JP2008171601A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 起動性を向上させることができる燃料電池を提供する。
【解決手段】 燃料電池システム(200)は、少なくとも1つのセル(10)を備える燃料電池(30)と、セル(10)が生成可能な最大電流をセル(10)の非発電時に取得する電流取得手段(50)とを備える。燃料電池システムは、非発電時にセルが生成可能な最大電流を求めることができる。したがって、セルの劣化を抑制しつつ、最大電流以下の電流で発電を開始することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
燃料電池は、一般的には水素および酸素を燃料として電気エネルギを得る装置である。この燃料電池は、環境面において優れており、また高いエネルギ効率を実現できることから、今後のエネルギ供給システムとして広く開発が進められてきている。
燃料電池のうち固体の電解質を用いたものには、固体高分子型燃料電池、固体酸化物型燃料電池等がある。このうち、固体高分子型燃料電池は、固体高分子電解質膜がカソードとアノードとにより挟まれた膜電極接合体(MEA)がさらにセパレータによって挟まれたセルが複数積層されたスタック構造を有する。固体高分子型燃料電池においては、燃料ガスがアノードに供給され、酸化剤ガスがカソードに供給される。その結果、燃料ガスと酸化剤ガスとが電気化学反応して水が生成される。この水が生成されるときに発生する電流が外部に取り出されることにより、燃料電池は発電する。
固体高分子型燃料電池においては、特に低温下で起動するときに燃料電池内の凍結した水が原因となって、反応ガス不足が生じることがある。この場合、反応ガスが不足するセルが劣化するおそれがある。そこで、燃料電池を起動させる際に燃料電池を昇温させる方法が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、燃料電池の発電不調をセル電圧に基づいて推測し、発電不調が推測された場合には、燃料電池を昇温させることにより起動性を向上させる方法が開示されている。
特開2006−73451号公報。
しかしながら、特許文献1に係る方法では、昇温装置により燃料電池が所望の温度に達するまで燃料電池を始動させることができない。
本発明は、起動性を向上させることができる燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池システムは、少なくとも1つのセルを備える燃料電池と、セルが反応ガスを用いて生成可能な最大電流をセルの非発電時に取得する電流取得手段とを備えることを特徴とするものである。本発明に係る燃料電池システムによれば、非発電時にセルが生成可能な最大電流を求めることができる。したがって、セルの劣化を抑制しつつ、最大電流以下の電流で発電を開始することができる。この場合、昇温装置を用いることなく、燃料電池を起動することができる。そのため、本発明に係る燃料電池システムの起動性が向上する。また、最大電流で燃料電池が発電している間に、燃料電池が暖機される。それにより、燃料電池の暖機を早期に完了させることができる。
上記構成において、セルの温度を検出する温度検出手段と、セルの開放電圧が所定電圧よりも小さい電圧から所定電圧に到達するまでの到達時間を検出する時間検出手段とをさらに備え、電流取得手段は、温度検出手段および時間検出手段の検出結果に基づいて、最大電流を取得するものであってもよい。この構成によれば、アイドリング時等の非発電時において、セルの最大電流を求めることができる。それにより、燃料電池の暖機後においても、反応ガスが不足しているセルの劣化を抑制することができる。
上記構成において、到達時間は、セルへの反応ガス供給開始時点から開放電圧が所定電圧に到達するまでの時間であってもよい。また、上記構成において、セルの電気抵抗を検出する電気抵抗検出手段をさらに備え、電流取得手段は、電気抵抗検出手段の検出結果に基づいて、最大電流を取得するものであってもよい。
