JP4788307B2 - 二次電池の入出力可能電力推定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池に入出力可能な電力を推定する技術に関する。
従来の電池の入出力可能電力推定装置としては、例えば下記特許文献1に記載されているものが有る。この従来例においては、二次電池の出力電流Iと端子電圧Vとを検出し、電池モデルを用いた適応デジタルフィルタに電流Iと端子電圧Vとを入力して電池モデルの数式中のパラメータを一括推定し、推定したパラメータ推定値と電流Iおよび端子電圧Vとを用いて開路電圧Vを算出し、パラメータ推定値と開路電圧Vと最小可能電圧Vmin(過放電直前の電池の端子電圧)とに基づいて二次電池の出力可能電力を推定し、また、パラメータ推定値と開路電圧Vと最大可能電圧Vmax(過充電直前の電池の端子電圧)とに基づいて二次電池の出力可能電力を推定する入出力可能電力推定装置が記載されている。
特開2004−264126号公報
ところが、上記従来技術において推定される入出力可能電力は、推定した時点で瞬間的に出力可能な(放電可能な)出力可能電力および瞬間的に入力可能な(充電可能な)入力可能電力であるため、その時点では入出力可能な電力であっても、実際に推定した入出力可能電力に基づいて電力の入出力を行うと、次の制御周期までの間に電池電圧が最大可能電圧Vmaxより高くなるか若しくは最小可能電圧Vminより低くなるおそれがあるという問題がある。最大可能電圧Vmaxや最小可能電圧Vminは、当該電池が過充電や過放電にならない直前の値に設定されているので、実際の電圧が最大可能電圧Vmax以上に上昇したり最小可能電圧Vmin以下に低下すると電池劣化の原因となる。これを解決するために、例えば推定した入出力可能電力に対して十分余裕を持った値で入出力電力を制限すれば良いが、その場合には電池の入出力可能電力を不必要に制限しすぎることになるので、電池の能力を充分に発揮することができないという問題が生じる。
また、従来技術で推定している入出力可能電力の推定値は、瞬時充放電で最大可能電圧Vmaxや最小可能電圧Vminを超えない最大入出力可能電力の推定値である。つまり、所定時間充放電することによる電池状態の変化が考慮されていないので、推定された入出力可能電力は瞬間的なものであり、その状態が所定時間持続できるものではない。したがって、例えば電気自動車において上記のような最大入出力可能電力の推定値をもとに最大出力可能電力で放電(加速)を行うと、瞬間的に最小可能電圧Vminに到達してしまい、その後は電池状態の変化に応じて出力可能電力が減少するので、急激に加速度が低下し、車両の加速性能が悪化するといった問題が生じる。
本発明は上記のごとき問題を解決するためになされたものであり、所定時間のあいだ持続出来る入出力可能電力を推定することの出来る二次電池の入出力可能電力推定装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明においては、時間領域に変換した電池モデルに基づいて所定時間t充電した後の端子電圧を推定し、その推定値が最大可能電圧Vmaxとなる最大入力電流Iin_maxを算出し、該最大入力電流Iin_maxと予め定められた最大可能電圧Vmaxとの積を求め、この値を前記所定時間t持続できる最大入力可能電力Pinとし、また、所定時間t放電した後の端子電圧を推定し、その推定値が最小可能電圧Vminとなる最大出力電流Iout_maxを算出し、該最大出力電流Iout_maxと予め定められた最小可能電圧Vminとの積を求め、この値を前記所定時間t持続できる最大出力可能電力Poutとするように構成している。
なお、本発明における所定時間tとしては、適応デジタルフィルタで推定した各パラメータや開路電圧V等の電池の内部状態が変化しない程度の時間、つまり一制御周期(次の演算時までの時間、例えば数十〜数百ms)乃至数回の制御周期程度の比較的短い時間を想定しており、次の演算時において改めて次の時点における最大入力可能電力Pinや最大出力可能電力Poutを演算する。
