JP2003197240A - 燃料電池システム - Google Patents

燃料電池システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 氷点下からの燃料電池システムの起動性を改
良する。 【解決手段】 固体高分子電解質膜(8)と、この固体
高分子電解質膜を狭持するように配置された燃料極と酸
化剤極を備えた単セル(1)を積層して形成される第1
燃料電池スタック(2)を備えた燃料電池システムにお
いて、前記第1燃料電池スタック(2)は、燃料電池ス
タック内の温度が氷点下からの燃料電池システム起動時
に、前記各単セル(1)の燃料極をプラス極、酸化剤極
をマイナス極として電極間に電圧を印加して加熱するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は燃料電池システ
ム、特に氷点下からのシステム起動性を改良する燃料電
池システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の固体高分子型燃料電池において
は、水素イオン(H+)が固体高分子電解質膜を透過す
るためには、その電解質膜が常に湿潤状態を維持するこ
とが必要となる。しかしながら、電解質膜を湿潤状態に
維持するために水分を補給する構成を燃料電池システム
中に有すると、氷点下の温度域で水分が凍結し、この状
態から燃料電池システムを起動するには、まず凍結した
水分を解凍する必要が生じ、時間が掛かり始動性が著し
く悪い。
【0003】このような起動性の課題を解決する技術と
して、特開2000−315514号公報には、外部か
ら高温のガスを燃料電池システムに供給し、凍結した水
分を解凍する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術においても特に氷点下20℃以下の気温では、供
給された高温のガスが電解質膜と触媒と電極から構成さ
れる膜電極接合体、いわゆるMEAに到達するまでに、
そのガスの熱を配管やセパレータを加熱することに消費
され、熱効率が悪く、また熱量が減少するためにMEA
の解凍に時間が掛かり、起動時間が長いということにな
る。
【0005】そこで本発明は、このような課題に鑑み、
電圧を燃料電池スタックに印加して電力を供給すること
によりMEA、ガス拡散層、セパレータを直接的に解凍
することで、起動性を向上し、課題を解決するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、固体高分
子電解質膜と、この固体高分子電解質膜を狭持するよう
に配置された燃料極と酸化剤極を備えた単セルを積層し
て形成される第1燃料電池スタックを備えた燃料電池シ
ステムにおいて、前記第1燃料電池スタックは、燃料電
池スタック内の温度が氷点下からの燃料電池システム起
動時に、前記各単セルの燃料極をプラス極、酸化剤極を
マイナス極として電極間に電圧を印加して加熱すること
を特徴とする。
【0007】第2の発明は、第1の発明において、前記
各単セルの電極間に印加する電圧は、水の電気分解に必
要な電圧と、前記単セル内の抵抗や触媒の分散度合いに
応じて必要となる過電圧を加算した電圧とすることを特
徴とする。
【0008】第3の発明は、第1または2の発明におい
て、前記各単セルの電極間に電圧を印加することによ
り、燃料極に生成された酸素が燃料極に供給された水素
と反応して水を生じるときの反応熱と、酸化剤極に生成
された水素が酸化剤極に供給された酸素と反応して水を
生じるときの反応熱の少なくとも一方を用いて前記第1
燃料電池スタックを加熱することを特徴とする。
【0009】第4の発明は、第1から3のいずれか一つ
の発明において、前記各単セルの電極間に電圧を印加す
る2次電池を備えたことを特徴とする。
【0010】第5の発明は、第1から4のいずれか一つ
の発明において、前記各単セルの電極間に電圧が印加さ
れる前記第1の燃料電池スタックに接続される第2燃料
電池スタックを備え、この第2燃料電池スタックは、前
記第1燃料電池スタックによって発電された電気によっ
て加熱されることを特徴とする。
【0011】
【発明の効果】第1の発明は、氷点下に置かれた第1燃
料電池スタックを起動するときに、前記第1燃料電池ス
タックの各単セルの燃料極をプラス極、酸化剤極をマイ
ナス極として電極間に電圧を印加して加熱するようにし
たので、単セル内に熱を発生させ、第1燃料電池スタッ
ク内の氷を解凍し、燃料電池システムの起動性を向上す
ることができる。
【0012】第2の発明は、前記各単セルの電極間に印
加する電圧は、水の電気分解に必要な電圧と、前記単セ
ル内の抵抗や触媒の分散度合いに応じて必要となる過電