上記構成において、電流取得手段は、セルの一部の領域である第1領域の最大電流を取得するものであってもよい。この場合、最大電流の検出精度が向上する。また、上記構成において、第1領域は、セルにおける反応ガスの出口近傍の領域であってもよい。この場合、反応ガス不足になりやすい箇所の最大電流を検出することができる。また、上記構成において、第1領域は、セルの他の領域と絶縁されているものであってもよい。
上記構成において、セルは、セルにおける燃料ガス入口および酸化剤ガス入口のうち燃料ガス入口に近い第2領域を備え、第1領域は、燃料ガス入口および酸化剤ガス入口のうち酸化剤ガス入口に近い領域であり、電流取得手段は、第1領域および第2領域の最大電流を取得するものであってもよい。この構成によれば、制御手段は、第1領域および第2領域における電圧挙動に応じて、燃料ガスまたは酸化剤ガスのいずれかの拡散性が低下しているかを判断することができる。
上記構成において、燃料電池は、セルを複数備え、電流取得手段は、それぞれのセルの最大電流を取得するものであってもよい。この場合、最大電流の検出精度が向上する。また、上記構成において、それぞれのセルの開放電圧を測定する電圧測定手段と、電圧測定手段の測定結果に基づいて、複数のセルのうち燃料電池に反応ガスが供給された後の所定時間内に開放電圧が所定電圧に到達しないセルをバイパスするバイパス手段とをさらに備えるものであってもよい。この構成によれば、燃料電池システムの起動性を向上させることができる。
上記構成において、燃料電池は、セルを複数備え、電流取得手段は、複数のセルのうち少なくともいずれか一方端のセルの最大電流を取得するものであってもよい。この構成によれば、各セルに測定手段を設ける必要がなくなるため、燃料電池システムの製造コストが低減される。
上記構成において、セルの発電電流を最大電流以下に制御する電流制御手段をさらに備えるものであってもよい。また、上記構成において、燃料電池の発電電流を、複数のセルの最大電流のうち最小の電流以下に制御する電流制御手段をさらに備えるものであってもよい。この場合、セルの劣化を抑制しつつ、本発明に係る燃料電池システムの起動性が向上する。
本発明によれば、起動性を向上させることができる燃料電池システムを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係る燃料電池システム200を示すブロック図である。図1に示すように、燃料電池システム200は、燃料電池30、反応ガス供給手段40、測定手段60、バイパス手段70および制御手段80を備える。燃料電池30は、少なくとも1つのセル10を備える。本実施例においては、燃料電池30は、複数のセル10が積層された構造を有する。
セル10の積層体の両端部には、ターミナル(図示せず)が形成されている。ターミナルは燃料電池30の発生電力を外部に取り出すための配線等を備えている。ターミナルのセル10と反対側の面には、絶縁体からなるインシュレータ(図示せず)が形成されている。インシュレータのターミナルセル10と反対側の面には、エンドプレート20が形成されている。エンドプレート20には、反応ガス等を各セル10に供給するための配管が接続される。
反応ガス供給手段40は、燃料ガス供給手段42および酸化剤ガス供給手段44を備える。燃料ガス供給手段42は、燃料電池30に燃料ガスを供給する手段である。酸化剤ガス供給手段44は、燃料電池30に酸化剤ガスを供給する手段である。燃料ガスとしては水素が用いられる。酸化剤ガスとしては酸素を含んだエアが用いられる。
制御手段80は、CPU、メモリ等を備え、燃料電池システム200の動作を制御する。制御手段80は、電流取得手段50、電流制御手段52および電圧制御手段55を備える。電流取得手段50は、測定手段60からの信号を受けて、セル10が生成可能な最大電流を取得する手段である。なお、電流取得手段50の詳細については、後述する。
電流制御手段52は、セル10の発電電流を制御する手段である。電流制御手段50は、反応ガス供給手段40に対して、セル10の発電電流が最大電流以下になるように指令を送る。また、電圧制御手段55は、セル10の開放電圧を制御する手段である。電圧制御手段55は、反応ガス供給手段40に対して、燃料電池30の電圧が所定の値になるように指令を与える。
