JP2007033112A - 二次電池の充電率推定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】適応デジタルフィルタを用いた推定方法と他の推定方法とを切り替えて使用する場合に、切替時でも推定誤差を低減できる二次電池の充電率推定装置を提供する。
【解決手段】適応デジタルフィルタを用いて電流と端子電圧の計測値から開路電圧を推定し、予め求めた開路電圧と充電率との関係により開路電圧推定値から第1充電率推定値を演算する第1充電率推定手段6と、電流積算によって第2充電率推定値を演算する第2充電率推定手段7と、電流の変化率または変化幅が所定時間連続して所定値未満の場合に第2充電率推定値を選択し、電流の変化率または変化幅が所定値以上変化し、かつ適応デジタルフィルタの推定誤差が所定値以下の場合に第1充電推定率に切り替える充電率推定値選択手段とを備え、適応デジタルフィルタを用いた充電率推定値と他の方法で求めた充電率推定値とを電流値の変化および推定誤差に応じて切替えて用いる。
【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池の充電率(SOC)を推定する装置に関する。
二次電池の充電率SOC(充電状態とも言う)は開路電圧V(通電遮断時の電池端子電圧であり、起電力、開放電圧とも言う)と相関があるので、開路電圧Vを求めれば充電率を推定することが出来る。しかし、二次電池の端子電圧は、通電を遮断(充放電を終了)した後も安定するまでに時間を要するので、正確な開路電圧Vを求めるには、充放電を終了してから所定の時間が必要である。したがって充放電中や充放電直後では、正確な開路電圧Vを求めることが出来ないので、上記の方法で充電率SOCを求めることが出来ない。そのため、従来は、下記のような方法を用いて開路電圧Vを推定している。
下記特許文献1に記載された二次電池の充電率推定装置は、二次電池の電流Iと端子電圧Vから適応デジタルフィルタを用いて開路電圧Vを推定し、予め計測したデータに基づき上記の推定した開路電圧Vから充電率SOCを推定するものである。
特開2004−178848号公報
しかし、特許文献1に記載の装置においては、入力する電流値Iが一定の時に、電池モデルのパラメータK,T,Tの真値が変化しても適応デジタルフィルタの推定値は精度良く追従できない。これは、適応デジタルフィルタ手法の原理に起因しており、一般に入力信号に電池モデルのパラメータに応じた周波数成分がないと正確にパラメータ同定ができないからである。特に、特許文献1の電池モデルの場合には、積分項(原点に極)を持っているために、入力(電流I)が一定状態でパラメータK(内部抵抗)が変化すると、積分項(係数h)がモデル出力(電圧Vの推定値)を実際値(電圧V)と一致させてしまうので、更に推定精度が悪化してしまう。したがって例えばリチウムイオン電池のように比較的大電流での放電を継続(例えば数秒間)した際に内部抵抗が増大するといった特性を有する二次電池においては、各パラメータならびに充電率SOCを精度良く推定することが出来なくなるという問題があった。そのため、適応デジタルフィルタを用いる方法が適用困難な場合には、他の推定方法(例えば電流を積算することによる充電率推定方法)と適応デジタルフィルタを用いた推定方法とを併用し、状況に応じて切り替えて使用することが考えられる。
しかし、上記のように適応デジタルフィルタを用いた推定方法と他の推定方法とを切り替えて使用する場合、例えばリチウムイオン電池のように比較的大電流での放電を継続して内部抵抗が増大している期間は他の方法で充電率を推定し、その後、電流が変化したことを検知した際に直ちに適応デジタルフィルタを用いた推定方法に切り替えてしまうと、未だ適応デジタルフィルタのパラメータ推定値が真値に追従する前に切替が行われるおそれがあり、そのような場合にはパラメータ推定値が真値に追従するまでの間、充電率を誤推定してしまう、という問題があった。
