JP2007035464A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
凍結が予測されるような低温下においては、事前にセル内の水分量を調整する。
【解決手段】
セルスタックを含む燃料電池本体1と、前記セルスタックから排出されるオフガスの排出通路L2を吸引することにより前記セルスタック内のガス流路に負圧を発生する吸引手段12と、外気温または前記セルスタックの温度を測定する温度測定手段3と、前記温度が所定の範囲にある場合に、前記吸引手段12を稼働させる吸引制御手段5と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
燃料電池は、燃料ガスである水素と、酸化剤ガスである空気中の酸素が反応することで発電する。この反応は、水素をプロトンと電子に分離する水素極側の反応と、プロトンの水素極側からを酸素極側への高分子膜中での拡散と、酸素極側に存在する酸素、拡散により酸素極に到達したプロトン、および外部回路を通じて流れる電子による酸素極側の反応を含む。そして、この酸素極側の反応では、生成水と呼ばれる水が生成される。
本来、上記プロトンの拡散のためには高分子膜中に水分が必要である。しかしながら、生成水が大量に電極中に滞留すると、電極(水素極および酸素極)への水素および酸素の供給が妨げられ、発電が阻害される。
このため、燃料電池に供給されるガスを吸引する吸引ポンプにより生成水を吸い出すための負圧を発生させるとともに、セル電圧が低下すると、負圧を大きくして生成水の排水を促す技術が提案されている(下記特許文献1参照)。
しかしながら、負圧による排水にはある程度時間を要する。このため、燃料電池の凍結が予測されるような低温下では、セル電圧の低下を待って生成水を排水したのでは、セル内が凍結してしまうおそれがある。例えば、低温下で、始動した後、燃料電池の温度が上昇する前に、発電に伴い発生する生成水が凍結することが予測される。
特開2002−33110号公報 特開2002−313395号公報 特開平8−124588号公報 特開平9−312168号公報 特開2004−146371号公報 特開2002−246053号公報
本発明は、上記問題を解決するためになされたものである。すなわち、本発明の目的は、凍結が予測されるような低温下においては、事前にセル内の水分量を調整することができる技術を提供することである。
本発明は前記課題を解決するために、以下の手段を採用した。すなわち、本発明は、セルスタックを含む燃料電池本体と、前記セルスタックから排出されるオフガスの排出通路を吸引することにより前記セルスタック内のガス流路に負圧を発生する吸引手段と、外気温または前記セルスタックの温度を測定する温度測定手段と、前記温度が所定の範囲にある場合に、前記吸引手段を稼働させる吸引制御手段と、を備える燃料電池システムである。
本燃料電池システムによれば、外気温または前記セルスタックの温度を測定し、前記温度が所定の範囲にある場合に、前記吸引手段を稼働させる。そして、吸引手段が稼働することにより、前記セルスタック内のガス流路に負圧が発生する。その結果、セルスタック内のガス流路から過剰の水分が排出されるとともに、ガス流路に接する電極等のセル部分
から過剰の水分の蒸発が促進される。したがって、外気温が所定値より低い場合、あるいはセルスタックの温度が所定値より低い場合等、凍結が生じやすい場合に、セル内から過剰の水分を排出させ、凍結の可能性を低減できる。
また、前記吸引制御手段は、前記燃料電池本体の始動時に、前記吸引手段を稼働させるようにしてもよい。このようにすることにより、燃料電池本体の始動により発生する生成水を吸引し、燃料電池始動直後の凍結の可能性を低減できる。
また、前記吸引制御手段は、前記燃料電池本体の停止時に、前記吸引手段を稼働させるようにしてもよい。このようにすることにより、燃料電池本体の停止後により残存する生成水を吸引し、燃料電池停止後の凍結の可能性を低減できる。