測定手段60は、セル10の温度を検出する温度検出手段、電気抵抗を検出する電気抵抗検出手段および電圧を測定する電圧測定手段を備える。測定手段60は、セル10の温度、電気抵抗および電圧を測定し、制御手段80に対して測定結果を伝える。また、バイパス手段70は、制御手段80からの信号を受けて、セル10をバイパスする手段である。詳細については、後述する。
図2にセル10の模式的断面図を示す。図2に示すように、セル10はセパレータ110a、拡散層108a、カソード触媒層104、電解質膜102、アノード触媒層106、拡散層108bおよびセパレータ110bが順に積層された構造を有する。電解質膜102は、プロトン伝導性を有する固体高分子電解質からなり、例えばパーフルオロスルフォン酸型ポリマーからなる。カソード触媒層104は、プロトンと酸素との反応を促進する触媒層である。アノード触媒層106は、水素のプロトン化を促進する触媒層である。カソード触媒層104およびアノード触媒層106は、例えば、白金担持カーボンからなる。拡散層108aは、酸素を含有する酸化剤ガスを透過する層である。拡散層108bは水素を含有する燃料ガスを透過する層である。拡散層108a,108bは、例えば、カーボンペーパからなる。セパレータ110aには、酸化剤ガス用流路112aが設けられている。セパレータ110bには、燃料ガス用流路112bが設けられている。
燃料ガス用流路112bには、燃料ガス供給手段42から燃料ガスが供給される。この燃料ガスは、拡散層108bを透過してアノード触媒層106に到達する。燃料ガスに含まれる水素は、アノード触媒層106の触媒を介してプロトンと電子とに解離する。プロトンは、電解質膜102を伝導してカソード触媒層104に到達する。
一方、酸化剤ガス用流路112aには、酸化剤ガス供給手段44から酸化剤ガスが供給される。この酸化剤ガスは、拡散層108aを透過してカソード触媒層104に到達する。カソード触媒層104においては、触媒を介してプロトンと酸素とが反応する。それにより、発電が行われるとともに、水が生成される。
発電によって生成された水は、主として酸化剤ガス用流路112aおよび燃料ガス用流路112bを通って外部へ排出される。しかしながら、生成された水の一部は、酸化剤ガス用流路112aおよび燃料ガス用流路112bに滞留する。この場合、反応ガスの拡散性が低下する。低温起動時においては、滞留水が凍結して反応ガスの拡散性が特に低下する。その結果、発電に必要な反応ガスが不足することがある。この場合、発電が継続されると、反応ガスが不足しているセルの電圧が負になる。その結果、そのセルが劣化するおそれがある。この問題を解決するために、本実施例に係る燃料電池システム200は、電流取得手段50を備えている。
続いて、電流取得手段50について説明する。まず、図3に、あるセル温度において、セル10に反応ガスが供給されている場合に、セル10の開放電圧とセル10の開放電圧が所定電圧に到達するまでの時間との関係を表す模式図を示す。図3において、縦軸は各セル10の開放電圧(V)を表し、横軸は時間(s)を表す。なお、図3においては、セル10と同様の構造を有するセル12a,12b,12cについての関係が示されている。
図3に示すように、セル12aの開放電圧が所定電圧に到達するまでの時間は、セル12b,12cに比較して大きくなっている。したがって、セル12aにおける反応ガスの拡散性は、セル12b,12cに比較して低下していることがわかる。この場合、セル12aが生成可能な最大電流は、セル12b,12cに比較して小さくなる。なお、図3の関係は、燃料電池30の最大電流取得時の温度にも依存する。
電流取得手段50は、最大電流取得時のセル10の温度と、それぞれの温度におけるセル10の開放電圧が所定電圧に到達するまでの到達時間(以下、所定電圧到達時間と称する)と、それぞれの温度および所定電圧到達時間に対応した最大電流値との関係を記憶している。表1に、上記所定電圧を0.9Vに設定した場合の最大電流値の例を示す。これらの値は、あらかじめ測定して電流取得手段50に記憶させてもよい。
Figure 2008171601