本発明は上記のごとき問題を解決するためになされたものであり、適応デジタルフィルタを用いた推定方法と他の推定方法とを切り替えて使用する場合に、両方法の切替時においても充電率の推定誤差を低減することの出来る二次電池の充電率推定装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明においては、計測した二次電池の電流と端子電圧とを入力し、適応デジタルフィルタを用いて前記電流と端子電圧の計測値から開路電圧を推定し、予め求めた開路電圧と充電率との関係に基づいて前記開路電圧推定値から第1充電率推定値を演算する第1充電率推定手段と、電流が一定状態で、かつ前記適応デジタルフィルタの電池パラメータが変化する状態でも充電率推定が可能な方法で第2充電率推定値を演算する第2充電率推定手段と、電流の変化率もしくは変化幅が所定時間連続して所定値未満の場合には前記第2充電率推定値を選択し、電流の変化率もしくは変化幅が前記所定値以上変化し、かつ、前記適応デジタルフィルタの推定誤差が所定値以下となった場合には前記第1充電推定率に切り替える充電率推定値選択手段と、を備え、適応デジタルフィルタを用いた充電率推定値と他の方法で求めた充電率推定値とを電流値の変化および適応デジタルフィルタの推定誤差による条件に応じて切り替えて用いるように構成している。なお、第2充電率推定手段は、例えば請求項3に記載のように、電流を積算(後記数20式参照)することにより第2充電率推定値を演算する構成を用いることが出来る。
通常時は精度の良い第1充電率推定値が用いられ、大電流でかつ一定値の放電が継続し、しばらくしてから内部抵抗が増加(または減少)したことにより第1充電率推定値に誤差が生じるような場合には、第2充電率推定値が選択され、かつ、第2充電率推定値から第1充電率推定値へ切り替える際には、電流の変化率もしくは変化幅が前記所定値以上変化し、かつ、前記適応デジタルフィルタの推定誤差が所定値以下となった場合に切り替えるように構成しているので、切替時の充電率推定誤差を減少させ、常に精度良く充電率SOCを推定することが出来る、という効果がある。特許文献1に記載のように積分項を有する構成においては、電流が一定でパラメータが変化するような場合に誤差が増大するので、本発明は特に有効である。
(実施例1)
図1は、本発明の一実施例を機能ブロックで表した図である。図1において、1は二次電池(以下、単に電池と記載)の電流Iを検出する電流検出手段、2は電池の端子電圧Vを検出する端子電圧検出手段、3は前処理フィルタ演算手段、4はパラメータ推定演算手段、5は開路電圧演算手段、6は開路電圧から充電率SOCを演算する第1充電率推定手段(ADFSOC推定)、7は適応デジタルフィルタ以外の方法、例えば電流積算方法で充電率を推定する第2充電率推定手段(電流積算SOC推定:詳細後述)、8は電流検出手段1で検出した電流値の状態およびパラメータ推定演算手段の推定誤差に応じてADFSOC(適応デジタルフィルタによって推定した充電率)と電流積算SOCの何れかを選択して出力する最終充電率推定値選択手段(詳細後述)である。上記の前処理フィルタ演算手段3は後述するローパスフィルタやバンドパスフィルタからなる。
図2は、実施例の具体的な構成を示すブロック図である。この実施例は、二次電池でモータ等の負荷を駆動したり、モータの回生電力で二次電池を充電するシステムに、二次電池の充電率推定装置を設けた例を示す。
図2において、10は二次電池(単に電池ともいう)、20はモータ等の負荷、30は電池の充電状態を推定する電子制御ユニットで、プログラムを演算するCPUやプログラムを記憶したROMや演算結果を記憶するRAMから成るマイクロコンピュータと電子回路等で構成される。40は電池から充放電される電流を検出する電流計、50は電池の端子電圧を検出する電圧計であり、それぞれ電子制御ユニット30に接続される。上記の電子制御ユニット30は前記図1の前処理フィルタ演算手段3、パラメータ推定演算手段4、開路電圧演算手段5、第1充電率推定手段6、第2充電率推定手段7および最終充電率推定値選択手段8の部分に相当する。また、電流計40は電流検出手段1に、電圧計50は端子電圧検出手段2に、それぞれ相当する。
上記の内容を具体的に説明すると次のようになる。
まず、本実施例で用いる「電池モデル」を説明する。図3は、二次電池の等価回路モデルを示す図であり、二次電池の電池モデルは下記(数8)式で示される。
Figure 2007033112
(数8)式において、モデル入力は電流I[A](正値は充電、負値は放電)、モデル出力は端子電圧V[V]、R〔Ω]は電荷移動抵抗、R[Ω]は純抵抗、C[F]は電気二重層容量、V[V]は開路電圧である。なお、sはラプラス演算子である。本モデルは、正極、負極を特に分離していないリダクションモデル(1次)であるが、実際の電池の充放電特性を比較的正確に示すことが可能である。このように本実施例においては、電池モデルの次数を1次にした構成を例として説明する。
(数8)式の電池モデルから適応デジタルフィルタまでの導出を最初に説明する。
(数8)式を変形すると(数9)式になる。
Figure 2007033112
上記のように、電池パラメータK=R+Rであって、これは電池モデルの内部抵抗推定値に相当する。
