JP4720364B2 - 二次電池の内部抵抗推定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池の内部抵抗値を推定する装置に関する。
特許文献1(特開2004−178848号公報)に記載された二次電池(単に「電池」ともいう)の充電率推定装置は、二次電池の充放電電流I(単に「電流」ともいう)と端子電圧V(単に[電圧」ともいう)から適応デジタルフィルタを用いて電池の内部パラメータ(時定数や内部抵抗値)を推定し、これを用いて開路電圧Vを推定し、予め測定した当該電池の開路電圧−充電率特性データに基づいて充電率SOCを推定するように構成されている。その際、一括推定したパラメータベクトルの成分として内部抵抗値Kを推定することができる。
また、特許文献2(特開2000−323183号公報)では、検出した電流Iと電圧VをI−V直線(V=K・I+V)で近似し、その傾きを内部抵抗値K、切片を開路電圧Vとして内部抵抗値を推定している。
さらに、特許文献3(特開2003−054035号公報)においては、推定した内部抵抗値K、開路電圧Vおよび電池の最大許容端子電圧VMAX、最小許容端子電圧VMINから入力可能パワーPinおよび出力可能パワーPoutを推定している。
特開2004−178848号公報 特開2000−323183号公報 特開2003−054035号公報
特許文献1に記載の方法では電池を線形モデルとして定式化しているため、充電率の変化や電池温度の変化あるいは電池の劣化のようなゆっくりした電池のパラメータ変化に対しては、適応デジタルフィルタにより精度良くパラメータ変化を逐次追従(推定)できるため、充電率や入出力可能パワーを精度良く推定することができる。
しかし、電池が強い非線形性を示すような使用領域においては、適応デジタルフィルタでは電池パラメータや充電率を精度良く推定することができない。
また、入力電流が一定値となる条件においては、適応デジタルフィルタでは理論的にパラメータ推定値が更新されず、パラメータが逐次推定できないという問題がある。
なお、電池が強い非線形性を示すのは、例えばリチウムイオン電池において大出力でエネルギーを取り出した(電流Iをかなり大きく流した)場合に内部抵抗値が急増する現象(図5参照)に相当し、入力電流が一定値となる条件としては一定電流での充放電が継続(数秒以上)する場合に相当する。
また、特許文献2に記載の方法では、実際の電池は過渡応答を示す動特性を持っているにもかかわらず、その電池の過渡特性を表すパラメータ(T1、T2)を無視した式で内部抵抗値を推定するため、電流変化が生じている過渡状態では内部抵抗値の推定結果に誤差が生じてしまうという問題がある。
そのため、特許文献3に記載のように、推定した内部抵抗値を用いて充電率や入力可能パワーPin、出力可能パワーPoutを推定するものにおいては、上記のように内部抵抗の推定値に誤差が生じると、それを用いて推定した充電率や入力可能パワーPin、出力可能パワーPoutにも誤差が発生していまう、という問題がある。
本発明は上記のごとき問題を解決するためになされたものであり、一定電流での放電または充電が行われる場合、もしくは所定以上の大電流での放電または充電が行われる場合のように適応デジタルフィルタによる推定演算が困難な状態でも内部抵抗値を精度良く推定できる二次電池の内部抵抗推定装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明においては、適応デジタルフィルタによって推定した第一内部抵抗値と、電流積算等の他の方法による第二充電率推定値から求めた第二内部抵抗値とを電流の状態に応じて選択するように構成し、適応デジタルフィルタによる充電率推定が困難な一定電流での放電または充電が行われる場合、もしくは所定以上の大電流での放電または充電が行われる場合では、電流積算等の他の方法による第二充電率推定値を選択し、それ以外の場合には、適応デジタルフィルタによる第一充電率推定値(および第一内部抵抗値)を選択し、かつ、第二充電率推定値から第二内部抵抗値を推定する場合に、第二充電率が選択される直前の適応デジタルフィルタによる電池パラメータ推定値の記憶値T1_ADF(k)、T2_ADF(k)をホールドし、それを用いて第二内部抵抗値K_ITG(k)を演算するように構成している。