測定手段60は、それぞれのセル10について、温度および所定電圧到達時間を測定する。次に、測定手段60は、電流取得手段50に測定結果を伝える。その結果、電流取得手段50は、測定したセル温度および所定電圧到達時間から、表1に示すようなマップを参照して、それぞれのセル10が生成可能な最大電流を求める。
電流取得手段50は、それぞれのセル10の最大電流のうち、最小の電流値を選び出す。電流取得手段50は、この最小の電流値を電流制御手段52に伝える。そして、電流制御手段52は、この最小の電流値が燃料電池30に流れるように反応ガス供給手段40に指令を与え、燃料電池システム200を起動させる。この場合、いずれのセル10においても、各セル10が生成可能な最大電流以下の電流が流れる。
電流取得手段50による最大電流の計算方法の具体例を以下に示す。例えば、複数のセル10のうち、一つのセル10の温度が−10℃であり、そのセル10の開放電圧が反応ガス供給開始時点から所定電圧に至るまでに10s要したとする。このとき、電流取得手段50は、表1から、上記セル10の最大電流は0.30A/cmであると判断する。一方、他のセル10の温度が−10℃であり、そのセル10の開放電圧が反応ガス供給開始時点から所定電圧に至るまで20s要したとする。このとき、電流取得手段50は、表1から、そのセル10の最大電流は0.27A/cmであると判断する。電流取得手段50は、同様の手順に従って各セル10について行う。各セル10の最大電流のうち最小の値が、例えば0.21A/cmであったとする(−10℃、30s)。このとき、電流取得手段50は、燃料電池30に流すことができる最大電流として0.21A/cmを選択する。
本実施例に係る燃料電池システム200によれば、燃料電池システム200が起動する前、すなわち、セル10の非発電時にセル10が生成可能な最大電流を求めることができる。それにより、セル10の電位が負になることが防止される。その結果、セル10の劣化を抑制することができる。また、昇温装置を使用して燃料電池30を暖機することなく、燃料電池システム200を起動することができる。そのため、燃料電池30を暖機するために要する時間が不要となる結果、燃料電池システム200の起動性が向上する。また、最大電流で燃料電池システム200が稼動している間に、燃料電池30が暖機される。それにより、燃料電池システム200の暖機を早期に完了させることができる。
続いて、バイパス手段70について説明する。図4(a)および図4(b)は、バイパス手段70を説明するための図である。説明を簡単にするため、セル10a,10b,10cが積層された燃料電池30を例として、バイパス手段70について説明する。図4(a)および図4(b)に示すように、セル10a,10b,10cのそれぞれには、電圧測定手段62a,62b,62cが接続されている。また、セル10a,10b,10cのそれぞれにはバイパス手段72a,72b,72cが接続されている。バイパス手段72a,72b,72cは、例えば、スイッチ等から構成される。
図4(a)に示すように、電圧測定手段62a,62b,62cは、セル10a,10b,10cのそれぞれの開放電圧を測定し、制御手段80に伝える。ここで、制御手段80は、反応ガスを供給してから所定時間が経過するまでにセル10a,10b,10cの開放電圧が所定電圧に達したと判断した場合は、バイパス手段72a,72b,72cを起動させない。
一方、図4(b)に示すように、制御手段80が、反応ガスを供給してから所定時間経過してもいずれかのセルの開放電圧が所定電圧に達しないと判断した場合には、制御手段80は、そのセルのバイパス手段を起動させる。バイパス方法としては、例えば、セルのアノードとカソードとを短絡させる方法を用いればよい。その結果、バイパスされていないセルについての最大電流を求めることにより、短絡されたセルの回復を待つことなく、燃料電池システム200を早期に起動させることができる。
本実施例に係る燃料電池システム200においては、昇温装置を使用して所定電圧に到達しないセルを回復させる必要がない。そのため、燃料電池システム200の起動性を向上させることができる。