圧を加算した電圧としたので、過電圧によるジュール熱
や触媒部で発生する熱によって燃料電池スタック内の氷
を解凍することができる。
【0013】第3の発明は、前記各単セルの電極間に電
圧を印加することにより、燃料極に生成された酸素が燃
料極に供給された水素と反応して水を生じるときの反応
熱と、酸化剤極に生成された水素が酸化剤極に供給され
た酸素と反応して水を生じるときの反応熱の少なくとも
一方を用いて前記第1燃料電池スタックを加熱するの
で、水の生成時に生じる反応熱を氷の解凍に用いること
により氷の解凍を一層促進できる。
【0014】第4の発明は、前記各単セルの電極間に電
圧を印加する2次電池を備えたので氷点下でも確実に単
セルに確実に電圧を印加することができる。
【0015】第5の発明は、前記各単セルの電極間に電
圧が印加される前記第1の燃料電池スタックに接続され
る第2燃料電池スタックを備え、この第2燃料電池スタ
ックは、前記第1燃料電池スタックによって発電された
電気によって加熱されるので、バッテリ等の外部電源の
負荷を低減することができ、システムの効率向上を図る
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1に本発明の燃料電池システム
の構成の一例を示す。
【0017】単セル1が積層して構成される燃料電池ス
タック2には、コンプレッサ3から酸化剤(酸素)が圧
力調整弁4を介して供給されるとともに、水素ボンベ5
から圧力調整弁6を介して燃料としての水素が各セルに
供給される。また水素の圧力を調整する圧力調整弁6と
燃料電池スタック2との間にはエゼクタ7が設けられて
いる。
【0018】燃料電池スタック2では発電のための電気
化学反応に供せられた水素と酸素は、排ガスとして大気
中に放出されるが、排水素ガスの一部はエゼクタ7の作
用によって燃料電池スタック2に再供給される。
【0019】燃料電池スタック2を構成する単セル1
は、固体高分子電解質膜(以下、単に高分子膜とい
う。)8と、高分子膜8を両側から狭持するようにガス
拡散層と触媒を担持した電極(水素極と酸素極)とさら
に高分子膜8と触媒と燃料ガス(水素または酸素)とで
形成される3層界面とが混在する層9と、その層9の外
側に燃料ガスが流通する流路10を形成したセパレータ
11とから形成されている。
【0020】高分子膜8は、パーフルオロスルホン酸イ
オン交換膜、たとえば、DuPont社製Nafion
112を用いて形成され、ガス拡散層はカーボンペーパ
を用い、各電極は触媒としてPtを担持したカーボンブ
ラックを前記Nafionと混合してカーボンペーパに
塗布して形成する。したがって、化学反応サイトである
3相界面を高分子膜8近傍に形成することができる。
【0021】燃料電池スタック2には、制御回路12が
接続されており、制御回路12は2次電池(バッテリ)
を電源13として燃料電池スタック2の単セルの各電極
間に氷点下時でも確実に電圧を印加する。このとき水素
極をプラス極、酸素極をマイナス極とする。電流を一定
化するための定電流回路14が、制御回路12と燃料電
池スタック2との間に設置される。例えば、この実施例
での高分子膜の発電面積を25cm2とすると高分子膜
8内を流れる電流が1A/cm2となるようにするに
は、電極間に流れる電流は、25Aの電流が必要とされ
る。各電極間に電圧を印加することにより、水素極には
酸素が、酸素極には水素が発生する。この状態で水素極
に水素を、酸素極に酸素を供給することで、発生した水
素と供給された酸素または酸素と供給された水素とが反
応を生じ、水を生成される。この水を生成する際に生じ
る反応熱の少なくとも一方は、後述するように氷点下時
に凍結した燃料電池スタック2内の氷を解凍するために
使用することができる。この状態を模式的に示したのが
図2である。
【0022】制御回路12は電源13の他に、通常運転
時に接続する負荷(例えば、モータ)15と始動時に接
続可能な他の燃料電池スタック16と接続可能に構成さ
れる。制御回路12とこれら構成との接続の切り換え
は、制御装置17によって制御される。更に制御装置1
7には図示しないが、燃料電池スタック2内の温度を検
出するための温度センサからの出力が入力される。
【0023】このように構成される燃料電池システムが
氷点下30℃の環境に設置された場合を考える。この環
境下では、高分子膜8のイオン導電率は約0.005S
/cmであるので、高分子膜8の電圧降下は約0.6V
である。また触媒活性過電圧は約0.3V、ガス拡散層
とセパレータ11との接触抵抗は約0.2Vであり、水
の電気分解電圧である約1.2Vと合わせると各電極に
印加する電圧は約2.3V必要となる。