本発明においては、一定電流での放電または充電が行われる場合、もしくは所定以上の大電流での放電または充電が行われる場合、つまり適応デジタルフィルタによる充電率推定が困難な状態では、電流積算等の方法による第二充電率推定値を選択し、それ以外の場合には、適応デジタルフィルタによる第一充電率推定値(および第一内部抵抗値)を選択するので、常に誤差の少ない充電率推定および内部抵抗推定を行うことが出来る。
さらに、第二充電率推定値から第二内部抵抗値を推定する場合に、第二充電率が選択される直前の適応デジタルフィルタによる電池パラメータ推定値の記憶値T1_ADF(k)、T2_ADF(k)をホールドし、それを用いて第二内部抵抗値K_ITG(k)を演算するように構成しており、電池の動特性を表す時定数(T1およびT2)までを考慮して内部抵抗値を推定するため、電流が変化する過渡状態においても内部抵抗値を精度良く推定することができる、という効果がある。

図1は、本発明の内部抵抗推定演算の一実施例を示す機能ブロック図である。なお、図1においては、電池の内部抵抗値と開路電圧を推定し、さらにそれらの推定値を用いて入出力可能パワーを推定演算する装置に本発明を適用した場合を例示する。
図1に示すブロック図は下記の各要素から構成されている。すなわち、二次電池に充放電される電流と電池の端子電圧を定期的に検出する電流検出手段100および電圧検出手段101と、計測した電流I(k)と電圧V(k)からそれらのローパスフィルタ値I(k)、V(k)、近似1階微分値I(k)、V(k)および近似2階微分値I(k)、V(k)を演算する前処理フィルタ演算手段102と、前記前処理フィルタ102の出力から適応デジタルフィルタにより、電池の内部状態を表すパラメータ(K,T,T)を一括推定する適応デジタルフィルタ演算手段103と、前記前処理フィルタ演算手段102の出力と前記適応デジタルフィルタ演算手段103により推定された電池パラメータから第一開路電圧V0_ADF(k)を推定する第一開路電圧演算手段104と、予め取得した当該電池の開路電圧−充電率特性(後記図4参照)に基づいて前記第一開路電圧推定値V0_ADF(k)から第一充電率SOCADF(k)を推定する第一充電率推定手段105と、前記電流検出手段100で検出された電流から電流積算により第二充電率を推定する第二充電率推定手段106と、予め計測した開路電圧−充電率特性(図4)に基づいて前記第二充電率から第二開路電圧を推定する第二開路電圧演算手段107と、前記第一充電率と第二充電率の何れか一方を電流の状態に応じて選択する最終充電率推定値選択手段108と、前記最終充電率推定値選択手段108の情報(最終充電率推定値選択フラグ)に基づいて前記適応デジタルフィルタ演算手段103で演算した電池の内部パラメータ推定値を記憶する電池パラメータ推定値記憶手段109と、前記電池パラメータ推定値の記憶値と前記第二開路電圧推定値および前記前処理フィルタ演算手段102の出力から第二内部抵抗値を演算する第二内部抵抗推定手段110と、前記第一開路電圧推定値と第二開路電圧推定値を前記最終充電率推定値選択手段108の情報(最終充電率推定値選択フラグ)に応じて切り替えて出力する最終開路電圧推定値選択手段111と、前記適応デジタルフィルタで推定した第一内部抵抗値(前記パラメータKに相当)と前記第二内部抵抗推定手段110で演算した第二内部抵抗値とを前記最終充電率推定値選択手段108の情報(最終充電率推定値選択フラグ)に応じて切り替えて出力する最終内部抵抗推定値選択手段112と、前記最終内部抵抗推定値選択手段112において選択した最終内部抵抗値と前記最終開路電圧推定値とから入出力可能パワーを演算する入出力可能パワー演算手段113から構成されている。ただし、(k)は時点kにおける値(今回の演算における演算値)を示す。
なお、この実施例においては、第二充電率推定手段106として電流積算により第二充電率を推定する構成を例示したが、この第二充電率推定手段106は適応デジタルフィルタを用いない推定方法、つまり一定電流放電時、大電流放電時のように適応デジタルフィルタによる推定演算が困難な状態でも充電率推定が可能な方法であればよい。このような推定方法としては、上記の電流積算による方法の外に、カルマンフィルタを用いた充電率推定方法や開路電圧を用いた方法(前記特許文献2に記載)などがある。
図2は、本発明の一実施例の具体的な構成図である。この実施例は、二次電池でモータ等の負荷を駆動したり、モータの回生で二次電池を充電したりするシステムにおいて、二次電池の内部抵抗値や充電率等を推定演算する機能を設けた例を示す。