開路電圧Vは、電流Iに可変な効率hを乗じたものを、ある初期状態から積分したものと考えれば、(数10)式で書ける。
Figure 2007033112
(数10)式を(数9)式に代入すれば(数11)式になり、整理すれば(数12)式になる。
Figure 2007033112
Figure 2007033112
安定なローパスフィルタGLPF(s)を(数12)式の両辺に乗じて、整理すれば(数13)式になる。
Figure 2007033112
なお、請求項に記載の前記(数1)式は電池モデルの一般式(連続時間系)であり、(数1)式のA(s)、B(s)を、それぞれ
A(s)=T・s+1
B(s)=K(T・s+1)
ただし、T=C・R、T=(C・R・R)/(R+R)、K=R+R
とおけば、前記(数1)式は(数8)式と等しくなり、前記(数3)式は(数13)式に等しくなる。
また、上記と同様のローパスフィルタGLPF(s)を(数1)式の両辺に乗じて、整理すれば前記(数6)式が得られる。
上記のように、本実施例においては、一般的には、(数1)式に示す電池モデル(連続時間系)に開路電圧と電流の関係が積分特性であると仮定することにより得られる(数2)式を代入し、さらに両辺に前処理フィルタ処理を施すことにより得られる(数3)式のパラメータ(多項式A(s)、B(s)の係数)を適応デジタルフィルタを用いて一括推定するように構成している。
次に、実際に計測可能な電流Iや端子電圧Vに、ローパスフィルタやバンドパスフィルタを処理した値を、下記(数14)式のように定義する。
Figure 2007033112
なお、GLPF(s)はローパスフィルタ、s・GLPF(s)やs・GLPF(s)はバンドパスフィルタである。
(数14)式を用いて(数13)式を書き直せば(数15)式になる。
Figure 2007033112
更に変形すれば(数16)式になる。
Figure 2007033112
(数16)式は、計測可能な値と未知パラメータの積和式になっているので、一般的な適応デジタルフィルタの標準形(数17)式と一致する。
Figure 2007033112
ただし、y=V、 ω=[V,I,I,I
θ=[−T,K・T,K,h]
従って、電流Iと端子電圧Vにフィルタ処理した信号を、適応デジタルフィルタ演算に用いることで、未知パラメータベクトルθを推定することが出来る。
本実施例では、単純な「最小二乗法による適応デジタルフィルタ」の論理的な欠点(一度推定値が収束すると、その後パラメータが変化しても再度正確な推定ができないこと)を改善した「両限トレースゲイン方式」を用いる。
(数17)式を前提に未知パラメータベクトルθを推定するためのパラメータ推定アルゴリズムは下記(数18)式となる。ただし、k時点のパラメータ推定値をθ(k)とする。
Figure 2007033112
ただし、λ、λ、γ、γは初期設定値で、0<λ<1、0<λ<∞とする。P(0)は十分大きな値、θ(0)は非ゼロな十分小さな値を初期値とする。trace{P}は行列Pのトレースを意味する。またλは適応デジタルフィルタの推定速度を設定する定数(調整ゲイン)であり、値を大きくすることにより推定速度は速くなるが、その反面ノイズの影響を受けやすくなる。
次に、図4は、電子制御ユニット30のマイコンが行う処理のフローチャートである。この実施例は電池モデルの次数を1次にしたものである。なお、図4のルーチンは一定周期T毎に実施される。例えば、I(k)は今回の演算値、I(k−1)は1回前の演算値を意味する。
まず、ステップS10では、電流I(k)、端子電圧V(k)を計測する。
ステップS20では、二次電池の遮断リレーの判断する。電子制御ユニット30は二次電池の遮断リレーの制御も行っており、リレー遮断時(電流I=0)はステップS30へ進む。リレー締結時はステップS40へ進む。
ステップS30では、端子電圧V(k)を端子電圧初期値V_iniとして記憶する。
ステップS40では、端子電圧差分値△V(k)を演算する。
ただし、△V(k)=V(k)−V_ini
これは、適応デジタルフィルタ内の推定パラメータの初期値を約0としているので、推定演算開始時に推定パラメータが発散しないように、入力を全て0とするためである。リレー遮断時はステップS30を通るので、I=0かつ△V(k)=0なので、推定パラメータは初期状態のままである。
ステップS50では、後述する二つの方法で推定した充電率SOCの何れを最終推定値として選択するかを決めるフラグf_SOCSWを、電流偏差△I(k)に基づいて下記のように設定する。なお、電流偏差△I(k)は単位時間当たりの電流の変化、つまり電流の変化率を表すものであり、
△I(k)=|I(k)−I(k−1)|
