電波シールド性能はあまり高くないが、低周波数(例えば1GHz以下)において高い電波シールド性能を示す特徴がある。特許文献1及び2が開示するように、一対の透明板の間に導電性メッシュと共に高周波数の電波シールド性能の高い導電性フィルムを挟み込み、低周波数から高周波数まで広い周波数範囲の電波シールド性能を向上させた透光性シールド板も開発されている。
また最近では、半導体関連施設・医療施設等においてEB(Electron Beam、電子ビーム)露光装置、EB描画機、MRI(Magnetic Resonance Imaging、磁気共鳴画像診断)装置、NMR(Nuclear Magnetic Resonance、核磁気共鳴)装置等の強磁気利用装置の利用が増えており、その設置室をシールド空間とする要求も増えている。強磁気利用装置の設置室は電波シールド性能と共に磁気シールド性能が要求されるため、上述した電磁波シールド板を用いて周囲の壁面等を覆うと共に、透磁率の高い磁性板を用いて周囲の壁面等を覆う構造(以下、密閉型磁気シールド構造ということがある)とする必要がある。ただし、従来の密閉型磁気シールド構造は開口部を設けると磁気シールド性能が低下するため、透光のために窓を設けることが難しい問題点があった。
これに対し本発明者等は、図4(A)に示すように、簾状に並べた磁性板の群(以下、磁気シールド簾体という。)を用いて隙間のある磁気シールド構造(以下、開放型磁気シールド構造ということがある。)を開発し、特許文献3及び4に開示した。図示例の磁気シールド簾体30は、例えば厚さ6.3mm、幅50mm、長さ3600mmの6枚の短冊状磁性板31を、その長さ方向中心軸Cが同一簾面F上にほぼ平行に並ぶように板厚方向に間隔d=300mmで積層したものである。各磁性板31の長さ方向と直交する板厚方向において、間隔dの断面積Saに対する各磁性板31の断面積Smと磁性板31の比透磁率μsとの積(Sm・μs)の割合(Sm・μs/Sa)を、その間隔d中の磁束密度が磁性板31中の磁束密度に比し十分小さくなるように選択する。例えば(Sm・μs)/Sa>1とすることにより、磁性板31中の磁束の通りやすさ(磁性板のパーミアンス)を間隔d中の磁束の通りやすさ(間隔のパーミアンス)より大きくし、間隔dにおける磁束密度を低減して磁気シールド簾体30に磁気シールド性能を与えることができる。
図4(A)の磁気シールド簾体30は、間隔dの断面積Saに対する磁性板31の断面積Smと比透磁率μsとの積の割合(Sm・μs/Sa)を適当に調整することにより、従来の密閉型磁気シールド構造より高い磁気シールド性能と透光性とを同時に備えた開放型磁気シールド構造とすることができる。この透光性のある磁気シールド簾体30を上述した透光性シールド板と組み合わせることにより、透光性のある電波シールド性能及び磁気シールド性能が要求される空間(以下、電波・磁気シールド空間ということがある)を構築することができる。例えば図4(B)に示すように、磁気シールド簾体30の簾面Fと透光性シールド板1の表面とが適当な空隙を介して平行となるように積層し、電波・磁気シールド性能と透光性とを同時に備えた窓又は壁とする。
特開平10−270891号公報 特開平10−322083号公報 特許第3633475号公報 国際公開第2004/084603号パンフレット
しかし、図4(B)のように磁気シールド簾体30と透光性シールド板1とを組み合わせて透光性のある電波・磁気シールド空間を構築するには、磁気シールド簾体30の大きさと透光性シールド板1の大きさとを揃える必要がある。磁気シールド簾体30は、例えば各磁性板31の端縁を重ね合わせて磁気的に接続することができ、長さ方向に列状に結合して比較的簡単に大きさを調整できる(特許文献4参照)。これに対し導電性メッシュを用いた透光性シールド板1は、通常は経済的・合理的観点から汎用的な寸法(例えば950mm×1500mm)で製造されており、磁気シールド簾体30の大きさに応じて複数の透光性シールド板1を電気的に接合して大きさを調整する必要がある。
