JP2010127422A - 左右駆動力配分装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】左右輪回転軸に近接して配設された被潤滑装置に簡易な構成で潤滑油を供給可能にする。
【解決手段】左右駆動力配分装置の本体ケース30内に、一端が差動制限機構部38の半径方向外方に面して本体ケース30の内壁に開口し、差動制限機構部38の側壁を覆う側壁部50内を通過して、他端が左後輪回転軸24が貫通する軸孔の縁部に開口する潤滑油導入路120を形成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、左右駆動力配分装置に係り、詳しくはエンジン等の駆動力源からの駆動力を車両の運転状態に応じて左右輪へ適正に配分する技術に関する。
近年、車両の旋回走行時等に左右輪間で駆動力差を調整することで、当該車両の安定性の向上や、駆動力を向上する装置が開発されている。
このような装置として具体的には、エンジンの駆動力が伝達される入力部から、左右輪の回転差を許容しつつ当該左右輪の回転軸に駆動力を伝達する差動機構と、左右駆動輪のスリップを抑制するために、左右輪間の駆動力差を制限する差動制限機構とを備えた左右駆動力配分装置が知られている。
更に、差動機構及び差動制限機構を別体構造にしたケース内に軸方向に並べて収納し、ケース内に潤滑油を封入することで、回転する差動機構及び差動制限機構を潤滑する技術が開示されている(特許文献1)。
特開2007−30671号公報
上記特許文献1のように、差動機構と差動制限機構とを別体構造のケース内に軸方向に並べて収納すると、差動制限装置、具体的にはクラッチのディスク径を比較的大きくできるので、差動制限装置、延いては左右駆動力配分装置全体の軸方向の寸法を抑えることができる。また、差動機構と差動制限機構との間の隔壁により差動制限機構のクラッチの押しつけ力とプロペラシャフト(入力軸)先端のドライブギヤ(ハイポイドギヤ)の反力とを支持することができるので、簡易な構造でクラッチの押しつけ力がドライブギヤへ及ぼす影響を抑制することができ、ドライブギヤの耐久性を向上させることができる。
このように差動機構と差動制限機構との間の隔壁によりクラッチの押しつけ力とドライブギヤの反力を支持するには、ドライブギヤと供に回転する可動部と隔壁との間に軸受けを設ける必要がある。
しかしながら、この軸受けは、差動機構、差動制限機構及び隔壁に囲まれ、左右輪回転軸に近接して配置されるので、潤滑油の廻りが悪く耐久性が低下する虞がある。
このような問題点に対し、ケース内に潤滑油を多く封入して対応する方法があるが、潤滑油の撹拌抵抗が増加し、燃費が悪化する虞がある。また、圧送ポンプを設けるとともに、左右輪回転軸内に供給路を設け、この供給路を介して給油する方法も考えられるが、圧送ポンプ追加による左右駆動力配分装置全体の寸法増加やコスト増加を招いてしまう。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、左右輪回転軸に近接して配設された軸受け等の被潤滑装置に簡易な構成で潤滑油を供給可能にする左右駆動力配分装置を提供することにある。
上記した目的を達成するために、請求項1の左右駆動力配分装置では、車両の駆動源からの駆動力を該車両の運転状態に応じて左右輪回転軸へ配分する左右駆動力配分装置であって、駆動源からの駆動力を、車両の左右輪回転軸の回転差を許容しつつ、該左右輪回転軸に伝達可能な差動手段と、差動手段に対して左右輪回転軸の軸線と同軸上に配置されるとともに、差動手段に制限トルクを作用させ左右輪回転軸の回転差を制限可能な差動制限手段と、差動制限手段及び前記差動手段を収納し、差動制限手段の側方を覆う側壁部に左右輪回転軸が貫通可能な軸孔を有するとともに、差動手段を収納する一領域側と差動制限手段を収納する他領域側とを区画する隔壁部を有し、内部に潤滑油が封入された本体ケースと、を備え、一端が差動制限手段の半径方向外方に面して本体ケースの内壁に開口し、側壁部内を通過して、他端が軸孔の縁部に開口する潤滑油導入路が本体ケースに形成されたことを特徴とする。
