JP2007030671A - トルク伝達装置 - Google Patents

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【課題】 トルク伝達装置を構成する機構の容量変更等を容易にすることを可能とする。
【解決手段】 キャリヤ31内に収容支持されドライブピニオンシャフト37から一対の結合軸149,153へ協働作用によりトルク伝達を行うリヤデファレンシャル装置33,差動制限機構35を備え、キャリヤ31に、内部をアクスルシャフト7,9の軸心方向で区画する区画壁65を設け、リヤデファレンシャル装置33と差動制限機構35とをドライブピニオンシャフト37に対し結合軸149,153の軸心上で区画壁65を挟んで振り分け配置したことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、リヤデファレンシャル装置等として適用するトルク伝達装置に関する。
従来のトルク伝達装置として、ドライブピニオンシャフトからリヤデファレンシャル装置にトルクが伝達され、リヤデファレンシャル装置から左右の車軸側へ差動回転を許容しながらトルク伝達を行うものがある。このようなトルク伝達装置では、リヤデファレンシャル装置の差動を制限するために差動制限機構が設けられ、オフロード走行時等には、差動制限機構による差動制限により走破性等を向上させることができる。
しかし、前記差動制限機構は、リヤデファレンシャル装置に設けられる構造であるため、スペース的な制約等により容量の増大には相当の無理があった。また、差動制限機構を他の機構、例えばドライブピニオンシャフトからリヤデファレンシャル装置へ伝達するトルクの断続を行う断続機構に変更しようとする場合、スペース的な制約等により変更に無理があるという問題があった。
特開平9−144853号公報
解決しようとする問題点は、トルク伝達装置を構成する機構の容量変更、機構種変更等に無理が伴うという点である。
本発明は、トルク伝達装置を構成する機構の容量変更等を容易とするため、キャリヤに、内部を出力回転部材の軸心方向で区画する区画壁を設け、第1,第2の機構を、入力回転部材に対し出力回転部材の軸心上でキャリヤの一部である区画壁を挟んで振り分け配置したことを最も主要な特徴とする。
本発明のトルク伝達装置は、キャリヤに、内部を出力回転部材の軸心方向で区画する区画壁を設け、第1,第2の機構を、入力回転部材に対し出力回転部材の軸心上でキャリヤの一部である区画壁を挟んで振り分け配置したため、第1,第2の機構が相互にスペース的に制約するのを抑制し、容量変更、機構種変更を比較的容易に行わせることが可能となる。
前記第1の機構が、デファレンシャル装置であり、前記第2の機構が、クラッチ機構である場合は、デファレンシャル装置及びクラッチ機構の振り分け配置により、クラッチ機構がデファレンシャル装置によりスペース的に制約されるのを抑制し、クラッチ機構の容量増大及びクラッチ機構の種類変更を容易に行わせることができる。
前記クラッチ機構が、前記デファレンシャル装置の差動制限機構である場合は、差動制限機構の容量増大等を容易に行わせることができる。
前記第1の機構が、前記キャリヤ及び区画壁に回転自在に支持されたケースを備え、前記ケースの端部を、前記区画壁を貫通させて前記第2の機構側へ延設し、前記第2の機構の一端を、前記ケースの端部で支持する場合は、第2の機構の支持のために特別な支持壁を必要とせず、構造を簡易化することができる。
前記ケースと区画壁との間に、シールを設けた場合は、シールの支持構造を簡易化することができる。
前記区画壁に、前記第1,第2の機構の少なくとも一方へ作動液を供給するポンプを設けた場合は、ポンプを第1,第2の機構の少なくとも一方に近接して簡単に配置することができ、第1,第2の機構の少なくとも一方の潤滑性等を向上することができる。
トルク伝達装置を構成する機構の容量変更等を容易にするという目的を、協働作用によりトルク伝達を行う第1,第2の機構の振り分け配置により実現した。
図1〜図3は、本発明の実施例1に係り、図1は、四輪駆動車のスケルトン平面図、図2は、トルク伝達装置のスケルトン断面図、図3は、トルク伝達装置の断面図である。
図1のように、本発明の実施例1に係るトルク伝達装置1は、例えば後輪3,5側のアクスルシャフト7,9間に配置されている。トルク伝達装置1には、左右のアクスルシャフト7,9を介して左右の後輪3,5が連動連結されている。