である。ただし、I(k)は今回の電流計測値、I(k−1)は前回の電流計測値
(1) △I(k)が所定時間tのあいだ連続して所定値β以下となった場合は、つまり電流の変動が小さい場合は、選択フラグf_SOCSWをセットする(電流積算SOC推定値を選択)。
(2) (1)以外の場合は、選択フラグf_SOCSWをクリアする(ADFSOC推定値を選択)。
あるいは、下記(3)、(4)に記載のように、電流偏差△I(k)と電流値(絶対値)から選択フラグf_SOCSWを設定するようにしてもよい。
(3) I(k)または|I(k)|が所定値α以上であり、かつ、△I(k)が所定時間tのあいだ連続して所定値β以下となった場合は、選択フラグf_SOCSWをセットする(電流積算SOC推定値を選択)。つまり、電流偏差△I(k)が小さく、かつ、電流値(絶対値)が所定値よりも大きい場合に選択フラグf_SOCSWをセットする。
(4) (3)以外の場合は、選択フラグf_SOCSWをクリアする(ADFSOC推定値を選択)。
また、上記条件の電流偏差△I(k)の代わりに、電流の変化を所定時間内における電流の変化幅(最大値−最小値)として求めてよい。
また、前述した所定時間tを電流(絶対値)に応じて変化させるように設定してもよい。つまり、電流の絶対値が大きくなるにつれて所定時間tを小さくするように設定する。
次に、ステップS60では、電流積算によるSOC推定演算を行うか否かを選択する。選択フラグf_SOCSWがクリアされている場合には、ステップS70に進み電流積算によるSOC推定の初期化処理を行ない、セットされている場合にはステップS80に進み電流積算によるSOC推定を行なう。
なお、電流が一定状態で、かつ前記適応デジタルフィルタの電池パラメータが変化する状態でも充電率推定が可能な方法としては、上記の電流積分(積算)に基づく方法の他に、開放電圧(I−V特性)に基づく方法、カルマンフィルタを用いる方法、などがあるが、ここでは電流積算による充電率SOCの推定方法を用いる場合を例として説明する。
ステップS70では、下式に基づき前回の適応デジタルフィルタによるADFSOC推定値SOC(k−1)で電流積算SOC推定値SOC’(k)を初期化する。
SOC’(k)=SOC(k−1)
なお、下記(数19)式に示すようなオフセット値を決めて初期化することも出来る。
Figure 2007033112
ただし、Qmax:総容量、SOC:第1充電率推定値(ADFによる推定値)、
SOC:第2充電率推定値(電流積算による推定値)
ステップS80では、後述する総容量推定値Qmaxを用いて下記(数20)式に基づいて電流を積算(積分)することにより電流積算SOC推定値SOC’を演算する。
Figure 2007033112
ステップS90では、下記(数21)式、(数22)式に示すように、ステップS80で演算した電流積算SOC推定値に対して、後述する適応デジタルフィルタヘの入力信号を演算するためのフィルタと同等の遅れGLPF(s)を有するローパスフィルタ処理を施す。
Figure 2007033112
Figure 2007033112
ただし、p:フィルタ時定数[sec]
実際には、タスティン近似などで離散化して得られた漸化式を用いて演算する。
ステップS100では、電流I(k)と端子電圧差分値△V(k)に、下記(数23)式に基づいてローパスフィルタ、バンドパスフィルタの処理を施し、I〜IおよびV〜Vを演算する。
Figure 2007033112
実際には、タスティン近似などで離散化して得られた漸化式を用いて演算する。
ステップS110では、ステップS100で演算したI〜I、V〜V、を前記(数18)式に代入し、パラメータ推定値θ(k)を演算する。
ただし、y=V、 ω=[V,I,I,I
θ=[−T,K・T,K,h]
ステップS120では、ステップS110で演算したパラメータ推定値θ(k)の中からT、K・T、Kと、(数23)式で演算したI〜IおよびV〜Vを(数24)式に代入し、開路電圧△V’を演算する。
Figure 2007033112
(数24)式は電池モデル(数10式)を変形し、ローパスフィルタGLPF(s)を両辺に乗じた式であるため、実際には開路電圧△Vに対してローパスフィルタを施した値、つまりGLPF(s)・△Vである。しかしながら、開路電圧は変化が緩やかなので△VをGLPF(s)・△Vで代用することができる。
ただし、ここで求まるのは推定演算開始時からの開路電圧推定値の変化分△V(k)であるため、後段のステップS130で初期値を加算する。