【0024】印加した2.3Vのうち、高分子膜8の電
圧降下分(抵抗分)の約0.6Vと触媒活性化抵抗分の
約0.3Vとガス拡散層とセパレータ11との接触抵抗
分の約0.2Vを合わせた約1.1Vが熱に変換され
て、凍結した水の解凍に用いられる。この電圧による発
熱量は、単セル1に1A/cm2の電流を流すようにす
ると、1.2W/cm2程度の発熱量となる。この発熱
量を用いることで、氷点下30度という極寒の環境にお
いても燃料電池スタック2の凍結を短時間に解凍するこ
とができ、システムの起動性を向上することができる。
【0025】さらに水の電気分解電圧である約1.2V
についても、この電圧による水の分解により生成された
酸素と水素とが外部より供給された水素と酸素と反応す
る際に生じる反応熱を解凍に用いることが可能である。
【0026】つまり、電圧の印加の開始直後は、水素ま
たは酸素を供給するためのガス拡散層等が凍結してお
り、外部から水素または酸素を単セル1内に供給するこ
とはできないが、電圧の印加が継続され、氷の解凍が進
むに連れて、外部からの酸素または水素が単セル1内に
供給されるようになると、前述したように、また図2に
示したように水の分解電圧分による反応熱により解凍が
可能となり、解凍を一層促進することができる。
【0027】次に燃料電池スタックの単セルの各電極間
への電圧の印加により生じる熱について説明する。
【0028】一定以上の電圧を印加すると次の化学式で
表される電気分解が生じる。
【0029】
【数1】
【0030】印加下電圧から下記式2で示されるネルン
スト平衡電圧式より算出される約1.23V(大気圧
時)を差し引いた電圧の差から生じるエネルギ差の大半
が熱に変換され、凍結した水を解凍することになる。こ
の熱の内訳としては、主に高分子膜、ガス拡散層、セパ
レータ内部で発生するジュール熱と、ガス拡散層とセパ
レータとの接触面で発生する熱、触媒付近で発生する熱
がある。
【0031】
【数2】
【0032】ここで、Er:平衡電圧、R:気体定数、
F:ファラデー定数、T:温度、p:それぞれのガスの
分圧を示す。
【0033】まずジュール熱については、各電極に電圧
を印加することで単セル1の構成である高分子膜8、セ
パレータ11、ガス拡散層内で単位面積当たりi×R2
(ここでi=電流密度、R=それぞれの抵抗、とする)
の発熱が生じる。またガス拡散層とセパレータとの接触
面では、一般に両者の内部よりも電子が通過可能な面積
が小さくなるために抵抗が大きくなる。触媒付近では、
式1で示す化学反応を促進するために必要な過電圧に相
当するエネルギの大半が熱になる。これらの熱を凍結し
た水の解凍に用いることができる。
【0034】さらに水の電気分解によって水素極に生成
された酸素と、酸素極に生成された水素とが外部から供
給された水素または酸素と化学反応し、水を生成すると
きに生じる反応熱が氷の解凍に用いられることは前述し
た通りである。
【0035】図3は、凍結した燃料電池スタック2を本
発明を用いて実際に解凍したときの単セルの温度変化を
示す図である。
【0036】まず燃料電池スタック2内の温度が氷点下
30度の状態で各セルの電極間に電圧の印加を開始す
る。電圧の印加により単セル内でジュール熱が発生し、
単セルの温度が上昇する。氷点下20℃で温度の上昇が
一次的に停止するが、これは、高分子膜8中に存在する
半結合水が解凍していることを示している。
【0037】ここで高分子膜8中に存在する水について
説明すると、高分子膜8中にはスルホン酸基に結合した
凍結しない結合水と、結合せずに約0℃で凍結する自由
水と、氷点下約20℃で凍結する半結合水とが混在して
いる。氷点下20℃で温度の上昇が停止しているのは、
半結合水の解凍に熱が消費されていることを示してい
る。
【0038】半結合水の解凍が電圧印加後、約50秒で
終了し、再び単セル1内の温度が上昇する。ついで0℃
で今度は自由水の解凍に熱が消費されるために単セルの
温度上昇が一次的に停止する。自由水の解凍が終了する
ことで、セパレータやガス拡散層を遮蔽していた氷が解
凍され、外部から供給される水素と酸素が各電極に供給
可能となる。したがって、前述のように各電極で生成さ
れた水素と酸素と反応して反応熱が生じ、単セルの加熱
に用いられ、単セルの昇温度合が大きくなる(傾きが大
きくなる)ことが図からも読み取れる。また各電極に印
加する電圧は、単セルの昇温とともに減少していくこと
になる。
【0039】本実験結果によれば、単セルの電極に電圧
を印加後、約2分で氷の解凍が終了し、燃料電池スタッ
ク2の発電が可能な状態となることが確認できた。燃料
電池スタック2に加熱した水素や酸素、あるいは加湿し
た水素や酸素を供給すれば一層燃料電池スタック2の起