前記トルク伝達装置1には、プロペラシャフト11のトルクが入力されるようになっている。プロペラシャフト11には、エンジン13からトランスミッション15、トランスファ17を介してトルク伝達が行われるようになっている。
前記トランスファ17には、後輪側の前記プロペラシャフト11が連動連結されると共に前輪側のプロペラシャフト19が連動連結されている。プロペラシャフト19には、フロントデファレンシャル装置21が連動連結され、フロントデファレンシャル装置21には、左右のアクスルシャフト23,25を介して左右の前輪27,29が連動連結されている。
従って、エンジン13から出力されたトルクは、トランスミッション15からトランスファ17へ伝達される。トランスファ17の断続機構が例えば接続状態であるとき、トランスファ17から、一方では後輪側のプロペラシャフト11へトルクが出力され、他方では前輪側のプロペラシャフト19へトルクが出力される。
前記後輪側のプロペラシャフト11からは、トルク伝達装置1へトルク入力が行われ、トルク伝達装置1から左右のアクスルシャフト5,7を介して左右の後輪9,11へトルク伝達が行われる。
前記前輪側のプロペラシャフト19からは、フロントデファレンシャル装置21へトルク入力が行われ、フロントデファレンシャル装置21から左右のアクスルシャフト23,25を介して左右の前輪27,29へトルク伝達が行われる。
従って、左右の前輪27,29及び左右の後輪3,5によって、四輪駆動状態で走行することができる。
前記トランスファ17の断続機構が切断状態であるとき、トランスミッション15から、例えば後輪側のプロペラシャフト11側へのみトルク出力が行われ、後輪3,5による二輪駆動状態で走行することができる。
図2,図3のように、前記トルク伝達装置1は、キャリヤ31内にリヤデファレンシャル装置33及び差動制限機構35が収容支持されている。リヤデファレンシャル装置33及び差動制限機構35は、協働作用によってドライブピニオンシャフト37から一対のアクスルシャフト7,9へトルク伝達を行うものである。前記ドライブピニオンシャフト37は、前記プロペラシャフト11に連結され、プロペラシャフト11からトルクが入力されるようになっている。
従って、キャリヤ31内に収容支持され入力回転部材(ドライブピニオンシャフト37)から一対の出力回転部材(アクスルシャフト7,9)へ協働作用によりトルク伝達を行う第1,第2の機構(リヤデファレンシャル装置33、差動制限機構35)を備えた構成となっている。
前記キャリヤ31は、前記ドライブピニオンシャフト37の回転軸心に対して略線対称に形成され、キャリヤセンター部39及び左右のキャリヤカバー部41,43からなっている。前記キャリヤセンター部39は、センター区画部45及び入力部48からなっている。キャリヤセンター部39の入力側には、入力部48がボルト83で固定され、前記ドライブピニオンシャフト37が回転自在に支持されている。前記キャリヤカバー部41,43は、前記キャリヤセンター部39のセンター区画部45両側に着脱自在に取り付けられている。キャリヤセンター部39のセンター区画部45及びキャリヤカバー部41,43間に、前記リヤデファレンシャル装置33と差動制限機構35とを各別に収容する空間49,51が形成されている。
従って、前記キャリヤ31は、前記入力回転部材(ドライブピニオンシャフト37)を回転自在に支持するキャリヤセンター部39と、該キャリヤセンター部39の両側に着脱自在に取り付けられ前記第1、第2の機構(リヤデファレンシャル装置33、差動制限機構35)を各別に収容する空間49,51をキャリヤセンター部39との間に形成する一対のキャリヤカバー部41,43と入力部48とからなっている。
前記センター区画部45は、全体が略円筒形状に形成され、前端に嵌合口53を備えた取付座55が設けられ、左右両側に嵌合口57,59を備えた取付座61,63が設けられている。センター区画部45の左右方向略中央には、区画壁65が設けられている。区画壁65は、前記リヤデファレンシャル装置33、差動制限機構35間を区画するものである。すなわち、キャリヤ31に、内部を前記出力回転部材(アクスルシャフト7,9)の軸心方向で区画する区画壁65を設け、リヤデファレンシャル装置33、差動制限機構35を、前記ドライブピニオンシャフト37に対し前記アクスルシャフト7,9の軸心上で前記区画壁65を挟んで振り分け配置した構成となっている。
前記区画壁65は、ドライブピニオンシャフト37側においてドライブピニオンギヤ67を避けており、ドライブピニオンギヤ67の半周を迂回するように迂回壁69を備えている。