請求項2の左右駆動力配分装置では、請求項1において、差動制限手段は、左右輪回転軸にスプライン嵌合して支持され、左右輪回転軸の外周に沿って軸方向に延びる連通路が形成されるように、スプライン嵌合の歯の一部が欠けていることを特徴とする。
請求項3の左右駆動力配分装置では、請求項2において、隔壁部に左右輪回転軸が貫通する軸孔に軸受けが挿入され、潤滑油導入路及び連通路は、軸受けに潤滑油を導入することを特徴とする。
上記手段を用いる本発明の請求項1の左右駆動力配分装置によれば、差動制限手段が回転することで本体ケース内に封入されている潤滑油が跳ね上げられ、開口部から潤滑油導入路に潤滑油が侵入する。そして、潤滑油は潤滑油導入路を通過して、左右輪回転軸に近接した位置に導入されるので、本体ケース内に左右輪回転軸に近接して配設された軸受け等の被潤滑装置に潤滑油を供給することができる。したがって、本体ケース内に潤滑油を多く封入したり潤滑油供給用の圧送ポンプを新たに設けたりすることなく簡易な構成で被潤滑装置を潤滑可能となり、燃費の悪化を防止するとともに、左右駆動力配分装置全体の寸法やコストの増加を抑制することができる。
請求項2の左右駆動力配分装置によれば、本体ケース内で左右輪回転軸に差動制限手段がスプライン嵌合して支持されていても、連通路により潤滑油を左右輪回転軸に沿って軸方向に通過させることができる。したがって、被潤滑装置が差動制限手段よりも内側に配置されていても、潤滑油導入路から連通路を介して潤滑油を供給することができる。
請求項3の左右駆動力配分装置によれば、差動手段と差動制限手段に挟まれ、かつ左右輪回転軸に近接して配置された軸受けに、潤滑油導入路及び連通路を介して潤滑油が供給可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1乃至図3を参照すると、図1には本発明に係る左右駆動力配分装置を備えた車両の全体構成図、図2には左右駆動力配分装置の断面図、図3には左右駆動力配分装置を模式的に示した構成図がそれぞれ示されている。
図1に示すように、車両1は、車体前部に搭載された駆動源としてのエンジン2、当該エンジン2の一側に連結されたトランスミッション4、当該トランスミッション4と連結され前輪側及び後輪側に駆動力を分配するセンタデフ6、当該センタデフ6により前輪側に分配された駆動力を左前輪8及び右前輪10のそれぞれの回転軸12、14に分配するフロントデフ16、センタデフ6により後輪側に分配された駆動力を後輪側へと伝達するプロペラシャフト18、並びに当該プロペラシャフト18の一端と接続され左後輪20及び右後輪22のそれぞれの回転軸24、26(左右輪回転軸)に車両1の運転状態に応じて駆動力を配分する左右駆動力配分装置28とから構成された四輪駆動車である。
上記エンジン2、トランスミッション4、センタデフ6、フロントデフ16は公知のものであり、以下、本発明に係る左右駆動力配分装置28について詳しく説明する。
当該左右駆動力配分装置28は、本体ケース30内に、上記プロペラシャフト18の一端側をなす入力部32、当該入力部32と接続され左後輪回転軸24及び右後輪回転軸26上に配設された差動機構部34(差動手段)、右後輪回転軸26上に配設された左右駆動力調整機構部36、及び左後輪回転軸24上に配設された差動制限機構部38(差動制限手段)が収納されて構成されている。
本体ケース30は、入力部32を収納する入力ケース部40、当該入力ケース部40と連結されているとともに差動機構部34と左右駆動力調整機構部36とを区画する中央壁部42、右隔壁部44を介装させつつ中央壁部42とともに左右駆動力調整機構部36を収納する右側壁部46、中央壁部42とともに差動機構部34を収納し且つ差動機構部34と差動制限部38とを区画する左隔壁部48、当該左隔壁部48とともに差動制限機構部38を収納する左側壁部50とから構成されている。
右側壁部46、左隔壁部48、左側壁部50は、それぞれ中央壁部42側に開口し且つ左右輪20、22の回転軸24、26等が貫通可能な孔を有した略椀形状をなしている。