従来、透光性シールド板1の大きさを調整する場合は、透光性シールド板1の導電性メッシュをステンレス製その他の金網とし、各透光性シールド板1の外周縁から食み出させた金網をはんだ付けにより接続している。しかし、透光性シールド板1に用いる金網はメッシュが非常に細かいためはんだ付け作業に特殊技能が必要であり、はんだ付け作業に非常に手間がかかると共に、はんだ剥がれ等により接合品質も安定しない問題点がある。接合品質が不安定であると接続部分から電磁波が漏洩し、設計通りの電波シールド性能が得られなくなる。更に、はんだ付けによる接続方法は、非金属製の導電性メッシュ(例えば導電性材料でコーティングされた合成繊維製の導電性メッシュ等)に適用できない問題点もある。
そこで本発明の目的は、安定した接合品質が簡単に得られる透光性電磁波シールド板の接合構造及び接合具を提供することにある。
図1及び図2の実施例を参照するに、本発明による透光性電磁波シールド板の接合構造は、導電性メッシュ5を一対の透明板2、2の間に外周縁が食み出すように挟持した複数の透光性電磁波シールド板1を外周縁のメッシュ食み出し部6が電気的に接触するように対向させ、隣接するシールド板1の片側表面3及び反対側表面4(図2参照)からシールド板1の対向間隙Wに所定幅w(w≦W)の帯状接合具10a、10bの対を突き合わせて嵌入させ、両接合具10a、10bの先端面14a、14bの突き合わせにより隣接シールド板1のメッシュ食み出し部6を相互に圧着してなるものである。
また図1及び図2の実施例を参照するに、本発明による透光性電磁波シールド板の接合具は、導電性メッシュ5を一対の透明板2、2の間に外周縁が食み出すように挟持した複数の透光性電磁波シールド板1を外周縁のメッシュ食み出し部6が電気的に接触するように接合する接合具であって、隣接するシールド板1の片側表面3及び反対側表面4(図2参照)からシールド板1の対向間隙Wに突き合わせて嵌入させる所定幅w(w≦W)の帯状接合具10a、10bの対を備えてなり、両接合具10a、10bの先端面14a、14bの突き合わせにより隣接シールド板1のメッシュ食み出し部6を相互に圧着してなるものである。
好ましくは、図3に示すように、帯状接合具10a、10bをそれぞれ、シールド板1の片側表面3又は4の対向端縁に跨る帯状肩部11a、11bとその帯状肩部11a、11bの幅方向中央部からシールド板1の反対側表面4又は3へ向け突出する所定幅wの帯状脚部12a、12bとを有する断面T字形の帯状接合具10a、10bとし、両接合具10a、10bの帯状肩部11a、11bで隣接シールド板1を相互に位置合わせしつつ帯状脚部12a、12bの先端面14a、14bの突き合わせで隣接シールド板1のメッシュ食み出し部6を相互に圧着する。
更に好ましくは、図2又は図3の(B)及び(C)に示すように、両接合具10a、10bの先端面14a、14bに相互に嵌合する山谷部15、16及び/又は留め接ぎ部17を設ける。望ましくは、同図(D)及び(E)に示すように、両接合具10a、10bの先端面14a、14bに相互に突き合わされる導電性ガスケット18を設ける。両接合具10a、10bは金属製とすることが望ましい。
本発明による透光性電磁波シールド板(透光性シールド板)の接合構造及び接合具は、外周縁を対向させて隣接させた透光性シールド板1の対向間隙Wに帯状接合具10a、10bの対を突き合わせて嵌入させ、隣接する透光性シールド板1の導電性メッシュ5の食み出し部6を両接合具10a、10bの先端面14a、14bの突き合わせにより相互に圧着するので、次の顕著な効果を奏する。
(イ)透光性シールド板1の対向間隙Wに一対の帯状接合具10a、10bを嵌入させて相互に結合する簡単な作業で透光性シールド板1を電気的に接合することができ、特殊技能者でなくとも簡単に透光性シールド板1の接合作業が可能となる。
(ロ)帯状接合具10の先端面14の突き合わせにより透光性シールド板1のメッシュ食み出し部6を面状に圧着することができ、従来のポイント的なはんだ付けによる接合方法に比し接合品質の安定性を向上できる。
