JPH059988A - 電磁遮蔽室におけるシールドパネル壁面の連結部材 - Google Patents

電磁遮蔽室におけるシールドパネル壁面の連結部材

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JPH059988A
JPH059988A JP18583791A JP18583791A JPH059988A JP H059988 A JPH059988 A JP H059988A JP 18583791 A JP18583791 A JP 18583791A JP 18583791 A JP18583791 A JP 18583791A JP H059988 A JPH059988 A JP H059988A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 電磁遮蔽室のシールドパネル壁面間の平面部
連結部材と角部連結部材による水蜜的連結を図るため前
記両部材の接合面、接触面を密着構造とする。 【構成】 平面部連結部材については凸状支持部材と、
その差込溝13に嵌着するL状押さえ板11とにより、
角部連結部材については角型部材とL形の押さえ板とに
より連結し、両部材についてはL形板を直角よりやゝ鋭
角に形成しかつシールド板接合面に突条を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電磁遮蔽室におけるシ
ールドパネルを組立てる柱、梁等の骨材、連結部材とし
て利用する新規部材に係るものである。
【0002】
【従来の技術】シールドルームの性能はシールドパネル
表面のメッキ鋼板とパネルを連結する連結部材とをいか
に完全に接続するかにかかっている。従来シールドルー
ムを構成するシールドパネル間の連結部材は、図9の
(イ)に示す如く芯材mにメッキ鋼鈑sを被着したシー
ルドパネルPを平面部については(ロ)に示すごとく連
結部材a、角部については(ハ)に示すごとき連結部材
cを連結手段としていた。又その他の連結方法としては
図10のごとく挟着板e、fを平面部と角部にそれぞれ
使用する方法がとられている。しかし図9の接続方法だ
と図11に示す如き形面変化により接触は殆どネジの箇
所のみとなり、図10の接続方法だとネジ止着部の両辺
が矢視方向に浮き上がり、さらにネジ止めに依る挟着板
e、fの形面変化も加算されて接触が不完全となる構造
上、技術上の難点が発生した。また例えば天井面にパネ
ルを止着する際は、相接するパネルを同時に天井面に支
持して止着し、取り外しの際も両板同時に取り外さなけ
ればならないという施工上の不便さや、二人作業を必要
とする難点がある。更に材質的には電導性の良いアル
ミ、真鍮、亜鉛、鉄板等の薄板を利用するため平面板で
あっても物理的に形面変化による歪みや波形を生じやす
く接触面や接合面間の密着性に欠けシールド効果を損ね
る難点がある。
【0003】
【解決すべき課題】本発明は上述の難点を解消すること
を目的としたもので、その要点としては、ー人作業に
よる取付け、取外しを可能とする連結部材、形面変化
により生ずる隙間を部材間の接触構造の改良によって密
着作用を昂める部材構造とする。の二点の課題を解決す
る手段として構成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解消する手
段として、シールド壁面の平面部連結部材は、凸状支持
部材と前記支持部材の差込溝に嵌着するL状の押さえ板
とで構成し、それぞれの部材のシールド板接合面に突条
を設け、かつ押さえ板のL状をやや鋭角に折曲形成し、
角部連結部材は、角型部材とL形の押さえ板とより構成
し、それぞれ各部材のシールド板接合面に突条を設け、
かつ押さえ板のL形をやや鋭角に構成した連結部材に係
るものである。
【0005】
【実施例】図1は請求項1の平面部連結部材10を示
し、アルミの押出成形による部材の凸状支持部材とこれ
に嵌着して一体に組立てられるL状の押さえ板とよりな
る。凸状支持部材は凸部12の両側に差込溝13、13
を設け、基部14の両側に張り出し片15を延設する。
押さえ板11は図3で示すように差込片16を備えたL
形折曲部を90°よりやや鋭角に形成する。又凸状支持
部材の張り出し片15の上面と押さえ板11の下面には
突条17を設ける。上記に図示した凸状支持部材とL状
の押さえ板とよりなる平面部壁面の組立構成は、図6に
示すように平面状に隣接するシールドパネルP、P間に
連結部材の凸状支持部材を連結して、凸部12の差込溝
13に差し込んだ押さえ板11と凸状支持部材の張り出
し片15とにより一体の平面部壁面として組立てるもの
である。
【0006】上述の実施例は、前記
【0003】の解決すべき課題としたパネル面の形面変
化による隙間を部材間の接触構造の改良によって密着作
用を図る実施構造としたもので、図4はその本発明の主
要課題とした密着作用の技術的論拠を示すものであり、
更に図5の(A)〜(G)で詳説すれば次の通りであ
る。
【0007】先ず(A)のシールドパネルPは(B)の
連結部材の押さえ板を介して形面接触するが、押さえ板
は連結部材の差し込み溝に嵌着され、その嵌合度は理論
的にはX=Yとなが、長い寸法の差し込み片の場合現実
の実施においては微少な形面変化により平行な差し込み
嵌合が崩れて差し込み不能となる。従って設計上Y>X
に構成して施工した際(C)のようにシールドパネルP
との間に接触不良の問題が生ずる。そのため押さえ板を
(D)(イ)のように<90°の形成面を備えたL形板
とし、押さえ板の平行な差込み嵌合が崩れても(D)
(ロ)のように平行な差込み嵌合がなされたと同様なα
=Bの関係が形成されるものとした。その構造的、技術