また、前記セルスタックの内部抵抗値を計測する手段をさらに備え、前記吸引制御手段は、前記内部抵抗値が所定の範囲の値となったときに、前記吸引手段を停止させるようにしてもよい。このような構成により、前記負圧によって、セル内の水分が極度に排出され、セル内が過剰に乾燥することにより、内部抵抗値が異常となる可能性を低減できる。
また、前記セルスタック内のガス流路を介して前記排出通路に接続され、前記セルスタックの上流側で前記セルスタックに反応ガスを供給する供給通路と、前記供給通路上で前記負圧の強度を制御する圧力調整手段と、をさらに備えるようにしてもよい。圧力調整手段を設けることで、負圧の強度の調整精度が向上する。
凍結が予測されるような低温下において、事前にセル内の水分量を調整することができる。その結果、燃料電池本体の凍結の可能性を低減できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)に係る燃料電池システムについて説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
<燃料電池システムの構成>
図1は、本燃料電池システムのシステム構成図である。図1のように、この燃料電池システムは、燃料電池本体1と、燃料電池本体1の空気極に酸化剤ガスである空気を供給する空気供給通路L1(本発明の供給通路に相当)と、燃料電池本体1の空気極からオフガスを排出するオフガス排出通路L2(本発明の排出通路に相当)とを有している。
燃料電池本体1は、膜−電極接合体(MEA:Membrane-Electrode Assembly )と1対のセパレータ(空気極側と水素極側)とを含むセルを直列に接続し、複数階層に積層したセルスタックを含む。それぞれのセパレータ内には、反応ガスをセル内の膜−電極接合体に導入する流路が設けられている。空気供給通路L1は、空気極側のセパレータにおいて、上記流路の上流側入口に接続される。また、オフガス排出通路L2は、上記流路の下流側入口に接続される。
空気供給通路L1には、マスフローコントローラ4、三方弁5、遮断弁11、保圧弁6、および圧力センサ7が設けられている。一方、オフガス排出通路L2には、圧力センサ8、三方弁9、遮断弁10、および吸引ポンプ12(本発明の吸引手段に相当)が設けられている。
燃料電池本体1には、燃料電池本体1に含まれるセルの温度を測定する温度センサ3(
本発明の温度測定手段に相当)が設けられている。また、燃料電池本体1の電力出力端子には、負荷に直列に電流センサ13が、そして、負荷に並列に電圧センサ14が設けられている。
さらに、この燃料電池システムには、ECU5(Electronic Control Unit)が設けら
れ、温度センサ3、圧力センサ7、8、電流センサ13、電圧センサ14等の測定値を監視するともに、マスフローコントローラ4、三方弁6、9、遮断弁10、11、保圧弁6、吸引ポンプ12の状態を制御している。圧力センサ7、8、温度センサ3、電流センサ13、および電圧センサ14については周知であるのでその説明を省略する。ただし、本発明の実施において、これらのセンサに特に限定はない。また、本発明の実施において、マスフローコントローラ4、三方弁6、9、遮断弁10、11、保圧弁6についても、その構成に特に限定はない。吸引ポンプは、例えば、真空ポンプでよい。また、単に、排出方向にガスを流出させるブロア、あるいは、アスピレータでもよい。また、ベンチェリー効果を利用した負圧発生デバイスであってもよい。
このような構成において、通常の運転状態では、燃料電池本体1の空気極には、マスフローコントローラ4、三方弁5および保圧弁6を通じて、外気(加湿器による加湿がなされていない空気)が流入する。このときの空気供給通路L1内の圧力は、圧力センサ7により測定される。また、燃料電池本体1の空気極にて反応した後のオフガスは、三方弁9を通じて吸引ポンプ12により吸引される。