前記区画壁65には軸支持部71が一体に設けられている。軸支持部71には、軸受支持部73と、シール支持部75とが設けられている。軸受支持部73の内径は、シール支持部75の内径よりも大径に形成され、後述するデフケース115の結合中空軸部125を挿入し易くし、且つテーパーローラーベアリング123及びシール160,162を配置し易くしている。
前記区画壁65の左右両側には、前記軸支持部71の外周囲に軸方向の凹部72,74が設けられている。凹部72,74は、周方向にほぼ連続的に設けられ、それぞれ所定間隔でリブ76,78が設けられている。凹部72,74は、キャリヤ31の底部側において液溜部を構成する。液溜部となる凹部72,74は、それぞれリヤデファレンシャル装置33、差動制限機構35を潤滑する潤滑剤を溜めるためのものである。
従って、キャリヤ31に、液溜部(凹部72,74)を設けた構成となっている。
前記入力部48は、前記嵌合口53に嵌合する嵌合筒部77を備え、嵌合筒部77の基部側周囲に結合フランジ部79が設けられている。嵌合筒部77が前記嵌合口53にシール81を介して嵌合するように取り付けられ、結合フランジ部79が取付座55に突き当てられ、ボルト83によって締結固定されている。
前記入力部48に、前記ドライブピニオンシャフト37が一対のテーパーローラーベアリング85,87を介して回転自在に支持されている。テーパーローラーベアリング85,87間にはスペーサ89が介設されている。
前記ドライブピニオンシャフト37の端部にはフランジ部材91がスプライン結合され、ナット93で締結されている。ナット93の締結により、テーパーローラーベアリング85,87にプリロードが付与されている。フランジ部材91と入力部48の端部間には、シール95が介設され、シール95の外側においてフランジ部材91にダストカバー97が設けられている。なお、前記フランジ部材91は、前記プロペラシャフト11にユニバーサルジョイントを介して結合される。
前記キャリヤカバー部41,43は、略対称形状に形成されている。キャリヤカバー部41には、嵌合筒部99が設けられ、嵌合筒部99の基部側周囲に結合フランジ部101が設けられている。嵌合筒部99は、センター区画部45の嵌合口57にシール103を介して嵌合するように取り付けられ、結合フランジ部101が取付座61に突き当てられ、周方向所定箇所で複数本のボルト120により締結固定されている。また、キャリヤカバー部41には、軸受支持部105が設けられている。
前記キャリヤカバー部43にも、キャリヤカバー部41と同様に嵌合筒部107、結合フランジ部109が設けられ、嵌合筒部107がセンター区画部45の嵌合口59にシール111を介して嵌合するように取り付けられ、結合フランジ部109が取付座63に周方向所定箇所で複数本のボルト120により締結固定されている。また、キャリヤカバー部43には、嵌合部113が設けられている。嵌合部113は、電磁カップリングで構成した前記差動制限機構35の電磁石197を軸方向に位置調整可能に嵌合支持するものである。
従って、キャリヤ31に差動制限機構35のアクチュエータ197を軸方向に位置調整可能に嵌合支持する嵌合部113を設けた構成となっている。
前記リヤデファレンシャル装置33は、前記空間49内に配置され、外殻を形成するデフケース115の左右ボス部117,119がテーパーローラーベアリング121,123によって、軸受支持部105,73に回転自在に支持されている。従って、第1の機構(リヤデファレンシャル装置33)は、前記キャリヤ31に回転自在に支持されたケース(デフケース115)を備えた構成となっている。デフケース115には、潤滑用の開口126,128が設けられている。
潤滑用の前記開口126が設けられた前記ボス部117には、内周面に潤滑用の螺旋溝124が設けられている。ボス部119には、結合中空軸部125が延長して一体に設けられている。結合中空軸部125は、軸支持部71を貫通して、空間51側に延出している。
従って、ケース(デフケース115)の端部(結合中空軸部125)を、前記区画壁65を貫通させて前記第2の機構(差動制限機構35)側へ延設した構成となっている。
前記結合中空軸部125は、ボス部119よりも小径に形成され、且つ空間51側の先端に向かって段付き状に小径に形成されている。結合中空軸部125と軸支持部71のシール支持部75との間には、シール160,162が背面合わせで介設されている。
従って、ケース(デフケース115)と区画壁65との間に、シール160,162を設けた構成となっている。