また、中央壁部42及び右隔壁部44においても中心部分に上記回転軸24、26等が貫通可能な孔が形成されている。そして、これら各壁部42、44、46、48、50の各孔部分において、左後輪回転軸24や右後輪回転軸26等の各軸部材が軸受け等を介して回転自在に軸支されている。
左隔壁部48の中心部分の孔には、軸受け49が設けられている。軸受け49は、左隔壁部48と後述する差動機構部34のデフケース54との間に設けられ、差動機構部34を回転自在に軸支する。
左側壁部50の中心部分の孔には、軸受け51が設けられている。軸受け51は、左側壁部50と後述する差動制限機構部38の差動制限用クラッチハウジング106との間に設けられ、差動制限機構部38を回転自在に軸支する。
中央壁部42は、孔部分にオイルシール部材42a、42bが配設されており、差動機構部34側と左右駆動力調整機構部36側とを液密に区画するものである。
そして、当該本体ケース30内において、液密に区画された差動機構部34側、即ち入力部32、差動機構部34、差動制限機構部38が収納されている一領域内と、左右駆動力調整機構部36側の他領域内には、それぞれ異なった種類の潤滑油が貯留されている。
また、左隔壁部48においては、内周面に左右後輪22、26の回転軸24、26の軸線方向(以下単に回転軸方向という)且つ軸径方向、即ち当該回転軸24、26に対して放射状に板状のリブ部48aが複数形成されている。なお、当該リブ部48aは差動機構部34とは所定の間隔を有しており、当該差動機構部34と直接干渉しないよう位置している。
以下、当該本体ケース30内に収納されている各部の具体的な構成について説明する。
入力部32には、先端にドライブギヤ32aが設けられており、当該ドライブギヤ32aが差動機構部34のクラウンギヤ52と噛合されている。ドライブギヤ32aは例えばハイポイドギヤが用いられている。
差動機構部34においては、クラウンギヤ52の左側面に略筒形状のデフケース54が連結されている。
そして、当該デフケース54は所謂ダブルピニオン式の遊星歯車機構を有している。詳しくは、デフケース54内周にリングギヤ54aが形成されているとともに、右後輪回転軸26の一端部にサンギヤ56がスプライン嵌合されており、当該リングギヤ54a及びサンギヤ56との間に一方がリングギヤ54aと他方がサンギヤ56と噛合された一対のプラネタリピニオン58a、58bが配設されている。なお、図2、3にはプラネタリピニオン58a、58bがそれぞれ1つずつ図示されているが、当該一対のプラネタリピニオン58a、58bはリングギヤ54aとサンギヤ56との間に、全部で3組配設されている。
そして、各プラネタリピニオン58a、58bの回転軸の左端部は、左後輪回転軸24の一端部にスプライン嵌合された左側プラネタリキャリア60aに軸支されている。一方、各プラネタリピニオン58a、58bの回転軸の右端部は、右後輪回転軸26に回転自在に外嵌された入力中間軸62の左端部とスプライン嵌合された右側プラネタリキャリア60bに軸支されている。
つまり、当該差動機構部34では、エンジン2からの回転駆動力がプロペラシャフト18を介して入力部32からクラウンギヤ52に伝達され、当該クラウンギヤ52とともにデフケース54が回転する。そして、当該デフケース54内周のリングギヤ54aが回転することで、プラネタリピニオン58a、58bが自転しながらサンギヤ56の周りを公転し左側プラネタリキャリア60aを介して左後輪回転軸24へ、右側プラネタリキャリア60bを介して左右駆動力調整機構部36の入力中間軸62へ、及びサンギヤ56を介して右後輪回転軸26へそれぞれ回転駆動力が伝達される。
左右駆動力調整機構部36には、右後輪回転軸26の外周に回転自在に外嵌され上記右側プラネタリキャリア60bと同期回転する入力中間軸62、当該入力中間軸62の右側に配設され同じく右後輪回転軸26の外周に回転自在に外嵌された増速中間軸64、当該増速中間軸64の外周に回転自在に外嵌された減速中間軸66が配設されている。