すなわち、通常の運転状態では、三方弁5は、マスフローコントローラ4と保圧弁6とを接続する方向に開口している。また、三方弁9は、燃料電池本体1と吸引ポンプ12とを接続する方向に開口している。さらに、遮断弁10および11は、遮断状態にある。
保圧弁6(本発明の負圧制御手段に相当)は、空気が通過する通路の開口寸法をECU5から調整可能に構成されており、吸引ポンプ12による負圧を目標値に調整するために制御される。このとき、空気供給通路L1内の圧力は圧力センサ7により測定される。一方、オフガス排出通路L2内の圧力は圧力センサ8により測定される。
ECU5は、これらの運転状態を監視し、制御する。特に、本燃料電池システムにおいては、ECU5(本発明の吸引制御手段に相当)は、燃料電池本体1の始動時、温度センサ3の測定温度を読み取り、その温度が所定の範囲(例えば、摂氏0度以下)の場合、燃料電池本体1の運転開始とともに、吸引ポンプによりオフガス排出通路L2内のガスを吸引し、燃料電池本体1内に負圧を発生させるとともに、保圧弁6を制御して、負圧を所定の範囲に制御する。
すなわち、燃料電池システムの運転開始時、燃料電池本体1が凍結しやすい温度範囲にある場合に、燃料電池本体1内に所定の値の負圧を発生させる。これより、発電時に燃料電池本体1に含まれるセルに発生する生成水を吸引し、セル内の過剰な水分を排出する。その結果、膜−電極接合体の水分量が適正な状態に保たれる。
また、ECU5は、燃料電池本体1の停止時、電流センサ13および電圧センサ14の測定値から燃料電池本体1の内部抵抗を測定する。燃料電池本体1の内部抵抗は、例えば、異なる出力電流値に対する出力電圧値を測定して求めることができる。すなわち、燃料電池本体1の出力電流と出力電圧の関係を示す電流・電圧特性の傾きから求めればよい。また、例えば、燃料電池本体1に所定の周波数の交流信号を導入し、その周波数での交流インピーダンスから燃料電池本体1の内部抵抗を求める技術も周知である。ECU5は、このような手順により、内部抵抗値を監視すればよい。
そして、その内部抵抗が所定の範囲になるまで、吸引ポンプによりオフガス排出通路L2内のガスを吸引し、燃料電池本体1内に負圧を発生させるとともに、保圧弁6を制御して、負圧を所定の範囲に制御する。
負圧により、燃料電池本体1内の生成水が吸引され、セル内の水分量が減少すると、燃料電池本体1の内部抵抗が増加する。この内部抵抗値が所定の範囲になると、ECU5は、吸引ポンプ12の吸引を停止する。このようにして、ECU5は、燃料電池本体1の水分量を適正値にした上で燃料電池システムの運転を停止する。
<制御フロー>
図2は、燃料電池本体1始動時のECU5の制御手順を示すフローチャートである。始動時には、ECU5は、まず、温度センサ3により、燃料電池本体1の温度を測定する(S1)。次ぎに、ECU5は、温度が所定の範囲かどうか、例えば、基準値以下かどうかを判定する(S2)。
そして、燃料電池本体1の温度が基準値以下の場合、ECU5は、負圧を発生させ、負圧の値を所定の範囲に制御する(S3)。すなわち、ECU5は、吸引ポンプ12を起動するとともに、保圧弁6を所定の開口値に設定する。
次ぎに、ECU5は、発電量が所定の基準値を超えたか否かを判定する(S4)。発電量は、例えば、図1に示した負荷に直列に接続される電流センサ13および負荷に並列に接続される電圧センサ14により測定できる。また、不図示の水素極に供給される水素ガスの供給量から発電量を推定してもよい。
発電流が所定の基準値に達しない場合、ECU5は、制御をS1に戻す。一方、発電流が所定の基準値に達した場合、ECU5は、始動時の負圧制御処理を終了する。なお、S2の判定で、温度が基準値以上の場合には、ECU5は、始動時の負圧制御処理を終了する。
以上の制御により、燃料電池本体1の温度が基準値以下で凍結する可能性がある場合に、オフガス排出通路L2内のガスを吸引し、燃料電池本体1内に負圧を発生させ、負圧の値を所定の範囲に制御する。これにより、燃料電池本体1の始動にともにない発生する生成水が吸引され、燃料電池本体1の水分量が適正値に維持される。