図2において、10は二次電池、20はモータ等の負荷、30は二次電池の充電率や満充電容量等を推定する電子制御ユニット(バッテリコントローラ)で、ブログラムを演算するCPUやプログラムや演算結果を記憶するROMやRAMから成るマイクロコンピュータと電子回路等で構成されている。40は電池から充放電される電流を検出する電流センサ、50は電池の端子電圧(単に電圧ともいう)を検出する電圧センサであり、それぞれ電子制御ユニット30に接続されている。上記の電子制御ユニット30は前記図1の前処理フィルタ演算手段102、適応デジタルフィルタ演算手段103、第一開路電圧演算手段104、第一充電率推定手段105、第二充電率推定手段106、第二開路電圧演算手段107、最終充電率推定値選択手段108、電池パラメータ推定値記憶手段109、第二内部抵抗推定手段110、最終開路電圧推定値選択手段111、最終内部抵抗推定値選択手段112および入出力可能パワー演算手段113の部分に相当する。また、電流センサ40は電流検出手段100に、電圧センサ50は電圧検出手段101に、それぞれ相当する。
最初に、図1中の適応デジタルフィルタ演算手段103において行われる適応デジタルフィルタを用いた電池パラメータ(K,T,T)の推定方法に関して説明する。
図3は、上記の推定に用いる電池モデルを示す回路図である。図3において、モデルヘの入力は電流I(t)[A](正値:充電、負値:放電)、出力は端子電圧V(t)[V]、開路電圧V(t)[V]であり、Rは電荷移動抵抗、Rは純抵抗、Cは電気二重層容量である。本モデルは正極、負極を特に分離していないリダクションモデル(一次)であるが、実際の電池の充放電特性を比較的正確に示すことが可能である。
この電池モデルは、sを微分オペレータとして(数4)式で表現できる。
上記(数4)式を変形すると下記(数5)式になる。
開路電圧V(t)は、電流I(t)に可変な効率hを乗じたものを、ある初期状態から積分したものと考えれば、下記(数6)式で示すことが出来る。
(数6)式を(数5)式に代入すれば(数7)式になり、整理すれば(数8)式になる。
安定なローパスフィルタGLPF(s)を(数8)式の両辺に乗じ、整理すれば(数9)式になる。なお、ローパスフィルタGLPF(s)の詳細については後述する。
ここで、実際に計測可能な電流I(t)や端子電圧V(t)を、ローパスフィルタやバンドパスフィルタ(図1の前処理フィルタ演算手段103で処理した値を下記(数10)式のように定義し、これを前処理フィルタ演算手段において演算する。なお、(t)は時間の関数であることを示している。
なお、本実施例においては、安定なローパスフィルタとして(数11)式で示される特性を用いたが、その選び方はこれに限定されない。
ただし、pはフィルタの時定数である。
上記(数10)式で示す変数を用いて(数9)式を書き直し、V(t)について整理すれば、(数12)式になる。
(数12)式は、計測可能な値と未知パラメータの積和式になっているので、一般的な適応デジタルフィルタの標準形(数13)式と一致する。
ただし、
y=V(t)、 ω=[V(t),I(t),I(t),I(t)]、
θ=[−T,K・T,K,h]
である。
従って、電流Iと端子電圧Vにフィルタ処理を施した信号を、適応デジタルフィルタ演算に用いることで、未知パラメータベクトルθを推定することが出来る。
本実施例では、単純な「最小二乗法による適応デジタルフィルタ」の論理的な欠点、すなわち、一度推定値が収束すると、その後パラメータが変化しても再度正確な推定ができない点を改善した「両限トレースゲイン方式」を用いる。
上記(数13)式を前提に未知パラメータベクトルθを推定するための逐次推定アルゴリズムは(数14)式に示すようになる。ただし、k時点のパラメータ推定値をθ^(k)とする。なお、θの右肩に付した^は推定値を示すが、数式中ではθの真上に付している(以下、同じ)。
ここで、trace{Q(k)}は行列Q(k)のトレースを意味する。また、λ、λ、γ、γは設計パラメータ(初期設定値)で、0<λ<1、0<λ<∞とする。λは適応デジタルフィルタの推定演算の応答速度を設定する定数(調整ゲイン)であり、値を大きくすることにより応答速度は速くなるが、その反面ノイズの影響を受けやすくなる。γおよびγはそれぞれ行列Q(k)のトレースの上下限を規定するパラメータであり、0<γ<γとなるように設定する。また、P(0)は十分大きな値、θ(0)は非ゼロで十分小さな値を初期値とする。