本発明においては、所定時間tのあいだ持続できる出力可能電流を求める構成であるため、少なくとも想定している所定時間の間は一定の出力電流を維持可能であり、その結果、電池の劣化や加速度の急激な低下が回避できるという効果がある。
同様に、入力可能電流も少なくとも想定している所定時間の間は一定の入力電流を維持可能であり、充電と放電のバランスを頻繁に変更すること無く効率良く充電できるという効果がある。
図1は、本発明の実施例を機能ブロックで表した図である。図1において、1はパラメータθ(k)推定手段であり、電流I(k)検出手段5と端子電圧V(k)検出手段6で検出した電流、電圧を用いて、開路電圧V(k)をオフセット項とする電池モデルにおける各パラメータ(詳細後述)を一括推定する。また、2は開路電圧V(k)演算手段であり、上記電流、電圧および各パラメータθ(k)に基づいて開路電圧V(k)を演算する。3は入力可能電力推定手段であり、上記パラメータθ(k)と開路電圧V(k)および最大可能電圧Vmaxに基づいて所定時間t持続できる最大入力可能電力Pinを推定する。4は出力可能電力推定手段であり、上記パラメータθ(k)と開路電圧V(k)および最小可能電圧Vminに基づいて所定時間t持続できる最大出力可能電力Poutを推定する。また、5は電池から充放電される電流を検出する電流I(k)検出手段、6は電池の端子電圧を検出する端子電圧V(k)検出手段である。なお、図1においては、入力可能電力推定手段3と出力可能電力推定手段4の両方を備えた場合を例示しているが、何れか一方のみでもよい。
図2は、実施例の具体的な構成を示すブロック図である。この実施例は、二次電池でモータ等の負荷を駆動したり、モータの回生電力で二次電池を充電するシステムに、入出力可能電力推定装置を設けた例を示す。
図2において、10は二次電池(単に電池とも言う)、20はモータ等の負荷、30は電池の入出力可能電力を推定するバッテリーコントローラ(電子制御ユニット)で、プログラムを演算するCPUやプログラムを記憶したROMや演算結果を記憶するRAMから成るマイクロコンピュータと電子回路等で構成されており、二次電池10の動作を管理する。40は電池から充放電される電流を検出する電流計、50は電池の端子電圧を検出する電圧計であり、それぞれバッテリーコントローラ30に接続される。上記のバッテリーコントローラ30は前記図1のパラメータθ(k)推定手段1、開路電圧V(k)演算手段2、入力可能電力推定手段3および出力可能電力推定手段4の部分に相当する。また、電流計40は電流I(k)検出手段5に、電圧計50は端子電圧V(k)検出手段6に、それぞれ相当する。
(第1実施例)
まず、本実施例で用いる「電池モデル」を説明する。
図3は、本実施例における二次電池の等価回路モデルを示す図である。この等価回路モデルは、正極、負極を特に分離していないリダクションモデル(一次)であるが、実際の電池の充放電特性を比較的正確に示すことが可能である。
図3において、モデル入力は電流I[A](正値:充電、負値:放電)、モデル出力は端子電圧V[V]であり、R[Ω]は電荷移動抵抗、R[Ω]は純抵抗、Cは電気二重層容量、V[V]は開路電圧(起電力または開放電圧とも言う)である。
この電池モデルは、下記(数5)式およびそれを変形した(数6)式(=数2式)で表現できる。なお、sはラプラス演算子である。
Figure 0004788307
Figure 0004788307
リチウムイオン電池のように、開路電圧の収束が比較的速い電池の場合、前記(数1)式の右辺第1項と右辺第2項の分母は、同じ時定数Tで表現できる。つまり、(数6)式は前記(数1)式において、右辺第1項と右辺第2項の分母を共にA(s)とした場合の一次モデルに相当する。なお、以下の実施例においては、右辺第1項と右辺第2項の分母を同じ時定数Tとし、前記(数1)式においてA(s)=C(s)として記載するが、これは説明を簡略化するため、リチウムイオン電池のように開路電圧の収束が比較的速い電池に適用した場合を例に挙げて説明するためであり、これに限定されることはなく、A(s)の時定数とC(s)の時定数とが異なるものであっても適用可能である。
以下、(数6)式の電池モデルから適応デジタルフィルタまでの導出を、最初に説明する。