(ハ)透光性シールド板1の導電性メッシュ5に対し透明板2から引き出す向き(透明板2の表面と平行向き)の力が加わると導電性メッシュ5に変形や切断等が生じて電波シールド性能低下の原因となるが、一対の先端面14で導電性メッシュ5を透明板2の表面と垂直向方向に圧着するので、導電性メッシュ5の変形や切断を抑えることができる。
(ニ)帯状接合具10の先端面14に山谷部15、16や導電性ガスケット18を設けることにより、導電性メッシュ5の接合品質の安定性を更に向上させると共に、導電性メッシュ5のズレを有効に防止できる。
(ホ)導電性材料でコーティングされた合成繊維等の非金属製の導電性メッシュ5を用いた透光性シールド板1の接合にも適用することができる。
(ヘ)電気的に接合した透光性シールド板1を比較的簡単に解体することができ、解体した透光性シールド板1を再利用することも可能となる。
図1は、一対の帯状接合具10a、10bを用いた透光性シールド板1の接合構造の実施例を示す。図示例の透光性シールド板1は、例えば透明ガラス板、透明ポリカーボネート板、透明アクリル板、透明ポリエステル板等の一対の透明板2、2を厚さ方向に重ね合わせ、その透明板2,2の間に導電性メッシュ5を外周縁が食み出すように挟み込み、オートクレーブ等で真空接着させたものである。導電性メッシュ5は、例えばステンレス、リン青銅、ニッケル等の金網製、又は導電性材料でコーティングされた合成繊維製とすることができ、要求される電波シールド性能に応じてメッシュの大きさを適当に選択する。細かい導電性メッシュ5は光の反射率が大きくなるが、黒化処理を施すことにより光の反射率を抑えて透光性を高めることができる。また、要求される電波シールド性能に応じて透光性シールド板1に複数の導電性メッシュ5を挟み込むことができ、特許文献1及び2が開示するように導電性メッシュ5と共に導電性フィルムを重ねて挟み込むことも可能である。また、透明板2及び帯状接合具10a、10bを鉛入りとすることにより、透光性シールド板1に放射線のシールド性能を与えることができる。
図1に示すように、一対の透光性シールド板1の外周縁を対向させてメッシュ食み出し部6を相互に接触させ、食み出し部6を接触させた透光性シールド板1の対向間隙Wに厚さ方向両側から一対の帯状接合具10a、10bを先端面14a、14bが突き合うように嵌入させる。両接合具10a、10bを対向間隙Wに嵌入させたのち、両接合具10a、10bの結合孔(ネジ孔等)19に適当な結合部材(ネジ等)8を挿入して突き合わせ方向に締め付けることにより、両帯状接合具10a、10bの先端面14a、14bで食み出し部6の接触部分を圧着する(図1の白矢印参照)。
本発明の帯状接合具10a、10bは、一対の透光性シールド板1のメッシュ食み出し部6を重ね合わせて面状に圧着するので、従来のポイント的なはんだ付けによる接合に比し、食み出し部6の電気的な接合品質を安定させることができる。例えば図2(A)に示すように、透光性シールド板1の対向間隙Wと透光性シールド板1の外周縁からのメッシュ食み出し部6の幅(食み出し幅)とを一致させ、更に対向間隙Wと帯状接合具10a、10bの幅wとを一致させ、帯状接合具10a、10bの幅w全体で食み出し部6の全体を面状に圧着する。安定した接合品質が得られるように帯状接合具10a、10bの幅wを適当に選択することが可能であるが、幅wをできるだけ大きくして透光性シールド板1の据付時の精度誤差を吸収することが望ましい。
また本発明の帯状接合具10a、10bは、メッシュ食み出し部6を透光性シールド板1の厚さ方向(透明板2の表面と垂直向き)に圧着し、透明板2から引き出す向き(透明板2の表面と平行向き)の力を小さく抑えることができる。食み出し部6に透明板2から引き出す向きの力が加わると、透明板2に挟み込まれた導電性メッシュ5が引っ張り出されて変形や切断等が生じやすくなり、透明シールド板の電波シールド性能が低下する原因となる。例えば図2(A)に示すように、各帯状接合具10a、10bの高さhを透明板2の厚さH(図1参照)とほぼ一致させ、食み出し部6をシールド板1の厚さ方向中央部で圧着することにより、導電性メッシュ5の変形や切断の発生を抑えることができる。