そして、当該入力中間軸62の右端部、増速中間軸64の左端部、及び減速中間軸66の左端部にはそれぞれ入力カウンタギヤ部62a、増速カウンタギヤ部64a、減速カウンタギヤ部66aが形成されている。これら各カウンタギヤ部62a、64a、66aは回転軸方向に並んでおり、それぞれの歯数は、入力カウンタギヤ部62aに対し増速カウンタギヤ部64aは少なく、減速カウンタギヤ部66aは多く設定されている。
また、上記各カウンタギヤ部62a、64a、66aの外周側には増減速ギヤ68が配設されている。なお、図2、3には1つの増減速ギヤ68のみが図示されているが、当該増減速ギヤ68は、当該各カウンタギヤ部62a、64a、66aの外周側に全部で3組配設されている。
当該増減速ギヤ68は中心軸70が本体ケース30の端部が中央壁部42及び右隔壁部44に支持されている。そして、当該中心軸70の外周に上記入力カウンタギヤ部62aと噛合する入力ギヤ部72、上記増速カウンタギヤ部64aと噛合する増速ギヤ部74、及び上記減速カウンタギヤ部66aと噛合する減速ギヤ部76が、一体をなして回転自在に形成されている。これら各ギヤ部72、74、76の歯数は、入力ギヤ部72に対し、増速ギヤ部74は多く、減速ギヤ部76は少なく設定されている。
つまり、上記入力中間軸62に伝達された回転駆動力は、入力カウンタギヤ部62aから入力ギヤ部72を介して増減速ギヤ68に伝達される。そして、当該増減速ギヤ68の増速ギヤ部74から増速カウンタギヤ部64aを介して伝達される増速中間軸64の回転速度は上記歯数の関係、即ちギヤ比の関係から入力中間軸62の回転速度よりも増速され、一方、減速ギヤ部76から減速カウンタギヤ部66aを介して伝達される減速中間軸66の回転速度は入力中間軸62より減速されて伝達される。
また、増速中間軸64及び減速中間軸66の右側端部には多板式の摩擦クラッチである増速クラッチ部78及び減速クラッチ部80が形成されている。
詳しくは、増速中間軸64の右側端部に増速側ディスク支持部材82がスプライン嵌合されており、当該増速側ディスク支持部材82の外周には複数の増速側インナディスク84が互いに所定の間隔を有しつつスプライン嵌合されている。一方、減速中間軸66の右端部には、上記増速側ディスク支持部材82の左側に位置して、減速側ディスク支持部材86がスプライン嵌合されており、当該減速側ディスク支持部材86の外周には複数の減速側インナディスク88が互いに所定の間隔を有しつつスプライン嵌合されている。
そして、各増速側インナディスク84間及び各減速側インナディスク88間には、それぞれアウタディスク90が配設されている。
さらに、これら各ディスク84、88、90及び各ディスク支持部材82、86を覆うように筒形状のクラッチハウジング92が設けられており、上記アウタディスク90の外周は当該クラッチハウジング92の内周とスプライン嵌合されている。
当該クラッチハウジング92には、増速側の各ディスク84、90及び減速側の各ディスク88、90との間を区画する区画板92aが形成されている。また、当該クラッチハウジング92の左右両側面にはそれぞれ複数の貫通孔92b、92cが周方向に並んで穿設されており、当該貫通孔92b、92cにはそれぞれ軸方向に摺動可能なピストン94a、96aが嵌挿されている。
当該ピストン94a、96aはクラッチハウジング92の左右両側に位置し本体ケース30の右側壁部46及び右隔壁部44にそれぞれ設けられた油圧ピストン機構94、96の一部である。当該油圧ピストン機構94、96は車両1に搭載された図示しないECUにより作動が制御される電子制御油圧発生装置の一部である。
また、クラッチハウジング92は右側端部が右後輪回転軸26とスプライン嵌合されている。
つまり、増速クラッチ部78は当該クラッチハウジング92、右側壁部46に設けられた油圧ピストン機構94、増速側ディスク支持部材82、増速側のインナディスク84及びアウタディスク90から構成され、減速クラッチ部80はクラッチハウジング92、右隔壁部44に設けられた油圧ピストン機構96、減速側ディスク支持部材86、減速側のインナディスク88及びアウタディスク90から構成されている。