前記デフケース115のフランジ部127には、リングギヤ129がボルト131によって締結固定されている。リングギヤ129は、前記ドライブピニオンギヤ67に噛み合っている。
前記デフケース115内には、ピニオンシャフト133によってピニオンギヤ135が回転自在に支持されている。ピニオンギヤ135には、左右サイドギヤ137,139が噛み合っている。サイドギヤ137,139の背面及びデフケース115の軸方向間には、ワッシャ145,147が介設されている。
前記サイドギヤ137には、アクスルシャフト7の結合軸149の一端部がスプライン結合されている。結合軸149は、前記キャリヤカバー部41側から挿入されている。結合軸149は、キャリヤカバー部41側から挿入できるようにサイドギヤ137のスプライン結合部に向かって漸次小径となる段付き状に形成されている。結合軸149には、フランジ部151が設けられ、フランジ部151はアクスルシャフト7の本体側に等速ジョイントを介して結合されている。
前記サイドギヤ139には、アクスルシャフト9の結合軸153の一端部がスプライン結合されている。サイドギヤ139には、結合軸153の端部において、シール155が嵌め込まれ、サイドギヤ139のボス部157とデフケース115のボス部119との間には、シール159が介設されている。
前記結合軸153は、前記結合軸149よりも長く形成され、前記キャリヤカバー部43側から挿入されている。結合軸153は、キャリヤカバー部43側から挿入できるようにサイドギヤ139のスプライン結合部に向かって漸次小径となる段付き状に形成されている。結合軸153には、フランジ部161が設けられ、フランジ部161はアクスルシャフト9の本体側に等速ジョイントを介して結合されている。
前記結合軸149及びキャリヤカバー部41間、前記結合軸153及びキャリヤカバー部43間に、シール163,165がそれぞれ介設されている。シール163,165の外側に隣接して、結合軸149,153にダストカバー167,169が取り付けられている。
図2〜図3のように、前記差動制限機構35は、例えばカップリングのアクチュエータとして電磁ソレノイドを用いた電磁カップリングで構成されたクラッチ機構であり、前記リヤデファレンシャル装置33の差動制限機構となっている。差動制限機構35は、デフケース115及び結合軸153間の差動制限をする構成となっている。
従って、クラッチ機構(差動制限機構35)は、デフケース115及び出力回転部材(アクスルシャフト9)間の差動制限をする構成となっている。
前記差動制限機構35は、カップリングケース171を備えている。前記カップリングケース171は、一端側ボス部185が、前記デフケース115の結合中空軸部125端部にスプライン係合されている。
従って、前記第2の機構(差動制限機構35)の一端を、前記ケース(デフケース115)の端部(結合中空軸部125)で支持する構成となっている。
前記ボス部185の内周面には、軸方向に貫通する凹部186が周方向に所定間隔で複数本設けられている。差動制限機構35と前記結合中空軸部125との間には、スペーサ196が介設されている。
前記アクチュエータ197は、前記キャリヤカバー部43の嵌合部113に嵌合支持されている。アクチュエータ197の端部内周には、軸受係合用の突部198が周回状に設けられている。アクチュエータ197の内周と、前記結合軸153の外周との間には、ボールベアリング201が介設されている。アクチュエータ197の内周に、ストッパ202が設けられている。ボールベアリング201のアウターレースに、前記突部198及びストッパ202が両側から係合している。アクチュエータ197は、キャリヤカバー部43側に回転不能に係合し、車体側の電源及びコントローラに対して、ハーネスを介し電気的に接続されている。
差動制限機構35には、ポンプ215が備えら、出力回転部材である結合軸153に対して同軸心状に配置されている。ポンプ215は、前記区画壁65に設けられたもので、ポンプカバー173がボルト175により区画壁65の軸支持部71に締結されている。ポンプ215は、例えばギヤポンプであり、カップリングケース171のボス部185に噛み合い、カップリングケース171の回転により駆動されるようになっている。
従って、区画壁65に、前記第1,第2の機構(リヤデファレンシャル装置33、差動制限機構35)の少なくとも一方(本実施例では第2の機構である差動制限機構35)へ作動液(差動制限機構35を潤滑するための潤滑オイル)を供給するポンプを設けた構成となっている。