好ましくは、図3(A)に示すように、一対の帯状接合具10a、10bにそれぞれ、断面T字形の頂部両側に延びる帯状肩部11と、帯状肩部11の幅方向中央部から直角向きに突出する所定幅wの帯状脚部12(断面T字形の中央脚部)とを設ける。図1に示すように、帯状接合具10a、10bの帯状肩部11a、11bをそれぞれ透光性シールド板1の片側表面3及び4の対向端縁に跨るように係止し、帯状接合具10a、10bの帯状脚部12a、12bを対向間隙Wに厚さ方向両側から相互に突き合うように嵌入させる。両接合具10a、10bの結合孔19に結合部材8を挿入して突き合わせ方向に締め付けることにより、帯状肩部11a、11bで隣接するシールド板1及びその食み出し部6を位置合わせすると共に、帯状脚部12a、12bの先端面14a、14bで位置合わせした食み出し部6の接触部分を圧着する。必要に応じて、食み出し部6に結合部材8を挿通させる孔(図示せず)を設けることができる。帯状肩部11a、11bの幅は透光性シールド板1の透光性を妨げないようにできるだけ小さく(細く)し、帯状脚部12a、12bの幅wを透光性シールド板1の対向間隙Wと一致させ、帯状脚部12a、12bの高さhを透明板2の厚さHとほぼ一致させることが望ましい。
更に好ましくは、図2(B)及び図3(B)に示すように、各帯状接合具10a、10bの先端面14a、14bに相互に嵌合する山谷部15、16を設ける。メッシュ食み出し部6は必ずしも均一な厚さではないため、同図(A)のように先端面14a、14bが平坦であると重ね合わせた食み出し部6を一様に圧着することが難しく、接合品質を安定させるために先端面14a、14bの幅wを比較的大きくする必要がある。先端面14a、14bに山谷部15、16を設けることにより、比較的小さな幅w(例えば15mm程度)で食み出し部6を一様に圧着することができ、接合品質を安定させることができる。ただし、山谷部15、16をあまり深くすると先端面14a、14bの断面経路(以下、メッシュ経路ということがある)が長くなり、食み出し部6に透明板2から引き出す向きの力が加わる。先端面14a、14bの山谷部15、16をあまり深くせず、先端面14a、14bのメッシュ経路を短くして導電性メッシュ5の変形や切断の発生を抑えることが望ましい。
また、重ね合わせた食み出し部6を一様に圧着するためには、帯状接合具10a、10bを金属製とすることが望ましい。接合具10a、10bを合成樹脂製とした場合は、一様な電気伝導性を維持しにくく、安定した電気的な接合品質を得ることが難しい。金属製の先端面14a、14bで食み出し部6を面状に圧着することにより、上述したように食み出し部6を一様に圧着して接合品質を容易に安定させることができる。
図2(C)及び図3(C)は、各帯状接合具10a、10bの先端面14a、14bに留め接ぎ部(ダボ)17を設けた実施例を示す。同図(B)のような先端面14a、14bの圧着だけでは、地震その他の外力により食み出し部6が先端面14a、14bの間から抜け出して外れるおそれがある。留め接ぎ部17を設けることにより、食み出し部6を先端面14a、14bの間から抜けにくくし、先端面14a、14bの幅wすなわち帯状接合具10a、10bの幅を更に細い形状とすることができる。ただし、留め接ぎ部17により食み出し部6の抜け出しを防ぐためには、帯状接合具10a、10bを比較的強い締め付け圧力で結合する必要がある。
望ましくは、図2(D)及び図3(D)に示すように、各帯状接合具10a、10bの先端面14a、14bに導電性ガスケット18(例えば、導電性粒子を充填したシリコン系複合材)を設け、ガスケット18の突き合わせにより重ね合わせたメッシュ食み出し部6を圧着する。ガスケット18の突き合わせにより食み出し部6を圧着すれば、先端面14a、14bの間の食み出し部6のズレを効果的に防ぐことができ、帯状接合具10a、10bの締め付け圧力が小さくても先端面14a、14bの間からの食み出し部6の抜け出しを有効に防ぐことができる。更に望ましくは、同図(E)に示すように、各帯状接合具10a、10bの先端面14a、14bに山谷部15、16とガスケット18とを設ける。