続いて、燃料電池30の発電開始までの動作について説明する。図5は、その場合のフローチャートの一例である。まず、燃料電池システム200のスイッチがオンされると、制御手段80は、反応ガスが燃料電池30に供給されるように反応ガス供給手段40を制御する(ステップS1)。続いて、制御手段80は、測定手段60からそれぞれのセル10の開放電圧を取得する(ステップS2)。
次に、制御手段80は、各セル10の開放電圧が所定電圧に到達したか否かを判定する(ステップS3)。所定電圧は、特に限定されないが、本実施例においては、0.9Vである。また、セル10の開放電圧が所定電圧に到達したか否かを判断するにあたっては、例えば、反応ガスを供給してから所定の時間経過後(例えば、30s後)に、セル10の開放電圧が所定電圧に到達したか否かによって判定することができる。
ステップS3において各セル10の開放電圧が所定電圧に到達したと判定された場合には、電流取得手段50は、各セル10が生成可能な最大電流を求め、電流制御手段52に各最大電流値を伝える(ステップS4)。この場合、電流取得手段50は、表1のような関係に基づいて各最大電流を求めることができる。電流制御手段52は、各セル10の発電電流が各最大電流のうち最小の電流以下になるように反応ガス供給手段40を制御する(ステップS5)。それにより、燃料電池30の発電が開始される。
一方、ステップS3において、各セル10の開放電圧が所定電圧に到達したと判定されなかった場合、制御手段80は、所定電圧が得られないセル10を特定する(ステップS6)。次に、制御手段80は、所定電圧が得られないセル10をバイパスするようバイパス手段70を制御する(ステップS7)。続いて、制御手段80は、ステップS4を実行する。
このように、上記フローチャートに従った制御により、燃料電池システム200の起動性を向上させることができる。
(変形例1)
なお、電流取得手段50は、燃料電池30が発電を行った後に、各セル10の最大電流を新たに取得してもよい。例えば、電流取得手段50は、燃料電池システム200が搭載された車両がアイドリング状態にある場合等の燃料電池30の発電が停止している場合に、各セル10の最大電流を取得する。まず、電圧制御手段55は、各セル10の開放電圧が所定電圧よりも小さくなるように反応ガス供給手段40を制御する。その後、電圧制御手段55は、各セル10の開放電圧が増加するように反応ガス供給手段40を制御する。この場合、反応ガスの拡散性が低下しているセルにおいては、開放電圧が所定電圧に戻るまでの時間が長くなる。その詳細を図6に示す。
図6は、ある温度において、セル10の開放電圧が所定電圧から一旦低下させられてから再度所定電圧に戻るまでのセル10の開放電圧と時間との関係を表す模式図である。図6において、縦軸は各セル10の開放電圧(V)を表し、横軸は時間(s)を表す。また、所定電圧は、例えば、0.9Vである。なお、図6においては、セル10と同様の構造を有するセル12d,12e,12fについての関係が示されている。
図3に示すように、セル12dの開放電圧が所定電圧から一旦低下してから再度所定電圧に戻るまでの時間は、セル12e,12fに比較して大きくなっている。したがって、セル12dにおける反応ガスの拡散性は、セル12e,12fに比較して低下していることがわかる。この場合、セル12dが生成可能な最大電流は、セル12e,12fに比較して小さくなる。なお、図6の関係は、燃料電池30の発電開始の温度にも依存する。
本例においては、電流取得手段50は、最大電流取得時のセル10の温度と、セル10の開放電圧が所定電圧よりも小さい値から所定電圧に到達するまでの所定電圧到達時間と、それぞれの温度および所定電圧到達時間に対応した最大電流値との関係を記憶している。これらの値は、あらかじめ測定して電流取得手段50に記憶させてもよい。
測定手段60は、それぞれのセル10について、温度および所定電圧到達時間を測定する。次に、測定手段60は、電流取得手段50に測定結果を伝える。その結果、電流取得手段50は、測定したセル温度および所定電圧到達時間から、表1に示すようなマップを参照して、それぞれのセル10が生成可能な最大電流を求める。
