JP2005050749A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】低温環境下にあっても確実に起動させることのできる燃料電池システムを提供する。
【解決手段】水素と酸素との電気化学反応により起電力を生じる燃料電池スタック100と、燃料電池スタック100と接続され、電力によって駆動されるモータ75と、燃料電池スタック100及びモータ75と接続され、起電力を蓄電するバッテリ73とを備えた燃料電池システムにおいて、燃料電池スタック100に生成水を電気分解可能な電力を供給可能な昇圧回路80が備えられている。
【選択図】図3

Description

本発明は燃料電池システムに関する。
従来、特許文献1及び特許文献2に燃料電池システムが開示されている。これらの燃料電池システムは、水素と酸素との電気化学反応により起電力を生じる燃料電池と、燃料電池と接続され、電力によって駆動される負荷と、燃料電池及び負荷と接続され、起電力を蓄電する補助電源とを備えている。より具体的には、燃料電池は最小発電単位であるセルが多数積層されてなる。セルは、電解質膜の両面に水素極(アノード)と空気極(カソード)とが形成されたMEA(Membrane Electrode Assembly)がセパレータで挟まれて構成される。このセルの水素極に水素が供給されると、水素が電極の触媒作用により水素イオンになり、この水素イオンは電解質膜中を空気極側に移動する。そして、水素イオンは供給された空気中の酸素と反応して水となる。この際の反応エネルギーが電気として取り出され、起電力を生じる。
この燃料電池は、負荷及び補助電源等とともに燃料電池システムを構成する。負荷は、例えば燃料電池システムが電気自動車に用いられた場合、車両駆動用モータである。補助電源は、燃料電池及び負荷と接続され、起電力を蓄電するとともに負荷を駆動する。
特許文献1の燃料電池システムでは、燃料電池停止時に補助電源により無加湿空気を流通させている。また、特許文献2の燃料電池システムでは、燃料電池停止時に補助電源により減圧乾燥処理を行っている。このため、これら従来の燃料電池システムでは、氷点下の状態から燃料電池を始動する場合、燃料電池に残留する水を予め除去することができ、所望の出力を得ることができると考えられる。
特開2001−332281号公報 特開2001−185179号公報
しかし、上記従来の燃料電池システムでは、極寒環境において燃料電池を始動する場合、発電に伴う生成水が凍結してしまい、出力電圧が低下し起動することができないことがあり得る。この場合の時間と燃料電池の出力電圧及び温度との関係を図8に示す。図8において、G91が時間と燃料電池の出力電圧(1セル当りの電圧)との関係を表すグラフであり、G92が時間と燃料電池の温度との関係を表すグラフである。また、t91が燃料電池の起動が開始された時刻であり、t92が負荷が接続されて発電が開始された時刻である。この燃料電池では、時刻t91において燃料電池の起動が開始されると、1セル当り約1Vの出力電圧(開回路電圧)が発生する。そして、時刻t92において負荷が接続されて発電が開始されると、水素イオンと酸素との反応は発熱反応であるため、燃料電池の温度はわずかに上昇する。しかし、発電に伴い生成水が発生し、この生成水が極寒環境下で凍結する。これにより、新たな水素イオンと酸素との反応が阻害され、急激に出力電圧が低下して発電不能になる。また、発熱反応である水素イオンと酸素との反応が維持されないため、燃料電池の温度はほとんど上昇することがない。このため、この燃料電池では、連続した反応が遮断され、燃料電池を起動することができなくなる。
本発明は、低温環境下にあっても確実に起動させることのできる燃料電池システムを提供することを解決すべき課題としている。
本発明の燃料電池システムは、水素と酸素との電気化学反応により起電力を生じる燃料電池と、該燃料電池と接続され、電力によって駆動される負荷と、該燃料電池及び該負荷と接続され、起電力を蓄電する補助電源とを備えた燃料電池システムにおいて、
前記燃料電池に生成水を電気分解可能な電力を供給可能な給電手段が備えられていることを特徴とする。