本発明の帯状接合具10a、10bを用いれば、比較的簡単な作業で透光性シールド板1を電気的に接合することができ、透光性シールド板1の接合作業時間を短縮し、ひいては接合作業コストの低減が図れる。また、一般的な作業員であれば誰でも安定した接合品質を容易に得ることができ、透光性シールド板1の接合品質の均一化を図ることができる。更に、電気的に接合した透光性シールド板1の解体も比較的簡単であり、解体した透光性シールド板1を再利用することも可能である。しかも本発明の帯状接合具10a、10bは、金属製の導電性メッシュ5を用いた透光性シールド板1だけでなく、合成繊維等の非金属製の導電性メッシュ5を用いた透光性シールド板1の接合にも利用できる。
こうして本発明の目的である「安定した接合品質が簡単に得られる透光性電磁波シールド板の接合構造及び接合具」の提供を達成することができる。
なお、本発明の帯状接合具10a、10bにより接合した透光性シールド板1は、従来の透光性シールド板1と同様に、外周縁のメッシュ食み出し部6を介して周囲の壁・床・天井等の電磁波シールド板と電気的に接合することにより、電波シールド空間を囲う窓や壁として利用することができる。例えば図1の実施例では、電波シールド空間の床又は天井にシールド板接続用の幅木部20を設け、透光性シールド板1を幅木材20の溝21に差し込みながら帯状接合具10a、10bで相互に接合し、幅木部20を介して各透光性シールド板1を床又は天井の電磁波シールド板と電気的に接合している。
図4(B)及び図5は、本発明の帯状接合具10により接合した透光性シールド板1を電波・磁気シールド空間に適用し、所要空隙を介して平行に設置した一対の透光性シールド板1の間に同図(A)の磁気シールド簾体30を配置して電波・磁気シールド性能と透光性とを同時に備えた窓又は壁とした実施例を示す。図示例のように、本発明の帯状接合具10を用いて透光性シールド板1を接合することにより、磁気シールド簾体30の大きさに応じて透光性シールド板1の大きさを比較的簡単に調整することができる。また、帯状接合具10の突き合わせ側と反対側面13に磁性板支持部35を設け、磁性板支持部35で磁気シールド簾体30の各磁性板31を支持することにより、本発明の帯状接合部10を磁気シールド簾体30の各磁性板31の位置決めに利用することができる。
例えば図4(B)に示すように、帯状接合具10の突き合わせ側と反対側面13に複数の磁性板支持部35をそれぞれ接合具10の帯方向に所定間隔dを介して設け、各支持部35に接合具10の帯方向と交差する長さ方向中心軸Cを有する磁性板31の群を係止又は載置することにより、各磁性板31の長さ方向中心軸Cが透光性シールド板1と平行に所定間隔dで並ぶ磁気シールド簾体30を形成することができる。透光性シールド板1と磁気シールド簾体30との間の空隙は、帯状接合具10からの磁性板支持部35の突出長さにより適当に調節することができる。
また図5の実施例では、帯状接合具10の突き合わせ側と反対側面13に帯状方向に沿ってレール部36を設け、そのレール部36に磁性板支持部35を帯状方向に滑動自在に取り付け、滑動自在な磁性板支持部35に磁性板31の群を係止又は載置している。磁性板支持部35を滑動自在とすることにより、電波・磁気シールド空間の施工現場毎に応じて、磁性板支持部35の位置を調節して磁気シールド簾体30の各磁性板31の間隔dを調整することができ、電波・磁気シールド空間の施工の容易化に貢献できる。
本発明の一実施例の説明図である。 本発明で用いる帯状接合具の一実施例例の説明図である。 本発明で用いる帯状接合具の他の実施例の説明図である。 本発明の電磁波シールド板の接合構造と磁気シールド簾体とを組み合わせた実施例の説明図である。 磁性板支持部を設けた本発明の帯状接合具の説明図である。
符号の説明
1…透光性電磁波シールド板(透光性シールド板)
2、2a、2b…透明板 3…シールド板の片側表面
4…シールド板の反対側表面 5…導電メッシュ
6…メッシュ食み出し部 8…結合部材(ネジ)
10a、10b…帯状接合具 11…帯状肩部
12…帯状脚部 13…帯状接合具の突き合わせ側と反対側面
14…帯状接合具の先端面 15…山部
16…谷部 17…留め接ぎ部(ダボ)
18…導電性ガスケット 19…結合孔