前記ポンプ215の吸込口217側は、所定の通路及びストレーナを介して液溜部225に連通している。前記液溜部225は、前記のように、凹部74によって一部が構成され、その他の部分は、キャリヤカバー部43側によって構成されている。
前記ポンプ215の吐出口227は、前記ポンプケース173によって形成されている。吐出口227は、ポンプケース173及びカップリングケース本体部181のボス部185を貫通する通路233によって、前記凹部186に連通している。
前記空間49,51は、本実施例において、異なる潤滑環境に区画形成されている。この区画形成は、前記キャリヤ31のセンター区画部45において、軸支持部71とデフケース115の結合中空軸部125間に前記シール160,162を備え、サイドギヤ139の内外周に前記シール155,159を備えることで行われている。すなわち、キャリヤ31及び出力回転部材(結合軸153)間を区画している。
前記空間49側の潤滑環境には、潤滑剤として、例えばギヤオイルが収容され、空間51側の潤滑環境には、潤滑剤として、例えば、トランスミッションオイルが収容されている。
前記差動制限機構35は、前記アクチュエータ197への通電制御に起因して動作し、例えば、締結力に応じてカップリングケース171及び結合軸153間の相対回転を制限する。前記アクチュエータ197への制御が停止されると、カップリングケース171及び結合軸153間の相対回転が自由となる。
前記ドライブピニオンシャフト37にトルクが入力されると、ドライブピニオンギヤ67、リングギヤ129を介して、デフケース115にトルク入力が行われる。デフケース115からは、ピニオンシャフト133、ピニオンギヤ135を介して、サイドギヤ137,139に等しくトルク伝達が行われる。ピニオンギヤ137,139からは、左右アクスルシャフト7,9の結合軸149,153にトルク出力が行われ、左右アクスルシャフト7,9から左右後輪3,5へトルク伝達が行われる。
左右後輪3,5間に差動回転を生じると、左右アクスルシャフト7,9の結合軸149,153間に差動回転を生じ、この差動回転が左右サイドギヤ137,139を介して、ピニオンギヤ135に伝達され、ピニオンギヤ135の自転によって差動回転が許容される。
従って、デフケース115から左右アクスルシャフト7,9へ差動回転を許容しながら、トルク伝達を行うことができる。
悪路走行などにおいては、前記のように、アクチュエータ197によりクラッチの締結力を制御すると差動制限機構35を介してデフケース115、結合軸153間の相対回転を制限することができる。この相対回転の制限によって、結合軸149,153間の差動回転が制限され、左右後輪3,5間の差動制限を行うことができる。
前記リヤデファレンシャル装置33は、空間49側においてドライブピニオンギヤ67等と共にギヤオイルの潤滑環境にある。すなわち、デフケース115、リングギヤ129の回転によって飛散するギヤオイルが、デフケース115の開口126,128からデフケース115内部に浸入し、サイドギヤ137,139、ピニオンギヤ135などを潤滑する。
差動回転時には、螺旋溝124を介して空間49内のギヤオイルがデフケース115内へ流入し、デフケース115内部が充分に潤滑される。
前記差動制限機構35は、空間51内において、トランスミッションオイルによる潤滑環境となっている。従って、カップリングケース171が回転すると、ポンプ215が作動し、液溜部225からストレーナ、通路、吸込口217へと空間51内のトランスミッションオイルが吸い込まれる。
前記ポンプ215に吸い込まれたトランスミッションオイルは、吐出口227から通路233、凹部186を通って差動制限機構35に至る。従って、差動制限機構35がトランスミッションオイルにより強制潤滑される。
差動制限機構35潤滑後のオイルは、カップリングケース171外へ排出され、この排出されたオイルは、ボールベアリング201なども潤滑する。
トルク伝達装置1の組付けは、例えば次の手順で行われる。組み付け前、キャリヤ31は、センター区画部45、回転入力部48、及びキャリヤカバー部41,43に分離されている。この状態において、回転入力部48には、テーパーローラーベアリング85,87を介して、ドライブピニオンシャフト37などを支持する。この回転入力部48をセンター区画部45の嵌合口53に取り付け、ボルト83の締結によって、センター区画部45に回転入力部48を組み付ける。
リヤデファレンシャル装置33は、テーパーローラーベアリング123を介して、軸受支持部73に回転自在に支持させる。このときシール160,162も取り付けられる。テーパーローラーベアリング121を介して取り付けたキャリヤカバー部41をセンター区画部45の嵌合口57に取り付け、ボルトによって締結固定する。