図3は、燃料電池本体1停止時のECU5の制御手順を示すフローチャートである。停止時には、ECU5は、まず、負圧を発生させ、負圧の値を所定の範囲に制御する(S11)。すなわち、ECU5は、吸引ポンプ12を起動するとともに、保圧弁6を所定の開口値に設定する。
次ぎに、ECU5は、電流センサ13および電圧センサ14の測定値から燃料電池本体1に含まれるセルの内部抵抗を検知する(S12、この処理を実行するECU5が本発明の内部抵抗値を測定する手段に相当する)。内部抵抗は、例えば、現在時点の燃料電池本体1の電流・電圧特性を監視しておき、その電流・電圧特性から算出すればよい。また、燃料電池本体1の出力端子に交流信号を導入してそのインピーダンスから内部抵抗を求めてもてよい。そして、ECU5は、セルの内部抵抗値が所定の範囲にあるかどうか、例えば、所定の基準値を超えたかどうかを判定する(S13)。
セルの内部抵抗が所定の基準値を超えていない場合、ECU5は、制御をS11に戻し、停止時の負圧制御処理を続行する。一方、セルの内部抵抗が所定の基準値を超えた場合、ECU5は、停止時の負圧制御処理を停止する。
以上のように、燃料電池本体1の停止時、セルの内部抵抗を所定の範囲に維持することで、燃料電池本体1の水分量を適正値にすることができる。したがって、燃料電体本体1が凍結しやすい時期には、次ぎの始動に必要な水分量以上の水分量を排出しておき、凍結する可能性を低減できる。したがって、図3に示した処理を冬季、例えば、燃料電池本体1の温度が所定値以下のとき、あるいは、外気温が所定値以下の場合に、起動させるように設定してもよい。
常時空気極に負圧を加えると、セル内の水分の極度に吸引され、セル内(高分子膜)が乾いた状態になってしまう。一方、本実施形態の燃料電池システムでは、始動時に、温度センサ3により燃料電池本体1の温度を測定し、低温起動時にだけ負圧を発生させるように制御する。このため、セル内が乾燥しすぎるというとはない。特に、燃料電池本体1が摂氏0度以下の場合、セル内の飽和蒸気圧が低く、吸引しても電極内の水分が奪われることは少ない。
また、低温起動時の負荷は小さいため、反応ガスの流入量が少ない。このため、オフガス排出通路L2の吸引量は少なく、吸引ポンプ12としては、小型簡易なものを使用できる。
一方、始動時の負圧により、生成水の排出ができるため、生成水の凍結を回避でき、連続運転を阻害される可能性を低減できる。さらに、本燃料電池システムでは、始動時の暖機運転をなくし、あるいは、短時間とすることができる。
また、本燃料電池システムは、停止時に所定の内部抵抗となるまで負圧を加えることにより、生成水を除去し、停止後の凍結の可能性を低減できる。また、本燃料電池システムは、内部抵抗値を検知して負圧を制御するため、高分子膜および電極の含水量は、適正値に維持され、次ぎの始動時にセル抵抗が増加することを低減できる。さらに、燃料電池システムでは、燃料電池の停止後、昇温のための暖機運転を省略し、あるいは、暖機運転時間を低減できる。
<変形例>
上記実施形態では、始動時の凍結の可能性を判断するため、燃料電池本体1の温度を測定する温度センサ3を使用した。しかし、これに代えて、外気温を測定する温度センサを用い、外気温によって凍結の可能性を判断してもよい。また、燃料電池本体1の温度を測定する温度センサ3と、外気温を測定する温度センサの両方を用いて、始動時の凍結の可能性を判断してもよい。
上記実施形態では、発電流が所定の基準値に達した場合、ECU5は、始動時の負圧制御処理を終了した。これに代えて、ECU5が、負圧制御の後(図2のS3の後)、ECU5が燃料電池本体1の温度を読み取り、その温度が基準値を超えた場合に、始動時の負圧制御処理を終了するようにしてもよい。また、図3に示した停止時の負圧制御と同様、燃料電池本体1の内部抵抗を監視し、その内部抵抗値が所定の範囲の値となったときに、始動時の負圧制御処理を終了するようにしてもよい。