ステップS130では、ステップS120で算出した△V'(k)に開路電圧初期値すなわち端子電圧初期値V_iniを加算して、開路電圧推定値V(k)を下式から算出する。
(k)=△V’(k)+V_ini
ステップS140では、図5に示す開路電圧と充電率の相関マップを用いて、ステップS130で算出したV(k)からADFSOC推定値SOC(k)を算出する。なお、図5のVはSOC=0%に、VはSOC=100%に相当する開路電圧である。
ステップS150では、電流Iと、パラメータ推定演算手段4からの推定誤差eと、ステップS50で算出したSOC選択フラグと、ステップS90で算出した電流積算SOC推定値SOC(k)と、ステップS140で算出したADFSOC推定値SOC(k)から切り替え時における最終SOC推定値SOCest(k)を演算する。なお、詳細な演算方法については後述する。
ステップS160では、ステップS150で演算した充電率SOCest(k)と電流I(k)から総容量Qmax(k)を演算する。その方法としては、例えば、下記(数25)式に示すように、電流I(k)を充電率推定値SOCの時間微分値で除算して求めることが出来る。
Figure 2007033112
つぎに最終SOC推定値の演算方法の詳細について説明する。
図6は最終SOC推定値の演算方法を示すフローチャートである。
図6において、まず、ステップS1501では、選択フラグf_SOCSWがセットされているか否かを判定する。そしてクリアされている場合にはステップS1502へ、セットされている場合にはステップS1511へ進む。
ステップS1502では、後述するSOC切替終了フラグがセットされいているか否かを判定する。クリアされている場合にはステップS1503へ、セットされている場合にはステップS1510へ進む。
ステップS1503では、前述した電流変化率(または変化幅)が所定値β以上か否かを判定(制御周期T毎に変化したか否かを判定)する。電流変化率(または変化幅)が所定値以上の場合にはステップS1504へ、未満の場合にはステップS1505へ進む。
ステップS1504では、上記ステップS1503で判定した電流が所定値以上変化した場合の回数をカウントする。実際には図示しないカウンタCNTをカウントアップ(変化した回数を積算)する。
ステップS1505では、パラメータ推定演算手段(適応デジタルフィルタ)の推定誤差eによる第1切替係数Ksocsw_eを演算する。実際には、まず、ステップS100で算出したI〜IおよびV〜Vと、ステップS110で算出した電池パラメータ推定値から、(数26)式に基づいて推定誤差e(k)を算出する。
Figure 2007033112
そして、算出した推定誤差e(k)から、例えば図7(A)示すマップを用いて第1切替係数Ksocsw_eを演算する。ただし、Ksocsw_e_maxはKsocsw_eの上限値である。
なお、推定誤差eが所定値以上の場合にKsocsw_e=Ksocsw_e_max、所定値以下の場合にKsocsw_e=0としても良い。つまり推定誤差eが所定値以上か否かによって第1切替係数Ksocsw_eを上限値と0の2値に切り替えてもよい。この場合には、電流の変化率もしくは変化幅が所定時間連続して所定値未満の場合には第2充電率推定値を選択し、電流の変化率もしくは変化幅が前記所定値以上変化し、かつ、適応デジタルフィルタの推定誤差が所定値以下となった場合には第1充電推定率に切り替えられることになる。
ステップS1506では、ステップS1504で演算したカウンタCNTから第2切替係数Ksocsw_icを演算する。つまり、図7(B)に示すマップに基づいて電流変化回数に対応した第2切替係数Ksocsw_icを求める。ただし、Ksocsw_ic_maxはKsocsw_icの上限値である。
ステップS1507では、上記のようにして求めた第1切替係数Ksocsw_e、第2切替係数Ksocsw_ic、ADFSOC推定値SOC、電流積算SOC推定値SOCおよびあらかじめ設定したKsocsw_e_max、Ksocsw_ic_maxに応じて、(数29)式を用いて切り替え時における最終SOC推定値SOCest(k)を演算する。
なお、(数29)式は、第1切替係数と第2切替係数の両方による判断によって出力を切り替える場合であるが、それぞれ一方のみの判断に応じて切り替えるように構成してもよい。すなわち、第1切替係数のみを用いる場合は(数27)式、第2切替係数のみを用いる場合は(数28)式に示すようになる。
Figure 2007033112
ただし、
Ksocsw_e:第1切替係数
Ksocsw_e_max:第1切替係数の上限値
SOC:第1充電率推定値
SOC:第2充電率推定値
SOC:最終充電率推定値