以上が適応デジタルフィルタ演算部において行われる適応デジタルフィルタを用いた電池パラメータ推定方法である。
次に図1中の第一開路電圧演算手段104での処理に関して説明する。
まず、前記(数5)式を開路電圧Vに関して整理すると(数15)式になる。
開路電圧Vの変化は穏やかであると考え、この両辺に安定なローパスフィルタGLPF(s)を乗じた値を開路電圧推定値として(数16)式で推定する。
(数16)式に(数10)式を代入すると、(数17)式となる。
従って、(数17)式に前記適応デジタルフィルタを用いて推定した電池パラメータ推定値(T^,T^,K^)と前処理フィルタの出力(I(k)、I(k)、V(k)、V(k))を代入することで第一開路電圧推定値V_ADFが算出できる。
さらに図1中の第一充電率推定手段105において、予め取得した当該電池の開路電匠−充電率特性(図4参照)に基づいて、前記第一開路電圧推定値から第一充電率を算出することができる。
次に、図2の電子制御ユニット30で行う処理を図6に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図6の処理は一定周期T毎(本実施例ではT=50msec)に実施される。以下の説明においては、I(k)は今回の実行周期の電流値(今回の計測値)、I(k−1)は1回前の実行周期での電流値(前回の計測値)とし、電流以外の値に関しても同様に表記する。
まず、step1では、電流センサ40からの信号に基づいて充放電電流I(k)を、電圧センサ50からの信号に基づいて二次電池の端子電圧V(k)を、それぞれ検出する。
step2では、電流値I(k)および電流変化率△I(k)から、後述する二つの手法で推定した充電率のいずれかを最終推定値として選択するための選択フラグf_SOCSWを以下の条件で生成する。
なお、電流変化率△I(k)は、例えば(数18)式で示すように、前回値と今回値との差分の絶対値や(数19)式に示すように、所定時間内における変化幅(最大値と最小値の差)とすることができる。
ただし、(数19)式においてMAXおよびMINはそれぞれ、最大値および最小値を示す関数であり、nは設定する所定時間を表す。
(選択フラグf_SOCSWの条件)
(1)電流変化率△I(k)が所定時間ts連続して所定値β以下となる一定電流放電の場合は、最終充電率推定値の選択フラグf_SOCSWをセットする。この場合は第二充電率推定値(電流積算SOC推定値)を選択する。
(2)電流が所定値γを超えた大電流となった場合は、選択フラグf_SOCSWをセットする。この場合も第二充電率推定値(電流積算SOC推定値)を選択する。
なお、図5はリチウムイオン電池における放電電流と内部抵抗値との関係を示す特性図である。図5に示すように、リチウムイオン電池において大出力でエネルギーを取り出した(電流Iをかなり大きく流した)場合には内部抵抗値が急増する現象が生じ、このような場合には適応デジタルフィルタ(ADF)によるSOC推定は困難になる。
(3)上記以外の場合は、選択フラグf_SOCSWをクリアする。この場合は第一充電率推定値(適応デジタルフィルタADFによるSOC推定値)を選択する。
step3では、step1で検出した電流I(k)と電圧V(k)に下記(数20)式に示すローパスフィルタ処理、近似微分フィルタ処理を施し、I(k)、I(k)、I(k)およびV(k)、V(k)、V(k)算出する。
これらは、実際には(数20)式をタスティン近似などで離散化して得られた漸化式を用いて演算する。
step4では、電流積算によるSOC推定を行うか否かを選択する。選択フラグf_SOCSWがクリアされている場合には、step5に進み、電流積算によるSOC(第二充電率)推定の初期化処理のみを行い、セットされている場合にはstep6に進み、電流積算によるSOC(第二充電率)推定を行う。
step5では、(数21)式に基づき前回のADFによる第一充電率推定値SOCADF(k−1)を用いて電流積算による第二充電率推定値SOCITG’(k)を初期化することで、電流積算用積分器の初期値とする。
step6では、後述する総容量推定値QMAXを用いて、(数22)式に基づき電流を積算(積分)することにより、電流積算による第二充電率推定値SOCITG'(k)を演算する。