そして、例えば増速側のピストン94aにより増速側の各ディスク84、90が押圧されることで増速中間軸64及び右後輪回転軸26との間で駆動力の伝達が行われ、減速側のピストン96aにより減速側の各ディスク88、90群が押圧されることで減速中間軸66及び右後輪回転軸26との間で駆動力の伝達が行われる。なお、当該増速クラッチ部78及び減速クラッチ部80に設けられている各ディスク84、88、90は、基本的にスリップ状態、即ち半クラッチ状態で使用されるものである。
一方、差動制限機構部38は、多板式の摩擦クラッチからなる所謂差動制限用クラッチである。
詳しくは、上記差動機構部34のデフケース54の左側端部に差動制限用クラッチディスク支持部材100がスプライン嵌合されており、当該差動制限用クラッチディスク支持部材100の外周に複数の差動制限用クラッチインナディスク102が互いに所定の間隔を有しつつスプライン嵌合されている。
そして、各差動制限用クラッチインナディスク102間には差動制限用クラッチアウタディスク104が配設されている。
さらに、これら各ディスク102、104を覆うように筒形状の差動制限用クラッチハウジング106が設けられており、上記差動制限用クラッチアウタディスク104は当該差動制限用クラッチハウジング106の内周とスプライン嵌合されている。
当該差動制限用クラッチハウジング106は、右側面がスラストベアリング108を介して本体ケース30の左隔壁部48と回転自在に当接されている。
また、差動制限用クラッチハウジング106は、クラッチケース106aとクラッチフランジ106bの2部品で構成され、クラッチケース106aとクラッチフランジ106bとはスプライン嵌合をしている。したがって、摩擦クラッチディスクを差動制限用クラッチハウジング106内に組入れることが可能となっている。
一方、当該差動制限用クラッチハウジング106の左側面には周方向に並んで複数の貫通孔106cが穿設されており、当該貫通孔106cにはそれぞれ軸方向に摺動可能なピストン110aが嵌挿されている。
当該ピストン110aは差動制限用クラッチハウジング106の左側に位置し本体ケース30の左側壁部50に設けられた差動制限用クラッチ油圧ピストン機構110の一部である。当該差動制限用クラッチ油圧ピストン機構110も上記増速クラッチ78及び減速クラッチ80の油圧ピストン機構94、96と同様に車両1のECUにより作動が制御される電子制御油圧発生装置の一部である。
そして、差動制限用クラッチハウジング106の左側端部は左後輪回転軸24とスプライン嵌合されている。
このように、当該差動制限機構部38は差動制限用クラッチディスク支持部材100、差動制限用クラッチハウジング106、差動制限用クラッチ油圧ピストン機構110、差動制限用クラッチインナディスク102及び差動制限用クラッチアウタディスク104から構成されている。
そして、例えばピストン110aにより各ディスク102、104が押圧され係合されることで、デフケース54から伝達される回転が差動制限用クラッチハウジング106を介してそのまま左後輪駆動軸24に伝達されることとなる。なお、当該差動制限用クラッチインナディスク102及び差動制限用クラッチアウタディスク104は完全に係合(直結)させることが可能な、例えばスチールディスクを使用する。
以下このように構成された左右駆動力配分装置の作用について説明する。
当該左右駆動力配分装置28では、エンジン2からの回転駆動力が入力部32のドライブギヤ32aから差動機構部34のクラウンギヤ52に伝達される。
そして、当該差動機構部34では、デフケース54が回転することでリングギヤ54aを介してプラネタリピニオン58a、58bが自転及び公転し、左側プラネタリキャリア60aを介して左後輪回転軸24へ、サンギヤ56を介して右後輪回転軸26へ回転駆動力が伝達される。
こうした差動機構部34の動作により、回転軸24、26の回転速度差はプラネタリピニオン58a、58bの挙動で許容され、入力される回転駆動力は左右輪20、22の回転軸24、26に均等に伝達される。
また、右側プラネタリキャリア60bの回転は入力中間軸62を介して左右駆動力調整機構部36に伝達される。