Figure 2007033112
ただし、
Ksocsw_ic:第2切替係数
Ksocsw_ic_max:第2切替係数の上限値
Figure 2007033112
ただし、
Ksocsw=Ksocsw_ic+Ksocsw_e
Ksocsw_max=Ksocsw_ic_max+Ksocsw_e_max
ステップS1508では、SOC切替終了フラグをセットするか否かを判定する。つまり各切替係数Ksocsw_e、Ksocsw_icがいずれも十分小さくなった場合にはステップS1509へ進んでSOC切替終了フラグをセットし、それ以外の場合には今回の演算を終了する。
ステップS1509では、切替終了フラグをセットして今回の演算を終了する。
ステップS1510では、ADFSOC推定値SOC(k)を最終SOC推定値SOCest(k)として出力し、今回の演算を終了する。
ステップS1511では、電流積算SOC推定値SOC(k)を最終SOC推定値SOCest(k)として出力する。
ステップS1512では、SOC切替終了フラグならびに前記カウンタCNTをクリアし、今回の演算を終了する。
なお、上記の説明では、第1切替係数と第2切替係数の両方による判断によって出力を切り替える場合を主として説明したが、前記(数27)式、(数28)式に示したように、それぞれ一方のみの判断に応じて切り替えるように構成してもよい。
つぎに本発明の効果をシミュレーションにより説明する。
図8〜図11は本発明の効果を示すシミュレーションの一例を示す図であり、図8は電流値が変化した場合に直ちに電流積算SOC推定値からADFSOC推定値に切り替えるように構成した場合、図9〜図11は本発明の結果を示している。
図8〜図10においては、いずれも時間5[sec]で電流を0から−120A(放電開始)に、時間25[sec]で−120から0[A](放電終了)にステップ的に変化させた場合の結果であり、放電電流が比較的大きいため、時間11[sec]から徐々に内部抵抗値が増大している。
また、図11は時間5[sec]で電流を0から−120A(放電開始)にステップ的に変化させ、時間25[sec]から段階的に放電から充電(電流値が正値)へと移行した場合を示している。
図8に示すように、放電終了時において放電中に増加した内部抵抗が未だ適応デジタルフィルタで推定できず誤差が大きくなっているにも関わらず、電流変化が所定値以上変化しているために、電流積算SOC推定値からADFSOC推定値に切り替えた場合には、最終推定値の誤差が大きくなっている。
これに対して、電流の変化率もしくは変化幅が所定値以上変化し、かつ、適応デジタルフィルタの推定誤差が所定値以下となった場合にADFSOC推定値に切り替えるように構成した場合は、図9に示すように、SOC選択フラグは放電終了時に切り替わっているものの、その時点の推定誤差eは依然として大きいため、すぐにはADFSOC推定値に切り替わらない。そして、推定誤差eが所定値以下となった時点でADFSOC推定値に移行しているため、図8の例と比較して切り替わり時のSOCの推定誤差が小さくなっている。
また、前記(数27)式に基づいて最終SOC推定値SOCest(k)を演算した場合には、図10に示すように、推定誤差eが小さくなるにつれて徐々にADFSOC推定値に移行しているため、切り替わり時にSOC推定値が不連続になること防止することができている。
また、前記(数29)式に基づいて最終SOC推定値SOCest(k)を演算した場合には、図11に示すように、推定誤差eと電流変化回数(カウント値)に応じて徐々にADFSOC推定値に移行しているため、内部抵抗値がまだ精度良く推定できていないにも関わらず推定誤差eが小さくなっているような場合(例えば時間25〜35[sec]の範囲)では、まだ完全にはADFSOC推定値に移行しない。そのため、このように推定誤差eと実際のパラメータ推定値の誤差が一致しない場合でもSOC推定値を精度良く推定できている。
以上説明したように、電流の変化率もしくは変化幅が所定時間連続して所定値未満の場合には第2充電率推定値(電流積算SOC推定値)を選択し、電流の変化率もしくは変化幅が所定値以上変化し、かつ、適応デジタルフィルタの推定誤差が所定値以下となった場合には第1充電推定率(ADFSOC推定値)に切り替えるように構成した場合には、比較的大電流(一定)での放電が継続している間、第2充電率推定値(電流積算SOC推定値)が最終推定値となり、その後は適応フィルタの推定誤差eが所定値以下となった場合、つまり第1充電率推定値(ADFSOC推定値)の推定誤差が小さくなってから切り替えることになるので、切替時の充電率推定誤差を小さくすることができる。