本発明の燃料電池システムでは、生成水を電気分解可能な電力を燃料電池に供給可能な給電手段が備えられているため、発電に伴う生成水を電気分解によりガス化して除去することができる。このため、新たな水素イオンと酸素との反応が可能となる。こうして、水素イオンと酸素との反応による発熱により、生成水が凍結することのない温度にまで燃料電池の温度が上昇し、生成水が除去されるため連続した反応が維持される。
したがって、本発明の燃料電池システムによれば、低温環境下にあっても確実に起動させることが可能である。
前記給電手段は、前記補助電源と、前記燃料電池から該補助電源への充電と該補助電源から該燃料電池への給電とを切替可能なスイッチとを有することが好ましい。これにより、燃料電池から補助電源への充電と補助電源から燃料電池への給電とを容易に切り替えることができる。
前記給電手段は前記補助電源が前記燃料電池へ印加する電圧を昇圧する変圧回路を有することが好ましい。これにより、生成水を確実に電気分解することができる。
前記補助電源から前記燃料電池への給電を行うように前記スイッチを切り替える制御手段を備えていることが好ましい。制御手段によりスイッチを切り替えることができれば、制御が容易だからである。
前記制御手段は、前記燃料電池から前記補助電源への充電と該補助電源から該燃料電池への給電とを交互に行うように前記スイッチを切り替えることが好ましい。これにより、発電により生成水がある程度生成された後、その生成水が電気分解されるという過程が連続して行われ、生成水が凍結することのない温度にまで燃料電池の温度を上昇させることができる。この際、前記燃料電池の温度を検知可能な温度センサを備え、該温度センサの出力信号に基づいて該燃料電池の温度が所定温度以下となった場合、前記制御手段が前記補助電源から該燃料電池への給電を行うように前記スイッチを切り替えることができる。また、前記燃料電池の起電力を検知可能な電力センサを備え、該電力センサの出力信号に基づいて該燃料電池の能力が所定値以下となった場合、前記制御手段が前記補助電源から該燃料電池への給電を行うように前記スイッチを切り替えることもできる。
前記燃料電池に供給される電力量は、前記燃料電池が生じた生成水を電気分解可能な値以上であることが好ましい。これにより、生成水を電気分解により確実に除去できるからである。
前記燃料電池に水を供給可能な給水手段を備え、該給水手段は該燃料電池に電力を供給している間は該燃料電池への水の供給を行わないことが好ましい。給水手段は燃料電池の空気極の乾燥を防止するために必要である。しかし、始動時においては、燃料電池内への水の蓄積を防止する必要があることから、給水手段は燃料電池への水の供給を行わないことが望ましい。
以下、本発明の燃料電池システムを具体化した実施形態を図面を参照しつつ説明する。本実施形態の燃料電池システムでは、図1に示す燃料電池スタック100が用いられる。この燃料電池スタック100は、2枚のエンドプレート220a、220b間に図示しない集電板及び絶縁板を介して積層体210が挟持されたものである。積層体210は、図2に示すように、MEA(Membrane Electrode Assembly)211をセパレータ212で挟みながら順次積層したものである。MEA211は、イオン交換樹脂(「Nafion」(登録商標)デュポン(株)製)からなる電解質膜211aと、この電界質膜211aの一面に一体に形成されたカーボンからなる水素極(アノード)211bと、電界質膜211aの他面に一体に形成されたカーボンからなる空気極(カソード)211cとからなる。水素極211b及び空気極211cは電解質膜211aと一体の反応層を有し、各反応層には触媒としての白金が担持されている。全ての水素極211bは一方の集電板に電気的に接続され、全ての空気極211cは他方の集電板に電気的に接続されており、図1に示すように、両集電板の各端子201a、201bは燃料電池スタック100から突出されている。