差動制限機構部35側では、軸支持部71に対しポンプ215を組付け、各部材を組み込んだカップリングケース171をデフケース115の結合中空軸部125にスプライン結合する。
キャリヤカバー部43に対しては、嵌合部113にアクチュエータ197を嵌合させて組付け、アクチュエータ197の内周にボールベアリング201を組付ける。このキャリヤカバー部43を嵌合口59に取り付け、ボルト121によって締結固定する。
最後に、結合軸149をキャリヤカバー部41の端部から挿入し、結合軸153をキャリヤカバー部43の端部から挿入して、図3のように組み付ける。
差動制限機構35の容量増大あるいは修理などの際には、キャリヤカバー部43を前記とは逆の手順で取り外すことにより行うことができる。従って、差動制限機構35の容量増大が極めて容易である。
差動制限機構35を他の種類のものに変更しても、デフケース115等に同様に結合できるものであれば容易に組み付けることができる。差動制限機構35の容量変更によって、アクチュエータ197の軸方向位置が異なるときには、嵌合部113に対する軸方向での嵌合位置を調整することによって容易に対応することが可能である。
アクチュエータ197が嵌合部113に対し、例えば図3の左側へ移動するときには、アクチュエータ197とキャリヤカバー部43の軸方向間に隙間ができることになる。このときは、隙間にスペーサを介在させることによって容易に対応することが可能である。
前記デファレンシャル装置33に結合する左右アクスルシャフト7,9の結合軸149,153は、長さが異なっているため、アクスルシャフト9の捻れトルクがアクスルシャフト7の捻れトルクよりも低くなる。このため、差動回転時にサイドギヤ137,139間に異なるトルクが働き、サイドギヤ137,139がデフケース115に対し直接摺動回転すると、サイドギヤ137,139及びデフケース115間で発生する摩擦力に差を生じ、結果的に左右後輪3,5への出力トルクに差を生じる。
この場合、デフケース115及び両サイドギヤ137,139間に、前記のようにワッシャ145,147が介設されているため、デフケース115及びサイドギヤ137,139間で摩擦力の発生が抑制され、該摩擦力によるサイドギヤ137,139間の差動制限力の片効きを抑制することができる。結果的に左右後輪3,5への出力トルクの差を抑制することができる。
また、ワッシャ145,147の径を調整することによって、差動制限力の調整を行うことが可能である。サイドギヤ137,139背面に複数枚のワッシャを配置できるようにして調整し、トルク差を抑制することも可能である。
前記結合軸149,153の長さの相違による出力トルクの差は、差動制限機構35の差動制限力の調整によって補うこともできる。
前記結合軸149,153の長さの相違による出力トルクの相違を、結合軸149,153のフランジ部151,161側基部の外径を調整することによって抑制することもできる。例えば、フランジ部161側基部の外径をフランジ部151側基部の外径よりも太く形成することでフランジ部151,161で等しい捩れトルクを得るようにし、結合軸149,153の長さの相違による出力トルク差を抑制することができる。
前記結合軸149,153の長さの相違に対して、長さの長い結合軸153を分断して中間軸を設け、フランジ部151,161に対する捩れ剛性を等しく調整することも可能である。
前記ドライブピニオンシャフト37を回転自在に支持するテーパーローラーベアリング85,87をユニットベアリングとすることによって、プリロード調整を不要にすることができる。
前記キャリヤ31に冷却性を向上させるリブを設けることもできる。
前記空間51内の油温を検出してフィードバック制御し、例えば油温が高くなったときにアクチュエータ197の制御マップを変更する等、油温に応じた制御を行わせることもできる。
前記センター区画部45において、区画壁65側をスチールで形成し、軸支持部71側をアルミ合金等によって形成することもできる。この場合、異種材料で形成された区画壁65及び軸支持部71を摩擦溶接などによって結合することができる。
前記ポンプ215を、リヤデファレンシャル装置33側のみ、あるいはリヤデファレンシャル装置33側及び差動制限機構35側の双方を潤滑するように一対設ける構成にすることもできる。
前記ポンプ215は、潤滑以外に動作制御用の制御液体を作動液として供給する構成にすることもできる。例えば、差動制限機構35が、油圧によりクラッチを締結する構成とし、クラッチを締結するピストンに締結制御用の液圧(油圧等)を付与する構成にすることもできる。