step7では、step6で算出した第二充電率推定値SOCITG'(k)に対して、(数23)式に示すstep3で述べた前処理フィルタを用いて、それと同等の遅れGLPF(s)を持つローパスフィルタ処理を施し、(数24)式に示すようにフィルタ処理後の第二充電率推定値SOCITG(k)を算出する。
ただし、pはフィルタの時定数である。
実際には(数24)式をタスティン近似などで離散化して得られた漸化式を用いて演算する。
step8では、予め計測した開路電圧−充電率特性(図4)に基づいて、step7で電流積算によって求めた第二充電率推定値SOCITG(k)から第二開路電圧推定値V_ITG(k)を求める。
step9では、step8で算出した第二開路電圧推定値V_ITG(k)と、ADFで推定したパラメータから、電池の第二内部抵抗値を推定する。その詳細な方法に関しては後述する。
step10では、step3で演算したI(k)、I(k)、I(k)およびV(k)、V(k)を用いて、前記(数14)式で示した適応デジタルフィルタによる電池パラメータ推定値θ^(k)を算出する。ただし、(数14)式において、
y(k)=V(k)
ω(k)=[V(k) I(k) I(k) I(k)]
θ(k)=[−T(k) K(k)・T(k) K(k) h(k)]
である。
そして推定された電池パラメータ推定値θ^(k)の成分である内部抵抗値K(k)を第一内部抵抗推定値とする。
step11では、step10で演算した電池パラメータ推定値θ^(k)のうち、T(k)、K(k)・T(k)、K(k)と、step9で算出したI(k)、I(k)およびV(k)、V(k)を(数17)式に代入し、適応デジタルフィルタに基づく第一開路電圧推定値V_ADFを演算する。
(数17)式は電池モデル(数15)式を変形し、両辺にローパスフィルタを乗じた式であるから、実際には開路電圧に対しローパスフィルタを施した値として推定される。しかし、開路電圧は変化が穏やかであるので、V_ADF(k)をGLPF(s)・V_ADF(k)で代用することができる。
step12では、予め計測した図4に示す開路電圧と充電率の相関特性を用いて、step11で算出した第一開路電圧推定値V_ADF(k)からADFによる第一充電率推定値SOCADF(k)を演算する。図4のVはSOC=0%に、VはSOC=100%に相当する開路電圧である。
step13では、電流I(k)とstep2で算出した最終充電率推定値選択フラグと、step6で算出した第二充電率推定値SOC_ITG(k)と、step12で算出した第一充電率推定値SOCADF(k)からstep2で算出した選択フラグf_SOCSWに基づき、最終充電率推定値SOCest(k)を決定する。
つまり、前記の(選択フラグf_SOCSWの条件)に記載したように、選択フラグf_SOCSWがセットされている場合は、第二充電率推定値(電流積算SOC推定値)を選択し、選択フラグf_SOCSWがクリアされている場合は、第一充電率推定値(適応デジタルフィルタ(ADF)によるSOC推定値)を選択する。
step14では、step13で選択した最終充電率推定値SOCest(k)から図4に基づいて最終開路電圧推定値V_est(k)を演算する。なお、前記選択フラグf_SOCSWに応じて、step7で演算した第二開路電圧推定値SOC_ITG(k)とstep11で演算した第一開路電圧推定値V_ADF(k)との何れか一方を選択し、それを最終開路電圧推定値V_est(k)とするように構成してもよい。
つまり、選択フラグf_SOCSWがセットされている場合は、第二開路電圧推定値SOC_ITG(k)を選択し、選択フラグf_SOCSWがクリアされている場合は、第一開路電圧推定値V_ADF(k)を選択する。図1ではこの方法を示している。
step15では、step16で後述する入出力可能パワー演算用の内部抵抗推定値として、step13と同様の方法で、step9で演算した第二内部抵抗推定値K_ITG(k)とstep10で演算した第一内部抵抗推定値KADF(k)との何れか一方を選択し、それを最終内部抵抗推定値K_est(k)として決定する。
つまり、選択フラグf_SOCSWがセットされている場合は、第二内部抵抗推定値K_ITG(k)を選択し、選択フラグf_SOCSWがクリアされている場合は、第一内部抵抗推定値KADF(k)を選択する。
step16では、step14で演算した最終開路電圧推定値V_est(k)とstep15で演算した最終内部抵抗推定値K_est(k)を用いて、例えば(数25)式で定義される入力可能パワーPin(k)と出力可能パワーPout(k)を演算する。