図2に示すように、各セパレータ212の水素極211b側には燃料室212aが形成されており、燃料室212aによって燃料ガスが水素極211bに供給されるようになっている。他方、各セパレータ212の空気極211c側には空気室212bが形成されており、空気室212bによって空気が空気極211cに供給されるようになっている。燃料室212aは水平方向に開口されており、空気室212bは燃料室212aと直交する方向である垂直方向に開口されている。なお、積層体210の両端のセパレータ212には燃料室212a又は空気室212bだけが形成されている。こうして、一枚のMEA211と一対のセパレータ212とによって個々の燃料電池であるセル210aが構成されている。各セル210aの全ての燃料室212aは、図1に示すように、一方のエンドプレート220aに形成された燃料ガス導入口221及び他方のエンドプレート220bに形成された図示しない燃料ガス導出口に連通している。燃料ガス導入口221及び燃料ガス導出口は燃料供給手段の一部である。また、各セル210aの全ての空気室212bは上下に連通している。
この燃料電池スタック100では、代表セル210aの空気極211cの面内の温度を測定可能な温度センサ101が取付けられている。
そして、この燃料電池スタック100を図3に示すように構成し、燃料電池システムを組付ける。この燃料電池システムは、電気自動車等に搭載されるものであり、ECU(燃料電池システム制御装置)110、燃料電池スタック100、水素供給系30、空気供給系10、冷却系50及び電源・負荷系70により構成される。
ECU110は、燃料電池スタック100、空気供給系10、水素供給系30、冷却系50及び電源・負荷系70の電子部品に電気的に接続され、燃料電池システム全体が最適に動作するよう各電子部品を制御する。なお、ECU110と各電子部品との接続は省略する。このECU110が制御手段である。また、燃料電池スタック100は、水素と酸素との電気化学反応により起電力を生じ、バッテリ73とともに駆動モータ75の電源を構成している。
空気供給系10は、燃料電池スタック100に接続され、酸化剤として酸素を含有する空気を燃料電池スタック100に供給する空気供給路1と、燃料電池スタック100に接続され、燃料電池スタック100より排出された空気を外気に排出する空気排出路11とを有している。空気供給路1には、外気から粉塵などの不純物を除去するフィルタ2、外気温を検出する外気温度センサ3、空気の供給量を調整する空気供給ポンプ4、酸素極の湿潤を保つために空気を加湿する加湿器5、空気入口温度センサ7の検出値に基づいて空気を加熱するヒータ6、空気入口温度センサ7及び圧力センサ25が配設されている。空気排出路11には、燃料電池の代表温度を測るための空気出口温度センサ8、空気出口圧力を測るための圧力センサ26、空気圧力を調節するための空気圧力調節バルブ27、空気流によって電極から持ち去った水を回収する凝縮器9、外気から不純物が逆流して燃料電池スタック100に進入するのを防止するフィルタ10が配設されている。また、加湿器5には、加湿水供給路12を介して加湿水タンク16が接続されている。加湿水供給路12には、不純物を除去するフィルタ15、加湿水を加湿器5に送り出す加湿水ポンプ14及び加湿水を供給又は遮断する加湿水供給電磁弁13が配設されている。さらに、凝縮器9には、水回収路21を介して加湿水タンク16が接続されている。水回収路21には、凝縮器9で回収された水を加湿水タンク16に送り込む凝縮水回収ポンプ20及び不純物を濾過するフィルタ19が配設されている。また、加湿水タンク16には、加湿水温度センサ22、加湿水水位センサ23及びヒータ17が設けられ、加湿水の温度や水位を検出している。検出された加湿水の温度が氷点下であり、加湿水が凍結している場合、加湿水タンク内に埋設されたヒータ17により、凍結した加湿水を加熱・解凍することができる。また、検出された水位により、凝縮器9による水回収量を調節して、加湿水タンク16の加湿水貯蔵量を調節することができる。これらのうち、加湿水供給路12、加湿水供給電磁弁13、加湿水ポンプ14、フィルタ15、加湿水タンク16が給水手段である。