以上のように、本実施例のトルク伝達装置1は、キャリヤ31に、内部を前記アクスルシャフト7,9の軸心方向で区画する区画壁65を設け、前記リヤデファレンシャル装置33,差動制限機構35を、前記ドライブピニオンシャフト37に対し前記アクスルシャフト7,9の軸心上で前記区画壁65を挟んで振り分け配置したため、リヤデファレンシャル装置33,差動制限機構35が相互にスペース的に制約するのを抑制し、容量変更、機構種変更を比較的容易に行わせることが可能となる。
前記キャリヤ31に、リヤデファレンシャル装置33,差動制限機構35が振り分け配置されているため、前記リヤデファレンシャル装置33,差動制限機構35の異なる潤滑環境を容易に区画形成することができる。
前記潤滑環境の区画形成を、前記キャリヤ31及び結合軸153間を区画することにより行ない、簡単な区画壁65により区画を容易に行うことができる。
前記リヤデファレンシャル装置33が、前記キャリヤ31及び区画壁65に回転自在に支持されたデフケース115を備え、前記デフケース115の結合中空軸部125の端部を、前記区画壁65を貫通させて前記差動制限機構35側へ延設し、前記差動制限機構35の一端を、前記デフケース115の結合中空軸部125端部で支持ずるため、差動制限機構35の支持のために特別な支持壁を必要とせず、構造を簡易化することができる。
前記デフケース115と区画壁65との間に、シール160,162を設けたため、シール160,162の支持構造を簡易化することができる。
前記区画壁65に、前記差動制限機構35へ潤滑オイルを供給するポンプ215を設けたため、ポンプ215を差動制限機構35に近接して簡単に配置することができ、差動制限機構35の潤滑性を向上することができる。
前記ポンプ215が、前記結合軸153に対して同軸芯状に配置されているため、ポンプ215をリヤデファレンシャル装置33,差動制限機構35間に配置する等、ポンプの配置を確実且つ容易に行わせることができる。
前記ポンプ215が、差動制限機構35を潤滑するための潤滑オイルを供給するために、ポンプ215と差動制限機構35との間の潤滑オイルの通路及び通路となる凹部186を容易に形成することができる。
前記リヤデファレンシャル装置33,差動制限機構35の振り分け配置によりキャリヤ31の底部に、前記ポンプ215の吸い込みを行う液溜部225を容易に配置することができる。
前記キャリヤ31に、前記リヤデファレンシャル装置33,差動制限機構35間を区画するための区画壁65を設けたため、リヤデファレンシャル装置33,差動制限機構35の振り分け配置と区画壁65とにより、リヤデファレンシャル装置33,差動制限機構35を容易に区画配置することができる。また、区画壁65の構造を簡単にすることができる。
前記キャリヤ31が、キャリヤセンター部39と一対のキャリヤカバー部41,43とからなるため、キャリヤセンター部39及び一対のキャリヤカバー部41,43によりリヤデファレンシャル装置33,差動制限機構35を各別に収容する空間49,51を容易に形成することができる。
図4は、実施例2に係るトルク伝達装置1Aのスケルトン断面図である。基本的な構成は実施例1と同様であり、実施例1と共通又は対応する構成部分には同符号または同符号にAを付し、主に相違点を説明する。
図4のように、本実施例のトルク伝達装置1Aでは、リヤデファレンシャル装置33Aと、差動制限機構35Aとの配置を左右逆配置としたものである。従って、空間49側に差動制限機構35Aが配置され、空間51側にリヤデファレンシャル装置33Aが配置されている。また、空間49内には、作動液である潤滑オイルとして、トランスミッションオイルが収容され、空間51内にはギヤオイルが収容されている。
リングギヤ129Aは、差動制限機構35Aのカップリングケース171Aに取り付けられている。
従って、ドライブピニオンシャフト37に入力されたトルクは、ドライブピニオンギヤ67、リングギヤ129Aを介して、カップリングケース171に伝達される。カップリングケース171Aから結合中空軸部125Aを介して、リヤデファレンシャル装置33Aのデフケース115にトルク伝達が行われ、リヤデファレンシャル装置33Aから左右結合軸149,153へトルク伝達が行われる。
アクチュエータ197によって差動制限機構35Aは、カップリングケース171Aと結合軸149との間が締結制御される。この締結制御によりリヤデファレンシャル装置33Aのデフケース115Aと結合軸149との間の差動制限が行われ、左右後輪3,5の差動回転が制限される。