当該左右駆動力調整機構部36では、入力中間軸62から入力される回転速度が増減速ギヤ68を介することで、増速中間軸64には増速されて、減速中間軸66には減速されて伝達される。
一方、上記差動機構部34のサンギヤ56を介して右後輪回転軸26が回転することで左右駆動力調整機構部36のクラッチハウジング92も回転する。
そして、ECUの制御に応じて増速側及び減速側のいずれかの油圧ピストン機構94、96のピストン94a、96aが対応する各ディスク84、88、90を押圧することで、増速クラッチ部78または減速クラッチ部80において増速中間軸64または減速中間軸66と右後輪回転軸26との間の駆動力の伝達が行われる。
具体的には、増速クラッチ部78においては、増速中間軸64側の増速インナディスク84の回転速度の方が右後輪回転軸26側のアウタディスク90の回転速度よりも速いため、この状態で当該各ディスク84、90が係合されていくと、回転速度の速い側から遅い側へ駆動力が伝達するという原理により、増速中間軸64側の回転駆動力が右後輪回転軸26側へと移動する。これにより、右後輪回転軸26の駆動力は増加し、一方、増速中間軸64から増減速ギヤ68、入力中間軸62、差動機構部34を介して伝達される左後輪回転軸24の回転駆動力は減少する。
また、減速クラッチ部80を係合させた場合には、逆に右後輪回転軸26の回転駆動力が減少し、左後輪回転軸24の回転駆動力が増加する。
なお、上記増速クラッチ部78及び減速クラッチ部80がそれぞれ非係合状態のときは、差動機構部34の作用のみで左右輪20、22の回転軸24、26へ回転駆動力は伝達される。
一方、差動機構部34のデフケース54の回転駆動力は差動制限機構部38の差動制限用クラッチディスク支持部材100を介して差動制限用クラッチインナディスク102に伝達される。
そして、ECUの制御に応じて差動制限用クラッチ油圧ピストン機構110のピストン110aが各差動制限用クラッチの摩擦クラッチ102、104を押圧し当該各差動制限用クラッチの摩擦クラッチ102、104を係合させることで、差動機構部34において許容されていたデフケース54及び左後輪回転軸24との差動が制限される。
つまり、入力部32からの回転駆動力が直接左後輪回転軸24に伝達される。
さらに、差動機構部34においては、デフケース54、左後輪回転軸24と連結されている左側プラネタリキャリア60a、即ちプラネタリギヤ58a、58b、サンギヤ56との差動が制限されることから、サンギヤ56を介する右後輪回転軸26の差動も制限され、即ち左右後輪20、22の回転軸24、26の差動が制限される。
以上のような作用に基づき、ECUは車両1の運転状態に応じて、左右駆動力調整機構部36の増速クラッチ部78及び減速クラッチ部80、並びに差動制限部38の差動制限用クラッチを制御し、左右後輪20、22に適正な駆動力を配分する。
例えば、車両1の旋回走行時においては、上記左右駆動力調整機構により左右後輪20、22に当該旋回に適した駆動力差を生じさせ旋回性能及びトラクション性能を向上させることができる。
また、車両1の直線走行時においては、上記差動制限機構により左右後輪20、22のスリップを抑制しトラクション性能を向上させることができる。
このように、旋回走行時に加え、直進走行時における走行安定性も向上させることができ、より適正に運転状態に応じた駆動力配分を行うことができる。
また、本実施形態の左右駆動力配分装置28は、本体ケース30の内部が右隔壁部44及び左隔壁部48によって区画され、左右駆動力調整機構部36、差動機構部34及び差動制限機構部38が、軸方向に並んで別々の区画内に収納されている。特に、差動制限機構部38を差動機構部34とは別区画に収納することで、差動制限機構部38のクラッチディスク径が大きく確保され、差動制限機構部38の軸方向の寸法を抑制することができる。
また、差動制限用クラッチハウジング106はスラストベアリング108を介して左隔壁部48に当接しているので、差動制限用クラッチ油圧ピストン機構110の押し付け力が左隔壁部48によって支持される。更に、左隔壁部48には、軸受け49を介してデフケース54が支持されているので、デフケース54に固定されているドライブギヤ32aからの反力も支持される。したがって、ドライブギヤ32aに差動制限用クラッチ油圧ピストン機構110の押し付け力の影響を低減され、ドライブギヤ32aの耐久性を向上させることができる。