電流取得手段50は、それぞれのセル10の最大電流のうち、最小の電流値を選び出す。電流取得手段50は、この最小の電流値を電流制御手段52に伝える。そして、電流制御手段52は、この最小の電流値が燃料電池30に流れるように反応ガス供給手段40に指令を与え、燃料電池システム200を起動させる。この場合、いずれのセル10においても、各セル10が生成可能な最大電流以下の電流が流れる。
本例によれば、アイドリング時等の無負荷状態において、各セル10の最大電流を求めることができる。それにより、燃料電池30の暖機後においても、反応ガスが不足しているセルを早期に発見することができる。上記制御は、燃料電池30の起動後において暖機が完了していない場合に燃料電池30の発電が停止して生成水が凍結した場合等に特に有効である。
(変形例2)
また、電流取得手段50は、各セル10の電気抵抗値から、各セル10が生成可能な最大電流を取得してもよい。各セル10の最大電流は、電解質膜の電気抵抗値に依存するからである。図7に、各セル10の電気抵抗値と電圧と生成可能電流との関係を示す。図7において、縦軸は各セル10の電圧(V)を表し、横軸は電流密度(A/cm)を表す。
図7に示すように、セル10の電気抵抗値によって、セル電圧と電流密度との関係が異なっている。したがって、セル10の電気抵抗値を測定することにより、セル10の生成可能な最大電流を検出することができる。なお、図7において、曲線が横軸と交わる点が、それぞれの電気抵抗値においてセル10が生成可能な最大電流となる。本例においては、電流取得手段50は、各セル10の電気抵抗値と、各電気抵抗値に対応した最大電流値との関係を記憶している。表2に最大電流値の例を示す。これらの値は、あらかじめ測定して電流取得手段50に記憶させてもよい。
Figure 2008171601
測定手段60は、それぞれのセル10について、電気抵抗値を測定する。次に、測定手段60は、電流取得手段50に測定結果を伝える。その結果、電流取得手段50は、測定した電気抵抗値から表2に示すようなマップを参照して、それぞれのセル10が生成可能な最大電流を求める。
電流取得手段50は、それぞれのセル10の最大電流のうち、最小の電流値を選び出す。電流取得手段50は、この最小の電流値を電流制御手段52に伝える。そして、電流制御手段52は、この最小の電流が燃料電池30に流れるように反応ガス供給手段40に指示を与える。この場合、いずれのセル10においても、生成可能な最大電流以下の電流が流れる。
本例においても、燃料電池30の発電開始前にセル10が生成可能な最大電流を求めることができる。そのため、燃料電池システム200の起動性を向上させることが可能となる。
なお、燃料電池30はセル10が直列に積層されたものであるため、燃料電池30全体の電気抵抗値に基づいて最大電流を推測することは可能である。反応ガスの拡散性が低下しているセルにおいては電気抵抗値が他のセルの電気抵抗値に比較して大幅に大きくなるからである。したがって、各々のセル10の電気抵抗値ではなく、燃料電池30全体の電気抵抗値を検出することによって、燃料電池30の最大電流を推測することが可能である。
続いて、図8に、本例に係るフローチャートの一例を示す。まず、燃料電池システム200のスイッチがオンされると、制御手段80は、測定手段60のから、それぞれのセル10の電気抵抗値を取得する(ステップS11)。次に、制御手段80は、各セル10の電気抵抗値が所定の値以下であるか否かを判定する(ステップS12)。この場合の所定値は、特に限定されないが、本例においては、90mΩである。
ステップS12において各セル10の電気抵抗値が所定値以下であると判定された場合には、電流取得手段50は、各セル10が生成可能な最大電流を求め、電流制御手段52に最大電流値を伝える(ステップS13)。この場合、電流取得手段50は、表2のような関係に基づいて最大電流を求めることができる。次に、電流制御手段52は、各セル10の発電電流が最大電流以下になるように反応ガス供給手段40を制御する(ステップS14)。それにより、燃料電池30が発電を開始する。