従って、本実施例でも実施例1とほぼ同様な作用効果を奏することができる。 また、本実施例では、リヤデファレンシャル装置33Aと差動制限機構35Aとの左右位置を変更することによって、車両の仕様変更にも容易に対応することができる。
図5は、本発明の実施例3に係り、トルク伝達装置のスケルトン断面図である。なお、基本的な構成は実施例1と同様であり、実施例1と共通または対応する構成部分には同符号または同符号にBを付して説明する。
本実施例では、実施例1がデフケース115と結合軸153との間の差動制限を行う、いわゆるシャフト−ハウジングタイプであるのに対し、本実施例は、結合軸149B,153B間の差動制限を行う、いわゆるシャフト−シャフトタイプとしたものである。
従って、デフケース115の結合中空軸部125は、差動制限機構33のカップリングケース171には結合されず、カップリングケース171に結合中空軸部235を設けてサイドギヤ139に結合すると共に、カップリングケース171を結合軸153Bに結合している。
また、差動制限機構35は、結合軸149B側に結合されている。結合中空軸部235と結合軸149Bとの間には、シール237が介設されている。
そして、アクチュエータ197によるクラッチ締結制御によって差動制限機構33により結合軸149B,153B間の差動回転を直接制限することができる。
従って、本実施例でも実施例1とほぼ同様な作用効果を奏することができる。 また、本実施例では、差動制限をシャフト−シャフトタイプとしたため、左右後輪3,5の差動制限をより直接的に行うことができる。
四輪駆動車のスケルトン平面図である(実施例1)。 トルク伝達装置のスケルトン断面図である(実施例1)。 トルク伝達装置の断面図である(実施例1)。 トルク伝達装置のスケルトン平面図である(実施例2)。 トルク伝達装置のスケルトン断面図である(実施例3)。
符号の説明
1,1A,1B トルク伝達装置
7,9 アクスルシャフト(出力回転部材)
33,33A リヤデファレンシャル装置(第1の機構、デファレンシャル装置)
35,35A 差動制限機構(第2の機構、クラッチ機構)
31 キャリヤ
37 ドライブピニオンシャフト(入力回転部材)
49,51 空間
65 区画壁
72,74 凹部(液溜部)
113 嵌合部
115 デフケース
215 ポンプ
225 液溜部

Claims (6)

  1. キャリヤ内に収容支持され入力回転部材から一対の出力回転部材へ協働作用によりトルク伝達を行う第1,第2の機構を備え、
    前記キャリヤに、内部を前記出力回転部材の軸心方向で区画する区画壁を設け、
    前記第1,第2の機構を、前記入力回転部材に対し前記出力回転部材の軸心上で前記区画壁を挟んで振り分け配置した
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  2. 請求項1記載のトルク伝達装置であって、
    前記第1の機構は、デファレンシャル装置であり、
    前記第2の機構は、クラッチ機構である
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  3. 請求項2記載のトルク伝達装置であって、
    前記クラッチ機構は、前記デファレンシャル装置の差動制限機構である
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のトルク伝達装置であって、
    前記第1の機構は、前記キャリヤに回転自在に支持されたケースを備え、
    前記ケースの端部を、前記区画壁を貫通させて前記第2の機構側へ延設し、
    前記第2の機構の一端を、前記ケースの端部で支持する
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  5. 請求項4記載のトルク伝達装置であって、
    前記ケースと区画壁との間に、シールを設けた
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  6. 請求項4又は5記載のトルク伝達装置であって、
    前記区画壁に、前記第1,第2の機構の少なくとも一方へ作動液を供給するポンプを設けた
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
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