水素供給系30は、燃料電池スタック100と水素供給源としての水素貯蔵タンク32とに接続され、水素を燃料電池スタック100内に供給する水素供給路31と、燃料電池スタック100に接続され、燃料電池スタック100から排出された水素を外気に放出する水素排出路41とを有している。水素供給路31には、外部の水素源から水素を水素貯蔵タンク32に充填するための水素充填口33、水素貯蔵タンク32内の水素圧力を測るための水素1次圧センサ34、燃料電池スタック100に供給する水素の量を調節するための水素調圧弁35、水素を供給又は遮断する水素供給電磁弁36及び燃料電池スタック100にかかる水素圧力を測定する水素2次圧センサ37が配設されている。水素排出路41には、排出された水素の逆流を防止する逆止弁42及び水素の排出を調節する水素排気電磁弁43が配設されている。なお、水素貯蔵タンク32は高圧タンクであっても水素吸蔵合金タンクであってもよい。
冷却系50は、燃料電池スタック100とラジエータ54とに接続され、燃料電池スタック100が発電に伴う発熱によって高温になりすぎるのを防止し、燃料電池スタック100を適度な運転温度に調節する冷却水循環路57と、ラジエータ54と並列に設けられたバイパス路58とを有している。冷却水循環路57には、冷却水を燃料電池スタック100に送り込む冷却水循環ポンプ51、メイン切り替えバルブ52、冷却水の温度を検出する冷却水入口温度センサ55、冷却水出口温度センサ56が配設されている。バイパス路58には、バイパス切り替えバルブ53が配設されている。これらメイン切り替えバルブ52及びバイパス切り替えバルブ53を切り替えることにより、ラジエータ54に冷却水を通過させたり、通過させなかったりすることができる。また、冷却系50は、燃料電池スタック100の発熱が小さい場合や、始動時において燃料電池スタック100が冷えている場合、燃料電池スタック100を暖める目的にも用いられる。その場合、冷却水循環路59に配設された図示しないヒータによって冷却水温度を高くして供給することもできる。すなわち、この冷却系50では、冷却水入口温度センサ55及び冷却水出口温度センサ56の検出値に基づいて、冷却水循環量、循環経路の切り替え、冷却量、加熱量を調節することができる。
電源・負荷系70は、バッテリ73、インバータ74、車両駆動用モータ75、出力制御回路77、整流器84、スイッチSW1a、SW1b、SW2a、SW2b等を有している。電源・負荷系70は、二系統の回路で構成されている。一つの回路は、燃料電池スタック100の端子201a、201bが、電流の逆流を防止する整流器84、回路を開閉可能なスイッチSW1a、SW1b、直流電流を交流電流に変換するインバータ74を介して、車両を駆動するモータ75と接続されるものである。この回路には、インバータ74とバッテリ73とが出力制御回路77を介して接続されている。また、別の回路は、燃料電池スタック100の端子201a、201bが、スイッチSW2a、SW2b、昇圧回路80を介して、バッテリ73に接続されるものである。そして、燃料電池スタック100には、電圧センサ78及び電流センサ79が接続されている。ここで、スイッチSW1a、SW1bが閉じ、スイッチSW2a、SW2bが開いている場合、燃料電池スタック100からモータ75に電力が供給される。この際、バッテリ73は、車両減速時に回生電力を貯蔵したり、加速時や高負荷時に電力を供給して、燃料電池システムを効率良く運転できるようにしている。また、スイッチSW1a、SW1bが開き、スイッチSW2a、SW2bが閉じている場合、バッテリ73からモータ75に電力が供給されるとともに、燃料電池スタック100の端子201a、201bに高電圧が印加される。これにより、燃料電池スタック100内に余剰水が蓄積した場合や、寒冷地で凍結の心配がある場合などに、電気分解により水を除去(水素と酸素に分解)することができる。ここで、モータ75が負荷であり、バッテリ73が補助電源である。また、バッテリ73、昇圧回路80、スイッチSW1a、SW1b、SW2a、SW2bが給電手段であり、昇圧回路80が変圧回路である。なお、本実施形態において、補助電源としてバッテリ73を用いたが、これ以外にキヤパシタなどの蓄電装置を用いることもできる。また、スイッチSW1a、SW1b、SW2a、SW2bはリレーの接点で実現することができる。