開路電圧Vは、電流Iに可変な効率hを乗じた値を、ある初期状態から積分したものと考えれば、(数7)式で書ける。
Figure 0004788307
(数7)式を(数6)式に代入すれば(数8)式になり、整理すれば(数9)式になる。
Figure 0004788307
Figure 0004788307
安定な口ーパスフィルタGlp(s)を(数9)式の両辺に乗じて、整理すれば(数10)式になる。
Figure 0004788307
実際に計測可能な電流Iや端子電圧Vに、ローパスフィルタやバンドパスフィルタを処理した値を下記(数11)式に示すように定義する。
Figure 0004788307
(数11)式を用いて(数10)式を書き直せば、(数12)式になる。更に変形すれば、(数13)式になる。
Figure 0004788307
Figure 0004788307
(数13)式は、計測可能な値と未知パラメータの積和式になっているので、一般的な適応デジタルフィルタの標準形(下記数14式)と一致する。
但し、y=V、ω=[V,I,I,I]、θ=[−T,K・T,K,h]である。
Figure 0004788307
従って、電流Iと端子電圧Vにフィルタ処理した信号を、適応デジタルフィルタ演算に用いることで、未知のパラメータベクトルθを推定できる。
本実施例では、単純な「最小二乗法による適応フィルタ」の論理的な欠点(一度推定値が収束すると、その後パラメータが変化しても再度正確な推定ができないこと)を改善した「両限トレースゲイン方式」を用いる。
(数14)式を前提に未知パラメータベクトルθを推定するためのパラメータ推定アルゴリズムは(数15)式で示すようになる。但し、k時点のパラメータ推定値をθ(k)とする。
Figure 0004788307
ただし、λ、λ、γ、γは初期設定値で、0<λ<1、0<λ<∞とする。P(0)は十分大きな値、θ(0)は非ゼロな十分小さな値を初期値とする。trace{P}は行列Pのトレースを意味する。
以上が、電池モデルから適応デジタルフィルタまでの導出である。
図5は、バッテリーコントローラ30のマイクロコンピュータが行う処理のフローチャートであり、同図のルーチンは一定周期T(例えば100ms)毎に実施される。例えば、I(k)は今回の値、I(k−1)は1回前の値を意味する。
ステップS10では、電流I(k)、端子電圧V(k)を計測する。
ステップS20では、二次電池の遮断リレーのオフかオンかの判断をする。
バッテリーコントローラ30は二次電池の遮断リレーの制御も行っており、リレー遮断時(電流I=0)はステップS30へ進む。リレー締結時はステップS40へ進む。 ステップS30では、端子電圧V(k)を端子電圧初期値V_iniとして記憶する。
ステップS40では、端子電圧の差分値△V(k)を算出する。
ただし、 △V(k)=V(k)−V_ini
これは、適応デジタルフィルタ内の推定パラメータの初期値を約0としているので、推定演算開始時に推定パラメータが発散しないように、入力を全て0とするためである。リレー遮断時はステップS30を通るので、I=0かつ△V(k)=0なので、推定パラメータは初期状態のままである。
ステップS50では、電流I(k)と端子電圧差分値△V(k)に、(数16)式に基づきローパスフィルタ、バンドパスフィルタの処理を施し、I〜IおよびV〜Vを算出する。
この際、(数15)式のパラメータ推定アルゴリズムの推定精度を良くするために、観測ノイズを低減するようにローパスフィルタGlp(s)の応答性を遅く設定する。ただし、電池の応答特性よりは速くする。(数16)式の時定数pは、Glp(s)の応答性を決める定数である。
Figure 0004788307
ステップS60では、ステップS50で算出したI〜IおよびV〜Vを(数15)式に代入し、パラメータ推定値θ(k)を算出する。
ただし、y=V、ω=[V,I,I,I]、θ=[−T,K・T,K,h]である。
ステップS70では、ステップS60で算出したパラメータ推定値θ(k)の中からT,K・T,Kと、(数16)式で算出したI〜IおよびV〜Vを(数17)式に代入する。