また、図7(A)に示すようなマップに基づいて第1切替係数を求めるように構成した場合には、最終充電率推定値は、推定誤差が比較的大きい場合には第2充電率推定値の割合が多く、また推定誤差が比較的小さい場合には第1充電率推定値(ADFSOC推定値)の割合が多くなる。したがって、最終充電率推定値は、切替時に急変することなく常に精度良く充電率を推定できる。
また、適応デジタルフィルタでパラメータを推定する場合、個々のパラメータが真値に追従していなくても適応デジタルフィルタの推定誤差が小さくなることがある。一方、電流に変化が生じると、適応デジタルフィルタによる推定値はより真値へと追従する。したがって、電流が変化した回数を演算し、そのカウント数が所定値以上になった場合に第1充電率推定値(ADFSOC推定値)を最終充電率推定値とすることで、切替時に精度良く充電率を推定できる。
また、(数28)式を用いて最終充電率推定値を演算するように構成した場合は、電流変化回数のカウント数が増加するに伴い徐々に第1充電率推定値(ADFSOC推定値)に移行するので、充電率推定値が切替時に急変することなく常に精度良く充電率を推定することができる。
また、(数29)式を用いて最終充電率推定値を演算するように構成した場合は、電流変化回数のカウント数が増加し、かつ適応デジタルフィルタの推定誤差が減少した場合にのみ第1充電率推定値(ADFSOC推定値)の割合が多くなる。したがって切替時にさらに精度良く充電率を推定できる。
本発明の一実施例を機能ブロックで表した図。 実施例の具体的な構成を示すブロック図。 二次電池の等価回路モデルを示す図。 実施例における処理のフローチャート。 開路電圧と充電率の関係を示す特性図。 最終SOC推定値の演算方法を示すフローチャート。 第1切替係数と第2切替係数を求めるためのマップであり、(A)は推定誤差eから第1切替係数Ksocsw_eを求めるためのマップ、(B)は電流変化回数から第2切替係数Ksocsw_icを求めるためのマップ。 先行技術における動作のシミュレーション結果を示す図。 本発明における動作のシミュレーション結果を示す図その1。 本発明における動作のシミュレーション結果を示す図その2。 本発明における動作のシミュレーション結果を示す図その3。
符号の説明
1…電流検出手段 2…端子電圧検出手段
3…前処理フィルタ演算手段 4…パラメータ推定演算手段
5…開路電圧演算手段 6…第1充電率推定手段
7…第2充電率推定手段 8…最終充電率推定値選択手段
10…二次電池 20…負荷
30…電子制御ユニット 40…電流計
50…電圧計

Claims (7)

  1. 二次電池の電流と端子電圧をそれぞれ計測する手段と、
    前記計測した二次電池の電流と端子電圧とを入力し、適応デジタルフィルタを用いて前記電流と端子電圧の計測値から開路電圧を推定し、予め求めた開路電圧と充電率との関係に基づいて前記開路電圧推定値から第1充電率推定値を演算する第1充電率推定手段と、
    電流が一定状態で、かつ前記適応デジタルフィルタの電池パラメータが変化する状態でも充電率推定が可能な方法で第2充電率推定値を演算する第2充電率推定手段と、
    電流の変化率もしくは変化幅が所定時間連続して所定値未満の場合には前記第2充電率推定値を選択し、電流の変化率もしくは変化幅が前記所定値以上変化し、かつ、前記適応デジタルフィルタの推定誤差が所定値以下となった場合には前記第1充電推定率に切り替える充電率推定値選択手段と、
    を備えたことを特徴とする二次電池の充電率推定装置。
  2. 前記第1充電率推定手段は、
    (数1)式に示す電池モデルに開路電圧と電流の関係が積分特性であると仮定することにより得られる(数2)式を代入し、さらに両辺にフィルタ処理を施すことにより得られる(数3)式のパラメータを適応デジタルフィルタを用いて一括推定するパラメータ推定手段と、
    前記(数2)式に前記と同様のフィルタ処理を施すことにより得られる(数4)式に基づいて、電流および端子電圧の計測値と前記パラメータ推定値から開路電圧推定値を演算する開路電圧演算手段と、
    予め求めた開路電圧と充電率との関係に基づいて、前記開路電圧推定値から第1充電率推定値を演算する充電率演算手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の二次電池の充電率推定装置。
    Figure 2007033112
    Figure 2007033112
    Figure 2007033112
    Figure 2007033112