ただし、VMAXおよびVMINは、それぞれ電池の最大許容端子電圧および最小許容端子電圧であり、電池に応じて設定された値である。
step17では、step13で算出した最終充電率推定値SOCest(k)と電流I(k)から総容量推定値QMAX(k)(満充電容量ともいう)を演算する。この値は、例えば(数26)式に示すように、電流I(k)を充電率推定値の微分値で除算して求める。
step18ではstep2で求めた選択フラグf_SOCSWに基づいて、次回の演算に必要な数値を保存して、今回の演算を終了する。
次に、step8における、第二充電率推定値(電流積算SOC推定値)から第二内部抵抗推定値K_ITG(k)を演算する方法に関して詳細に説明する。
この方法にはいくつか考えられるが、ここでは三つの実施例を説明する。なお、いずれの実施例においても、前記(数12)式を内部抵抗値Kに関して整理すると(数27)式になることを利用し、(数27)式における開路電圧推定値V(k)には、step14で演算した最終開路電圧推定値V_est(k)を用いる。また、I(k)、I(k)、V(k)、V(k)にはstep3で演算した前処理フィルタの出力を用いる。
まず、電流積算SOCから第二内部抵抗値を推定する第一の方法としては、前記電流積算が選択される直前の適応デジタルフィルタADFによる電池パラメータ推定値の記憶値T_ADF(k)、T_ADF(k)を第二充電率(電流積算SOC)演算中ホールドし、(数27)式の右辺に代入することで得られる(数28)式で第二内部抵抗値K_ITG(k)を演算する。
電流積算SOCから第二内部抵抗値を推定する第二の方法としては、1回前の演算実行時に推定された第二内部抵抗推定値K_ITG(k−1)と適応デジタルフィルタADFで推定し記憶・ホールドした第一内部抵抗推定値K_ADF(k)との比に基づいて、電池パラメータ推定値の記憶値の時定数T_ADF、T_ADFを(数29)式と(数30)式により補正する。
そして、この補正された時定数T_ADF’、T_ADF’を前記(数27)式の右辺に代入することで得られる(数31)式を用いて第二内部抵抗値K_ITG(k)を演算する。
電流積算SOCから第二内部抵抗値を推定する第三の方法としては、電流と電圧の変化率に応じて前記第一の方法と第二の方法とを切り替えて用いる方法である。つまり、電流と電圧の変化率が共に所定値以下の場合には、前記第二の方法により第二内部抵抗値を演算するが、それ以外の場合には前記第一の方法により第二内部抵抗値を演算する。ここで、電流の変化率は、step2において電流の変化率を求めたときと同じ方法により求める。電圧に関しても電流と同様に変化率を求めることができる。
図7〜図10に本発明の効果を電池モデルを用いたシミュレーションにより検証した結果を示す。各図においては、上段から入力電流I、電圧V、時定数Tの真値と推定値、時定数Tの真値と推定値、内部抵抗値Kの真値と推定値、充電率SOCの真値と推定値、入力可能パワーPinの真値と推定値、および出力可能パワーPoutの真値と推定値を示している。なお、電流と電圧の波形を除いて、真値を破線で、推定値を実線で示した。また、電池モデルにおけるパラメータは実電池の特性に合わせて、放電電流が−100[A]を越えてから5秒の遅れを持って急変するように設定した。
図7は従来技術におけるシミュレーション結果であり、電池の過渡特性を無視して、内部抵抗値を(V=K・I+V)におけるKとして演算した場合の結果である。電流が変化するタイミング(100秒および120秒付近)において内部抵抗値に大きな推定誤差を生じており、これが入出力可能パワーの推定誤差となって現れている。
図8は、電流積算SOCから第二内部抵抗値を推定する第一の方法により、内部抵抗値を演算した場合の結果である。図7と比較して、電流が変化するタイミング(100秒および120秒付近)での内部抵抗値の推定精度が向上していることが明らかである。
図9は、電流積算SOCから第二内部抵抗値を推定する第一の方法において、内部抵抗値に応じて時定数も変化する場合における内部抵抗値を演算した場合の結果である。実際には105秒付近から内部抵抗値と合わせて時定数も増加しているが、直前に適応デジタルフィルタADFで推定した値を記憶し続けて内部抵抗値を推定するため、125秒付近で大きな誤差を生じる。これが入出力可能パワーの推定誤差となって現れている。