以上の構成をした燃料電池システムにおいて、寒冷地での動作の概要を図4を参照しつつ説明する。図4において、G1が時間と燃料電池スタック100の出力電圧(1セル当りの電圧)との関係を表すグラフであり、G2が時間と燃料電池スタック100の温度との関係を表すグラフである。まず、時刻t1において燃料電池システムの起動が開始されると、グラフG1に示すように、燃料電池スタック100のセル210a当り約1Vの出力電圧(開回路電圧)が発生する。なお、図3に示すように、燃料電池システムの出力電圧は電圧センサ78で検出され、温度は温度センサ101で検出される。
次に、図4の時刻t2において負荷が接続されて発電が開始される。具体的には、燃料電池スタック100とインバータ74とが接続され、車両を駆動するモータ75が回転する。そうすると、発電に伴い生成水が発生し、この生成水が低温環境下で凍結してしまう。そのため、時間TW1において、燃料電池スタック100とインバータ74とを切り離すとともに、バッテリ73から燃料電池スタック100に高電圧を供給して、生成水を電気分解して除去する。これにより、新たな水素イオンと酸素との反応が可能となる。この際、インバータ74はバッテリ73により駆動される。生成水が除去された後、時間TW2において、再度、燃料電池スタック100とインバータ74とが接続される。以下、時間TW3〜TW7において、同様の動作が繰り返される。そして、その間にグラフG2で示すように、燃料電池スタック100の温度は発電に伴う生成水が凍結しない温度にまで上昇する。その後は、連続した反応が維持されるため、インバータ74は燃料電池スタック100により駆動される。こうして、この燃料電池システムでは、低温環境下にあっても確実に起動させることができる。
次に、この燃料電池システムにおける寒冷地での動作を図5に示したフローチャートを参考にしつつ説明する。燃料電池システムの起動が開始されると、ECU110により図5に示すプログラムが実行される。
このプログラムが実行されると、まずステップS1において、燃料電池スタック100に水素及び空気の供給が開始される。具体的には、水素調圧弁35及び水素供給電磁弁36が開かれ、水素貯蔵タンク32の水素が水素供給路31から燃料電池スタック100の燃料室212aに供給される。また、空気供給ポンプ4が駆動され、酸素を含む外気が空気供給路1から燃料電池スタック100の空気室212bに供給される。ステップS1実行後、ステップS2が実行される。
ステップS2においては、まず燃料電池スタック100の温度センサ101により代表セル210aの空気極211cの面内の温度を入力し、これを燃料電池温度Tsとする。そして、燃料電池温度Tsが設定温度Taより小さいか否かをチェックする。ここで、設定温度Taは、凍結のおそれのある温度であり、予め記憶されている。燃料電池温度Tsが設定温度Taより小さい場合(YES)、ステップS3を実行する。また、燃料電池温度Tsが設定温度Ta以上である場合(NO)、このプログラムの実行を終了し、通常運転のプログラムを実行する。この場合は、燃料電池スタック100の温度が発電に伴う生成水の凍結しない温度にまで上昇しており、連続した反応が維持されるため、燃料電池システムの起動が終了している。
ステップS3においては、スイッチSW2a、SW2bを開き、スイッチSW1a、SW1bを閉じる。これにより、図6に示すように、燃料電池スタック100とインバータ74とが接続され、車両を駆動するモータ75が回転する。この際、燃料電池スタック100と昇圧回路80とは切り離されている。そして、ステップS4において、発電に伴い発生する生成水を計算する生成水量W1をクリアする。ステップS4実行後、ステップS5を実行する。
ステップS5においては、電流センサ79により、燃料電池スタック100からインバータ74に流れる電流I1を測定する。そして、ステップS6において、数1に示す式により、発電に伴い発生する生成水量W1を計算して推測する。ステップS6実行後、ステップS7が実行される。ここで、k1は換算係数であり、I1は上記電流センサ79による測定値である。また、t1はステップS5、S6、S7のループが実行される周期である。