的特長とする点は本発明による連結部材の差し込み溝と
押さえ板及びシールドパネル三者間の連結構成は(E)
の如く形成され上下の密着支点S、Sを力点として押さ
え板とシールドパネルは平行に連結構成される。この密
着支点は押さえ板を単に平行に保持するだけでなく
(F)の如くC点とX点(ネジ止着部)のみの接触だと
すればシールドパネルと連結部材の接続は点接触に限定
されるので、S、Sを力点とする密着作用により押さえ
板に強い下圧力を及ぼし完全な密着接合が図られる。又
突条は(G)に示すようにその先端が押さえ板の下圧力
によりシールド板に食い込んだりL、もしくは圧潰Mさ
れてシールドパネルとの水蜜的接触を均一完全にする機
能を果たすこととなる。なおこの理論は請求項2の角部
連結部材の押さえ板についても、同一の構造的、技術的
根拠として適用されることは云う迄もない。尚24は連
結部材同志を接続するため挿入する平型ガイド板であ
る。
【0008】請求項2のシールド壁板の角部を構成する
角部連結部材18は図2に示すように、直角状の角型部
20とL状押さえ板19とよりなり、角型部20は直角
に構成したL形部の内側に連結したシールドパネルの差
込溝21、21を設ける。角型部20と押さえ板19に
はそれぞれ突条22、23を設ける。これら二つの部材
よりなるシールドパネル壁面を角部に連結する組立て
は、図7のように差込溝21に嵌着した押さえ板19と
角型部材の角形部20でシールドパネルP、Pを挟着支
持して電磁遮蔽室の角部を連結部材により一体に組立構
成する。25は連結部材同志を接続する場合に挿入する
L型ガイド板である。
【0009】
【効果】請求項1の平面部連結部材、請求項2の角部連
結部材はそれぞれ従来の連結部材の難点を構造的に又技
術的に解消したもので、その論拠は上記の通りであり、
シールドパネル壁面との密着面に突条を設けたので連結
部材との平面接触による凹凸状の形面変化や歪み面を数
条の突条による線接触によってその密着性を大巾に昂め
る効果がある。又押さえ板11、19は差込溝とシール
ド壁板との略直角の形成角に対し、これより小さい角度
のアングル板としたので連結部材のシールド壁面への密
着支点Sによる圧着効果を昂め外圧、衝撃に対してずれ
動きしたり緩んだりすることがなくシールドパネルに対
する水密的接触を維持するに有効である。その遮蔽効果
は図8のグラフに示す如く従来の1重バネル式シールド
ルームは低い周波数即ち400MHZ迄70DB以下と
なり、高い周波数即ち400MHZ〜1000MHZに
於いては50DB以下となり殆ど実効がなかったものが
本発明構造のシールドルーム遮蔽効果は1000MHZ
(1GHZ)に於いて80DB以上と格段に向上してい
る。更にビス止着も施工時に生ずる切粉の附着による接
触効果を妨げる部位を避ける止着箇所としたので従来の
難点が解消され本発明連結部材による構造的、技術的な
利点は顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】平面部連結部材の構成を示す全体図。
【図2】角部連結部材の構成を示す全体図。
【図3】押さえ板の構成を示す全体図。
【図4】押さえ板と差込溝の作用を示す要部図
【図5】本発明の技術的特長を示す説明図 (A)シールドパネルの部分断面図。 (B)平面部連結部材間の組み立て作用図。 (C)押さえ板の差し込み作用図。 (D)押さえ板のL形角形成図。 (E)連結部材差込溝に差込んだ押さえ板とシールドパ
ネルの連結要部図。 (F)(E)図の作用説明図。 (G)突条とメッキ鋼板の嵌合拡大図。
【図6】平面部連結部材によるシールドパネルの組立構
成要部図。
【図7】角部連結部材の組立構成要部図。
【図8】本発明の遮蔽効果と従来技術との比較を示すグ
ラフ図。
【図9】従来連結部材の組立図。(その1) (イ)シールドパネル。 (ロ)平型連結部材。 (ハ)角型連結部材。
【図10】従来連結部材の組立図。(その2) (イ)平型連結部材のシールドパネルとの組立及び作用
図。 (ロ)角型連結部材のシールドパネルとの組立及び作用
図。
【図11】従来技術のパネル形面変化拡大図。
【符号の説明】
10 平面部連結部材 11 押さえ板 12 凸部 13 差込溝 15 張り出し片 17 突条 18 角部連結部材 19 押さえ板 20 角型部 21 差込溝 22 突条 23 突条 S 密着支点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凸状の支持部材と、L状の押さえ板とよ
    りなる平面部連結部材であって、凸状支持部材は凸部両
    側に差込溝、基部両側に張り出し片を延設した支持部材
    であり、L状押さえ板はL形折曲部を直角よりやや鋭角
    に形成した部材であり、前記凸状支持部材の差込溝に、
    前記L状押さえ板を嵌着してそれぞれの部材に設けた突
    条を介してシールドパネル壁面を水密的平面に連結する
    ように構成してなることを特徴とする電磁遮蔽室におけ
    るシールドパネル壁面の連結部材
  2. 【請求項2】 直角状の角型部材と、L状の押さえ板と
    よりなる角部連結部材であって、角型部材は角形両辺内
    側に取付部を設けて一体に形成した部材であり、押さえ
    板は、L形折曲部を直角よりやや鋭角に構成した部材で
    あり、前記角型材の取付部に設けた差込溝に、前記押さ
    え板を嵌着して、それぞれの部材に設けた突条を介して
    隣接するシールドパネルを水密的角型に連結するように
    構成してなることを特徴とする電磁遮蔽室におけるシー
    ルドパネル壁面の連結部材
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