図10は、図9と同条件において、電流積算SOCから第二内部抵抗値を推定する第二の方法により内部抵抗値を演算した場合の結果である。図9で見られた125秒付近における大きな内部抵抗値の推定誤差を抑えることができ、変化する内部抵抗値を精度良く推定することができる。その結果入出力可能パワーも精度良く推定できることが判る。
以上説明したように、本発明においては、適応デジタルフィルタによって推定した第一内部抵抗値と、電流積算等による第二充電率推定値から求めた第二内部抵抗値とを電流の状態に応じて選択するように構成し、電流変化率△I(k)が所定時間ts以上連続して所定値β以下となる一定電流放電の場合、および電流が所定値γを超えた大電流となった場合、つまり適応デジタルフィルタ(ADF)によるSOC推定が困難な状態では、電流積算等の他の方法によるSOC推定値(第二充電率推定値)選択し、それ以外の場合には、適応デジタルフィルタによる第一充電率推定値(および第一内部抵抗値)を選択するので、常に誤差の少ないSOC推定および内部抵抗値推定を行うことが出来る。そして、第二充電率推定値から第二内部抵抗値を推定する場合に、第二充電率が選択される直前の適応デジタルフィルタADFによる電池パラメータ推定値の記憶値T_ADF(k)、T_ADF(k)をホールドし、それを用いて第二内部抵抗値K_ITG(k)を演算するように構成した場合には、電池の動特性を表す時定数(TおよびT)までを考慮して内部抵抗値を推定するため、電流が変化する過渡状態においても内部抵抗値を精度良く推定することができる。従って、例えば内部抵抗推定値を用いて演算する入出力可能パワー推定値の推定精度が向上する。
また、第二充電率推定値(電流積算によるSOC推定値)から第二内部抵抗値を推定する場合に、1回前の実行時に推定された第二内部抵抗推定値K_ITG(k−1)と適応デジタルフィルタADFで推定し記憶・ホールドした第一内部抵抗推定値K_ADF(k)との比に基づいて、電池パラメータ推定値の記憶値の時定数T_ADF、T_ADFを(数29)式と(数30)式により補正するように構成した場合には、電池の内部抵抗値が変動したことによって時定数変化が生じた場合でも、時定数が変化した分を補正していくため、時定数の推定精度が向上する。従って、より真値に近い時定数を用いて内部抵抗値を演算するため、内部抵抗値の推定精度がさらに向上する。なお、電池パラメータの関係式はK=R+R、T=C・R、T=C・R・R/(R+R)である。したがって電気二重層容量Cが一定で、かつ内部抵抗値Kの要素RとRの比率が全体の内部抵抗値Kの変動によらず一定であるとすると、時定数T、Tは内部抵抗値Kの変化に比例して変化することになる。
また、電流および電圧の変化率が所定値以下の場合に、上記の時定数T_ADF、T_ADFの補正を行うように構成した場合には時定数の推定値が向上するという効果がある。つまり、前記(数28)式から判るように、電流および電圧の変化率が小さい場合(微分値:I≒0、V≒0)には、内部抵抗推定値は電流(I)と電圧(V、V_ITG)のみで決まるため、仮に該電池パラメータ記憶値の時定数(T_ADF、T_ADF)に若干誤差を生じていても内部抵抗推定値に与える影響は小さく、内部抵抗値は精度良く推定できる。したがって、このような電流および電圧の変化率が小さい条件下で推定された内部抵抗推定値を用いて該電池パラメータ記憶値の時定数を補正することにより、時定数の推定値が向上する。その結果、その後に電流および電圧の変化率が大きくなった場合でも、内部抵抗値の推定精度が向上する。そのため、例えば内部抵抗推定値を用いて演算する入出力可能パワー推定値の推定精度が向上する。
本発明の内部抵抗推定演算の一実施例を示す機能ブロック図。 本発明の一実施例の具体的な構成図。 適応デジタルフィルタの演算に用いる電池モデルを示す回路図。 リチウムイオン電池における充電率と開路電圧の特性を示す図。 リチウムイオン電池における電流と内部抵抗の特性を示す図。 電子制御ユニットで行う演算処理を示すフローチャート。 シミュレーションにより従来技術における電池パラメータ、充電率、および入出力可能パワー推定結果を示す図。 シミュレーションにより電流積算SOCから第二内部抵抗値を推定する第一の方法によって内部抵抗値を演算した場合の結果を示す図。 電流積算SOCから第二内部抵抗値を推定する第一の方法において、内部抵抗値に応じて時定数も変化する場合における内部抵抗値を演算した場合の結果を示す図。 図9と同条件において、電流積算SOCから第二内部抵抗値を推定する第二の方法により内部抵抗値を演算した場合の結果を示す図。