Figure 2005050749
ステップS7においては、計算された生成水量W1が設定水量Waより大きいか否かをチェックする。ここで、設定水量Waは、発電に伴い発生する許容最大水量であり、予め記憶されている。生成水量W1が設定水量Waより大きい場合(YES)、生成水を電気分解により取り除く必要があると判断し、ステップS8を実行する。また、生成水量W1が設定水量Wa以下である場合(NO)、ステップS5に戻り、さらに生成水量W1を計算する。なお、ステップS5、S6、S7のループは周期t1毎に1回実行される。
ステップS8においては、スイッチSW1a、SW1bを開き、スイッチSW2a、SW2bを閉じる。これにより、図7に示すように、燃料電池スタック100とインバータ74とが切り離され、燃料電池スタック100と昇圧回路80とが接続される。そのため、バッテリ73から燃料電池スタック100に高電圧が供給され、生成水が電気分解される。この際、インバータ74はバッテリ73により駆動される。そして、ステップS9において、電気分解に伴い消滅する水を計算する電気分解水量W2をクリアする。ステップS9実行後、ステップS10を実行する。
ステップS10においては、電流センサ79により、昇圧回路80から燃料電池スタック100に流れる電流I2を測定する。そして、ステップS11において、数2に示す式により、電気分解に伴い消滅する電気分解水量W2を計算して推測する。ステップS11実行後、ステップS12が実行される。ここで、k2は換算係数であり、I2は上記電流センサ79による測定値である。また、t2はステップS10、S11、S12のループが実行される周期である。
Figure 2005050749
ステップS12においては、計算された電気分解水量W2が設定水量Wbより大きいか否かをチェックする。ここで、設定水量Wbは、電気分解により取り除く必要のある水量であり、予め記憶されている。電気分解水量W2が設定水量Wbより大きい場合(YES)、生成水を電気分解により取り除いたと判断し、ステップS2を実行する。また、電気分解水量W2が設定水量Wb以下である場合(NO)、ステップS10に戻り、さらに電気分解水量W2を計算する。なお、ステップS10、S11、S12のループは周期t2毎に1回実行される。
この燃料電池システムでは、生成水を電気分解可能な電力を燃料電池スタック100に供給可能な昇圧回路80が備えられているため、発電に伴う生成水が凍結しても、電気分解により生成水を除去することができる。このため、新たな水素イオンと酸素との反応が可能となる。こうして、水素イオンと酸素との反応による発熱により、生成水が凍結することのない温度にまで燃料電池スタック100の温度が上昇し、生成水が除去されるため連続した反応が維持される。
また、この燃料電池システムでは、バッテリ73、昇圧回路80、スイッチSW1a、SW1b、SW2a、SW2bにより、燃料電池スタック100からバッテリ73への充電とバッテリ73から燃料電池スタック100への給電とを容易に切り替えることができる。この昇圧回路80はバッテリ73が燃料電池スタック100へ印加する電圧を昇圧するため、生成水を確実に電気分解することができる。
さらに、この燃料電池システムでは、電流センサ79が昇圧回路80から燃料電池スタック100に流れる電流I2を測定し、この出力信号に基づいて燃料電池スタック100の能力が所定値以下となった場合、ECU110がバッテリ73から燃料電池スタック100への給電を行うようにスイッチSW1a、SW1b、SW2a、SW2bを切り替える。そのため、発電により生成水がある程度生成された後、その生成水が電気分解されるという過程が連続して行われ、生成水が凍結することのない温度にまで燃料電池スタック100の温度を上昇させることができる。また、バッテリ73から燃料電池スタック100に給電される電力量は生成水を電気分解可能な値以上であるため、生成水を電気分解により確実に除去できる。
したがって、本実施形態の燃料電池システムによれば、低温環境下にあっても確実に起動させることが可能である。