Figure 0004788307
(数17)式は、前記(数6)式で示した電池モデルを変形し、ローパスフィルタGlp(s)を両辺に乗じた式であり、△Vを開路電圧Vの代用とする。開路電圧Vは変化が緩やかなので、Glp(s)・Vで代用できる。ただし、ここで求まるのは推定演算開始時からの開路電圧推定値の変化分△V(k)であるため、後段のステップS80で初期値を加算する。
ステップS80では、ステップS70で算出した△V(k)に開路電圧初期値すなわち端子電圧初期値V_iniを加算して、開路電圧推定値V(k)を(数18)式から算出する。
Figure 0004788307
ステップS90では、図4に示した開路電圧と充電率の相関マップを用いて、ステップS80で算出したV(k)から充電率SOC(k)を算出する。
なお、図4のVLはSOC=0%に、VHはSOC=100%に相当する開路電圧である。また、Vmaxは最大可能電圧(過充電直前の電池の端子電圧)、Vminは最小可能電圧(過放電直前の電池の端子電圧)であり、電池保護のためそれぞれ当該電池に応じて予め定められた上限値および下限値である。
ステップS100では、任意の所定時間tのあいだ持続可能な最大入力電流Iin_max、最大出力電流Iout_maxの推定値を算出する。まず、電池モデル(前記数6式)を時間領域で解いた(数19)式(=数3式)を用いて、任意の所定時間t後の端子電圧の推定値Vを算出する。すなわち、ステップS60で算出したパラメータ推定値θ(k)の中から推定値T、K・T、Kと、ステップS80で算出した開路電圧推定値V(k)を(数19)式に代入し、かつ、(数19)式の左辺のVに最大可能電圧Vmaxを代入し、(数19)式をIについて解けば、端子電圧の推定値Vが最大可能電圧Vmaxになる電流Iを求めることが出来る。これを所定時間tのあいだ持続できる最大入力電流Iin_maxとする。つまり、時間領域に変換した電池モデルの(数19)式で算出されるt秒後の端子電圧の推定値が最大可能電圧Vmaxに一致する方程式を立て、これを電流Iについて解くことで最大入力電流Iin_maxを求めている。
同様に、(数19)式を用いて、(数19)式の左辺のVに最小可能電圧Vminを代入し、(数19)式をIについて解けば、端子電圧の推定値Vが最小可能電圧Vminになる電流Iを求めることが出来る。これを所定時間tのあいだ持続できる最大出力電流Iout_maxとする。ここで、最大可能電圧Vmaxと最小可能電圧Vminは、電池保護用の上下限値であり、ここでは固定値とする。
Figure 0004788307
ただし、電流I、端子電圧V、開路電圧V、内部抵抗K、時定数T、T
次に、ステップS110では、ステップS100で算出した最大入力電流Iin_maxと最大出力電流Iout_maxを用いて、(数20)式から所定時間tのあいだ持続できる最大入力可能電力Pinと最大出力可能電力Poutを求める。
Figure 0004788307
ステップS120では、次回演算に必要な数値を保存して、今回演算を終了する。
以上を、第1実施例の動作の説明とする。
以下、従来例と本発明の作用効果の差異を説明する。
図8は、前記従来例における入力可能電力の推定値を説明するための図であり、パルス充電を行った場合の波形図である。
図8に示した従来例においては、瞬間的な最大入力電流を演算しており、充電による端子電圧の上昇を考慮していないので、図示のように余裕代の分だけ入力電流値に余裕を持たせていても、充電によって端子電圧が上昇し、最大可能電圧(上限電圧)Vmaxを超えてしまうおそれがある。
これに対して、第1実施例においては、図9に示すように、t秒間持続できる最大入力電流、つまりt秒間継続して充電しても端子電圧が最大可能電圧(上限電圧)Vmaxに達しない電流値を最大入力電流Iin_maxとして算出しているので、充電によって端子電圧が最大可能電圧(上限電圧)Vmaxを超えてしまうおそれがない。したがって少なくとも想定している所定時間の間は一定の入力電流を維持可能であり、充電と放電のバランスを頻繁に変更すること無く効率良く充電できる効果がある。