    A(s)、B(s):sの多項式、I:電流、V:端子電圧、V:開路電圧
    LPF(s):ローパスフィルタの伝達特性(次数差はn+1以上)
  3. 前記第2充電率推定手段は、
    電流を積算することにより第2充電率推定値を演算することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の二次電池の充電率推定装置。
  4. 前記充電率推定値選択手段は、
    前記充電率推定値選択手段が前記第2充電率推定値から前記第1充電率推定値へ切替える際には、(数5)式に基づいて充電率推定値を演算することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の二次電池の充電率推定装置。
    Figure 2007033112
    ただし、
    Ksocsw_e:第1切替係数
    Ksocsw_e_max:第1切替係数の上限値
    SOC:第1充電率推定値
    SOC:第2充電率推定値
    SOC:最終充電率推定値
  5. 二次電池の電流と端子電圧をそれぞれ計測する手段と、
    前記計測した二次電池の電流と端子電圧とを入力し、適応デジタルフィルタを用いて前記電流と端子電圧の計測値から開路電圧を推定し、予め求めた開路電圧と充電率との関係に基づいて前記開路電圧推定値から第1充電率推定値を演算する第1充電率推定手段と、
    電流が一定状態で、かつ前記適応デジタルフィルタの電池パラメータが変化する状態でも充電率推定が可能な方法で第2充電率推定値を演算する第2充電率推定手段と、
    所定時間以内に電流の変化率もしくは変化幅が所定値以上変化した回数を演算し、前記所定時間以内に電流の変化率もしくは変化幅が所定値以上変化しない場合には前記第2充電率推定値を選択し、前記所定時間以内に電流の変化率もしくは変化幅が所定値以上変化した場合には変化した回数を積算し、積算した回数が所定回数以上となった場合には前記第1充電推定率を選択する充電率推定値選択手段と、
    を備えたことを特徴とする二次電池の充電率推定装置。
  6. 前記充電率推定値選択手段は、
    前記充電率推定値選択手段が前記第2充電率推定値から前記第1充電率推定値へ切替える際には、(数6)式に基づいて充電率推定値を演算することを特徴とする請求項5に記載の二次電池の充電率推定装置。
    Figure 2007033112
    ただし、
    Ksocsw_ic:第2切替係数
    Ksocsw_ic_max:第2切替係数の上限値
  7. 二次電池の電流と端子電圧をそれぞれ計測する手段と、
    前記計測した二次電池の電流と端子電圧とを入力し、適応デジタルフィルタを用いて前記電流と端子電圧の計測値から開路電圧を推定し、予め求めた開路電圧と充電率との関係に基づいて前記開路電圧推定値から第1充電率推定値を演算する第1充電率推定手段と、
    電流が一定状態で、かつ前記適応デジタルフィルタの電池パラメータが変化する状態でも充電率推定が可能な方法で第2充電率推定値を演算する第2充電率推定手段と、
    電流の変化率もしくは変化幅が所定時間連続して所定値未満の場合には前記第2充電率推定値を選択し、前記所定時間以内に電流の変化率もしくは変化幅が前記所定値以上変化し、かつ、前記適応デジタルフィルタの推定誤差が所定値以下で、かつ前記所定時間以内に電流の変化率もしくは変化幅が所定値以上変化した回数の積算回数が所定回数以上となった場合には前記第1充電推定率に切り替え、また、前記適応デジタルフィルタの推定誤差から第1切替係数を求め、前記所定時間以内の電流の変化率もしくは変化幅が所定値以上変化した回数の積算回数から第2切替係数を求め、前記第2充電率推定値から前記第1充電率推定値へ切り替える際には、(数7)式に基づいて充電率推定値を演算する充電率推定値選択手段と、
    を備えたことを特徴とする二次電池の充電率推定装置。
    Figure 2007033112
    ただし、
    Ksocsw=Ksocsw_ic+Ksocsw_e
    Ksocsw_max=Ksocsw_ic_max+Ksocsw_e_max
    Ksocsw_e:第1切替係数
    Ksocsw_e_max:第1切替係数の上限値
    Ksocsw_ic:第2切替係数
    Ksocsw_ic_max:第2切替係数の上限値
    SOC:第1充電率推定値
    SOC:第2充電率推定値
    SOC:最終充電率推定値
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