次に、本発明に係る左右駆動力配分装置28の潤滑について説明する。
図4は、本発明に係る差動制限機構部38の詳細な収納構造を示す断面図である。また、図5は、潤滑油導入路120の入口部の形状を示す参考図である。
図4に示すように、本実施形態では特に、差動制限機構部38の周囲を覆う左側壁部50に潤滑油導入路120が形成されている。潤滑油導入路120の一端は、差動制限機構部38の半径方向外方に面して左側壁部50の内壁に開口している。潤滑油導入路120は、この一端の開口部121から左方に延び、更に左側壁部50内を左後輪回転軸24に向かって延びて、差動制限用クラッチハウジング106の左側であって左後輪回転軸24の周囲に形成された空間123に他端が開口している。
図5に示すように、潤滑油導入路120は開口部121から差動制限機構部38のクラッチケース106aの回転方向に沿ってその接線方向に延びるように形成されている。
差動制限用クラッチハウジング106と左後輪回転軸24とのスプライン嵌合部122は、その歯の一部が抜けた構造になっている。即ち、このスプライン嵌合部122の歯の抜けた部分に、左後輪回転軸24の外周に沿って軸方向に延びる連通路125が形成されている。連通路125は、差動制限用クラッチハウジング106の左側の空間123と右側の空間124とを連通しており、本実施形態では周方向に等間隔で4箇所配置されている。
また、デフケース54の左側端部には、差動制限用クラッチハウジング106の右側の空間124と、軸受け49の左側の空間126とを連通する連通孔127が設けられている。
左隔壁部48の鉛直下部には、差動制限機構部38と差動機構部34との間で潤滑油の行き来が自在となるように、開口部が設けられている。
このような構成により、本実施形態では、左後輪回転軸24の回転に伴って差動制限機構部38が回転することで、本体ケース30内に封入している潤滑油が掻き揚げられる。この掻き揚げられた潤滑油のうち開口部121に到達した潤滑油は潤滑油導入路120内に流れ込む。潤滑油導入路120内に流入した潤滑油は、後から流れ込む潤滑油によって押し込まれるようにして潤滑油導入路120を通過して、差動制限用クラッチハウジング106の左側の空間123に到達する。
差動制限用クラッチハウジング106の左側の空間123に到達した潤滑油の一部は、スプライン嵌合部122に設けられた連通路125を通過する。連通路125を通過して、差動制限用クラッチハウジング106の右側の空間124に到達した潤滑油は、遠心力により半径方向外方に移動し、連通孔127を通過して軸受け49の左側の空間126に到達する。したがって、この左側の空間126に到達した潤滑油により、軸受け49を潤滑することができる。
軸受け49は、デフケース54と左隔壁部48との間に設けられて周囲を囲まれており、更に左後輪回転軸24に近接して配置されているので、差動制限機構部38の回転によって掻き揚げられる潤滑油を直接受けることが困難である。しかしながら、本実施形態では、潤滑油導入路120により潤滑油を左後輪回転軸24の近くまで導入させることができる。更に差動制限用クラッチハウジング106のクラッチフランジ106bのように左後輪回転軸24とスプライン嵌合した遮蔽物があっても、スプライン部122に連通路125を設けることで左後輪回転軸24に沿って軸方向に潤滑油を導入させることができる。したがって、ドライブギヤ32a側から軸受け49に潤滑油を導入させる必要がないので、デフケース54と左隔壁部48との隙間を広げなくともよい。また、本体ケース30内に封入する油量を増やす必要もなく、撹拌抵抗の増加を防ぎ燃費の低下を抑制することができる。また、潤滑油を供給するための圧送ポンプを新たに設ける必要がないので、コスト増加を防止することができる。