また、放電時においては、従来例では瞬間的な最大出力電流を演算しており、放電による端子電圧の低下を考慮していないので、次の演算時期までの間(1制御周期)に放電によって端子電圧が低下し、最小可能電圧(下限電圧)Vmin以下に低下してしまうおそれがある。
これに対して、第1実施例においては、t秒間持続出来る最大出力電流、つまりt秒間継続して放電しても端子電圧が最小可能電圧(下限電圧)Vmin以下にならない電流値を最大出力電流Iout_maxとして算出しているので、放電によって端子電圧が最小可能電圧(下限電圧)Vmin以下になるおそれがない。つまり、図10に示すように、t秒間持続できる出力可能電流を求めているので、少なくとも想定している所定時間の間は一定の出力電流を維持可能であり、その結果、加速度の急激な低下が回避できる効果がある。
また、端子電圧の推定値Vが最大可能電圧Vmaxまたは最小可能電圧Vminに一致する電流Iを最大入力電流Iin_maxまたは最大出力電流Iout_maxとして求めているので、最大入力可能電力の推定精度が向上する。
(第2実施例)
図6および図7は、第2実施例における演算のフローチャートである。
図6において、ステップS10〜ステップS90は、前記図5と同じである。
次に、ステップS130では、入力可能電力Pinの推定値、出力可能電力Poutの推定値を算出する。
まず、電池モデルの前記(数6)式を変形した(数21)式において、電流変化(△I)に対する直達項だけの電圧変化(△V)に着目すれば、(数22)式を得る。入力可能電力推定値を算出するためには、最大可能電圧Vmaxに到達する瞬間的な電流値が必要であるから、直達項に着目した上記(数22)式を用いる。(数22)式において、最大可能電圧VmaxとステップS80で算出した開路電圧推定値V(k)の差が△Vであり、ステップS60で算出したパラメータ推定値θ(k)の中から推定値K・TとTを(数22)式に代入し、電流ΔIを算出する。そして(数23)式に示すように、求めたΔIに最大可能電圧Vmaxを乗算して入力可能電力Pinの推定値を算出する。
同様に、出力可能電力推定値も、(数22)式において、ステップS80で算出した開路電圧推定値V(k)と最小可能電圧Vminの差が△Vであり、ステップS60で算出したパラメータ推定値θ(k)の中から推定値K・TとTを(数22)式に代入し、電流ΔIを算出する。そして(数24)式に示すように、求めたΔIに最小可能電圧Vminを乗算して出力可能電力Poutの推定値を算出する。
なお、(数23)式、(数24)式において、K^等の「^」は推定値を意味する。
Figure 0004788307
Figure 0004788307
Figure 0004788307
Figure 0004788307
次に、図7のステップS140では、ステップS130で算出した入力可能電力Pinまたは出力可能電力Poutの範囲内で、余裕を持たせた電流値I(k)を放電または充電した場合におけるN演算周期先の電圧を推定しておく。放電または充電を開始した時は最大可能電圧Vmaxまたは最小可能電圧Vminの範囲内であっても、その電流値をN演算周期分だけ保持すると電圧変化が生じるため、最大可能電圧Vmaxまたは最小可能電圧Vminの範囲外になる可能性が残るからである。そのため(数6)式に示した電池モデルに基いた適応デジタルフィルタに、電流Iと開路電圧Vを代入して任意のt秒後の端子電圧Vを推定する。すなわち、ステップS60で算出したパラメータ推定値θ(k)の中から、内部抵抗Kおよび時定数T、Tの数値、および(数25)式に示すタスティン近似式を(数6)式に代入し、(数26)式とする。これを展開して整理すれば(数27)式となる。なお、各係数a、a、b、b、c、c等は、離散化する時に逐次決定される数値である。
Figure 0004788307
ただし、z−1は遅れ演算子で1回前の演算値を表す。Tは演算周期である。
Figure 0004788307
Figure 0004788307
(数27)式において、電流値I(k)を次回演算時の電流I(k+1)まで保持し、開路電圧V(k+1)はV(k)のまま変化しないと仮定すれば(数28)式となり、これを用いて次回演算時の電圧推定値V(k+1)を算出する。