上記実施形態では、燃料電池システムの停止時に、セルの内部抵抗値が所定の範囲にあるかどうかにしたがって、停止時の負圧制御処理を停止するかどうかを決定した。このような手順に代えて、単純に所定時間所定の負圧を発生するように制御してもよい。例えば、外気温に対して、負圧の値とその発生期間とを設定したマップを設けておき、そのマップにしたがって、所定の負圧を所定の時間だけ発生するように制御してもよい。
以上のように、上記実施形態では、始動時あるいは停止時の負圧制御処理を終了させるときの判断基準として、燃料電池本体1の温度、外気の温度、燃料電池本体1の発電量、燃料電池本体1の内部抵抗等を用い、これらが所定の範囲の値か否かに基づいて処理を終了するか否かを判定した。しかし、本発明の実施は、このような判断基準以外に、他の様々な測定値を用いることができる。基本的には、吸引ポンプ12の起動後に、燃料電池本体1のセルの状態が乾燥過剰か否を基準に、負圧制御処理の停止時点を判断すればよい。
上記実施形態では、負圧を空気極側に加える燃料電池システムを説明した。しかし、本発明の実施は、このような構成には限定されない。すなわち、燃料極のオフガス排出通路にも、燃料電池システムの始動時、あるいは停止時に、負圧を加えて、生成水を吸引するようにしてもよい。
本燃料電池システムのシステム構成図である。 燃料電池本体始動時のECUの制御手順を示すフローチャートである。 燃料電池本体停止時のECUの制御手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 燃料電池本体
3 温度センサ
4 マスフローコントローラ
5、9 三方弁
6 保圧弁
7、8 圧力センサ
10,11 遮断弁
12 吸引ポンプ
13 電流センサ
14 電圧センサ
20 ECU
L1 空気供給通路
L2 オフガス排出通路

Claims (6)

  1. セルスタックを含む燃料電池本体と、
    前記セルスタックから排出されるオフガスの排出通路を吸引することにより前記セルスタック内のガス流路に負圧を発生する吸引手段と、
    外気温または前記セルスタックの温度を測定する温度測定手段と、
    前記温度が所定の範囲にある場合に、前記吸引手段を稼働させる吸引制御手段と、を備える燃料電池システム。
  2. 前記吸引制御手段は、前記燃料電池本体の始動時に、前記吸引手段を稼働させる請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記吸引制御手段は、前記燃料電池本体の停止時に、前記吸引手段を稼働させる請求項1または2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記セルスタックの内部抵抗値を計測する手段をさらに備え、
    前記吸引制御手段は、前記内部抵抗値が所定の範囲の値となったときに、前記吸引手段を停止させる請求項1から3のいずれかに記載の燃料電池システム。
  5. 前記セルスタック内のガス流路を介して前記排出通路に接続され、前記セルスタックの上流側で前記セルスタックに反応ガスを供給する供給通路と、
    前記供給通路上で前記負圧の強度を制御する圧力調整手段と、をさらに備える請求項1から4のいずれかに記載の燃料電池システム。
  6. セルスタックを含む燃料電池本体と、
    前記セルスタックから排出されるオフガスの排出通路を吸引することにより前記セルスタック内のガス流路に負圧を発生する吸引手段と、
    前記セルスタックの内部抵抗値を計測する手段と、
    前記内部抵抗値が所定の範囲の値となったときに、前記吸引手段を停止させる吸引制御手段と、を備える燃料電池システム。
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