また、潤滑油導入路120を通過した潤滑油は、差動制限用クラッチハウジング106の右側の空間123から軸受け51にも給油されるとともに、連通孔127を通過して軸受け49の左側の空間126から作動制限機構部38の中心側部分にも給油可能となる。このようにして、簡易な構成で左後輪回転軸24付近の軸受けやその他装置に給油が可能となり、これらの装置の耐久性を向上させることができる。
なお、潤滑油の供給量は、潤滑油導入路120の孔径や連通路125の個数(スプライン部122の欠歯数)により調節可能である。
以上で本発明に係る左右駆動力配分装置の実施形態についての説明を終えるが、実施形態は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、図6のような構成の左右駆動力配分装置に本発明を適用してもよい。詳しくは、図6に示す左右駆動力配分装置200は、上記実施形態の差動機構部34に設けられ遊星歯車機構を有するデフケース54に代えて、差動機構部202に所謂ベベルギヤを有するデフケース204を設けた構成をなしている。このような左右駆動力配分装置200においても、左後輪回転軸24に近接し配置されている軸受け49等の装置を簡易な構成で
潤滑することができる。
また、この変形例の他にも、例えば、上記実施形態では四輪駆動車の後輪側に当該左右駆動力配分装置28が設けられているが、これに限られるものではなく、例えば四輪駆動の前輪側に設けた左右駆動力配分装置16や、前輪駆動車または後輪駆動車に設けた左右駆動力配分装置に適用することも可能である。
また、上記実施形態では、車両1はエンジン2を駆動源としているが、駆動源はこれに限られるものではなく、例えばモータ等の駆動源であってもよい。
本発明に係る左右駆動力配分装置を備えた車両の全体構成図である。 左右駆動力配分装置の断面図である。 左右駆動力配分装置を模式的に示した構成図である。 本発明に係る差動制限機構部の詳細な収納構造を示す断面図である。 潤滑油導入路の入口部の形状を示す参考図である。 本発明のその他の実施例の左右駆動力配分装置を模式的に示した構成図である。
符号の説明
1 車両
24 左後輪回転軸
28 左右駆動力配分装置
30 本体ケース
32a ドライブギヤ
34 差動機構部(差動手段)
38 差動制限機構部(差動制限手段)
48 左隔壁部(隔壁部)
49 軸受け
50 左側壁部
51 軸受け
54 デフケース
106 差動制限用クラッチハウジング
120 潤滑油導入路
121 開口部
122 スプライン嵌合部
125 連通路

Claims (3)

  1. 車両の駆動源からの駆動力を該車両の運転状態に応じて左右輪回転軸へ配分する左右駆動力配分装置であって、
    前記駆動源からの駆動力を、車両の左右輪回転軸の回転差を許容しつつ、該左右輪回転軸に伝達可能な差動手段と、
    前記差動手段に対して前記左右輪回転軸の軸線と同軸上に配置されるとともに、前記差動手段に制限トルクを作用させ前記左右輪回転軸の回転差を制限可能な差動制限手段と、
    前記差動制限手段及び前記差動手段を収納し、前記差動制限手段の側方を覆う側壁部に前記左右輪回転軸が貫通可能な軸孔を有するとともに、前記差動手段を収納する一領域側と前記差動制限手段を収納する他領域側とを区画する隔壁部を有し、内部に潤滑油が封入された本体ケースと、を備え、
    一端が前記差動制限手段の半径方向外方に面して前記本体ケースの内壁に開口し、前記側壁部内を通過して、他端が前記軸孔の縁部に開口する潤滑油導入路が前記本体ケースに形成されたことを特徴とする左右駆動力配分装置。
  2. 前記差動制限手段は、前記左右輪回転軸にスプライン嵌合して支持され、
    前記左右輪回転軸の外周に沿って軸方向に延びる連通路が形成されるように、前記スプライン嵌合の歯の一部が欠けていることを特徴とする請求項1に記載の左右駆動力配分装置。
  3. 前記隔壁部に前記左右輪回転軸が貫通する軸孔に軸受けが挿入され、
    前記潤滑油導入路及び前記連通路は、前記軸受けに潤滑油を導入することを特徴とする請求項2に記載の左右駆動力配分装置。
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