動時間を短縮できることはいうまでもない。
【0040】図1において、燃料電池スタック(第1燃
料電池スタック)2が他の(第2の)燃料電池スタック
16に制御回路12を介して接続される構成について説
明する。これは、まず第1燃料電池スタック2が解凍さ
れて、十分な発電が行える状態となったときに、制御回
路12を切り換え、第1燃料電池スタック2と第2燃料
電池スタック16を接続し、第1燃料電池スタック2で
発電された電気を第2の燃料電池スタック16に供給す
ることで第2の燃料電池スタック16の解凍を行うため
の構成である。この構成を備えることで、バッテリ等の
外部電源の負荷を低減することができ、システムの効率
向上を図ることができる。
【0041】以上説明したように本発明では、燃料電池
スタック内の水分が凍結した氷点下状態において、スタ
ック各単セルの電極間に電圧を印加することにより、単
セル内に熱(ジュール熱と化学反応熱)を発生させ、燃
料電池スタック内の氷を解凍し、燃料電池システムの起
動性を向上することができる。
【0042】各セルの電極間に印加する電圧は、水の電
気分解のための電圧と、高分子膜の抵抗、ガス拡散層と
セパレータの接触抵抗、触媒活性化に伴う抵抗等の単セ
ル内の抵抗に応じた過電圧とを加えた電圧としたので、
ジュール熱など過電圧に相当するエネルギによって氷を
解凍することができる。
【0043】また電圧を印加することで、水の電気分解
が生じ、水素極には酸素が、酸素極には水素が生成され
る。したがって、外部から各電極に水素極には水素が、
酸素極には酸素が供給されると、電気分解によって生成
された酸素、水素と反応して各極で水が生成され、この
水の生成時に生じる反応熱を氷の解凍に用いることによ
り氷の解凍を一層促進できる。
【0044】本発明は、上記した実施形態に限定される
ものではなく、本発明の技術的思想の範囲内でさまざま
な変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料電池システムの構成を説明するた
めの図である。
【図2】燃料電池セル内での化学反応熱の発生を模式的
に説明するための図である。
【図3】燃料電池セルに電圧を印加した場合の燃料電池
セルの氷点下からの温度変化を示す図である。
【符号の説明】
1 単セル 2 燃料電池スタック 8 高分子膜 10 流路 11 セパレータ 12 制御回路 14 定電流回路 17 制御装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体高分子電解質膜と、この固体高分子電
    解質膜を狭持するように配置された燃料極と酸化剤極を
    備えた単セルを積層して形成される第1燃料電池スタッ
    クを備えた燃料電池システムにおいて、 前記第1燃料電池スタックは、燃料電池スタック内の温
    度が氷点下からの燃料電池システム起動時に、前記各単
    セルの燃料極をプラス極、酸化剤極をマイナス極として
    電極間に電圧を印加して加熱することを特徴とする燃料
    電池システム。
  2. 【請求項2】前記各単セルの電極間に印加する電圧は、
    水の電気分解に必要な電圧と、前記単セル内の抵抗や触
    媒の分散度合いに応じて必要となる過電圧を加算した電
    圧とすることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池シ
    ステム。
  3. 【請求項3】前記各単セルの電極間に電圧を印加するこ
    とにより、燃料極に生成された酸素が燃料極に供給され
    た水素と反応して水を生じるときの反応熱と、酸化剤極
    に生成された水素が酸化剤極に供給された酸素と反応し
    て水を生じるときの反応熱の少なくとも一方を用いて前
    記第1燃料電池スタックを加熱することを特徴とする請
    求項1または2に記載の燃料電池システム。
  4. 【請求項4】前記各単セルの電極間に電圧を印加する2
    次電池を備えたことを特徴とする請求項1から3のいず
    れか一つに記載の燃料電池システム。
  5. 【請求項5】前記各単セルの電極間に電圧が印加される
    前記第1の燃料電池スタックに接続される第2燃料電池
    スタックを備え、この第2燃料電池スタックは、前記第
    1燃料電池スタックによって発電された電気によって加
    熱されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一
    つに記載の燃料電池システム。
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