Figure 0004788307
そして(数28)式を逐次N回繰り返せば、N演算回先の電圧推定値が得られる。
上記のようにして、ステップS140ではN演算回先の電圧推定値V(k+N)を算出する。
次に、ステップS150では、N演算回先の電圧推定値V(k+N)が最大可能電圧Vmaxまたは最小可能電圧Vminに到達(YES)するか否か(NO)を判定する。到達しない場合はステップS160へ進む。到達する場合、電流値I(k)を補正するためステップS170へ進む。
ステップS160では、電流値I(k)を補正無しで最大入力電流Iin_maxまたは最大出力電流Iout_maxとして許可し、ステップS180へ進む。
ステップS170では、(数29)式を用いて電流値I(k)を補正する。これは一定率(例えば0.9=90%)を乗じて、電流値I(k)が減少するように補正するものである。
Figure 0004788307
ステップS170で補正した後は、ステップS140へ戻り、(数28)式を用いて前記と同様にN演算回先の電圧推定値V(k+N)を算出する。このステップS140、ステップS150、ステップS170のループを、電圧推定値V(k+N)が最大可能電圧Vmaxまたは最小可能電圧Vminの範囲に収まるまで繰り返す。つまり電流I(k)に1以下の所定比率を順次乗算して補正する。上記のようにして補正した結果の電流値I(k)を最大入力電流Iin_maxまたは最大出力電流Iout_maxとする。
次に、ステップS180では、次回演算に必要な数値を保存して、今回の演算を終了する。
以上を第2実施例の動作の説明とする。
上記のように、第2実施例においては、N演算回先の電圧推定値V(k+N)を算出し、その値が最大可能電圧Vmaxまたは最小可能電圧Vminの範囲に収まるように電流値I(k)の値を制御し、その結果を最大入力電流Iin_maxまたは最大出力電流Iout_maxとするので、N演算回先においても端子電圧が最大可能電圧Vmaxまたは最小可能電圧Vminの範囲外になることがない。すなわち、図9に示すように、電流値I(k)を充電した場合、t秒間だけ保持した後の電圧推定値V(k+t)が最大可能電圧Vmaxまで到達しないことを確認できる構成であるため、最大可能電圧Vmaxへの到達を防止できる効果がある。
また、指数関数を含む方程式を解くことなく容易に演算することが可能なので、演算負荷が軽減される、という利点もある。
(第3実施例)
第3実施例は、上記第2実施例の図7のステップS170の内容を変更したものである。
図7のステップS170において、充電の場合には、N演算回先の電圧推定値V(k+N)が最大可能電圧Vmaxを超える分に相当する電流値〔V(k+N)−Vmax〕/Kを算出し、(数30)式(=数4式)に示すように、その超える分に相当する電流値だけ差し引いて、電流値I(k)を補正し、補正した電流値I(k)を最大入力電流Iin_maxとする。
Figure 0004788307
同様に、放電の場合には、N演算回先の電圧推定値V(k+N)が最小可能電圧Vminより低下する分に相当する電流値〔Vmin−V(k+N)〕/Kを算出し、(数30)式に示すように、その低下する分に相当する電流値だけ差し引いて、電流値I(k)を補正し、補正した電流値I(k)を最大出力電流Iout_maxとする。
なお、ステップS170で補正した後は、図7に示すように、ステップS140、150のループへ戻って補正後の電流値が範囲外になっていないことを確認してもよいが、補正後はステップS170から直ちにステップS180へ行くようにしてもよい。
第3実施例においては、図11に示すように、端子電圧の推定値が最大可能電圧または最小可能電圧の範囲を超える場合には、超える分に相当する電流値だけ小さく補正する構成であるため、電流値に何回も繰り返して定率を乗じる必要が無く、予定している電流値を確実に小さく補正できる効果がある。また、補正演算回数が少なくなり演算時間を節約できるという利点もある。