また、この燃料電池システムでは、燃料電池スタック100の空気極211cの乾燥を防止するため給水手段12、13、14、15、16を備えているが、バッテリ73が燃料電池スタック100に給電している間は燃料電池スタック100への水の供給を行わない。これにより、電気分解により除去しなければならない水を増加させないようにしている。
本発明は電気自動車等の移動用電源、あるいは据え置き用電源に利用可能である。
実施形態の燃料電池システムに係る燃料電池スタックの分解斜視図である。 実施形態の燃料電池システムに係る積層体の模式断面図である。 実施形態の燃料電池システムに係る模式構成図である。 実施形態の燃料電池システムに係り、時間と燃料電池スタックの出力電圧及び温度との関係を表すグラフである。 実施形態の燃料電池システムに係り、起動時の処理プログラムのフローチャートである。 実施形態の燃料電池システムに係り、燃料電池スタックとインバータとが接続された回路図である。 実施形態の燃料電池システムに係り、燃料電池スタックと昇圧回路とが接続された回路図である。 従来の燃料電池システムに係り、時間と燃料電池スタックの出力電圧及び温度との関係を表すグラフである。
符号の説明
100…燃料電池(燃料電池スタック)
75…負荷(モータ)
73…補助電源(バッテリ)
73、80、SW1a、SW1b、SW2a、SW2b…給電手段
80…、変圧回路(昇圧回路)
SW1a、SW1b、SW2a、SW2b…スイッチ
110…制御手段(ECU)
101…温度センサ
79…電力センサ(電流センサ)
12、13、14、15、16…給水手段(12…加湿水供給路、13…加湿水供給電磁弁、14…加湿水ポンプ、15…フィルタ、16…加湿水タンク)

Claims (9)

  1. 水素と酸素との電気化学反応により起電力を生じる燃料電池と、該燃料電池と接続され、電力によって駆動される負荷と、該燃料電池及び該負荷と接続され、起電力を蓄電する補助電源とを備えた燃料電池システムにおいて、
    前記燃料電池に生成水を電気分解可能な電力を供給可能な給電手段が備えられていることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記給電手段は、前記補助電源と、前記燃料電池から該補助電源への充電と該補助電源から該燃料電池への給電とを切替可能なスイッチとを有することを特徴とする請求項1記載の燃料電池システム。
  3. 前記給電手段は前記補助電源が前記燃料電池へ印加する電圧を昇圧する変圧回路を有することを特徴とする請求項2記載の燃料電池システム。
  4. 前記補助電源から前記燃料電池への給電を行うように前記スイッチを切り替える制御手段を備えていることを特徴とする請求項2又は3記載の燃料電池システム。
  5. 前記制御手段は、前記燃料電池から前記補助電源への充電と該補助電源から該燃料電池への給電とを交互に行うように前記スイッチを切り替えることを特徴とする請求項4記載の燃料電池システム。
  6. 前記燃料電池の温度を検知可能な温度センサを備え、該温度センサの出力信号に基づいて該燃料電池の温度が所定温度以下となった場合、前記制御手段が前記補助電源から該燃料電池への給電を行うように前記スイッチを切り替えることを特徴とする請求項4記載の燃料電池システム。
  7. 前記燃料電池の起電力を検知可能な電力センサを備え、該電力センサの出力信号に基づいて該燃料電池の能力が所定値以下となった場合、前記制御手段が前記補助電源から該燃料電池への給電を行うように前記スイッチを切り替えることを特徴とする請求項4記載の燃料電池システム。
  8. 前記燃料電池に供給される電力量は、前記燃料電池が生じた生成水を電気分解可能な値以上であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載の燃料電池システム。
  9. 前記燃料電池に水を供給可能な給水手段を備え、該給水手段は該燃料電池に電力を供給している間は該燃料電池への水の供給を行わないことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載の燃料電池システム。
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