20…幅木材 21…溝
30…磁気シールド簾体 31…磁性板
35…磁性板支持部 36…レール部
C…磁性板の長さ方向中心軸
d…磁性板の板厚方向間隔
F…磁気シールド簾体の簾面
h…帯状接合部(又は帯状脚部)の高さ
H…透明板の厚さ
w…帯状接合部(又は帯状脚部)の幅
W…シールド板間隙

Claims (12)

  1. 導電性メッシュを一対の透明板の間に外周縁が食み出すように挟持した複数の透光性電磁波シールド板を外周縁のメッシュ食み出し部が電気的に接触するように対向させ、隣接する前記シールド板の片側表面及び反対側表面からシールド板の対向間隙に所定幅の帯状接合具の対を突き合わせて嵌入させ、前記両接合具の先端面の突き合わせにより隣接シールド板のメッシュ食み出し部を相互に圧着してなる透光性電磁波シールド板の接合構造。
  2. 請求項1の接合構造において、前記帯状接合具を前記シールド板の片側表面の対向端縁に跨る帯状肩部と当該帯状肩部の幅方向中央部からシールド板の反対側表面へ向け突出する所定幅の帯状脚部とを有する断面T字形の帯状接合具とし、前記両接合具の帯状肩部で隣接シールド板を相互に位置合わせしつつ帯状脚部の先端面の突き合わせで隣接シールド板のメッシュ食み出し部を相互に圧着してなる透光性電磁波シールド板の接合構造。
  3. 請求項1又は2の接合構造において、前記両接合具の先端面に相互に嵌合する山谷部及び/又は留め接ぎ部を設けてなる透光性電磁波シールド板の接合構造。
  4. 請求項1から3の何れかの接合構造において、前記両接合具の先端面に相互に突き合わされる導電性ガスケットを設けてなる透光性電磁波シールド板の接合構造。
  5. 請求項1から4の何れかの接合構造において、前記両接合具を金属製としてなる透光性電磁波シールド板の接合構造。
  6. 請求項1から5の何れかの接合構造において、前記帯状接合具の突き合わせ側と反対側に当該接合具の帯方向と交差する長さ方向中心軸を有する磁性板の群を各磁性板の長さ方向中心軸が前記シールド板と平行な同一面上に所定間隔で平行に並ぶように簾状に支持し、前記簾状の磁性板の群により透光性を維持しつつ磁界をシールドしてなる透光性電磁波シールド板の接合構造。
  7. 導電性メッシュを一対の透明板の間に外周縁が食み出すように挟持した複数の透光性電磁波シールド板を外周縁のメッシュ食み出し部が電気的に接触するように接合する接合具において、隣接する前記シールド板の片側表面及び反対側表面からシールド板の対向間隙に突き合わせて嵌入させる所定幅の帯状接合具の対を備えてなり、前記両接合具の先端面の突き合わせにより隣接シールド板のメッシュ食み出し部を相互に圧着してなる透光性電磁波シールド板の接合具。
  8. 請求項7の接合具において、前記帯状接合具を前記シールド板の片側表面の対向端縁に跨る帯状肩部と当該帯状肩部の幅方向中央部からシールド板の反対側表面へ向け突出する所定幅の帯状脚部とを有する断面T字形の帯状接合具とし、前記両接合具の帯状肩部で隣接シールド板を相互に位置合わせしつつ帯状脚部の先端面の突き合わせで隣接シールド板のメッシュ食み出し部を相互に圧着してなる透光性電磁波シールド板の接合具。
  9. 請求項7又は8の接合具において、前記両接合具の先端面に相互に嵌合する山谷部及び/又は留め接ぎ部を設けてなる透光性電磁波シールド板の接合具。
  10. 請求項7から10の何れかの接合具において、前記両接合具の先端面に相互に突き合わされる導電性ガスケットを設けてなる透光性電磁波シールド板の接合具。
  11. 請求項7から10の何れかの接合具において、前記両接合具を金属製としてなる透光性電磁波シールド板の接合具。
  12. 請求項7から11の何れかの接合具において、前記帯状接合具の突き合わせ側と反対側に、当該接合具の帯方向と交差する長さ方向中心軸を有する磁性板の群を各磁性板の長さ方向中心軸が前記シールド板と平行な同一面上に所定間隔で平行に並ぶように簾状に支持する磁性板支持部を設けてなる透光性電磁波シールド板の接合具。
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