一方、ステップS12において、各セル10の電気抵抗値が所定値以下であると判定されなかった場合、制御手段80は、測定手段60の測定結果に基づいて、電気抵抗値が所定値以下ではないセル10を特定する(ステップS15)。次に、制御手段80は、電気抵抗値が所定値以下ではないセル10をバイパスするようバイパス手段70を制御する(ステップS16)。続いて、制御手段80は、ステップS13を実行する。
このように、上記フローチャートに従った制御により、燃料電池システム200の起動性を向上させることができる。
(変形例3)
なお、測定手段60は、各セル10の一部の領域(以下、第1領域130と称する)の所定電圧到達時間または電気抵抗値を測定してもよい。図9(a)は、セル10の平面図である。第1領域130は、反応ガスの出口側に配置されていることが好ましい。反応ガスの出口側に、発電によって生成された水が滞留しやすいからである。図9(b)は、セル10の断面図である。図9(b)に示すように、第1領域130は、絶縁部材120a,120bによって、他の領域と絶縁されている。
ここで、セル10は、一部にガス拡散性が低下した領域を有していても、全体として良好な所定電圧到達時間または電気抵抗値を有する場合がある。他の領域において良好な発電が行われるからである。本例においては、各セル10のガス拡散性が低下しやすい箇所の所定電圧到達時間または電気抵抗が測定される。それにより、各セル10の最大電流の検出精度が向上する。
(変形例4)
また、測定手段60は、各セル10の複数の領域(以下、第1領域131および第2領域132と称する)の所定電圧到達時間を測定してもよい。図10は、セル10の平面図である。第1領域131は、燃料ガス入口に比較して酸化剤ガス入口に近い箇所に設けられている。第2領域132は、酸化剤ガス入口に比較して燃料ガス入口に近い箇所に設けられている。第1領域131および第2領域132は、セル10において他の領域と絶縁されている。
本例においては、反応ガス供給開始後、第1領域131には燃料ガスに比較して酸化剤ガスが先に到達し、第2領域132には酸化剤ガスに比較して燃料ガスが先に到達する。この場合、燃料ガスの拡散性および酸化剤ガスの拡散性のいずれも良好であれば、第1領域131および第2領域132における開放電圧は、略同様に立ち上がる。
一方、燃料ガスの拡散性が低下していれば、第1領域131に燃料ガスが到達しにくくなる。したがって、第1領域131の開放電圧は、第2領域132に比較して所定の電圧に到達しにくい。また、酸化剤ガスの拡散性が低下していれば、第2領域132に酸化剤ガスが到達しにくい。したがって、第2領域132の開放電圧は、第1領域131に比較して所定電圧に到達しにくい。以上のことから、制御手段80は、第1領域131および第2領域132における電圧挙動に応じて、燃料ガスまたは酸化剤ガスのいずれかの拡散性が低下しているか判断することができる。
なお、第1領域131および第2領域132のいずれかにおいて、開放電圧が所定時間経過後において所定電圧に到達しない場合、制御手段80は、燃料ガスおよび酸化剤ガスのいずれかが拡散していないと判断することができる。この場合、制御手段80は、バイパス手段70を制御して、開放電圧が所定電圧に到達しないセル10をバイパスする。それにより、反応ガスの拡散性が低下したセルにおける電位が負になることを抑制することができる。
なお、実施例1および変形例1〜変形例4において、電流取得手段50は、必ずしも燃料電池30を構成する各セル10の最大電流を取得しなくてもよい。例えば、電流取得手段50は、複数のセル10のうち、1以上のセル10の最大電流を取得してもよい。ただし、電流取得手段50は、各セル10のうち少なくともいずれか一方端のセル10の最大電流を取得することが好ましい。端部のセル10においては、放熱等によって生成水が滞留しやすいからである。この場合、各セル10に測定手段60を設ける必要がなくなるため、燃料電池システム200の製造コストが低減される。
第1実施例に係る燃料電池システムのブロック図である。 セルの模式的断面図である。 セルの開放電圧の時間変化を示す図である。 バイパス手段の模式図である。 第1実施例に係るフローチャートを示す図である。 セルの開放電圧の時間変化を示す図である。 セルの電気抵抗値と電圧と電流密度との関係を示す図である。 変形例2に係るフローチャートを示す図である。 変形例3に係るセルの平面図である。 変形例4に係るセルの平面図である。