本発明の実施例を機能ブロックで表した図。 実施例の具体的な構成を示すブロック図。 本実施例における二次電池の等価回路モデルを示す図。 開路電圧と充電率の相関マップ。 第1実施例における演算処理を示すフローチャート。 第2実施例における演算処理を示すフローチャートの一部。 第2実施例における演算処理を示すフローチャートの他の一部。 従来例における充電特性を示す図。 本発明における充電特性を示す図。 本発明における放電特性を示す図。 本発明における他の充電特性を示す図。
符号の説明
1…パラメータθ(k)推定手段 2…開路電圧V(k)演算手段
3…入力可能電力推定手段 4…出力可能電力推定手段
5…電流I(k)検出手段 6…端子電圧V(k)検出手段
10…二次電池 20…負荷
30…バッテリーコントローラ 40…電流計
50…電圧計

Claims (4)

  1. 二次電池の電流Iを検出する手段と、
    二次電池の端子電圧Vを検出する手段と、
    (数1)式に示す電池モデルを用いた適応デジタルフィルタに、前記計測した電流Iと端子電圧Vとを入力し、前記(数1)式中のパラメータを一括推定するパラメータ推定手段と、
    前記電流Iおよび端子電圧Vと前記パラメータ推定値とを前記(数1)式に代入して開路電圧Vを算出する開路電圧演算手段と、を備え、さらに、
    前記(数1)式を時間領域に変換した電池モデルに基づき、前記推定したパラメータと開路電圧Vを用いて、所定時間t充電した後の端子電圧を推定し、その推定値が最大可能電圧Vmaxとなる最大入力電流Iin_maxを算出し、該最大入力電流Iin_maxと予め定められた最大可能電圧Vmaxとの積を求め、この値を前記所定時間t持続できる最大入力可能電力Pinとする入力可能電力推定手段と、
    前記(数1)式を時間領域に変換した電池モデルに基づき、前記推定したパラメータと開路電圧Vを用いて、所定時間t放電した後の端子電圧を推定し、その推定値が最小可能電圧Vminとなる最大出力電流Iout_maxを算出し、該最大出力電流Iout_maxと予め定められた最小可能電圧Vminとの積を求め、この値を前記所定時間t持続できる最大出力可能電力Poutとする出力可能電力推定手段と、の少なくとも一方を備え
    前記(数1)式として、右辺第1項と右辺第2項の分母を同じ時定数T とし、A(s)=C(s)とした(数2)式を用い、前記(数1)式を時間領域に変換した電池モデルとして(数3)式を用いることを特徴とする二次電池の入出力可能電力推定装置。
    Figure 0004788307
    Figure 0004788307
    Figure 0004788307
    ただし、電流I、端子電圧V、開路電圧V、内部抵抗K、時定数T、T、ラプラス演算子s、電荷移動抵抗R 、純抵抗R 、電気二重層容量C
  2. 前記(数1)式を時間領域に変換した電池モデル前記(数3)式で算出される所定時間t後の端子電圧の推定値が予め定められた最大可能電圧Vmaxまたは最小可能電圧Vminに一致する方程式を立て、これを電流Iについて解くことで前記最大入力電流Iin_maxまたは最大出力電流Iout_maxを求めることを特徴とする請求項に記載の二次電池の入出力可能電力推定装置。
  3. 前記の推定した所定時間t後の端子電圧の推定値が、最大可能電圧Vmaxまたは最小可能電圧Vminの範囲を超えた場合には、範囲内になるまで電流Iに1以下の所定比率を順次乗算して補正した値を前記最大入力電流Iin_maxまたは最大出力電流Iout_maxとすることを特徴とする請求項に記載の二次電池の入出力可能電力推定装置。
  4. 前記の推定した所定時間t後の端子電圧の推定値が、最大可能電圧Vmaxまたは最小可能電圧Vminの範囲を超えた場合には、(数4)式で示すように、その超えた分に相当する電流値だけ電流Iを小さく補正した値を前記最大入力電流Iin_maxまたは最大出力電流Iout_maxとすることを特徴とする請求項に記載の二次電池の入出力可能電力推定装置。
    Figure 0004788307
    ただし、最大可能電圧Vmax、最小可能電圧Vmin
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