符号の説明
100…電流検出手段 101…電圧検出手段
102…前処理フィルタ演算手段 103…適応デジタルフィルタ演算手段
104…第一開路電圧演算手段 105…第一充電率推定手段
106…第二充電率推定手段 107…第二開路電圧演算手段
108…最終充電率推定値選択手段 109…電池パラメータ推定値記憶手段
110…第二内部抵抗推定手段 111…最終開路電圧推定値選択手段
112…最終内部抵抗推定値選択手段 113…入出力可能パワー演算手段
10…二次電池 20…負荷
30…電子制御ユニット 40…電流センサ
50…電圧センサ

Claims (4)

  1. 二次電池の充放電中の電流を検出する電流検出手段と、
    二次電池の端子電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電流と電圧のローパスフィルタ値と微分値を演算する前処理フィルタ手段と、
    二次電池の電池モデルを定義し、その電池モデルを用いて、前記電流および電圧のローパスフィルタ値と微分値を入力として電池モデルの第一内部抵抗値を含むパラメータを一括推定演算する適応デジタルフィルタ演算手段と、
    前記電池パラメータと前記前処理フィルタ処理した電流と電圧を入力として第一開路電圧を推定演算する第一開路電圧演算手段と、
    第一開路電圧から第一充電率を推定演算する第一充電率推定手段と、
    前記適応デジタルフィルタによる充電率推定が困難な、一定電流での放電または充電が行われる場合、もしくは所定以上の大電流での放電または充電が行われる場合においても充電率推定が可能な方法により第二充電率を推定演算する第二充電率推定手段と、
    前記第二充電率推定値から第二開路電圧推定値を演算する第二開路電圧演算手段と、
    前記第一充電率と前記第二充電率の何れか一方を選択して最終充電率推定値とする最終充電率推定値選択手段と、
    前記第二充電率が選択される直前の前記適応デジタルフィルタ演算手段による電池パラメータ推定値を記憶する電池パラメータ推定値記憶手段と、
    電流の状態によって定まる最終充電率推定値の選択フラグの情報に基づいて前記第一開路電圧と第二開路電圧の何れか一方を選択して最終開路電圧とする最終開路電圧推定値選択手段と、
    前記第二充電率推定値から第二内部抵抗値を推定演算する第二内部抵抗推定手段と、
    電流の状態によって定まる最終充電率推定値の選択フラグの情報に基づいて、前記適応デジタルフィルタ演算手段で推定した第一内部抵抗値と前記第二内部抵抗推定手段で推定した第二内部抵抗値の何れか一方を選択して最終内部抵抗推定値とする最終内部抵抗推定値選択手段と、を有し、
    前記第二内部抵抗推定手段は、
    第二充電率推定値が選択されている場合における第二内部抵抗推定値K_ITGを、前記電池パラメータ推定値記憶手段における電池パラメータ記憶値の時定数(T1_ADF、T2_ADF)と、第二開路電圧推定値V0_ITGと、前処理フィルタの出力である電流および電圧のローパスフィルタ値(I1、V1)および微分値(I2、V2)と、によって表される(数1)式を用いて推定演算することを特徴とする二次電池の内部抵抗推定装置。


  2. 請求項1に記載の二次電池の内部抵抗推定装置において、
    前記第二充電率推定手段は、前記電流検出手段で検出した電流を積算することにより第二充電率を推定することを特徴とする二次電池の内部抵抗推定装置。
  3. 請求項1に記載の二次電池の内部抵抗推定装置において、
    前記電池パラメータ推定値記憶手段における電池パラメータ記憶値である第一内部抵抗値K_ADFと、前回の演算における第二内部抵抗推定値K_ITG(k−1)から、(数2)式および(数3)式に基づいて電池パラメータ記憶値の時定数(T1_ADF、T2_ADF)を補正することを特徴とする二次電池の内部抵抗推定装置。




    ただし、T1_ADF'、T2_ADF'は補正後の時定数
  4. 請求項3に記載の二次電池の内部抵抗推定装置において、
    電流および電圧の変化率が所定値以下の場合に、前記時定数(T1_ADF、T2_ADF)の補正を行うことを特徴とする二次電池の内部抵抗推定装置。
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