符号の説明
10 セル
30 燃料電池
40 反応ガス供給手段
50 電流取得手段
52 電流制御手段
55 電圧制御手段
60 測定手段
70 バイパス手段
80 制御手段
130 第1領域
132 第2領域
200 燃料電池システム

Claims (13)

  1. 少なくとも1つのセルを備える燃料電池と、
    前記セルが反応ガスを用いて生成可能な最大電流を前記セルの非発電時に取得する電流取得手段とを備えることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記セルの温度を検出する温度検出手段と、
    前記セルの開放電圧が所定電圧よりも小さい電圧から前記所定電圧に到達するまでの到達時間を検出する時間検出手段とをさらに備え、
    前記電流取得手段は、前記温度検出手段および前記時間検出手段の検出結果に基づいて、前記最大電流を取得することを特徴とする請求項1記載の燃料電池システム。
  3. 前記到達時間は、前記セルへの反応ガス供給開始時点から前記開放電圧が前記所定電圧に到達するまでの時間であることを特徴とする請求項2記載の燃料電池システム。
  4. 前記セルの電気抵抗を検出する電気抵抗検出手段をさらに備え、
    前記電流取得手段は、前記電気抵抗検出手段の検出結果に基づいて、前記最大電流を取得することを特徴とする請求項1記載の燃料電池システム。
  5. 前記電流取得手段は、前記セルの一部の領域である第1領域の最大電流を取得することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の燃料電池システム。
  6. 前記第1領域は、前記セルにおける前記反応ガスの出口近傍の領域であることを特徴とする請求項5記載の燃料電池システム。
  7. 前記第1領域は、前記セルの他の領域と絶縁されていることを特徴とする請求項5または6記載の燃料電池システム。
  8. 前記セルは、前記セルにおける燃料ガス入口および酸化剤ガス入口のうち前記燃料ガス入口に近い第2領域を備え、
    前記第1領域は、前記燃料ガス入口および前記酸化剤ガス入口のうち前記酸化剤ガス入口に近い領域であり、
    前記電流取得手段は、前記第1領域および前記第2領域の最大電流を取得することを特徴とする請求項5記載の燃料電池システム。
  9. 前記燃料電池は、前記セルを複数備え、
    前記電流取得手段は、それぞれの前記セルの最大電流を取得することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の燃料電池システム。
  10. それぞれの前記セルの開放電圧を測定する電圧測定手段と、
    前記電圧測定手段の測定結果に基づいて、前記複数のセルのうち前記燃料電池に反応ガスが供給された後の所定時間内に前記開放電圧が前記所定電圧に到達しないセルをバイパスするバイパス手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項9記載の燃料電池システム。
  11. 前記燃料電池は、前記セルを複数備え、
    前記電流取得手段は、前記複数のセルのうち少なくともいずれか一方端のセルの最大電流を取得することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の燃料電池システム。
  12. 前記セルの発電電流を前記最大電流以下に制御する電流制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の燃料電池システム。
  13. 前記燃料電池の発電電流を、前記複数のセルの最大電流のうち最小の電流以下に制御する電流制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項9または10記載の燃料電池システム。
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